JPH0312114A - 加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パン類やケーキ等の菓子類などの食品の加熱
調理に使用される加熱調理器に関するものである。

〔従来の技術〕

従来より、加熱室内にこね容器を設けて、このこね容器
中に粉や水等の材料のこね合わせを行い、パンなどを自
動で焼きしげる加熱調理器が実用化されている。

第５図はこのような従来の加熱調理器の−・例を示す断
面図である。この図において、加熱室（１）のＬド近傍
には、上ヒータ（２）と上ヒータ（３）とを設け、加熱
室（１）内をこれらＬ下のヒータ（２）（３）により加
熱するように構成したものである。前記加熱室（１）内
にはこね容器（４）と、このこね容器（４）の取付台（
５）とを一体に設けると共に、加熱室（１）内に着脱可
能に装着してある。また、こね容器（４）内には回転羽
根（Ｂ）を設けてあり、この回転羽根（６）の回転軸（
７）を取付台（５）の中空部に突入させて、その突入軸
端部を連結器（８）を介して駆動機構（９）の出力軸（
１０）に係脱可能に連動連結してある。また、駆動機構
（９）は前記出力軸（１０）を有する従動ブーＩＪ（Ｉ
Ｉ）と、本体外殻に内蔵のモータ（１２）に設けた駆動
プーリ（Ｉ３）間にベルト（１４）を掛は渡してなるも
のである。

このような構成において、こね容器（４）内に粉、水、
イースト等のパン材料を入れて、所要の操作１１゛うと
、モータ（１２）の駆動により駆動機構（９）および連
結器（８）を介して回転羽根（６）が回転して、これら
の材料がパン生地の状態になるまで十分なこね合わせが
施される。このこね合わせが完了すると、内蔵の制御部
（図示せず）の働きにより醗酵加熱モードに切り換わっ
て上上ヒータ（２）（３）が動作し始め、加熱室（１）
内の雰囲気温度が醗酵温度となるまで加熱される。醗酵
が完ｒすると、焼きＬげ加熱モードとなって、前記ヒ下
ヒータ（２）（３）により加熱室（１）内の雰囲気温度
が焼き］二げ温度まで加熱され、パンが焼きトげられて
いくものである。（Ｂ）はこね容器（４）内で焼き上が
ったパンの状態を示している。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、このような構成の従来の加熱調理Ｗにあ
っては、前記取付台（５）は一般にアルミダイキャスト
等により形成されるものであり、トニ面がこね容器（４
）の外底面に全面的に密着して一体的に固着されている
ため、上ヒータ（３）から加熱室（１）に伝わる熱のう
ち、相当ｉ、１が取付台（５）に奪われて、パン（Ｂ）
のド面が加熱に（（、均一な焼きＬがりが得られにくい
という問題点があった。

このため、−１ユ記のような従来構造において、パン（
Ｂ）の上面を適度に焦がすためには、下ヒータ（３）の
電力を人き（設定する必要があるが、このように入電力
を供給すると、上ヒータ（２）とＦヒータ（３）との加
熱暖のバランスが崩れ、パン（Ｂ）の下面のみが焦げ過
ぎた状態となるだけでなく、取付台（５）の中空部に配
設された回転羽根（６）の駆動機構部分が過大に加熱さ
れて劣化が早められるという問題点が生じるものであっ
た。

本発明は、このような従来の問題点を解消するものであ
って、比較的簡単な構造変更により、パンなどの食品の
下面を効果的に加熱できて、均一に焼き上げることが可
能な加熱調理器の提供を目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

一ヒ記目的を達成するために、本発明の加熱調理器は、
外殻を構成する本体に、食品が収納される加熱室と、こ
の加、Ｓ室の−１−一ドカに位置して同加熱室内の雰囲
気温度をｌ　ｈ’させる加熱装置とを内装すると共に、
前記加熱室内に食品こね合わせ用のこね容器と、このこ
ね容器の取付台とをｄ脱自在に配設し、史に、前記こね
容器の底壁、Ｌに回転羽根を配設して、この回転羽根の
回転軸を前記取付台の中空部に突入させて、この取付台
の中空部において回転駆動部に係脱可能に連結する電力
、前記こね容器の外底面を前記取付台の上面に部分的な
接触状態で固着したことを特徴きするものである。

