JPH0263031A - ズーム機能付きオートフォーカスカメラのファインダ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の利用分野） 本発明は、ズームレンズを内蔵したオートフォーカスカ
メラに備えらるファインダ装置の改良に関するものであ
る。

（発明の背景） 従来、オートフォーカスカメラのファインダ（装置）と
しては、レンジファインダを用いるのが大部分であった
。このレンジファインダは撮影レンズから離れているた
め、実際に撮影される被写体とファインダを通して見る
被写体との間に視差（パララックス）があることが知ら
れている。

この視差は被写体が近い程大きくなるので、ファインダ
の視野枠内には通常第４図（ａ）に示すように（単一焦
点レンズの場合）、遠景用の枠１０１の他に、近景用の
補正枠１０２が備えられている。そして撮影者が被写体
までの距離を考慮してこの撮影範囲を判断することにな
る。

しかしながら、最近のオートフォーカスカメラにおいて
は、撮影レンズにズームレンズを使用する物が増えてお
り、使用されるズームレンズは短焦点側で従来の単一焦
点レンズと同等であり、ズーム比は２倍程度である。こ
の時ファインダの視差は撮影レンズの焦点距離に比例し
て大きくなるので、このズームレンズでの視差は短焦点
側では従来と同様で、長焦点側では従来の２倍となる。

ファインダ視野枠を遠景枠２０１と長焦点側近景補正枠
２０２とすると、第４図（ｂ）のようになり、短焦点或
は短焦点と長焦点の間では近景がどこまで写るのかが分
からなくなってしまう。

（発明の目的） 本発明の目的は、上述した問題点を解決し、各種の焦点
距離時の撮影範囲を、視差なしで、且つ不要な枠表示の
ない見やすい表示にて、適切に知らせることのできるズ
ーム機能付きオートフォーカスカメラのファインダ装置
を提供することである。

（発明の特徴） 上記目的を達成するために、本発明′は、選択される焦
点距離情報と測距手段よりの被写体距離情報に基づいて
ファインダ視差を算出する視差算出手段と、該視差算出
手段よりの情報に従ってファインダ内におけるファイン
ダ視野枠の位置を変化させる視野枠可変手段とを設け、
以て、選択される焦点距離、その時の被写体距離に伴っ
て生じるファインダ視差を、ファインダ視野枠のファイ
ンダ内位置を変化させることにより無くすようにしたこ
とを特徴とする。

（発明の実施例） 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する
。

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示すものである
。

第１図において、１は枠部材で、不図示のファインダ光
路中に配置されている。１ａは枠部材１に設けられた開
口部で、視野枠となる。１ｂは長大で、軸２によりスラ
イド可能に支持されている。ｌｃは長穴１ｂと平行に設
けられたラック（直線歯車）部である。３はファインダ
光路中に配置された不図示のレンズ又は透明部材に印刷
された測距枠である。４はパルスモータＭの出力軸５に
回転可能に支持された歯車で、枠部材１のラック部１ｃ
と噛み合っている。

第２図において、１１は不図示のズームレンズの焦点距
離を検出する焦点距離検出回路、１２は、例えば赤外光
を投射し、その被写体での反射光を受光して被写体距離
情報を求める公知の測距回路、１３は、ファインダの視
差は撮影レンズの焦点距離に比例し、被写体距離に反比
例することから、前記焦点距離検出回路１１からのと焦
点距離情報と前記測距回路１２よりの被写体距離情報に
基づいて視差を算出する視差算出回路、１４は前記視差
算出回路より視差に応じて送られてくるパルスに従って
パルスモータＭを駆動するモータドライバ回路である。

次に動作について説明する。

まず、初期状態は第１図（ａ）に示すようになっている
。この状態から不図示のシャツタ釦が半押しされると、
測距回路１２により被写体までの距離が測定される。こ
れと同時に撮影レンズの焦点距離が焦点距離検出回路１
１により検出される。

