JPH1175984A - シートパッド支持体 - Google Patents

シートパッド支持体

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JPH1175984A
JPH1175984A JP23992297A JP23992297A JPH1175984A JP H1175984 A JPH1175984 A JP H1175984A JP 23992297 A JP23992297 A JP 23992297A JP 23992297 A JP23992297 A JP 23992297A JP H1175984 A JPH1175984 A JP H1175984A
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JP
Japan
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seat pad
pad support
section
parts
vertical
Prior art date
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Pending
Application number
JP23992297A
Other languages
English (en)
Inventor
Itsuo Kozuka
逸夫 小塚
Tsuguo Kido
継夫 木戸
Kikuo Makase
喜久雄 任勢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Futaba Industrial Co Ltd
Original Assignee
Futaba Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1175984A publication Critical patent/JPH1175984A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで簡易に製造できるシートパッド支
持体を提供する。 【解決手段】 シートパッド支持体10は、上下に揺動
可能な上下揺動部11を備え、全体がガラス長繊維強化
ポリプロピレン成形材料により一体成形されている。こ
のシートパッド支持体10には互いに対向する切り込み
溝13、15が設けられ、上下揺動部11は両切り込み
溝13、15によって挟まれた領域として形成されてい
る。上下揺動部11のうち可撓部17、19は断面略U
字状に形成されている。また、上下揺動部11のうち両
可撓部17、19に挟まれた本体部12は、可撓部1
7、19を境界として上方に持ち上げられた形状に形成
されている。このシートパッド支持体10によれば、全
体が一体成形されるため従来に比べて部品コストが嵩む
ことはなく、また各部品を接合する等の工程も不要のた
め簡易に製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着座者の乗り心地
をよくするためのシートパッド支持体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より車両用シートは図8に示すよう
に主としてシートクッション50とシートバック70と
から構成されている。このうちシートクッション50
は、着座者の乗り心地をよくするためのものであり、シ
ートパッド支持体60の上面にウレタン製のシートパッ
ド65を載せ、そのシートパッド65をシートカバー6
7で覆うことにより構成されている。シートパッド支持
体60は図9に示すように板金製のフレーム61と複数
のS字状のスプリング63とから成っており、フレーム
61には着座者の臀部付近を支持する箇所に矩形穴62
が設けられ、この矩形穴62を前後方向に掛け渡すよう
に複数のスプリング63が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のシートパッド支持体60ではフレーム61とス
プリング63が別体なため部品コストが嵩み、また両者
を接合する必要があるため製造作業が煩雑であった。
【0004】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、低コストで簡易に製造できるシートパッド支持体を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、本発明は着座者の乗り心地をよくする
ためのシートパッド支持体において、上下に揺動可能な
上下揺動部を備え、全体が金属又は樹脂により一体成形
されていることを特徴とする。
【0006】本発明によれば、全体が一体成形されるた
め従来のように部品コストが嵩むことはなく、また各部
品を接合する等の工程も不要のため簡易に製造できると
いう効果が得られる。本発明のシートパッド支持体は、
例えばバネ鋼などの金属板を用いてプレス成形等により
