JPS6322874Y2 - - Google Patents

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JPS6322874Y2
JPS6322874Y2 JP1982180610U JP18061082U JPS6322874Y2 JP S6322874 Y2 JPS6322874 Y2 JP S6322874Y2 JP 1982180610 U JP1982180610 U JP 1982180610U JP 18061082 U JP18061082 U JP 18061082U JP S6322874 Y2 JPS6322874 Y2 JP S6322874Y2
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JP
Japan
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chikuwa
squid
pattern
mold
meat
Prior art date
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JP1982180610U
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JPS5987287U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は新規な松笠模様のついたいか焼き竹輪
に関するものである。
いかは日本近海において大量に捕獲され、古く
から種々の形態で食用に供されている。例えば、
胴部、脚部を小さく切断してさしみ、すし、すの
もの等生のまま食べたり、そのまま調味料ととも
に煮たり或はゆでたりするほか、たれをつけて照
焼にして食べることも多い。
ところでいかの胴部はその筋肉がしつかりして
いて煮たり、ゆでたり、焼いたりしても噛み切り
にいくので、加熱処理前に胴部表面に包丁で斜め
格子の包丁目を入れてからゆでたり焼いたりする
と、肉質の加熱変性をともなう収縮の部分的差異
により、包丁目をいれた切り目が拡がり一見松笠
風の模様が形成される。
このような調理法を一般にいかの松笠造りと称
するが、いかの胴部を松笠造りにするとのつぺり
した外観が立体構造となるため外観が著しく良く
なるばかりでなく、筋肉に包丁目がはいつている
ので噛み切り易く又調味料の浸透が良く、味や風
味が良くなる。
一方、竹輪乃至焼き竹輪も古くから常用されて
いる食品の一つであり、通常魚肉すり身に食塩や
デンプン等を混ぜて練つてつくられた魚肉練肉を
串にぬいつけて焼いてつくられていた。このよう
な竹輪はあまり改良も加えられず平凡なものであ
り商品価値も低いものであつた。
従つて本考案者はかかる竹輪を改良していか風
の外観、風味を有する新しい興趣あるそして商品
価値の高い食品を提供することを目的として種々
試験を重ねて本考案に到達したものである。
かくて、本考案はいかのカツト肉を含む魚肉練
肉からなり、その表面に斜め格子状に切れ目を入
れ、焼いて松笠風の模様を形成せしめたことを特
徴とするいか焼き竹輪を提供するものである。
本考案のいか焼き竹輪をまずその製法について
説明すれば、いかを開いて内臓、くちばし等の不
可食部分を除いたいかの胴部又は脚部に適当な温
度で酵素を作用させ次いで蒸煮し、剥皮してから
チヨツパーにかけ5mm程度の大きさのカツト肉と
する。一方スケソウダラ等の冷凍すり身をカツタ
ー中で荒ずりし、次に食塩、調味料、デンプン等
および要すれば水を添加して練りあげた後前記の
いかカツト肉を添加して均一に混合する。本考案
では上記原料をほぼ次のような割合で混合するの
が好ましい。
魚肉すり身 50〜70% いかカツト肉 5〜30% デンプン 3〜7% 食 塩 1.5〜2.5% 調味料等 若 干 水 0〜30% 練り上つた後ポンプを経て成型機で一定量づつ
ステンレス串等の金属串体に巻きつける。その後
たとえば後述の如き金型上に回転させてその表面
に斜め格子状の切れ目をつける。このとき金型の
表面に水を霧吹きして肉が金型に付着するのを防
止するよう注意する。切り目を表面につけた後は
約35℃で約20分間放置して坐りを行なつた後直火
式の焼炉で常法どおり表面をきつね色に焼上げ串
をぬいて製品とする。特に後述の如き金型の刃で
竹輪の切れ目を入れて焼くと、単に従来のように
網目状の焼模様をつける場合と異なり、焼いた後
