JPH0347465Y2 - - Google Patents

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JPH0347465Y2
JPH0347465Y2 JP1984167028U JP16702884U JPH0347465Y2 JP H0347465 Y2 JPH0347465 Y2 JP H0347465Y2 JP 1984167028 U JP1984167028 U JP 1984167028U JP 16702884 U JP16702884 U JP 16702884U JP H0347465 Y2 JPH0347465 Y2 JP H0347465Y2
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JP
Japan
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cutter
guide wall
mower
grass
wind
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JP1984167028U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、一側に草放出口を有し、その他の周
囲壁が風ガイド壁となつているモアーのモアーデ
ツキ構造に関する。
(従来の技術) 例えば、トラクタに装着されるミツドマウント
モアーにおいては、モアーデツキの一側に草放出
口を形成し、同一方向に回転する複数本のカツタ
で刈取つた草を、カツタの周囲のガイド壁で案内
しながら草放出口から放出するように構成されて
おり、前記ガイド壁はモアーデツキの天井部分と
共に1枚の板金を折曲して形成されている。
(考案が解決しようとする問題点) このような従来技術においては、ガイド壁は垂
直壁となつていて、その下端から風が逃げ易く、
刈跡に刈草が残つたり、トラクタのラジエータに
吸引されてオーバヒートの原因になつたりするこ
とがある。また、1枚の板金から形成されている
だけであるため、石等が衝突すると折曲又は破損
したりすることがある。
(問題を解決するための手段) 本考案は、このような従来技術の問題点を、モ
アーデツキ15のガイド壁30の下部を外方へ弯
曲状に折曲し且つこのガイド壁30の少なくとも
カツタ前方の部分の下部に、カツタ28より下位
の丸棒状材34を設けることにより、総て解決で
きるようにしたものである。
即ち、問題解決手段の具体的構成は、同一方向
に回転する複数本の縦軸に取付けられたカツタ2
8を包囲するモアーデツキ15の一側に草放出口
29を形成し、カツタ28の進行方向後方にカツ
タ回転軌跡38に略沿う円弧状背壁31を形成
し、且つこの背壁31から連続するカツタ28の
側方及び前方で刈草を前記草放出口29へ案内す
るガイド壁30を形成し、このガイド壁30の下
部を外方へ弯曲状に折曲して下端折曲部33を形
成したモアーにおいて、 前記複数枚のカツタ28の少なくとも前方に位
置するガイド壁30の内面30aの下部には、カ
ツタ28より下位で且つ風流動方向に沿つた丸棒
状材34が下端折曲部33と略同高さで隣接して
溶着されている点を特徴とする。
(作用) 草を刈取るカツタ28によつて起こされた風
は、ガイド壁30の内面30aの下部に設けられ
た補強用丸棒状材34によつてガイド壁下端から
外へ逃げるのが阻止され、また草放出口29の方
へ流動案内される。ガイド壁30の下端には外方
へ弯曲状に折曲した下端折曲部33が形成され、
丸棒状材34はこの下端折曲部33との間に形成
される開先を利用して溶着されている。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図乃至第3図において、1は農用トラクタ
で、その機体2は、中途部にエンジン3とクラツ
チケース4とを備え、後部にミツシヨンケース5
を備え、それらを左右1対の車枠6で連結してお
り、この車枠6の前底部には支筒7を介して前車
軸ケース8がセンタピボツトされ、その支筒7内
には前部PTO軸9が回転自在に支持され、エン
ジン3のクランク軸の動力をベルト伝動手段10
を介して伝達可能に構成されている。11はラジ
エータを示している。
13はミツドマウント型モアーで、吊下げ装置
14を介して、トラクタ1の腹下部に装着されて
いる。モアー13のモアーデツキ15上には伝動
ケース16と中央のギヤケース17とが配置さ
れ、ギヤケース17から伝動ケース16を貫通し
てモアーデツキ15下部まで1本の縦軸18が設
けられており、ギヤケース17から前方突出状の
入力軸19と1対のベベルギヤを介して連動可能
となつている。前記入力軸19は自在接手26を
介して前記PTO軸9に連結されている。
モアーデツキ15には縦軸18の他に、その左
右後方に2本の縦軸21,22が支軸されてお
り、2本の縦軸21,22は伝動ケース16内に
設けられたベルト伝動手段23によつて、縦軸1
8と連動されて同一方向に回転駆動される。24
はベルト25のテンシヨンプーリを示す。
前記各縦軸18,21,22の下端にはカツタ
28が取付けられている。このカツタ28には径
外側が漸次高くなつた風起し部28aが形成され
ており、牧草を切断すると同時に放射方向へ放出
する。
前記モアーデツキ15は平面視において前部中
央が前方へ突出した山形状に形成され、3本の軸
のカツタ28を包囲しており、その一側に草放出
口29が形成され、その他の外周、即ち、カツタ
28の前側、左側及び後側には夫々ガイド壁30
及び背壁31が形成されている。
ガイド壁30はデツキ15の天井32を形成し
ている板材の外周を下向きに折曲して形成したも
ので、3枚のカツタ28の進行方向前方から左カ
ツタ28の略後方まで延設されており、その下縁
は外向き突出状に折曲され、且つ内面30aには
