JPH0310083Y2 - - Google Patents

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JPH0310083Y2
JPH0310083Y2 JP1984007207U JP720784U JPH0310083Y2 JP H0310083 Y2 JPH0310083 Y2 JP H0310083Y2 JP 1984007207 U JP1984007207 U JP 1984007207U JP 720784 U JP720784 U JP 720784U JP H0310083 Y2 JPH0310083 Y2 JP H0310083Y2
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air spring
control valve
suspension unit
spring chamber
main
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JP1984007207U
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【考案の詳細な説明】 この考案は車体の横揺れを防止することができ
る電子制御サスペンシヨン装置に関する。
シヨツクアブソーバの減衰力や空気ばねのばね
定数を電子的に制御して乗心地や操縦安定性を向
上させるようにした電子制御サスペンシヨン装置
が考えられている。そして、このような電子制御
サスペンシヨン装置を備えた自動車においては自
動車の横揺れ(ロール)の発生を防止して乗心地
や操縦安定性を向上させることが望まれており、
例えば米国特許第2950124号に示されるサスペン
シヨン装置が知られている。そこで、この種の装
置において、空気ばねを主空気ばね室と副空気ば
ね室とで構成し、主、副空気ばね室間の連通、遮
断を制御すれば、ばね定数も切換えることができ
る。しかし、主、副空気ばね室間を連通した状態
で空気ばね内の給排を行なつて姿勢制御を実行し
ても、空気ばねの容量が大きいためその応答性が
悪く、十分な姿勢制御を行なえないという不具合
が生じる。
この考案は上記の点に鑑みてなされたものでそ
の目的は応答性の良い車体姿勢制御を行なうこと
ができる電子制御サスペンシヨン装置を提供する
ことにある。
以下、図面を参照してこの考案の一実施例に係
る電子制御サスペンシヨン装置について説明す
る。第1図において、SFRは自動車の右側前輪用
サスペンシヨンユニツト、SFLは左側前輪用サス
ペンシヨンユニツト、SRRは右側後輪用サスペン
シヨンユニツト、SRLは左側後輪用サスペンシヨ
ンユニツトを示している。上記サスペンシヨンユ
ニツトSFR,SFL,SRR,SRLはそれぞれ主空気ばね
室11a〜11d、副空気ばね室12a〜12
d、シヨツクアブソーバ13a〜13d、補助ば
ねとして用いられるコイルばね(図示せず)から
構成されている。また、15a〜15dは上記シ
ヨツクアブソーバ13a〜13dの減衰力をハー
ドあるいはソフトに切換えるための切換装置であ
る。この切換装置15a〜15dの制御は上記コ
ントローラ16により行なわれる。なお、17a
〜17dはそれぞれベローズである。
さらに、18はエアクリーナ(図示せず)から
送り込まれた大気を圧縮してドライヤ19に供給
するコンプレツサである。このドライヤ19は供
給される圧縮空気をシリカゲル等によつて乾燥し
ている。このドライヤ19からの圧縮空気は配管
Aを介して前輪用リザーブタンク20F及び後輪
用リザーブタンク20Rにそれぞれ貯められる。
また、21は上記リザーブタンク20Fに設けら
れた圧力センサで、このリザーブタンク20Fの
内圧が低下して設定値以下になると、圧力センサ
21の信号によりコンプレツサ18が作動する。
そしてリザーブタンク20Fの内圧が設定圧以上
になると、圧力センサ21の信号によりコンプレ
ツサ18が停止する。
また上記リザーブタンク20Fと主空気ばね室
11aは給気用ソレノイドバルブ22aを介し
て、リザーブタンク20Fと主空気ばね室11b
は給気用ソレノイドバルブ22bを介して連結さ
れる。さらに、上記リザーブタンク20Rと主空
気ばね室11cは給気用ソレノイドバルブ22c
を介して、リザーブタンク20Rと主空気ばね室
11dは給気用ソレノイドバルブ22dを介して
連結される。上記ソレノイドバルブ22a〜22
dは常時閉じている弁である。
また、上記主空気ばね室11aの圧縮空気は排
気用ソレノイドバルブ23aを介して、上記主空
気ばね室11bの圧縮空気は排気用ソレノイドバ
ルブ23bを介して、上記主空気ばね室11cの
圧縮空気は排気用ソレノイドバルブ23cを介し
て、上記主空気ばね室11dの圧縮空気は排気用
ソレノイドバルブ23dを介し、排気管(図示せ
