JPH02501552A - 熱画像形成媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 熱画像形成媒体 関連出願との関係 本出願は１９８６年１２月９日付で出願された出願５ｅｒｉａｌ　ｍ９３９．８ ５４の一部継続出願である。

発明の背景 発明の分野 本発明は一般に、加熱方式記録材料に関し、さらに特に、熱の画像状適用部位で 画像形成性物質と相互反応して、非常に高い解像度の画像を生成する感熱層を含 む高解像度の熱画像形成材料に関する。

従来技術の説明 通常のハロゲン化銀材料を使用する写真材料の画像処理とは異なり、熱画像形成 材料は暗所も必要なく、またその他の周辺光からの防護も必要としない。確実に 、画像は生成しようとする画像に相当する熱パターンを適用することにより、熱 画像形成材料から生成させることができ、また、これらの材料がハロゲン化銀材 料に適用される処理よりも、迅速で簡単な処理により画像を提供できることから 、これらの材料は通常の写真画像形成材料よりも簡単で、経済的である。これら の材料は好ましいこととして、ハロゲン化銀材料とは異なり、熱Ｉｌｉ像形成媒 体が実質的に乾式の画像現像処理を必要とすること、および持続した期間にわた る、高められた周辺温度により影響を受けないことがまた考えられる。さらにま た、熱画像形成材料は高品質のさらに安定な画像の形成を可能にする。これはこ れらの材料がハロゲン化銀材料の湿式処理および温度作用から生じる画像品質の 変動を受けないからである。

熱画像形成媒体は比較的容易に使用することができ、潜在的に広い用途範囲にお いて、それらの製造および使用に係り多くの提案がなされてきた。最近、熱画像 形成媒体の層露用に慣用となってきている熱源の一つに、充分の出力を有し、そ して適当に変調されているが、！ｌｉ像パターンによる媒体の走査に充分なレー ザーがある。媒体材料をこの方法で照射するのに要する時間は比較的短い。他の 材料では、たとえばキセノン閃光管のような慣用の熱源が使用される。

一例として、米国特許第４，１２３．３０９Ｎには、ドナーウェブに軽く接着し ている微細粒子の層と面対面で接触している潜像接着材料の膚を有する画像受容 テープを含む複合ストリップ状材料が記載されている。これらの層のうちの少な くとも一つはカーボンブラックまたは酸化鉄のような照射Ｉｌ＠収性顔料を含有 しており、照射線のパターンにより選択的に加熱されると、この層は接着材料の 隣接部分で、照射線が顔料を完全に通過するに充分に瞬時に軟化する。受容テー プとドナーウェブとを分離すると、微粒子が照射領域でだけ受容テープに転移さ れるものと言われている。

類似の材料が米国特許第４，１２３．５７８号に記載されている。

米国特許第４．１５７，４１２号には写真形成用の複合材料が記載されており、 この材料は潜像接着材料の層、ドナーウェブに軽く接着している粒子の単層およ び粒子層と接着材料層との間にあって、面対面で接触している結合材料の薄層を 包含するものである。結合材料の層は接着材料層と粒子層とを、これらの層間を ほとんど密着させ、空気が排除されているように保持する。この複合材料では写 真パターンで選択的に加熱されると、結合層の相当する部分および接着材料およ び粒子層の相当する部分が軟化し、結合層の溶融した部分が吸着され、そして一 体に接着される。接着材料の層とドナーウェブとを引続いて分離すると、結合材 料層の中の残留部分が分離され、一方粒子はその加熱領域が受容テープに移され て、写真が得られる。

米国特許第４．５４７．４５６号には、加熱方式記録材料が記載されており、こ の材料は支持体およびこの支持体上に位置する感熱層を有し、この感熱層が少な くとも一種の金属イオンとイオン的に交叉結合させることにより得られるイオノ マー樹脂、アルファーオレフィンとアルファメチレン脂肪族モノカルボン酸との 共重合体および親水性結合剤よりなるものである。

層に対する光硬化性像形成性物質の接着度を部分的に変えることによって、一つ の層からもう一つの層に転写することができる画像を提供するために、熱源を使 用する代りに、画像形成用活性照射線を使用する別種の材料が知られている。こ のような材料の例は米国特許第４゜２４７．６１９号に記載されている。

熱画像形成材料の中で、多分、適用された熱パターンの結果として生じるドナ一 層から受容層へのｉＩ像形成物質の画像様の転移が比較的！２雑なメカニズムに よることから、広く受け入れられることが見い出されているものと見做されるも のは存在していない、他の問題として画像形成物質の粘着問題が含まれ、これは 消費者に受け入れられるに充分に細かい解像度を有する画像を一定して生成する ことができないようにする。依然としてさらに別の問題が、２枚の別々のドナー ウェブと受容ウェブを使用した場合に、顕微鏡的不揃いおよび空気空隙を取り除 くことが困難であることから生じることがある。現在利用できる熱画像形成材料 の中で、工業的に要求される高い写真的品質または高い解像度に対する要求を満 足するものは無い。

従って、単純な画像形成メカニズムによって、高解像度を有する画像形成のため の優れた性能を有する熱画像形成要素が望まれている。

明の目的および要旨 本発明の目的は改善された高解像度を有する熱ｉｉｍ形勢材料を提供することに ある。

本発明のもう一つの目的はドナーシートから受容シートへの画像形成物質の転移 の必要がない、新規な８解像度熱画会形成材料を提供することにある。

本発明のもう一つの目的は改善された濃度を有する画像を生成する熱画像形成材 料を提供することにある。

本発明のもう一つの目的は改善された感度を有する熱画像形成材料を提供するこ とにある。

本発明のもう一つの目的は二元様相で＃ｆｉｌｌｉｌされる熱源で暴露すること ができるＰ！ｌ１Ｉｉ像形成材料を提供することにある。

本発明のさらにもう一つの目的は改善された摩耗耐性を有する熱画像形成材ｎを 提供することにある。

本発明の好適態様に従い、強い画像形成照射線に対する短時間ｌ露に応答して画 像を形成する熱画像形成媒体が提供され、この媒体は照射線に対して透過性の物 質から形成されており、選ばれた、高められた温度で液化性であり、そして流動 性である画像形成表面を有する支持体、画像形成表面上に均一に被覆されており 、画像形成物質と画像形成表面層との間の接着強度を超える凝集強度を示す多孔 質または粒子状の画像形成物質の層を有する。上記各層の向い合った部分中の物 質のうちの少なくとも一種は照射線に対して吸収性であり、この照ｔｉ１１１ａ を、支持体上の画像形成表面を液化させることのできる熱エネルギーに変換する 。好ましくは、画像形成表面の物質は液化して、その後、実質的に短時間で固化 するような物質である。この表面層の物質は液化されると、画像形成物質のうち の隣接する部分中への毛細管的流動を示し、これにより、上記画像形成表面層を 冷Ｗした場合に、画像形成物質の層の全体が実質的に固定される。

