JP3251139B2 - リッドの開閉装置 - Google Patents
リッドの開閉装置Info
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Description
に対して開閉自在に支持されたリッドの開閉装置に関
し、例えば、バスのバンパに設けられたコックリッドの
開閉装置に関する。
バンパの正面視、図5に従来のコックリッドの開閉装置
の断面を示す。
前端部にはバンパ12が装着されており、そのバンパ1
2に取付けられたランプ13に隣接してコックリッド1
4が上下に開閉自在に設けられている。このコックリッ
ド14内には、図示しないが非常時にドアを開閉するた
めにバルブを閉めるハンドルが設けられている。
パネル101によって凹部102が形成されており、コ
ックリッド14はこの凹部102を閉塞するように配置
されている。即ち、コックリッド14の下部にはヒンジ
ブラケット103の一端部が固定され、このヒンジブラ
ケット103の他端部はバンパ12に固定された支持軸
104に回動自在に支持されている。一方、バンパ12
に固定された支持ブラケット105には板ばね106の
基端部がボルト107により取付けられている。そし
て、この板ばね106の先端部は上方の折曲し、ヒンジ
ブラケット103にボルト108によって取付けられた
係止片109が係脱できるようになっている。
閉止した状態では、ヒンジブラケット103を介してコ
ックリッド14と一体の係止片109がバンパ12に固
定された板ばね106の先端の折曲部に係止すること
で、コックリッド14が閉止位置に保持されている。コ
ックリッド14の閉止状態から手前に引くと、係止片1
09が板ばね106から外れてこのコックリッド14は
支持軸104を中心として回動し、開放状態となる。
リッドの開閉装置において、コックリッド14は一体の
係止片109がバンパ12に固定された板ばね106に
係止することで閉止位置に保持されるようになってい
る。この場合、係止片109は板ばね106の弾性変形
力によって発生する摩擦抵抗によりその位置に係止され
ており、コックリッド14を開けると、係止片109と
板ばね106との係止が解除されるときに両者は面接触
状態で摺動することとなり、金属片同士のこすれによっ
て異音が発生してしまうという問題があった。
っては、前述したように、コックリッド14は一体の係
止片109が板ばね106の弾性変形力によってその位
置に保持されており、この板ばね106の弾性変形力が
不十分である場合には、車両の振動によって係止片10
9と板ばね106との係止が外れてコックリッド14が
開いてしまう虞があった。
あって、開閉時の異音の発生の防止並びに開閉位置での
確実な保持、開閉操作性の向上を図ったリッドの開閉装
置を提供することを目的とする。
めの本発明のリッドの開閉装置は、車体に設けられた凹
部に対して支持軸によってリッドが開閉自在に支持され
たリッドの開閉装置において、少なくとも2つのコイル
部が連結部によって一体に形成されたねじりコイルばね
の各端部を前記車体あるいはリッドのいずれか一方に係
止し、該ねじりコイルばねの連結部を前記車体あるいは
リッドのいずれか他方に係止することで、該ねじりコイ
ルばねがリッドの閉止時には閉止方向に付勢し、該リッ
ドの開放時には開放方向に付勢するようにし、前記リッ
ドを支持するヒンジと前記ねじりコイルばねとが前記リ
ッドの開放時に当接して前記リッドのストッパとなるこ
とを特徴とするものである。
設けられた凹部を開閉自在であり、車体とリッドとの間
にねじりコイルばねが介装されることで、リッドの閉止
時には閉止方向に、リッドの開放時には開放方向に付勢
力が作用することとなり、一つのばねによってリッドの
開閉状態が確実に保持される。また、ねじりコイルばね
の各端部が車体あるいはリッドの一方に、ねじりコイル
ばねの連結部がその他方に係止することで、リッドの開
閉操作時にリッドの動作が円滑となる。更に、車体に設
けられたリッドを支持するヒンジとねじりコイルばねと
がリッドの開放時に当接し、このリッドのストッパとな
ることで、リッドを閉止位置に確実に位置決め保持する
ことができる。
に説明する。
閉装置を表す平面視、図2に本実施例のリッドの開閉装
置の縦断面、図3にそのリッドの開閉装置の開扉状態を
表す縦断面を示す。なお、従来と同様の機能を有する部
材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
ドの開閉装置21において、車両の前端部に装着された
バンパ12にはインナパネル22によって凹部23が形
成されており、この凹部23はコックリッド14によっ
て開閉自在となっている。即ち、このコックリッド14
は下部にヒンジブラケット24の一端部が固定されてお
り、このヒンジブラケット24の他端部はU字状に屈曲
している。一方、バンパ12にボルト25により固定さ
れた取付ブラケット26には水平をなして支持軸27が
取付けられており、この支持軸27にはヒンジブラケッ
ト24のU字状の屈曲部が回動自在に支持されている。
間にはダブルねじりコイルばね28が張設され、このコ
ックリッド14を凹部23の閉止位置及び開放位置にて
保持できるようになっている。即ち、コックリッド14
のヒンジブラケット24には係止部29が形成される一
方、バンパ12の取付ブラケット26にはその左右各端
部に側壁30,31が形成され、この左右の側壁30,
31に係止部32,33が形成されている。また、ダブ
ルねじりコイルばね28は1本の線材によって形成され
ており、2つのコイル部34,35が連結部36によっ
て連結されて構成されている。
の各端部37,38が取付ブラケット26の係止部3
2,33に係止する一方、連結部36がヒンジブラケッ
ト24の係止部29に係止している。この場合、コック
リッド14の閉止位置では、図2に示すように、ダブル
ねじりコイルばね28の連結部36(係止部29)が、
支持軸27とダブルねじりコイルばね28の各端部3
7,38(係止部32,33)との結線Pより下方に位
置するように設定されている。一方、コックリッド14
の開放位置では、図3に示すように、ダブルねじりコイ
ルばね28の連結部36(係止部29)が、結線Pより
上方に位置するように設定されている。
ド14を開けるときに乗員が手を入れためにコックリッ
ド14の上部に形成された切欠である。
もって回動自在に支持されることで、バンパ12に形成
された凹部23を開閉自在できるようになっている。そ
して、図2に示すように、コックリッド14が凹部23
を閉止した状態では、ダブルねじりコイルばね28の連
結部36(係止部29)が結線Pより下方に位置してい
るので、ダブルねじりコイルばね28の付勢力はコック
リッド14を支持軸27を中心として図2において時計
