JPH0310239A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH0310239A
JPH0310239A JP14471989A JP14471989A JPH0310239A JP H0310239 A JPH0310239 A JP H0310239A JP 14471989 A JP14471989 A JP 14471989A JP 14471989 A JP14471989 A JP 14471989A JP H0310239 A JPH0310239 A JP H0310239A
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silver halide
silver
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light
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JP14471989A
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English (en)
Inventor
Yuji Mihara
祐治 三原
Naoki Saeki
佐伯 直己
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、赤外域が分光増感されたハロゲン化銀写真感
光材料に関するものであり、特に迅速処理に適したハロ
ゲン化銀写真感光材料に関するものである。
〈従来の技術〉 ハロゲン化銀写真感光材料の露光方法の一つに、原図を
走査し、その画像信号に基づいてハロゲン化銀写真感光
材料(以下、感光材料)上に露光を行い、原図の画像に
対応するネガ画像もしくはポジ画像を形成する所謂スキ
ャナ一方式による画像形成方法が知られている。
スキャナ一方式による画像形成方法を実用した記録装置
は種々あり、これらのスキャナ一方式記録装置の記録用
光源には、従来、グローランプ、キセノンランプ、水銀
ランプ、タングステンランプ、発光ダイオードなどが用
いられている。
しかし、これらの光源はいずれも出力が弱(寿命が短い
という実用上の欠点を有している。
これらの欠点を補うものとして、He−Neレーザー、
アルゴンレーザー、He−cdレザーなどのコヒーレン
トなレーザー光源をスキャナ一方式の光源として用いる
スキャナーがある。
これらのものは高出力が得られるが、装置が大型である
こと、高価であること、変調器が必要であること、更に
可視光を用いるため感光材料のセーフライ、トが制限さ
れてしまい、取扱い性に劣ることなどの欠点がある。
これに対して半導体レーザーは小型で安価、しかも変調
が容易であり、上記レーザーよりも長寿命で、かつ赤外
域に発光するため赤外域に感光性を有する感光材料を用
いると、明るいセーフライトが使用できるため、取扱い
作業性が良くなるという利点を有している。
このような利点を備えた半導体レーザーに対応する感光
材料が最近市販されてきている。
しかも、近年、半導体レーザーの製造技術が進み、強い
光を発することのできる半導体レーザーが市販されるよ
うになってきている。
このため、高速で画像や文字の書き込み(露光)が可能
になり、露光を迅速に行うことが可能となっている。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記のように露光された赤外域に感度をもつ感光材料は
、通常、その処理工程に従って、現像、定着、水洗、乾
燥等が施される。
このとき、上記の露光方式を採ることによって、露光時
間は短縮することができるが、それに引き続(処理工程
に長時間を要し、露光の迅速化の効果が相殺されてしま
うという欠点がある。
特に、露光機とその後の処理を施す処理機とが連結した
装置を用いる場合、露光時間とその後の処理時間とがア
ンバランスとなるため、この処理時間を短縮する必要が
ある。
一方、最近の一般的傾向として資源節減等の面から感光
材料の乳剤層中の銀量を減少させることが課題となって
おり、このことは印刷用感光材料にも該当することであ
る。
また、印刷用感光材料では、最高濃度 (D□ax )が大きいことが要求される。
従って、上記の赤外域に感度をもつ感光材料を印刷用感
光材料に適用することも考えられ、このようなことから
D maxが太き(、かつ迅速処理に適するものを得る
ことが望まれている。
本発明は、露光後の処理に要する時間が短い、いわゆる
迅速処理に適し、かつ最高濃度が大きく硬調な画像を与
えることが可能な赤外域に感度をもつハロゲン化銀写真
感光材料を提供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 、上記目的を達成するために、本発明は下記(1)の構
成を有する。
(1)750nm以上の長波長域に極大感度をもつハロ
ゲン化銀写真乳剤層を、支持体上に少な(とも1層有す
るハロゲン化銀写真感光材料番こおいて、前記ハロゲン
化銀写真乳剤層中の)\ロゲン化銀粒子の平均粒子サイ
ズが0.2戸以下で、かつ塗布銀量の総量が2.5g/
m”以下であり、さらに750nm以上の光を吸収する
染料を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光
材料。
く作用〉 本発明によれば、赤外域に感度をもつハロゲン化銀写真
感光材料において、ハロゲン化銀写真乳剤層中のハロゲ
ン化銀粒子の平均粒子サイズを02μm以下とし、かつ
塗布銀量の総量を2.5g/m2以下としているため、
露光後の処理工程に要する時間な知i宿でき、迅速処理
が可能となる。 また、最高濃度が大きく、硬調な画像
を得ることができる。
しかし、このようなハロゲン化銀写真感光月料では銀量
が少なく、ハロゲン化銀粒子の平均粒子サイズが小さい
ため、ハレーションが問題となるが、本発明では750
 nm以上の光を吸収する染料を含有させているため、
ハレーションは生じない。
〈具体的構成〉 以下、本発明の具体的構成について説明する。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料(以下、感光材料と
略す場合もある)は、750nm以上の長波長域に極大
感度をもつハロゲン化銀写真乳剤層を有する赤外感光性
のものである。
上記において、ハロゲン化銀写真乳剤層中におけるハロ
ゲン化銀粒子の平均粒子サイズC」0.2戸以下、好ま
しくは0.17μm以下、特に0 、 07〜0 、 
17μmである。
このようなサイズの小さいハロゲン化銀粒子を用いるこ
とによって、最高濃度が太き(なり、同時に露光後にお
ける処理、特に現像、定着の迅速性が確保できる。
この場合平均粒子サイズが0.2pmをこえると、臨界
的に処理の迅速性が低下する。
ここで、ハロゲン化銀粒子の平均粒子サイズは、例えば
プロジエクテッドエリア法や数平均法により測定したも
のであり、球状もしくは球に近い粒子の場合は粒子直径
を、立方体粒子の場合は稜長を、それぞれ粒子サイズと
し、プロジェクテッドエリア法によれば投影面積に基づ
く平均で表わすことができる。
また、サイズ分布としては変動係数20%以内、好まし
くは15%以内の単分散乳剤を用いるのがよい。
粒子形状は好ましくは立方体がよいが、以下に述べる好
ましい面指数条件を満たすものであれば、じゃがいも状
、球状、板状、粒子径が粒子厚みの5倍以上の平板状な
ど変則的な結晶形を有するものでもよい。
本発明に用いられるハロゲン化銀粒子は、塩化銀、臭化
銀、沃臭化銀、塩臭化銀、塩沃化銀、塩沃臭化銀など、
塩素、臭素、沃素化物から成るハロゲン化銀であればい
ずれでもよいが、特に臭化銀、塩臭化銀、塩化銀、沃臭
化銀、塩沃臭化銀が好ましい。 ハロゲン化銀中の沃化