本発明の好適態様において、この画像形成表面の物質は液化と固化との間の温度 範囲が狭い物質である。

図面の簡単な説明 第１図は本発明による熱画像形成要素の画像形成メカニズムを図解式に示す、そ の最も単純な形態の横断面を示すものである： 第２図は第１図の熱画像形成要素の画像の目に見える状態までの処理を図解式で 示すその横断面図である：第３図は本発明の熱画像形成要素の好適態様のｉｉ！ 露前の横断面を示すものである： 第３ａ図は暴露前の、画像形成表面上に位置する着色粒子を図解式に示すもので ある； 第４図はＩ露後の、第３図の熱画像形成材料の横断面を示すものである； 第４ａ図は第３ａ図と同様の様相を示すものであり、ｉＩ露後の画像形成表面に 対する粒子が示されている：第５図は本発明による熱画像形成要素の単純な態様 の横断面図である： 第６図はａｉｌ後の第５図の要素の横断面図であり、部分的に分離されているそ の画像形成層および処理層とが示されている：そして 第７図は本発明による熱画像形成要素のもう一つの好適態様を示す横断面図であ る： 第８図〜第１０図は本発明による熱画像形成要素の別の態様の横断面図である： 第１１図は本発明による材料における画像形成層中の種々の深さに対する暴露時 間と温度との関連を示すグラフである：そして 第１２図は本発明の熱要素の画像形成表面に対する温度の作用を示すグラフであ る。

１１１員及１１ 本明細書で使用されているかぎりにおいて、熱画像形成の用語は記録媒体を熱エ ネルギーの画像様分布にさらすことによる対象物体の画像の生成を含むものであ る。

画像様分布をもたらすのに特に好適な方法は１０００個（４０００〜１００００ ）の点／ｃＭのような優れた解像度を有する画像を生成するのに充分に申し分の ない照射線を提供することのできるレーザーの使用を包含する。

以下で詳細に説明するように、本発明による熱画像形成媒体における画像の形成 には、二工程が必要である。

この工程の一つは過当な熱ｓ露であり、他の一つは画像形成物質の中の！ｌ露さ れていない部分の媒体からの除去処理による潜像の処理である。このようにして 得られた画像の品質はこれら２つの変化因子間の信頼して予測できる相互間係の 関数である。

実際問題として、そして本発明による媒体の好適な暴露方法に従う場合に、利用 される熱源はレーザーである。

従って、本出願に関係して、当該媒体における潜像の形成に使用される熱源はレ ーザーであると見做されるが、本発明はレーザー画像形成用媒体にそれ自体が制 限されるものと理解されるべきではない。

実際には、レーザー！露は媒体に、好ましくは粒子状または多孔質均一層（ＩＸ 下で、着色剤／結合剤層と称する）上に配置されていると好ましい画像形成物質 と画像形成表面との間の界面で、非常にａ温度を発生させる。

この温度は４００℃のような高温であることができるが、これは非常に短時間だ け、たとえば０．１マイクロ秒の時間、得られるだけであ、る。これにより、粒 子状または多孔質の層を画像形成ウェブの表面に接着させるような高い温度が得 られる。！ｌ露された粒子層が画像形成表面に一度接看されたならば、この着色 剤／結合剤層のうちのｌ露されていない部分を画像形成表面から除去することに よって画像を形成することができる。本発明の好適態様では、これによって相補 的に「ネガ」像および「ポジ」像が得られる。

着色剤／結合剤層のうちの暴露部分が画像形成表面に結合するメカニズムおよび 非暴露部分の分離のメカニズムのモデルは経験的実験によって、各層の化学性を 最適にするための、！ｓＢおよび処理工程を補足する指針として使用することが できる。本発明の熱画像形成媒体の侵れた性能を説明する明確な理由は見い出さ れていないが、電子顕微鏡による測定は以下に示す結論を支持しているものと見 做される。

着色剤／結合剤層の画像形成表面への結合は液体の毛細管中への浸透速度に係る Ｗａｓｈｂｕｒｎの方程式により質的に模することができるものと考えられる。

一方で、粒子層、すなわち着色剤／結合剤層の孔は複数個の毛細管であると考え られる；他方で、画像形成表面はレーザーにより加熱されると、液体と同様に挙 動するものと見做すことができ、本発明で意図する種類の重合体系物質は約４０ ０℃に加熱されると、室温における水とほぼ同様の粘度になる。

Ｗａｓｈｂｕｒｎ方程式は下記のとおりである：Ｖ　＝　ａ　Ｇ　ｃｏｓθ／　 （４Ｌ　）　１１１ｖ この式において、■は半径ａの等温毛細管に入る液体の速度であり： Ｇ、Ｖ、ｉ！５よび■はそれぞれ、液体の表面張力および粘度であり、θは粒子 物質に対する液体の接触角度であり：そしてしは液体メニスカスが毛細管に沿っ て移動した距離である。Ｗａｓｈｂｕｒｎ方程式は等温系に対して誘導される。

しかしながら、本発明の媒体はレーザーによって処理されると、異温度系になる 。すなわち、その挙動の質的モデルを得るためには、追加の因子を考慮する必要 がある。

しかし、Ｗａｓｈｂｕｒｎ方程式は、本発明による画一形成系の挙動の質的説明 に有用であると考えられる。

着色剤／結合剤層はレーザー加熱の前では画像形成表面に接着しない。これは非 加熱画像形成表面の粘度が１０１４ボイス以上であるからである。一方レーザー 加熱中粘度は約０．０１ポイズ低下する。したがって、粒子層中に移動する毛細 管メニスカスの速度はレーザー加熱中に室温に比較して１６程度高くなる。

実ＷＡ局題として、大部分の液体の表面張力は温度の上昇に従い直線状で減少す るものと見做される。本発明による媒体では少なくともその着色剤／結合剤層と １ｉｊｌｌ！形成表面との間の界面で、約４００℃の温度にざらされた場合に、 生じる液化した画像形成表面の表面張力は多分、はぼゼロである。

接触角度は通常、温度の増加に従い減少するので、媒体の温度の上昇は液化した 画像形成表面と粒子層との接触角度を有意には減少させないものと見做すことが できる。

毛細管引力は接着張力、（ｔｅｎｓｉｏｎ　ｏｆ　ａｄｈｅｓｉｏｎ）Ｑ　１゜ ＣＯＳθがゼロを越えると、生じる。このことは１要である６画像形成表面の粘 度がレーザー加熱のＩｊ撃の下で低下されたならば、その接着張力が画像形成表 面が粒子状または多孔質の着色剤／結合剤層に対して毛細管引力を有するか否か を決定する。

この対立する作用はＧ・がゼロに近づきモしてＣＯＳθｖ が１に近づく温度の増加に伴なって生じるが、Ｑ接看張５　力はＧｉ、を越える ことはできず、そして６接看張力がゼロより小さい場合には、毛細管反発作用が 生じるものと一般的結論を導くことができる０本発明の媒体の接着張力が０〜５ ０ダイン１５であり、そしてその画像形成表面の粘度が０．０１ボイズ以下〜１ ｏ１４ポイズで変化する場合には、Ｗａｓｈｂｕｒｎ方程式から、粘度の巨大な 減少が接着張力よりも大きい衝撃を液化画像形成表面の粒子層への毛細管状浸透 に対して与えられるものと推論することができる。