回り方向に作用し、このコックリッド14は閉止位置に
保持される。
が切欠39に手をかけてコックリッド14を手前に引く
と、このコックリッド14はダブルねじりコイルばね2
8の付勢力に抗して支持軸27を中心として図2におい
て反時計回り方向に回動し、ダブルねじりコイルばね2
8の連結部36(係止部29)が結線Pを越えてこの結
線Pより上方に位置すると、ダブルねじりコイルばね2
8の付勢力は、前述とは逆に、コックリッド14を支持
軸27を中心として図2において反時計回り方向に作用
する。そのため、乗員がコックリッド14から手を離し
てもダブルねじりコイルばね28の付勢力により同方向
に回動し、図3に示すように、このコックリッド14は
開放位置に移動してその位置に保持され、凹部23は開
放状態となる。
のコックリッド14のヒンジブラケット24がダブルね
じりコイルばね28に当接し、このダブルねじりコイル
ばね28がコックリッド14のストッパとなる。従っ
て、このコックリッド14の開放時にコックリッド14
の開放位置を正確に位置決めできると共に、コックリッ
ド14はバンパ12の開口端縁に接触することはなく、
バンパ12の損傷を防止できる。
1にあっては、2つのコイル部34,35を有するダブ
ルねじりコイルばね28の各端部37,38をバンパ1
2側の係止部32,33に、連結部36をコックリッド
14側の係止部29に係止したことで、コックリッド1
4の閉止時には閉止方向に、開放時には開放方向にそれ
ぞれダブルねじりコイルばね28の付勢力が作用するこ
ととなり、コックリッド14は各開閉位置で確実に保持
される。
力がコックリッド14の支持軸27の軸方向中央部に作
用することとなり、コックリッド14の開閉操作時にコ
ックリッド14がねじれたりせず、その開閉動作が円滑
となる。更に、コックリッド14の開閉操作時に、従来
使用していた板ばねのように、金属片同士のこすれが少
なくなり、異音の発生を抑制できる。
じりコイルばね28の各端部37,38をバンパ12側
の係止部32,33に、連結部36をコックリッド14
側の係止部29にそれぞれ係止したが、本発明のリッド
の開閉装置はこの構成に限定されるものではない。即
ち、ダブルねじりコイルばね28の各端部37,38を
コックリッド14側に係止し、連結部36をバンパ12
側に係止するようにしてもよく、この場合、ダブルねじ
りコイルばね28の付勢力がコックリッド14の支持軸
27の軸方向端部に作用することとなり、コックリッド
14の閉止時及び開放時にコックリッド14がばたつく
ことがなく、且つ、開閉操作時にはコックリッド14が
ねじれたりせず、その開閉操作を円滑に行うことができ
る。
の開閉装置をコックリッドの開閉装置に適用して説明し
たが、適用箇所はこの部分に限定されるものではない。
うに本発明のリッドの開閉装置によれば、車体に設けら
れた凹部に対して支持軸によってリッドを開閉自在に支
持し、少なくとも2つのコイル部が連結部によって一体
に形成されたねじりコイルばねの各端部を車体あるいは
リッドのいずれか一方に係止し、その連結部を車体ある
いはリッドのいずれか他方に係止することで、ねじりコ
イルばねがリッドの閉止時には閉止方向に付勢し、リッ
ドの開放時には開放方向に付勢するようにし、リッドを
支持するヒンジとねじりコイルばねとがリッドの開放時
に当接してリッドのストッパとなるようにしたので、リ
ッドの閉止時には閉止方向に、開放時には開放方向にそ
れぞれダブルねじりコイルばねの付勢力が作用すること
となり、一つのばねによってリッドを各開閉位置にて確
実に位置決め保持することができると共に、開閉動作時
の異音の発生の防止し、且つ、開閉操作性の向上を図る
ことができる。
す平面図である。
る。
ある。
図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 車体に設けられた凹部に対して支持軸に
よってリッドが開閉自在に支持されたリッドの開閉装置
において、少なくとも2つのコイル部が連結部によって
一体に形成されたねじりコイルばねの各端部を前記車体
あるいはリッドのいずれか一方に係止し、該ねじりコイ
ルばねの連結部を前記車体あるいはリッドのいずれか他
方に係止することで、該ねじりコイルばねがリッドの閉
止時には閉止方向に付勢し、該リッドの開放時には開放
方向に付勢するようにし、前記リッドを支持するヒンジ
と前記ねじりコイルばねとが前記リッドの開放時に当接
して前記リッドのストッパとなることを特徴とするリッ
ドの開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27091994A JP3251139B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | リッドの開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27091994A JP3251139B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | リッドの開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08132995A JPH08132995A (ja) | 1996-05-28 |
JP3251139B2 true JP3251139B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=17492824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27091994A Expired - Fee Related JP3251139B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | リッドの開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3251139B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007246019A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp | 車両のフロントバンパー構造 |
-
1994
- 1994-11-04 JP JP27091994A patent/JP3251139B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08132995A (ja) | 1996-05-28 |
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