JPH07324757A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH07324757A
JPH07324757A JP11830094A JP11830094A JPH07324757A JP H07324757 A JPH07324757 A JP H07324757A JP 11830094 A JP11830094 A JP 11830094A JP 11830094 A JP11830094 A JP 11830094A JP H07324757 A JPH07324757 A JP H07324757A
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JP
Japan
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heating
temperature
cooking time
heating chamber
cooking
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Application number
JP11830094A
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English (en)
Inventor
Takahiro Kanai
孝博 金井
Tsutomu Arai
勉 新井
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加熱物の最適な加熱調理時間を自動設定す
るとともに加熱調理終了時での被加熱物の焦げや焼きむ
らをなくす。 【構成】 被加熱物を収納した加熱室を加熱する加熱手
段により、加熱室内の温度が所定温度に達するまでの時
間を検出し、この時間から加熱調理時間を算出して自動
設定する。そして、加熱調理時間設定手段は同時に加熱
調理時間の終了する前に加熱手段に対する通電を停止さ
せ、加熱動作を前もって終了させ、被加熱物は主として
加熱室内の余熱によって加熱調理される。 【効果】 被加熱物に対する加熱調理時間が自動設定で
き、しかも調理時間が終了した時点では、被加熱物が焦
げることがなく、かつ焼きむらも防止されて、最適なで
き上がり状態が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加熱調理時間を自動
設定できるようにした電気オーブン等の加熱調理器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図8と図9は、例えば特公平4−219
94号公報に記載された従来の加熱調理器を示す断面図
と加熱温度特性図であり、図において、1は加熱調理器
本体、2は被加熱物を収納する加熱室、3は加熱室2を
開閉自在に覆う扉、4は加熱室2の上部に設けられ被加
熱物を上方から加熱する上ヒータ、5は加熱室2の下部
に設けられ被加熱物を下方から加熱する下ヒータであ
る。加熱室2内には被加熱物6が受皿に乗せて設置され
る。
【0003】次に動作について説明する。調理開始とと
もに上ヒータ4と下ヒータ5は、制御回路を介してその
通電が制御され、被加熱物を加熱調理する。そして、加
熱室2内の温度を所定温度に維持し、あらかじめ設定さ
れた調理時間に達すると各ヒータへの通電を停止し、加
熱調理が終了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の加
熱調理器では、あらかじめ設定された加熱調理時間が終
了するまでの期間ヒータへの通電が行われ、被加熱物に
対する加熱状態が継続されるため、ヒータへの通電が停
止した後も、加熱室内はしばらくの間比較的高温状態が
維持される。したがって、例えば通常加熱調理時間終了
間際になって焼き色がつくようなクッキーを加熱調理す
る場合、加熱停止後における高温度の余熱の影響を受け
て結果的にクッキーが焼け過ぎ、焦げてしまうといった
問題点があった。この発明は、上記のような課題を解決
するためになされたもので、被加熱物に対する加熱調理