銀は0〜20モル%が好ましく、0〜10%がとくに好
ましい。
また、塩化銀を含有させることは処理の迅速性をはかる
上で好ましい。
特に好ましく用いられるハロゲン化銀粒子GJ(100
)面/ (111)面比が1以上のハロゲン化銀粒子で
あり、種々の方法で調製することができる。
(100)面をリッチとすることによって、750 n
mより長波長域での増感が有利となる。
このような粒子の最も一般的な製造方法は粒子形成中の
I)Ag値を8.10以下の一定値に保ち硝酸銀水溶液
とアルカリハライド水溶液とを同時添加する方法である
(いわゆるコントロールダブルジェット法)、より好ま
しくは1)Ag値を7.80以下、さらに好ましくはp
Ag値を7,60以下とするのがよい。 ハロゲン化銀
粒子形成を核形成とその成長という2つのタイプに分け
た時、核形成時のpAg値の制限はな(、そのpAgは
前述と同様である。
これらの乳剤は粗粒子でも微粒子でも、またはそれらの
混合粒子でもよい。
また、粒子サイズ分布は、単分散でも多分散でもよいが
、硬調な写真性を得るためには単分散であることが好ま
しい。 特に前述のように、分散係数が20%以下、さ
らには15%以下の単分散乳剤が好ましい。
さらにハロゲン化銀粒子の結晶構造は内部迄−様なもの
であっても、また内部と外部が異質の層状構造をしたも
のや、英国特許第635゜841号、米国特許第3,6
22,318号に記されているようないわゆるコンバー
ジョン型のものであってもよい。 また潜像を主として
表面に形成する型のもの、粒子内部に形成する内部潜像
型のものいずれでもよい。
ハロゲン化銀乳剤には、相反則不軌特性を改良する目的
でイリジウムイオンを含有させることが好ましい。 こ
の際に使用される水溶性イリジウム化合物としては、ヘ
キザクロロイリジウム(III )酸塩、ヘキザクロロ
イリジウム(IV )酸塩などがある。 添加量は銀1
モルに対して10−8〜10−4モルが好ましい。
また、硬調な写真特性を得る目的でハロゲン化銀乳剤に
ロジウムイオンを含有させてもよい。 この場合に使用
される水溶性ロジウム化合物としては、三塩化ロジウム
、ヘキザクロロロジウム酸アンモニウムなどがある。 
添加量は銀1モルに対して10−7〜10−3モルが好
ましい。
水溶性イリジウム化合物や水溶性ロジウム化合物は粒子
形成のためのハロゲン化銀と同じ水溶液の形で添加して
もよいし、粒子形成前添加、粒子形成途中添加、粒子形
成後から化学増感までの添加のいずれでもよいが、特に
好ましいのは粒子形成時の添加である。
このハロゲン化銀粒子の形成時には粒子の成長をコント
ロールするためにハロゲン化銀溶剤として例えば、アン
モニア、ロダンカリ、ロダンアンモン、チオエーテル化
合物、チオン化合物、アミン化合物などを用いることが
できる。
ハロゲン化銀溶剤以外にも粒子表面に吸着して晶癖を制
御する化合物、例えばシアニン系の増感色素やテトラザ
インデン系化合物、メルカプト化合物などを粒子形成時
に用いることが出来る。
ハロゲン化銀写真乳剤は、通常用いられている化学増感
法、例えば金増感、硫黄増感、還元増感、チオエーテル
化合物による増感などの各種化学増感法が適用される。
本発明の感光材料には感光材料の製造工程、保存中ある
いは処理中の感度低下やカブリの発1 生を防ぐために種々の化合物を添加することができる。
 それらの化合物はニトロベンズイミダゾール、アンモ
ニウムクロロプラチネイト、4−ヒドロキシ−6−メチ
ル−1,3,3a7−チトラアザインデン、1−フェニ
ル−5メルカプトテトラゾールをはじめ多くの複素環化
合物、含水銀化合物、メルカプト化合物、金属塩類など
極めて多くの化合物が古くから知られている。 使用で
きる化合物の一例は、C,EK、 Mees著“T h
 e T h e o r y o f t h e 
P h o t o g r a p h i cPr
ocess”  (第3版、1966年)344頁から
349頁に原文献を挙げて記されている。
例えば米国特許筒2.1.31,038号や、同第2.
694,716号などに記載されているチアゾリウム塩
;米国特許筒2,886,437号や同第2,444,
605号などに記載されているアザインデン類;米国特
許筒3,287.135号などに記載されているウラゾ
ール類;米国特許筒3,236,652号などに記載さ
れているスルホカテコール類;英国特許2 第623,448号などに記載されているオキシム類・
米国特許筒2.403 927号、同第3,266.8
97号、同第3,397゜987号などに記載されてい
るメルカプトテトラゾール類、ニトロン、ニトロインダ
ゾル類;米国特許第2,839,405号などに記載さ
れている多価金属塩(Polyvalentmetal
 5alts)  ;米国特許筒3,220,839号
などに記載されているチウロニウム塩(thiuron
jum 5alts)  ;米国特許筒2,566.2
63号、同第2,597,915号などで記載されてい
るパラジウム、白金および金の塩などがある。
本発明の感光材料を構成するハロゲン化銀写真乳剤は、
750nm以上の長波長域(赤外域)に極大感度をもつ
ように分光増感されている。
この赤外域に分光増感されたハロゲン化銀写真乳剤は、
赤外域に吸収を有する増感色素をハロゲン化銀粒子に添
加して得ることができる。
赤外光に対して吸収を有する増感色素は、例えばMee
s著” The Theory of the Pho
tographicProcess、第3版”  (M
acMillan社1966年発行)のp 198〜p
、201に記載されている。 この場合、分光感度、即
ち赤外域の光に対する感度は高感度であることが望まし
く、かつ乳剤の保存中にも感度の変化の小さいことが望
まれる。 このために従来数多くの増感色素が開発され
ている。 これらの例としてcJ米国特許第2,095
,854号、同第2.o95.856号、同第2,95
5,939号、同第3,482,9.78号、同第3.
552 974号、同第3.573,921号、同第3
582.344号等に記載されている増感色素、例えば
米国特許第2,875,058号および同第3,695
,888号に記載されているトリアジン誘導体と組合せ
て用いられる増感色素、米国特許第3,457,078
号に記載されているメルカプト化合物と組合せて用いら
れる増感色素、米国特許第3,458,31.8号に記
載されているヂオウレア化合物と組合せて用いられる増
感色素、米国特許第3,615.632号に記載されて
いるピリミジン誘導体と組合せて用いられる増感色素な
どがあり、また米国特許第4,011,083号にはア
ザインデン化合物を用いることにより、減感量の赤外増
感色素を使用して赤外増感を行うことが記載されている
特に、米国特許第4,677.053号、同第4.53
6.473号、特開昭60−80841号記載のトリカ
ルボシアニン″色素および/または4−キノリン核含有
ジカルボシアニン色素が好ましく用いられる。 以下に
代表的な赤外増感色素を示すが勿論、本発明はこれらに
限定されるものではない。
 5 −5 6− −6 −7 −8 I′+5シ6 S−9 S−10 −11 −16 2 −13 4 し2r15 0 これらの増感色素の添加量は、ハロゲン化銀1モル当り
5X10−7モル−5X10−3モル、好ましくはlX
l0−6モル−lXl0−3モル、特に好ましくは2X
10−6モル−5X10−’モルである。
強色増感効果を高めるために使用する化合物の好ましい
例としては米国特許筒4.677053号に記載されて
いるピリミジンまたはトリアジン化合物があり、その例
としては下記の化合物がある。
44′−ビス[4,6−ジ(ベンゾチアゾリル−2−チ
オ)ピリミジン−2−イルアミノ]スチルベン−2,2
′−ジスルホン酸ジナトリウム塩、 4.4′−ビス〔4,6−ジ(ベンゾデアゾリル−2−
