JPS635070B2 - - Google Patents

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JPS635070B2
JPS635070B2 JP60035598A JP3559885A JPS635070B2 JP S635070 B2 JPS635070 B2 JP S635070B2 JP 60035598 A JP60035598 A JP 60035598A JP 3559885 A JP3559885 A JP 3559885A JP S635070 B2 JPS635070 B2 JP S635070B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
edible
food
film
present
Prior art date
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Expired
Application number
JP60035598A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61195672A (ja
Inventor
Hiromi Watanabe
Sueo Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissui Corp
Original Assignee
Nippon Suisan Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Suisan Kaisha Ltd filed Critical Nippon Suisan Kaisha Ltd
Priority to JP60035598A priority Critical patent/JPS61195672A/ja
Publication of JPS61195672A publication Critical patent/JPS61195672A/ja
Publication of JPS635070B2 publication Critical patent/JPS635070B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 <発明の目的> 産業上の利用分野 本発明は可食シートに係り、詳しくは、可食シ
ートの加工性を向上させ、広範囲な利用を可能と
した可食シートに係る。
従来の技術 魚介類等の可食部の有効利用として可食部を凍
結させて成る凍結板を結合して連続帯状シートを
製造し、このシートを介して種々の食品を製造す
ることが行なわれている。
しかし、この連続帯状シートの製造は極めて人
手がかかり、煩雑であつて、製造時に歩留りが低
下し、コスト高となるほか、薄いシートができ
ず、その応用範囲が制約されていた。
我々は、さきに特願昭57−229115号、57−
229116号、60−2524号、60−2663号の各公報にお
いて、切削屑等の無駄が生じることなく連続した
極めて薄い帯状シートを容易、且つ自動的に形成
できる製造方法を提案した。
すなわち、食品類の可食部を所望に応じて結着
剤ならびに調味料とともに成形し、凍結してなる
円柱状若しくは円筒状ブロツク体を凍結し、一体
化した後、このブロツク体を回転させつつ、その
円周面に沿つて切削し帯状連続シートを製造する
ものであつて、これらの発明による帯状連続シー
トは寿司、蒲鉾、竹輪等に応用し、新しいタイプ
の食品を供給することができ、利用範囲は広い
が、極めて薄い帯状シートであるため、強度的に
弱い(特に解凍時)ので加工性が悪く、そのため
利用範囲が限定されていた。
発明が解決しようとする問題点 本発明はこれらの問題を解決し、具体的には、
食品シートに澱粉性フイルムを積層させることに
よつて加工性を改良し、更い広範囲の応用を可能
とする可食シートを提供するものである。
<発明の構成> 問題点を解決するための手段ならびにその作用 本発明は、食品混合物をシート状に形成してな
る食品シートを、澱粉性フイルムの片面若しくは
両面に食用油膜を介して積層し、加圧一体化して
なることを特徴とする。
以下、図面により本発明の手段たる構成ならび
にその作用を説明すると、次の通りである。
第1図は本発明による可食シートの一例を示す
縦断面図、第2図は本発明による可食シートの他
の例を示す縦断面図、第3図は本発明による可食
シートの製造方法を示す一例の製造工程図であ
る。
第1図および第2図において符号1は食品類の
凍結ブロツクから切削した食品シート、また、符
号2は澱粉性フイルム(例オブラート)で、符号
3は食用油膜である。
本発明による可食シートは次のようにして製造
される。すなわち、表面に食用油膜を形成させた
ポリシート(図示せず)の上に澱粉性フイルム2
(例オブラート)を重ね、更に、この澱粉性フイ
ルムの上に食用油膜3を形成し、その上に食品シ
ート1を重ねて一体化することにより可食ウエツ
トシートが得られ、該可食ウエツトシートを100
〜105℃で乾熱乾燥し、必要に応じて熱ローラー
にかけた後、ポリシートを剥すことにより第1図
に示す可食ドライシートが得られる。
また、表面に食用油膜を形成させたポリシート
(図示せず)上に食品シート1を重ね、その上に
食用油膜3を介して澱粉性フイルム2を重ね、更
に、その上に食用油膜3を介して第2の食品シー
トを重ねて一体化することにより可食ウエツトシ
ートが得られ、該可食ウエツトシートを100〜105
℃で乾熱乾燥し、熱ローラーにかけた後、ポリシ
ートを剥すことにより第2図に示す可食ドライシ
ートが得られる。この際、ポリシートの上に食用
油膜を形成させるのは可食シートとポリシートの
剥れを良くする為であるが、澱粉性フイルムと食
品シートとの間にも食用油膜を介在させると、両
者の剥離性とは逆に密着性が良好となり強度が一
段と向上する。このところが本発明の特徴であつ
て、食品シートは上記の如くシート状に構成して
も極めてぜい弱で強度の低いものであるにも拘ら
ず強度が向上し、手で把持可能な程度となるので
加工性が大幅に向上する。
本発明に使用される食品シートは前記製造方法
によつて容易に製造できるが、食品材料としては
魚肉、貝肉、いか、たこ、えび、かに、魚卵等の
魚介類、わかめ、こんぶ等の海藻類、野菜、食