一体成形してもよいし、樹脂を用いて射出成形等により
一体成形してもよいが、軽量化を考慮すれば樹脂を用い
ることが好ましく、特に強度面を考慮すればガラス繊維
入り合成樹脂を用いることが好ましい。
【0007】本発明においては、上下揺動部は、互いに
対向する2本の切り込み線によって挟まれた領域として
形成することが好ましい。この場合、この領域は2本の
切り込み線の互いに対向する端部同士を結ぶ線を軸とし
て上下揺動部が上下に揺動可能となる。この場合、極め
て簡単な構成により上下揺動部を形成できるため、より
簡易に製造できる。
【0008】また、この上下揺動部は、2本の切り込み
線の互いに対向する端部同士を結ぶ線に沿って可撓部を
有していることが好ましい。この場合、軸として作用す
る箇所に可撓部が形成されているため、上下揺動部に下
向きの荷重が加えられると可撓部の可撓性によって上下
揺動部は下方に揺動し、その荷重が除かれると上下揺動
部は可撓部の可撓性によって元の状態に復元する。この
ため、着座者の乗り心地が一層よくなる。
【0009】可撓部は、断面が曲線状(例えば略U字状
とか略W字状)に表れるように形成されていることが好
ましい。この場合、上下揺動部に下向きの荷重が加えら
れると可撓部の曲線状の断面が変形することにより上下
揺動部が下方に揺動し、その荷重が除かれると断面が元
の形状に復元することにより上下揺動部は元の位置に戻
る。この場合、可撓部は断面曲線状という簡単な構造で
実現されるため簡易に製造できる。
【0010】上下揺動部は、可撓部を境界として上方に
持ち上げられた形状に形成されていることが好ましい。
この場合、上下揺動部に着座者の荷重が加わりやすくな
るため、上下揺動部の機能が十分に発揮され、乗り心地
が一層よくなる。上下揺動部は、少なくとも略中央が断
面略波状に形成されていることが好ましい。この場合、
上下揺動部は細かな振動を略波状の断面が吸収するた
め、乗り心地がより一層よくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。 [第1実施形態]図1は第1実施形態の平面図、図2〜
図4はそれぞれ図1のA−A端面図、B−B端面図、C
−C端面図である。
【0012】第1実施形態のシートパッド支持体10
は、車両用シートのシートクッション(例えば図8の符
号50参照)の一構成部品であり、上下に揺動可能な上
下揺動部11を備え、全体がガラス長繊維強化ポリプロ
ピレン成形材料(例えばアズデル(ピッツバーグ・プレ
ート・グラス社の商標))を用いて射出成形や圧縮成形
などの周知の成形加工技術により一体成形されている。
【0013】このシートパッド支持体10には、左右両
側に切り込み溝13、15(本発明の切り込み線に相
当)が設けられている。両切り込み溝13、15は互い
に対向しており、各々車両の前後方向に延びている。上
下揺動部11は両切り込み溝13、15によって挟まれ
た領域であり、2本の切り込み溝13、15の互いに対
向する端部同士を結ぶ線、つまり端部13aと端部15
aを結ぶ線L1および端部13bと端部15bを結ぶ線
L2に沿ってそれぞれ形成された可撓部17、19を有
している。また、図3に示すように、切り込み溝13、
15を取り囲む縁部のうち上下揺動部11に対向する縁
部13c、15cは、傾斜面として形成されている。
【0014】上下揺動部11のうち可撓部17、19
は、図2に示すように断面略U字状に形成されている。
また、上下揺動部11のうち両可撓部17、19に挟ま
れた本体部12は、可撓部17、19を境界として上方
に持ち上げられた形状に形成されている。即ち、図2に
示すように、本体部12は可撓部17、19を境界とし
たその隣りの面21、23よりも上方に持ち上げられて
いる。
【0015】尚、シートパッド支持体10の裏面には図
4に示すように補強用のリブ25がいくつか設けられて
いる。また、シートパッド支持体10には図示しないシ
ートアジャスタ機構に取り付けるためのボルト挿通孔2
7がいくつか設けられている。
【0016】次に、このシートパッド支持体10の作用
について説明する。このシートパッド支持体10の上面
にウレタン製のシートパッド(図8の符号65参照)を
載せ、そのシートパッドをシートカバー(図8の符号6
7参照)で覆うことによりシートクッションとする。そ
してこのシートクッションに運転者が着座して車両を運
転する。このとき、上下揺動部11の本体部12は可撓
部17、19を軸として上下に揺動可能であること、ま
た可撓部17、19は断面略U字状であることから、車
両シートに運転者が着座して上下揺動部11にその運転
者の荷重が下向きに加えられると可撓部17、19の断
面が変形することにより上下揺動部11が下方に揺動す
る。そして、走行中に上下方向の振動が車両に加わった
ときには、上下揺動部11の可撓部17、19の断面が
変形して上下揺動部11が上下に揺動することによりそ
の振動を吸収する。このため乗り心地が良好となる。そ
の後、運転者が降車すると可撓部17、19の断面が元
の形状に復元することにより上下揺動部11は元の位置
