JPH0263245B2 - - Google Patents
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- JPH0263245B2 JPH0263245B2 JP9859381A JP9859381A JPH0263245B2 JP H0263245 B2 JPH0263245 B2 JP H0263245B2 JP 9859381 A JP9859381 A JP 9859381A JP 9859381 A JP9859381 A JP 9859381A JP H0263245 B2 JPH0263245 B2 JP H0263245B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/147—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive with cores being composed of metal sheets, i.e. laminated cores with cores composed of isolated magnetic layers, e.g. sheets
- G11B5/1475—Assembling or shaping of elements
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/10—Structure or manufacture of housings or shields for heads
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、軟質磁性材料層を非磁性ガード材間
に挾着してなる挾トラツク巾の磁気ヘツドの製法
に係わる。
に挾着してなる挾トラツク巾の磁気ヘツドの製法
に係わる。
従来、この種の磁気ヘツドの製造は、例えば第
1図A〜Fに示すようにガード材となる非磁性基
板1上にスパツタリング等にて軟磁性材料層2を
被着して後(同図A)、この基板1を複数枚、有
機接着剤を介して積層し(同図B)、この積層ブ
ロツク3を鎖線4で示す所定寸法に短冊状に切断
して対のコア半体ブロツク5及び6を形成し(同
図C)、次に一方のコア半体ブロツク5の内面に
巻線溝7を形成し(同図D)、かつ互の突き合せ
面を鏡面仕上げして両コア半体ブロツク5及び6
を有機接着剤により作動ギヤツプgの接合を含め
て接合合体し(同図E)、しかる後非磁性基板1
の中間位置より所定の厚みのチツプに切断して磁
気ヘツド8を得ていた。
1図A〜Fに示すようにガード材となる非磁性基
板1上にスパツタリング等にて軟磁性材料層2を
被着して後(同図A)、この基板1を複数枚、有
機接着剤を介して積層し(同図B)、この積層ブ
ロツク3を鎖線4で示す所定寸法に短冊状に切断
して対のコア半体ブロツク5及び6を形成し(同
図C)、次に一方のコア半体ブロツク5の内面に
巻線溝7を形成し(同図D)、かつ互の突き合せ
面を鏡面仕上げして両コア半体ブロツク5及び6
を有機接着剤により作動ギヤツプgの接合を含め
て接合合体し(同図E)、しかる後非磁性基板1
の中間位置より所定の厚みのチツプに切断して磁
気ヘツド8を得ていた。
しかし乍ら、このようにして製造した磁気ヘツ
ドは、作動ギヤツプgにおける接合が有機接着剤
のためチツプ切断等の加工において、ギヤツプ開
きが生じ、また磁気テープ摺動面9に有機接着剤
があらわれテープ摺動時にクロツギング等の問題
が生じ信頼性に欠けるものであつた。
ドは、作動ギヤツプgにおける接合が有機接着剤
のためチツプ切断等の加工において、ギヤツプ開
きが生じ、また磁気テープ摺動面9に有機接着剤
があらわれテープ摺動時にクロツギング等の問題
が生じ信頼性に欠けるものであつた。
本発明は、上述の点に鑑み信頼性の高いしかも
摩耗特性が良好で、量産性に適した軟磁性材料に
よる磁気ヘツドの製造方法を提供するものであ
る。
摩耗特性が良好で、量産性に適した軟磁性材料に
よる磁気ヘツドの製造方法を提供するものであ
る。
本発明においては、ガード材となる非磁性基板
の一主面に合金磁性材あるいは非晶質合金磁性材
等の軟質磁性材料層を形成して後この磁性材料層