ず)を介して大気に解放される。上記ソレノイド
バルブ23a〜23dは常時閉じている弁であ
る。
さらに、上記主空気ばね室11aと副空気ばね
室12aはばね定数切換用ソレノイドバルブ26
aを介して、上記主空気ばね室11bと副空気ば
ね室12bはばね定数切換用ソレノイドバルブ2
6bを介して、上記主空気ばね室11cと副空気
ばね室12cはばね定数切換用ソレノイドバルブ
26cを介して、上記主空気ばね室11dと副空
気ばね室12dはばね定数切換用ソレノイドバル
ブ26dを介してそれぞれ連結される。
さらに主空気ばね室11aと11bは連通管B
及び連通用ソレノイドバルブ27Fを介して主空
気ばね室11cと11dは連通管C及び連通用ソ
レノイドバルブ27Rを介して連結される。上記
連通用ソレノイドバルブ27F及び27Rは常時
開いている弁である。
ところで上記ソレノイドバルブ22a〜22
d,23a〜23d,26a〜26d,27F,
27Rの開閉制御はコントローラ16からの信号
により行なわれる。さらに、30はハンドルの操
舵角を検出する操舵センサ、31はブレーキのオ
ンオフを検出するブレーキセンサ、32はアクセ
ルの開度を検出するアクセル開度センサ、33は
自動車の前後、左右及び上下方向の加速度を検出
する加速度センサ、34は車速を検出する車速セ
ンサ、35は自動車の前部(前輪部分)の車高を
検出するフロント車高センサ、36は自動車の後
部(後輪部分)の車高を検出するリヤ車高センサ
である。そして、上記センサ30〜36からの信
号はコントローラ16に供給されている。
次に、上記のように構成されたこの考案の一実
施例の動作について説明する。まず、車体のロー
ル制御について説明しながら本願の要旨について
説明する。例えばハンドルを右に切つたときの車
体の姿勢制御について第2図のフローチヤートを
参照しながら説明する。第2図のステツプS1に
おいて、車速センサ34で検出される車速がコン
トローラ16に入力される。さらに、ステツプS
2において操舵センサ30で検出されるハンドル
操舵角がコントローラ16に入力されてハンドル
操舵角の時間的変化、つまりハンドル角速度が算
出される。そして、上記ステツプS3において上
記車速及びハンドル角速度に基づき、コントロー
ラ16に記憶される第3図の車速−ハンドル角速
度に対するバルブを開ける時間のマツプが参照さ
れて、現在の車速−ハンドル角速度は制御エリア
(姿勢制御が行なわれる領域)に属する、つまり
所定旋回状況にあるか不感帯エリア(姿勢制御が
行なわれない領域)に属するか判断される。この
ステツプS1〜S3により旋回状況検出手段が構
成される。このステツプS3において制御エリア
に属していると判断されるとステツプS4に進ん
で操舵センサ30からの信号によりハンドル操舵
方向が検出される。そして、ステツプS5におい
てハンドルの操舵方向が判断される。この例にお
いてはハンドルは右に切られているのでステツプ
S6に進んでコントローラ16からの制御信号に
よりばね定数切換用ソレノイドバルブ26a〜2
6dが閉じられる。そして、ステツプS7におい
て連通用ソレノイドバルブ27F及び27Rが閉
じられる。次に、左輪用の給気用ソレノイドバル
ブ22b及び22dが第3図の領域〜で定め
られる所定時間開かれて主空気ばね室11b及び
11dに圧縮空気が給気れる。これにより、左輪
用の車高が上げられる方向に付勢される。さら
に、右輪用の排気用ソレノイドバルブ23a及び
23cが第3図の領域〜で定められる所定時
間開けられて、右輪用の主空気ばね室11a及び
11cの圧縮空気が大気に解放される。これによ
り、右輪用の車高が下げられる方向に付勢され
る。つまり、ハンドルを右に切つた場合には左輪
の車高が下がつて、右輪の車高が上がるのを防止
して、車体を水平に保つている。
一方、ハンドルを左に切つた場合にはステツプ
S8に進んでコントローラ16からの制御信号に
よりばね定数切換用ソレノイドバルブ26a〜2
6dが閉じられる。そして、ステツプS9におい
て連通用ソレノイドバルブ27F及び27Rが閉
じられる。次に、左輪用の排気用ソレノイドバル
ブ23b及び23dが第3図の領域〜で定め
られる所定時間開かれて主空気ばね室11b及び
11dの圧縮空気が排気される。さらに、右輪の
給気用ソレノイドバルブ23a及び23cが第3
図の領域〜で定められる所定時間開けられ
て、右輪の主空気ばね室11a及び11cに圧縮
空気が給気される。つまり、ハンドルを左に切つ
た場合には右輪の車高が下がつて、左輪の車高が
上がるのを防止して、車体を水平に保つている。
次に、上記した車体姿勢制御が行なわれた後ス
テツプS10に進む。このステツプS10におい
て、操舵センサ30からの信号によりハンドル操
舵角θが検出される。さらに、ステツプS11に
おいてハンドル操舵角θが基準角度θ0より大きい
かを判定される。このステツプS11においてハ