アミノ)ピリミジン−2−イルアミノ]スチルベン−2
,2′−ジスルホン酸シナ1〜リウム塩、 4.4′−ビス〔4,6−ジ(ナフチル−4オキシ)ピ
リミジン−2−イルアミノ〕スチルベンー2,2′ −
ジスルホン酸シナ1〜リウム塩、 4.4′−ビス[4,6−ジ(ナフチル−2オキシ)ピ
リミジン−2−イルアミノ]ビベンジル−2,2′−ジ
スルホン酸ジナトリウム塩、 4.4′−ビス(4,6−ジアニリノビリミジン−2−
イルアミノ)スチルベン−22′ジスルホン酸ジナトリ
ウム塩、 4.4°−ビス[4−クロロ−6−(2−ナフチルオキ
シ)ピリミジン−2−イルアミノコピフェニル−2,2
′−ジスルホン酸ジナトリウム塩、 4.4′−ビスC4,6−ジ(l−フェニルテトラゾリ
ル−5−チオ)ピリミジン−2−イルアミノコスチルベ
ン−22′−ジスルホン酸ジナトリウム塩、 4.4°−ビス[4,6−ジ(ベンゾイミダゾリル−2
−チオ)ピリミジン−2−イルアミノコスチルベン−2
,2゛−ジスルホン酸ジナトリウム塩、 4.4−ビス(4,6−ジフェノキシビリミジン−2−
イルアミノ)スチルベン−2゜2゛ −ジスルホン酸ジ
ナトリウム塩、4.4−ビス(4,6−シフエニルチオ
ビリミジンー2−イルアミノ)スチルベン−22° −
ジスルホン酸ジナトリウム塩、4.4°−ビス(4,6
−ジメルカブトビリミジンー2−イルアミノ)ビフェニ
ル−2゜2−ジスルホン酸ジナトリウム塩 4.4°−ビス(4,6−ジアニリツートリアジンー2
−イルアミノ)スチルベン−22′ −ジスルホン酸ジ
ナトリウム塩、4.4°−ビス(4−アニリノ−6−ヒ
ドロキシ−トリアジンー2−イルアミノ)スチルベン−
2,2−ジスルホン酸ジナトリウム塩4.4゛−ビス(
4−ナフチルアミノ−6アニリノートリアジンー2−イ
ルアミノ)スチルベン−2,2°−ジスルホン酸ジナト
リウム塩、 3 4.4゛−ビス[2,6−ジ(2−ナフトキシ)ピリミ
ジン−4−イルアミノコスチルベン=2,2° −ジス
ルホン酸、 4.4゛−ビス[2,6−ジ(2−ナフチルアミノ)ピ
リミジン−4−イルアミノコスチルベン−2,2°−ジ
スルホン酸ジナトリウム塩、 4.4′−ビス(2,6−ジアニリノピリミジン−4−
イルアミノ)スチルベン−22′−ジスルホン酸ジナト
リウム塩、 4.4′−ビス(2−ナフチルアミノ−6アニリノビリ
ミジンー4−イルアミノ)スチルベン−2,2−ジスル
ホン酸、 4.4′−ビス(2,6−ジフェノキシピリミジン−4
−イルアミノ)スチルベン−22′−ジスルホン酸ジト
リエヂルアンモニウム塩、 4.4′−ビス[2,6−ジ(ベンゾイミダゾリル−2
−チオ)ピリミジン−4−イルアミノコスチルベン−2
,2′−ジスルホン酸シナ 4 トリウム塩。
これらの化合物は乳剤中のハロゲン化銀1モル当り約0
.01gから5gの量で有利に用いられる。
前述した赤外増感色素と、これらの化合物との比率(重
量比)は、赤外増感色素/これらの化合物=1/1〜1
/200の範囲が有利に用いられ、特に1/2〜115
oの範囲が有利に用いられる。
本発明においては、さらに次の一般式(Xa)の化合物
を組合せて用いることにより強色増感効果をさらに高め
ることができ、好ましい。
般式(Xa) 山13 式中Z3は5員または6員の含窒素複素環を完成するに
必要な非金属原子群を表わし、例えばチアゾリウム類、
オキザゾリウム類、イミダゾリウム類、セレナゾリウム
類などを表わす。
R+3は水素原子、アルキル基、アルケニル基を表わす
。 R14は水素原子、低級アルキル基を表わす。 X
2は酸アニオンを表わす。
Z3の中で好ましくはチアゾリウム類が有利に用いられ
る。 さらに好ましくは置換または無置換のベンゾチア
ゾリウムまたはナノ1−チアツリウムが有利に用いられ
る。
一般式(Xa)で表わされる化合物の具体例は米国特許
第4,677.053号に記載されている。 また以下
に特に好ましい化合物を例示する。
(Xa 1) (Xa−2) (Xa 3) (Xa 4) (Xa 5) (Xa (Xa (Xa 6) 7) 8)  7 8 また、下記一般式(xb)または(Xc)で表わされる
化合物も強色増感剤として好ましく使用できる。
一般式 () 一般式(Xc) (Xa 9) 一般式(Xb)および(Xc)において、R15はアル
キル基またはアルケニル基を表わす。
R+aは置換アルキル基または置換アルケニル基を表わ
す。
R16およびR1□は水素原子、アルキル基、アリール
基を表わす。
Yは酸素原子、硫黄原子、セレン原子またはテルル原子
を表わす。
Z4およびZ、は芳香環を完成するに必要な原子を表わ
す。
M″1はオニウムイオン、IA族または2A族元素のイ
オンおよび2B族、7A族、4B族または5B族の金属
イオンからなる群から選択された原子価nの陽イオンを
表わす。
X3は一般式(Xa)のX2と同意義である。
rは1または2を表わし、化合物が分子内塩を形成する
ときはrは1である。
z4およびZ5の芳香環としてはベンゼン環またはナフ
タレン環が好ましい。
以下に一般式(xb)、(Xc)で表わされる化合物の
具体例を掲げるがこれらに限られるものではない。
(Xb (Xb−2) (Xb−3) 2 (Xb 4) (xb 「 H3 0=C H3 (xb 5) (Xb ■ Hs O=C H3 (Xb 6) (xb H3 O二〇 2H5 (Xc CH2CH20CH3 (Xc−2) (Xc−6) (Xc−3) (Xc−7) CH2CH=C c)I−<’T) (Xc−4) (Xc−8) CH2CH2(,42 (Xc−5) ”ν CH2CH2CH2イD 5 上記一般式(Xa)〜(Xc)で表わされる化合物は、
乳剤中のハロゲン化銀1モル当り約0.01g〜5gの
量で有利に用いられる。
前述した本発明における増感色素と、一般式(Xa)〜
(Xc)で表わされる化合物との比率(重量比)は、本
発明における増感色素/一般式(Xa) 〜(Xc)で
表わされる化合物=1/1〜1/300の範囲が有利に
用いられ、とくに1/2〜1150の範囲が有利に用い
られる。
本発明におけるハロゲン化銀写真乳剤層中の塗布銀量の
総量は、2.5g/m”以下、好ましくは2、Og/m
2以下、特に10〜1.8g/m2とするのがよい。
ハロゲン化銀乳剤層は一層にかぎらず、二層以上として
もよく、また粒子サイズ、感度等の異なる2種以上の乳
剤を混合もしくは別層に用いてもよい。
また乳剤層は支持体の片側に限らず両面に設けてもよい
6 乳剤層が複数ある場合の塗布銀量の総量は、その合計量
である。
このように塗布銀量を減少させることによって、処理の
迅速化をはかることができる。
塗布銀量を2.5g/m2をこえるものとすると臨界的
に処理の迅速性が低下する。
この場合、塗布銀量、ハロゲン化銀の平均粒子サイズの
いずれか一方でも上記範囲外となると、臨界的に迅速性
は低下する。
また、乳剤層−層あたりの膜厚は、通常、1〜6μm、
好ましくは1〜3胛とするのがよい。
このように膜厚を減少させることによっても、処理の迅
速化をはかることができる。
また、本発明においては、これら感光性乳剤に実質的に
非感光性乳剤(例えば内部のかぶった微粒子乳剤)を混
合して用いてもよい。 熱論、別々の層に塗り分けて用
いてもよい。
本発明において、感光材料には、上記の増感色素のほか
に、750 nm以上の光を吸収する染料を含有させる
このような染料を含有させることによって、イラジェー
ションやハレーションを有効に防止することができる。
このような染料ば、乳剤層とは異なる別層を設けて含有
させても、乳剤層中に含有させてもよい。
別層とする場合は、保護層あるいは支持体もしくは下引
き層と乳剤層との間にゼラチン層を設け、この層に含有
させるのがよい。 また、750 nm以上の光を吸収
する染料は、さらにバック層にも含有させるのが好まし
い。
このような染料の含有量は、10〜400mg/m2.
