JPH05292931A - うなぎの朴葉蒸し及びその製造法 - Google Patents

うなぎの朴葉蒸し及びその製造法

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JPH05292931A
JPH05292931A JP4099686A JP9968692A JPH05292931A JP H05292931 A JPH05292931 A JP H05292931A JP 4099686 A JP4099686 A JP 4099686A JP 9968692 A JP9968692 A JP 9968692A JP H05292931 A JPH05292931 A JP H05292931A
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JP
Japan
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eel
rice
steamed
leaf
mangolia
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JP4099686A
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English (en)
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Kohei Yamashita
浩平 山下
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BAIRIN KK
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BAIRIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、長時間保存しても、ご飯の腐敗を
防止でき、携帯に便利で食べ易く、特有の風味があり、
使用時、温かくておいしいうなぎの朴葉蒸しと製造方法
を提供することを目的としたものである。 【構成】 本発明のうなぎ朴葉蒸し1は、ご飯2を用
い、うなぎのかば焼き3等の具17を内蔵した飯体5
を、朴葉6により包み、いぐさ7で結わえてなる包装飯
体9を、零下50℃で急速に冷凍したものである。した
がって、ご飯2が腐敗せずに長時間、保存が可能とな
り、かつ朴葉6で包み、いぐさ7で結えたことにより、
朴葉6特有の色と香りがあり、独特のうなぎの朴葉蒸し
1が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、うなぎの朴葉蒸しに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、うなぎとご飯を組み合わせて用い
た食物として、例えば、うなぎどんぶり、うなぎのおに
ぎりが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、うなぎ
どんぶりにおいては、用いるたれにはうなぎの油分やエ
キスが含まれている。
【0004】ところが、うなぎの油分、エキスが含まれ
ているたれが、ご飯にしみ込むと、うなぎの油分、エキ
スは、動物性の脂肪,蛋白質等からなっているので、短
時間のうちに、腐敗しやすく、また、どんぶり物である
ため携帯用の食品として不向きなものであった。
【0005】そして、うなぎどんぶりのたれが、しみ込
んだご飯を用いて、おにぎりをつくると、前記のよう
に、動物性の脂肪,蛋白質によって短時間で腐敗してし
まう。特に、おにぎりをつくるとき、動物性の脂肪,蛋
白質が空気にさらされたり、手にふれることにより、腐
敗菌が付着して、一層腐敗しやすくなってしまうという
難点があり、このため、携帯用の食品、たとえば、おに
ぎりとしては、適しないし、しかも、長時間、保存でき
ないという問題があった。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、うなぎのかば焼き等の具を内蔵し
た飯体を、朴葉で包み、いぐさで結わえ、零下50℃に
冷凍したことにより、長時間の保存、形態ができ、食べ
易く、特有の香りと風味があるうなぎの朴葉蒸しと製造
法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうなぎの朴葉蒸しは、もち米とうるち米を
合わせたご飯を用いてうなぎのかば焼き等の具を内蔵し
た飯体を朴葉により包み、いぐさで結えてなる包装飯体
を、零下50℃で急速に冷凍したものである。
【0008】そして、うなぎの朴葉蒸しの製造法は、も
ち米とうるち米を合わせた米を、等量の水を加えて炊き
上げ、蒸し器により15分蒸した後、たれであえること
によりご飯を作り、次にご飯を型ぬきに3分の1入れ、
