JP2591698Y2 - 扉開閉機構 - Google Patents

扉開閉機構

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Publication number
JP2591698Y2
JP2591698Y2 JP1992042172U JP4217292U JP2591698Y2 JP 2591698 Y2 JP2591698 Y2 JP 2591698Y2 JP 1992042172 U JP1992042172 U JP 1992042172U JP 4217292 U JP4217292 U JP 4217292U JP 2591698 Y2 JP2591698 Y2 JP 2591698Y2
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JP
Japan
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door
closing mechanism
door opening
coil spring
shaft
Prior art date
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JP1992042172U
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JPH0596927U (ja
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正人 高橋
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、扉の開閉機構に係り、
特に音響機器等に好適な扉の開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の扉開閉機構、例えば、カセットデ
ッキのカセットローディング部における扉開閉機構で
は、図4に示すように、扉1は、軸2及び軸受6により
回転可能に、しかも軸線方向に対してはクリアランスD
の範囲内で摺動可能に軸支され、該扉1を閉じる方向に
付勢するコイルバネ3は、扉1側の取付部4と機器本体
側の取付部5との間に垂直に張架されていた。なお、こ
のクリアランスは、扉1がいかなる状況においても滑ら
かに開閉するために必ず必要とするものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成では、コイルバネ3は扉1の回転方向にのみその
付勢力が働くため、図4に示すように、軸受6とのクリ
アランスDの範囲内で、扉1が軸線方向に動いてしま
い、左右位置が定まらないという欠点があった。本考案
の目的は、上記従来の欠点を解消し、軸受とのクリアラ
ンスによる扉の左右ずれを矯正することができる扉開閉
機構を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案による扉開閉機構
は、一端が回転可能に軸支された扉と、該扉を閉じる方
向に付勢するために長架された引っ張りコイルバネとか
らな る扉開閉機構において、前記コイルバネを垂直方向
に対して傾斜させて 張架したものである。
【0005】
【作用】扉は、軸支部の軸受と軸により回転可能に軸支
され、該扉を閉じる方向に付勢するコイルバネは、軸線
方向に対して傾けて取り付けられており、扉を閉めよう
とする力に加えて、扉を軸線方向に付勢する力が発生す
るため、扉は軸線方向に付勢される。したがって、扉の
配置位置は、扉が軸線方向に移動した状態において、外
観上で正規の位置になるように軸受の位置を定めればよ
いから、軸受との間に必要なクリアランスを確保した上
で、扉の位置を決定することができる。
【0006】
【実施例】図1は本考案による扉開閉機構の1実施例を
示し、(A)は概略正面図、(B)は概略側面図であ
る。図1において、1は扉であり、軸支部の軸受(図示
しない)と軸2により回転可能に軸支され、該扉1を閉
じる方向に付勢するコイルバネ3は、扉1のバネ取付部
4と機器本体側のバネ取付部5との間に、垂直方向に対
して傾けて取り付けられている。したがって、コイルバ
ネ3により、扉1を閉めようとする力fV に加えて、扉
1を軸支部の軸線方向に付勢する力fH が発生するた
め、扉1は、いかなるときでも図面上左寄りに付勢され
る。したがって、扉1の配置位置は、扉1が左側に移動
している状態において、外観上で正規の位置になるよう
に軸受の位置を定めればよいから、軸受6との間に必要
なクリアランスを確保した上で、扉1の位置を決定する
ことができる。なお、上記構成では、扉1を左方向に付
勢するようにコイルバネ3を傾けて配置したが、右方向
に付勢するように逆の傾きに配置しても良いことはもち
ろんであり、扉1のバネ取付部4及び取付部5の位置も
適宜選択できる。また、軸2と軸受の関係が逆であって
も可能である。
【0007】本考案においては、コイルバネ3を垂直方
向に対して傾斜させて張架するだけで所期の目的を達す
ることができ、構成が簡単でコストアップを伴わない利
点がある。一方、従来のように、コイルバネ3を垂直に
張架する形式においても単に扉の偏りやガタツキを防止
するだけであれば、図2及び図3に示す手段も考えられ
るが、この場合は多少加工コスト等を伴う。図2におい
て、軸支部の軸受6により回転可能に軸支された扉1
は、これを閉じる方向に付勢するコイルバネ3が、扉1
のバネ取付部4と所定位置のバネ取付部5との間に垂直
に取り付けられている。また、扉1の左側の軸2に、所
定個所で軸径が最も細くなるように2方向のテーパーが
形成されている。したがって、コイルバネ3により扉1
が閉じる方向に付勢されるとき、軸2のテーパーによっ
て最小径箇所が軸受6に一致するように軸線方向の力が
加わり、その結果扉1と軸受6との位置が決まる。
【0008】なお、図2では、2方向のテーパー形状を
もった軸2としたが、この軸2の形状は、図3の(A)
のように右へ傾斜する1方向のテーパーを形成しても良
いし、図3の(B)のように左へ傾斜する1方向のテー
パーを形成しても良く、また図3の(C)のように軸2
を傾けても良い。上記図2及び図3の構成においても、
図1の構成の場合と同様に、扉1が軸支方向に付勢され
る時に、外観上で正規の位置になるように軸受6の位置
を定めれば良く、必要なクリアランスを確保した上で、
扉1の位置もしっかりと決まる。なお、上記図2と図3
の(A)及び(B)に示す構成では、左側の軸にテーパ
ーが形成されているが、右側の軸にテーパーを施しても
良い。さらに、図3の(C)の構成では、左側の軸を傾
けたが、右側の軸を傾けて構成しても良いことはもちろ
んである。
【0009】
【考案の効果】本考案による扉開閉機構によれば、外観
上見苦しい扉の片寄り、ガタつきを防止ができ、しかも
安価なコストで実施でき、特に音響機器の扉開閉機構と
して最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による扉開閉機構の1実施例を示し、
(A)は概略正面図、(B)は概略側面図である。
【図2】本考案による扉開閉機構の他の実施例を示し、
(A)は概略正面図、(B)は概略側面図である。
【図3】本考案による扉開閉機構のさらに他の実施例を
示す部分拡大図である。
【図4】従来の扉開閉機構の例を示す概略正面図であ
る。
【符号の説明】
1 扉 2 軸 3 コイルバネ 4,5 バネ取付部 6 軸受

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が回転可能に軸支された扉(1)
    と、該扉(1)を閉じる方向に付勢するために張架され
    た引っ張りコイルバネ(3)と からなる扉開閉機構にお
    いて、前記コイルバネ(3)を垂直方向に対し て傾斜さ
    せて張架したことを特徴とする扉開閉機構。
JP1992042172U 1992-05-28 1992-05-28 扉開閉機構 Expired - Lifetime JP2591698Y2 (ja)

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JP1992042172U JP2591698Y2 (ja) 1992-05-28 1992-05-28 扉開閉機構

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JP1992042172U JP2591698Y2 (ja) 1992-05-28 1992-05-28 扉開閉機構

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JPH0596927U JPH0596927U (ja) 1993-12-27
JP2591698Y2 true JP2591698Y2 (ja) 1999-03-10

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JP5302053B2 (ja) * 2009-03-06 2013-10-02 株式会社ナカニシ 歯科用ハンドピース洗浄装置

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JPH0596927U (ja) 1993-12-27

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