時間を自動的に設定できるとともに特に加熱調理終了後
の余熱による調理むらをなくした加熱調理器を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明においては、被
加熱物を収納する加熱室と、この加熱室に設けられた被
加熱物を加熱する加熱手段と、この加熱手段に対する通
電を制御する制御手段と、前記加熱室内の温度を検出す
る温度検出手段と、前記被加熱物の加熱調理時間を設定
する加熱調理時間設定手段とを備え、この加熱調理時間
設定手段はあらかじめ設定された加熱調理時間の終了前
に前記加熱手段に対する通電を停止させる加熱停止手段
を具備したものである。
【0006】また、加熱停止手段は、加熱調理時間の2
〜10%に相当する時間だけ加熱調理時間の終了前に加
熱手段への給電を停止させるものである。
【0007】更に、被加熱物を収納する加熱室と、この
加熱室の上部と下部とにそれぞれ設けられた被加熱物を
加熱するヒータと、これら各ヒータへの通電を制御する
制御手段と、前記加熱室内の温度を検出する温度検出手
段と、前記各ヒータによる加熱調理時間を設定する加熱
調理時間設定手段とを備え、前記加熱調理時間設定手段
はあらかじめ設定された加熱調理時間の終了前に前記ヒ
ータに対する通電を停止させる加熱停止手段を具備した
ものである。
【0008】また、被加熱物を収納する加熱室と、この
加熱室に設けられ被加熱物を加熱する加熱手段と、この
加熱手段への通電を制御する制御手段と、前記加熱室内
の温度を検出する温度検出手段と、前記加熱室内の温度
があらかじめ設定した温度に達するまでに要した時間か
ら加熱調理時間を設定する加熱調理時間設定手段とを備
え、この加熱調理時間設定手段は加熱調理時間の終了前
に前記加熱手段への通電を停止させる加熱停止手段を具
備したものである。また、加熱室内の温度が80℃乃至
180℃の範囲における2点間での温度変化に要した時
間から加熱調理時間を設定したものである。
【0009】更に、被加熱物を収納する加熱室と、この
加熱室に設けられ被加熱物を加熱する加熱手段と、この
加熱手段への通電を制御する制御手段と、前記加熱室内
の温度を検出する温度検出手段と、前記加熱室の所定時
間内における温度変化を検出し、この検出した温度から
加熱調理時間を設定する加熱調理時間設定手段とを備
え、この加熱調理時間設定手段は加熱調理時間の終了前
に前記加熱手段への給電を停止させる加熱停止手段を具
備したものである。
【0010】
【作用】上記のように構成された加熱調理器において
は、加熱手段による加熱調理時間が自動的に設定できる
とともに加熱調理時間の終了前に前もって加熱手段への
通電を停止させる。
【0011】また、加熱調理時間の2〜10%に相当す
る時間だけ前に加熱手段への通電をを終わらせる。
【0012】また、加熱室内が所定温度に達するまでに
要した時間から加熱調理時間を設定するとともに、その
加熱調理時間の終了前に前もって加熱動作を終了させ
る。
【0013】また、加熱室内が所定時間内でどれだけ温
度が上昇したかを検出し、この上昇した温度から加熱調
理時間を設定するとともに、その加熱調理時間終了前に
前もって加熱動作を終了させる。
【0014】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明による加熱調理器の外観斜視
図、図2は加熱室の正面断面図である。図において、1
は加熱調理器本体、2はこの本体内部に設けられた前部
を開口する加熱室、3は加熱室2を開閉する扉で、本体
1に取りつけられている。4は加熱室2の上部外面に密
接して設けられた上ヒータで、加熱室内を上方から加熱
する。5は加熱室2の下部外面に密接して設けられた下
ヒータで、加熱室内を下方から加熱する。6は本体1の
前面に設けられた操作パネル、7は本体内部に設けられ
た高周波発生装置で、加熱室内に高周波を供給して被加
熱物をレンジ加熱する。8は被加熱物9をのせる皿で、
加熱室2の側壁内面に形成した段部10に支持される。
【0015】11は加熱室2内の温度を検出する温度セ
ンサー、12は操作パネル6に設けられた複数個の調理