また、こね容器の外底面と取付台の上面を部分的に接触
させる構造としては、取付台上面の外周端面より所定・
Ｊ゛法だけ内方にこね容器の外底面に接触する取付而を
突設するか、取付台り面に部分的に同一・高さだけ突出
する複数の突出面を形成し、この突出面によりこね容器
の外底面に接触する。

あるいは、取付台ヒ壁に部分的に開口部を形成して、前
記開Ｌ１部を囲む１−面部分によりこね容器の外底面に
接触する取付而を構成する。史には、こね容器の外底面
に部分的に下方に突出する複数の突出部を形成し、この
突出部を取付台の外底面に接触させるようにしてもよい
。

〔作　　　用〕

Ｌ記構酸によると、こね容器の外底面を前記取付台の上
面に部分的な接触状態で固着しているので、こね容器と
取付台との接触面積が小さくなる。

したがって、取付台とこね容器との熱伝導が従来構造と
比較して相対的に減少するので、加熱装置の電力を増大
させなくても、こね容器の底部を適正に加熱できて電力
消費が抑制され、経済性に富むものとなる。

しかも、取付台の中空部に配設された回転羽根の回転駆
動部を過熱により劣化させるという不都合も生じないの
で、寿命および信頼性の向上を図ることができる。

更に、−Ｌ方の加熱装置の出力を適宜調整することによ
って、」−下両面共均一に加熱できて、パンなどの食品
を均一で好ましい焼き一ヒがりを実現できる。

〔実　施　例〕

以ド、本発明の・実施例を図面を参照しながら詳細に説
明する。第１図はこの実施例に係る加熱調理器の構造を
示す断面図である。

第１図において、（２０）は加熱調理器の外殻を構成す
る本体であって、この本体（２０）には食品が収納され
る加熱室（２１）と、この加熱室（２Ｉ）の上壁と底壁
とに沿って配設された加熱装置としての１−ヒータ（２
２）と下ヒータ（２３）とが内装されており、これらト
下ヒータ（２２）（２３）により加熱室（２１）内の雰
囲気温度をヒータ加熱するようになっている。

また、加熱室（２１）内には導波管（２４）が設けられ
、この導波管（２４）を介して加熱室（２１）と同室（
２り側方に配設されたマグネトロン（２５）間を連絡し
て、加熱室（２１）内に電波を照射するように構成され
ている。（２Ｂ）はマグネトロン（２５）の冷却用ファ
ンであって、本体（２０）側壁に設けた吸気窓（２７ａ
）から外気を吸引して、加熱室（２り側壁に設けた送風
孔（２７ｂ）を加熱室（２１）内に冷却風を送る。

史に、前記加熱室（２１）内には食品こね合わせ用のこ
ね容器（２８）と、このこね容器（２８）の取付台（２
３）とが配設されている。取付台（２９）は断面門形の
脚体状に形成されて、こね容Ｗ（２ｇ）と一体に設けら
れ、加熱室（２１）内に着脱自在に装着される。

また、こね容器（２８）の底壁上には回転羽根（３０）
が配設されている。この回転羽根（３０）の回転軸（３
１）を前記取付台（２９）の中空部（２９ａ）に突入さ
せてあり、この取付台（２９）の中空部（２９ａ）にお
いて回転駆動部（３２）に連結してある。この回転駆動
部（３２）は出力軸（３３）を有する従動プーリ（３４
）と、本体（２０）に内蔵のモータ（３５）に設けた駆
動プーリ（３Ｂ）間にベルト（３７）を掛は渡してなる
もので、前記従動プーリ（３４）の出力軸（３３）を加
熱室（２１）内に突入させてその軸端を取付台（２９）
の中空部（２９ａ）に位置させてあり、適宜な継手装置
（３８）を介して前記回転羽根（３０）の回転軸（３１
）と係脱可能に連結してある。