に戻る。
【0017】以上詳述した第1実施形態のシートパッド
支持体10によれば、全体が一体成形されるため従来に
比べて部品コストが嵩むことはなく、また各部品を接合
する等の工程も不要のため簡易に製造できるという効果
が得られる。特にガラス長繊維強化ポリプロピレン成形
材料を用いているため、強度面でも板金製のものと遜色
ない。
【0018】また、上下揺動部11は切り込み溝13、
15に挟まれた領域であるため極めて簡単に形成するこ
とができるし、上下揺動部11のうち可撓部17、19
は断面略U字状という簡単な構造であるためやはり簡単
に形成することができる。この上下揺動部11は可撓部
17、19の存在により上下方向の振動を効率よく吸収
するため着座者の乗り心地の向上に寄与するという効果
が得られる。
【0019】さらに、上下揺動部11の本体部12は可
撓部17、19を境界として上方に持ち上げられた形状
に形成されているため、上下揺動部11に着座者の荷重
が加わりやすくなり、上下揺動部11の機能が十分に発
揮され、乗り心地が一層よくなるという効果が得られ
る。
【0020】[第2実施形態]図5は第2実施形態の端
面図である。これは第1実施形態における図2に相当す
るものである。本実施形態は、上下揺動部11の本体部
12が平面状ではなく断面略波状になるように形成され
ている以外は第1実施形態と同様の構成であり、同じ構
成要素については同じ符号を付し、その説明を省略す
る。
【0021】本実施形態によれば、第1実施形態の効果
に加えて、上下揺動部11は断面略波状の本体部12に
おいても車両走行時の振動を吸収するため、乗り心地が
一層よくなるという効果が得られる。尚、本発明の実施
の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではな
く、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り
得ることはいうまでもない。
【0022】例えば上記各実施形態では可撓部17、1
9の断面を略U字状となるように形成したが、断面が曲
線状に形成されていれば特に略U字状である必要はな
く、例えば図6に示すように可撓部17、19を断面略
W字状に形成してもよい。また、上記各実施形態では切
り込み溝13、15を車両の前後方向に沿って設けた
が、図7に示すように切り込み溝33、35を車両の幅
方向に沿って設け、両切り込み溝33、35に挟まれる
領域を上下揺動部31とし、上記各実施形態と同様の可
撓部37、39を設けてもよい。もちろんこれらの場合
において、本体部12を第2実施形態のように断面略波
状としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態のシートパッド支持体の平面図
である。
【図2】 図1のA−A端面図である。
【図3】 図1のB−B端面図である。
【図4】 図1のC−C端面図である。
【図5】 第2実施形態のシートパッド支持体の端面図
である。
【図6】 その他の実施形態の説明図である。
【図7】 その他の実施形態の説明図である。
【図8】 従来の車両用シートの組立斜視図である。
【図9】 従来のシートパッド支持体の説明図である。
【符号の説明】
10・・・シートパッド支持体、11・・・上下揺動
部、12・・・本体部、13、15・・・切り込み溝、
17、19・・・可撓部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に揺動可能な上下揺動部を備え、全
    体が金属又は樹脂により一体成形されていることを特徴
    とするシートパッド支持体。
  2. 【請求項2】 ガラス繊維入り合成樹脂により一体成形
    されていることを特徴とする請求項1記載のシートパッ
    ド支持体。
  3. 【請求項3】 前記上下揺動部は、互いに対向する2本
    の切り込み線によって挟まれた領域であることを特徴と
    する請求項1又は2記載のシートパッド支持体。
  4. 【請求項4】 前記上下揺動部は、前記2本の切り込み
    線の互いに対向する端部同士を結ぶ線に沿って形成され
    た断面曲線状の可撓部を有していることを特徴とする請
    求項3記載のシートパッド支持体。
  5. 【請求項5】 前記上下揺動部は、前記可撓部を境界と
    して上方に持ち上げられた形状に形成されていることを
    特徴とする請求項4記載のシートパッド支持体。
  6. 【請求項6】 前記上下揺動部は、少なくとも略中央が
    断面略波状に形成されていることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載のシートパッド支持体。
JP23992297A 1997-09-04 1997-09-04 シートパッド支持体 Pending JPH1175984A (ja)

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