選択キーのうちの例えばクッキー調理用キー、13は操
作パネル6に設けられた加熱調理動作をスタートさせる
スタートキー、14は同じく加熱調理動作を取り消す取
り消しキー、15は操作パネル6に設けられた表示部
で、加熱調理時間、加熱室温度等を表示する。
【0016】図3はこの発明による加熱調理器の電気回
路図である。図において、16は電源プラグ、17はヒ
ューズ、18a、18bはそれぞれ個別の扉スイッチ
で、扉3が開くとOFFとなり、扉3が閉じるとONと
なる。19は扉3の開閉に連動して開閉するモニタース
イッチで、扉3が閉じるとOFF、開くとONし、扉3
が開いても、扉スイッチ18a、18bがONしたまま
である時、電源を短絡してヒューズ17を熔断する安全
装置としての役目を有する。20は高周波発生装置7に
通電するレンジリレーの接点、21は上ヒータ4に通電
するリレーの接点、22は下ヒータ5に通電するリレー
の接点、23は後述する制御回路用の電源回路である。
【0017】24は制御の中枢をなすマイクロコンピュ
ータを含む制御回路部で、温度センサー11及び各キー
12、13、14が入力側に接続され、表示部15が出
力側に接続されている。25はレンジ用リレーの電磁コ
イルで、通電時にその接点20を閉じる。26は上ヒー
タ用リレーの電磁コイルで、通電時にその接点21を閉
じる。27は下ヒータ用リレーの電磁コイルで、通電時
にその接点22を閉じる。これらの各電磁コイルは制御
回路部24の出力側に接続されている。
【0018】次に、この発明の動作を、図4の動作特性
図、図5の動作フロー図を用いて詳細説明する。被加熱
物の具体例としてクッキーを加熱調理する場合を説明す
る。まず、準備段階として、予め加工済のクッキー9を
皿8にのせて、加熱室2の段部10に置く。クッキー調
理用キー12を押圧し(ステップS1)、スタートキー
13を押すと、制御回路部24は、まず下ヒータ用リレ
ーの電磁コイル27へ通電し、その接点22をONさせ
て下ヒータ5へ通電し、加熱調理を開始する(ステップ
S2)。まず、下ヒータ5へ13秒間通電すると、制御
回路部24は下ヒータ5への通電を停止し、同時に上ヒ
ータ用リレーの電磁コイル26へ通電して、その接点2
1をONさせ、上ヒータ4へ17秒間通電する。その
後、制御回路部24は上ヒータ4への通電を停止し、再
び下ヒータ5へ13秒間通電する。以下、制御回路部2
4は上下各ヒータに対しそれぞれの時間交互に通電し、
クッキーを加熱調理する。
【0019】この実施例におけるヒータ出力は、上ヒー
タ4が1280W、下ヒータ5が1250Wであるが、
クッキーを調理する場合の他、オーブン調理、グリル調
理にも最適となるように決定される。このようなヒータ
出力でクッキーを調理する場合、下ヒータ5の熱は加熱
室2内を直接加熱し、皿8の下面を加熱する。また、加
熱室2内の熱気は当然上昇するから、下ヒータ5は上ヒ
ータ4に比べて通電時間を短くする必要があり、クッキ
ーを調理の場合、その上下面に均一な焼き色をつけるた
めに、下ヒータ5へ13秒間、上ヒータ4へ17秒間、
交互に繰り返し通電する方法が最適である。
【0020】しかしながら、一方で加熱室2内の温度t
は、クッキーの量、電源電圧、周囲温度等の条件によっ
てその上昇度合いが異なる。例えばクッキーが10個、
電源電圧が100V、周囲温度が20℃の場合における
温度上昇を図4の実線28で示している。また、電源電
圧と周囲温度が同じであっても、クッキーが20個に増
えた場合は、図4の点線29に示すような温度上昇とな
り、加熱室温度tの所定時間内での立ち上がりがそれぞ
れ異なってくる。その結果、もし加熱調理時間を一定と
すると、クッキーは焼け過ぎてこげたり、あるいは焼き
が不足だったりする現象が起こる。
【0021】そこで、まず前者の条件で実際にクッキー
を焼き上げ、この時の最適な加熱調理時間T1 と、加熱
室内の温度が100℃から150℃に変化する時間TX
を求める。同様にして、後者の条件でクッキーを調理
し、この時の加熱調理時間T1と、温度変化時間TX
求める。更に、クッキーの量、電源電圧、周囲温度等の
条件をさまざまに変化させて実験を繰り返し、それぞれ