好ましくは20〜200mg/m2、さらに好ましくは
30〜150 mg/m2とすればよい。 このうち乳
剤層側には3〜50 mg/m2の範囲で添加するのが
好ましい。
このような染料としては、下記一般式 (Va)〜(Vc)で表わされるものを挙げることがで
きる。
般式(Va) 般式(vb) (X)nrl 一般式(Vc) 式中■1は置換もしくは無置換のアルキル基(例えば2
−スルホエチル基、メチル基、エチ9 ル基など)、置換もしくは無置換のアリール基(例えば
フェニル基、3−スルホフェニル基、4−スルホフェニ
ル基、3,5−ジスルホフェニル基、2.5−ジスルホ
フェニル基、ナフチル基など)、置換もしくは無置換の
複素環基(例えば、ベンゾチアゾリル基、1..3.4
デアゾリル基など)を表わし、V2および■5は互いに
同じでも異なっていても良く、水素原子もしくはこれを
置換可能な基を表わし、v3および■4ば、水素原子、
ハロゲン原子(例えばCf2、Brなど)、置換もしく
は無置換の炭素数1〜5のアルコキシ基(例えばメトキ
シ基、エトキシ基、2−スルホエトキシ基、メトキシエ
トキシ アルキル基(例えばメチル基、エチル基など)を表わし
、■3と■4が同時に水素原子であることばない。 v
6および■7は互いに同じでも異なっていても良く、置
換もしくは無置換のアルキル基(例えば2−スルホエチ
ル基、2カルボキシエチル基、3−スルホプロピル基、
 0 4−スルホブデル基、2−ヒドロキシエチル基、メチル
基、エチル基、ブチル基など)、置換もしくは無置換の
アリール基(例えばフェニル基、ナフチル基など)、ア
シル基(例えばアセチル基、プロピオニル基など)、ス
ルホニル基(例えばメタンスルホニル基、エタンスルボ
ニル基など)またはv6と■7が連結して5または6員
環を形成するのに必要な非金属原子群(例えばピロリジ
ン環、ピペリジン環、モルポリン環など)を表わす。 
但しv’ 、v”v3.v’.v5.v6およびv7で
表わされる基の少なくとも1個、好ましくは2〜5個は
スルホ基もしくはその塩またはカルボキシ基もしくはそ
の塩を有する。
■2および■5で表わされる水素原子と置換可能な基は
、ハロゲン原子(例えばF. C12、Brなと)、水
酸基、スルホ基、カルボキシル基、シアノ基または直接
もしくは2価の連結基を介して結合した置換もしくは無
置換の炭素数1〜5のアルキル基[例えばメチル基、エ
ヂル基など(置換基としてはスルホ基、カルボキシル基
、水酸基など)コを表わす。
w’ 、w’ 、w” 、w’ 、w’ 、w’は互い
に同一でも異なっていてもよく、置換もしくは無置換の
アルキル基(例えばメチル基、エチル基、2−カルポキ
シエヂル基、3−スルホプロビル基、4−スルホブチル
基など)を表わし、QlおよびQ2はそれぞれ置換もし
くは無置換のベンゾ縮合環またはナフト縮合環を形成す
るに必要な非金属原子群を表わす。 ただし、W’ 、
W2.W3.W’ 、W5.W6、QQ2で表わされる
基はこれらのうち少な(とも2個、より好すしくは3個
〜6個は酸置換基(例えばスルホン酸基またはカルボン
酸基)を有し、特に好ましくは染料分子が4個〜6個の
スルポン酸基あるいはスルホン酸基を含む基を表わす。
 本発明においてスルホン酸基とはスルホ基またはその
塩を、またカルボン酸基とはカルボキシル基またはその
塩を、それぞれ意味する。
Lは置換もしくは無置換のメチン基を表わし、して表わ
されるメチン基の置換基同士が結合して3個のメチン基
を含む環(例えば4,4ジメチルシクロヘキセン環など
)を形成していても良い。 Xはアニオン(例えばハロ
ゲンイオン(0℃、Br)、p−トルエンスルボン酸イ
オン、エチル硫酸イオンなど)を表わす。
n2は1または2を表わし、染料が分子内塩を形成する
ときは1である。
W7はスルホン酸基またはカルボン酸基を表わし、n3
は2.3または4を表わす。
上記のうちでも特に好ましい染料は一般式%式% 本発明に使用し得るハレーション防止染料および/また
はイラジェーション防止染料の具体例を以下に示す。
V’−1 3 −4 4 −2 −5 −3 −6 −7 V−8 上記の一般式(Va)〜(Vc)で表わされる染料の具
体例としては、上記のもの以外に特願昭61−1629
87号明細書に記載されたものも用いることができる。
 これらの染料は単独で用いても、2種以上を併用して
用いてもよい。
また、上記の一般式(Va)〜(Vc)で表わされる染
料のかわりにまたはこれらの染料と他の染料を併用して
もよい。 かわりに用いられるまたは併用される染料と
しては、例えば米国特許第2,274.782号に記載
のピラゾロンオキソノール染料、米国特許第2,956
.879号に記載のジアリールアゾ染料、米国特許第3
,423,207号、同第3,384.487号に記載
のスチリル染料やブタジェニル染料、米国特許第2,5
27,583号に記載のメロシアニン染料、米国特許第
3,486.897号、同第3,652,284号、同
第3.718,472号に記載のメロシアニン染才」や
オキソノール染料、米国特許第3,977 6661号に記載のエナミノヘミオキソノール染料など
を挙げることができる。
本発明に用いられる支持体としてはプラスチックフィル
ム(硝酸セルロース、酢酸セルロース、ポリエチレンテ
レフタレート等のポリエステルなど)、紙などの可どう
性支持体またはガラスなどの剛性の支持体が挙げられる
本発明においては、ポリエチレンテレフタレー1− (
PET)等のプラスチックフィルムを用いるのが一般的
であるが、反射支持体(例えば紙やプラスチックベース
上に二酸化チタン層を設けたもの)を用いてもよ(、反
射支持体とする場合は、塗布銀量を0.9g/m2以下
、好ましくば0.8g/m2以下、特に0.4〜0.8
g/m2とするのがよい。
反射支持体の場合は、処理後の画像を反射で見るため、
透過濃度が低くとも反射では十分な濃度が得られるから
である。
支持体および塗布方法については、詳しくはリザーチ・
ディスクロージャーVo1.176、 Item 8 No、  17643.  XV項(P、  27)、
 xvn項(P、  281(1978年12月号)に
記載されている。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、現像主薬、例
えばハイドロキノン類;カテコール類;アミノフェノー
ル類:3−ピラゾリドン類;アスコルビン酸やその誘導
体;リダクトン類(reductones)やフェニレ
ンジアミン類、または現像主薬の組合せを含有させるこ
とができる。 現像主薬はハロゲン化銀写真乳剤層およ
び/または他の写真層(例えば保護層、中間層、フィル
ター層、ハレーション防止層、バック層など)へ入れる
ことができる。 現像主薬は適当な溶媒に溶かして、ま
たは米国特許第2.592,368号や、仏国特許第1
,505.778号に記載されている分散物の形で添加
することができる。
本発明においてはマット剤として米国特許第2.992
,101号、同第2,701,245号、同第4,14
2,894号、同第4,396.706号に記載のよう
なポリメチルメタクリレートのホモポリマーまたはメチ
ルメタクリレートとメタクリル酸とのポリマー、デンプ
ンなどの有機化合物、シリカ、二酸化チタン、硫酸、ス
トロンチウム、バリウム等の無機化合物の微粒子を用い
ることができる。粒子サイズとしては1.0=10pm
、特に2〜5μmであることが好ましい。
本発明の感光材料の表面層には滑り剤として米国特許第
3,489,576号、同第4.047.958号等に
記載のシリコーン化合物、特公昭56−23139号公
報に記載のコロイダルシリカの他に、パラフィンワック
ス、高級脂肪酸エステル、デン粉誘導体等を用いること
ができる。
本発明の感光材料の構成層の親木性コロイドには、トリ
メヂロールプロパン、ベンタンジオール、ブタンジオー
ル、エチレングリコール、グリセリン等のポリオール類
を可塑剤として添加することができる。
さらに、本発明の感光材料の親水性コロイド層には耐圧
力性改良の目的でポリマーラテックスを含有させること
が好ましい。ポリマーとしてはアクリル酸のアルキルエ
ステルのホモポリマーまたはアクリル酸とのコポリマー
、スチレンーブクジエンコボリマー、活性メチレン基を
有するモノマーからなるポリマーまたはコポリマーを好
ましく用いることができる。
本発明の写真乳剤層および非感光性の親水性コロイド層
には無機または有機の硬膜剤を含有させてよい。 例え
ばアルデヒド類(ホルムアルデヒド、グリオキサール、
