JPH0143298Y2 - - Google Patents

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JPH0143298Y2
JPH0143298Y2 JP9587483U JP9587483U JPH0143298Y2 JP H0143298 Y2 JPH0143298 Y2 JP H0143298Y2 JP 9587483 U JP9587483 U JP 9587483U JP 9587483 U JP9587483 U JP 9587483U JP H0143298 Y2 JPH0143298 Y2 JP H0143298Y2
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wedge
striker
inclined surface
opening
closing body
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JP9587483U
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JPS603113U (ja
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車のドア等の開閉体、特にバツ
クドアのガタ防止に適する自動車の開閉体防振装
置に関する。
従来の開閉体防振装置としては、例えば第1図
〜第3図に示すようなものがある。
すなわち、自動車の車体Bにヒンジによつて開
閉自在に枢着されたバツクドアD側の端面D1に
はストライカSが、車体B側の端面B1には開閉
体防振装置1が取付けられており、該防振置1の
ベース10に、前記ストライカSの傾斜面S1と
面接触可能な傾斜面20を有するウエツジ2が、
バネ3により付勢されて前進位置に保持され、か
つストライカSの進入方向(第2図で左方向)に
移動可能に支持されており、閉扉時に、ストライ
カSの傾斜面S1がウエツジ2を押付けながら、
該ウエツジ2の傾斜面20に面接触することによ
り、前記両端面D1,B1間の間隔を広げる方向
の拘束力を生じ、それによつてバツクドアDのガ
タ防止をするようにしたものである。
しかしながら、このような従来の開閉体防振装
置では、適正な前記拘束力を生じさせるには、ウ
エツジ2の傾斜面20とストライカSの傾斜面S
1とを面接触させる必要があり、そのために防振
装置1を端面B1に取付ける際には、ベース10
に形成された取付け用バカ穴10A,10Aの箇
所でベース10を端面B1に仮止めした段階でウ
エツジ2とストライカSとの位置調整を行ない、
該調整後にベース10を本止めしなければならな
いので、防振装置1の取付け作業および前記位置
調整作業が煩雑であり、それと共に前記位置調整
が不適当であつた場合には、ストライカSの傾斜
面S1がウエツジ2の傾斜面20に面接触せず
に、点接触あるいは線接触し、それによつて防振
装置1が正しく作動せず、適正な前記拘束力を確
保できず、さらに不正接触によりウエツジ及びス
トライカの摩耗が増大するという問題点があつ
た。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、防振装置の取付け時において、
ウエツジと該ウエツジの相手側に設けられたスト
ライカとの位置調整をする必要がなく、かつウエ
ツジの傾斜面とストライカの傾斜面とが常に面接
触し、常に適正な拘束力が得られる自動車の開閉
体防振装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するため、本考案において
は、閉扉時に近接する車体側の端面と開閉体側の
端面との一方に設けられ、かつ他方に設けられた
ストライカの傾斜面と当接可能な傾斜面が形成さ
れたウエツジが、前記ストライカの進入方向に移
動可能にベースに支されて成る自動車の開閉体防
振装置において、前記ウエツジの傾斜面を前記ス
トライカの傾斜面に面接触させるべく、該ウエツ
ジを、該ウエツジの略中央部であつて前記傾斜面
に交叉する軸の回りに回動可能に前記ベースに枢
支したもので、ストライカの傾斜面がウエツジの
傾斜面に点接触あるいは線接触するように斜めに
進入しても、前記両傾斜面が面接触するように前
記ウエツジが回動できるようにしたものである。
以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。なお、従来例と同様の部位には同一符号を付
する。
第4図〜第6図は本考案の一実施例を示してお
り、第1図〜第3図に示した従来例と同様に、自
動車の開閉体、例えば車体に枢着されたバツクド
ア側の端面には相手部位としてのストライカSが
