JPH08117112A - 製パン機の保温方法 - Google Patents

製パン機の保温方法

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JPH08117112A
JPH08117112A JP6262184A JP26218494A JPH08117112A JP H08117112 A JPH08117112 A JP H08117112A JP 6262184 A JP6262184 A JP 6262184A JP 26218494 A JP26218494 A JP 26218494A JP H08117112 A JPH08117112 A JP H08117112A
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JP
Japan
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temperature
time
baking
heat retention
chamber
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JP6262184A
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Inventor
Shinji Yoshida
晋治 吉田
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D23/00Control of temperature
    • G05D23/19Control of temperature characterised by the use of electric means
    • G05D23/1927Control of temperature characterised by the use of electric means using a plurality of sensors
    • G05D23/193Control of temperature characterised by the use of electric means using a plurality of sensors sensing the temperaure in different places in thermal relationship with one or more spaces
    • G05D23/1931Control of temperature characterised by the use of electric means using a plurality of sensors sensing the temperaure in different places in thermal relationship with one or more spaces to control the temperature of one space
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A21BAKING; EDIBLE DOUGHS
    • A21BBAKERS' OVENS; MACHINES OR EQUIPMENT FOR BAKING
    • A21B7/00Baking plants
    • A21B7/005Baking plants in combination with mixing or kneading devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】パンの食味の低下を、焼成されるパンの種類や
量および外気温度に影響されることなく防止する。 【構成】オーブンセンサ41の出力に基づき、温度検出
部51と速度検出部52とを用いて、焼成動作の開始時
の焼成室の温度の上昇速度、または焼成動作の終了後の
焼成室の温度の下降速度を検出する。またヒータ制御部
54は、検出された速度に基づき、保温動作の動作時間
である保温時間、または保温動作時にヒータ8に供給す
る保温電力、または保温時間と保温電力との双方を変化
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼成動作が終了した後
には焼成室の保温動作を行う製パン機に係り、より詳細
には、焼成動作の開始時の焼成室の温度の上昇速度、ま
たは焼成動作の終了後の焼成室の温度の下降速度に基づ
いて保温動作を制御する製パン機の保温方法に関する。
【0002】
【従来の技術】焼成直後のパンは水蒸気を発しているの
で、焼成室の室壁の温度が急激に低下すると室壁に結露
が生じる。そして結露した水分は、パンに吸収され、パ
ンの食味を低下させる。この事態を回避するため、特公
平5−60363号なる従来技術が提案されている。こ
の従来技術では、焼成が完了したときには、焼成時の電
力の20%程度の電力をヒータに供給する一次保温を一
定時間行う構成となっている。このため室壁の温度は急
激な低下を示さず、焼成室内の温度の低下速度に近似し