第２図は前記こね容器（２８）と取付台（２９）とを拡
大して示す断面図である。前記取付台（２９）はアルミ
ダイキャストにより形成されており、こね容器（２８）
の底壁にはリベッｌ−（３９）等により一体的に固着連
結されている。この取付台（２９）のＬ面外周端面より
所定寸法内方には、容器（２８）と台（２９）との固着
状態において、前記こね容器（２８）の外底面に接触す
る平坦な取付面（４０）を突設してあり、これによって
、こね容器（２８）の取付面（４０）の幅寸法（ａθは
取付台（２９）の側面の幅寸法（ａ２）よりも必然的に
小さくなり、従来と比較してこね容器（２８）との接触
面積が大幅に縮減されるものである。

また、前記回転羽根（３０）の回転軸（３１）は取付台
（２９）の取付面（４０）が形成されている土壁中心に
取付けられた焼結合金等からなる軸受（４Ｎ）により回
転支持されている。（４２）は前記取付台（２９）の土
壁とこね容Ｗ（２８）の底壁との中心部間に亙って漏水
防止用ゴムシールである。

Ｌ記構酸の加熱調理器により、例えばパンを作るときは
、まず、こね容器（２８）内に粉、水、イースト等のパ
ン材料を入れた後、モータ（３５）を駆動させて回転羽
根（３０）を回転させて、パン生地となるまで、パン材
料を十分にこね合わせる。このこね合わせの途中、パン
生地の温度が［、昇すると、こね［−かり状態が悪くな
るので、温度が一ヒ昇したときには冷却用ファン（２Ｂ
）を回転駆動して、加熱室（２１）内に冷却風を送り、
パン生地の冷却を行う。

こね過程の完了後、本体（２０）に内蔵の制御部（図示
せず）の働きにより、醗酵加熱モードに切り換わって、
ヒ下ヒータ（２２）（２３）が動作して加熱室（２１）
内の雰囲気温度が醗酵温度となるまで加熱される。醗酵
が完了すると、焼きＬげ加熱モードとなって、−Ｌ下ヒ
ータ（２２）（２３）により加熱室（２１）内の雰囲気
温度が焼きＬげ温度まで加熱され、ノ寸ン（Ｂ）が焼き
−Ｌげられる。

この焼き上げ加熱モードにおいて、こね容１（２８）の
外底面は取付台（２９）の上面に部分的な接触状態で固
着されていて、取付台（２９）とこね容Ｖ！Ａ（２８）
間の伝熱面積を小さくしてあるので、取付台（２９）と
こね容器（２８）の熱伝導が従来と比較して大幅に少な
くなり、ドヒータ（２３）の熱がこね容Ｗ（２８）の底
部まで回り込むことになり、これによって／イン（Ｂ）
のド面が１−分に加熱され、パン（Ｂ）のＬド両面の均
一加熱を実現できるものである。

また、パンの作成時においては、外気温が旨い場合等に
おいて、こね合わせ中にパン生地温度が」ユ昇し過ぎる
と、イースト閑の醗酵が進行してしまうために、パンの
焼き１−かり状態が悪化するが、このような場合にも、
冷却用ファン（２６）による冷却風がこね容器（２８）
の底部まで回り込むことになるので、パン材料のこね上
げ時のパン生地の冷却も十分杼われで、良好なこね一ヒ
げを実現でき、ひいては良好な焼き上げ状態の仕上がり
を得ることができるものである。

第３図は本発明の他の実施例を示しており、この図に示
すものでは、取付台（２９）の−［−面に部分的に突出
する複数の突出面を形成し、この突出面によりこね容器
（２８）の外底面に接触する取付面（４０）を構成した
もので、このようにすることにより、取付台（２９）と
こね容器（２８）との接触部を部分的なものとして、同
容Ｚ（２８）と台（２９）との熱伝導を小さくすること
ができる。

また、図示してはいないが、こね容Ｊ４（２８）の外底
面に下方に突出する複数の突出面を形成し、この突出面
を取付台（２３）の外底面に接触させるようにしても前
記第３図に示すものと同様の効果が得られるものである
。

第４図は本発明の史に他の実施例を示しており、この図
に／１＜すものでは、取付台（２９）の上壁に部分的に
開Ｌ１部（４５）を形成して、この開１−１部（４５）
を囲む上面部分によりこね容器（２８）の外底面に接触
する取付面（４０）を構成したもので、前記各実施例と
同様にこね容器（２８）と取付台（２９）間の熱伝導を
少なくすることができて、同様の効果を奏するものであ
る。