固設されており、一方閉扉時にバツクドア側の端
面に近接する車体側の端面には開閉体防振装置1
が取付けられている。
該開閉体防振装置1は、前記ストライカSの傾
斜面S1と当接可能な傾斜面20が形成されたウ
エツジ2と、該ウエツジ2の緩衝部材としてのバ
ンパ4と、ウエツジ2およびバンパ4を保持し、
取付穴10A,10Aの箇所で車体側の端面に固
定されるベース10とを有している。
前記ベース10には、閉扉操作時にストライカ
Sがウエツジ2に向つて進入する方向(図におい
て下方向)に延びた案内孔10Bが形成されてお
り、前記ウエツジ2には、前記案内孔10Bと直
交する方向に延び、小径孔部21Aと大径孔21
Bとからなる貫通孔21が形成されており、該貫
通孔21と案内孔10Bとの間には、ウエツジ2
を前記進入方向に移動可能に支持するとともにウ
エツジ2をウエツジ2の略中央部であつて前記傾
斜面20に交叉する軸の回りに回動可能に枢支す
るピン状の支持部材5が配設されている。
該支持部材5は、軸部50と、両端に形成され
たフランジ部51,52とを有しており、前記軸
部50は案内孔10Bに嵌合すると共に貫通孔2
1の小径孔部21Aに嵌合しており、かつ一方の
フランジ部51は貫通孔21の段部21Cに係止
され、他方のフランジ部52はベース10の外壁
面10Cに係止されている。したがつて、ウエツ
ジ2は支持部材5の軸部50によつてベース10
に回動可能に枢支されていると共に、前記軸部5
0と案内孔10Bとの嵌合によつてベース10に
前記進入方向に移動可能に支持されている。
さらに、前記ウエツジ2とバンパ4との間に
は、バネ部材30,31が張設されており、ウエ
ツジ2はバネ部材30,31により付勢されて前
進位置(第4図、第5図で示された位置)に保持
されている。
上記構成を有する開閉体防振装置1を、閉扉時
にバツクドア側の端面に固設されたストライカS
の傾斜面S1がウエツジ2の傾斜面20に当接す
るように車体側の端面に置き、ベース10の取付
穴10A,10Aの箇所でボルト等によつて防振
装置1を前記車体側の端面に固定する。このよう
な開閉体防振装置1の車体側の端面への取付け作
業においては、ストライカSの傾斜面S1がウエ
ツジ2の傾斜面20に面接触するようにストライ
カSとウエツジ2の位置調整をする必要がなく、
単に開閉体防振装置1を車体側に端面に固定すれ
ばよい。
バツクドアを閉扉操作した際に、ストライカS
の傾斜面S1がウエツジ2の傾斜面20に面接触
するように適正な方向からストライカが進入する
場合には、ストライカSがウエツジ2を押付けな
がら、バネ部材30,31の付勢力に抗してウエ
ツジ2を案内孔10Bに沿つて図において下方へ
移動させ、閉扉状態においてバツクドア側の端面
と車体側の端面との間隔を広げる方向の適正な拘
束力を生じ、該拘束力によつてバツクドアのガタ
防止がなされる。
また、ストライカS、開閉体防振装置1の取付
位置やその他の影響によつて、バツクドアを閉扉
操作した際に、ストライカSの傾斜面S1がウエ
ツジ2の傾斜面20に点接触あるいは線接触する
ような斜めの方向からストライカが進入した場合
には、ストライカSがウエツジ2を押付ける力に
よつて、前記両傾斜面S1,20が面接触する位
置までウエツジ2が支持部材5の軸部50を中心
に回動する(第6図の実線で示された位置から2
点鎖線で示された位置まで移動しながら回動す
る)ので、上記と同様に、ストライカSがウエツ
ジ2を押付けながら、バネ部材30,31の付勢
力に抗してウエツジ2を案内孔10Bに沿つて図
において下方へ移動させ、閉扉状態においてバツ
クドア側の端面と車体側の端面との間隔を広げる
方向の適正な拘束力を生じ、該拘束力によつてド
アのガタ防止がなされる。
なお上記実施例においては、ストライカをバツ
クドア側の端面に、開閉体防振装置を車体側の端
面にそれぞれ設けたが、該両者を逆に設けてもよ
いことは言うまでもない。さらに、上記実施例に
おいては、ウエツジの相手部位としてストライカ
を別に設けたが、傾斜面を有する相手部位を車体
側あるいはドア側の端面自体に直接形成してもよ
い。
また、本考案に係る開閉体防振装置は、バツク
ドアに限られることなく、他の開閉体にも適用で
きることは言うまでもない。
本考案に係る自動車の開閉体防振装置によれ
ば、ウエツジが回動可能に枢支されており、閉扉
操作した際に、ストライカの傾斜面がウエツジの
傾斜面に点接触あるいは線接触するような場合に
は、前記両傾斜面が面接触するまで、ストライカ
がウエツジを押付ける力によりウエツジが回動さ
せられるので、開閉体防振装置を車体側の端面あ
るいは開閉体側の端面に取付ける際にはウエツジ
とストライカとの位置調整が要らず、開閉体防振
装置の取付け作業が極めて簡単であり、閉扉状態
において常に適正な拘束力が得られ、さらに、常
