JPH027701Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH027701Y2
JPH027701Y2 JP4887883U JP4887883U JPH027701Y2 JP H027701 Y2 JPH027701 Y2 JP H027701Y2 JP 4887883 U JP4887883 U JP 4887883U JP 4887883 U JP4887883 U JP 4887883U JP H027701 Y2 JPH027701 Y2 JP H027701Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
cushion
support
spring constant
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4887883U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59154822U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4887883U priority Critical patent/JPS59154822U/ja
Publication of JPS59154822U publication Critical patent/JPS59154822U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH027701Y2 publication Critical patent/JPH027701Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ラジエータの上下にクツシヨンを介
装してラジエータを浮動支持するラジエータの支
持装置に関し、とくにラジエータ上側の支持装置
に関するものである。
[従来の技術] 通常、車両前部に設置されるラジエータは、車
体の振動に対しラジエータの振動を抑えあるいは
減衰させるために弾性支持される。この弾性支持
の方法としては、通常、たとえば、特開昭57−
60911号、特開昭57−84223号、実開昭54−56820
号、実開昭55−4950号、実開昭55−135621号、実
開昭57−62122号等に示されているように、ゴム
等の弾性材料から成るクツシヨンを介在させてラ
ジエータを浮動支持させる方法が採用される。こ
のクツシヨンは、とくに車体の上下方向の振動に
対処するため、ラジエータの上下部に配設される
ことが多い。また、クツシヨンは、ラジエータの
振動の吸収、減衰の機能の他、ラジエータの組付
けに際し、その取付誤差を吸収するという役目も
果たしている。
[考案が解決しようとする課題] 従来のラジエータ上下に介在されるクツシヨン
は、ゴム自体の圧縮のみを利用して所定のばね定
数あるいは振動の減衰を得ようとするものであつ
たが、ゴムの圧縮だけではばね定数が高くなり過
ぎ所定のばね定数が得られにくいという問題があ
つた。また、第1図および第2図に示すように、
クツシヨン1の下面を凹凸形状にし、クツシヨン
1の上面をサポート2に接着し、クツシヨン1の
下面でラジエータ3のアツパタンタ4を支持する
という支持構造もあるが、この場合も結局凸部1
aのゴム自体の圧縮を利用するため、低いばね定
数が得られないという問題がある。また、クツシ
ヨン1が思つた程撓まないため、満足できる程組
付誤差が吸収できないという問題がある。さら
に、第3図に示すように、各凸部1aにはアツパ
タンク4に通常状態では接触しない部分Aが生
じ、この部分Aでは振動によつて凸部1a表面と
アツパタンク4表面とがこすれるためクツシヨン
1の摩耗が生じやすいという問題もあつた。
本考案は、上記の問題を解消するために、ラジ
エータの上部に配置されるクツシヨンにおいて、
十分に低い所定のばね定数を得るとともに、クツ
シヨンに取付誤差を十分に吸収させてラジエータ
の組付性を向上し、しかもクツシヨンの摩耗を低
減させることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的に沿う本考案のラジエータの支持装置
は、ラジエータの上部と該ラジエータの上部を支
持するサポートとの間に弾性材料からなるクツシ
ヨンを介装して前記ラジエータを浮動支持したラ
ジエータの支持装置において、前記クツシヨンの
ラジエータ幅方向中央部をラジエータ厚み方向に
波状に延びる形状に形成して該中央部と前記サポ
ートとの間に部分的に隙間を形成するとともに、
該クツシヨン中央部のラジエータ幅方向両端部に
上部が切欠かれることにより前記サポートとの間
に隙間を形成する壁を接続したものから成る。
[作用] このような支持装置においては、クツシヨンの
波状部とサポート間に隙間が形成されるので、振
動によりラジエータからクツシヨンに剪断変形力
がかかつた場合クツシヨン自体は隙間に向けて容
易に変形することができ、クツシヨン自体の圧縮
を利用する場合に比べてばね定数は容易に低く設
定され、容易に所定の値が得られる。この波状部
は、両側に接続された壁により弾性支持されてそ
の波状形状を保つことができる。この両側の壁は