グリタールアルデヒドなど)、N−メチロール化合物(
ジメチロール尿素、メチロールジメチルヒダントインな
ど)、ジオキサン誘導体(2,3−ジヒドロキシジオキ
サンなど)、活性ビニル化合物(1,3,5−1−リア
クリロイル−へキサヒドロ−5−)リアジン、ビス(ビ
ニルスルホニル)メチルエーテル、N、N′−メチレン
ビス−[β−(ビニルスルホニル)プロピオンアミド]
など)、活性ハロゲン化合物(2,41 ジクロル−6−ヒドロキシ−5−1−リアジンなど)、
ムコハロゲン酸類(ムコクロル酸、ムコフェノキシクロ
ル酸など)などを単独または組合せて用いることができ
る。なかでも、特開昭53−41220号、同53−5
7257号、同59−162546号、同60−808
46号に記載の活性ビニル化合物および米国特許第3 
325 287号に記載の活性ハロゲン化物が好ましい
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は感光性ハロゲン化
銀写真乳剤層やバック層の他の表面保護層、中間層、前
述のようなハレーション防止層等の非感光性層を有して
いてもよい。
ハロゲン化銀写真乳剤層は、前述のように、2層以上で
もよく、2層以上のハロゲン化銀乳剤層の感度、階調等
は異っていてもよい。 また、支持体の両側に1層また
は2層以上のハロゲン化銀乳剤層や非感光性層を有して
いてもよい。
本発明の感光材料の写真乳剤層または他の親2 水性コロイド層には塗布助剤、帯電防止、スベリ性改良
、乳化分散、接着防止および写真特性改良(例えば、現
像促進、硬調化、増感)等、種々の目的で、種々の界面
活性剤を含んでもよい。
本発明に用いられる界面活性剤としては、小田良平他著
[界面活性剤とその応用j (槙書店、1964年)、
掘口博著「新界面活性剤」(三共出版■、1975年)
あるいは「マックカチオンズデイタージェント アンド
 エ マルジファイアーズ」 (マツフカチオン デ 
イビイジョンズ、エムシー パブリッシングカンパニー
 1985 )  (rMc Cutcheon’sD
etergents &Emulsifiers J 
 (Mc CutcheonDivisions、Mc
 Publishing Co、  1985 ) )
、特開昭60−76741号、同62−172343号
、同62−173459号、同62−21、5272号
などに記載されている。
帯電防止剤としては、特に米国特許第4,201.58
6号、特開昭60−80849号、同59−74.55
4号、同62−109044号、同62−215272
号に記載の含フツ素界面活性剤あるいは重合体、特開昭
6(1−76742号、同60−80846号、同60
〜80848号、同60−80839号、同60767
41号、同58−208743号、同62−17234
3号、同62−173459号、同62−215272
号などに記載されているノニオン系界面活性剤、あるい
はまた、特開昭57−20454.0号、同62−21
5272号に記載されている導電性ポリマーまたはラテ
ックス(ノニオン性、アニオン性、カヂ゛オン性、両性
)を好ましく用いつる。 また無機系帯電防止剤として
はアンモニウム、アルカリ金属、アルカリ土類金属のハ
ロゲン塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、酢酸塩、リン
酸塩、チオシアン酸塩などが、また、特開昭57−11
8242号などに記載の導電性酸化スズ、酸化亜鉛また
はこれらの金属酸化物にアンチモン等をドープした複合
酸化物を好ましく用いることができる。 さらに各種の
電荷移動錯体、π共役系高分子およそのドーピング物、
有機金属化合物、眉間化合物なども帯電防止剤として利
用でき、イ列えばTCNQ/TTF、ポリアセチレン、
ポリピロールなどがある。 これらは森田イ也、 ””
互I  59  (3)、103〜111(1985)
、同i度(4)、146〜152(1985)に記載さ
れている。
本発明におけるハロゲン化銀写真乳剤層や中間層やハッ
ク層などには保護コロイドとして親水性コロイドを用い
るが、この親水性コロイドとしてはゼラチンを用いるこ
とができる。 このほかにフタル化ゼラチンやマロン化
ゼラチンのようなアシル化ゼラヂン、ヒドロキシェヂル
セルロースや、カルボキシメチルセルロースのようなセ
ルロース化合物;デキストリンのような可溶性でんぷん
;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ
アクリルアミドやポリスチレンスルホン酸のような親水
性ポリマーを添加することができる。
5 これらの中でもゼラチンと共にデキストランおよびポリ
アクリルアミドを併用することが好ましい。
また米国特許筒3,411,911号、同第3 411
 912号、同第3,142,568号、同第3,32
5,286号、同第3,547 650号、特公昭45
−5331号等に記載されているアルキルアクリレート
、アルキルメタアクリレート、アクリル酸、グリシジル
アクリレート等のホモポリマーまたはコポリマーからな
るポリマーラテックスを感光材料の寸度安定性の向上、
膜物性の改良などの目的で含有させることができる。
本発明の感光材料の写真乳剤層または他の親水性コロイ
ド層に可塑剤、蛍光増白剤、空気カブリ防止剤、色調剤
などを含有させることができる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料はシアン・カプラー
、マゼンタ・カプラー、イエロー・カプラーなどのカラ
ー・カプラーおよび 6 カブラ−を分散する化合物を含むことができる。 すな
わち、発色現像処理において芳香族1級アミン現像薬(
例えば、フェニレンジアミン誘導体や、アミノフェノー
ル誘導体など)との酸化カップリングによって発色しつ
る化合物を含んでもよい。 これらのカプラーは分子中
にバラスト基とよばれる疎水基を有する非拡散性のもの
が望ましい。 カプラーは銀イオンに対し4当量性ある
いは2当量性のどちらでもよい。 また色補正の効果を
もつカラードカプラー、あるいは現像にともなって現像
抑制剤を放出するカプラー(いわゆるDIRカプラー)
であってもよい。
またDIRカプラー以外にも、カップリング反応の生成
物が無色であって現像抑制剤を放出する無呈色DIRカ
ップリング化合物を含んでもよい。
この他、拡散性カプラーを含むカラー現像液で現像して
カラー画像を形成することもできる。
本発明は、黒白写真感光材料はもちろんのこと種々のカ
ラー感光材料にも適用することができる。
本発明において、写真画像を得るための露光は、赤外光
を含む公知の種々の光源のいずれをも用いることができ
、通常の方法を用いて行えばよい。
この場合の光源としては、自然光(日光)、タングステ
ン電灯、水銀灯、キセノンアーク灯、炭素アーク灯、キ
セノンフラッシュ灯、陰極線管フライングスポット、発
光ダイオード、レーザー光(例えばガスレーザー)、色
素レザー、YAGレーザ−、半導体レーザーなど)など
が挙げられる。
また電子線、X線、γ線、α線などによって励起された
蛍光体から放出する光によって露光されてもよい。
露光時間は通常カメラで用いられる1/1000秒から
の露光時間はもちろん、]/1000秒より短い露光、
たとえばキセノン閃光灯や陰極線管を用いた1/10〜
1 / 1.0 ’秒の露光を用いることもできる。
必要に応じて色フィルターで露光に用いる光の分光組成
を調節することができる。
上記のなかでも、本発明の感光材料は特に半導イ本レー
ザーを用いたスキャナーに用いるに適している。
本発明の感光材料の写真処理には、公知の方法のいずれ
も用いることができる。 処理液には公知のものを用い
ることができる。 処理温度は普通18°Cから50℃
の間に選ばれる。
目的に応じ銀画像を形成する現像処理(黒白写真処理)
あるいは、色素像を形成すべき現像処理から成るカラー
写真処理のいずれでも適用できる。
本発明に使用する現像液に用いる現像主薬には良好な性
能を得やすい点で、ジヒドロキシベンゼン類と1−フェ
ニル−3−ピラゾリドン類またはアミノフェノール系現
像主薬の組合せが最も好ましい。
9 本発明に用いるジヒドロキシベンゼン現像主薬としては
ハイドロキノン、クロロハイドロキノン、ブロムハイド
ロキノン、2.3−ジブロムハイドロキノン、イソプロ
ピルハイドロキノン、メチルハイドロキノン、2.3−
ジクロロハイドロキノン、2.5−ジクロロハイドロキ
ノン、23−ジブロムハイドロキノン、25−ジメチル
ハイドロキノンなどがあるが、特にハイドロキノンが好