に適正な面接触が得られることによりドアの防振
が確実になされ、ウエツジやストライカ等の相手
部位の偏摩耗が防止され耐久性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は従来例を示しており、第1図
は自動車のドアの一部を示す平面図、第2図は第
1図の−線断面図、第3図は分解斜視図、第
4図〜第6図は本考案の一実施例を示しており、
第4図は分解斜視図、第5図は第4図の−線
断面図、第6図は第4図の矢視図である。 1……開閉体防振装置、2……ウエツジ、10
……ベース、20……ウエツジの傾斜面、S……
ストライカ、S1……ストライカの傾斜面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 閉扉時に近接する車体側の端面と開閉体側の端
    面との一方に設けられ、かつ他方に設けられたス
    トライカの傾斜面と当接可能な傾斜面が形成され
    たウエツジが、前記ストライカの進入方向に移動
    可能にベースに支持されて成る自動車の開閉体防
    振装置において、 前記ウエツジの傾斜面を前記ストライカの傾斜
    面に面接触させるべく、該ウエツジを、該ウエツ
    ジの略中央部であつて前記傾斜面に交叉する軸の
    回りに回動可能に前記ベースに枢支したことを特
    徴とする自動車の開閉体防振装置。
JP9587483U 1983-06-22 1983-06-22 自動車の開閉体防振装置 Granted JPS603113U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9587483U JPS603113U (ja) 1983-06-22 1983-06-22 自動車の開閉体防振装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP9587483U JPS603113U (ja) 1983-06-22 1983-06-22 自動車の開閉体防振装置

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Publication Number Publication Date
JPS603113U JPS603113U (ja) 1985-01-11
JPH0143298Y2 true JPH0143298Y2 (ja) 1989-12-15

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ID=30228747

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JP9587483U Granted JPS603113U (ja) 1983-06-22 1983-06-22 自動車の開閉体防振装置

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WO2011105328A1 (ja) 2010-02-26 2011-09-01 アイシン精機株式会社 車両ドアの固定装置
EP2562339A2 (en) 2011-08-25 2013-02-27 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Vehicle door fixing apparatus and fixed wedge of same
US8944479B2 (en) 2010-12-27 2015-02-03 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Vehicle door fixing apparatus
US9121205B2 (en) 2011-08-25 2015-09-01 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Vehicle door fixing apparatus
US9447615B2 (en) 2012-09-07 2016-09-20 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Vehicle door fixing apparatus and fastening member

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KR100320835B1 (ko) * 1999-12-29 2002-01-18 이계안 자동차용 테일 게이트 진동 방지 구조
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