ごぼう、うなぎのかば焼きをのせ、たれをかけ、さんし
ょうをふりかけ、ついで、ご飯を型ぬきに3分の1の
せ、押し出し、適合した大きさに切り、個別に朴葉で包
み、いぐさで結わえ、零下50℃で急速に冷凍したもの
である。
【0009】
【作用】上記のように構成されたうなぎの朴葉蒸しにお
いては、うなぎのかば焼き等の具を内蔵した飯体を、包
み込んだ朴葉を、外側からいぐさで結わえ、零下50℃
で急速に冷凍することによりうなぎの朴葉蒸しが得られ
る。
【0010】そして、型ぬきを用いて形成した具入り飯
の塊を、適合した大きさに切り、朴葉で包み、いぐさに
より結わえ、零下50℃で急速に冷凍したことにより、
長時間、腐敗せずに保存でき、かつ、特有の風味を有し
たうなぎの朴葉蒸しを製造できる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の一実施例について図に基づ
いて説明する。図1に、本発明の一実施例のうなぎの朴
葉蒸しを示す斜視図、図2は同飯体の包装部材を示す説
明図、(a)は包装部材の朴葉を示す説明図、(b)は
同いぐさを示す説明図、図3は同開いたうなぎを示す斜
視図、図4は同うなぎを切って並べ、串打ちした状態を
示す斜視図、図5は同具入り飯の塊の製造過程を示す説
明図、図6は同具入り飯を用いて包装飯体をつくる過程
を示す斜視図である。
【0012】図において1はうなぎの朴葉蒸しで、この
うなぎの朴葉蒸し1は、ご飯2を用いて、うなぎのかば
焼き3、味付けしたごぼう4等(以下具17という)を
内蔵した飯体5を、朴の葉(以下「朴葉」という。)6
により包み、いぐさ7で結わえてなる包装飯体9を、図
示されない冷凍装置により零下50℃で急速に冷凍した
ものであり、たれに含まれているうなぎの油分やエキス
が動物性の脂肪,蛋白質からなっているのであるが、短
時間にご飯2が腐敗することなく、長時間の保存でき、
携帯し易く、食事時、食べる分だけの包装飯体9のいぐ
さ7をほどき、朴葉6を開いて蒸したのち、熱いうちに
食べると、朴葉6からの特有の香りと風味があり、蒸し
たことにより、温かくておいしいうなぎのかば焼き,ご
ぼう等をご飯とともに食べることができる。
【0013】つぎに、本発明のうなぎの朴葉蒸しの製造
法の一実施例について説明する。
【0014】あらかじめ、うなぎのかば焼き、味付けし
たごぼう、図示されない、たれ,さんしょうを一晩水に
つけて、湯で沸騰し、水にさらし、ざるにあけ、布巾で
ふいた朴葉6及びいぐさ7を準備しておく。
【0015】うなぎのかば焼き3の作り方等について説
明する。
【0016】1)おろし方 うなぎ10の頭から尾にかけて、手早く背開きにし、内
蔵を取り除き、中骨を取り、頭を切り落とし、向こう側
の肩骨を包丁の先で頭のほうに向かってそぎ取り、尾は
切り落とさず、切り目を入れて、尾を持ち、引っ張りな
がら、刃先を背びれの方に返して引き、開いた身を向こ
うから手前へ折り重ね、尾の方から腹びれを引き、二つ
に切断する。
【0017】2)串打ち まな板11の上に皮目12を下にして、頭側の身13を
手前、尾側の身14を向こうに並べ、皮と身の間の、少
し身よりのところを竹の串1ケですくいながら、縫うよ
うにして縫い串を打ち、4〜5本の串15を、3cm間隔
に打ち、串先16は少し出しておき、打ち終ってから、
串15を少し回し、身を左右に引っ張って形をととのえ
る。
【0018】3)白焼き 皮目12から先に焼き、炭火で、熱が均等にまわるよう
に、図示されないうちわであおぎながら、焦がしすぎな
いように注意して焼き、皮目12に軽く焦げ目がついた
ら、裏返して身のほうを焼き、身の方は、ふっくらとし
て、きつね色位の色がつくまで、うちわであおぎながら
焼く。
【0019】蒸気を吹き上げた蒸し器(図示せず)に、
焼いた皮目12のほうを下にして、きれいに並べ、強火
で15〜20分蒸す。
【0020】4)かば焼き 蒸し上がったうなぎを、しょうゆ,みりん,少量の酒か
らなるたれに、つけこんで2〜3回炭火で焼く。
【0021】また、ごぼうの味付けについては、たわし
で洗って、どろを落とし、横に8cm位、縦に厚さ3〜4
mm位の大きさにそれぞれ切り、鍋にごぼうを入れて、ひ
たひたになる位の水を入れ、ぬかをおわん一杯入れて、
火にかけて、あくぬきをし、ざるにあけて、水につけ、
ぬかを洗いおとして、鍋に入れて再度煮て、沸騰したら
もう一度あけ、かつお節,こんぶの2番だしを用いて鍋
にごぼうを入れて煮る。このだしの量はひたひたよりも
少しすくなめとし、だしが煮つまったら、うなだれを入
れて、煮からめる。
【0022】次に、一実施例のうなぎ朴葉蒸し1の製造
過程について、詳細に説明する。
【0023】うなぎの朴葉蒸しの製造時、まず、もち米
2250cc,うるし米2250ccを合わせた米を、
水4450ccとともに、かまに入れて、25〜30分
