JPH0270478A - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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JPH0270478A
JPH0270478A JP63222874A JP22287488A JPH0270478A JP H0270478 A JPH0270478 A JP H0270478A JP 63222874 A JP63222874 A JP 63222874A JP 22287488 A JP22287488 A JP 22287488A JP H0270478 A JPH0270478 A JP H0270478A
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中沢 淳
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    • B41M5/42Intermediate, backcoat, or covering layers
    • B41M5/44Intermediate, backcoat, or covering layers characterised by the macromolecular compounds
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は感熱記録材料に関し、発色性、耐水性、耐可塑
剤性、耐油性等に優れた品質を保持すると共に、印字面
の光沢性を改良した感熱記録材料に関するものである。
[従来の技術] 感熱記録材料は一般に紙、合成紙、プラスチックフィル
ム等の支持体上に電子供与性のロイコ染料のような発色
性物質と電子受容性のフェノール性化合物等の有機酸性
物質のような顕色性物質を1成分とする感熱発色層を設
けて成り、それらを熱エネルギーによって反応させて記
録画像を得ることができる。感熱記録材料は、記録装置
がコンパクトで安価でかつ保守が容易であることから、
電子計算機のアウトプット、ファクシミリ、自動券売機
、科学計測機のプリンター、或いはCRT医療計測用の
プリンター等に広範囲に使用されている。
しかし、支持体上に発色性染料物質、顕色性物質および
結着剤を有効成分とする感熱層だけを塗工した従来の感
熱記録材料にあっては光、水、温度、可塑剤および油等
に対して不安定であるために保存時の経時変化が常に問
題となる。また、このような感熱記録材料については前
記のものを主成分とするために画像部および非画像部の
光沢がかなり低いという欠点が生じてくる。
そこで、このような保存性を改良するため、感熱発色層
上に表面層を設けることが提案されている。例えば、特
開昭56−146794号公報等に見られるように疎水
性高分子化合物エマルジョン等を用いたもの、或いは特
開昭58−199189号公報に見られるように感熱発
色層−ヒに水溶性高分子化合物または疎水性高分子化合
物エマルジョンを中間層として設け、その上に疎水性高
分子化合物を樹脂成分とする油性塗料による表面層を設
けたものが報告されている。しかし、これらのものは中
間層または表面層に水溶性高分子化合物または疎水性高
分子化合物エマルジョンを使用しているため、耐水性、
耐湿保存性において充分満足できるものではなく、また
画像部および非画像部において充分な光沢がないという
実情である。
[発明が解決しようとする課題] 本発明はこれらの問題点を解決し、耐水性、耐可塑剤性
、耐油性等の長期保存性を有すると共に、銀塩の印画紙
と同等の光沢度を付与した感熱記録材料を提供すること
を目的とするものである。これにより、例えば、CRT
画像用感熱記録型のプリンター用紙として使用する場合
は勿論、保存性を必要とする回数券や定期券等への使用
、PO8用バーコード値付はシステムによる生鮮食料品
および油種の多い肉等のポリ塩化ビニルフィルムで包装
した場合の包装面に貼着するラベル用紙等としての用途
に適するばかりでなく、長期保存用のファクシミリ用紙
やプリンター用紙としても利用できる感熱記録材料を提
供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、紙、合成紙、プラスチックフィルム等の
支持体上に、発色染料物質、顕色剤および接着剤を含む
感熱発色層を設け、そのヒに、水溶性高分子物質、顔料
および架橋剤を主成分とする中間層を形成するとともに