そしてこれらの回路よりの情報は視差算出回路へと送出
される。ファインダの視差は前述したように、撮影レン
ズの焦点距離に比例し、被写体距離に反比例するので、
被写体距離情報と焦点距離情報によりこの時の視差が該
回路１３により求められる。その後モータドライバ回路
１４を介してパルスモータＭへ前記算出された視差に応
じたパルスが送くられ、これにより該パルスモータが駆
動して歯車４が時計方向に回転させられる。すると枠部
材１は右下方に移動する（第１図（ｂ）、（Ｃ）　ｅ照
）。この時視野枠（開口部）ｌａの移動量は第３図（ａ
）　（ｂ）に示す様に、短焦点時には小さく、長焦点時
には大きくなっている。

この視野枠１ａが移動した状態で撮影範囲を決め直せば
、視差は生じない。そして不図示のシャツタ釦なさらに
押し込んで撮影を終了するか、シャツタ釦の半押し状態
を解除すれば、不図示のカメラ制御回路の働きによりモ
ータドライバ回路１４を介してパルスモータＭが逆転さ
せられ、視野枠１ａが第１図（ａ）に示す初期状態に復
帰する。

前述の実施例では、視野枠１ａをパルスモータＭで駆動
する様な構成としたが、視野枠１ａの位置を検出する手
段を設ければ、通常のモータな使用して視野枠１ａの位
置制御を行うことも容易である。

本実施例によれば、撮影レンズの焦点距離情報と被写体
距離情報から視差を算出し、その視差に応じて視野枠１
ａを移動するようにしたから、ファインダの視差がなく
なり、且つ従来のように２種類の枠がファインダ内に表
示されることがないので、その時々の撮影範囲を見やす
い表示にて適切に知らせることが可能となる。

（発明と実施例の対応） 本実施例において、視差算出回路１３が本発明の視差算
出手段に、枠部材１．軸２．歯車４．パルスモータＭが
視野枠可変手段に、それぞれ相当する。

（変形例） 本実施例では、枠部材１．軸２．歯車４．パルスモータ
Ｍより成る機械的手段により視野枠１ａを移動させるよ
うにしたが、これに限定されるものではなく、スーパー
インポーズ表示等による電気的手段により行う構成にす
ることも容易である。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、選択される焦点
距離情報と測距手段よりの被写体距離情報に基づいてフ
ァインダ視差を算出する視差算出手段と、該視差算出手
段よりの情報に従ってファインダ内におけるファインダ
視野枠の位置を変化させる視野枠可変手段とを設け、以
て、選択される焦点距離、その時の被写体距離に伴って
生じるファインダ視差を、ファインダ視野枠のファイン
ダ内位置を変化させることにより無くすようにしたから
、各種の焦点距離時の撮影範囲を、視差なしで、且つ不
要な枠表示のない見やすい表示にて、適切に知らせるこ
とが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）　（ｂ）　（ｃ）は本発明の一実施例の構
成を示す正面図、第２図は同じくブロック図、第３図（
ａ）　（ｂ）は同じく各焦点距離状態での視野枠位置を
説明する図、第４図（ａ）　（ｂ）は従来のファインダ
内視野枠を示す正面図である。 １・・・・・・枠部材、１ａ・・・・・・視野枠、ｌｂ
・・・・・・長穴、１ｃ・・・・・・ラック部、４・・
・・・・歯車、１１・・・・・・焦点距離検出回路、１
２・・・・・・測距回路、１３・・・・・・視差算出回
路、１４・・・・・・モータドライブ回路、Ｍ・・・・
・・パルスモータ。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）被写体までの距離を測定する測距手段を備えたズ
   ーム機能付きオートフォーカスカメラに配置されるファ
   インダ装置であって、選択される焦点距離情報と前記測
   距手段よりの被写体距離情報に基づいてファインダ視差
   を算出する視差算出手段と、該視差算出手段よりの情報
   に従ってファインダ内におけるファインダ視野枠の位置
   を変化させる視野枠可変手段とを設けたことを特徴とす
   るズーム機能付きオートフォーカスカメラのファインダ
   装置