両会形成層の中の「暴露」された部分中へのその毛細管状浸透によって画像形成 表面に潜像が形成されたならば、この画像を眼に見えるようにするための、引続 く処理が、必要である。この処理は粒子状または多孔質の着色剤／結合剤層のう ちの処理されていないか、またはレーザーにＩＩ露されていない部分を画像形成 表面から分離することを必要とする。非！ｌ露部分の除去方法は本発明の要旨に とって重要ではないが、現在、好適であるという理由で、剥離法により除去する 方払があげられる。

この剥離法は「プランジャー」アナロジイによって、質的には例示することがで きる。着色剤／結合剤層内の非暴露スポットを画像形成表面から剥離する作用を する力と着色剤／結合剤層の凝集力士基本的接着力の合計との間のバランスはス ポットの分離が生じるか生じないかを決定する。すなわち、暴露領域内の単離さ れている非ａＨスポットは、 Ｆｏ　＜Ｆｂ＋　（２Ｌ／ｒ）Ｆ’ｃ である場合には画像形成表面から分離されない（この式において、Ｆｐ、Ｆｂお よびＦＣはそれぞれに、該層を画像形成表面から剥離する作用をする力、該層を 画像形成表面に接着させる力および該層の凝集力を表わし、しは着色剤／結合剤 層の厚さであり、そしてｒはスポットの半径である）。

高解像度または写真品質を有する画像を形成する場合に、スポットの半径（ｒ） は非常に小さい。これは非常に大きい凝集力Ｌ（２Ｌ／ｒ）Ｆｃｌを生じ、小さ い非暴露スポットの画像形成表面からの分離を阻止することができる。低い凝集 力（Ｆｌおよび小さい厚さくＬ）を有する着色剤／結合剤層は凝集力が減じられ 、小さい非暴露スポットの分離を可能にする。しかしながら、低い凝集力は剥離 処理中に、明確な転移よりもむしろ粒子状層の分裂をもたらす。これは明確な［ ポジ」および「ネガ」画像の生成を妨害し、得られる画像の濃度を予想外のもの にする。従って、粒子状層の分裂を伴うことなく、高解像度の画像を得るために は、この層の凝集力が接着力または剥離力のどちらかを越えていなければならな い（Ｆｃ＞ＦｂまたはＦＣ）、Ｌ／かしながら、この層の凝集力および（または ）厚さは最終画像の所望の解像度により決定される特定の数値を越えてはならな い。

剥離力は剥離温度および剥離速度に依存する。理想的剥離速度に対するＭ選的温 度は存在するが、本発明の媒体には理想的状態により低い条件の下で満足な画像 の生成を可能にするパラメーターが提供されなければならない。

媒体のレーザーによる暴露はＦｂを増大させ、そして（または）Ｆｐを減少させ るものと信じられる。−例として、媒体の着色剤／結合剤層が熱活性化された放 出層（ｒｅｌｅａｓｅ　１ａｙｅｒ）によっておおわれている場合には、レーザ ーｌｉＨによって発生された熱はＦｐを減少させ、あるいは画像形成表面が加熱 活性化される場合には、レーザーからの熱がＦｂを増加させる。

画像形成表面用物質および着色剤／結合剤層用物質は前記の制限条件にもとすい て選択することができる。この観点で、粘度は極めて重要であるから高頻度また は短時間における温度上昇に付随する粘度の破局的低下を示す物質を選択するこ とが必要である。

指定温度における粘度の頻度依存性は、レーザーの熱が約１０　秒（１０’Ｈ２ ）の間過用されるだけであることから極めて重要である。

本発明の実施に有用であり、第１図に１０の参照番号で示されている熱画像形成 材料（以下で、媒体と称する）は基本的に、画像形成照射線に対して透過性であ る重合体系物質の、実質的に連続しているなめらかな画像形成表面１４を有する 第一ウェブ１２を有し、この画像形成表面上には、ウェブ１２の表面１４に画像 形成用の粒子状または多孔質の着色剤／結合剤層の均一で薄い層１６が均一に配 置されている。

ウェブ１２は約１〜約１０００μｍの厚さを有する一体の単位の形態で存在する ことができ、あるいは紙または別の重合体系物質のような基板に、前記の目的に 充分の厚さの均一な層として永久的にあるいは１時的に１ａ層されていることが できる。ウェブ１２の画像形成表面１４は好ましくは、一定の高められた温度範 囲内の強力な熱にさらされると、約４００℃で粘度の破局的変化、たとえば室温 における約１０１４ボイズから＾められた温度における約１０−２ボイズの劇的 変化を示す物質から形成する。さらにまた、そこに形成された画像がゆがめられ ないようにするために、ウェブ１２は好ましくは、その画像形成表面１４を液化 させるために迅速に加熱し、次いでこの表面を固化させるために、同様に迅速に 冷却させた場合にも、寸法的に安定である、すなわちどの方向にも伸張も収縮も しないものである。

ウェブ１２として適する物質はポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポ リエチレン、ポリプロピレン、スチレンと７クリロニトリルとの共重合体、ポリ ビニルクロライド、ポリカーボネートおよびピニリデンク０ライドを包含する。

現時点で、Ｅ　、１．　ｄｕ　Ｐｏｎｔ　ｄｅ　Ｎｅｉ＋ｏｕｒｓ＆ＣＯ０によ りその商品名Ｍｙｌａｒとして、あるいはＥａｓｔｖａｎ　Ｋｏｄａｋ　Ｃｏｇ ＋ｐａｎｙによりその商品名にｏｄｅｌとして販売されているようなポリエチレ ンテレフタレートが好ましい。

１１１６は画像形成表面１４上に、多孔質または粒子状のコーティングとして配 置されている画像形成物質を含有する。１１１６は好ましくは、結合剤中に分散 されている着色剤から形成することができ、この着色剤は、好ましくは画像形成 に要する高められた温度に対して実質的に不活性であり、いずれかの所望の色を 有する顔料または染料である。カーボンブラックは特に有利であることが見い出 された。好ましくは、この層は約０．０１〜１０マイクロメーターの平均径を有 する粒子１８を有プることができる。以下の説明はカーボンブラックに実質的に 限定して行なうが、グラファイト、フタロシアニン顔料およびその他の着色顔料 のような他の光学的濃度を有する物質を均等に有利に使用することができる。本 明細書に記載されているような温度にさらされた場合に、それらの光学濃度を変 える物質を使用することもできる。

結合剤は顔料粒子を擬集した塊状物にするためのマトリックスを提供し、また初 期には、顔料／結合剤層１６をその乾燥した状態で接着させて、ウェブ１２の画 像形成表面１４を形成させる役目を果す。顔料対結合剤の比率は重量にもとづき 、約４０＝１〜約１：２の範囲にあることができる。好適態様では、この比率は 約５＝１である。有利には、画像形成表面１４を層１６で均一に被覆することを 容易にするために、カーボン粒子１８は初期に、これらを好ましくは不活性の液 体中に懸濁して、懸濁状態で画像形成表面１４上全体に展延することができる。

