JP2007089881A - シートクッション構造 - Google Patents

シートクッション構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2007089881A
JP2007089881A JP2005284449A JP2005284449A JP2007089881A JP 2007089881 A JP2007089881 A JP 2007089881A JP 2005284449 A JP2005284449 A JP 2005284449A JP 2005284449 A JP2005284449 A JP 2005284449A JP 2007089881 A JP2007089881 A JP 2007089881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat cushion
frame
wire
erection
installation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005284449A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Nagai
浩美 永井
Toshimasa Nakajima
俊昌 中島
Tomoyuki Takase
智之 高瀬
Yoshikazu Kishima
義和 貴嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Boshoku Corp
Toyota Motor Corp
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Boshoku Corp
Toyota Motor Corp
Kanto Auto Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tachi S Co Ltd, Kanto Jidosha Kogyo KK, Toyota Boshoku Corp, Toyota Motor Corp, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Tachi S Co Ltd
Priority to JP2005284449A priority Critical patent/JP2007089881A/ja
Publication of JP2007089881A publication Critical patent/JP2007089881A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】 撓み疲労による架設ワイヤの品質劣化を、シートクッション全体の重量増加やコストの上昇等を伴うことなく抑制可能とする。
【解決手段】 平面略矩形状のシートクッションフレーム10の枠内に架設ワイヤ12を複数本架設、固定するとともに、この架設ワイヤ上に、弾性体であるシートパッド14を載置してなるシートクッション構造であり、シートクッションフレームの対峙枠部材、たとえば前後端枠部材10f,10rに対するその各端部の溶着のもとで架設、固定されるその架設ワイヤ12が、部分的な屈曲によりなる伸び代12aを有して形成されている。なお、架設ワイヤ12の端部を、この丸棒状部材からなる枠部材の円弧周面に対応した円弧状に曲げるとともに、この架設ワイヤの伸び代12aを、この端部に連続して形成することが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シートパッドの載置される複数本の架設ワイヤを、平面略矩形状のシートクッションフレームの枠内に架設、固定してなるシートクッション構造に関する。
たとえば、特開2002−36927号公報の図3にも開示されている通り、車両用シートにおいては、シートパッド載置用の複数本の架設ワイヤが、平面略矩形状のシートクッションフレームの対峙枠部材に対するその各端部の溶着のもとで、その枠内に架設配置されている。
ところで、この架設ワイヤは、通常、シートクッションフレームの対峙枠部材に対するその端部の溶着により、このシートクッションフレームの枠内に架設、固定されている。そして、この架設ワイヤには、着座者からの荷重が直接的に作用されるため、その荷重に抗した撓み疲労による経年的な品質劣化を生じることが起こり得る。
このような撓み疲労による架設ワイヤの品質劣化は、その断裂の原因となり得ることから、通常は、線径の増加や、劣化の生じ難い材質への変更等を、この架設ワイヤの断裂に対する対処としている。しかしながら、架設ワイヤに対する線径の増加や材質変更等による対処は、シートクッション全体の重量増加やコストの上昇等を伴うため、その対処としては好ましいものとはいえない。
特開2002−36927号公報
解決しようとする問題点は、伸び代のない状態で架設された架設ワイヤであると、撓み疲労による経年的な品質劣化を生じやすいという点である。
本発明の請求項1に係るシートクッション構造は、対峙枠部材に対するその各端部の溶着のもとで平面略矩形状のシートクッションフレームの枠内に架設、固定される架設ワイヤを、部分的な屈曲によりなる伸び代を有する形態としたことを、その最も主要な特徴としている。
また、この発明の請求項2は、架設ワイヤの端部の溶着されるシートクッションフレームの枠部材を、円弧周面を有する丸棒状部材とし、架設ワイヤの端部を、この丸棒状部材の円弧周面に対応した円弧状に曲げるとともに、架設ワイヤの伸び代を、この端部に連続して形成することを、その最も主要な特徴としている。
本発明の請求項1に示すシートクッション構造によれば、伸び代部分における荷重の吸収が得られるため、撓み疲労による架設ワイヤの品質劣化は十分に抑制される。従って、この発明によれば、シートクッション全体の重量増加やコストの上昇等を伴うことなく架設ワイヤの品質劣化が抑制できるという利点がある。