更に、該中間層の上にポリエステル樹脂、架橋剤および
滑剤を主成分とする溶剤系塗料による光沢層を設けるこ
とにより、光沢性の優れた感熱記録材料を得ることがで
きることを見出した。
本発明の感熱記録材料は、支持体上に設けた感熱発色層
上に、中間層および光沢層を順次形成して成る。
中間層は水溶性高分子物質、顔料および架橋剤を主成分
として形成されるものであり、耐水性、耐可塑剤性、お
よび耐油性を向上させることを目的とするものである。
これらの性質の改善に伴い、水、可塑剤および油等によ
る悪影響例えば発色部の退色を確実に避けることができ
る。この目的で使用する水溶性高分子物質としては、ポ
リビニルアルコール系樹脂とかカゼインのようなバリヤ
ー性のあるものが使用できる。ポリビニルアルコール系
樹脂としては、任意の重合度、ケン化度を有するポリビ
ニルアルコールが使用できる。更に、不飽和カルボン酸
またはその部分または完全エステル、塩、無水物、ニト
リル、アミド、不飽和スルホン酸またはその塩、炭素数
2〜30のα−オレフィン、ビニルエーテル、飽和分岐
脂肪酸ビニル等で共重合変性したポリビニルアルコール
やウレタン化、アセタール化、エーテル化、グラフト化
、燐酸エステル化、硫酸エステル化、アセト酢酸エステ
ル化等した変性ポリビニルアルコールも使用することが
できる。重合度は300〜1700の範囲のものが好ま
しく、特に500〜1000のものが塗料粘度、塗工性
の面から望ましい。
中間層組成中、かかる水溶性高分子物質および架橋剤の
合計量は、中間層全体の50重量%以上とじなけれ゛ば
ならない。これ以下になると耐可塑剤性、耐油性、耐溶
剤性を低下させるので適当でない。
水溶性の架橋剤としては、グリオキザール、ポリアルデ
ヒド等のジアルデヒド系、ポリエチレンイミン等のポリ
アミン系、エポキシ系ポリアミド樹脂、グリセリンジグ
リシジルエーテル等のジグリシジル系、ジメチロール尿
素、その他過硫酸アンモニウムや塩化第二鉄、塩化マグ
ネシウム等の金属塩、塩化アンモニウム、ホウ酸等の公
知の化合物等を挙げることができる。
中間層には更に表面層(光沢層)の溶融物吸着のためお
よび平滑度を高めるために顔料を添加する。
このような顔料としては、カオリン、クレー、タルク、
炭酸カルシウム、焼成りレー、酸化チタン、ケイソウ上
、シリカ、合成ケイ酸アルミニラム、合成ケイ酸マグネ
シウム、酸化アルミニウム、ポリスチレン微粒子、尿素
−ホルマリン樹脂微粒子等がある。
中間層の塗布量は、サーマルヘッドから発色層への熱伝
導が阻害されない程度に適宜調節されるものであるが、
通常1〜lOg/rf、好ましくは2〜7gdとするこ
とがよい。その結果熱感度を低下させることなく所望の
効果を得ることができる。
中間層を塗工した後、スーパーカレンダー等で表面平滑
化処理をするのが望ましい。中間層の平滑度が500秒
以下の場合には、中間層上に光沢層を設けても、高光沢
のある表面が得られないので、通常500〜toooo
 、好ましくは3000〜5000秒とすることがよい
本発明では中間層上に高光沢を付与するための光沢層を
形成する。本発明において光沢層は飽和共重合ポリエス
テル樹脂、変性ポリエステル樹脂等のポリエステル樹脂
、滑剤および架橋剤を含んで構成され、有機溶剤溶液と
して形成される。
飽和共重合ポリエステル樹脂とは単一のジカルボン酸と
ジオールから重縮合されるホモポリエステル樹脂に第3
.第4のジカルボン酸或いはジオール成分を併用するこ
とにより重縮合された樹脂のことであり、ジカルボン酸
ジオールの種類、組合せを変えることにより性質の異な
る種々の樹脂を得ることができる。
変性ポリエステル樹脂は次に示すような変成酸成分と変
成ポリオールとを用いて重縮合される。
変成酸成分 HOOC(CH)  C0OH(I) n 式中、nは、6≦n≦30である。
変成ポリオール成分 ビスフェノールA ビスフェノールB ビスフェノールAF ビスフェノールS 或いはポリオール成分としてフェニル基を有しないもの
を併用しても良いし、酸成分としてnく5のメチレン基
を有する前式(I)のものを併用してもよい。
なお、合成の際の各成分は単一でなくてもよく、適宜に
複数組合せてもよい。
また、本発明の目的の達成に格別の影響がない限り、他
の樹脂と併用することができる。
上記の樹脂を熱硬化させるため、メラミン硬化型、酸無
水硬化型、イソシアネート硬化型、エポキシ硬化型の架
橋剤を添加する。これらの架橋剤は樹脂のOH価等に応
じて配合するが、樹脂100重量部に対して1〜20重
