JPS5927759Y2 - 加工もち - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は日本古来からの米加工食品として著名なもちに
、ヨーロッパにおける加工乳製品として知られているチ
ーズを加味してなる加工もちに関する。

焼くことにより即食するに適した状態となり手軽な食料
品として、また保存食品として優れた機能を有するもち
は、その調理方法にあっては、むそうに、あるいはきな
こ、さらには海苔を附ける等古来よりの調理方法、ある
いは油であげて督かき風にする等の方法が用いられてい
るにすぎない従って、乳製品が発達し、洋風の味を好む
人が増々増加している現在、特に若年層にあっては米を
主体としてなるもち等をきらい、パン食を好みこれにチ
ーズ・バター等の乳製品をはさむ等した調理方法が軽重
れている。

しかしながら、もちそのものにあっては、パン等と異な
る独特の風味、歯ざわり、味があり、その調理方法如何
によってはパン等には発揮できない優れた食品であるこ
とはいうまでもない。

本考案にあっては、日本独特の風味を有するもちに、ヨ
ーロッパの伝統的な乳製品であるチーズを独特な構成に
て加味することにより、若年層にも好１れ、かつチーズ
嫌いの人にあっても食しやすく、さらには調理方法も簡
単で迅速に調理でき、受験生の夜食として、あるいは酒
のつ１みとしても従来にない独特な風味を有し、栄養価
にも優れた加工もちを提供することを目的とする。

本考案の構成は、チーズを包入してなるもち、該もち周
面に卵液等の液体を介して附着されてなるパン粉等の衣
とからなることを特徴とする加工もちに関するものであ
り、これを図面に示す一実施例に基づき説明すれば次の
如くである。

図面は本考案の加工もちの概略断面を示し、図中１はチ
ーズであり、本実施例にあっては、良質のナチュラルチ
ーズが用いられている。

２はこのチーズ１を包入するもちであり、やわらかな状
態にて、自動的に若しくは手作業にてチーズ１を包みこ
むものである。

３は卵液等の液体であり、もち局面に塗液される。

この液体は衣が附着しやすくするためのものであり、単
に水でもよいが、より一層の風味を増すためには卵液が
最も理想的である。

４はパン粉等の衣であり、卵液を介してもち周面に附着
するものである。

このような構成からなる本考案の加工もちの調理方法に
あっては、中温の油で上下をかえしながらあげるか、あ
るいはフライパンに油をひき中温にて上下をかえしなが
ら焼きあげることにより極めて短時間にもちはやわらか
くなり、即時に食するに適した状態となる。

次にこの加工もちに醤油あるいはマヨネーズ、ケチャツ
プ、タルタルソース等好みの調味料をつけて食するもの
である。

本考案の加工もちにあっては、前述した如き独特の構成
にかかることから、もちの日本的な風味とチーズのもつ
ヨーロッパ的風味がマツチし、かつ衣が有する香ばしさ
とあいまって、従来、もち、チーズの何れもが出し得な
かった風味豊かで栄養価の高い食料品を提供できるもの
である。

すなわち、単にもちの上にチーズを乗せて食べる手段と
は異なり、本考案にあってはチーズはもちに包捷れてい
ることから、とけて最高においしい状態になった時でも
外に溶は出してし昔うことなく、昔たパン粉等の衣の風
味とマツチした状態で、パン等では味わうことのできな
い独特の味を提供することができるものである。

尚、本考案にあってはチーズの他にミートソース、ピザ
ソース等を包入することも可能である。

しかして本考案によれば、独特な味、風味を有するばか
りか、簡単かつ迅速に調理できることから、受験生の夜
食、子供のおやつ、あるいは酒のつ筐み及び主食、副食
材として、昔たチーズ嫌いな八等にとって好適な食品と
して用いることができるものである。

オた、通常もちにあっては、ある期間経過するとカビが
生えてし捷うが、本考案にあってはその構成から常温で
半年間位はカビが生えず、保存性にあっても従来のもち
にない優れた効果を発揮し、必要に応じていつでも食す
ることができる等、幾多の有用な効果を発揮するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の加工もちの一実施例を示す概略断面図で
ある。 １・・・・・・チーズ、２・・・・・・もち、３・・・
・・・液体、４・・・・・・衣。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. チーズを包入してなるもち、該もち周面に卵液等の液体
   を介して附着されてなるパン粉等の衣とからなることを
   特徴とする加工もち。