の条件下でのT1 とTXとを求める。そして、この各条
件下でのT1 とTX をグラフ表記し、これから各条件を
すべて満たす関数T1 =a×TX +bが求められ、更に
この実施例ではT1 =2×TX +800(秒)という関
数で求めることができた。この関数における800秒
は、温度上昇率に関係なく、最少必要加熱調理時間に相
当するものである。
【0022】以上の結果を踏まえ、加熱調理時間の設定
から調理終了までの動作について説明する。加熱調理が
開始されると、温度センサー11は加熱室温度tがt1
(100℃)を通過したかどうかを検出する(ステップ
S3)。YESの場合、制御回路部24は時間TX を求
めるため、TX 計測タイマーによるカウントを開始する
(ステップS4)。次に温度センサー11は加熱室温度
tがt2 を通過したかどうかを検出し(ステップS
5)、YESの場合、TX 計測タイマーのカウントを終
了し(ステップS6)、制御回路部24は計測した時間
X から上記算式を用いて加熱調理時間T1 を算出す
る。同時に加熱調理開始時間と、加熱室内温度tがt2
に達するまでの時間T2 とから、残りの加熱調理時間を
算出し、表示部15に表示する。
【0023】一方、温度センサー11は加熱室2内の温
度を検出し、制御回路部24は加熱室2内を一定温度
(180℃)に保つよう上下ヒータ4、5をON、OF
F制御させる。次に、制御回路部24は加熱調理時間T
1 がその90%を経過したかどうかを判断し(ステップ
S8)、もしYESであれば、ヒータへの通電をOFF
して加熱動作を終了する(ステップS9)。ヒータがO
FFしても、加熱室2内の温度はその壁面等の余熱でし
ばらくの間上昇するから、この余熱を利用してクッキー
はその全体が一様かつ均等に加熱されることになる。そ
の後、制御回路部24は加熱調理時間T1 が終了したか
どうかを判断し、YESの場合、一連の加熱調理動作を
終了し、必要に応じチャイム等で使用者にその旨報知す
る。
【0024】以上のように、この実施例1によれば、所
定の温度に達するまでに要した時間から加熱調理時間が
自動的に設定され、かつその加熱調理時間の終了前に前
もって加熱動作を終了するようにしているから、被加熱
物は加熱室内の余熱で一様に加熱され、加熱調理時間の
終了時点では、加熱室内はすでに被加熱物が焦げないよ
うな温度に低下し、被加熱物であるクッキーは、その表
面を焼け過ぎてしまうようなことなく、最適な焼き上が
り状態にできるものである。
【0025】実施例2.図6はこの発明の実施例2にお
ける動作特性図であり、図7はその動作フロー図であ
る。まず、皿8の上に予め準備しておいたクッキーを並
べ、加熱室2の段部10にセットする。クッキー調理用
キー12を押圧操作し、スタートキー13を押すと、上
ヒータ4と下ヒータ5が交互に通電されて加熱調理が開
始される(ステップS13)。上下ヒータ4、5による
加熱動作は、実施例1の場合と全く同様であるため、詳
細な説明は省略する。先ず、温度センサー11は加熱調
理開始直後の加熱室2内の温度t3 を検出する(ステッ
プS14)。制御回路部24はあらかじめ設定された時
間T4 が経過したかどうかを判断し(ステップS1
5)、YESの場合温度センサー11は所定時間T4
おける加熱室温度を検出する(ステップS16)。
【0026】実施例1と同様、加熱室2内の温度変化
は、クッキーの量、電源電圧、周囲温度等の条件によっ
て大きく異なる。例えば、クッキーが20個、電源電圧
100V、周囲温度20℃のとき、その加熱動作特性は
図6の実線30で示される。また、クッキーの量と周囲
温度が同じでも電源電圧が95Vのとき、その加熱動作
特性は図6の点線31のようになり、加熱調理動作が時
間T4 だけ経過した時の加熱室2内の温度上昇は異なっ
てくる。
【0027】そこで、クッキーの量、電源電圧、周囲温
度等の条件を変化させて実験を繰り返し、さまざまな条
件下での最適な加熱調理時間T3 と、調理開始から所定
時間T4 経過時での加熱室2の温度上昇tX を求める。
この時、温度上昇tX の検出する時間T4 をその検出温
度tX の温度上昇が明確になる最も早い時間である調理
