JPH06237865A - 製パン器 - Google Patents

製パン器

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Publication number
JPH06237865A
JPH06237865A JP3072493A JP3072493A JPH06237865A JP H06237865 A JPH06237865 A JP H06237865A JP 3072493 A JP3072493 A JP 3072493A JP 3072493 A JP3072493 A JP 3072493A JP H06237865 A JPH06237865 A JP H06237865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bread
baking
case
temperature
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3072493A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Yoshida
晋治 吉田
Yasumasa Hironaka
泰雅 弘中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP3072493A priority Critical patent/JPH06237865A/ja
Priority to US08/160,388 priority patent/US5415081A/en
Publication of JPH06237865A publication Critical patent/JPH06237865A/ja
Priority to US08/413,481 priority patent/US5584230A/en
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製パン器において、パン焼成後に冷却工程に
移行した際に、パン焼成ケースの先行冷却によりパンと
の温度差が発生することによる結露、そして該結露に基
づくパン表面の腰折れ現象を防止する。 【構成】 焼がま本体1の内部に設けられている外気吸
入通路24に送風ファン27とともにファンヒータ28
を設け、パン焼成後に送風ファン27を駆動して外気を
導入し、かつダクト25からパンが入っているパン焼成
ケース13にむけて吹き付けて冷却する際に、該冷却工
程の移行直後にサブタイマによってファンヒータ28又
はメインヒーター12を所定時間間隔でON・OFFさ
せることにより、上記移行直後のパン焼成ケース13の
急激な温度低下を防止するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として家庭用として
用いられる製パン器に関し、詳しくはパン焼成ケースに
投入したパン材料を混練してパン生地をつくり、これを
醗酵させたのち焼成する製パン器に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように製パン器は、小麦粉、水お
よびイースト菌などを密閉容器内に置かれているパン焼
成ケースに投入し、該ケース内で混練してパン生地をつ
くり、これを一次醗酵および二次醗酵させたのち焼成し
てパンをつくるものであるが、製パン後、パンの表面の
湿度がきわめて高い状態に保温されるため、そのままで
はパン表面が濡れた状態となって食味が著しく低下する
問題がある。
【0003】そのため、たとえば実公平1−11629
号公報には、パン焼成後に送風ファンによって密閉容器
内に強制送風を行い、この送風による冷却によってパン
表面を除湿する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のパン
焼成ケースは金属で製作されているから、焼成工程終了
後に直ちに送風による冷却工程に移行すると、パン焼成
ケースの先行冷却が生じてパンとの間に温度差ができ、
パンより出る水蒸気が上記ケース内側に結露し、この結
露によってパン表面に腰折れ現象が起きる。また、これ
を避けるために、上記の冷却工程の代わりに、製パン器
内の温度を焼成工程完了からゆっくりと下げていく工程
を設けることも考えられるが、それではパンの温度の低
下が緩慢すぎて、パンの表面が硬くなってしまう不具合
がある。
【0005】そこで本発明は、パンとパン焼成ケースと
の温度差を少なくしながら、効果的にパン表面の除湿を
行なうことができる製パン器の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、密閉
容器内に設けられているパン焼成ケースにパン材料を投
入し、かつこれを混練してパン生地をつくり、該パン生
地を醗酵させたのち焼成してパンを焼きあげる製パン器
であって、上記パン焼成後に上記密閉容器内に送風して
パンを除湿する送風手段とともに、該送風手段の作動中
に所定の時間間隔でON・OFFされてパンを断続加熱