そして、架設ワイヤの一部に屈曲によりなる伸び代を形成するにすぎないため、架設ワイヤの品質劣化の抑制が、構成の複雑化等を伴うことなく適切にはかられるという利点も、この請求項1によれば得られる。
また、この発明の請求項2は、架設ワイヤの伸び代を、シートクッションフレームの枠部材に対応する円弧状に曲げられたその端部に連続して形成するため、丸棒状部材からなるシートクッションフレームの枠部材に対する接触長を十分に長くとることが可能となる。従って、この請求項2においては、溶接長管理が容易となるとともに、その固定の確実性が向上されるという利点が得られる。
撓み疲労による架設ワイヤの品質劣化を、シートクッション全体の重量増加やコストの上昇等を伴うことなく抑制可能とした。
図1、図2は、本発明のシートクッション構造を示す、シートクッションフレーム10の概略縦断面図、およびこのシートクッションフレームを主としたその概略部分斜視図であり、これらを見るとわかるように、このシートクッション構造においては、架設ワイヤ12が、シートクッションフレームの対峙枠部材間に架設、固定されている。
このシートクッションフレーム10は、たとえば、左右の枠部材、いわゆるサイドフレーム10aの前端間、後端間を前端枠部材(前端フレーム)10f、後端枠部材(後端フレーム)10rによってそれぞれ一体的に連結することにより、平面略矩形状に形成される。そして、シートクッションフレーム10の対峙枠部材間、たとえば前後端の枠部材(前後端フレーム)10f,10r間等に架設、固定された架設ワイヤ12上にシートパッド等の弾性体14を載置するとともに、これら全体をトリムカバー16で覆うことにより、所定形状のシートクッション18が形成される。
なお、ここではその図示を省略しているが、たとえば、特開2002−36927号公報の図3に開示のように、シートクッションフレームに対する、前後方向での架設ワイヤの架設、固定に加えて、その左右方向に架設ワイヤを架設、固定することで、架設ワイヤを略格子状に配置することも、この種のシートクッション構造においては一般的には行われている。
そして、車両用シートのシートクッション、およびその骨格をなすシートクッションフレームの基本構成自体は公知であり、これらの基本構成はこの発明の主旨でないため、これらに対する詳細な説明は、ここでは省略するものとする。
この種のシートクッション構造において用いられる、たとえばその前後方向に延びる架設ワイヤ12の各端部は、通常、前後端フレーム10f,10rに対し、その溶接のもとで固定されるが、着座者からの荷重を直接的に受けるこの架設ワイヤは、撓むことなくその荷重を支持しなければならないため、その荷重に抗した撓み疲労による経年的な品質劣化を生じやすい。そこで、図1、図2に示すように、この発明においては、この架設ワイヤ12に、部分的な屈曲によりなる伸び代12aを設けている。
このような伸び代12aを架設ワイヤ12に設けることにより、この架設ワイヤは、着座者からの荷重を弾性的に支持することが可能となり、また、この架設ワイヤに作用した荷重の吸収を、この伸び代部分の発生する弾性のもとで得ることが可能となる。つまり、架設ワイヤ12に撓み疲労が蓄積されるのを、この伸び代12a部分での架設ワイヤの撓みによる吸収のもとで抑制するため、撓み疲労による架設ワイヤの品質劣化は十分に抑制される。従って、この発明によれば、シートクッション全体の重量増加やコストの上昇等を伴うことなく、架設ワイヤ12の品質劣化を抑制することが十分に可能となる。
そして、架設ワイヤ12に対し、その部分的な屈曲のもとでこの伸び代12aを設ければ足りるため、その構成の複雑化等を伴うこともない。
ここで、図1、図2を見るとわかるように、この実施例においては、シートクッションフレームの前端フレーム10fを、円弧周面を有する丸棒状部材として形成し、この前端フレームに固定される架設ワイヤ12の端部を、この丸棒状部材としてなる前端フレームの、円弧周面に対応した円弧状に曲げるとともに、架設ワイヤの伸び代12aを、この円弧状の端部に連続するものとして形成している。
このような構成であれば、架設ワイヤ12の端部の固定されるシートクッションフレーム10の枠部材がこのような丸棒状部材であっても、その接触長は十分に長く確保できる。従って、この構成であれば、架設ワイヤ12の溶接長管理が容易となるとともに、その固定の確実性が向上される。
なお、図1を見るとわかるように、この実施例においては、架設ワイヤの伸び代12aの形状を、側面略V形状として具体化しているが、架設ワイヤに弾性を与え得る形状であれば足りるため、これに限定されず、たとえば、側面略U形状等に、この伸び代を形成してもよい。
また、この実施例においては、架設ワイヤ12の、シートクッションフレーム10の前部側にのみ、伸び代12aを設けているが、これに限定されず、たとえばシートクッションフレームの後部側のみ、あるいはその双方に、伸び代を設ける構成としてもよい。
さらに、この実施例においては、シートクッションフレーム10の前後方向に延びる形態として、架設ワイヤ12を具体化しているが、シートクッションフレームの対峙枠部材間に架設、固定されるものであれば足りるため、前後方向に限定されず、たとえば、シートクッションフレームの左右方向に延びる架設ワイヤ、つまり左右のサイドフレーム12a間に架設、固定される架設ワイヤに、この伸び代を採用してもよい。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
この実施例においては、左右一対のサイドフレームの前端間、後端間を前後端フレームによって一体的に連結してなる平面略矩形状のものとして、シートクッションフレームを具体化しているが、前後方向、あるいは左右方向に延びた架設ワイヤを有する形態であれば足りるため、シートクッションフレーム自体の形状、構成はこの限りでない。
この発明に係るシートクッション構造を示す、シートクッションフレームの概略縦断面図である。 シートクッション構造を示す、シートクッションフレーム前部の概略部分斜視図である。
符号の説明
10 シートクッションフレーム
12 架設ワイヤ
12a 架設ワイヤの伸び代