ましい。
本発明に用いる1−フェニル−3−ピラゾリドンまたは
その誘導体の現像主薬としてはlフェニル−4,4−ジ
メチル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4−メチル
−4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン、■−フェ
ニル44−ジヒドロキシメチル−3−ピラゾリドンなど
がある。
本発明に用いるp−アミンフェノール系現像主薬として
はN−メチル−p−アミンフェノール、p−アミノフェ
ノール、N−(β−ヒドロキシエチル)−p−アミノフ
ェノール、N 0 (4−ヒドロキシフェニル)グリシン、2−メ、デル−
p−アミノフェノール、p−ベンジルアミノフェノール
等があるが、なかでもN−メチル−p−アミンフェノー
ルが好ましい。
現像主薬は通常0.01モル/ρ〜1.2モル/I2の
量で用いられるのが好ましい。
本発明に用いる亜硫酸塩の保恒剤としては亜硫酸ナトリ
ウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウム、亜硫酸アンモ
ニウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウム、
ホルムアルデヒド重亜硫酸すトリウムなどがある。 亜
硫酸塩は0.2モル/4以上、特に0.4モル/℃以上
が好ましい。 また、上限は2.5モル/ρまでとする
のが好ましい。
本発明に用いる現像液のpHは9から13までの範囲の
ものが好ましい。 さらに好ましくはpH10から12
までの範囲である。
pHの設定のために用いるアルカリ剤には水酸化すトリ
ウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
、第三リン酸ナトリウム、第三リン酸カリウムのような
pH調節剤を含む。
特開昭62−186259号(ボウ酸塩)、特開昭60
−93433号(例えば、ザッカロース、アセトオキシ
ム、5−スルホザルデル酸)、リン酸塩、炭酸塩などの
緩衝剤を用いてもよい。
上記成分以外に用いられる添加剤としては、臭化ナトリ
ウム、臭化カリウム、沃化カリウムのような現像抑制剤
、エチレングリコール、ジエヂレングリコール、トリエ
チレングリコル、ジメチルホルムアミド、メチルセロソ
ルブ、ヘキシレングリコール、エタノール、メタノール
のような有機溶剤:1−フェニル−5メルカプトテトラ
ゾール、2−メルカブトベンツイミグゾールー5−スル
ホン酸ナトリウム塩等のメルカプト系化合物、5−ニト
ロインダゾール等のインダゾール系化合物、5−メチル
ベンットリアゾール等のペンツトリアゾール系化合物な
どのカブリ防止剤を含んでもよく、さらに必要に応じて
色調剤、界面活性剤、消ど色剤、硬水軟化剤、特開昭5
6−106244号記載のアミノ化合物などを含んでも
よい。
本発明においては現像液に銀汚れ防止剤、例えば特開昭
56−24347号に記載の化合物を用いることができ
る。
本発明の現像液には、特開昭56−106244号に記
載のアルカノールアミンなどのアミノ化合物を用いるこ
とができる。
この他り、F、A、メイソン著「フォトグラフィック・
プロセシング・ケミストリー」、フォーカル・プレス刊
(1966年)の226〜229頁、米国特許第2,1
93,015号、同第2,592,364号、特開昭4
864933号などに記載のものを用いてもよい。
本発明の感光材料の処理に用いられる現像液としては、
上記のようなジヒドロキシベンゼン類と補助現像主薬を
組合わせた現像液の他に、いわゆるリス現像液(現像主
薬としてハイドロキノン類を用い、保恒剤としての亜硫
酸塩の濃3 度を低(抑えた現像液)を用いてもよいし、米国特許第
4..452,882号に記載されている現像液(ジヒ
ドロキシベンゼン類を含み、補助現像主薬を含まないか
もしくは0.05g#以下の量で含み、亜硫酸塩をリス
現像液よりも多量に含み(0,25モル/1!以上)、
さらに5−またば6−二)・ロインダールを含む現像l
夜)を用いてもよい。
製版分野(グラフィック・アーツ分野)に用いるには、
硬調な写真特性を達成することが必要である。 ここで
硬調な写真特性とは、より具体的には階調γが4以上の
ものをいう。
ここでγは写真特性曲線(D−LogE曲線)上の濃度
0.1と30の点を結んだ線の傾きを意味する。 γが
4以上あると、レーザスキャニング露光により網点や線
画を形成したときに、キレがよい良好な画像が得られる
という利点かある。
このような硬調な写真特性を得るためには公知の手段を
用いることができる。
 4 例えば、■塩化銀を多(含んだ単分散ハロゲン化銀乳剤
を用いた感光材料を上記のリス現像液で処理する方法が
あり、古くから用いられている。 また■塩化銀を多く
含んだ単分散ハロゲン化銀乳剤(ロジウムイオンを含む
)を用いた感光材料を上記の米国特許第4,452,8
82号に記載されている現像液で処理する方法も利用で
きる。 さらには、■米国特許第4224.401号、
同第4,169,977号、同第4,166.742号
、同第4.311.781号、同第4,272,606
号、同第4,221,857号、同第4,243,73
9号等に記載されている単分散ハロゲン化銀乳剤とヒド
ラジン誘導体を含む感光材料を亜硫酸塩を0.25モル
フ2以上含む(即ち空気酸化に対して安定な)現像液で
処理する方法や、■特開昭52−13317号、同53
−17719号、同53−17720号等に記載されて
いる単分散ハロゲン化銀乳剤とテリラゾリウム化合物を
含んだ感光材料を亜硫酸塩を比較的多量に含む現像液で
処理する方法がある。
本発明における現像処理工程の現像温度および時間は約
り5℃〜約50℃で15秒以下、特に30℃〜45℃で
6秒〜15秒であるのが好ましい。
本発明で使用される定着液はチオ硫酸塩を含む□水溶液
であり、pHs、s以上、好ましくは4.2〜55を有
する。 さらに好ましくはpH4,65〜5.5である
定着剤としてはチオ硫酸すトリウム、チオ硫酸アンモニ
ウムがあるが、ヂオ硫酸イオンとアンモニウムイオンと
を必須成分とするものであり、定着速度の点からチオ硫
酸アンモニウムが特に好ましい。 定着剤の使用量は適
宜変えることができ、一般には約01〜約6モル/4で
ある。
定着液には硬膜剤として作用する水溶性アルミニウム塩
を含んでもよく、それらには、例えば塩化アルミニウム
、硫酸アンモニウム、カリ明ばんなどがある。
定着液には、酒石酸、クエン酸、グルコン酸あるいはそ
れら誘導体を、単独であるいは2種以上併用することが
できる。 これらの化合物は定着液lI2につき0.0
05モル以上含むものが有効で、特に0.01モル/ρ
〜0.03モル/f2.が特に有効である。
具体的には、酒石酸、酒石酸カリウム、酒石酸ナトリウ
ム、酒石酸カリウムナトリウム、クエン酸、クエン酸ナ
トリウム、クエン酸カリウム、クエン酸リチウム、クエ
ン酸アンモニウムなどがある。
定着液には所望により保恒剤(例えば、亜硫酸塩、重亜
硫酸塩) 、 pH緩衝剤(例えば、酢酸、硼酸) 、
 pH調整剤(例えば、硫酸)、硬水軟化能のあるキレ
ート剤や特願昭60−21856.2号記載の化合物を
含むことができる。
定着温度および時間は約り0℃〜約50°Cで4秒〜3
0秒が好ましいが、30℃〜40℃で4秒〜20秒がよ
り好ましく、さらに好ましく 7 は30″C〜40℃で4秒〜15秒である。
本発明においては定着液濃縮液が自動現像機に、感光材
料が処理されるに従って、それを希釈する水と共に補充
される場合、定着液濃縮液は1剤で構成されてもよい。
1剤として定着液原液が安定に存在しつるのはpH4,
5以上であり、より好ましくはp H4,65以上であ
る。 pH4,5未満では、特に定着液が実際に使われ
るまでの期間長年放置された場合にチオ硫酸塩が分解し
て最終的には硫化してしまうためである。 従ってpH
4,5以上の範囲では亜硫酸ガスの発生も少なく、作業
環境上も良くなる。 pHの上限はそれ程厳しくないが
、余り高pHで定着されると、以後水洗されても膜pH
が高くなって膜膨潤が大きくなる。 従って乾燥負荷が
大きくなるのでp)17まで位が限度である。 アルミ
ニウム塩を使って硬膜する定着液ではアルミニウム塩の
析出沈澱防止pHは5.5までが限界である。
本発明の処理では現像液または定着液のいす 8 れかが上記のような希釈水を必要としない(すなわち原
液のままで補充する)いわゆる使用液であっても構わな
い。
各濃縮液の処理タンク液への供給量および希釈水との混