を複数のパターンに分離してなる基板を複数用意
し、かかる複数の基板をその各基板上のパターン
が一方向にそろう様に、即ちパターンが所要の配
列(例えば、基板主面に対し垂直方向の配列又は
所謂アジマス角だけ傾斜した配列)になる様に積
層し、非磁性基板間の隙間をガラス等の耐熱性の
無機接着剤で充填して複数の基板を一体化し、次
で一体化基板を基板主面と交鎖する方向にパター
ンの中間及びパターン間の中間で切断してコア半
体ブロツク対を得、このブロツク対の対向面に巻
線溝、バツク溝の所要の溝加工を施し、所要の空
隙片を介してブロツク対を突き合せてガラス等の
無機接着剤にて合体し、しかる後基板主面に平行
な方向に基板部分で切断してヘツドチツプ即ち目
的の磁気ヘツドを得ることを特徴とするものであ
る。
の一主面に合金磁性材あるいは非晶質合金磁性材
等の軟質磁性材料層を形成して後この磁性材料層
を複数のパターンに分離してなる基板を複数用意
し、かかる複数の基板をその各基板上のパターン
が一方向にそろう様に、即ちパターンが所要の配
列(例えば、基板主面に対し垂直方向の配列又は
所謂アジマス角だけ傾斜した配列)になる様に積
層し、非磁性基板間の隙間をガラス等の耐熱性の
無機接着剤で充填して複数の基板を一体化し、次
で一体化基板を基板主面と交鎖する方向にパター
ンの中間及びパターン間の中間で切断してコア半
体ブロツク対を得、このブロツク対の対向面に巻
線溝、バツク溝の所要の溝加工を施し、所要の空
隙片を介してブロツク対を突き合せてガラス等の
無機接着剤にて合体し、しかる後基板主面に平行
な方向に基板部分で切断してヘツドチツプ即ち目
的の磁気ヘツドを得ることを特徴とするものであ
る。
このような製法によれば、磁性材料層と之を挾
む両非磁性基板即ちガード材間の接合がガラス等
の耐熱性無機接着剤にて接合され、しかもその際
に、磁性材料層と非磁性ガード材間の接合のみな
らず、ヘツドチツプの一部に磁性材料層のない部
分を設けてその部分で両ガード材同士が無機接着
剤で接合されることにより接合状態が強固とな
り、従つて磁気ヘツド製造法の信頼性が上がり且
つテープ摺動時のクロツギング等の問題が解消さ
れる。又、接合状態が強固なので、非晶質合金材
のような接着力の弱い軟質磁性材料層においても
十分に信頼性の高い挾トラツク巾の磁気ヘツドを
製造できる。又、無機接着剤による接合温度が低
温(500℃以下)に抑えられるので、磁性材料層
の被着された基板を複数積層する時に反りが発生
せず、このため接着剤層が薄く強固に接合され
る。さらに、従来技術では磁性材料層と非磁性ガ
ード材の接合を有機接着剤によつて接合していた
為、ギヤツプ接合とその温度制限により有機接着
剤などに限定されたギヤツプ接合強度も弱かつた
が、本発明では磁性材料層と非磁性ガード材の接
合温度以下の無機接着材による接合によつて接合
強度の大きいギヤツプ接合ができる。さらに又、
非磁性ガード材の硬度を選択することにより、偏
摩耗のない且つ摩耗量の小ない磁気ヘツドが得ら
れる。
む両非磁性基板即ちガード材間の接合がガラス等
の耐熱性無機接着剤にて接合され、しかもその際
に、磁性材料層と非磁性ガード材間の接合のみな
らず、ヘツドチツプの一部に磁性材料層のない部
分を設けてその部分で両ガード材同士が無機接着
剤で接合されることにより接合状態が強固とな
り、従つて磁気ヘツド製造法の信頼性が上がり且
つテープ摺動時のクロツギング等の問題が解消さ
れる。又、接合状態が強固なので、非晶質合金材
のような接着力の弱い軟質磁性材料層においても
十分に信頼性の高い挾トラツク巾の磁気ヘツドを
製造できる。又、無機接着剤による接合温度が低
温(500℃以下)に抑えられるので、磁性材料層
の被着された基板を複数積層する時に反りが発生
せず、このため接着剤層が薄く強固に接合され
る。さらに、従来技術では磁性材料層と非磁性ガ
ード材の接合を有機接着剤によつて接合していた
為、ギヤツプ接合とその温度制限により有機接着
剤などに限定されたギヤツプ接合強度も弱かつた
が、本発明では磁性材料層と非磁性ガード材の接
合温度以下の無機接着材による接合によつて接合
強度の大きいギヤツプ接合ができる。さらに又、
非磁性ガード材の硬度を選択することにより、偏