上記低ばね定数の波状部を有するクツシヨンのば
ね定数を高める方向に作用するが、両側壁の上部
が切欠かれることによりサポートとの間に隙間が
形成されているので、この隙間方向に壁の変形が
許容され、クツシヨン全体としてのばね定数は適
切に低く保たれる。そして、このようにクツシヨ
ンの変形が容易となることにより、クツシヨンの
上下方向の変位も大きく取ることが可能になり、
取付誤差の吸収が容易になつてラジエータの組付
性が向上される。さらに、ばね定数を低く抑える
ことによりクツシヨンがラジエータを抑える力も
小になり、しかも波状の凸面でかつ低ばね定数で
ラジエータを支持するため凸面が容易に変形でき
るとともにラジエータに確実に接触するので、ク
ツシヨンとラジエータ間に非接触部分が生じ該非
接触部分同士がこすれることによるクツシヨンの
摩耗も低減される。
[実施例] 以下に本考案のラジエータの支持装置の望まし
い実施例を図面を参照して説明する。
第4図ないし第8図は、本考案の一実施例に係
るラジエータの支持装置を示している。図中、5
はラジエータであり、ラジエータ5は、上側サポ
ート6と下側サポート7との間にそれぞれ弾性材
料たとえばゴムから成るクツシヨン8,9を介在
させて浮動支持されている。ラジエータ5は、ク
ツシヨン8によりラジエータ上部としてのアツパ
タンク10が、クツシヨン9によりロアタンク1
1がそれぞれ支持されている。
上側のクツシヨン8は、縦断面が厚みが薄く波
状の形状に形成された、クツシヨン8のラジエー
タ幅方向中央部に位置する波状部12と、波状部
12のラジエータ幅方向両側に設けられ波状部1
2と一体に形成された壁13とから成つている。
波状部12および壁13は略半円環状に形成され
ている。波状部12には、上方に向けて二山を形
成する形状になつており、壁13は波状部12の
両側でかつ波状部12から上方に向けて延びる方
向にのみ設けられており、波状部12の内側には
設けられていない。壁13の上面は、略半円形に
形成されており、壁13の上面のうち上端面近傍
には、半円形の円弧部が下方に向けて切欠かれた
切欠き13aが設けられている。
クツシヨン8の上方に設けられているサポート
6は、縦断面が半円形状のクツシヨン支持部6a
とクツシヨン支持部6aからボデー14側に延び
る取付部6bとから成つており、取付部6bがボ
デー14に固定されている。サポート6は、クツ
シヨン支持部6aの断面半円形の下面でクツシヨ
ン8を支持している。サポート6のクツシヨン支
持部6aの形状は、第6図に示すように、壁13
に対応する部位6cは上方に向けて山形にふくら
んでおり、部位6c−6c間の波状部12に対応
する部位6dは、波状部12の上面とほぼ平行面
で部位6c−6cに対し谷間を形成している。そ
して、第7図に示すように、サポート6のクツシ
ヨン支持部6a下面とクツシヨン8との接触は、
波状部12の上面側では、クツシヨン8の二山上
面すなわち上方に向けて凸の面8aの一部および
波状部12下端の両側部で行なわれ、各接触部間
には隙間15,16が形成されている。そして、
ラジエータ5のアツパタンク10は、波状部12
下面の下方に向けて凸の面8bで支持されてい
る。また、第8図に示すように、壁13の上面側
では、壁13の上面に沿つて壁13の上面とクツ
シヨン支持部6aの部位6c下面とが接触すると
ともに、壁13上面上端部近傍では切欠き13a
上面とクツシヨン支持部6aの部位6cの下面間
に隙間17が形成されている。
このように構成された本考案のラジエータの支
持装置においては、クツシヨン8の波状部12の
形状は、両側に壁13を設けることによつて、そ
の波状形状が保持される。クツシヨン8を波状に
することによつて、サポート6との間には隙間1
5,16が形成されるので、クツシヨン8の下面
側にラジエータ5からその振動により剪断変形力
がかかつた場合、波状部12は隙間15,16に
向けて容易に変形され、かつ十分な量変位され
る。したがつて、従来のクツシヨン自体の圧縮に
よる場合に比べ、ばね定数は十分に低く設定され
る。
また、壁13部においては、壁13の上面に沿
つて壁13とサポート6とが接触するので、ラジ
エータ5の上下方向変位の吸収においては壁13
自体の圧縮変形も利用されることになり、クツシ
ヨン8全体としてのばね定数は高められようとす
るが、壁13の上端近傍に隙間17が形成される
ことにより、壁13自体も容易に変形され、ばね
定数も適切に低く抑えられる。すなわち、壁13
により波状部12の波状形状が保たれながら、波
状部12の厚み、形状、隙間15,16,17の
大きさが適切に設定されることにより、クツシヨ
ン8は容易に変形されるとともにその上下方向の
変位量も大きくとれ、ばね定数は適切に低く抑え
られて所定の値が得られる。
また、クツシヨン8の上下方向の変位が大きく
されることにより、ラジエータ5取付時の取付誤
差は容易に吸収され、ラジエータ5の組付性が向
上される。
さらに、クツシヨン8のばね定数が低く設定さ
れることによりクツシヨン8がラジエータ5を押
える力は小となり、しかもクツシヨン8下面が波
状でかつ容易に変形することによつてクツシヨン
8下面は確実にラジエータ5のアツパタンク10
に接触してアツパタンク10を支持するので、接
触部におけるクツシヨン8とアツパタンク10と
