JPS61199767A - サキイカ風練製品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、シート状（平板状）に形成、乾燥された魚肉
、畜肉、大豆蛋白、小麦蛋白等（以下魚肉等と称する）
を主原料とする練製品をセキイカ風に加工して、市販に
供するために開発した新規な練製品に関するものである
。

〈従来の技術〉 魚肉等の練製品は、一般に蒲鉾（かまぼこ）、竹輪（ち
くわ）、ハンペン、肉だんご等の形体に加工して水分の
多い製品として食用に供されている。

最近になって、乾燥食品等のインスタント食品、例えば
インスタントうどん、インスタントラーメン等の具にす
るために、練製品を乾燥製品にすることがなされ、前記
蒲鉾、竹輪等の乾燥製品も市販されている・ また、魚肉等の練製品をベースにして、天然の蟹又は海
老の姿１部分身姿に加工された商品も市販されているが
、本発明の目的とするサキイカ風練製品は未だ商品とし
て見当らないところである。

〈発明が解決しようとする問題点〉 周知のとおり、魚肉等練製品は一般に表面平滑な、むし
ろ光沢を有する形態のものであり、そのまま、たとえ紐
状に成形したとしても、サキイカとはおよそ似つかない
表面状態のものとなる。

本発明は、サキイカの繊維状毛羽立ち状態を現出させる
加工法につき種々検討を加えた結果、次に示す手法でも
ってその開発に成功し、安価なサキイカ風練製品を市販
に供することとなった。

く問題点を解決するための手段〉 その方法は、魚肉、畜肉、大豆蛋白、小麦蛋白等を主原
料とする練製品シートの片面もしくは両面に切込みを入
れ、紐状に裁断してサキイカ風の練製品とするのである
。

練製品シートは混線機中で原料を混練した後、加熱変性
ロール上へスリットから押し出され１次いで、急速加熱
装置で変性を完了させる。この工程は一軸延伸下で行な
うので、シー１−中の原料が配向して以後の裁断時の毛
羽立ちを良好にする。

練製品シートの片面もしくは両面の切込みは、その方向
を上記シートの配向方向と合致させるので、引き裂き時
の毛羽立ちを更に助長させるのである。

く作用〉 上記の方法であると、イカでない安価な魚肉等を原料と
して、表面が毛羽立ったサキイカ風の食゛　　品ができ
る。

〈実施例〉 以下、具体的な実施例によって本発明をより詳細に説明
する。

第１図は本発明の製造工程の実施例を示すフローシート
であり、第２図（ａ）は練製品シート（１）を。

同（ｂ）は薄片切込み線（２）の状態を、同（ｅ）は紐
状切断線（３）の状態を示し、　同（ｄ）は練製品シー
ト（１）が引き裂かれて紐状練製品（５）となる中間過
程の状態を示し、同（ｅ）はサキイカ風練製品（６）を
示す部分斜視図である。

練製品シート（１）は、タラすり身、蛋白、澱粉、糖類
、塩、調味料、イカエキス等を原料とする練製品で、厚
さ約３ｍｍ、大きさ約１００　Ｘ　４５０ｍ＋、水分３
０〜３５％のものである。なお、厚みがこれ以上の場合
には、予め３＋＋ｎ程度にしておくと、サキイカの形状
にし易い。

この練製品シート（１）へ、第２図（ｂ）で示すように
幅約０．３ｍの間隔で深さ２〜２．５閣の切断すること
のない薄片切込み線（２）を片面より入れて、サキイカ
特有の表面が毛羽立った形状を造り易くしている。この
ことにより、以後の工程で得られた製品が見た目や舌触
りもサキイカと変ることがなくなるのである。

本実施例では、片面のみに前記薄片切込み線（２）を設
けているが、前記練製品シート（１）を切断することか
ないように両面に設けてもよい。

次に、幅約３ｍで紐状に裁断するのであるが、その方法
は第２図（Ｃ）のように、　両面から交互に切断してし
まうことのないよう←紐状切断線（３）（３）を設けて
、第２図（ｄ）で示しているように、前記紐状切断線（
３）に沿って引き裂く。　この時、紐状切断線（３）に
対してほぼ直角の張力を与えると、引裂部（４）を形成
しながら前記練製品シート（１）は引き裂かれて紐状練
製品（５）となるのである。

その後に、紐状練製品（５）へ、糖類、塩、アルコール
、ミリン、香辛料、イカエキス等を振り掛けて調味して
常温下で２時間はど嬰如しでおく。

こうして、味、匂いもサキイカ風のものにする。

更に、これを整形した後、温度４０℃で１５分間はど乾
燥して水分２５％前後にするとサキイカ風の形状及び両
店えのあるサキイカ風練製品（６）になるのである。

練製品シートの原料は前述の実施例のものに限定するも
のではなく、畜肉、魚肉、大豆蛋白、小麦蛋白等を主原
料とする通常のものが使用できる。

なお、畜肉を用いる場合には前記調味料等のほかにつな
ぎ剤を使用するとよい。

以上のようにして、従来、蒲鉾、竹輪等にされていた原
料が、今までにない新規なサキイカ風練製品になるので
ある。

〈発明の効果〉 高価にもかかわらず珍味として人気のあるサキイカに比
べて１本発明のサキイカ風棟製品は、安価でありながら
風味や舌触り、味等がサキイカに劣らないので、広く愛
食されることとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の製造工程の実施例を示すフローシート
であり、第２図（ａ）は練製品シート（１）を、同（ｂ
）は薄片切込み線（２）の状態を、同（ｃ）は紐状切断
線（３）の状態を示し、同（（１）は練製品シート（１
）が引き裂かれて紐状練製品（５）となる中間過程の状
態を示し、同（ｅ）はサキイカ風練製品（６）を示す部
分斜視図である。 （１）練製品シート　　　　（２）薄片切込み線（３）
紐状切断線　　　　（４）引裂部（５）紐状練製品　　
　　（６）サキイカ風練製品以上 出願人　　カモ井食品工業株式会社 代理人　　弁理士　　森　　廣三部 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　魚肉、畜肉、大豆蛋白、小麦蛋白等を主原料とする
   練製品シートの片面もしくは両面に切込みを入れ、紐状
   に裁断してなることを特徴とするサキイカ風練製品。