JPH05153920A - おにぎりおよびその製造方法 - Google Patents

おにぎりおよびその製造方法

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JPH05153920A
JPH05153920A JP3317896A JP31789691A JPH05153920A JP H05153920 A JPH05153920 A JP H05153920A JP 3317896 A JP3317896 A JP 3317896A JP 31789691 A JP31789691 A JP 31789691A JP H05153920 A JPH05153920 A JP H05153920A
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JP
Japan
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rice
sheet
rice ball
cooked
cooked rice
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Pending
Application number
JP3317896A
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English (en)
Inventor
Hideyasu Ito
伊東英安
Norihiko Kajitani
梶谷徳彦
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ASAKURA SHOTEN KK
OSAKA KAGAKU GOKIN KK
Original Assignee
ASAKURA SHOTEN KK
OSAKA KAGAKU GOKIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大量にかつ均一に製造することができ、食べ
始めから食べ終りまで惣菜を味わうことができ、しかも
惣菜を食べこぼすことのないおにぎりを提供する。 【構成】 可食性フィルムでシート化された食品具材2
を、米飯層1の間に少なくとも1枚配して積層化したこ
とを特徴とするおにぎり。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はおにぎりに関し、さらに
詳しくは可食性フィルムでシート化された例えばかつお
節、ウメ等の食品具材を、米飯層の間に配したことを特
徴とするおにぎりおよびその製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】おにぎりは、家庭食卓用、給食用、食
堂、レストラン、スナック、各種パーティ、ホテル等の
室内食、機内食、船内食、車内食やお弁当等の戸外食に
供される代表的な米飯食品であり、気軽に食することが
できる点で、近年においてコンビニエンスストア等で人
気商品となっている。従来知られているおにぎりとして
は、次の4種類に大別される。
【0003】米飯と他の具材を混練した赤飯、かやく
ご飯、五目飯等を成形したおにぎり。 海苔、玉子焼き、かんぴょう、シート食品(例えば
(株)朝倉商店製「粋名のり」、「おいしーと」等)等
のシート状食品具材でおにぎりの外側を巻いたり、包ん
だり、結んだりしたおにぎり。 おにぎりの側面や頂部にてんぷらや惣菜をトッピング
として包んだり、結びつけたおにぎり。 米飯の中に梅干し等の惣菜を包み込んだおにぎり。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年におけるおにぎり
の需要増大に応じ、低コストでおにぎりを供給するため
には、大量に生産する必要がある。ところが、上記の
おにぎりでは米飯の中に惣菜を注入する作業を機械化す
るのは困難であり、従って人手に頼って手づかみで挿入
せざるを得なかった。
【0005】また、のおにぎりを大量に生産する場
合、まず米飯を三角形等に成形し、惣菜をトッピングす
る工程を経て、包装する必要がある。しかし、用いられ
る惣菜としては、梅干し、鮭、かつお節、塩こんぶ、た
らこ等の魚卵、海苔の佃煮等多種類に及び、その形状、
重量もまちまちであり、機械により定量的にトッピング
するのは難しく、結局スプーンですくって成形した米飯
の側面にトッピングしなければならない。
【0006】従って、従来のおにぎりを大量生産するに
は、惣菜の挿入工程やトッピング工程において人手に頼
らざるを得ないため、作業性が悪く、熟練した技術者を
要する点で、大量生産上の障害となっていた。