開始10分後としている。上述したように、例えばクッ
キーを焼きあげる際、電源電圧が1V変化しただけで
も、加熱調理時間T3 の調整が必要になる。今、温度セ
ンサー11のばらつき、マイコンの読み込み誤差を考慮
すると、加熱室2の温度上昇に3℃以上の変化が必要と
なる。一方で、クッキーの量、電源電圧、周囲温度等の
条件を素早く判断しないと、最終的な加熱調理時間を使
用者に早く知らせることができなくなる。このような2
つの制約条件から、電源電圧が1V違いで加熱室2の温
度が5℃変化する時間、すなわち、温度上昇が明確にな
る最も早い時間である10分後に設定した。このように
して求めたさまざまな条件下での加熱調理時間T3 と温
度変化tX とをグラフに表記し、さまざまな条件をすべ
て満たす関数T3 =c×tX +dを求めることができ
た。そして、この実施例2ではT3 =4×tX +800
(秒)という関数で求めることができた。ここで800
秒とは、温度上昇率に関係なく、最少必要加熱調理時間
に相当するものである。
【0028】以上のことを踏まえ、加熱調理時間の設定
から調理終了までの動作について説明する。温度センサ
ー11が時間T4 の経過時点で加熱室2の温度を検出す
ると、制御回路部24はそれまでの温度変化tX を求め
るため、t4 −t3 を演算する(ステップS17)。次
に、この求めた温度変化tX から加熱調理時間T3 を上
記算式を用いて算出する(ステップS18)。同時に経
過時間T4 から残りの加熱調理時間を算出して表示部1
5に表示する。加熱調理が進行すると、制御回路部24
は設定した加熱調理時間T3 がその90%に到達したか
どうかを判断し(ステップS19)、YESであれば、
上下ヒータへの通電をOFFし、加熱動作を終了する。
その後、制御回路部24が加熱調理時間T3 に達したこ
とを判断すると(ステップS20)、一連の調理動作を
終了し(ステップS21)、使用者にチャイム等を用い
て調理の終了を報知する。
【0029】以上のように、この実施例2によれば、加
熱調理開始後の所定時間経過時での加熱室内温度の温度
変化を検出し、この温度変化から被加熱物に最適な加熱
調理時間を自動的に設定し、しかも加熱調理時間の終了
前に前もって加熱動作を終了する。したがって、被加熱
物であるクッキーは加熱動作終了後に加熱室の余熱で一
様に加熱されるから、調理の終了時点で被加熱物を加熱
し過ぎて焦がすようなことがなく、被加熱物を効率よく
調理できるものである。
【0030】ところで、上記説明では、この発明をクッ
キーを加熱料理する場合について述べたが、ロールケー
キ、ロールパン等のいわゆるオーブン調理についても利
用できることは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に示すような効果を奏する。
【0032】予め加熱調理時間を自動設定できるととも
にその加熱調理時間の終了前に前もって加熱動作を終了
させることができ、このため、被加熱物に対する最適な
加熱状態が得られ、しかも調理終了時点で被加熱物をこ
げつかせることなく、かつ焼きむらもない、でき上がり
の優れた加熱調理を行なうことができる。
【0033】また、所定温度に達するまでの時間から加
熱調理時間を設定することにより、被加熱物の量、電源
電圧、周囲温度等に関係なく最適な加熱調理時間を設定
することができ、被加熱物を失敗なくしかも焼きむらの
生じないように調理することができる。
【0034】更に、加熱調理開始後の所定時間経過時の
温度変化から加熱調理時間を設定することにより、被加
熱物の量、電源電圧、周囲温度に関係なく最適な加熱調
理時間を設定することができ、被加熱物を失敗なく、し
かも焼きむらを生じないように調理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る加熱調理器の外観斜
視図である。
【図2】この発明の一実施例に係る加熱調理器の加熱室
の正面断面図である。
【図3】この発明の一実施例に係る加熱調理器の電気回
路図である。
【図4】この発明の一実施例に係る加熱調理器の動作特
性図である。
【図5】この発明の一実施例に係る加熱調理器の動作フ