その１．１９１６を乾燥させ、表面１４に接着させることができる。その展延特 性を改善するために、カーボンは、たとえばアンモニウムパーフルオロアルキル スルホネートなどのような表面活性剤で処理することができる。乳化剤のような 他の物質を使用または添加して、その懸濁状態の、あるいは展延された乾燥状態 のカーボンの分布の均一度を改善することができる。この層は約０．１〜約１０ マイクロメーターの範囲の厚さを有することができる。薄い方の層はこれがさら に高い解像度の画像を提供する傾向を有することから好適である。染料を使用す る場合に、これは結合剤の溶液中に可溶性であることができ、あるいはこれは不 溶性であって、結合剤中に分散されていることができる。染料の量は最終画像に 所望の濃度が得られるように選択される。

本発明で使用するのに適する結合剤の例にはゼラチン、ポリビニルアルコール、 ヒドロキシエチルセルロース、アラビアゴム、メチルセルロース、ポリビニルビ ０リドン、ポリエチルオキサゾリンおよびポリスチレンラテックスがある。

所望により、キチンおよび（または）ポリアミドのような準顕微鏡的大きざの粒 子を着色剤／結合剤層１６に加えて、最終画像に摩耗耐性を付与することができ る。

この粒子は重ＩＩ／重量にもとすき、約１：２〜約１＝２０の範囲の粒子対震固 体の僅で存在させることができる。

ポリテトラフルオロエチレン粒子は特に有用である。

熱画像形成に適合させるために、媒体はウェブ１２すなわち、画像形成表面１４ と層１６との界面または界面近くで、ＩＩＢ露源の波長のエネルギーを吸収でき なければならない。このエネルギー吸収特性はウェブ１２または層１６の材料に おいて固有であることができ、あるいは分離した熱吸収層として付与することが できる。

ウェブ１２の画像形成表面１４に画像を形成するために、画像の所望の高い解像 度に相応する微細なレーザービーム（矢印２０により図で示されている）を、着 色剤／結合剤１１１６と画像形成表面１４との間の界面に向けて、ウェブ１２を 通過させて通す。ビーム２０は図に２２で示されているレーザーから発射され、 形成しようとする画像に一致するパターンで、画像形成表面１４を横切って走査 される。ビーム２０はこの界面で吸収され、約４００℃の熱に変えられるが、画 像形成表面１４の特性によって、さらに低い温度も画像の形成に有効であること もある。当業者に認識されているように、画像様走査は画像形成表面１４を直線 状に走査させ、レーザー２２を好ましくは二元様相でｗｌａさせることによって 達成することができ、好ましくないハーフトーンプリンティングとはさして異な らない方法で非常に微細な点による画像を形成することができる。

本発明による媒体の暴露には他のレーザーを使用することもできるが、レーザー ２２は好ましくは、半導体ダイオードレーザ−またはＹＡＧ−レーザーのどちら かであり、画像形成物質１０の暴露しきい値の上限と下限との間にあるに充分の 出力を有することができるも、のである。レーザー２２は約４０〜約１０００？ ｌＬＷの範囲の出力を有することができる。本明細書で使用されている暴露しき い値の用語は、一方で、暴露を行なうのに必要な最少出力および他方で「破裂」 が生じる前の画像形成物質１０が耐えられる最大出力を意味する。さらにまた、 レーザー２２はレーザービームの焦点を正確に合せるための焦点合せ装置ｔ（図 示されていない）を具備する。

レーザーは本発明の媒体の！Ｉ露に特に適しており、これは本発明の媒体がしき い値型フィルムと言うことができるものという１図を有するからである。すなわ ち、本発明の媒体は高コントラストを有し、そして成るしきい値を越えて暴露さ れると、最大濃度を生じ、他方、このしきい値以下では濃度が全く得られないも のである。

焦点を合せたＧａｕｓｓｉａｎレーザービームの強度はビームの中心の最高から 徐々に減少している。従って、媒体がしきい値二元挙動を示すことができないか 、またはできなかった場合には、Ｇａｕｓｓｉａｎレーザービームによって描か れた点はそれらの中心からそれらの周囲の余白に向って濃度が徐々に減少して示 される。この濃度の減少比率は時には、媒体のｒガンマ」と称される。低ガンマ 媒体は軟かいまたは漸次的縁端の点を表示する。これに対して、＾ガンマ媒体は 明確な縁端を有する鋭い点を描く。

本発明による媒体は縁端がＩ！レーザービームの鋭さを獲得することができるよ うな高ガンマフィルムである。

換言すれば、描れた点は完全な暗または完全な明とのとちらかに受講させること ができ、このようにして、本発明の媒体に形成されるｍ像の濃度は暗点の領域お よび（または）数の増加に従って、この領域の濃度が増加するハーフトーン技法 によって変化させることができる。

従って、本発明の媒体を使用して、質的に写真に類似している画像を創り出すこ とができる。

前記で結論したように、焦点を合せたレーザービームは均一強度のスポットを生 じることはできないので、非常に慣用のＧａｕｓｓｉａｎビームスポットの方法 では、フィルムの成る領域がその暴露しきい値の充分に下および充分に上である ものと考えることができる。ＧａｕＳＳｉａｎビームスポットでは、その強度分 布は指数関数的減衰によって与えられる： 下している場所のビームの半径であり、そしてＩ。はｒ−〇におけるビーム強度 である。フィルムｍａｔ、きい値の強度がＩ「である場合に、描れたスポットの 領域は媒体とレーザーど−ムとの間に動きがないものとして、πｒ　−０，５π ｒ、”　Ｉｎ（Ｉ、／１ｔ）　（３１である。従って、定ｆｉｌ　Ｇａｕｓｓｉ ａｎレーザーのレーザーエネルギーは、レーザー出力使用効率を最高にすること によって得られるものとして、Ｉ　／１１−ｅ−２，７２の場合に最適に使用す ることができる： （１／Ｔ　）Ｉ　（１／Ｉ、）　＋４）ｆｏｎ。

媒体のｌ暴露しきい値の強度が１゜より大きいかまたはｌｏに等しい場合、すな わち１゜／Ｉ、＜１の場合に、スポットの領域はゼロである。すなわち、スポッ トは揚れない。しかしながら、Ｉｏ／Ｉｆ−ｅの場合に、スポットの領域は最適 値の０．５πｒ０２に等しい。従って、焦点を合せたＧａｕＳＳｉａｎレーザー ビームの中心が媒体の暴露しきい値以上である場合には、媒体上にスポットだけ を描くことができる。焦点を合せたレーザービームの場合には、一般に真実とし て、描かれたスポットの内側の点が暴露しきい強度より過剰の強度の暴露を受け るので、媒体は最小しきい値より高い強度にざらされた場合に、分解せず、破裂 せず、あるいは別様に貧弱な性能にならないことが重要である。

しかしながら、レーザー出力効率が最適より小さい場合に、描れたスポットの中 心がフィルム！Ｉｇ１シきい強度以上のｓ露強度に耐えるかぎり、優れた品質の 画像を得ることができる。