Claims (2)

  1. 平面略矩形状のシートクッションフレームの枠内に架設ワイヤを複数本架設、固定するとともに、この架設ワイヤ上に、弾性体であるシートパッドを載置してなるシートクッション構造において、
    上記シートクッションフレームの対峙枠部材に対するその各端部の溶着のもとで架設、固定される上記架設ワイヤが、部分的な屈曲によりなる伸び代を有して形成されたことを特徴とするシートクッション構造。
  2. 前記架設ワイヤの端部の溶着されるシートクッションフレームの枠部材が、円弧周面を有する丸棒状部材としてなるとともに、
    前記架設ワイヤの端部が、この丸棒状部材の円弧周面に対応した円弧状に曲げられ、かつ架設ワイヤの前記伸び代が、この端部に連続して形成された請求項1記載のシートクッション構造。
JP2005284449A 2005-09-29 2005-09-29 シートクッション構造 Pending JP2007089881A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005284449A JP2007089881A (ja) 2005-09-29 2005-09-29 シートクッション構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005284449A JP2007089881A (ja) 2005-09-29 2005-09-29 シートクッション構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007089881A true JP2007089881A (ja) 2007-04-12

Family

ID=37976221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005284449A Pending JP2007089881A (ja) 2005-09-29 2005-09-29 シートクッション構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007089881A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011218842A (ja) * 2010-04-05 2011-11-04 Toyota Boshoku Corp 乗物シート用シートクッション
JP2013035333A (ja) * 2011-08-04 2013-02-21 Toyota Boshoku Corp 車両用シートのフレーム構造

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56103263U (ja) * 1980-01-11 1981-08-13
JPH1175984A (ja) * 1997-09-04 1999-03-23 Futaba Ind Co Ltd シートパッド支持体
JP2000065658A (ja) * 1998-08-20 2000-03-03 Furukawa Electric Co Ltd:The 着座センサー
JP2001128781A (ja) * 1999-11-05 2001-05-15 Daihatsu Motor Co Ltd 車両用シートのシートフレーム構造
JP2004121384A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Namba Press Works Co Ltd 車両の座席

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56103263U (ja) * 1980-01-11 1981-08-13
JPH1175984A (ja) * 1997-09-04 1999-03-23 Futaba Ind Co Ltd シートパッド支持体
JP2000065658A (ja) * 1998-08-20 2000-03-03 Furukawa Electric Co Ltd:The 着座センサー
JP2001128781A (ja) * 1999-11-05 2001-05-15 Daihatsu Motor Co Ltd 車両用シートのシートフレーム構造
JP2004121384A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Namba Press Works Co Ltd 車両の座席

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011218842A (ja) * 2010-04-05 2011-11-04 Toyota Boshoku Corp 乗物シート用シートクッション
JP2013035333A (ja) * 2011-08-04 2013-02-21 Toyota Boshoku Corp 車両用シートのフレーム構造
US8876215B2 (en) 2011-08-04 2014-11-04 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Vehicle seat frame structure

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5857510B2 (ja) 車両用シートのフレーム構造
JP2008178533A (ja) 車両用シートの表皮固定構造
WO2012056854A1 (ja) 椅子の座体の取り付け構造
KR20090063585A (ko) 차량용 시트백프레임 어셈블리
US10023087B2 (en) Vehicle seat
JP5508064B2 (ja) シートバックフレーム
JP7112005B2 (ja) シート
WO2014167638A1 (ja) 車両用シート及びそのシートフレーム
JP6284583B2 (ja) 乗物用シート
JP2012035811A (ja) 車両用シート
US20120267939A1 (en) Vehicle net seat
JP2006280432A (ja) 座席
JP2014129007A (ja) シート装置
JP2007089881A (ja) シートクッション構造
JP5691770B2 (ja) 車両シート用エアバッグ装置
JP2009179090A (ja) 車両用シートのケーブル配索構造
JP5281247B2 (ja) 車両用シート
JP6396522B2 (ja) 車両用シートのシートフレーム
JP6004959B2 (ja) 車両用シート
JP2006327240A (ja) ハーネス配索構造
JP2005067331A (ja) 自動車シートに用いるシート・バック・フレーム
JP2004098771A (ja) 給電用ハーネスプロテクタの取付構造
JP2011088589A (ja) エンジン支持装置
JP2011020463A (ja) 車両用シートバック
JP5433546B2 (ja) ヘッドレストの支持構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100303

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100329