た速度でもって室壁の温度が下降する。その結果、室壁
の結露の発生が防止されるので、パンの食味の低下も併
せて防止されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、焼成後
の焼成室内の温度の下降速度は、焼成されるパンの種類
や量、および外気温度によって変化する。一方、一次保
温は、ヒータに一定電力を供給しつつ一定時間だけ行う
方法となっているため、焼成されたパンの種類や量、外
気温度の影響により、一次保温が終了したとき、室壁の
温度が急激に低下することがある。このためパンケース
に結露が発生することがあった。この事態を回避するた
め、一次保温の時間を長くする場合では、パンの表面が
乾燥過多となり、パンの食味が損なわれる事態が発生す
るという問題があった。
【0004】本発明は上記課題を解決するため創案され
たものであって、請求項1記載の発明の目的は、焼成開
始時の焼成室の温度の上昇速度または焼成終了時の焼成
室の温度の下降速度に基づいて保温動作を制御すること
により、パンの食味の低下を、焼成されるパンの種類や
量および外気温度に影響されることなく防止することの
できる製パン機の保温方法を提供することにある。また
請求項2記載の発明の目的は、2点間の温度を変化する
のに要する時間に基づいて、焼成室の温度の上昇速度ま
たは下降速度を検出することにより、焼成室の温度変化
の検出を簡単化することのできる製パン機の保温方法を
提供することにある。また請求項3記載の発明の目的
は、保温動作の制御を簡単化することのできる製パン機
の保温方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明に係る製パン機の保温方法は、焼成
室を加熱するヒータを備え、焼成動作が終了した後に
は、前記焼成動作時より少ない電力を前記ヒータに供給
して前記焼成室の保温動作を行う製パン機に適用し、前
記焼成動作の開始時の前記焼成室の温度の上昇速度、ま
たは前記焼成動作の終了後の前記焼成室の温度の下降速
度を検出し、前記保温動作の動作時間である保温時間、
または前記保温動作時に前記ヒータに供給される保温電
力、または前記保温時間と前記保温電力との双方を、前
記上昇速度または前記下降速度に対応して変化させる方
法としている。また請求項2記載の発明に係る製パン機
の保温方法は、前記焼成室の温度が、予め設定された温
度である第1の温度から、予め設定された温度である第
2の温度となるまでの所要時間に基づいて前記上昇速度
または前記下降速度を検出する方法としている。また請
求項3記載の発明に係る製パン機の保温方法は、前記上
昇速度または前記下降時間に対応して前記保温時間を変
化させる方法としている。
【0006】
【作用】請求項1記載の発明の作用を以下に示す。焼成
室の室壁に結露が発生するのは、焼成室の温度に対して
室壁の温度が低い場合であり、且つ温度の差異が、ある
範囲を越える場合である。また焼成室の温度と室壁の温
度との差異は、焼成されたパンの種類や量、および外気
温度に影響される。このため焼成室の温度の上昇速度ま
たは下降速度は、焼成後において生じる焼成室の温度と
室壁の温度との差異に対応する値を示すこととなる。こ
のため、保温動作の動作時間である保温時間、または保
温動作時にヒータに供給される保温電力、または保温時
間と保温電力との双方を、上昇速度または下降速度に対
応して変化させる場合、不要に長く保温をしなくとも、
焼成後における焼成室の温度と室壁の温度との差異は、
結露を生じさせない範囲に維持される。請求項2記載の
発明の作用を以下に示す。上昇速度または下降速度を検
出するには、焼成室の温度が第1の温度となるタイミン
グと、焼成室の温度が第2の温度となるタイミングとの
2種のタイミングを検出すればよい。すなわち、温度の
検出については、焼成室の温度が第1の温度となったか
どうか、および焼成室の温度が第2の温度となったかど
うかのみの検出が可能であればよい。このため、焼成室
の温度変化を連続的に測定する手段が不要となる。請求
項3記載の発明の作用を以下に示す。保温時間を変化さ
せることは、保温の所要時間のみをパラメータとする制
御となる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の一実施例について図面を参
照しつつ説明する。図2は、本発明の一実施例が適用さ
れる製パン機を示す断面図である。
【0008】図において、嵌め込みにより本体ケース2
の上部に取り付けられた上部ケース3には、支点軸3a
によって開閉可能な蓋4が設けられている。また本体ケ
ース2の底部には台フレーム5が固定されており、台フ
レーム5には、軸受板6を介して内ケース7が設けられ
ている。そして内ケース7の下部側には、熱線放射を行
うリング状のヒータ8が取り付けられている。また小麦
粉やイースト菌等のパン材料の捏ね合わせ、醗酵、およ
び焼成等を行うための焼成ケース9は、軸受板6を介す
ることにより、内ケース7の内側に、取り外しが可能と
なるように取り付けられている。
【0009】焼成ケース9の底部中央には、軸受部12
が形成されており、上部回転軸14は、軸受部12によ