第１図に示されている媒体１０の表面１４に画像を形成する目的に対しては、ウ ェブ１２または着色剤／結合剤層のうちの少なくとも１つがレーザーの波長に対 して実質的に非吸収性であり、そのビームがその界面まで浸透することができる ものであることが必要である。この態様においては、レーザー２２のエネルギー はウェブ１２を通して向けられ、浸透する。当業者によく認識されるように、小 さいスポットにレーザーの焦点を合せる場合には、支持ウェブ１２のそして画像 形成１ｉ１４の複屈折を考慮しなければならない。スポットが小さすぎる場合、 たとえば〈５μｍである場合には、これらの要素の物質の複屈折はスポット形状 の変形ならびに解像度および感度の損失を生じさせることができる。ウェブ１２ の画像形成表面１４を液化させるために、その界面で瞬間的に必要になる熱を発 現させるために、表面１４または粒子状層１６のどちらかは熱吸収性でなければ ならず、あるいは熱吸収性物質を含有していなければならない。

−例として、この目的には、赤外線吸収層が有用であることが見い出された。し かしながら、カーボンブラックはそれ自体が優れた熱吸収性物質であるので、特 別の層を付与する必要はなく、あるいは特別の層を付与することは経済的ではな い。

画像形成表面１４と粒子状ｉ！１６との間の界面に発現された強い（約４００℃ ）そして局所的に適用された熱は表面１４の熱にさらされた部分を液化させる、 すなわちこの部分は約１０　ボイスから約１０−２ボイズへの粘度の破局的降下 を体験する。第１３図から見ることができるように、熱は極めて短ＦＲ門、好ま しくはく０．５マイクロ秒の程度の時間、適用され、約０．１マイクロメーター の深さまで、物質の液化を生じさせる（第１３図および第１４図参照）。

この低い粘度で、液化した物質はこれらが全体的に吸収されるのではなく、粒子 １８間の空隙に充分に浸透するように、層１６のカーボンブラック粒子１８に対 して毛細管作用を示す。カーボンブラック粒子１８間の空隙へのこの液化した表 面物質の制限された浸透は本発明の媒体によって達成することができる画像の細 かい解像度に対して責任があるものと信じられる。

生成しようとする画像は液化表面物質の過度の流動によってその望ましい＾い解 像度を失うので、画像形成表面１４の液化および引続く固化は時間および温度の 両方の観点で、非常に短い間隔内で生起しなければならない。

たとえば、暴露時間は＜　１　ｍ５ｅｃであることができ、また温度範囲は約り ００℃〜約１０００℃であることができる。

前記の方法で媒体を暴露した後に、感圧接着剤で被覆した表面２６を有するシー ト２４を粒子状層１６上に積重することができ、次いで矢印２８によって示され ている方式で分離または剥離することができる（第２図参照）。シート２４を分 離すると、このシートは粗引［６の中のレーザー２２の熱にさらされていない部 分１６ａを担持している。前記の方法において、レーザー２２で処理された１６ ｔで示されている部分は表面１４上に堅固に結合して残り（この部分の形状を簡 便にするために、「ネガ」画像と称することができる）、シート２４とともに分 離される部分１６ｕは相補画像またはポジ画像を形成する。鮮鋭な画像を形成す るためには、粒子１１１６は剥離シート２４および（または）ウェブ１２に対す るその接着力よりも大きい固有凝集力を有する必要がある。

ウェブ１２の表面１４上に展延されている粒子層１６は好ましくは、少なくとも 初期には、その遇然の移動を防止する方法でそこに接着させる。前記したように 、粒子層１６はマトリックスを有することができるが、粉末の形態で表面１４に 適用されたカーボンブラックはいずれの結合剤も使用することなく、熱源による 処理後の本発明の方法で、表面１４に結合することが見い出された。

未処理カーボンブラックは次いで上記態様における接着性剥離シート２４による 代りに、こすり取るかまたは洗出することにより除去することができる。

第３図の好適態様により示されているように、媒体１０ａは画像形成表面１４ａ １この表面１４ａ上に位置する多孔質または粒子状の画像形成１１１６ａ、分離 または剥離シート２４ａおよび粒子層１６ａと接触しており、剥離シート２４ａ 上に位置する放出層２４ａ　’を有するウェブ１２ａよりなる積層構造を有する ことができる。

第３ａ図において、着色剤／結合剤層を形成する粒子１１１８ａは画像形成表面 １４ａ上に位置しており、画像形成表面１４ａ中には侵入していない。この熱画 像形成媒体１０ａは前記の方法でレーザービーム２０ａによりｉｉＮすることが できる。その後、第４図に示されているように、粒子状着色剤層１６ａのうちの レーザービーム２０ａにより処理されていない部分１６ａＵを担持している剥離 シート２４ａを分離することができる。処理された部分１６ａｔは画像形成表面 １４ａに堅固に結合して、ウェブ１２ａ上に残る。第４ａ図に示されているよう に、粒子材料１８ａはここで、前記で説明した様相で、液化した表面物質着色剤 ／結合剤ｊ１１６ａとの間の毛細管的吸引の結果として画像形成表面１４ａ中に 僅かに入り込む。

特に好ましい熱画像形成媒体１０ｂは第５図に示されている。こ媒体１０ｂは好 ましくはポリエチレンテレフタレート（Ｈｙｌａｒ　）からなり、ポリスチレン またはスチレンアクリロニトリル（ＳＡＮ）からなるサブコート１２ｂ’を有す る。サブコート１２ｂ′上に、その画像形成表面１４ｂと接触して、カーボンブ ラックおよびポリビニルアルコールを含む粒子状または多孔質の着色剤／結合剤 層１６ｂが配置されている。微結晶ワックスエマルジョン（Ｈｉｃｈｅｌｍａｎ 　１６０　）からなる放出コート２４ｂ’は着色剤／結合剤層１６ｂの上に配置 する。この放出コート２４ｂ′はカルボキシル化エチレンビニルアセテートおよ びポリビニルアセテート（＾１ｒｆｌｅｘ　４１６およびＤａｒａｔａｋ　６１ 　Ｌ　）からなる剥離シート２４ｂで被覆されている。最後に、エチレン−ビニ ルアセテート（＾１ｒｆｌｅｘ　４００　）のエマルジョンで被覆されている紙 のウェア２４ｂ“を剥離シート２４ｂの上に被覆する。

この媒体１０ｂは好ましくはウェブ１２ｂを通して向けられたレーザービーム２ ｏｂ＆：ａａし、着色剤結合削屑１６ｂとウェブ１２ｂの表面１４ｔ）との間の 界面で熱を発生させる。レーザービームの効果が媒体１０ｂの積層構造体の予め 定められた場所にあてられるようにするために、ＩＲ−吸収体のような吸収性１ ｉｔ（図示されていない）をさらに付与することをかできる。

積層状媒体１０ｂのうちの数１の間の相対接着強度はａ露前には、分離がサブコ ート１２ｂ′と着色剤／結合剤層１６ｂとの間で生じ、他方、暴露後には、分離 が放出コート２４ｂ′と剥離シート２４ｂとの間で、あるいはこれらの内部で生 じるようにされている。

