JPS5817432Y2 - ロ−ル状佃煮 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は魚肉などの練製品を外皮とし、その中に野菜
や魚介類などの芯材を固く巻き込んでロール状としたも
のを佃煮風に煮熟するようにした新規な副食品に関する
。

従来、一部の揚げ物を除いて練製品と野菜などを組み合
わせた副食品としては、別途、着味された野菜細片の煮
汁中に蒲鉾材料を混入させて煮炊したものや、或いはそ
れらを芯材として、更に普通蒲鉾で巻縮したものなどが
知られでいるが、いづ五も練製品が基材となっており、
瘤鉾食晶の域を出ないものであった。

１′冒゛以下、その構成を一つの実施例に
基づして更に詳述すると、図において１は外皮であって
、魚肉の練製品をシート状に伸延して乾燥させた一般市
販の乾燥練製品であり、又２は上記外皮１に固く巻き込
１れた芯材である。

而して、上記芯材２は、例えば野菜類イとしてごぼう、
にんじん、山菜などの１又は２種を、また魚介類口とし
て、たら、にしん等の他、任意な魚肉の生身を、更に海
藻類へとして出し昆布等を、それぞれ適宜な割合で配在
させたものである。

上記諸材料から構成される本案ロール状佃煮は、先づ、
竹などを連綴してなる巻す３上に、方形の外皮１を載せ
、その中央部分の金山に亘って上述した芯材２を万遍な
く配置した上、巻す３によって棒状に固く巻き込み、更
に該巻す上をテープ４等で強く緊締して素材とする。

次にこのロール状の素材を一旦ボイルしてあく抜きを行
った後、水揚げして別途用意されただし汁中で約３時間
佃煮風に煮熟せしめたものである。

なお上記だし汁は、水１０に対して醤油２、砂糖及び水
飴を１．５ （以上重量比）の他、少量のグルタミン酸
ナトリウムを加えたものであるが、上記配合に限らず、
例えば他の製品である１昆布巻き−にしん゛“などの煮
汁があればそれらを有効に利、用することも亦任意であ
る。

次いで上記煮熟が完了すれば、だし汁より引き揚げて急
速に空冷し、テープ４及び巻す３を取り外した後、その
１１又は適宜な分量に輪切りしてパック包装を行うもの
である。

このようにして得られた本案ロール佃煮は、その外皮１
に魚肉乾燥練製品を使用するとともに、巻すなとで固く
巻き込んだ筐１煮熟したものであるから、外皮１の重合
部は確実に接着して従来のこの種巻物に見られたように
、−々干瓢や藺草などで結束する手間が完全に省略でき
て能率的生産が可能である。

又その製品は保型性に優れ、特に輪切りにした時にその
切り口が端正でｚしかもその外皮１には上記奏すによる
縞模様が鮮明に表われる他、急冷することによって表面
が艶よく仕上るなど、見栄えが良好であるばかりでなく
、従来の練製品や佃煮には味えなかった独特の風味を有
する全く新しいタイプの食品ということができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案ロール状佃煮素材の展開状態を示す平面図
、第２図は素材を巻すて巻き込んだ状態の断面図であり
、又第３図は本案製品の切断面における斜視図である。 尚、図中１・・・・・・外皮、 ４・・・・・・テープ。 ２・・・・・・芯材、 ３・・・・・・巻す、

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 シート状の魚肉乾燥練製品からなる外皮に、生の野菜類
   、魚介類、海藻類等からなる芯材を奏すなどによって固
   く巻き込んで素材とし、該素、材を一旦ボイルしたうえ
   、更にだし汁で煮熟したことを特徴とするロール状佃煮
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