摩耗のない且つ摩耗量の小ない磁気ヘツドが得ら
れる。
以下、図面を用いて本発明による磁気ヘツドの
製法の実施例について説明しよう。
製法の実施例について説明しよう。
第2図乃至第10図は本発明の一実施例であ
る。
る。
本発明においては、先ず第2図に示すように非
磁性基板、例えばビツカース硬度Hvが500Kg/mm2
の結晶化ガラス基板11を用意し、その一主面に
軟質磁性材料層、例えば厚さ20μmのFe−Si−Al
合金による磁性膜12をスパツタリングにて被着
形成する。この結晶化ガラス基板11は最終的に
ヘツドガード材として用いられる。
磁性基板、例えばビツカース硬度Hvが500Kg/mm2
の結晶化ガラス基板11を用意し、その一主面に
軟質磁性材料層、例えば厚さ20μmのFe−Si−Al
合金による磁性膜12をスパツタリングにて被着
形成する。この結晶化ガラス基板11は最終的に
ヘツドガード材として用いられる。
次に、第3図に示すようにフオトリゾグラフイ
及びイオンエツチング技術を用いて磁性膜12を
複数の例えば長方形パターン12′に分離する。
なお、この長方形パターン12′の形成は、例え
ば第2図の磁性膜12のスパツタリングのときに
マスクを介して行い一工程で形成することも可能
である。
及びイオンエツチング技術を用いて磁性膜12を
複数の例えば長方形パターン12′に分離する。
なお、この長方形パターン12′の形成は、例え
ば第2図の磁性膜12のスパツタリングのときに
マスクを介して行い一工程で形成することも可能
である。
次に、第4図に示すようにパターン12′の付
着された基板11を短冊状に切断し、複数のパタ
ーン12′が一列に並んだ状態のブロツク片13
を設ける。この切断工程においては、切断面の一
方が第10図Aの階段状14、あるいは第10図
Bの傾斜状15となるように切断する。
着された基板11を短冊状に切断し、複数のパタ
ーン12′が一列に並んだ状態のブロツク片13
を設ける。この切断工程においては、切断面の一
方が第10図Aの階段状14、あるいは第10図
Bの傾斜状15となるように切断する。
次に、このようにして得られた複数のブロツク
片13を第5図に示すように、各基板11上の磁
性膜のパターン12′が所要の配列となるように、
本例では各基板上の互に対応するパターン12′
が基板主面と垂直の方向に配列されるようにして
積層する。そして治具で固定して後、各積層され
たブロツク片13の一方の面の例えば階段状14
によつて形成された溝16内に基板11と同じ成
分のガラス棒17を挿入し、500℃でガラス融着
して積層ブロツク18を形成する。積層ブロツク
18は、このガラス融着によつて結晶化ガラス基
板11と磁性膜のパターン12′間のみならず、
磁性膜12のない部分即ちパターン12′間にお
いても磁性膜のパターン12′を挾んで両ガラス
基板11同士が直接接合されるもので(第6図参
照)、之によつて磁性膜のパターン12′は強固に
保持され、後工程で磁性膜のパターン12′が剥
離する等の不都合が生じない。なお、この500℃
のガラス融着によつてFe−Si−Al合金による磁
性膜12の磁性特性は良好なものとなり、磁気ヘ
ツド材として充分使用できる。
片13を第5図に示すように、各基板11上の磁
性膜のパターン12′が所要の配列となるように、
本例では各基板上の互に対応するパターン12′
が基板主面と垂直の方向に配列されるようにして
積層する。そして治具で固定して後、各積層され
たブロツク片13の一方の面の例えば階段状14
によつて形成された溝16内に基板11と同じ成
分のガラス棒17を挿入し、500℃でガラス融着
して積層ブロツク18を形成する。積層ブロツク
18は、このガラス融着によつて結晶化ガラス基
板11と磁性膜のパターン12′間のみならず、
磁性膜12のない部分即ちパターン12′間にお
いても磁性膜のパターン12′を挾んで両ガラス
基板11同士が直接接合されるもので(第6図参
照)、之によつて磁性膜のパターン12′は強固に
保持され、後工程で磁性膜のパターン12′が剥
離する等の不都合が生じない。なお、この500℃
のガラス融着によつてFe−Si−Al合金による磁
性膜12の磁性特性は良好なものとなり、磁気ヘ
ツド材として充分使用できる。