合割合はそれぞれ濃縮液の組成に依存して種々変化させ
ることができるが、一般に濃縮液対希釈水は1対O〜8
の割合で、これらの現像液、定着液各々の全量は感光材
料1rrf’に対して50m1+から1500m2であ
ることが好ましい。
本発明においては感光材料は現像、定着した後、水洗ま
たは安定化処理が施される。
水洗または安定化処理は本分野で公知のあらゆる方法を
適用することができ、本分野で公知の種々の添加剤を含
有する水を水洗水または安定化液として用いることもで
きる。 防黴手段を施した水を水洗水または安定化液に
使用することにより、感光材料1イ当り3β以下の補充
量という節水処理も可能となるのみならず、自現機設置
の配管が不要となりさらにストック槽の削減が可能とな
る。 即ち現像液および定着液用の調液希釈水および水
洗水または安定化液を共通の一層のストツタ槽から供給
でき、自動現像機の一層のコンパクト化が可能となる。
防黴手段を施した水を水洗水または安定化液に併用する
と、水垢の発生等が有効に防止し得るため、感光材料1
イ当たり0〜3℃、好ましくはO〜1ρの節水処理を行
うことができる。
ここで、補充量が0の場合とは、水洗槽中の水洗水が自
然蒸発等により減少した分だけ適宜補充する以外は全く
補充を行なわない、即ち実質的に無補充のいわゆる「た
め水」処理方法を行なう場合をいう。
補充量を少な(する方法として、古くより多段向流方式
(例えば2段、3段など)が知られている。 この多段
向流方式を本発明に適用ずれば定着後の感光材料はだん
だんと清浄な方向、つまり定着液で汚れていない処理液
の方に順次接触して処理されて行くので、さらに効率の
良い水洗がなされる。 これによれば、不安定なヂオ硫
酸塩等が適度に除去され、変退色の可能性が一層小さ(
なって、さらに著しい安定化効果が得られる。 水洗水
も従来に比べ、非常に少ない量ですむ。
少量の水洗水で水洗するときには特開昭6232460
号に記載のスクイズローラー洗浄槽を設けることがより
好ましい。
さらに水洗または安定化浴に防黴手段を施した水を処理
に応じて補充することによって生ずる水洗または安定化
浴からのオーバーフロー液の一部または全部は特開昭6
0−235133号に記載されているようにその前の処
理工程である定着能を有する処理液に利用することもで
きる。 こうすることによって上記ストック水の節水が
でき、しかも廃液がより少なくなるためより好ましい。
防黴手段としては、特開昭60−263939号に記さ
れた紫外線照射法、同60−263940号に記された
圃場を用いる方法、同61 1− ]、 31632号に記されたイオン交換樹脂を
用いて純水にする方法、特開昭62−115154号、
同62−153952号、同62220951号、同6
2−209532号に記載の防菌剤を用いる方法を用い
ることができる。
さらには、L 、 e 、 West ” Water
 Qualit、yCriteria”Photo S
ci &  Eng、Vol、9No、6(1965)
、M、W、Beach  ”Microbiologi
calGrowths in Motion−Pict
ure ProcessingSMPTE  Jour
nal  Vol、85.(1976)、R,O,De
egan“Photo  Processing  W
ash  Water  BiocidesJ、Ima
ging Tech、Vol  10.No、6(19
84)および特開昭57−8542号、同57−581
43号、同58−105145号、同57−13214
6号、同58−18631号、同57−97530号、
同57−157244号などに記載されている防菌剤、
防パイ剤、界面活性剤などを併用することもできる。
さらに、水洗浴には、R,T、 I(reiman著 
2 J、Image、Tech  10 (6)、242 
(1984)に記載されたイソチアゾリン系化合物、R
ESEARC)lDISCLO3URE第205巻、I
tem20526(1981年、5月号)に記載された
イソデアゾリン系化合物、同第228巻、Item22
845 (1983年、4月号)に記載されたイソチア
ゾリン系化合物、特開昭62−20953号に記載され
た化合物などを防菌剤(Microbiocide)と
してイ井用することもできる。
さらに防パイ剤の具体例としては、フェノール、4−ク
ロロフェノール、ペンタクロロフェノール、クレゾール
、O−フェニルフェノル、クロロフェン、ジクロロフェ
ン、ホルムアルデヒド、グルクールアルデヒド、クロル
アセトアミド、p−ヒドロキシ安息香酸エステル、2−
(4−チアゾリン)−ベンゾイミダゾール、ベンゾイソ
チアゾリン−3−オン、ドデシル−ベンジル−ジメチル
アンモニウム−クロライド、N−(フルオロジクロロメ
チルヂオ)フタルイミド、2,4.4′−hリクロ口2
′−ハイドロオキシジフェニルエーテルなどがある。
防黴手段を施して水ストック槽に保存された水は前記現
像液定着液などの処理液原液の希釈水としても水洗水と
しても共用されるのがスペースが小さ(てすむ点で好ま
しい。  しかし防黴手段を施した調液希釈水と水洗水
(また(j安定化液)とを分けて別槽にそれぞれ保管す
ることもできるし、どちらか一方だけを水道から直接と
ってもよい。
別槽に分けて保管したときは、防黴手段を施した上に、
水洗水(または安定浴)には種々の添加剤を含有させる
ことができる。
例えば、アルミニウムとのキレート安定度定数j2og
K値が、10以上のキレート化合物を含有させてもよい
。 これらは、定着液中に硬膜剤としてアルミニウム化
合物を含む場合水洗水中での自沈を防止するのに有効で
ある。
キレート剤の具体例としては、エヂレンジアミン四酢酸
 (jogK = 16 、 1 、以下同じ)、シク
ロヘキサンジアミン四酢酸(1,7,6)、ジアミノプ
ロパノール四酢酸(13,8)、ジエヂレントリアミン
五酢酸(184)、トリエチレンテトラミン六酢酸(1
9,7)等およびこれらのナトリウム塩、カリウム塩、
アンモニウム塩があり、その添加量は好ましくは0.0
1〜10g/β、より好ましくは0. 1〜5g/j2
である。
さらに水洗水中には銀画像安定化剤の他に水滴むらな防
止する目的で、各種の界面活性剤を添加することができ
る。 界面活性剤としては、陽イオン型、陰イオン型、
非イオン型および両イオン型のいずれを用いてもよい。
 界面活性剤の具体例としてはたとえば工学図書■発行
の「界面活性剤ハンドブック」に記載されている化合物
などがある。
上記安定化洛中には画像を安定化する目的で各種化合物
が添加される。 例えば膜poを調整する(例えばp1
43〜8)ための各種の緩衝剤(例えばホウ酸塩、メタ
ホウ酸塩、ホウ砂、す 5 ン酸塩、炭酸塩、水酸化カリ、水酸化ナトリウム、アン
モニア水、モノカルボン酸、ジカルボン酸、ポリカルボ
ン酸などを組み合わせて使用)やポルマリンなどのアル
デヒドを代表例として挙げることができる。 その他、
キレ−1・剤、殺菌剤(チアゾール系、イソチアゾール
系、ハロゲン化フェノール、スルファニルアミド、ベン
ゾトリアゾールなど)、界面活性剤、蛍光増白剤、硬膜
剤などの各種添加剤を使用してもよく、同一もしくは異
種の目的の化合物を2種以上併用しても良い。
また、処理中の膜pH調整剤として塩化アンモニウム、
硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニ
ウム、亜硫酸アンモニウム、ヂオ硫酸アンモニウム等の
各種アンモニウム塩を添加するのが画像保存性を良化す
るために好ましい。
上記の方法による水洗または安定浴温度および時間はO
′C〜50℃で3秒〜1分が好ましいが、15°C〜4
0℃で3秒〜30秒がより好ま6 しく、さらには15℃〜40℃で3秒〜15秒が好まし
い。
現像、定着および水洗された感光材料は水洗水をしぼり
切る。 すなわちスクイズローラ法を経て乾燥される。
 乾燥は約40°C〜約100 ’Cで行われ、乾燥時
間は周囲の状態によって適宜変えられるが、通常は約5
秒〜1分でよいが、より好ましくは40℃〜80°Cで
約5秒〜30秒である。
本発明では、現像、定着、水洗および乾燥されるまでの
いわゆるDry to Dryの処理時間は前記のよう
に100秒以内、好ましくは60秒以内、さらに最も好
ましくは45秒以内で処理される。
ここでdry to dry”“とは処理される感光材
料の先端が自動現像機のフィルム挿入部分に入った瞬間
から、処理されて、同先端が自動現像機から出てくる瞬
間までの時間を言う。
