JP4814069B2 - ハンバーグの製造方法 - Google Patents
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Description
ハンバーグ生地として、以下の表1の配合生地を使用した。すなわち、挽肉中の脂肪分(赤身の肉)の占める割合は、中具42.2%(57.8%)、外具36.5%(63.5%)であり、赤身の配合量は、外具43.7%、中具32.9%である生地を使用した。中具と外具を均一に混練・成形したハンバーグを試験区A(一層)とし、包餡式成型機を使用して中具70gを外具70gで包み込むように成形したハンバーグを試験区B(二層)とした。また、成形したハンバーグを未加熱のまま凍結させたハンバーグを、それぞれ試験区A−1及び試験区B−1とし、成形したハンバーグを鉄板コンベア式のプレート式焼成機(BPR型、アサヒ装設社製)を使用して、80秒間強い火力で加熱して、上面(片面)に焦げ目をつけ、更に反転して80秒間弱い火力で加熱し、反対面には軽く焼き目をつけ、表層部全面が加熱され、かつ中具が未加熱のまま、−35℃で40分間急冷凍したハンバーグを、それぞれ試験区A−2及び試験区B−2とし、この表面焼成処理の前に、成形したハンバーグをシャワーフライヤーで加熱した食用油を140℃、47秒間シャワーフライし、表層部全面が加熱され、かつ中具が未加熱のまま、−35℃で40分間急冷凍したハンバーグを、それぞれ試験区A−3及び試験区B−3とし、以下これら製法の違いによる歩留りを段階的に測定し、比較検討した。
・試験区A−1:一層の生地を成型した後、凍結。
・試験区A−2:一層の生地を表層部両面鉄板焼成したのち、凍結。
・試験区A−3:一層の生地をシャワーフライ後、表層部両面鉄板焼成したのち、凍結。・試験区B−1:二層の生地を成型した後、凍結。
・試験区B−2:二層の生地を表層部両面鉄板焼成したのち、凍結。
・試験区B−3:二層の生地をシャワーフライ後、表層部両面鉄板焼成したのち、凍結。
5mm目のチョッパーで挽いた牛赤身(脂肪値約35%)18重量部、5mm目のチョッパーで挽いた豚肉(脂肪値約35%)14重量部、5mm目のチョッパーで挽いた牛脂25重量部、スチームブランチング後凍結させた5mm角にダイスカットしたタマネギ20重量部、パン粉5.7重量部、卵白4.8重量部、水8.4重量部、結着補強剤(エーザイ社製「パティーナ」)0.2重量部、こんにゃくペースト1重量部の他、砂糖等の各種調味料等を加えて8分間混合して中具50kgを調製した。一方、5mm目のチョッパーで挽いた牛赤身(脂肪値約35%)32重量部、5mm目のチョッパーで挽いた豚肉(脂肪値約35%)27重量部、5mm目のチョッパーで挽いた牛脂9.7重量部、5mm角にダイスカットした生タマネギ14.5重量部、パン粉5.7重量部、卵白4.8重量部、水2.95重量部、結着補強剤(エーザイ社製「パティーナ」)0.25重量部の他、砂糖等の各種調味料等を加えて、15分間よく混合し、外具50kgを調製した。上記ハンバーグ生地における挽肉中の脂肪分(赤身の肉)の占める割合は、中具63.5%(36.5%)、外具44.2%(55.8%)であり、赤身の配合量は、外具38.3%、中具20.8%であった。
挽肉として、3mm目のチョッパーで挽いた牛赤身、3mm目のチョッパーで挽いた豚肉、3mm目のチョッパーで挽いた牛脂を用いる以外は、実施例2と同様の方法で本発明のハンバーグを調製した。
実施例2及び実施例3で得られたハンバーグを解凍後、電子レンジ(500W)で中心温度約80℃まで加熱し、加熱後のハンバーグを半分にカットし、内部の状態をそれぞれ観察した。結果をそれぞれ図2及び図3に示す。図2及び図3に示されるように、スープの溜まる局在化した空隙は存在せず、スープは全体に均一に分散していることが確認された。また、実施例2及び実施例3で得られたハンバーグ各2個を解凍後、それぞれフライパンに載せ、水100ccを入れて、フタをして加熱させ沸騰してから約13分蒸し焼きにし、フタを開けて残りの水気を飛ばし、加熱後のハンバーグを半分にカットし、内部の状態をそれぞれ観察した。結果をそれぞれ図4及び図5に示す。図4及び図5に示されるように、スープの溜まる局在化した空隙は明確には存在せず、スープは全体に均一に分散していることが確認された。なお、実施例3で得られた加熱調理前のハンバーグを半分にカットし、内部の状態を観察した結果を図6に示す。