ロー図である。
【図6】この発明の他の実施例に係る加熱調理器の動作
特性図である。
【図7】この発明の他の実施例に係る加熱調理器の動作
フロー図である。
【図8】従来の加熱調理器の縦断面図である。
【図9】従来の加熱調理器の動作特性図である。
【符号の説明】
1 加熱調理基本体、2 加熱室、3 扉、4 上ヒー
タ、5 下ヒータ、6操作パネル、7 高周波発生装
置、8 皿、9 被加熱物、10 段部、11温度セン
サー、12 クッキー調理用キー、13 スタートキ
ー、14 取り消しキー、15 表示部、16 電源プ
ラグ、17 ヒューズ、18 扉スイッチ、19 モニ
タースイッチ、20 接点、21 接点、22 接点、
23 電源回路、24 制御回路部、25 電磁コイ
ル、26 電磁コイル、27 電磁コイル。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を収納する加熱室と、この加熱
    室に設けられた被加熱物を加熱する加熱手段と、この加
    熱手段に対する通電を制御する制御手段と、前記加熱室
    内の温度を検出する温度検出手段と、前記被加熱物の加
    熱調理時間を設定する加熱調理時間設定手段とを備え、
    この加熱調理時間設定手段はあらかじめ設定された加熱
    調理時間の終了前に前記加熱手段に対する通電を停止さ
    せる加熱停止手段を具備したことを特徴とする加熱調理
    器。
  2. 【請求項2】 前記加熱停止手段は、加熱調理時間の2
    乃至10%に相当する時間だけ加熱調理時間の終了前に
    加熱手段への給電を停止させることを特徴とする請求項
    1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 被加熱物を収納する加熱室と、この加熱
    室の上部と下部とにそれぞれ設けられた被加熱物を加熱
    するヒータと、これら各ヒータへの通電を制御する制御
    手段と、前記加熱室内の温度を検出する温度検出手段
    と、前記各ヒータによる加熱調理時間を設定する加熱調
    理時間設定手段とを備え、この加熱調理時間設定手段は
    あらかじめ設定された加熱調理時間の終了前に前記ヒー
    タに対する通電を停止させる加熱停止手段を具備したこ
    とを特徴とする加熱調理器。
  4. 【請求項4】 被加熱物を収納する加熱室と、この加熱
    室に設けられた被加熱物を加熱する加熱手段と、この加
    熱手段への通電を制御する制御手段と、前記加熱室内の
    温度を検出する温度検出手段と、前記加熱室内の温度が
    あらかじめ設定した温度に達するまでに要した時間から
    加熱調理時間を設定する加熱調理時間設定手段とを備
    え、この加熱調理時間設定手段は加熱調理時間の終了前
    に前記加熱手段への通電を停止させる加熱停止手段を具
    備したことを特徴とする加熱調理器。
  5. 【請求項5】 加熱調理時間設定手段は、前記加熱室内
    の温度が80℃乃至180℃の範囲における2点間での
    温度変化に要した時間から加熱調理時間を設定したこと
    を特徴とする請求項5記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 被加熱物を収納する加熱室と、この加熱
    室に設けられた被加熱物を加熱する加熱手段と、この加
    熱手段への通電を制御する制御手段と、前記加熱室内の
    温度を検出する温度検出手段と、前記加熱室の所定時間
    内における温度変化を検出し、この検出した温度から加
    熱調理時間を設定する加熱調理時間設定手段とを備え、
    この加熱調理時間設定手段は加熱調理時間の終了前に前
    記加熱手段への通電を停止させる加熱停止手段を具備し
    たことを特徴とする加熱調理器。
JP11830094A 1994-05-31 1994-05-31 加熱調理器 Pending JPH07324757A (ja)

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