この１１１はいくつかの異なる利点を提供する、すなわち、 ａ）微結晶ワックス放出コート２４ｂ′は表面１４ｂに創り出された画像の摩耗 に対する効果的な保護作用を示す：ｂ）ワックス放出コート２４ｂ′はコーティ ングから水を「沸とう除去」するレーザーエネルギーの必要性を排除できる疎水 性物性を有することから、媒体の感度を改善するように見える。さらにまた、剥 離シート２４ｂにおけるｍ溶融性接着剤の使用はレーザープリンター中に１体化 されている装置による改善された自動剥離を可能にする積層構造体を提供する。

媒体１０Ｃのもう一つの態様が第６図に示されている。

この態様は着色剤／結合剤１１１６ｃで被覆されているウェブ１２ｃを有し、こ の［１１６は順に剥離シート２４Ｃで被覆されている。媒体１０ＣのＩＩはウェ ブ１２ｃを通って向けられているレーザービーム２０により達成され、ウェア１ ２Ｃを通して剥離シート２４ｃ上に与えられる好ましい方法により、着色剤／結 合剤１１６Ｃとウェブ表面１４Ｃとの間の界面に前記の様相で熱が発生される。

第７図は第６図の！！様の横断面図であり、着色剤／結合剤層１６Ｇのうちの未 Ｉ露部分を含む剥離シート２４Ｃがウェブ１２ｃおよび暴露部分１５ｃｔから分 離される様相が示されている。

第８図には剥離シート２４ｄが粒子状または多孔質の着色剤／結合剤１６ｄとは 反対側のその表面上に、たとえば紙から形成された支持１２４ｄ　’を有する、 本発明の態様が示されている。この紙支持体２４ｄ′はウェブ１２ｄの画像形成 表面１４ｄに形成された画像と相補的な反射画像を提供するのに有用であること ができる。すなわち、この反射画像は画像形成表面１４ｄに形成されたネガ画像 のポジ画像あるいはその逆のポジ画像のネガ画像であることができる。

第９図には第６図の媒体と類似しているが、剥離シート２４ｅに積層されている 接着剤面２４ｅ　’を有する媒体１０ｅが示されている。この接着剤１ｊ２４ｅ ’は好ましくは感圧接着剤から形成され、接着剤１！２４ｅと接触させて回転ド ラム（図示されていない）を使用することにより、剥離シート２４ｅを自動的に 分ｌｌＩするのに有用であることができる。

第１０図は、前記の目的で、ウェブ１２ｆと粒状着色剤／結合剤層１６ｆとの間 に挿入されている赤外部吸収１１３４を有する態様を示すものである。

数例は本発明の熱画像形成媒体を例示するものである。

例　Ｉ カーボンブラック溶液（固体含有６４３％）４．２５ｇ（これはＳｕｎ　Ｃｈｅ ｍｉｃａｌ　Ｃｏ、によりＦｌｅｘｉｖｅｒｓｅ　ＢｌａｃｋＣＦＤ−４３４３ の商品名で販売されている）：水　２１．　８４９　： ポリエチルオキサゾリン（１０％水溶液＞３．６６９（これＬｔＤｏｗ　Ｃｈｅ ｍｉｃａｌ　ＣｏによりＰＥ０Ｘの商品名で販売されている） フルオロケミカル表面活性剤（固体含有量２５％）０　、２４９　（Ｚ　しＬｔ 　３　Ｍ　Ｃｏ、ニＪ：ｔ）ＦＬＩＪＯＲＡＯＦＧ−１２０の商品名で販売され ている） からカーボンブラック溶液を：ｇｌ製し、０．１ｍ厚さのポリエチレンテレフタ レート（Ｈｙｌａｒ）ウェア上に、線巻棒により約０．７ｇ／ｍ２の乾燥液ｉｉ ｉが得られるように塗布し、次いで空気乾燥させた。この構造体を、ウェブを通 して０．１Ｊ／ｃ１１２で１マイクロ秒間、レーザービームにＩｉ！した。暴露 後（この次の工程までの猶予期間はいずれかの長さであることができる）、この 層を、ゼラチン（１５％溶液）６０．０！ｊｌ：水　２９．３９： ＦＬｔｌＯＲＡＤ表面活性剤０．７２９の溶液で上塗りし、約７ｇ／ｍ２の乾燥 層を得た。このゼラチン層に感圧接着テープを適用した。この要素から接着テー プを剥離すると、レーザー暴露領域に、ウェアの表面に堅固に結合したネガカー ボンブラック画像が残る。

例　■ 重合体系結合剤またはＦＬｔｌＯＲＡＤ表面活性剤を含有しないカーボンブラッ ク溶液を、 カーボンブラック溶液（固体含有量４５％）４．０７９（これはＳｕｎ　Ｃｈｅ ａ＋１ｃａｌ　Ｃｏ、により５ｕｎｓｐｅｒｓｅ　ＢｌａｃｋＬＨＤ−６０１８ の商品名で販売されている）水２３．９３ｇ から調整し、例工と同様にＭｙｌａｒウェブ上に約０．７ｇ／ＴｒＬ２の乾燥液 １−が得られるように塗布した。この構造体を例工と同様に、ウェブを通してＩ ｉ！し、現像した。

この例は例工で存在した重合体系結合剤および表面活性剤がａＢされたカーボン ブラックのウェア表面に対する堅固な結合に関して、不必要であることを示した 。

例　ｍ 例工からの末Ｉ！露カーボンブラック被覆ウェブを、ＷａＳエマルジョン（固体 含有１２５％）２．０（１（これはＨｉｃｈｅｌｍａｎ　Ｃｈｅｍｉｃａｌｓ、 Ｉｎｃ、によりＨｉｃｈｅｍｌｕｂｅ１６０の商品名で販売されている）： 水　７．９２９； ＦＬＩＩＯＲＡＤ表面活性剤０．０８Ｓ！よりなる溶液からの放出層で１１ｃｔ ｌＯＩｉ巻棒を用いて、約０．０４ｇ／ＴｒＬ２の乾燥層液ｉｎが得られるよう に被覆カルボキシニレコ＝４ρ拒エチレンビニルアセテート共重合体エマルジョ ン（固体含有量５２％）６０．０Ｏ９（これはＡｉｒ　Ｐｒｏｄｕｃｔｓ　ａｎ ｄ　Ｃｈｅｍｉｃａｌｓ、Ｉｎｃ、によりＡｉｒｒｌｅｘ　４１６の商品名で販 売されている）；ポリビニルアセテートエマルジョン（固体含有ｆｆ１５５％） ４０．ＯＯｇ（これは−、Ｒ，Ｇｒａｃｅ　＆　Ｃｏ、によりＤａｒａｔａｋ　 ６１　Ｌの商品名で販売されている）よりなる溶液からの剥離層で約２０３／Ｔ ｒＬ２の乾燥層液ＩＩが得られるように被覆された。このａ透体を、ウェアを通 して０．１Ｊ／ｃ１１２のレーザービームに１マイクロ秒間、！ｌ露した。剥離 層をこの要素から剥離すると、レーザーａ露領域に、ウェブ表面に堅固に結合し たネガカーボンブラック画像が残った。この剥離層はこの画像の逆画像を有した 、すなわちこれはレーザーＩＮの領域で透明であった。

