JPH0246314Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［考案の目的］ 本考案は、シート状に成形された乾燥食品及び
チーズを交互に積層した多層チーズに関する。

従来から、チーズをこれと異なる食品で挟みサ
ンドイツチ状にしたもの（実開昭57−117993号公
報及び特公昭48−2336号公報）が知られている
が、これらは、チーズが中間の単一層を形成した
単純なものであつて、全体としてもシート状の形
状の域を出ないためこれを加工する場合も単に細
断してさきイカ状にしたり、あるいは板状体のま
までロール状に巻いて他の食品を包んだりするよ
うな利用しかなく、又そしやく感や味覚の変化も
乏しいものであつた。

本考案は、シート状のチーズと乾燥食品とを交
互に積み重ねて積層密着させることにより、サン
ドイツチ状のチーズ食品よりも味覚、形態及びそ
しやく感に優れたチーズを提供するものである。

［考案の構成］ 以下、本考案の構成を図に示した実施例に基づ
いて説明する。第１図はシート状のチーズ１がシ
ート状の乾燥食品２と交互に積みかさねられてチ
ーズが３層、そして乾燥食品２が４層の計７層か
らなり、略立方体かつ一口大の大きさを有する本
願考案多層チーズの斜視図である。ここでチーズ
は常法により製造される加工チーズ、その他一般
のチーズであり、シート状に成形されたものであ
れば良い。またシート状の乾燥食品は特に限定さ
れるものではなく、チーズとの味覚上及び食感を
考慮して種々のものを採用し得るが、海苔、魚肉
練肉、卵及び調味料を混練しシート状に成形し、
乾燥したものが特に望ましい。そして、この乾燥
食品の各層の種類を変えるかまたは同種のもので
も天然色素などを用いて色彩を変えるなどして外
観に変化を与えることもできる。本願考案の多層
チーズは略立方体かつ一口大の大きさであるた
め、形体としては上下及び左右の方向性がなくな
るので、これらを多数個まとめて１つの製品とす
れば、層の方向が縦方向にもみることができるの
で外観の美しさと一口大による食べ易さをもたら
すことになる。

また、最下層及び最上層はラツピングフイルム
との剥離のし易さや指先に持つた時の粘着感を考
慮して乾燥食品とする。そして、層の数は少なく
とも５層以上即ちチーズ２層及び乾燥食品３層が
必要である。

［考案の効果］ 本考案は、以上の構成を有しているので、従来
の単一層のチーズが挟まれたサンドイツチ用の製
品と異なり、形態、味覚及びそしやく感において
バラエテイに富み、外観の美しさをも賦与した製
品を提供し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案多層チーズの斜視図である。 符号の説明、１：シート状チーズ、２：シート
状乾燥食品。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 乾燥シート状食品とシート状チーズを交互に
   ５層以上積層させ、かつ最下層及び最上層が乾
   燥シート状食品であつて、一口大の大きさと略
   立方体の形状を有することを特徴とする多層チ
   ーズ。 (2) 乾燥シート状食品が海苔、魚肉練肉、卵及び
   調味料などを混練し、シート状に形成され乾燥
   されたものであることを特徴とする実用新案登
   録請求の範囲第１項に記載の多層チーズ。