って回転可能に支持されている。また台フレーム5の一
方には攪拌モータ15が取り付けられており、攪拌モー
タ15の回転は、出力軸18、プーリ17d、ベルト1
6、プーリ17bを介することによって、下部回転軸1
9に伝達されている。また上部回転軸14と下部回転軸
19とは、互いに分離が可能な一対のクラッチ体20
a,20bを介することにより、一体に回転可能に結合
されている。また上部回転軸14の上部には攪拌羽根2
1が取り付けられている。
【0010】蓋4の中央部には、上部に向かって球面状
に湾曲し、内面側には熱反射膜が形成されたガラス窓2
3が取り付けられている。また蓋4の下部の、ガラス窓
23以外の部分には、焼成ケース9からの熱が外部に放
射されることを防止するため、熱反射板24が設けられ
ている。また焼成ケース9の底部には、偏心した位置
に、上部側に突出した検出窓36が形成されている。そ
して検出窓36の下方には、上部側に向かって押圧され
る生地センサ34が取り付けられている。また焼成ケー
ス9の側面の一方の、やや下部側には、捏ね合わせ時の
生地の回転を防止するため、突出体38が設けられてい
る。
【0011】内ケース7の側面の一方の上部寄りの位置
には、焼成ケース9の内部空間である焼成室1の温度を
間接的に検出するため、オーブンセンサ41が取り付け
られている。また本体ケース2の一方の側面には、焼成
するパンの種類を選択するためのスイッチ、焼き上がり
時間を設定する予約スイッチ等の、各種動作を指定する
スイッチ等を備えた操作部40が設けられている。
【0012】図1は、図2に示す製パン機の電気的部分
の構成を示すブロック図である。生地センサ34の出力
とオーブンセンサ41の出力とが導かれた温度検出部5
1は、生地センサ34によって検出された温度、または
オーブンセンサ41によって検出された温度が指示され
た温度となったかどうかを判定するブロックとなってい
る。すなわち、主制御部53から、検出対象とすべきセ
ンサの種類と検出すべき温度との指示が与えられると、
検出対象として指示されたセンサ(34または41)の
出力が指示された温度を示す値となったとき、その旨
を、必要に応じて、主制御部53または速度検出部52
に送出する。
【0013】速度検出部52は、温度検出部51の出力
に基づいて焼成室1の温度の上昇速度を検出するブロッ
クとなっている。すなわち、オーブンセンサ41の出力
が、予め設定された第1の温度である50℃となったこ
とを温度検出部51の出力が示すとき、時間計測を開始
する。またオーブンセンサ41の出力が、予め設定され
た第2の温度である140℃または160℃となったこ
とを温度検出部51の出力が示すとき、時間計測を終了
する。そして時間計測を開始してのち、時間計測を終了
するまでの期間を、焼成室1の温度の上昇速度を示す値
として、ヒータ制御部54に送出する。
【0014】ヒータ制御部54は、ヒータ8への通電の
制御を行うブロックとなっており、図3に示すデータテ
ーブルと図4に示すデータテーブルとの2種のデータテ
ーブルを予め記憶している。そしてパン生地の醗酵から
焼成までの動作時では、主制御部53からの指示に従っ
てヒータ8に通電を行う。また保温動作時では、2種の
データテーブルのうちの一方を参照することによって、
速度検出部52が検出した期間に対応して定まる期間だ
け、一次保温の制御を行う。そして一次保温が完了した
ときには、予め指定された期間だけ二次保温の制御を行
う。
【0015】主制御部53は、製パン機としての動作の
主たる制御を行うブロックとなっており、操作部40か
ら入力された指示に従って、パンやケーキを焼き上げる
ため、必要に応じて各ブロック51,52,54に指示
を与える。
【0016】なお、図3に示すデータテーブルは、パン
を焼成するとき使用されるデータテーブルであり、上昇
時間は、オーブンセンサ41の出力が、第1の温度であ
る50℃を示した後、第2の温度である160℃を示す
までの期間を示している。また保温時間は一次保温の所
要時間を示している。そして一次保温ではヒータ8に略
40%のデューティで電力を供給する関係から、b1の
値には、製パン機の実際的な形状に従い、5分〜20分
程度の範囲内において最適な値が採用される。またb1
〜b3の各値の関係は、b1<b2<b3となってお
り、値b1と値b2、値b2と値b3との差異には、1
分〜数分の範囲から実機に最適となる値が採用される。
【0017】また図4に示すデータテーブルは、マフィ
ン等のケーキを焼成するとき使用されるデータテーブル
であり、上昇時間は、オーブンセンサ41の出力が、第
1の温度である50℃を示した後、第2の温度である1
40℃を示すまでの期間を示している。また保温時間は
一次保温の所要時間を示している。そして一次保温では
ヒータ8に略20%のデューティで電力を供給する関係
から、b4の値には、製パン機の実際的な形状に従い、
5分〜20分程度の範囲内において最適な値が採用され
る。またb4〜b6の各値の関係は、b4<b5<b6
となっており、値b4と値b5、値b5と値b6との差
異には、1分〜数分の範囲から実機に最適な値が採用さ
れる。
【0018】なお、第1の温度は低い温度が望ましいの