がこすれることは極力抑えられて摩耗は低減され
る。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案のラジエータの支
持装置によるときは、上側クツシヨンのラジエー
タ幅方向中央部を波状にするとともにその両側に
上部が切欠かれた壁を設け、波状部の形状を壁で
保持させつつ、波状部および壁とサポートとの間
に隙間を形成して、クツシヨンの変形を適切に容
易化するとともに大きな変位がとれるようにし、
クツシヨンのばね定数を低く抑えることができる
ようにしたので、所定の低ばね定数を容易に得る
ことができるとともに取付誤差を容易に吸収させ
てラジエータの組付性を向上することができ、さ
らに低ばね定数化と波状形状による接触支持の確
実化によつてクツシヨンの摩耗を低減させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のラジエータの支持装置を示す縦
断面図、第2図は第1図の装置のクツシヨンの底
面図、第3図は第2図の装置の−線に沿う部
分断面図、第4図は本考案の一実施例に係るラジ
エータの支持装置を示す縦断面図、第5図は第4
図の装置の部分斜視図、第6図は第5図の装置の
−線に沿う断面図、第7図は第5図の装置の
−線に沿う断面図、第8図は第5図の装置の
−線に沿う断面図、である。 5……ラジエータ、6……サポート、8……ク
ツシヨン、10……ラジエータ上部としてのアツ
パタンク、12……波状部、13……壁、13a
……切欠き、15,16,17……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ラジエータの上部と該ラジエータの上部を支持
    するサポートとの間に弾性材料からなるクツシヨ
    ンを介装して前記ラジエータを浮動支持したラジ
    エータの支持装置において、前記クツシヨンのラ
    ジエータ幅方向中央部をラジエータ厚み方向に波
    状に延びる形状に形成して該中央部と前記サポー
    トとの間に部分的に隙間を形成するとともに、該
    クツシヨン中央部のラジエータ幅方向両端部に上
    部が切欠かれることにより前記サポートとの間に
    隙間を形成する壁を接続したことを特徴とするラ
    ジエータの支持装置。
JP4887883U 1983-04-04 1983-04-04 ラジエ−タの支持装置 Granted JPS59154822U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4887883U JPS59154822U (ja) 1983-04-04 1983-04-04 ラジエ−タの支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4887883U JPS59154822U (ja) 1983-04-04 1983-04-04 ラジエ−タの支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59154822U JPS59154822U (ja) 1984-10-17
JPH027701Y2 true JPH027701Y2 (ja) 1990-02-23

Family

ID=30179400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4887883U Granted JPS59154822U (ja) 1983-04-04 1983-04-04 ラジエ−タの支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59154822U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59154822U (ja) 1984-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060043656A1 (en) Engine mount
JPH0446787B2 (ja)
JP4690666B2 (ja) 車両用燃料タンクの防振支持構造
JPH027701Y2 (ja)
JPH0239850Y2 (ja)
JP2500281B2 (ja) スプリングシ―トラバ―
JPH0547001Y2 (ja)
JPH1175984A (ja) シートパッド支持体
JPH0238749Y2 (ja)
JPS602359Y2 (ja) 防振ゴム装置
JPS6339462Y2 (ja)
JPH0226731Y2 (ja)
JPH0226732Y2 (ja)
KR200147931Y1 (ko) 자동차의 평행 판스프링 현가구조
JPS6212920Y2 (ja)
JP2000266123A (ja) ミッションマウント装置
JPS595608Y2 (ja) 緩衝器のバンプクツシヨン
JPS6115322Y2 (ja)
JPS6313079Y2 (ja)
JPH0318261Y2 (ja)
JPS6220340Y2 (ja)
JPS6317866Y2 (ja)
JPS638485Y2 (ja)
JPS5819288Y2 (ja) ラジエ−タの支持構造
JPS591862Y2 (ja) 車輛のバンパエプロン取付構造