〔発明の効果〕

以−Ｌ説明したように本発明の加熱調理器は、加熱室内
に配設されたこね容器と、この容器の取付台とが接触す
る取付面の面積が従来と比較して大幅に縮減されるもの
であるので、こね容器と取付台間の熱伝導が少な（なり
、こね容器内の食品を・層均−に加熱できる。

また、請求項■によるときは、取付台［−面の外周端面
よりり所定寸法内方にこね容器の外底面に接触する取付
面を突設しているので、こね容器の底部に加熱装置の熱
が入りやすく、こね容器内のパンなどの食品を効率よく
加熱することができる。

このように食品のド面が効果的に加熱されることにより
、加熱室−ドカの加熱装置に殻する電力を節減できて経
済的であると共に、取付台の中空部に配設された回転駆
動部を構成する回転軸、継手装置、軸受、ゴムシール等
の部材の加熱による温度り昇も抑制でせき、寿命並びに
イ言頼性が向上する。

更に、請求項■または■によるときは、取付台上面に部
分的に突出する複数の突出面を形成し、この突出面によ
りこね容器の外底面に接触する取付面を構成するか、あ
るいはこね容器の外底面に部分的にＦ方に突出する複数
の突出面を形成し、この突出面を取付台の外底面に接触
させるようにしているので、こね容器や取付台に歪みや
ねじれ等の変形が生じている場合にも、例えば取付面の
形成部分を３点等とすることにより、こね容器を取付台
に安定して取付けることができるものである。

川にまた、請求項■によるときは、取付台の１−壁に部
分的に開［１部を形成して、前記開口部を囲む−に面部
分によりこね容器の外底面に接触する取付而を構成して
あるので、取付台をダイキャスト等により構成する場合
においても、構成材料である金属使用量が少なくて済み
、経済的で安価に作成できるなど、諸種の優れた効果を
発揮するに至った。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例を示しており、
第１図は全体構造を示す断面図、第２図はこね容器と取
付台とを拡大して示す断面図である。第３図は本発明の
他の実施例を示す要部拡大断面図、第４図は本発明の更
に他の実施例を示す四部拡大断面図である。第５図は従
来例の全体構造を示す断面図である。 （２０）・・・本体、（２Ｉ）・・・加熱室、（２２）
（２３）・・・加熱装置、（２８）・・・こね容器、（
２９）・・・こね容器の取付台、（２９ａ）・・・取付
台の中空部、（３０）・・・回転羽根、（３１）・・・
回転羽根の同転軸、（３２）・・・回転駆動部、（４０
）・・・取付而、（４５）・・・開Ｌ１部。 第７図 第３図 第４図 ２９１３：取付而の中空郁

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）外殻を構成する本体に、食品が収納される加熱室
   と、この加熱室の上下方に位置して同加熱室内の雰囲気
   温度を上昇させる加熱装置とを内装すると共に、前記加
   熱室内に食品こね合わせ用のこね容器と、このこね容器
   の取付台とを着脱自在に配設し、更に、前記こね容器の
   底壁上に回転羽根を配設して、この回転羽根の回転軸を
   前記取付台の中空部に突入させて、この取付台の中空部
   において回転駆動部に係脱可能に連結する一方、前記こ
   ね容器の外底面を前記取付台の上面に部分的な接触状態
   で固着したことを特徴とする加熱調理器。
2. （２）取付台上面の外周端面より所定寸法内方にこね容
   器の外底面に接触する取付面を突設してある請求項（１
   ）記載の加熱調理器。
3. （３）取付台上面に部分的に突出する複数の突出面を形
   成し、この突出面によりこね容器の外底面に接触する取
   付面を構成してある請求項（１）記載の加熱調理器。
4. （４）取付台上壁に部分的に開口部を形成して、前記開
   口部を囲む上面部分によりこね容器の外底面に接触する
   取付面を構成してある請求項（１）記載の加熱調理器。
5. （５）こね容器の外底面に部分的に下方に突出する複数
   の突出面を形成し、この突出面を取付台の外底面に接触
   させてなる請求項（１）記載の加熱調理器。