であるが、実施例では第1の温度を50℃としている。
その理由は、季節によって外気温度が変動した場合に
も、時間計測の開始のタイミングが外気温度の変動に影
響されにくいようにするためである。
【0019】図6は、オーブンセンサ41によって検出
された温度の変化を示す説明図である。同図を参照しつ
つ、上記構成からなる製パン機において実行される本発
明の一実施例について、以下に説明する。
【0020】パンを焼成するため焼成ケース9内に小麦
粉やイースト菌等が入れられると、攪拌と醗酵等とが行
われるが、これらの動作は従来技術と同様である。つま
り、生地センサ34およびオーブンセンサ41の出力が
所定温度を示すかどうかを検出する温度検出部51の出
力に従い、主制御部53の元で、攪拌モータ15の動作
とヒータ8による加熱動作とが制御される。そして焼成
開始となったとき、主制御部53は、ヒータ制御部54
に対して100%のデューティによる加熱を指示する。
また温度検出部51に対しては50℃の検出の指示を与
える。このためヒータ8による加熱が開始され、内ケー
ス7内の温度が上昇する。また焼成ケース9内の温度も
上昇する。そしてオーブンセンサ41により検出された
温度が50℃(C4により示す)となったとき(時刻T
1)には、温度検出部51は、速度検出部52に対して
計測開始の指示を与える。また主制御部53は、温度検
出部51に対して160℃の検出の指示を与える。
【0021】そしてオーブンセンサ41により検出され
た温度が160℃(C1により示す)となったとき(時
刻T2)には、温度検出部51は、速度検出部52に計
測停止の指示を与える。このため速度検出部52におい
ては、時刻T1から時刻T2までの期間t1が計測され
る。そして計測された期間はヒータ制御部54に送出さ
れる。また時刻T2以後では、内ケース7内の温度が1
60℃近傍の温度となるように動作が制御される。そし
て生地センサ34の示す温度が規定温度となったとき、
あるいは時刻T2から規定期間が経過したとき(時刻T
6)には、加熱が停止される。
【0022】このため内ケース7内の温度が低下を開始
し、併せて焼成ケース9内の温度も低下する。そしてオ
ーブンセンサ41の出力が100℃となったことを温度
検出部51が示すとき(時刻T4)、主制御部53は、
一次保温の開始の指示をヒータ制御部54に送出する。
このためヒータ制御部54は、ヒータ8に40%のデュ
ーティでもって電力を供給し、一次保温を開始する。そ
して時刻T5となったとき、ヒータ制御部54は、ヒー
タ8に供給する電力を10%のデューティに変更し、二
次保温を開始する。この二次保温の期間は一定長さに定
められており、具体的には略1時間である。そして二次
保温が終了したときには、一連の動作の終了となる。
【0023】上記した動作のうち、期間t1が15分以
下であるときには、焼成室1内の熱容量が小さく、焼成
室1内の温度の低下が速いと判定される。そのため一次
保温の期間t2には、最も短い期間を示す値b1が採用
される。また期間t1が15分〜20分の間であるとき
には、焼成室1内の熱容量は中程度であると判定され、
値b2が採用される。また期間t1が20分より長い場
合には、焼成室1内の熱容量が大きいと判定され、値b
3が採用される。一方、焼成対象がマフィンである場合
には、一次保温の期間を得るため、図4に示すデータテ
ーブルが採用される。また、図6に示す温度C1が14
0℃に変更される。
【0024】以上で、焼成室1の温度の上昇速度に基づ
いて一次保温の動作を制御する実施例についての説明を
終了し、以下に、焼成室1の温度の下降速度に基づいて
一次保温の動作を制御する実施例について説明する。
【0025】この実施例では、ヒータ制御部54は、図
5に示すデータテーブルを予め記憶する。このデータテ
ーブルにおける値a1〜a3は、a1>a2>a3とな
っている。そして値a1と値a2、値a2と値a3との
差異には、実機の形状等に応じて、1分〜数分の範囲内
で実験的に最適となる値が採用される。また値a1に
は、10分〜20分の範囲内で最適となる値が採用され
る。
【0026】またパンを焼成する場合、温度検出部51
は、焼成を終了した後、オーブンセンサ41の出力が、
第1の温度である140℃(C2により示す)を示すと
き(時刻T3)、計測開始の指示を速度検出部52に送
出する。またオーブンセンサ41の出力が、第2の温度
である100℃(C3により示す)を示すとき(時刻T
4)、計測終了の指示を速度検出部52に送出する。こ
のため速度検出部52は、時刻T3から時刻T4までの
期間を検出する。またヒータ制御部54は、速度検出部
52が検出した期間が2分以下であるときには、一次保
温の期間t2に値a1を採用する。また速度検出部52
が検出した期間が2分〜3分であるときには、値a2を
採用し、3分以上であるときには、値a3を採用する。
そして一次保温を終了したときには、二次保温を一定期
間だけ行う。
【0027】なお、第1の温度として140℃(C2)
が採用されているのは、焼成時の温度が160℃近傍を
変動する温度となっているので、この変動が時刻T3の
検出に与える影響を除去するためである。
