JP3021158U - かまぼこ - Google Patents

かまぼこ

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JP3021158U
JP3021158U JP1995008869U JP886995U JP3021158U JP 3021158 U JP3021158 U JP 3021158U JP 1995008869 U JP1995008869 U JP 1995008869U JP 886995 U JP886995 U JP 886995U JP 3021158 U JP3021158 U JP 3021158U
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steamed
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Inventor
重和 本吉
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滑川蒲鉾株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 菓子のように手軽に食することができ、ま
た、製造については、簡単な手法により装飾が施され、
蒸煮によりその独特の風味において足の強い食感が得ら
れるかまぼこを提供する。 【解決手段】 魚肉の摺身、食塩、澱粉等を材料とし、
菓子風ないし煎餅風に薄く形成し、蒸煮してから、又
は、蒸煮前にゲル化を起こさせてから、その表面のほゞ
全面に亘って焼印により焦げ目の装飾模様を表した。 【効果】 薄く形成されているため、包丁等で切る必要
がなく、菓子のように手軽に食することができ、製造に
ついては、簡単な手法により装飾が施されるので、美味
しく見せる体裁を得る上において安価となる。また、蒸
煮によりその独特の風味において足の強い食感が得られ
るため、普段の食事のおかずとして食欲がそそられるこ
とはもとより、特に、おやつやスナック食、酒の肴に非
常に適しており、さらに、少なくとも一面が焼き面とな
り、それだけ日持ちが良くなるだけでなく、香ばしさも
加わり食味も良くなる等の優れた効果がある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、魚肉の練り製品としてのかまぼこに関する。
【0002】
【従来の技術】
魚肉に2〜3%の食塩を加えてよく擦り潰すと、魚肉中の塩溶性蛋白質が溶解 し、粘性の強い肉糊ができる。この肉糊を加熱すると弾力を有するゲルに変わる 。このゲル化したものが練り製品であり、これを形態や製法で分類したなかにか まぼこがある。ゲル化のための加熱の手段についてかまぼこを分類すると、蒸し かまぼこ、焼きかまぼこ、湯煮かまぼこ、揚げかまぼこ等がある。また、かまぼ こは、日本各地で独特の形に発達した。この形態や加熱の手段については、例え ば次の通りである。
【0003】 白板かまぼこ:板に摺身を付けて30分程蒸し上げたもの(関東地方、特に小 田原が名産)。 笹かまぼこ:摺身を笹の形をした形枠に詰め、型抜きして焼き上げたもの(仙 台の名産)。 昆布巻きかまぼこ:昆布に摺身を付けて巻き、蒸したかまぼこ(富山の名産) 。 厚焼きとダテ巻き:摺身に卵黄を混ぜて焼いた一種のかまぼこで、四角い型 に入れて焼いたものを厚焼き、少し薄めのものをぐるぐる巻いたのがダテ巻きと 呼ばれている。いずれも少し甘味を付け、ふわふわしたカステラ状に焼いてある 。関東地方ではダテ巻きが、関西地方では厚焼きや梅の形に焼いた梅焼きが多い 。さらに、薄くせんべい状に焼いたものもある。 細工かまぼこ:宴会料理や引出物に使う飾りを施したかまぼこ。地方により色 々の種類があり、殊に富山県では盛んである。 一つ物:型に詰めて、タイや亀等の形に成形し、それに装飾を施したかまぼこ 。富山県等の北陸地方に多い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来のかまぼこは、各地で独特の形と食味に発達し、それぞれの 地方で名産となり食文化を形成しているものであるが、形が分厚かったり太かっ たりするために、品位を保って食するときには、包丁等の刃物で切る必要があり 、菓子のようにそのまま手軽に食し得ないという問題があった。
【0005】 名産としての特徴については、使用する材料としての魚の種類等に多少の違い があっても、むしろ外観、或いは加熱の態様における違いによるものであって、 一般的にはシンプルな形状や色彩であるが、一つ物のように装飾を施すには職人 技が必要で、非常に手数が掛かる。また、急速に高温に加熱した場合、かまぼこ としての足が強くなり、歯ざわりが良くなるが、従来の製品では分厚いために急 速な加熱ができなかった。また、薄くせんべい状にしたものがあるが、加熱手段 として焼き上げているために、熱のとおりが悪く、歯ざわりの良いものが得られ なかった。
【0006】 この考案は、上記のような実情に鑑みて、菓子のように手軽に食することがで き、また、製造については、簡単な手法により装飾が施され、蒸煮によりその独 特の風味において足の強い食感が得られるかまぼこを提供することを目的とした 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するためのこの考案によるかまぼこは、魚肉の摺身、食塩、 澱粉等を材料とし、菓子風ないし煎餅風に薄く形成し、蒸煮してから、又は、蒸 煮前にゲル化を起こさせてから、その表面のほゞ全面に亘って焼印により焦げ目 の装飾模様を表したことを特徴とする。