次に、第6図に示すようにガラス融着された積
層ブロツク18を、基板11の主面と交鎖する方
向、本例では垂直方向に磁性膜のパターン12′
の中間及びパターン12′間の中間で切断してコ
アブロツク対19及び20を形成する。そして、
第7図に示すようにコアブロツク対19及び20
のうち例えば一方のコアブロツク対20の内面に
巻線溝21及びガラス挿入用のバツク溝22を形
成する。次でコアブロツク対19,20の夫々作
動ギヤツプ形成面を含む突き合せ面を鏡面仕上げ
して後、その作動ギヤツプ形成面に突隙片、本例
では所定膜厚のSiO2膜をスパツタリングで付着
する。
層ブロツク18を、基板11の主面と交鎖する方
向、本例では垂直方向に磁性膜のパターン12′
の中間及びパターン12′間の中間で切断してコ
アブロツク対19及び20を形成する。そして、
第7図に示すようにコアブロツク対19及び20
のうち例えば一方のコアブロツク対20の内面に
巻線溝21及びガラス挿入用のバツク溝22を形
成する。次でコアブロツク対19,20の夫々作
動ギヤツプ形成面を含む突き合せ面を鏡面仕上げ
して後、その作動ギヤツプ形成面に突隙片、本例
では所定膜厚のSiO2膜をスパツタリングで付着
する。
しかる後、第8図に示すように、両コアブロツ
ク19及び20を突き合せ、巻線溝21及びバツ
ク溝22内にガラス棒23を挿入し、ガラス融着
にて合体する。このガラス融着は、軟化点が380
℃のPbO−ZnO−B2O3系ガラスを使用する。
ク19及び20を突き合せ、巻線溝21及びバツ
ク溝22内にガラス棒23を挿入し、ガラス融着
にて合体する。このガラス融着は、軟化点が380
℃のPbO−ZnO−B2O3系ガラスを使用する。
次に、このガラス融着された融着ブロツク24
を第9図に示すようにガラス基板11の中央より
磁性膜のパターン12′の面に平行に切断し、ま
たバツク溝22の部分を切除すると共にテープ摺
動面25を研摩して各ヘツドチツプ26を得る。
を第9図に示すようにガラス基板11の中央より
磁性膜のパターン12′の面に平行に切断し、ま
たバツク溝22の部分を切除すると共にテープ摺
動面25を研摩して各ヘツドチツプ26を得る。
このヘツドチツプ即ち目的の磁気ヘツド26
は、対の結晶化ガラスによる非磁性ガード材11
A及び11B間に作動ギヤツプgを構成したFe
−Si−Al合金よりなる対のコア半体12A及び
12Bが挾持的に配され、作動ギヤツプgの臨む
テープ摺動面25以外の両側において充填された
ガラス17により両非磁性ガード材11A及び1
1Bが強固に接合され、この接合力と相俟つてコ
ア半体12A及び12Bが一体的に固着される。
は、対の結晶化ガラスによる非磁性ガード材11
A及び11B間に作動ギヤツプgを構成したFe
−Si−Al合金よりなる対のコア半体12A及び
12Bが挾持的に配され、作動ギヤツプgの臨む
テープ摺動面25以外の両側において充填された
ガラス17により両非磁性ガード材11A及び1
1Bが強固に接合され、この接合力と相俟つてコ
ア半体12A及び12Bが一体的に固着される。
この実施例によれば、磁性膜12とガード材で
あるガラス基板11とをガラス17で接合すると
共に、所謂ギヤツプ接合を上記接合温度以下のガ
ラス接合(即ちガラス23による接合)で行うよ
うにしたので、接合強度の大きいギヤツプ接合が
得られ、従つて第8図のチツプ接断加工において
ギヤツプ開きが生ずることもなく、又テープ摺動
面にガラス23があらわれてテープ摺動時にクロ
ツギングを生じる等の問題は全くなく信頼性の高
い磁気ヘツドが得られる。又、磁性膜12のない
両側において両非磁性ガード材11A及び11B
が直接接合され、この接合力によつてヘツドの機
械的強度が向上されるので、軟質磁性材の種類に
よらず信頼性の高い挾トラツク巾の磁気ヘツドが
製造できる。
あるガラス基板11とをガラス17で接合すると
共に、所謂ギヤツプ接合を上記接合温度以下のガ
ラス接合(即ちガラス23による接合)で行うよ
うにしたので、接合強度の大きいギヤツプ接合が
得られ、従つて第8図のチツプ接断加工において
ギヤツプ開きが生ずることもなく、又テープ摺動
面にガラス23があらわれてテープ摺動時にクロ
ツギングを生じる等の問題は全くなく信頼性の高