また現像時間を短縮するため、前述のように現像剤をハ
ロゲン化銀感光材料に内蔵することもできる。 現像剤
は、ハロゲン化銀乳剤層あるいは隣接層に添加する。 
添加する現像剤としては、ハイドロキノン類、ビラゾリ
ソン類、パラアミノフェノール類を単独または併用が好
ましい。 添加量はハイドロキノン類t、Jハロゲン化
銀の1/2〜1/4モル%、補助現像剤(11710モ
ル%以下がよい。 この場合は処理液として現像剤を含
有しない高pHの活性液を用いてもよい。
スキャナー感光材料の画質はその感光材料特性の硬調性
により決まる。 硬調化のため特公昭50−28615
号に記載の酸化剤を定着液に添加することが有効である
。 例えばエヂレンジアミン四酢酸第二鉄塩を、定着液
に5〜20g/j添加することにより、顕著な画質の良
化が認められる。
また処理プロセスを簡単にするため、現像と定着が一つ
の処理液からなる、−浴処理も有効である。 −浴処理
液組成(J、通常現像液組成にハロゲン化銀溶剤を添加
することよりなる。
現像促進、定着促進、スラッジ防止のため、種々文献に
記載の添加剤や特開昭63−147]65号に記載の化
合物を添加することも特性良化に有効である。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
実施例I L肚へ勿11 40℃に保ったゼラチン水溶液中に、硝酸銀水溶液およ
び銀1モルあたり3X10モルのK 3 I r Cj
 6および、3X10−’モルの(NH4)3RhCj
6を含む塩化ナリトウム、臭化すトリウムの水溶液を同
時に30分間加え、その間の電位を1.OOmVに保つ
ことにより平均粒径0.15.mの単分散立方体塩臭化
銀乳剤(分散係数10%)を調製した。 この乳剤に銀
1モルあたり、0.1モル%沃化カリ水溶液を添加しコ
ンバージョンを行った後、フロキュレー 9 ジョン法により脱塩を行い、ゼラチンに分散させて乳剤
Aを調製した。
この乳剤に、ハイポと塩化金酸を添加し、60″Cに保
って、化学熟成を施した後、安定剤として4−ヒドロキ
シ−6−メチル−1,33a  7−チトラザインデン
の1%の溶液を銀1モルあたり30mj加えた(Agc
c97. Jr2I。
分散係数10%)。
これらの乳剤1kgに、赤外増感色素として本文記載の
例示化合物5−16を用いて、その0.05%溶液を6
0mj加えて赤外域の増感を行った。 この乳剤に強色
増感および安定化のために44゛−ビス=(4,6−ジ
ナフトキシーピリミジンー2−イルアミノ)−スチルベ
ンジスルホン酸ジナトリウム塩の0.5%メタノール溶
液70m1!と2,5−ジメチル−3−アリル−ベンゾ
チアゾールヨード塩の0.5%メタノール溶液90mj
を加えた。 さらにハイドロキノン100 mg/m2
.可塑剤としてポリエチルアクリレートラテックスをゼ
ラチンパイン 0 ダー比25%、硬膜剤として2−ビス(ビニルスルホニ
ルアセトアミド)エタンを90 mg/m2となるよう
に添加し、PET支持体上に銀2 g/m2になるよう
に塗布した。 ゼラチンは1.0g/m2であった。
この上にゼラチン0.6g/m2、マット剤として粒径
3〜4μのポリメチルメタクリレート60 mg/m2
.粒径10〜20mμのコロイダルシリカ70 mg/
m2.シリコーンオイル100mg/m2.下記構造式
■の染料を20 mg/m2■の染料を10 mg/m
2添加し、塗布助剤としてドデシルベンゼンスルフオン
酸ナトリウム塩、下記構造式■のフッ素系界面活性剤を
添加した保護層および支持体裏面にゼラチン1.8g 
/ m 2、ポリエチルアクリレートラテックス225
mg/m2.下記構造式■の染料20 mg/m2■の
染料10 mg/m2および塗布助剤としてドデシルベ
ンゼンスルフオン酸ナトリウムを添加したバック層を同
時に塗布し、感光材料101を作製した。
(λmax 770nm) 感光材料101に用いた乳剤Aの調製の際に水酸化アン
モニウムを加えることによって平均粒径0.25μmの
単分散立方体塩臭化銀乳剤を調製した。 これを乳剤B
とする(分散係数10%)。
感光材料101において、用いる乳剤の種類、乳剤層の
塗布銀量、バック層中の染料の含有の有無を表1に示す
ようにして感光材料102〜108(表1)を作製した
このようにして作製した感光材料101〜108に、そ
れぞれ、780 nmの波長の半導体レーザーを用いて
10−7秒のスキャニング露光を行った後、富士写真フ
ィルム■製の自動現像機FG−360Fで下記の処理を
行った。
処理工程     時間      温度環  像  
 8秒、13秒、18秒    38℃定   着  
      10秒          35°C水 
  洗        10秒          2
5℃乾   燥        10秒       
  50℃3 用いた処理液の処理処方は以下の通りである。
現像液 ハイドロキノン          250g4−メチ
ル−4−ヒドロキ シメチル−1−フェニル 3−ピラゾリドン       0.5g亜硫酸カリウ
ム         90.0gエチレンジアミン四酢
酸二 ナトリウム           2.0g臭化カリウ
ム 5−メチルベンゾトリア ゾール 2−メルカプトベンツイミ ダシ−ルー5−スルホン 酸 炭酸すトリウム 水を加えて (水酸化ナトリウム加えてpH せる)  0 5.0g 0.2g 0.3g 0g 1 ε 6に合  4 定着液 チオ硫酸アンモニウム      210g亜硫酸ナト
リウム(無水)20g エチレンジアミン四酢酸 2ナトリウム          0.1g氷酢酸  
           15g水を加えて      
      1β(アンモニア水でpHを48とする) 水洗水 水道水 上記の感光材料をそれぞれ用いて画像を形成したものに
ついて写真性等を比較した。 具体的には、現像時間8
秒、13秒、18秒における最高濃度(D□IIX)と
、現像時間13秒における定着性、乾燥性、残色性およ
び画質鮮鋭度を評価した。 結果を表1に示す。
■D max グラフィック・アーツ感材としては38以上が必要であ
り、特に4以上が好ましい。
■定着性 処理後非画像部に残留するハロゲン化銀による白濁の程
度で評価した。 表中にG」o、○、△、×で示し、0
、○が可で、△、×が不可のレベルである。
■乾燥性 自現機から出てきた直後の感材のぬれの程度で評価した
。 表中には0、○、△、×で示し、0、○が可で、Δ
、×が不可のレベルである。
■残色性 処理後の感材に残っている色素、染料による着色の程度
で評価した。 表中には0、○、△、×で示し、0、○
が可で、△、×が不可のレベルである。
■画質鮮鋭度 表中にはA〜Eで示し、Δ、Bが可で、C〜Eが不可の
レベルである。
7 特開平 3 10239 (24) 実施例2 実施例1の感光材料101.102.1.05の乳剤層
の下に各々塗布銀量の3/10の重量のハイドロキノン
と1/10の重量の4−メチル−4−ヒドロキシメチル
−1−フェニル−3ピラゾリジノンを含むゼラチン層(
ゼラチン量2 g/m2)を設けた感光材料を作製した
各感光材料に画像露光を与えたのち、下記のアクヂベー
タ溶液で25°C5秒間処理したのち、実施例1と同様
に定着、水洗処理した。
その結果は、実施例1と同様に、本発明の規定を満たす
感光材料がより優れた結果を示した。
アクヂベータ溶液の組成 エヂレンジアミン四酢酸 四ナトリウム塩 水酸化ナトリウム 亜硫酸ナトリウム 臭化カリウム CHNHC2H40H 水を加えて 〈発明の効果〉 本発明によれば、迅速処理に適し、最高濃度が大きく硬
調な画像が得られる。
出 願 人 富士写真フィルム株式会社代  理  人
  弁理士   石  井  隔置     弁理士 
  増  1) 達  哉 9 0

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)750nm以上の長波長域に極大感度をもつハロ
    ゲン化銀写真乳剤層を、支持体上に少なくとも1層有す
    るハロゲン化銀写真感光材料において、前記ハロゲン化
    銀写真乳剤層中のハロゲン化銀粒子の平均粒子サイズが
    0.2μm以下で、かつ塗布銀量の総量が2.5g/m
    ^2以下であり、さらに750nm以上の光を吸収する
    染料を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光
    材料。
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