JPH0311335Y2 - - Google Patents

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JPH0311335Y2
JPH0311335Y2 JP1983011960U JP1196083U JPH0311335Y2 JP H0311335 Y2 JPH0311335 Y2 JP H0311335Y2 JP 1983011960 U JP1983011960 U JP 1983011960U JP 1196083 U JP1196083 U JP 1196083U JP H0311335 Y2 JPH0311335 Y2 JP H0311335Y2
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JP
Japan
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door
lever
guide case
stopper
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JP1983011960U
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JPS59117767U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車のドアーを開いた時に、ド
アーチエツク装置が干渉して異音を発するのを防
止した、自動車のドアーチエツク装置に関するも
のである。
従来ドアーチエツク装置は、細長いレバーの一
端が車体ピラーに水平に軸支され、他端がドアー
の端面からドアー内部に差し込まれていて、ドア
ーを全開したとき、レバーの他端に取り付けてあ
るストツパーが、ドアーに取り付けたガイドケー
スに当つて、最大開度が規制されるもので、例え
ば、実開昭53−82130号公報のようなものがある。
しかし、このような構造であるとドアーを全開
したとき、レバーの回動角度や慣性により、レバ
ーが幅方向に動き、レバーとガイドケースが干渉
してカチツという異音が発生する。
この考案は、上記の異音の発生をレバーの幅方
向の動きを規制することで防止するようにしたも
のであつて、以下添付図面にもとづいて詳細説明
する。
第1図および第2図に示すように、一端を車体
ピラー1に水平方向に軸支2した細長いレバー3
を、同じく車体ビラー1にヒンジ4,4aで取り
付けられたドアー5の端面5aから、ドアー5の
内部に差し込み、この差し込み部のドアー5の内
側に取り付けたガイドケース6が、レバーの末端
に取り付けた、ラバーの如き弾性体よりなるスト
ツパー7に当つて、ドアー5の最大開度を規制す
るようにした自動車のドアーチエツク装置におい
て、互いに接触するガイドケース6またはストツ
パー7の当接面のいずれか一方に、ドアー5の開
時のストツパー7とガイドケース6との当接時
に、レバー3を車室内側へ押す力を作用させるた
めの、ドアー5のインナーパネル5b側から、ア
ウターパネル5c側に向つて厚みを増す傾斜面7
aを形成して、ドアー5を開いたとき、当接面の
アウターパネル5c側が先に接触するようにした
ものである。
第1実施例として第3図に示すものは、ストツ
パー7の当接面をアウターパネル5c側を高くし
た傾斜面7aとし、高くなつた方の周囲から切込
部7bを設けて、同図Bに示すようにガイドケー
ス6に接したとき、切込部7bは容易に押しつぶ
されるので、最頂端が圧損することなく、ストツ
パー7の耐久性を向上させる。このときの接触圧
力によつてレバー3をW4矢に示す車室内側の方
向に押す推力が働くものである。
また、第2実施例として第4図に示すものは、
ガイドケース6の当接面のアウターパネル5c側
にインナーパネル側からアウターパネル側に向つ
て厚みを増す傾斜面を形成する突出部6aを設け
たもので、ストツパー7の当接面の外周近くに接
するとき、ストツパー7の周縁部が突出部6aの
傾斜面にそつてずれるため、ずれの方向の力W5
の分力W6,W7のうちW6はレバー3を車室内
側へ押す力となつて、同図Dの仮想線で示す位置
にあるべき処を、実線の位置に偏位させることに
なる。図中8はストツパー7の抜止ピンを示す。
次に、従来のものが異音を発する原因について
詳しく説明する。
第2図は実線で示すドアー5が閉じた状態から
仮想線に示す位置まで全開したときの状態を第5
図に示し、ドアーチエツク装置は車体ピラー1へ
の軸支2点を起点として、1点鎖線で示すP矢の
方向の軌跡をたどる。従つて、その接線方向にレ
バー3の慣性力W1が働く。さらにドアー5はヒ
ンジ4,4aを中心として1点鎖線で示すQ矢の
方向の軌跡をたどつて、ガイドケース6がストツ
パー7に接したときのレバー3に掛る反力はW矢
の方向となり、この反力Wは分力W2とW3に分
解することができ、このうちの分力W2と前記慣
性力W1は、レバー3をドアー5のアウターパネ
ル5cの方向に引き寄せる力となつて働くから、
第6図に示すように、ガイドケース6のレバー窓
6bの内辺のうち、アウターパネル5cに近い窓
端辺6cに当たることとなり、このときの接触音
がレバー3もガイドケース6も普通金属で構成さ
れているから、カチツという異音となつて聞こえ
るものである。
この異音の発生源である前記の慣性力W1と分
力W2はほぼ同じ方向でアウターパネル側に向か
つて働いているから、この力を打消すことが異音
の発生を防止することになるので、ガイドケース
6とストツパー7が当接するときに、慣性力W1
と分力W2の方向より逆の方向、すなわちインナ
ーパネル5bの方に向く力がレバー3に働くよう