い磁気ヘツドが得られる。又、磁性膜12のない
両側において両非磁性ガード材11A及び11B
が直接接合され、この接合力によつてヘツドの機
械的強度が向上されるので、軟質磁性材の種類に
よらず信頼性の高い挾トラツク巾の磁気ヘツドが
製造できる。
第11図乃至第19図は本発明の他の実施例で
ある。
ある。
本例においては、第11図に示すように例えば
ビツカース硬度Hvが800Kg/mm2の結晶化ガラス基
板27の一主面に軟質磁性材料層例えば厚さ20μ
のFe−Si−Al合金による磁性膜12をスパツタ
リングにて被着形成する。
ビツカース硬度Hvが800Kg/mm2の結晶化ガラス基
板27の一主面に軟質磁性材料層例えば厚さ20μ
のFe−Si−Al合金による磁性膜12をスパツタ
リングにて被着形成する。
次に、第12図に示すように磁性膜12を含む
基板27をヘツド寸法より大きめの寸法で短冊状
に切断し、しかる後第13図に示すように各短冊
状の基板27の上の磁性膜12の一部をフオトリ
ゾグラフイとイオンエツチングにより、もしくは
機械的加工で除去し、複数の例えば長方形パター
ン12′に分離する。
基板27をヘツド寸法より大きめの寸法で短冊状
に切断し、しかる後第13図に示すように各短冊
状の基板27の上の磁性膜12の一部をフオトリ
ゾグラフイとイオンエツチングにより、もしくは
機械的加工で除去し、複数の例えば長方形パター
ン12′に分離する。
次に、第14図に示すように磁性膜の各パター
ン12′間にマスクスパツタリング又はシルクス
クリーンによりガラス例えばPbO−ZnO−B2O3
−SiO2系ガラス16を埋める。
ン12′間にマスクスパツタリング又はシルクス
クリーンによりガラス例えばPbO−ZnO−B2O3
−SiO2系ガラス16を埋める。
以後、前述の実施例と同様に、即ち第15図に
示すようにパターン12′間にガラス16を埋め
た各ブロツク片13を複数積層し、治具で圧着固
定し、500℃にてガラス融着する。このガラス融
着では磁性層のパターン12′のない部分でガラ
ス16が融けて結晶化ガラス基板27同士が接合
され、また一部の溶融ガラスが磁性膜のパターン
12′と結晶化ガラス基板27間に浸透して強固
に接合される。この場合も500℃の融着によつて
Fe−Si−Al合金による磁性膜12の磁気特性は
良好となり磁気ヘツド材として充分なものとな
る。
示すようにパターン12′間にガラス16を埋め
た各ブロツク片13を複数積層し、治具で圧着固
定し、500℃にてガラス融着する。このガラス融
着では磁性層のパターン12′のない部分でガラ
ス16が融けて結晶化ガラス基板27同士が接合
され、また一部の溶融ガラスが磁性膜のパターン
12′と結晶化ガラス基板27間に浸透して強固
に接合される。この場合も500℃の融着によつて
Fe−Si−Al合金による磁性膜12の磁気特性は
良好となり磁気ヘツド材として充分なものとな
る。
次で第16図に示すようにガラス融着された積
層ブロツク18を基板27の主面に垂直方向に磁
性膜のパターン12′の中間及びパターン12′間
の中間より切断してコアブロツク対19及び20
を設ける。そして第17図に示すように一方のコ
アブロツク20の内面に巻線溝21及びバツク溝
22を形成し、且つコアブロツクの突き合せ面を
鏡面仕上し、空隙片となるSiO2膜をスパツタリ
ングにて付着する。
層ブロツク18を基板27の主面に垂直方向に磁
性膜のパターン12′の中間及びパターン12′間
の中間より切断してコアブロツク対19及び20
を設ける。そして第17図に示すように一方のコ
アブロツク20の内面に巻線溝21及びバツク溝
22を形成し、且つコアブロツクの突き合せ面を
鏡面仕上し、空隙片となるSiO2膜をスパツタリ
ングにて付着する。
しかる後、第18図に示すように両コアブロツ
ク19及び20を突き合せガラス23によるガラ
ス融着にて接合合体する。この接合は上例と同様
にPbO−ZnO−B2O3系の軟化点380℃のガラス2
3を用いて行う。
ク19及び20を突き合せガラス23によるガラ
ス融着にて接合合体する。この接合は上例と同様
にPbO−ZnO−B2O3系の軟化点380℃のガラス2
3を用いて行う。
次でこの融着ブロツク24を基板27の中間よ
