JP5022242B2 - モーア - Google Patents

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Description

本発明は、主として芝刈り用に利用されるモーアに関する。
芝刈り用のモーアとしては、天井面が扁平に形成されたフラットデッキ型のモーアデッキの内部に、縦軸心周りに回転駆動される複数の回転ブレードを並列配備するとともに、モーアデッキの内方前部に、回転ブレードの先端回動軌跡に沿った形状の前部バッフルプレートを設けて、刈草を繰り返し持ち回り細断してモーア通過跡に放置してゆくマルチング形態での草刈り作業を行えるように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−253387号公報
マルチング形態での草刈り作業においては、各回転ブレードを装備した細断室を互いに独立させることで、各切断室で独立した刈草の持ち回り細断を行うのであるが、切断室の周壁からブレード回転中心側に向かう刈草ガイドを縦壁状に設け、切断室内を旋回流動する刈草をブレード回転中心側に案内して失速落下させることで、細断性能を一層高める手段を導入することも行われている。
しかし、従来構造においては、板材からなる刈草ガイドがモーアデッキの天板部に縦壁状に取り付けられていたために、前部バッフルプレートによって形成された切断室周壁と刈草ガイドとの間に平面視で楔形の空間が存在しており、この空間に刈草の一部が入り込んで泥土と共に付着し、草刈り作業を終える頃には大きい塊となって固着してしまうことがある。このように固化した塊は、洗浄水をかけた程度では除去することができず、バールなどで突き崩すような処理が必要となり、草刈り作業後のモーア清掃に手間がかかるものとなっていた。
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、草刈り作業後のモーア清掃を容易に行えるようにすることを目的としている。
第1の発明は、モーアデッキの内部に互いに連通した複数の切断室を横方向に並列し、各切断室に縦軸心周りに回転駆動される回転ブレードを装備したモーアにおいて、
前記切断室の内部上方に、切断室内を旋回流動する刈草をブレード回転中心側に向けて案内する刈草ガイドを縦壁状に設けるとともに、
前記刈草ガイドにおける前記刈草をブレード回転中心側に向けて案内する面とは反対側の面と、前記切断室周壁との間に空間が形成され、この空間に刈草が侵入するのを防止する遮蔽部材を設けてあることを特徴とする。
上記構成によると、刈草ガイドと切断室周壁との間には、刈草や土が侵入して固着する空間が存在せず、草刈り作業の後、モーアデッキ内面に付着した刈草や土は洗浄するだけでも容易に除去することができる。
従って、第1の発明によると、塊になった付着物をバールなどで突き崩すような手間は不要となり、草刈り作業後のモーア清掃を容易に行えるようになった。
第2の発明は、上記第1の発明において、
前記遮蔽部材は、
前記空間の後向き開口を塞ぐ後壁と、
前記空間を下方から塞ぐ底板と、を備えるものである。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、
遮蔽部材を刈草ガイドに高さ調節可能に取り付け支持してあるものである。
上記構成によると、刈草の量、湿り具合、地面からの土の舞い上がり具合、などの作業条件に応じて遮蔽部材の下面の高さを変更し、遮蔽部材の下面に沿って流動する刈草を円滑に流動させて持ち回り細断することができる。
図1に、本発明に係るモーアMを装着した乗用型芝刈り機の全体側面が、図2に全体平面がそれぞれ示されている。この乗用型芝刈り機は、キャスタ輪に構成された左右一対の前輪1と左右一対の駆動後輪2を備えた走行機体3における前後輪間の下方に、モーアMが四連リンク構造のリンク機構4を介して吊り下げ支持された構造となっている。リンク機構4を油圧シリンダ5によって昇降操作することで、モーアMを略平行に昇降できるよう構成されるとともに、走行機体3の後部にエンジン6が搭載され、その前部に運転座席7および門形の転倒保護フレーム(ROPS)8が配備されている。
詳細な構造の説明は省略するが、エンジン6の出力はカウンターケース9に入力されて走行系と作業系とに分岐され、走行系の動力はカウンターケース9の左右両側に配備された図示されない左右一対の油圧式の無段変速装置(HST)に入力され、その変速出力が減速ケース10を介して左右の後輪2に伝達されるようになっている。左右の後輪2を駆動する無段変速装置は、運転座席7の左右両脇に前後揺動操作可能に配備された左右一対の走行レバー11を各別に揺動操作することで、左右の後輪2をそれぞれ独立して無段階に前後進変速するよう構成されており、左右の走行レバー11の操作具合によって直進前後進、ピボットターン、および、スピンターンを任意に行うことができるようになっている。カウンターケース9で分岐された作業系の動力は、ケース前面下部に突設されたPTO軸12から前方に向けて出力されてモーアMに軸伝達されるようになっている。
図3および図4に示すように、モーアMは、下向きに開放されたモーアデッキ15の内部に、縦軸心p周りに回転駆動される3枚の回転ブレード16L,16C,16Rが、中央の回転ブレード16Cが少し前方に偏位するよう平面視で三角配置されて軸支された構造となっており、走行機体3が直進移動した際に、隣接する回転ブレード16L,16C,16の先端回動軌跡の左右端が前後に重複し、刈残しの無い草刈りが行えるようになっている。