ンドル操舵角θが基準角度θ0(例えば、±15度)以
下と判定されるとステツプS12に進んで連通用
ソレノイドバルブ27F及び27Rが開かれてス
テツプS1に戻る。つまり、車体姿勢制御が解除
される。
一方、上記ステツプS11においてハンドル操
舵角θが基準角度θ0より大きいと判定されるとス
テツプS13に進んで車速センサ34で検出され
る車速Vがコントローラ16に読み込まれる。そ
して、ステツプS14において、車速Vと基準速
度V0(例えば、20Km/h)との大小関係が判定さ
れる。このステツプS14において、車速Vが基
準速度V0以下であると判定されるとステツプS
15に進んで連通用ソレノイドバルブ27F及び
27Rが開かれて前輪の主空気ばね室11aと1
1b及び後輪の主空気ばね室11cと11dが連
通される。一方、上記ステツプS14において車
速Vが基準速度V0より大きいと判定されると上
記ステツプS1に戻る。つまり、上記ステツプS
6ないしS9において行なわれる車体姿勢制御は
ハンドル操舵角θが基準角度θ0以下になるかある
いは車速が基準速度V0以下になつた場合に解除
される。
なお、第3図において、t1<t2<t3と設定され
ているものである。
以上詳述したようにこの考案によれば、車体姿
勢制御するときにばね定数切換用ソレノイドバル
ブを閉じて主空気ばね室を副空気ばね室から独立
させ、この主空気ばね室への圧縮空気の給気ある
いは主空気ばね室からの圧縮空気の排気により車
体姿勢制御を行なうようにしたので、給、排気に
よる車体の姿勢の応答性を良くすることにより、
応答性の良い電子制御サスペンシヨン装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る電子制御サ
スペンシヨン装置を示す図、第2図は車体姿勢制
御のフローチヤート、第3図は車速−ハンドル角
速度特性を示す図である。 11a〜11d……主空気ばね室、12a〜1
2d……副空気ばね室、16……コントローラ、
26a〜26d……ばね定数切換用ソレノイドバ
ルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 各輪毎に設けられ夫々主、副空気ばね室を有す
    るサスペンシヨンユニツトと、各サスペンシヨン
    ユニツトの主、副空気ばね室間に介装されるばね
    定数切換用制御弁と、圧縮空気を貯めておくリザ
    ーブタンクと、このリザーブタンクと上記各サス
    ペンシヨンユニツトの主空気ばね室とを連結する
    給気用配管に介装される各サスペンシヨンユニツ
    ト毎に設けられる給気用制御弁と、上記各サスペ
    ンシヨンユニツトの主空気ばね室の排気管とを連
    結する排気用配管に介装される各サスペンシヨン
    ユニツト毎に設けられる排気用制御弁と、車両の
    旋回状況を検出する旋回状況検出手段と、同旋回
    状況検出手段により設定旋回状況を検出したとき
    に旋回外側のサスペンシヨンユニツトの給気用制
    御弁及び旋回内側のサスペンシヨンユニツトの排
    気側制御弁を開くと共に上記ばね定数切換用制御
    弁を閉じるコントローラを具備したことを特徴と
    する電子制御サスペンシヨン装置。
JP720784U 1984-01-24 1984-01-24 電子制御サスペンシヨン装置 Granted JPS60119636U (ja)

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JPS60119636U JPS60119636U (ja) 1985-08-13
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5846610B2 (ja) * 1976-09-20 1983-10-18 清水建設株式会社 組立基礎

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5846610U (ja) * 1981-09-25 1983-03-29 トヨタ自動車株式会社 車輌用懸架装置
JPS5895310U (ja) * 1981-12-22 1983-06-28 富士重工業株式会社 自動車用エアサスペンシヨンの車高調整装置

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JPS5846610B2 (ja) * 1976-09-20 1983-10-18 清水建設株式会社 組立基礎

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JPS60119636U (ja) 1985-08-13

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