肉、卵等の農蓄産類のうちの1種若しくは2種以
上の混合物の何れでも使用可能である。
また、澱粉性フイルムとしては、例えばオブラ
ートで十分であるが、この澱粉性フイルムを食品
シートに積層させると、食品シート単独ではばら
け易く扱いにくい食品シートの強度を向上し、ウ
エツトシートでも手で把持可食な程度のシートと
なり、また、乾熱乾燥時には食品シートの収縮を
防止するので加工性は大巾に向上する。更に、澱
粉性フイルムは油と接触すると、その強度は一段
と向上し水分と接しても破れないので一層有利と
なる。
また、食用油としては常温若しくは常温付近で
液状の食用油であれば何れでも良いが、食用油膜
をポリシートと澱粉性フイルムとの間に介在させ
ることにより剥離性を向上させる他、澱粉性フイ
ルムの強度を向上し、また、耐水性を向上する効
果がある。
また、ポリシートはセロフアン、プラスチツク
フイルム、紙等、可食シートを一時的に強化し保
持しうる無害フイルムで100〜105℃の乾燥に耐え
るものであれば何れでも使用できる。
以上のようにして製造された本発明による可食
シートは次のような多くの特徴を有している。
すなわち、 (1) 原料の食品シートは解凍時には極めて強度が
弱く、ポリシートに担持させた状態でしか扱う
ことができないが、澱粉性フイルムと積層した
本発明ウエツトシートは容易に手で把持するこ
とができる程度の強度を有するので加工性は非
常に向上する。また、ドライシートは乾燥海苔
と同程度の強度を持つている。
(2) 食品そのものの色彩を保持させることができ
る。ウエツトシートの場合は勿論のこと、ドラ
イシートの場合でも薄切シートのため短時間で
乾燥され、生フイルムの色彩が固定される。
(3) 各種食品を組合わせた層状シートや混合シー
トが容易に得られる。
以上の特徴をもつ本発明による可食シートは広
範囲な応用分野を持つているが、例えば、ウエツ
トシートは寿司種、竹輪、浦鉾等のまきもの、し
ゆうまい、ぎようざ等の包あん製品の皮等、ま
た、ドライシートは珍味食品、海苔様シート食品
等に応用することができる。
実施例 以下、実施例により更に説明する。
実施例 1 第3図に示した製造工程で紅鮭シートを製造し
た。表面に食用油膜を形成させたセロフアン上に
オブラートフイルムを積層し、更に、その上に食
用油膜を介して紅鮭の凍結ブロツク体から切削し
た紅鮭シートを積層して得た積層シートをロール
にかけ一体化した後、100〜105℃で10分間乾熱乾
燥する。乾燥シートからセロフアンを剥離した
後、再び100〜105℃で5分間乾熱乾燥を行ない、
熱ロールにかけた後、原反ローラに巻きとつた。
以上のようにして得られた紅鮭シートは乾燥海
苔と同程度の厚みおよび堅さを有する紅鮭色をし
たシートで、これを適当な大きさに切断すること
により焼海苔と同様に食したり、珍味食品として
美味しく食べることができた。
実施例 2 ししやも魚卵100重量部に結合剤4重量部を混
合し成形凍結した凍結ブロツク体から切削して得
られた帯状魚卵シートを実施例1と同様に処理
し、魚卵ウエツトシートおよびドライシートを得
た。
このウエツトシートは寿司種として、また、ド
ライシートは珍味食品として有用であり、極めて
美味しく食べることができた。
実施例 3 こんぶを成形凍結した凍結ブロツク体から切削
して得られた帯状こんぶシートを実施例1と同様
に処理しこんぶドライシートを得た。
これを所望の大きさに切断することによつて、
シート食品が得られ焼海苔と同様に美味しく食べ
ることができた。
<発明の効果> 以上詳しく説明したように、本発明は澱粉性フ
イルムの片面若しくは両面に食用油膜を介して食
品シートを積層させてなる可食シートであつて、
従来の可食シートは極めて強度が弱くポリシート
で担持させた状態でしか取扱うことができなかつ
たが、本発明による可食シートはウエツトシート
の状態でも容易に手で把持することができる程度
の強度を有し、また、ドライシートは乾燥海苔と
同程度の強度を持つているので加工性は非常に向
上した。また、原材料の色彩をそのまま保持した
シートが得られ、且つ、各種食品を組合わせた層
状シートや混合シートも容易に得られるので寿司
種、竹輪、浦鉾やしゆうまい、ぎようざ等の包あ
ん製品の皮、珍味食品等多方面への応用が可能と
なつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による可食シートの一例を示す
縦断面図、第2図は本発明による可食シートの他
の例を示す縦断面図、第3図は本発明による可食
シートの製造方法を示す一例の製造工程図であ
る。 符号1……食品シート、2……澱粉性フイル
ム、3……食用油膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 食品混合物をシート状に形成してなる食品シ
    ートを、澱粉性フイルムの片面若しくは両面に食
    用油膜を介して積層し、加圧一体化してなること
    を特徴とする可食シート。
JP60035598A 1985-02-25 1985-02-25 可食シ−ト Granted JPS61195672A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60035598A JPS61195672A (ja) 1985-02-25 1985-02-25 可食シ−ト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60035598A JPS61195672A (ja) 1985-02-25 1985-02-25 可食シ−ト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61195672A JPS61195672A (ja) 1986-08-29
JPS635070B2 true JPS635070B2 (ja) 1988-02-02

Family

ID=12446247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60035598A Granted JPS61195672A (ja) 1985-02-25 1985-02-25 可食シ−ト

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