量部が好ましい。
更にサーマルヘッドとの適合性、特にスティッキング防
止のため滑剤(離型剤)を含有せしめる。
滑剤としては高級脂肪酸金属塩、ポリエチレンワックス
、アミドワックス、テフロンパウダー等の固形ワックス
類;弗素系、燐酸エステル系の界面活性剤;反応硬化型
シリコーンオイル等が使用される。これら滑剤の添加量
は光沢層を構成する樹脂の0.5〜30重量%が好まし
い。
光沢層の塗布量については、サーマルヘッドから発色層
への熱伝導が阻害されない程度に適宜調節されるもので
あるが、通常、0.5〜10g/rd、好ましくは1〜
5g/rrfとすることがよい。その結果熱感度を低下
させることなく所望の効果を得ることができる。
本発明の感熱記録材料用支持体としては、上質紙、中質
紙、アート紙、キャストコート紙、板紙、薄葉紙等の紙
類が一般に使用される外、プラスチックフィルム、合成
紙、ラミネート紙、アルミ箔等も用いることができる。
支持体上に形成する感熱発色層は公知の方法によって形
成できる。例えば、発色性染料としては、2.2ビス(
4−[6’−(N−シクロヘキシルN−メチルアミノ)
−3′−メチルスピロ〔フタリド−3,9′−キサンチ
ン〕−2′−イルアミド]フェニル)プロパン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、
3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
、3−(N−メチルN−シクロへキシルアミノ)−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ
−7−クロロアニリノフルオラン、3−〔N−エチル−
N−(p−メチルフェニル)アミノ〕 −6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(
メタトリフルオロメチル)アニリノフルオラン、3−(
N−エチル−N−テトラヒドロフルフリル〕アミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−[N−エチル
−イソペンチルコアミノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン、3−  (N、Nジブチルコアミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン等のフルオラン系染料を
代表的なものとして挙げることができる。
顕色剤としては、常温以上好ましくは70℃以上で液化
または気化して、前記発色性染料と反応して発色させる
ものであれば何でもよく、例えば、4.4′−イソプロ
ピリデンジフェノール〔ビスフェノールA) 、4.4
’−イソプロピリデンビス(2−クロロフェノール)、
4.4’−イソプロピリデンビス(2−メチルフェノー
ル)、4.4’−イソプロピリデンビス(2,1−ta
rt−ブチルフェノール)、4.4’−5ee−ブチリ
デンジフェノール、4.4′−シクロへキシリデンジフ
ェノール、4−tert−ブチルフェノール、4−フェ
ニルフェノール、4−ヒドロキシジフェノキシド、ナフ
トール、β−ナフトール、メチル−4−ビトロキシベン
ゾエート、4−ヒドロキシ−アセトフェノン、サリチル
酸アニリド、ノボラック型フェノール樹脂、ハロゲン化
ノボラック型フェノール樹脂、4.4’−チオビス(3
−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、p−ヒ
ドロオキシ安息香酸プロピル、p−ヒドロオキシ安息香
酸イソプロピル、p−ヒドロオキシ安息香酸ブチル、p
−ヒドロオキシ安息香酸ベンジル、p−ヒドロオキシ安
息香酸メチルベンジル、シュウ酸、マレイン酸、酒石酸
、クエン酸、コハク酸、ステアリン酸等の脂肪族カルボ
ン酸、安息香酸、p −tart−ブチル安息香酸、フ
タル酸、没食子酸、サリチル酸、3−イソプロピルサリ
チル酸、3.5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、1.7−
ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,5−ジオキサ
へブタン、p−ニトロ安息香酸、これら有機顕色剤と例
えば亜鉛、マグネシウム、アルミニウム、カルシウム、
チタン、マンガン、スズ、ニッケル等の多価金属との塩