り磁性膜のパターン12′の面に平行に切断し、
第19図に示す目的のヘツドチツプ26を得る。
この実施例に於ても上例と同様の結果を奏して信
頼性の高い磁気ヘツドが得られる。
り磁性膜のパターン12′の面に平行に切断し、
第19図に示す目的のヘツドチツプ26を得る。
この実施例に於ても上例と同様の結果を奏して信
頼性の高い磁気ヘツドが得られる。
以上の両実施例にしたがつて非磁性ガード材と
なる結晶化ガラスの各種硬度の違つたものを夫々
試作し、夫々についてテープ走行テスト(摩耗テ
スト)を行なつた。その結果を第20図に示す。
同図はテープ走行時間(hr)と摩耗量(μm)の
関係を示すもので、曲線はフエライト、曲線
,,,,は夫々ビツカース硬度Hvが
200,400,500,850,1000の結晶化ガラスを用い
た場合である。この結果によれば、Hv=200の結
晶化ガラスはフエライトヘツドの3倍以上の摩耗
があり実用的でない。一方Hv=1000の結晶化ガ
ラスは摩耗が少ないものの、テープ摺動させると
偏摩耗が100時間走行で〜5000Å程度ありスペー
シングの原因となる。従つて、上記の摩耗量及び
偏摩耗の双方を考慮するとHv=400〜850の結晶
化ガラスが好ましい。
なる結晶化ガラスの各種硬度の違つたものを夫々
試作し、夫々についてテープ走行テスト(摩耗テ
スト)を行なつた。その結果を第20図に示す。
同図はテープ走行時間(hr)と摩耗量(μm)の
関係を示すもので、曲線はフエライト、曲線
,,,,は夫々ビツカース硬度Hvが
200,400,500,850,1000の結晶化ガラスを用い
た場合である。この結果によれば、Hv=200の結
晶化ガラスはフエライトヘツドの3倍以上の摩耗
があり実用的でない。一方Hv=1000の結晶化ガ
ラスは摩耗が少ないものの、テープ摺動させると
偏摩耗が100時間走行で〜5000Å程度ありスペー
シングの原因となる。従つて、上記の摩耗量及び
偏摩耗の双方を考慮するとHv=400〜850の結晶
化ガラスが好ましい。
尚、上例においては軟質磁性材料層としてFe
−Si−Al系合金磁性材をスパツタリングで形成
したが、その他例えばFe−Co−Si−B系等の非
晶質の軟質磁性材料を同様にスパツタリングで形
成してもよい。Fe−Si−Al系合金磁性材の場合、
無機接着剤としては低融点ガラス(軟化点500℃
以下)の様なものでよいが、非晶質合金磁性材料
の場合はその熱処理による結晶化をさけるため
200℃以下の処理をさけて水ガラスを用いるを可
とする。
−Si−Al系合金磁性材をスパツタリングで形成
したが、その他例えばFe−Co−Si−B系等の非
晶質の軟質磁性材料を同様にスパツタリングで形
成してもよい。Fe−Si−Al系合金磁性材の場合、
無機接着剤としては低融点ガラス(軟化点500℃
以下)の様なものでよいが、非晶質合金磁性材料
の場合はその熱処理による結晶化をさけるため
200℃以下の処理をさけて水ガラスを用いるを可
とする。
又、上例の第4図及び第13図では磁性膜のパ
ターン12′を長方形に形成したが、その他第2
1図に示すように後部に切除部40を設けた形状
としてもよく、この時はさらに接合強度が向上す
る。
ターン12′を長方形に形成したが、その他第2
1図に示すように後部に切除部40を設けた形状
としてもよく、この時はさらに接合強度が向上す
る。
なお、アジマス磁気ヘツドを製造する場合には
上記各実施例、例えば第1実施例では第5図の工
程で各基板13をその対応するパターン12′が
基板面に対してアジマス角の方向に配列されるよ
うに積層し、次に第6図の工程でアジマス角の方
向に沿つて切断し、以後は同様の工程を経ること
によつて容易に得られる。
上記各実施例、例えば第1実施例では第5図の工
程で各基板13をその対応するパターン12′が
基板面に対してアジマス角の方向に配列されるよ
うに積層し、次に第6図の工程でアジマス角の方
向に沿つて切断し、以後は同様の工程を経ること
によつて容易に得られる。
上述せる如く本発明は、軟質磁性材料による挾
トラツク巾の磁気ヘツドを高信頼性をもつて且つ
摩耗特性が良好で量産的に得られるもので、特性
の優れた磁気ヘツドを提供できる。
トラツク巾の磁気ヘツドを高信頼性をもつて且つ