【0028】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
一次保温の制御については、保温時間を変化させる構成
とした場合について説明したが、一次保温の保温期間を
一定として、一次保温時にヒータ8に供給する電力のデ
ューティを変化させる構成、または一次保温の期間と、
一次保温時にヒータ8に供給する電力のデューティとの
双方を変化させる構成とすることが可能である。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る製パン機の保
温方法は、焼成室を加熱するヒータを備え、焼成動作が
終了した後には、焼成動作時より少ない電力をヒータに
供給して焼成室の保温動作を行う製パン機に適用してい
る。そして焼成動作の開始時の焼成室の温度の上昇速
度、または焼成動作の終了後の焼成室の温度の下降速度
を検出し、保温動作の動作時間である保温時間、または
保温動作時にヒータに供給される保温電力、または保温
時間と保温電力との双方を、上昇速度または下降速度に
対応して変化させている。このため不要に長く保温をし
なくとも、焼成後における焼成室の温度と室壁の温度と
の差異は、結露を生じさせない範囲に維持されることか
ら、パンの食味の低下を、焼成されるパンの種類や量お
よび外気温度に影響されることなく防止することが可能
となっている。
【0030】また請求項2記載の発明に係る製パン機の
保温方法は、焼成室の温度が、予め設定された温度であ
る第1の温度から、予め設定された温度である第2の温
度となるまでの所要時間に基づいて上昇速度または下降
速度を検出している。このため温度の検出については、
焼成室の温度が第1の温度となったかどうか、および焼
成室の温度が第2の温度となったかどうかのみの検出が
可能であればよく、焼成室の温度変化を連続的に測定す
る手段が不要となるので、焼成室の温度変化の検出を簡
単化することが可能となっている。
【0031】また請求項3記載の発明に係る製パン機の
保温方法は、焼成室の温度の上昇速度または下降時間に
対応して保温時間を変化させる方法としている。このた
め保温動作は、保温の所要時間のみをパラメータとする
制御となるので、保温動作の制御を簡単化することが可
能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る製パン機の保温方法の一実施例が
適用される製パン機の電気的部分の構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明に係る製パン機の保温方法の一実施例が
適用される製パン機を示す断面図である。
【図3】パンを焼成するとき、焼成開始時の焼成室の温
度上昇の所要時間と一次保温時間との関係を示すデータ
テーブルである。
【図4】ケーキを焼成するとき、焼成開始時の焼成室の
温度上昇の所要時間と一次保温時間との関係を示すデー
タテーブルである。
【図5】焼成終了時の焼成室の温度下降の所要時間と一
次保温時間との関係を示すデータテーブルである。
【図6】オーブンセンサによって検出された温度変化を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 焼成室 7 内ケース 8 ヒータ 9 焼成ケース 34 生地センサ 41 オーブンセンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼成室を加熱するヒータを備え、焼成動
    作が終了した後には、前記焼成動作時より少ない電力を
    前記ヒータに供給して前記焼成室の保温動作を行う製パ
    ン機において、 前記焼成動作の開始時の前記焼成室の温度の上昇速度、
    または前記焼成動作の終了後の前記焼成室の温度の下降
    速度を検出し、 前記保温動作の動作時間である保温時間、または前記保
    温動作時に前記ヒータに供給される保温電力、または前
    記保温時間と前記保温電力との双方を、前記上昇速度ま
    たは前記下降速度に対応して変化させることを特徴とす
    る製パン機の保温方法。
  2. 【請求項2】 前記焼成室の温度が、予め設定された温
    度である第1の温度から、予め設定された温度である第
    2の温度となるまでの所要時間に基づいて前記上昇速度
    または前記下降速度を検出することを特徴とする請求項
    1記載の製パン機の保温方法。
  3. 【請求項3】 前記上昇速度または前記下降時間に対応
    して前記保温時間を変化させることを特徴とする請求項
    1または2記載の製パン機の保温方法。
JP6262184A 1994-10-26 1994-10-26 製パン機の保温方法 Pending JPH08117112A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113485482A (zh) * 2021-07-20 2021-10-08 华帝股份有限公司 一种烹饪设备的自适应温度控制方法

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