、4.4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、2.4
’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、3.3’−ジヒ
ドロキシジフェニルスルホン、3.3′−ジアミノ−4
,4′−ジヒドロキシ−ジフェニルスルホン、3.3’
−ジアリル−4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホ
ン、3.3’−ジクロロ−4,4’−ジヒドロキシジフ
ェニルスルホン、4−ヒドロキシ−ジフェニルスルホン
、4−ヒドロキシ−4′−イソプロピルジフェニルスル
ホン、4−ヒドロキシ−4′−イソプロピルオキシジフ
ェニルスルホン、4〜ヒドロキシ−4′−ベンジルオキ
シジフェニルスルホン、2,4−ジヒドロキシ−ジフェ
ニルスルホン、2,4−ジヒドロキシ−4′−メチルジ
フェニルスルホン、3.4−ジヒドロキシフェニル−p
−トリスルホン等が挙げられる。この顕色剤は通常、発
色性染料1重量部に対し1〜5重量部、好ましくは1.
5〜3重量部が用いられる。
感熱発色層の結着剤としては公知のものが全て使用可能
である。ただ、前記発色性染料および前記顕色性物質の
各分散液と混合した時に、液が発色したり凝集したり或
いは高粘度となったりするようなものでないことが好ま
しく、また感熱記録シートの形成皮膜が強いこと、減感
作用のないこと、更には上記スティッキングに関して適
性のあることが要求される。
通常の水系結合剤としてはポリビニルアルコール、変性
澱粉、アラビアゴム、ゼラチン、メチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー
ス、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸塩、ポリア
クリルアマイド、スチレン−無水マレイン酸共重合体、
メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体、イソ
プロピレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−ブタ
ジェンラテックス、アクリル酸エステル共重合体の乳化
物等が使用できる。塗膜に耐水性を付与するためには、
反応基、例えばアセトアセチル基、カルボキシル基、ア
ミド基等を含有する水溶性高分子物質と架橋剤の組み合
わせが好ましい。
架橋剤としては、グリオキザール、ポリアルデヒド等の
ジアルデヒド系、ポリエチレンアミン等のポリアミン系
、エポキシ系、ポリアミド樹脂、グリセリンジグリシジ
ルエーテル等のジグリシジル系ジメチロールウレア等の
他過硫酸アンモニウムや塩化第二鉄、塩化マグネシウム
等の公知の化合物を用いる。
顔料としては、例えば炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、カオリン、クレー、タルク、焼成りレー、シリカ、
ケイソウ上、合成ケイ酸アルミニウム、酸化亜鉛、酸化
チタン、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、表面処理
された炭酸カルシウムやシリカ等の無機系微粉末の他、
尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合
体、ポリスチレン樹脂等の有機系の微粉末を挙げること
ができる。
この外、感熱発色層には、必要に応じ、更に、この種の
感熱記録材料に慣用される補助添加成分、例えば、填料
、界面活性剤、熱可融性物質(または滑剤)等を添加す
ることは差支えない。熱可融性物質は、例えば、ステア
リン酸アミド、ステアリン酸エチレンビスアミド、オレ
イン酸アミド、パルミチル酸アミド、ヤシ脂肪酸アミド
、ベヘニン酸アミド等の脂肪酸アミド類、ステアリン酸
亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ポリエチレンワックス
、カルナバロウ、パラフィンワックス、エステルワック
ス等のワックス類、テレフタル酸ジメチルエステル、テ
レフタル酸ジブチルエステル、テレフタル酸ジベンジル
エステル、イソフタル酸ジブチルエステル、1−ヒドロ
キシナフトエ酸フェニルエステル、1.2−ジ(3−メ
チルフェノキシ)エタン、 1.2−ジフェノキシエタ
ン、1−フェノキシ−2−(4−メチルフェノキシ)エ
タン、炭酸ジフェニル、p−ベンジルビフェニル、2.