するヒータ手段が設けられたことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、パン焼成後に、送風手段
によつて冷却を開始してもヒータ手段によるON・OF
Fによって並行して一定の補助的な加熱が加えられるた
め、急激なパン焼成ケースの温度低下が発生せず、した
がってパンとの温度差による水蒸気の結露が避けられ
る。また、ヒータ手段のON・OFF時間と冷却時間と
の相互調整によって冷却工程後に得られるパン表面の硬
さをもっとも好ましいものにすることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0009】図1に示す製パン器Aにおいては、円筒形
の焼がま本体1を備え、時間設定および焼き上がり選択
用の操作盤2が該焼がま本体1の正面中央に設けられる
と共に、透明なガラス製のドーム形の蓋3が焼がま本体
1の上部に開閉可能に取り付けられ、焼がま本体1と蓋
3とによって密閉容器型の上記製パン器Aが構成され
る。その場合、蓋3はその後端を焼がま本体1に設けた
ブラケット4に支点ピン3Aによって回動可能に取り付
けられ、かつ前端には開閉操作用の取手5が設けられ
る。
【0010】上記の焼がま本体1の内部には、本体底壁
6から上方へ所定の空間7をおいた上部位置で、かつ上
述の蓋3の直下位置に円筒形内部ケース8が配置される
と共に、空間7には上述の操作盤2に対応してディスプ
レおよびスイッチ取り付け基板9と演算回路基板10と
が、焼がま本体1の前部側に偏って設けられる。
【0011】さらに、上記の焼がま本体1内において
は、本体底壁6から支持板11が立設されて、この支持
板11の上端に上述の内部ケース8が固定支持され、こ
の状態において、内部ケース8の内周部に、電熱部材で
ある熱線放射形メインヒータ12が環状に固設され、か
つ該内部ケース8内に上部開口円筒形のパン焼成ケース
13が、内部ケース8の中央部開口から該内部ケース内
に突入されている上記支持板11の一部11Aに固定し
て取り付けられると共に、該パン焼成ケース13に投入
されたパン材料を混練する攪拌羽根14が当該ケース底
部に後述する手段によって回転可能に配置され、かつま
た上記攪拌により粘土状となったパン生地が、攪拌羽根
14と連れ回りすることを防止する突条体15がパン焼
成ケース13の内側面に固定される。
【0012】一方、上記した支持板11には軸受板16
が固定され、この軸受板16に上記攪拌羽根14の回転
軸17が挿通されて、該回転軸17の上端が攪拌羽根1
4に連結され、かつ下端が前述の焼がま本体1の空間7
内において支持板11に固定して取り付けられている支
持部材18に回転自在に支持される。また、上記空間7
にはメインモータ19が内蔵され、このメインモータ1
9の出力軸と、上記回転軸17とがタイミングプーリ2
0,21およびタイミングベルト22を介して連動さ
れ、これによってメインモータ19の回転力によって攪
拌羽根14が回転されるようになされている。なお、攪
拌羽根14には温度検出用としてサーミスタからなる生
地センサ23が取り付けられるものとする。
【0013】さらに、上記焼がま本体1の内部には外気
吸入通路24が、その吸入側通路端部24Aが本体底壁
6の開口部を通して外部に連通する状態に形成されると
共に、排出側通路端部24Bが、前述の内部ケース8の
外側面に縦方向に形成したガイドダクト25の下部に連
通され、その状態で、上記外気吸入通路24の内部に、
ファンモータ26によって回転され、かつこの回転によ
って外気を吸入する送風ファン27が配置されると共
に、該送風ファン27よりも通路下流側位置に、吸入空
気を加熱するための加熱用ファンヒータ28が取り付け
られる。なお、この外気吸入通路24を通して吸入さ
れ、かつ上記のガイドダクト25に送り込まれた空気は
ダクト穴29からパン焼成ケース13にむけて吹き付け
られる。
【0014】さらに、温度検出用としてのオーブンセン
サ30が上記内部ケース8の内側面に取り付けられると
共に、そのケース外側面にサーモスタット31が取り付
けられ、これらのセンサ30,31にあわせて上述の生
地センサ23とによって製パン時の複数工程段階の温度
検出を行なうように構成されている。すなわち図2に示
すように、コントローラ32にはこれらの生地センサ2
3、オーブンセンサ30、サーモスタット31が接続さ
れると共に、前述のメインヒータ19、ファンヒータ2
8、メインモータ12、およびファンモータ27が接続
される共に、パン焼き上がり時間を設定するメインタイ
マ33の他、本発明においては送風工程においてファン
ヒータ28及び/またはメインヒータ19を所定時間間
隔でON・OFFさせるためのサブタイマ34が設けら
れる。
【0015】次に製パン動作を説明すると、所定のパン
材料をパン焼成ケース13に投入して蓋3を閉じ、かつ
上記メインタイマ33によってパン焼き上がり時間を設
定して操作盤2のスタートスイッチ35(図2参照)を
ONすると、まずメインヒータ12に通電されて図3に
示す予熱工程に移行する。そして、該予熱工程終了とと
もにメインモータ19によって攪拌羽根14が回転駆動
されてパン材料に攪拌が加えられ、かつファンモータ2