その下端折曲部33と略同高さで隣接して丸棒状
材34が溶着されており、下端折曲部33の弯曲
状折曲個所と丸棒状材34の円形外周との間はV
形開先となり、この開先を利用して溶接されてい
る。
即ち前記ガイド壁30の内面30aの下部には
略全長に亘つて丸棒状材34が固定されており、
この棒状材34はカツタ28、特にその風起し部
28aより下位に位置し、内面30aに当つた風
がその下端から外へ逃げないようにすると共に、
棒中心より上側に当つた風を積極的に上昇させる
ようにしており、また風が内面30aに沿つて草
放出口29方向へ流動するのを案内補助してい
る。更に、この丸棒状材34は下端折曲部33が
ガイド壁30の強度向上を図つているのと同様
に、ガイド壁30の補強材となつている。
前記丸棒状材34は風逃げ防止兼補強の目的か
らは、3枚のカツタ28の前方にあるガイド壁3
0の前側部分だけでも良いが、第2図に示すよう
に、左カツタ28の後側に至るガイド壁30の側
部にも設けておくほうが好ましい。これは、この
部分が背壁31との接続部分で、1枚のカツタ2
8でしか風が発生しなく、風量が少ないため、風
が逃げ易くなつているためである。
このガイド壁30の側部での風の逃げをより少
なくするには、第4図に示すように、背壁31の
下部にも内方突出状の丸棒状材35を設ければ良
い。この丸棒状材35は断面長方形の棒、即ち板
材を溶着したものであり、背壁31からの風の逃
げを防止することにより風量が多くなり、且つガ
イド壁30の丸棒状材34と連続することによ
り、モアーデツキ15の左側方からの風の逃げを
効果的に防止できる。
丸棒状材34は中実棒に限らずパイプでも良
い。
前記背壁31はデツキ15の天井32を形成し
ている板材とは別個に形成したバキユーム板37
を天井32に溶着して形成されており、3枚のカ
ツタ28の各回転軌跡38に略沿う円弧状に形成
されている。即ち、1枚のバキユーム板37に3
つの円弧状部分を形成して3枚のカツタ28の回
転軌跡38に近接配置して、切断された刈草がカ
ツタ28によつて連廻りされたときにデツキ後方
から逃げないよう仕切ると共に、カツタ28の後
方での風の流路を形成している。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、モアーデツキ1
5のガイド壁30の少なくともカツタ前方に位置
する部分の内面30a下部には、カツタ28より
下位で且つ風流動方向に沿つた丸棒状材34が固
定されているので、ガイド壁30を補強できると
同時に内面30a下端からの風の逃げを防止する
ことができ、刈草を刈跡に残すことなく草放出口
29へ案内することができる。また、前記棒状材
34は丸棒で形成され、ガイド壁30の下部を外
方へ弯曲状に折曲して形成された下端折曲部33
と略同高さで隣接して溶着されているので、わざ
わざ開先を形成しなくとも、両者の間が大きな開
先となるので溶接が極めて容易にでき、しかも溶
接は下面側であるので、溶接仕上処理がラフで良
く、モアーデツキの製作が簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部断面側面
図、第2図は同平面図、第3図は第2図の−
線断面図、第4図は第2図の−線断面図であ
る。 1……トラクタ、13……モアー、15……モ
アーデツキ、18……縦軸、21,22……縦
軸、28……カツタ、28a……風起し部、29
……草放出口、30……ガイド壁、30a……内
面、31……背壁、34……丸棒状材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 同一方向に回転する複数本の縦軸に取付けられ
    たカツタ28を包囲するモアーデツキ15の一側
    に草放出口29を形成し、カツタ28の進行方向
    後方にカツタ回転軌跡38に略沿う円弧状背壁3
    1を形成し、且つこの背壁31から連続するカツ
    タ28の側方及び前方で刈草を前記草放出口29
    へ案内するガイド壁30を形成し、このガイド壁
    30の下部を外方へ弯曲状に折曲して下端折曲部
    33を形成したモアーにおいて、 前記複数枚のカツタ28の少なくとも前方に位
    置するガイド壁30の内面30aの下部には、カ
    ツタ28より下位で且つ風流動方向に沿つた丸棒
    状材34が下端折曲部33と略同高さで隣接して
    溶着されていることを特徴とするモアーのモアー
    デツキ構造。
JP1984167028U 1984-11-01 1984-11-01 Expired JPH0347465Y2 (ja)

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JP1984167028U JPH0347465Y2 (ja) 1984-11-01 1984-11-01

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JPS6180621U JPS6180621U (ja) 1986-05-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0510569Y2 (ja) * 1986-12-15 1993-03-16

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US3483684A (en) * 1967-07-11 1969-12-16 Gilson Brothers Co Mounting linkage for rotary mowers
JPS596434B2 (ja) * 1976-10-05 1984-02-10 フイツシヤ−・エンド・ポ−タ−・コンパニ− 伝送器

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