【0008】 この場合、材料として卵を混入し、蒸し上げをスポンジ状とすることもある。
【0009】
【作 用】 かまぼこを上記のように薄く形成したから、蒸煮の際に熱のとおりが良く、瞬 間的に加熱されるために、かまぼことしての足が強く、歯ざわりの良いごりごり した食味となる。また、体裁を高めるために職人技の細工を施すことなく、極簡 単な焼印により装飾模様を表すため、製造が容易である。さらに、焼印が少なく とも表面のほゞ全面であるため、日持ちが良くなり、香ばしさも得られる。
【0010】
【実施例】
次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 かまぼこ1の形状については、直径が8cm〜9cm程度の円形であって、厚 みを10mm程度とした。この程度の厚みであると、蒸し上げる場合に、急速に 加熱されるために、足が強くなり歯ざわりの良い風味となる。この点で厚みが問 題であって、4mm〜12mm程度の厚みが好ましい。また、円形に限定される ことがなく、三角形や八角形、楕円形等の形状、或いは魚等の象形であっても良 い。
【0012】 材料については、スケソウダラの摺身を使用し、それに食塩の他、澱粉、ミリ ン、調味料、甘味料、保存料、炭酸塩、油脂、糖類、乳製品、香料等を加えた。 これを良く練り合わせてから円形の煎餅状に丸め、蒸し上げによりゲル化させて から、その上に刻印により焼印2を施した。そして、プラスチックフィルム3に より真空包装し、再度加熱により殺菌し製品とした。
【0013】 他の製造方法については、丸めてからしばらく時間を置いて座らせ(ゲル化さ せ)、次に焼印2を施してから蒸煮しても良い。そうすれば、さらにかまぼこと しての足が強くなる。この場合、ゲル化の程度によっては、装飾模様として凹凸 の刻印を施すことができる。
【0014】 焼印2は、この場合、丸印5の中に立山連邦7を描き、その中に二羽の雷鳥9 ,9を表した絵模様であって、これにより富山の名産であることの表示がなされ ている。この他に、図3や図4に示すように、漁獲が富山湾等に限られるほたる いかを表すことにより、富山県の中でも滑川や魚津地方の名産として表示するこ とができる。
【0015】 材料については、上記の実施例に限定されるものではなく、一般的にかまぼこ として使用される魚類その他の材料を使用し、風味を様々に変えることができる 。例えば全卵を混入した場合には、やゝスポンジ状となるので、少し柔らかな菓 子風となる。また、餡を包み込むことにより和菓子風にすることもできる。この ように、菓子風にした場合には、おやつとして特に適している。
【0016】 酒の肴に特に適するように珍味とするには、ウニ、カズノコ、タラコ、クラゲ 、蒸しアワビ、チーズ、ハム等を混ぜる。また、このようにすれば、栄養価もさ らに高まることになり、御飯のおかずにも良い。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案のかまぼこによれば、薄く形成されているため 、包丁等で切る必要がなく、菓子のように手軽に食することができ、製造につい ては、簡単な手法により装飾が施されるので、美味しく見せる体裁を得る上にお いて安価となる。また、蒸煮によりその独特の風味において足の強い食感が得ら れるため、普段の食事のおかずとして食欲がそそられることはもとより、特に、 おやつやスナック食、酒の肴に非常に適しており、さらに、少なくとも一面が焼 き面となり、それだけ日持ちが良くなるだけでなく、香ばしさも加わり食味も良 くなる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示すかまぼこの斜視図である。
【図2】図1のA−A線矢視の縦断面図である。
【図3】他の実施例を示すかまぼこの平面図である。
【図4】さらに他の実施例を示すかまぼこの平面図であ
る。
【符号の説明】
1 かまぼこ 2 焼印

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚肉の摺身、食塩、澱粉等を材料とし、
    菓子風ないし煎餅風に薄く形成し、蒸煮してから、又は
    蒸煮前にゲル化を起こさせてから、その表面のほゞ全面
    に亘って焼印により焦げ目の装飾模様を表したことを特
    徴とするかまぼこ。
  2. 【請求項2】 材料として卵を混入し、蒸し上げをスポ
    ンジ状としたことを特徴とする請求項1記載のかまぼ
    こ。
JP1995008869U 1995-07-31 1995-07-31 かまぼこ Expired - Lifetime JP3021158U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014076032A (ja) * 2012-10-09 2014-05-01 Toshifumi Ando いかめし風包皮食品及びその製法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014076032A (ja) * 2012-10-09 2014-05-01 Toshifumi Ando いかめし風包皮食品及びその製法

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