PTO軸12から取り出された作業用動力が、モーアデッキ15の中央上面に配備されたベベルギヤケース21に屈曲および伸縮自在な軸伝動機構22を介して伝達され、ベベルギヤケース21で縦軸回転に変換された回転動力が中央の回転ブレード16Cの回転軸23Cに伝達されるとともに、回転軸23Cと左右の回転ブレード16L,16Rの回転軸23L,23Rとがベルト24によって巻き掛け連動され、各回転ブレード16L,16C,16Rにおける回転軌跡の前半部が排出口d側に向かうように、各回転ブレード16,17,18が同方向(上面視で時計回り方向)に等速で回転駆動されるようになっている。モーアデッキ15の周囲には障害物乗り越え用の遊転輪(アンチスキャルプローラ)25が配備されており、上方への移動融通をもってリンク機構4に吊り下げ支持されたモーアMに地上の斜面や隆起部などに接近すると、遊転輪25のいずれかが隆起部などに乗り上がることでモーアMが相対的に持ち上げられて、モーアデッキ15が直接に接触して地面を削ることが回避されるようになっている。
例示したモーアMは、各回転ブレード16L,16C,16Rで刈草を持ち回り細断してモーア通過跡に放置してゆくマルチング形態に構成されている。すなわち、モーアデッキ15の内部前側には、各回転ブレード16L,16C,16Rにおける先端回動軌跡の前側部分に沿って波形に屈曲された前部バッフルプレート18(切断室周壁に相当)と、先端回動軌跡の後側部分に沿って波形に屈曲された後部バッフルプレート19とが縦壁状に垂設され、各回転ブレード16L,16C,16Rの切断室26が互いに独立して形成されている。
各切断室26における前部には刈草ガイド27が縦壁状に設けられている。刈草ガイド27は、各切断室26における前方周壁の左右中心部から斜め後方に向けて延出されており、各切断室26内の前半部を旋回流動する刈草をブレード回転中心側に向けて案内するように、後方部位ほどブレード回転中心側に近づくよう内向きに凹入湾曲されている。
このように、互いに独立した切断室26内で刈草を持ち回り流動させるとともに、刈草ガイド27によって刈草をブレード回転中心側に向けて案内して失速落下させることで、各切断室26内での刈草の持ち回り細断性能が高められている。
図5,図6に示すように、刈草ガイド27と前部バッフルプレート18の間には平面視で楔形の空間が存在することになり、この楔形空間に刈草が侵入するのを防止する遮蔽部材28が取り付けられている。この遮蔽部材28は、図7に示すように、刈草ガイド27の外側面に沿う連結壁28aと、楔形空間の後向き開口を塞ぐ後壁28bと、楔形空間を下方から塞ぐ底板28cを備えており、刈草ガイド27と連結壁28aとを左右2箇所でボルト締結するよう構成されている。刈草ガイド27には、連結孔27aが上下2組備えられており、図6,図7の二点鎖線,図8に示すように、後壁28bの高さの異なった複数種の遮蔽部材28を上下いずれかの連結孔27aに取り付けることで、遮蔽部材28の底面高さを変更調節することができるようになっている。
刈草ガイド27の下端辺には、後方ほど浅い凹部27bが形成されており、図8に示すように、遮蔽部材28の底面を高くして取り付け際に、刈草ガイド26で後方に流動案内される刈草の一部を凹部27bを通って遮蔽部材28の下方に流出させ、刈草が切断室26のブレード回転中心側に向けて過剰に案内されることを緩和し、切断室26内での中心側および外周側で均一な細断が行われる。
なお、前部バッフルプレート18および刈草ガイド27を取外すことで、各回転ブレード16L,16C,16Rで刈取った刈草をモーアデッキ15の前方周壁15aで右方に案内し、デッキ右端に開口された排出口dから排出するサイドディスチャージ形態での草刈り作業を行うことができる。
〔別実施形態〕
本発明は、以下のような形態で実施することもできる。
(1)遮蔽部材28を樹脂成形されたブロック状のものとすることもできる。
(2)遮蔽部材28を前部バッフルプレート18(切断室周壁)に取り付けたり、前
部バッフルプレート18(切断室周壁)と刈草ガイド26とに取り付けてもよい。
(3)刈草ガイド27と遮蔽部材28とを一体形成して実施することもできる。
乗用型芝刈り機の全体側面図 乗用型芝刈り機の全体平面図 モーアの平面図 モーアの横断平面図 モーアの縦断側面図 刈草ガイド部の側面図 刈草ガイド部を斜め下方から見上げた分解斜視図 別仕様に構成された刈草ガイド部の側面図
15 モーアデッキ
16L 回転ブレード
16C 回転ブレード
16R 回転ブレード
18 切断室周壁
26 切断室
27 刈草ガイド
28 遮蔽部材
28b 後壁
28c 底板
p 縦軸芯

Claims (3)

  1. モーアデッキの内部に互いに連通した複数の切断室を横方向に並列し、各切断室に縦軸心周りに回転駆動される回転ブレードを装備したモーアにおいて、
    前記切断室の内部上方に、切断室内を旋回流動する刈草をブレード回転中心側に向けて案内する刈草ガイドを縦壁状に設けるとともに、
    前記刈草ガイドにおける前記刈草をブレード回転中心側に向けて案内する面とは反対側の面と、前記切断室周壁との間に空間が形成され、この空間に刈草が侵入するのを防止する遮蔽部材を設けてあることを特徴とするモーア。
  2. 前記遮蔽部材は、
    前記空間の後向き開口を塞ぐ後壁と、
    前記空間を下方から塞ぐ底板と、を備える請求項1記載のモーア。
  3. 前記遮蔽部材を前記刈草ガイドに高さ調節可能に取り付け支持してある請求項1又は請求項2記載のモーア。
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