炊き、炊き上がってから15分蒸したのち、おけにあけ
て、うなぎのたれであえたご飯2をつくる。
【0024】図5の(a)に示したように台板20上に
型ぬき18をのせる。(b)この型ぬき18の本体18
aにご飯2を3分の1入れて、うなぎのかば焼き3をの
せ、うなぎのたれをかけ、さんしょうを少量ふり、ごぼ
うを並べ、さらに、ご飯を3分の1のせる。(c)型押
し19を用いて、本体18a上部のご飯2を平らにす
る。(d)つぎに、枠体18bを、台板20にのせ、具
入り飯の塊8が入った本体18aを反転して、枠体18
b上に載置し、型押し19の凸部19aで、本体18a
内の具入り飯の塊8の上面を押す。(e)本体18a内
の具入り飯の塊8が台板20上に落下する。
【0025】そして、図6に示したように、一本の具入
り飯の塊8を、たとえば10個に切った各飯体5を、包
装部材である朴葉6で包み、いぐさ7により結わえてな
る包装飯体9を、冷凍装置で零下50℃で急速に冷凍し
てうなぎの朴葉蒸し1が製造される。
【0026】上述の一実施例のうなぎ朴葉蒸し1は、う
なぎのかば焼き等の具17を内蔵した飯体2を朴葉6,
いぐさ7を用いて包装し、−50℃で急速冷凍したた
め、ご飯2が長時間普通少なくとも一か月保存でき、携
帯に便利で、特有の香り、風味がある。
【0027】
【発明の効果】本発明は、上述したように、以下に記載
されるような効果を奏する。ご飯を用いて、うなぎのか
ば焼き等の具を内蔵した飯体を、朴葉により包み、いぐ
さを結えてなる包装飯体としたことにより、携帯に便利
で、食べ易く、特有の香りと風味があり、また、包装飯
体を零下50℃で冷凍したため、飯が腐敗せず、長時
間、保存できるうなぎの朴葉蒸しを提供できる。
【0028】そして、もち米とうるち米を合わせて、等
量の水を加え、炊き上がってから蒸したのち、うなぎの
たれをあえたご飯を、型ぬきに3分の1入れ、うなぎの
かば焼きとごぼうを並べ、つぎに、ご飯を3分の1の
せ、型押した具入り飯の塊を、適合した大きさに切り、
朴葉で包み、いぐさで結えた包装飯体を、冷凍手段によ
り冷凍したので、長時間の保存しても、ご飯の腐敗を防
止でき、使用時に解凍して蒸すことにより温かくておい
しいうなぎの朴葉蒸しを食べることとができるようにな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のうなぎの朴葉蒸しを示す
斜視図
【図2】 同飯体の包装部材を示す説明図
【図3】 同開いたうなぎを示す斜視図
【図4】 同うなぎを切って並べ、串打ちした状態を示
す斜視図
【図5】 同具入り飯の塊をつくる過程を示す説明図
【図6】 同具入り飯の塊を用いて包装飯体をつくる過
程を示す斜視図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 もち米とうるち米を混ぜたご飯を用い
    て、うなぎのかば焼き等の具を内蔵した飯体を、朴葉で
    包み、いぐさにより結わえてなる包装飯体を、零下50
    ℃に急速冷凍したうなぎの朴葉蒸し。
  2. 【請求項2】 もち米にうるち米を合わせて、等量の水
    を加えて炊き、15分蒸したのち、うなぎのたれであえ
    たご飯を、型ぬきに入れた上に、うなぎのかば焼きをの
    せ、たれをかけたのち、さんしょうをふりかけ、味付け
    したごぼうを並べ、さらに、ご飯を型ぬきにのせて押し
    出し、適合した大きさに切り、湯で煮沸し、水にさらし
    た朴葉で包み、いぐさにより結わえて、冷凍手段により
    零下50℃に急速に冷凍したことを特徴とするうなぎの
    朴葉蒸しの製造法。
JP4099686A 1992-04-20 1992-04-20 うなぎの朴葉蒸し及びその製造法 Pending JPH05292931A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100684400B1 (ko) * 2005-06-24 2007-02-22 박재환 식사대용간편식 및 그 제조방법
JP2012055228A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Sumi Kikaku:Kk 鯛焼き様焼成ライス成形品

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59167162A (ja) * 1983-03-11 1984-09-20 Mitsubishi Electric Corp 擬似誤り検出器
JPS6198450A (ja) * 1984-10-16 1986-05-16 エヌ・ベー・フイリツプス・フルーイランペンフアブリケン データ処理装置

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