【0007】さらに、消費者から見ると、、のおに
ぎりでは惣菜部分が米飯の中央部分や側面の中心にある
ため、食べ始めと食べ終りは味のない米飯のみであるた
め食感上物足りなさを覚えたり、食べている途中で惣菜
をこぼしたり、落としたりしやすいといった不便があっ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は上記
課題を解決するためになされたものであり、すなわち、
かつお節、ウメ等の食品具材を可食性フィルムでシート
化したものを、米飯層の間に少なくとも1枚配し積層化
たことを特徴とするおにぎりおよびその製造方法に関す
るものである。
【0009】
【実施例】図1は、本発明のおにぎりの一実施例を示す
外観斜視図である。図1中、1は白米等の米飯層であ
り、2は可食性フィルムでシート化された食品具材であ
る。
【0010】本実施例のおにぎりは、可食性フィルムで
シート化した食品具材(以下「具材シート」と略称す
る)2を挟んでその両側に層状の米飯部1、1を配した
もので、食品具材シート2は米飯部1と略同サイズある
いは若干小さいサイズに形成され、両米飯部1、1を適
度に押圧した、食品具材シート間、あるいは米飯部間の
粘着力によって剥れ落ちない。その際、米飯から出る熱
や水蒸気によって、食品具材シート2は膨らみ、ある程
度の質感が得られると共に、上記した粘着力が得られ、
これらが一体的となって積層化されている。
【0011】可食性フィルムの原料は、無味・無臭でシ
ート状に成形することができる可食性の物質であればよ
く、例えば、プルラン、アルギン酸、アミロース、ゼラ
チンおよびオブラートからなる群より選ばれた少なくと
も1種である。特に、接着力が強く食品具材が脱落しに
くく、さらに水に溶けやすく食感がなめらかで抵抗のな
い点でプルランが好ましい。
【0012】シート化する食品具材としては、通常のお
にぎりに惣菜として用いられる素材であれば特に限定さ
れないが、例えば、梅干し、鮭、かつお節、塩こんぶ、
たらこ等の魚卵、海苔の佃煮、ごま塩、ツナ、マヨネー
ズ、トマトケチャップ、カレー、シチュー等が挙げられ
る。
【0013】これらの食品具材をシート化するために
は、例えば、大阪化学合金(株)のプルランフィルム
に、かつお節等の惣菜をふりかけて、圧着した後乾燥す
ればよい。食品具材をシート化するのに際して、可食性
フィルムの両面に異なる食品具材を付着させてもよい。
【0014】本発明に用いる可食性フィルムは、厚さは
20μm〜5mm程度のものを使用すればよい。
【0015】おにぎりを食べたときの惣菜のボリューム
感を上げるためには、食品具材シートを2枚以上配すれ
ばよく、また、図2に示したように異なる食品具材シー
トを米飯層を介して複数枚配することにより、食感にバ
ラエティを持たせることもできる。
【0016】本発明のおにぎりに用いられる米飯は、白
米を通常の方法で加熱調理したものはもちろんのこと、
赤飯、かやくご飯、ピラフ等の調理済米飯であってもよ
い。
【0017】本発明のおにぎりを製造するには、米飯を
三角形、丸、花形等の型に挿入し、そこにあらかじめ型
と略同一形状もしくは若干小さく切り抜いた食品具材シ
ートを置き、さらに米飯を加え、加圧後型抜きすればよ
い。また、あらかじめ米飯を型に入れて加圧成形したも
のを調製しておき、その後、型抜きされた食品具材シー
トを成形済米飯で挟んでもよい。
【0018】さらに、上述のように1個づつ製造する方
法の他に、米飯を四角形や円形等の板状の型に入れ、そ
こに略同一形状もしくは若干小さく切り抜いた食品具材
シートを入れ、さらに米飯を入れ加圧成形した後、切り
分けておにぎりを調製してもよい。このようにおにぎり
を製造することにより、従来のおにぎりとは異なった、
サンドイッチ風やピザ風におにぎりを楽しむことがで
き、パーティ、宴会等のサイドメニューとして好適であ
る。
【0019】実施例1 三角おにぎりの木型の中に、約1cmの厚みとなるよう
に米飯を均一に入れ、次にあらかじめおにぎりの大きさ
に型抜きした「粋名のりウメシート」((株)朝倉商店
製のシート食品であり、プルランでウメ肉エキスをシー
ト化した食品)1枚を米飯の上に乗せ、その上に約1c
mの厚さに米飯を均一に乗せ、さらにおにぎりの大きさ
に型抜きされた「粋名のりカツオシート」((株)朝倉
商店製のシート食品であり、プルランでかつお節をシー
ト化した食品)を乗せ、さらに米飯を約1cmの厚さに
均一に置き適度の圧力を加え型抜きし、おむすびを得
た。こうして、図2に示すように米飯層を介して2層の
食品具材シートからなる計5層のおにぎりができた。こ
のおにぎりは、梅味、かつお味が程よく調和されて美味
であり、食べ始めから食べ終りまで、梅味とかつお味を