2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、4.4’−ブチリデンビス(6−t−ブチル
−3−メチルフェノール)、1.1.3− )リス(2
−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)
ブタン、2.2’−メチレンビス(4−エチル−6−t
−ブチルフェノール)、2.4−ジーt−ブチル−3−
メチルフェノール、4.4′−チオビス(3−メチル−
6−t−ブチルフェノール)等のヒンダードフェノール
類、2−(2’−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオ
キシベンゾフェノン等の増感剤、滑剤、酸化防止剤、紫
外線防止剤等の各種熱可融性物質等が挙げられる。熱可
融性物質の添加口は、一般に顕色剤1重世部に対して4
重足部以下の範囲が好ましい。
[実 施 例] 以下に本発明を実施例によって更に具体的に説明するが
、勿論これに限定されるものではない。
各実施例中の部は重量部を示している。
実施例 1 (1)A波調製 3− (N−エチル−N−シクロへキシルアミノ)−6
−メチル−7−アニリツ フルオラン              5部10%メ
チルビニルエーテル− 無水マレイン酸共重合体水溶液 5部 水 8部 (2)B液調製 2.4−ジヒドロキシ−ジフェニル スルホン 30部 10%メチルビニルエーテル− 無水マレイン酸共重合体水溶液 30部 水 22部 (3)C波調製 10%カルボキシ変性 ポリビニルアルコール水溶液 30%ポリアミド樹脂 60%カオリン水分散液 水 酸 り波調製 成分 テレフタル酸 イソフタル酸 ノナンジカルボン酸 100部 3部 70部 20部 40部 40部 20部 ポリオール成分 エチレングリコール    40部 ネオペンチルグリコール     40部ビスフェノー
ルA    20部 上記の配合で重縮合した樹脂      85部10%
ステアリン酸亜鉛トルエン分散液  80部3官能ポリ
イソシアネ一ト化合物     7部ト  ル  エ 
 ン                     25
0部上記、A液およびB液をそれぞれ別々にサンドグラ
インダーで平均粒径1μ以下になるまで分散、粉砕する
。C液は撹拌機で均一になるまで撹拌し、C液は完全に
溶液となるまで撹拌する。
(5)感熱発色層の形成 A   液                   1
2部B   液                  
  46部60%炭酸カルシウム          
40部10%ポリビニルアルコール水溶液    15
0部水              18部上記の割合
で混合し塗液とする。この塗液を50g/r′rIlの
基紙上に乾燥重量が7g/rr?になるように塗工し感
熱発色層を設けた。
(6)中間層の形成 上記発色層」二にC液を乾燥重量が3g/rrrになる
ように塗工した後、カレンダー処理を行いベック平滑度
3000秒の中間層を設けた。
(7)光沢層の形成 上記中間層上にD液を乾燥重量が4g/rr?になるよ
うに塗工し光沢層を設け、40℃、5時間の加熱処理に
より、熱硬化した3層構成よりなる感熱記録材料を得た
実施例 2 実施例1で使用したC液(中間層塗料)の水溶性高分子
物質としてカルボキシ変性ポリビニルアルコールの代り
に、同量のアセトアセチル化ポリビニルアルコールを使
用し、架橋剤としてポリアミド樹脂の代りに、同量のジ
メチロールウレアを使用した以外は実施例1と同じ成分
を使用し、同様に処理して3層構成よりなる感熱記録材
料を得た。
実施例 3 実施例1において、中間層表面のベック平滑度を500
0秒となるようにカレンダー処理をした以外は実施例1
と同様にして3層構成よりなる感熱記録材料を得た。
実施例 4 実施例1で使用したD液(光沢層塗料)の変性ポリエス
テル樹脂の代りに同量の飽和ポリエステル樹脂バイロン
200を使用した以外は実施例1と同じ成分を使用し同
様の処理を行って3層構成よりなる感熱記録材料を得た
実施例 5 実施例1で使用したD液(光沢層塗料)の滑剤のステア