摩耗特性が良好で量産的に得られるもので、特性
の優れた磁気ヘツドを提供できる。
第1図A〜Fは従来の磁気ヘツドの製法例を示
す工程図、第2図乃至第9図は本発明による磁気
ヘツドの製法の一実施例を示す工程図、第10図
A及びBは夫々ブロツク片の例を示す断面図、第
11図乃至第19図は本発明の他の実施例を示す
工程図、第20図は本発明の説明に供する摩耗量
−走行時間の特性図、第21図は磁性膜のパター
ン形状の他の例を示す斜視図である。 1,11,27は非磁性基板、2,12は軟質
磁性材料層、12′は磁性材料のパターン、19,
20はコアブロツク対である。
す工程図、第2図乃至第9図は本発明による磁気
ヘツドの製法の一実施例を示す工程図、第10図
A及びBは夫々ブロツク片の例を示す断面図、第
11図乃至第19図は本発明の他の実施例を示す
工程図、第20図は本発明の説明に供する摩耗量
−走行時間の特性図、第21図は磁性膜のパター
ン形状の他の例を示す斜視図である。 1,11,27は非磁性基板、2,12は軟質
磁性材料層、12′は磁性材料のパターン、19,
20はコアブロツク対である。
Claims (1)
- 1 非磁性基板の一主面に軟質磁性材料層を形成
した後、該磁性材料層を複数のパターンに分離し
た基板を複数用意する工程と、上記複数の基板を
各基板上のパターンが一方向にそろう様に積層す
る工程と、非磁性基板間の〓間を無機質接着剤で
充填して上記複数の基板を一体化する工程と、基
板主面と交鎖する方向に上記一体化基板を上記パ
ターンの中間およびパターン間の中間で切断して
ブロツク対を得る工程と、該ブロツク対の対向面
に所要の溝加工を施す工程と、所要の空〓片を介
して上記ブロツク対を突き合せ合体する工程と、
基板主面に平行な方向に基板部分で切断し磁気ヘ
ツドを得る工程とより成る磁気ヘツドの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9859381A JPS581825A (ja) | 1981-06-25 | 1981-06-25 | 磁気ヘツドの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9859381A JPS581825A (ja) | 1981-06-25 | 1981-06-25 | 磁気ヘツドの製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS581825A JPS581825A (ja) | 1983-01-07 |
JPH0263245B2 true JPH0263245B2 (ja) | 1990-12-27 |
Family
ID=14223931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9859381A Granted JPS581825A (ja) | 1981-06-25 | 1981-06-25 | 磁気ヘツドの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS581825A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6435707A (en) * | 1987-07-31 | 1989-02-06 | Sony Corp | Magnetic head |
JPH0778853B2 (ja) * | 1988-05-06 | 1995-08-23 | 三洋電機株式会社 | 浮動型磁気ヘツド及びその製造方法 |
JPH02162503A (ja) * | 1988-12-16 | 1990-06-22 | Sanyo Electric Co Ltd | 磁気ヘッド及びその製造方法 |
-
1981
- 1981-06-25 JP JP9859381A patent/JPS581825A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS581825A (ja) | 1983-01-07 |
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