楽しむことができ、また惣菜がシート化されているた
め、惣菜がこぼれることがなかった。
【0020】実施例2 プルランPXフィルム(大阪化学合金(株)製)の厚さ
20μ、幅20cm、長さ20cmの上にマヨネーズを
1mmの厚さで均一に延ばしてマヨネーズシートを調製
した。深さ2cm、縦20cm、横20cmの木型の中
に米飯を約1cmの厚みに入れて均一にならし、あらか
じめ用意したマヨネーズシートを置き、さらにその上に
「粋名のりサケシート」(あさくら健康食品(株)製の
シート状食品であり、プルランでサケフレークをシート
化した食品)を乗せその上に米飯約1cmを同じ要領で
乗せ、その上にマヨネーズシートと「粋名のりサケシー
ト」を乗せ、さらに米飯1cmを均一にならして乗せ、
押し板で適度の圧力を加えた後、木枠を取りはずした。
型抜きされたおにぎりを包丁で図3のように三角形に八
等分した。
【0021】得られたおにぎりは、図4の拡大断面図に
示したように米飯層1が3層、シート状食品2−3、2
−4の4層の計7層からなるおにぎりが8個できた。で
きあがったおにぎりを1個宛ラップフィルムで包み、冷
蔵庫に保存した。翌日冷蔵されたおにぎりを電子レンジ
で約2分間加熱して食したところ、プルランフィルム
は、米飯の水蒸気で溶解して形状をなくしており、米飯
とサケフレークとマヨネーズが程よく調和し、食味およ
び食感とも優れたおにぎりであり、実施例1同様に食べ
始めから食べ終りまで惣菜の味を楽しむことができ、ま
た食している際に惣菜がこぼれることもなかった。
【0022】
【発明の効果】本発明において食品具材をシート化した
ことにより、おにぎりの大量生産での機械化が可能とな
り、惣菜の量が均一なおにぎりを製造することができる
ようになった。
【0023】さらに本発明のおにぎりは、消費者から見
ると、食べ始めから食べ終りまで惣菜を味わうことがで
き、しかも惣菜を食べこぼすこともない。また、従来の
おにぎりとは異なる、サンドイッチやピザ風におにぎり
を食することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のおにぎりの外観斜視図
【図2】実施例1における、おにぎりの外観斜視図
【図3】実施例2における、おにぎりの外観斜視図
【図4】図3に示したおにぎりの拡大断面図
【符号の説明】
1…米飯層 2…シート状食品具材 2−1…ウメシート 2ー2…かつお節シート 2−3…マヨネーズシート 2−4…サケフレークシート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可食性フィルムでシート化された食品具
    材を、米飯層の間に少なくとも1枚配して積層化したこ
    とを特徴とするおにぎり。
  2. 【請求項2】 可食性フィルムがプルラン、アルギン
    酸、アミロース、ゼラチンおよびオブラートからなる群
    より選ばれた少なくとも1種の化合物のフィルムである
    ことをことを特徴とする請求項1記載のおにぎり。
  3. 【請求項3】 可食性フィルムでシート化された食品具
    材が、米飯層を介して複数枚配されたことを特徴とする
    請求項1記載のおにぎり。
  4. 【請求項4】 米飯をおむすび型に挿入し、次いで該型
    と略同一形状の可食性フィルムでシート化された食品具
    材をその上に載置し、さらにその上から米飯を加え、加
    圧後型抜きすることを特徴とするおにぎりの製造方法。
  5. 【請求項5】 米飯を板状の型に挿入し、次いで該型と
    略同一形状の可食性フィルムでシート化された食品具材
    を載置し、さらにその上から米飯を加え、加圧後型抜き
    し、得られた板状おにぎりを切り分けることを特徴とす
    るおにぎりの製造方法。
JP3317896A 1991-12-02 1991-12-02 おにぎりおよびその製造方法 Pending JPH05153920A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005237358A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Shoken Uemi オブラートで覆ったバンズ形状のごはん

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005237358A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Shoken Uemi オブラートで覆ったバンズ形状のごはん
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