7を作動されると共に、ファンヒータ28に通電されて
温風がパン焼成ケース13に送り込まれることにより混
練工程に移行し、パン生地が作られる。その場合、これ
らの工程はサーモスタット31が検出する温度によっ
て、パン焼成ケース13の内部温度がイースト菌が死滅
しない温度以下で行なわれるようにメインヒータ12な
らびにファンヒータ28による加熱温度をコントローラ
32によって調整して実施される。そして、混練工程が
終了したならばオーブンセンサ30の出力による温度コ
ントロールをともないながら醗酵ならびに焼成工程に移
行する。
【0016】上記の焼成工程が終了して製パンが行なわ
れると、ファンモータ27のみを作動させ、外気を内部
ケース8内に導入して冷却工程に移るのであるが、本発
明では、この冷却工程において、いきなり冷たい外気に
よってパンを急激に冷却するのではなく、この冷却工程
の前半においてファンヒータ28及び/またはメインヒ
ータ12をサブタイマ34によって所定時間間隔(たと
えば2秒間ON、2秒間OFFの50%デューティ)で
ON・OFFさせ、若干の断続加熱を加える。このため
冷却工程移行直後における急激な温度低下が避けられ、
かつ金属材料であるパン焼成ケース13がパン表面より
も急速に温度低下することなくなって、冷却工程におい
てパン表面から発する水蒸気がパン焼成ケース13の内
面に結露する自体が避けられる。また、冷却時間の設定
と、ファンヒータ28のON・OFF時間の適性な設定
により、上記断続加熱終了後のパン表面温度がゆるやか
に低下したあとからの効果的な冷却によって表面硬さが
適度のパンに仕上げることができる。
【0017】
【発明の効果】以上の記載によって明らかなように、本
発明によれば、パン焼成後に、送風手段によつて冷却を
開始してもヒータ手段によるON・OFFによって並行
して一定の補助的な加熱が加えられるため、冷却工程移
行直後の急激なパン焼成ケースの温度低下が発生せず、
したがってパンとの温度差による水蒸気の結露が避けら
れる。また、ヒータ手段のON・OFF時間と冷却時間
との相互調整によってパン表面の硬さをもっとも好まし
いものにすることができる。このため、風味のよいパン
が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる製パン器の断面図。
【図2】 上記製パン器の制御回路図。
【図3】 本発明の製パン動作のタイミングチャー
ト。
【符号の説明】
A 製パン器 1 焼がま本体 8 内部ケース 12 メインヒータ 13 パン焼成ケース 14 攪拌羽根 24 外気吸入通路 25 ダクト 28 ファンヒータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に設けられているパン焼成ケ
    ースにパン材料を投入し、かつこれを混練してパン生地
    をつくり、該パン生地を醗酵させたのち焼成してパンを
    焼きあげる製パン器であって、上記パン焼成後に上記密
    閉容器内に送風してパンを除湿する送風手段とともに、
    該送風手段の作動中に所定の時間間隔でON・OFFさ
    れてパンを断続加熱するヒータ手段が設けられたことを
    特徴とする製パン器。
JP3072493A 1992-12-01 1993-02-19 製パン器 Pending JPH06237865A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3072493A JPH06237865A (ja) 1993-02-19 1993-02-19 製パン器
US08/160,388 US5415081A (en) 1992-12-01 1993-12-01 Bread making apparatus
US08/413,481 US5584230A (en) 1992-12-01 1995-03-30 Bread making apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3072493A JPH06237865A (ja) 1993-02-19 1993-02-19 製パン器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06237865A true JPH06237865A (ja) 1994-08-30

Family

ID=12311605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3072493A Pending JPH06237865A (ja) 1992-12-01 1993-02-19 製パン器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06237865A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01160837U (ja) * 1988-04-13 1989-11-08

Cited By (1)

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