リン酸亜鉛トルエン分散液の代りに同量のアルキル燐酸
エステルアミン塩のトルエン溶液を使用した以外は実施
例1と同じ成分を使用し同様に処理をして3層構成より
なる感熱記録材料を得た。
比較例 1 実施例1において、中間層表面のカレンダー処理を行わ
ず、ベック平滑度を400秒の中間層上に直接光沢層を
塗工した以外は実施例1と同様にして3層構成よりなる
感熱記録材料を得た。
比較例 2 実施例1において、中間層ヒに光沢層を設けなかった以
外は実施例1と同様にして2層構成よりなる感熱記録材
料を得た。
比較例 3 実施例1で使用したD液(光沢層塗料)の架橋剤3官能
ポリイソシアネ一ト化合物を含まない以外は実施例1と
同じ成分を使用し同様に処理して3層構成よりなる感熱
記録材料を得た。
上記の実施例および比較例の各感熱記録材料を室温で3
0間放置後、TP−8300(商品名、東芝メディカル
感熱プリンター)によりベタ黒記録で発色させたところ
、マクベス反射濃度計(RD514)で1.5以上の高
濃度で鮮明な黒発色画像を得た。ついでこのものから常
法により所定の供試片を作成し、発色部の耐水性、耐塩
ビフィルム性、光沢性、耐油性およびスティッキング性
を次の試験より測定した。その結果を第1表に示す。こ
の表から明らかなように各実施例の感熱記録材料におい
ては、それぞれ満足すべき結果を得たが、各比較例では
何等かの性質において適切な結果が得られていない。な
お比較例3はスティックのため印字できなかった。
表1の記号については◎OΔ×の順に諸物性を評価した
結果である。◎は極めて優秀であり、Xは極めて劣った
ものである。
なお、第1表の諸性質の測定評価は、次に記載した方法
で行った。
(1)耐水性試験: 供試片を水中に24時間(常温下)浸漬後取り出し、塗
膜の溶出状態、および乾燥後の残存温度より評価する。
(2)耐塩ビフィルム性試験: 供試片に軟質ポリ塩化ビニルフィルムを重ね合わせ、2
0℃の温度について300g/nfの荷重下で24時間
両者を接触させた場合の各残存濃度より評価する。
(3)耐油性試験: 供試片に綿実油を常法により塗布し、20℃、40℃の
各温度下に24時間放置後の各残存濃度より評価する。
[発明の効果] 本発明は、感熱記録材料において中間層および光沢層を
感熱発色層上に設けることにより、すぐれた耐水性、耐
可塑剤性、光沢性、耐油性を与えることを可能としたも
のであって、感熱記録材料における保存性、光沢性を格
段に高めることができたものである。その結果、本発明
は、とりわけ本格的な長期保存性が要求されるCRT医
療用プリンター用紙、CR7画像プリンター用紙、定期
券、回数券ラベル用紙および各種計測機器用プリンター
用紙等の、より広範囲な用途における使用可能性を拡大
するという効果を奏するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体上に設けられた感熱発色層上に水溶性高分子物質
    、顔料および架橋剤を主成分とする中間層を設け、更に
    、該中間層上にポリエステル樹脂、架橋剤および滑剤を
    主成分とする光沢層を設けたことを特徴とする感熱記録
    材料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05177940A (ja) * 1991-12-27 1993-07-20 Oji Paper Co Ltd 感熱記録体
US5236883A (en) * 1989-12-05 1993-08-17 Oji Paper Co., Ltd. Heat-sensitive recording material
WO1997000772A1 (de) * 1995-06-21 1997-01-09 Teltenkoetter Kalheber Stefani Folienartiger schichtwerkstoff mit sperrschicht für weichmacher

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