JP3021599U

JP3021599U - フアーストフード風米飯

Info

Publication number: JP3021599U
Application number: JP1995009380U
Authority: JP
Inventors: 昭子金剛
Original assignee: 昭子金剛
Priority date: 1995-08-11
Filing date: 1995-08-11
Publication date: 1996-02-27
Anticipated expiration: 2001-08-11

Abstract

(57)【要約】【課題】屋外でも手掴みして食べられるフアーストフー
ド風米飯を提供する。【解決手段】チヤーハンやチキンライス、赤飯、山菜お
こわ、五目飯、ちらし寿司、その他の味付けした調理米
飯（１３）を、シユー皮（１１）の中空内部に詰め込ん
だ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は屋外でも手掴みして食べられるフアーストフード風米飯に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、フアーストフードとしてはハンバーガーが周知であり、これではパンの間にハンバーグやチーズ、野菜などを挟み、ソースやケチヤツプなどによって味付けしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、このような従来品の場合若者を初め、特に洋食を好む人の嗜好品にはなり得ても、和風を好む人や老人などには不向きであり、未だ食生活の多様性に対応することができない。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案はこのような課題を改善するために、フアーストフード風米飯としてチヤーハンやチキンライス、赤飯、山菜おこわ、五目飯、ちらし寿司、その他の味付けした調理米飯を、シユー皮の中空内部に詰め込んだことを特徴とするものである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、図面に基いて本考案の構成を具体的に説明すると、その本考案のフアーストフード風米飯を作るに当っては、例えば下記材料とその混合比率に基いて、シユー皮（１１）を焼き上げる。

【０００６】バター１００ｇ塩少量水１００ｍｌ薄力粉１２０ｇ牛乳１００ｍｌ卵５〜６個グラニュー糖４ｇ

【０００７】上記数値はシユー皮（１１）の１８個分に相当するが、常法に従って焼き上げ完成したシユー皮（１１）は、その１個づつ内部の中空状態に膨軟化するため、これにその後割り溝（１２）を切り込むか、又は最中菓子の形態に２分割しておく。

【０００８】他方、上記シユー皮（１１）に詰め込む具材として、別にチキンライスやチヤーハン、赤飯、山菜おこわ、五目飯、ちらし寿司、その他の各種味付けした調理米飯（１３）を用意する。その一例として、チキンライスの材料とその混合比率を示すと、下記の通りである。

【０００９】米１００ｇグリーンピース１０ｇバター２０ｇケチヤツプ２０ｇ鶏肉４０ｇ玉葱３０ｇ

【００１０】上記数値はチキンライスの１食分であって、シユー皮（１１）の２個分に相当するが、このような常法に基いて味付けした調理米飯（１３）を、上記シユー皮（１１）の１個分づつに詰め込むことにより、本考案のフアーストフード風米飯として仕上げ販売するのである。

【００１１】その場合、割り溝（１２）の切り込みにとどまるシユー皮（１１）を開いて、その一方向から適当な用具により、上記調理米飯（１３）を詰め込む方法のほか、予じめシユー皮（１１）を完全な分離状態に２分割して、その一対により挟む如く、上記調理米飯（１３）を被包させても良い。

【００１２】何れにしても、シユー皮（１１）はその内部の中空状態に仕上がるため、これによって調理米飯（１３）が被包状態に保形されることとなり、そのバラバラに洩れ出し落下するおそれがない。従来のハンバーガーなどと同様に、屋外へ支障なく携帯して手掴みすることができ、その和風の調理米飯（１３）と洋風のシユー皮（１１）とが効果的に調和した性状として、和風嗜好の老人などにも飽きることなく賞味させ得るのである。

【００１３】念のために言えば、シユー皮（１１）に代るパン生地やパイ生地を採用すると、これらは内部の中空状態に焼き上がらないので、上記調理米飯（１３）を詰め込むことができない。それだからと言って、調理米飯（１３）をサンドイツチ状態に挟んだとしても、その調理米飯（１３）がバラバラに洩れ出し落下することとなり、殊更パイ生地の場合には、そのパイ生地も剥皮する如く、バラ落ちするので、非常に食べ難い問題もある。

【００１４】又、パン生地やパイ生地を焼く前の柔軟な状態において、これらにより調理米飯（１３）を包み込んでから焼き上げることも考えられるが、そうすると一旦作り上がっている調理米飯（１３）が、爾後的に変質したり、味が低下したりする問題を生ずる。従って、本考案のようにシユー皮（１１）の採用が製造上、商品としての味並びに保形上、最も効果的である。

【００１５】

【考案の効果】

以上のように、本考案はフアーストフード風米飯として、チヤーハンやチキンライス、赤飯、山菜おこわ、五目飯、ちらし寿司、その他の味付けした調理米飯（１３）を、シユー皮（１１）の中空内部に詰め込んで成るため、特に和風嗜好の人や老人などにとって、従来の洋風フアーストフードであるハンバーガーなどと同様に、屋外でも手掴み賞味することができ、食生活の多様性に対応し得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】シユー皮の仕上がり状態を示す断面図である。

【図２】そのシユー皮に対する調理米飯の詰め込み状態
を示す断面図である。

【符号の説明】

（１１）・シユー皮（１３）・調理米飯

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】チヤーハンやチキンライス、赤飯、山菜お
こわ、五目飯、ちらし寿司、その他の味付けした調理米
飯（１３）を、シユー皮（１１）の中空内部に詰め込ん
で成るフアーストフード風米飯。
【請求項２】調理米飯（１３）との別個に作ったシユー
皮（１１）を２分割して、その一対により調理米飯（１
３）を被包状態に挟んで成る請求項１記載のフアースト
フード風米飯。