にすればよいわけで、前記第3図Aに示す推力W
4と第4図Oに示す分力W6が、前記慣性力W1
と分力W2に対抗して打ち消す働きをするため、
第6図に示すようなレバー3とガイドケースのレ
バー窓端辺6cとの干渉が無くなつて、不快な異
音は発生しなくなるものである。
従来は、この異音を打消すのに、緩衝部材等を
ガイドケース6内に装着して、レバー3がガイド
ケースと干渉しないように規制する等の手段が講
じられていたのであるが、規制部材がドアー5を
開くたびに摩耗して、遂には規制の役を果し得な
いことになり、異音が発生するようになるもので
あつたが、この考案によれば根本的に異音の発生
する原因を打ち消すように、合理的に構成してあ
るため、長期に使用しても異音が発生することが
ないとともに、すこぶる簡単な構造となつている
ので、構成部分が損傷することもほとんど無く
て、低価格で耐久力のある、自動車のドアーチエ
ツク装置を提供し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施した自動車ドアーの連
結部を示す一部切欠側面図、第2図は第1図−
線における拡大断面図で、併せてドアーを開く
状態に示した図、第3図はこの考案の第1実施例
を示す図で、Aはストツパーとガイドケースが最
初に接触した状態を示す図、Bはドアーが全開し
たときのストツパーとガイドケースの当接状態を
示す図、第4図はこの考案の第2実施例を示す図
で、Cはストツパーとガイドケースが最初に接触
した状態を示す図、Dはドアーが全開した時のス
トツパーとガイドケースの当接状態を示す図、第
5図は従来のドアーチエツク装置が異音を発生す
る原因を説明した図、第6図は第5図−線に
おける断面図で、レバーとガイドケースが干渉し
ている状態を示す図である。 1……車体ピラー、2……軸支、3……レバ
ー、4,4a……ヒンジ、5……ドアー、5a…
…ドアー端面、5b……インナーパネル、5c…
…アウターパネル、6……ガイドケース、6a…
…突出部、7……ストツパー、7a……傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端を車体ピラーに水平方向に軸支したレバー
    が、ドアー内部に差し込まれて、ドアーに取り付
    けたガイドケースと、レバーの末端に取り付けら
    れたストツパーとがドアー内部で当接されて、ド
    アーの開度を規制するようにした、自動車のドア
    ーチエツク装置において、互いに接触するストツ
    パーとガイドケースの当接面のうち少なくともい
    ずれか一方の当接面に、ドアー開時のストツパー
    とガイドケースとの当接時に、上記レバーを車室
    内側へ押す力を作用させるための、ドアーのイン
    ナーパネル側から、アウターパネル側に向つて厚
    みを増す傾斜面が形成されていることを特徴とす
    る、自動車のドアーチエツク装置。
JP1196083U 1983-01-28 1983-01-28 自動車のドアーチエツク装置 Granted JPS59117767U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1196083U JPS59117767U (ja) 1983-01-28 1983-01-28 自動車のドアーチエツク装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1196083U JPS59117767U (ja) 1983-01-28 1983-01-28 自動車のドアーチエツク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59117767U JPS59117767U (ja) 1984-08-08
JPH0311335Y2 true JPH0311335Y2 (ja) 1991-03-19

Family

ID=30143373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1196083U Granted JPS59117767U (ja) 1983-01-28 1983-01-28 自動車のドアーチエツク装置

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Families Citing this family (3)

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KR100471885B1 (ko) * 2002-11-15 2005-03-08 현대자동차주식회사 차량의 도어 개방 구조
JP6183178B2 (ja) * 2013-11-28 2017-08-23 アイシン精機株式会社 ドアチェック装置
JP6242221B2 (ja) * 2014-01-31 2017-12-06 株式会社ヒロテック 自動車用ドア

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5833679B2 (ja) * 1974-06-17 1983-07-21 松下電工株式会社 ホウデントウシドウソウチ

Family Cites Families (1)

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Publication number Publication date
JPS59117767U (ja) 1984-08-08

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