で斜め格子状の切れ目が断面V字型に拡がり、そ
の切れ目内部乃至谷部は焼かれず表面部だけがき
つね色に焼かれる。
第1図a,bはこのようにしてつくられた本考
案に係るいか焼き竹輪の斜視図と断面図でありそ
の表面には全面的に斜方向に斜め格子状の切れ目
1がつけられ、この切れ目1が断面V字型に拡
大、形成され表面だけがきつね色に焼かれて焼模
様2となり、両者相俟つて開いた松笠風の模様が
形成されている。そしてこの竹輪内部には練肉部
3内に多数のいかのカツト肉片4が散在、含有さ
れている。
このように本考案に係る焼き竹輪においてはそ
の表面に斜め格子状の切れ目を入れ、焼いてつく
られるので切れ目は焼かれず白色をなし、表面だ
けがきつね色に焼かれるのでコントラストが良く
立体感が強調されるのでかくして形成された松笠
風の模様は前述したいかの松笠造りを連想させる
好ましい外観を与え、食欲をそそるのである。
しかもいかのカツト肉片が固まりのまゝ練肉中
に混在しているので食するときいかの食感、風味
を増すことができるとともに、魚肉練肉のみのと
きは崩れ易い表面の松笠風の模様を崩さずに良好
に保持させることができるのであり、更に切れ目
の存在により噛み切り易く食べるのが容易であ
る。
かくして本考案に係るいか焼き竹輪は従来の加
熱焼具により焼き付けた焼模様と異なり白ときつ
ね色の如き焼色模様が逆に立体感が強調されいか
の外観、食感及び風味を与え、しかもその外観を
良好に保持しうるものであり、焼き竹輪に高い商
品価値をもたらし誠に興趣ある新しい食品を提供
するものである。
第2図は金属串体に巻きつけられた練肉よりな
る竹輪生地の表面に斜め格子状の切れ目をつける
ための前記金型の配置位置を示すものであり、こ
の図には成型機10により金属串体5に一定量づ
つ巻きつけられた多数の竹輪生地11,11が示
されている。この竹輪生地11は金属串体により
自転しながら順次搬送されて坐り工程に達するよ
うになつているが、この竹輪生地11の搬送ライ
ンの傾斜部に金型12が臨み、竹輪生地11の表
面に斜め格子状の切り目をつけるようになつてい
る。
第3図a,bには前述した金型12の詳細が示
されている。金型12は竹輪生地11の長さより
十分長い幅を有する長方形状の本体13を有し、
この本体13の裏面中央にはねじ軸14が突設さ
れている。このねじ軸14は取付固定板15に穿
設された開孔16を挿通しており、このねじ軸1
4に螺合された一対のナツト17,18により前
記取付固定板15を挾持することにより金型12
は取付固定板15に固定される。なお、両ナツト
17,18のねじ軸14上の位置を変えることに
より本体13および取付固定板15間の間隔を調
節することができる。さらに、前記本体13の裏
面の4隅には、前記ねじ軸14より小径のねじ軸
14a,14a…が突設され、各ねじ軸14aに
は前記取付固定板15を挾持するように一対のナ
ツト17a,18aが螺合し、本体13の高さお
よび向きを微調整するようになつている。
前記金型12の本体13に対する竹輪生地11
の搬送方向は第3図bに矢印で示す方向である
が、この本体13の表面には、竹輪生地11の搬
送方向に間隔を隔てて一対の切れ目形成刃群1
9,20が連設されている。各刃群19,20
は、竹輪生地11の搬送方向に対しそれぞれ例え
ば45度の角度をなす複数の刃21,21,22,
22…が等間隔に平行配置されてなるものであ
り、両刃群19,20における刃21,22の向
きは直交するようになつており、両刃群19,2
0の刃21,22は相互に連らなつている。な
お、各刃群19,20の竹輪生地11の搬送方向
長さは、それぞれ竹輪生地11が1回転するだけ
の長さとされている。
第2図に戻つて、竹輪生地11を介して金型1
2の本体13の表面に対向するようにブラシの内
側から水が射出するようになつているブラシ23
が配設されており、この水ブラシ23により成型
時に竹輪端部からはみ出した余分な練肉が除去さ
れるようになつている。また、金型12の近傍に
はノズル24が金型12の表面に対し水を噴射し
得るように配設されている。
このような構成によれば、竹輪生地11が金型
12の本体13の各刃群19,20に圧接してそ
れぞれ1回転することにより、各刃群19,20
の刃21,22が竹輪生地11の表面に複数の切
れ目を形成し、しかも刃21,22は相互に直交
しているので、切れ目は斜め格子状になる。ま
た、竹輪生地11が金型12を通過する際にはノ