5mm目のチョッパーで挽いた牛赤身(脂肪値約35%)15.7重量部、5mm目のチョッパーで挽いた豚肉(脂肪値約35%)14.7重量部、5mm目のチョッパーで挽いた牛脂26.5重量部、スチームブランチング後凍結させた5mm角にダイスカットしたタマネギ19.6重量部、パン粉5.9重量部、卵白4.9重量部、水9.8重量部、結着補強剤(エーザイ社製「パティーナ」)0.1重量部、こんにゃくペースト1重量部の他、砂糖等の各種調味料等を加えて8分間混合して中具50kgを調製した。一方、5mm目のチョッパーで挽いた牛赤身(脂肪値約35%)27.3重量部、5mm目のチョッパーで挽いた豚肉(脂肪値約35%)25.4重量部、5mm目のチョッパーで挽いた牛脂11.7重量部、5mm角にダイスカットした生タマネギ16.6重量部、パン粉5.9重量部、卵白4.3重量部、水4.4重量部、結着補強剤(エーザイ社製「パティーナ」)0.2重量部の他、砂糖等の各種調味料等を加えて、15分間よく混合し、外具50kgを調製した。上記ハンバーグ生地における挽肉中の脂肪分(赤身の肉)の占める割合は、中具65.3%(34.7%)、外具46.8%(53.2%)であり、赤身の配合量は、外具38.3%、中具20.8%であった。
赤身の肉として5mm目のチョッパーで挽いた牛赤身20重量部、多脂肪の肉として5mm目のチョッパーで挽いた豚肉15重量部及び牛脂25重量部、5mmにきざんだ冷凍タマネギ20重量部、パン粉6重量部、卵白5重量部、水8重量部の他、砂糖等の各種調味料等を加えて混合し、中具65gを得た。一方、赤身の肉として3mm目のチョッパーで挽いた牛赤身32.5重量部、多脂肪の肉として3mm目のチョッパーで挽いた豚肉28重量部及び牛脂10重量部、5mmにきざんだ生タマネギ15重量部、パン粉6重量部、卵白4.4重量部、水2重量部、砂糖等の各種調味料等を加えて、よく混合し(7分間)、外具65gを得た。上記ハンバーグ生地における挽肉中の脂肪分(赤身の肉)の占める割合は、中具62.1%(37.9%)、外具44.2%(55.8%)であり、赤身の配合量は、外具39.3%、中具22.7%であった。
3mm目のチョッパーで挽いた牛赤身8.5重量部、鶏親正肉10重量部、及び牛脂3.5重量部を、続いて3mm目のチョッパーで挽いた牛脂8重量部、多脂肪の豚肉20重量部、ソテーしたタマネギ13重量部、生タマネギ10重量部、食塩0.3重量部、及びお湯1.55重量部を加えて5分間混合した。続いて、牛赤身7.0重量部、豚脂5.0重量部、粒状大豆たん白3.3重量部、液卵白4.4重量部、パン粉7.0重量部及びを加えて2分間混合した。最後に、砂糖等の各種調味料を加えて3分間混合し、小判型に成形し、急冷凍したハンバーグを比較(従来)品とした。
Claims (10)
- 挽肉及びタマネギを含む中具を、挽肉及びタマネギを含む外具で包み込むように成形し、少なくとも中具は生の状態を保つ条件下でシャワーフライヤーによりシャワーフライした後、両面に焼き目を施こすことにより表層部全面を加熱した後、冷凍するハンバーグの製造方法であって、外具における挽肉よりも脂肪の配合比率を多くした挽肉を前記中具における挽肉として用い、中具よりも赤身の肉の配合比率を多くし、かつ中具における挽肉よりも赤身の肉の配合比率を多くした挽肉を前記外具における挽肉として用いることを特徴とするハンバーグの製造方法。
- 中具の挽肉として3.0〜5.0mm目に挽いた挽肉を用い、外具の挽肉として2.5〜3.5mm目に挽いた挽肉を用いることを特徴とする請求項1に記載のハンバーグの製造方法。
- 中具における挽肉の脂肪分の配合比率を40〜80重量%としたことを特徴とする請求項1又は2記載のハンバーグの製造方法。
- 外具における挽肉の配合量を40〜85重量%とし、かつ挽肉中の赤身の配合量を40〜70重量%としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のハンバーグの製造方法。
- 中具におけるタマネギとして、スチームブランチング後凍結させたタマネギの裁断物を用い、外具におけるタマネギとして、生タマネギ又はソテータマネギの混練物を用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のハンバーグの製造方法。
- 中具及び外具に、カルシウム製剤を主成分とする結着補強剤を添加することを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載のハンバーグの製造方法。
- 上面に強い焼き目をつけることを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載のハンバーグの製造方法。
- 請求項1〜7のいずれか記載の製造方法により得られるハンバーグ。
- 請求項8記載のハンバーグを凍結状態で又は解凍した後、電子レンジを用いて加熱することを特徴とするハンバーグの調理方法。
- 請求項8記載のハンバーグを凍結状態で又は解凍した後、蒸し焼きにし、ソースをかけて加熱することを特徴とするハンバーグの調理方法。
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