例■と同様にするが、ワックスエマルジョンの代りにポリエチレン水性ＷａＳエ マルジョン（これはＳ、　Ｃ。

Ｊｏｈｎｓｏｎ　ａｎｄ　Ｓｏｎ、Ｉｎｃ、によりＪｏｎｗａｘ２６の商品名で 販売されている）を用いて、同一の濃度および被覆量でもう一つの構造体を製造 した。

ポリエチルオキサゾリンの代りに等量のポリビニルアルコールを用いて、例■の 方法によりもう一つの構造体を製造した。

Ｍｍと同様にするが、Ｈｙｌａｒ　を面ヲ先ず、２ｇ／ＴｒＬ２のスチレンアク リ０ニトリル共重合体で被覆して、もう一つの構造体を製造した。

例■ 例■の未暴露カーボンブラック被覆ウェアに約７５℃で０．１ａｍ厚さの第二の ｓｙ＋ａｒウェアを積層した。この積層構造体を、例ｍのカーボンブラック被覆 ウェブを通して、０．１Ｊ／ａ＋”のレーザービームに１マイクロ秒間、暴露し た。暴露後に、積層を剥離して、一つのネガ画像と一つのポジ画像を生成した。

このネガ画像は例ｍのウェブの表面に堅固に結合したＢ露カーボンブラックより なるものであった。ポジ画像は剥離層の表面に接着した未８６カーボンブラツク よりなるものであった。この場合に、剥離層は第二のｓｙ＋ａｒウェアの表面に 接着している。次いで剥ｖａｎを第二のＨｙｌａｒウェアから剥離すると、この 第二のＨｙ＋ａｒウェアは再度、積層および剥離に使用することができる。

例■ 積層する前に、例■の第二のＨｙ＋ａｒウェアを約５９／ＴｒＬ２の乾燥液Ｎｆ ｌＳＷｊられるように、エチレンビニルアセテート共重合体エマルジョン（固体 含有量５２％）（これはＡｉｒ　Ｐｒｏｄｕｃｔｓ　ａｎｄ　Ｃｈｅｍｉｃａｌ ｓ、Ｉｎｃ、によりＡｉｒｆｌｅｘ　４００の商品名で販売されている）よりな る接着剤溶液で被覆した。例■からの未暴露カーボンブラック被覆ウェアを約７ ０℃で、この例の接着剤コーティングが例■の剥離層と面対面で接触しているよ うにして第二のＨｙ＋ａｒウェブと積層した。この積層体を例■と同様に！ｉ露 し、そして処理した。

ｒＡ露後に、積層体を剥離すると、一つのネガ画像と一つのポジ画像が得られた 。しかしながら、この例では接着剤層が存在するので、剥離層は第二のＭｌ／ｊ ａｒウェブから分離することはできない。この例を、ｓｙ＋ａｒの代りに、紙の 第二ウェブを使用して繰返し、このウェアに透明画像の代りに、反射画像を得た 。

この例の第二ウェブを剥離した後に、ワックス放出層の融点以上の温度（約９０ ℃）に加熱した。この処理により、溶融したワックスを多孔質カーボンブラック 層中に流入させることによって、画像の耐久性が改善された。

試料を例■と同様に製造したが、この例では、上記積層をレーザービームの前の 代りに、レーザー暴露後に行なった。画像品質における差異は検出されなかった 。

例■ 例■からの未！露カーボンブラック含有ウェブの剥離層表面にポリエチルオキサ ゾリンの４０％水溶液（例工と同様）を約１０ｇ／ＴｒＬ２の乾燥被覆量が得ら れるように上塗りした。この乾燥した層を次いで、等量のポリエチルオキサゾリ ンの２０％水溶液および二酸化チタン２７．５％水溶液を含有する溶液で、約１ ０ｇ／ＴｒＬ２の乾燥被覆量が得られるように上塗りした。この構造体を次いで 、例■と同様に、！！露し、剥離して、２つの画像を生成した。第一の画像はＨ ｙｌａｒウェア表面のレーザー暴露領域に堅固に結合したネガカーボンブラック 画像であった。第二の画像は剥離層の表面に接着した未暴露カーボンブラックよ りなるポジ反射プリント画像であった。

例■ 例■からの未暴露カーボンブラック被覆ウェブに、ワックスエマルジョン（固体 含有１２５％）２．０（１（これはＨｉｃｈｅｌｉａｎ　Ｃｈｅａｉｃａｌｓｊ ｎｃ、によりＨｉｃｈｅｓｌｕｂｅの商品名で販売されている） 水　７．９２９：　お、よび ＦＬｔｌＯＲＡＤ表面活性剤０．０８９の溶液からの放出層をＮＱ１０線巻棒に より、約０．４９７７７Ｌ２の乾燥層液？ｉｌが得られるように被覆した。これ を次いで、透明接着テープ（これは３Ｍ　Ｃｏ、によりＢｏｏｋ　Ｔａｐｅ　＃ 　８４５の商品名で販売されている）に加圧積層した。積層した構造体を、カー ボンブラック被覆ウェアを通して０．１Ｊ／α２のレーザービームに１マイクロ 秒間、Ｉ露した。暴露後に、積層体を剥離し、一つのネガ画像と一つのポジ画像 とを得た。ネガ画像は例■からのウェアの表面に堅固に結合している暴露カーボ ンブラックよりなるものであった。ポジ画像は透明接着テープの表面に接着した 未暴露カーボンブラックよりなるものであった。

このポジ画像を次いでマゼンタ顔料トナー（これはｓａｇｅ　Ｃｏ、により５ｐ ｅｃｔｒａ　Ｍａｇｅｎｔａ　Ｔｏｎｅｒの商品名で販売されている）とこすり 合せると、このトナーは接着剤テープの中の未暴露カーボンブラックで被覆され ていない領域に台場した。トナー含有ポジ画像を次いで、石けん水で洗浄し、未 暴露カーボンブラックを除去すると、透明接着テープ上にネガマゼンタ画像が残 った。

結　論 本発明の媒体には、保護されるべき範囲から逸ａ１２することなく、成る種の変 更を導入することができる。

−例として、媒体の暴露感度を増すために、あるいはレーザーのエネルギーを減 じるために、媒体を予備熱処理することができ、この予備熱処理によって、媒体 を暴露することなく、着色剤／結合剤層と画像表面との間の結合を増大させるこ とができる。

さらにまた、媒体をブランケット予備加熱処理することにより、その暴露感度を 増すことができることもある。

このような処理によって、媒体のａ露しきい値に達するのに必要なレーザーに荷 せられる熱を減じることができる。

当業者にとって明白なように、本発明の媒体はレーザービームの変調を適当に制 御することにより前記の画像形成表面にポジ画像またはネガ画像のどちらかを得 るために有用である。