ズル24から金型12の本体13に向けて水が霧
状に噴射されているので、練肉が刃21,22に
残存し、後から送られてくる竹輪に付着するおそ
れはない。
なお、このように斜め格子状の切れ目を形成さ
れた竹輪生地11Aは坐りを行なつた後、焼上げ
られる。
最後に本考案のいか焼き竹輪の製法の一例を挙
げる。
(実施例) ムラサキイカの内臓、からすとんび等を除去
し、別々に外した胴部と脚部を50℃前後に加温し
ながら市販のプロテアーゼ、デスキンC(大和化
成製)を0.1%添加し、3分間撹拌して剥皮後、
100℃で5分間蒸煮し、チヨツパーで5mm程度に
切断したイカのカツト肉をつくる。
次に冷凍すり身60部をカツターで荒練りした後
に食塩2部、バレイシヨデンプン4部、調味料、
保存料各若干と水20部を加えて練りあげる。次に
前記の処理を行つたイカのカツト肉12部を添加し
イカ肉がこわれないで均一に混在する様に1〜2
分間練る。練りあがつたイカのカツト肉を含む練
肉を送肉ポンプで竹輪成型機に送り、竹輪成型機
でステンレス串に巻きつける。串に巻きついた練
肉からなる竹輪生地は串がラセンコンベアーで回
転しながら前進するにつれ回転しながら坐り工程
にはいるが、その初期段階で松笠模様をつけるた
めの金型〔第3図a,b〕の上を2回転すること
により竹輪生地の表面に斜め格子状の切れ込みが
できる。約35℃で20分間の坐り工程を経た後は常
法により連続焼機で表面を黄金色に焼上げた後串
を外して松笠模様のついたいか焼竹輪を得る。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案に係るいか焼き竹輪の斜視
図、第1図bは第1図aの縦断面図、第2図は第
1図a,bのいか焼き竹輪の製造装置の要部を示
す概略側面図、第3図aは第2図の金型の側面
図、第3図bは第3図aの平面図である。 1……切れ目、2……焼模様、4……いかのカ
ツト肉、12……金型、21,22……刃。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. いかのカツト肉を含む魚肉練肉からなり、その
    表面に斜め格子状に切れ目を入れ、焼いて表面に
    松笠風の模様を形成せしめたことを特徴とする、
    松笠模様のついたいか焼き竹輪。
JP1982180610U 1982-12-01 1982-12-01 松笠模様のついたいか焼き竹輪 Granted JPS5987287U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982180610U JPS5987287U (ja) 1982-12-01 1982-12-01 松笠模様のついたいか焼き竹輪

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982180610U JPS5987287U (ja) 1982-12-01 1982-12-01 松笠模様のついたいか焼き竹輪

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Publication Number Publication Date
JPS5987287U JPS5987287U (ja) 1984-06-13
JPS6322874Y2 true JPS6322874Y2 (ja) 1988-06-22

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ID=30391569

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1982180610U Granted JPS5987287U (ja) 1982-12-01 1982-12-01 松笠模様のついたいか焼き竹輪

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4591976B2 (ja) * 1997-12-30 2010-12-01 日本水産株式会社 もとに戻る凍結乾燥魚介類ストリング練製品の製造方法およびその製品

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5632072U (ja) * 1979-08-16 1981-03-28

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