　０Ｆ５ ＦＩＧ　Ｉ ＦＩＧ　２ ＦＩＧ　３ ２０「５ ＦＩＧ　４ ＦＩＧ　５ ０Ｆ　５ １Ｇ９ ＦＩＧ　Ｉ○ （〕 ５０Ｆ５ ＦＩＧ　ＩＩ ＦＩＧ　１２゜ 国際調査報告 １Ｍ・−−Ｓｗ＾−１Ａｌｅ＜畦１１＋Ｎｏ、ＰＣＴ／’ＬＳ８７１０ｉ２４９ −真際調査報告

Claims (47)

【特許請求の範囲】
1. １．強い画像形成照射線に応答して画像を形成する熱画像形成要素であつて、 上記照射線に対して透過性の材料から形成されており、予め定められた高められ た温度で液化でき、流動性にすることができる画像形成表面層を有する支持体； 上記表面層の上に均一に被覆されている多孔質または粒子状の画像形成物質の層 であり、この画像形成物資が当該画像形成物質と上記表面層との間の接着強度よ りも大きい凝集強度を示すものである層； を有し、 上記層中の物質のうちの少なくとも一種は上記照射線を吸収して、これを上記画 像形成表面層の物質を液化させることができる熱エネルギーに変換するものであ り；上記表面層の物質は液化されたときに、上記画像形成物質のうちの隣接部分 中に毛細管的流動を示すものであり、これにより上記画像形成表面層が冷却され ると、上記画像形成物質の層全体が上記支持体に実質的に固定される熱画像形成 要素。
2. ２．上記支持体が約１〜約１０００μｍの厚さを有するウエブよりなる、請求項 １の熱画像形成要素。
3. ３．上記ウエブが、約４００℃の温度にさらされると、約１０ポイズから約１０ ポイズヘの粘度の劇的低下を示す表面構造を有する熱可塑性物質を含む、請求項 ２の熱画像形成要素。
4. ４．上記ウエブがポリエチレンテレフタレートからなる、請求項３の熱画像形成 要素。
5. ５．上記ウエブがポリスチレンからなる、請求項３の熱画像形成要素。
6. ６．上記ウエブがポリプロピレンからなる、請求項３の熱画像形成要素。
7. ７．上記ウエブがポリエチレンからなる、請求項３の熱画像形成要素。
8. ８．上記ウエブがスチレンとアクリロニトリルとの共重合体からなる、請求項３ の熱画像形成要素。
9. ９．上記ウエブがポリビニルクロライドからなる、請求項３の熱画像形成要素。
10. １０．上記ウエブがポリカーポネートからなる、請求項３の熱画像形成要素。
11. １１．上記ウエブがビニリデンクロライドからなる請求項３の熱画像形成要素。
12. １２．上記ウエブが紙の層を備えている、請求項３の熱画像形成要素。
13. １３．上記ウエブがポリスチレンのサプコートを備えている、請求項３の熱画像 形成要素。
14. １４．上記ウエアがスチレンアクリロニトリルのサプコートを備えている、請求 項３の熱画像形成要素。
15. １５．上記画像形成物質の層が顔料を含有する、請求項１の熱画像形成要素。
16. １６．上記画像形成物質の層が約０．１〜約１０マイクロメーターの厚さを有す る、請求項１５の熱画像形成要素。
17. １７．上記顔料が的０．０１〜約１０マイクロメーターの粒子サイズを有するカ ーボンブラツクからなる、請求項１６の熱画像形成要素。
18. １８．上記顔料がグラファイトからなる、請求項１６の熱画像形成要素。
19. １９．上記顔料がフタロシアニン顔料からなる、請求項１６の熱画像形成要素。
20. ２０．上記カーボンブラックが表面活性剤を含む、請求項１７の熱画像形成要素 。
21. ２１．上記表面活性剤がアンモニウムパーフルオロアルキルスルホネートからな る、請求項２０の熱画像形成要素。
22. ２２．上記カーボンブラックが上記画像形成物質の層を凝集させる結合剤を含む 、請求項１７の熱画像形成要素。
23. ２３．上記結合剤がポリエチルオキサゾリンである、請求項２２の熱画像形成要 素。
24. ２４．上記結合剤がゼラチンである、請求項２２の熱画像形成要素。
25. ２５．上記結合剤がポリビニルアルコールである、請求項２２の熱画像形成要素 。
26. ２６．上記結合剤がアラビアゴムである、請求項２２の熱画像形成要素。
27. ２７．上記結合剤がメチルセルロースである、請求項２２の熱画像形成要素。
28. ２８．上記結合剤がポリビニルピロリドンである、請求項２２の熱画像形成要素 。
29. ２９．上記結合剤がポリスチレンラテックスである、請求項２２の熱画像形成要 素。
30. ３０．上記画像形成物質の層がポリテトラフルオロエチレンを含有する、請求項 １６の熱画像形成要素。
31. ３１．ポリテトラフルオロエチレン対顔料の比率が重量により約１：２〜約１： ２０である、請求項３０の熱画像形成層。
32. ３２．上記画像形成物質の層がキチンを含有する、請求項１６の熱画像形成要素 。
33. ３３．上記画像形成物質の層がポリアミドを含有する、請求項１６の熱画像形成 要素。
34. ３４．上記結合剤が上記顔料に対する重量にもとづいて、約４０：１〜約１：２ の比率で存在する、請求項２２の熱画像形成要素。
35. ３５．上記比率が約５：１である、請求項３４の熱画像形成要素。
36. ３６．熱画像形成物質の層の支持体とは反対側のその表面上に、剥離性シートを さらに有する、請求項１の熱画像形成要素。
37. ３７．上記剥離性シートが感圧接着剤で被覆された表面を有する重合体系シート からなる、請求項３６の熱画像形成要素。
38. ３８．上記剥離性シートがカルボキシル化工チレンビニルアセテートからなる、 請求項３６の熱画像形成要素。
39. ３９．上記剥離性シートがポリビニルアセテートからなる、請求項３６の熱画像 形成要素。
40. ４０．上記剥離性シートがカルボキシル化工チレンビニルアセテートとポリビニ ルアセテートとの共重合体からなる、請求項３６の熱画像形成要素。
41. ４１．上記剥離性シートがエチレンビニルアセテートで複覆されている紙よりな る、請求項３６の熱画像形成要素。
42. ４２．上記剥離性シートと上記画像形成物質の層との間に付与されている、上記 画像形成物質の層の摩耗耐性を増大させるためのコーティングをさらに有する、 請求項３６の熱画像形成要素。
43. ４３．上記コーティングが微結晶ワックスからなる、請求項４２の熱画像形成要 素。
44. ４４．上記剥離性シートがその熱可塑性コーティングとは反対側の表面上に保護 シートを有する、請求項３７の熱画像形成要素。
45. ４５．上記保護シートが紙からなる、請求項４４の熱画像形成要素。
46. ４６．上記剥離性シートが二酸化チタンの層からなる、請求項４４の熱画像形成 要素。
47. ４７．ＩＲ−吸収層をさらに有する、請求項１の熱画像形成要素。