JPH0125595Y2 - - Google Patents
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- JPH0125595Y2 JPH0125595Y2 JP1986161002U JP16100286U JPH0125595Y2 JP H0125595 Y2 JPH0125595 Y2 JP H0125595Y2 JP 1986161002 U JP1986161002 U JP 1986161002U JP 16100286 U JP16100286 U JP 16100286U JP H0125595 Y2 JPH0125595 Y2 JP H0125595Y2
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Landscapes
- Edible Seaweed (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、固形とろろ昆布、特に吸い物用等
として適した固形とろろ昆布に関する。
として適した固形とろろ昆布に関する。
(従来の技術)
とろろ昆布と称せられる昆布は、一般に、昆布
片の圧縮固形体をスライスすることによつてシー
ト状に形成されるものであるが、このとろろ昆布
はそのままでは極めて形くずれし易い状態にあ
り、そこで、その保形性の向上を目的として、数
枚のシート状とろろ昆布を積層状に一体化するよ
うにしたものが提案されている(例えば、特開昭
55−21727号公報)。また、上下の各表層部に一層
以上の層状に重ねたとろろ昆布を、それ以外の中
層部には繊維状にばらした或はランダムに合せた
ところ昆布を、夫々が容易に剥離しない程度以上
に全面にわたつて圧着させて成るとろろ昆布が提
案されている(例えば、実開昭56−75884号公
報)。
片の圧縮固形体をスライスすることによつてシー
ト状に形成されるものであるが、このとろろ昆布
はそのままでは極めて形くずれし易い状態にあ
り、そこで、その保形性の向上を目的として、数
枚のシート状とろろ昆布を積層状に一体化するよ
うにしたものが提案されている(例えば、特開昭
55−21727号公報)。また、上下の各表層部に一層
以上の層状に重ねたとろろ昆布を、それ以外の中
層部には繊維状にばらした或はランダムに合せた
ところ昆布を、夫々が容易に剥離しない程度以上
に全面にわたつて圧着させて成るとろろ昆布が提
案されている(例えば、実開昭56−75884号公
報)。
また、熱湯を注ぐのみで吸い物となる、即席汁
物食品として、例えば、小片ののりや魚肉等を加
えたシート状とろろ昆布を重ね合わせると共に、
該重合体にシート状ののりを貼着し、且つ、これ
を巻回形成した後に所要大きさに切断形成して乾
燥させたものが提案されている(実開昭13−
15377号公報)。
物食品として、例えば、小片ののりや魚肉等を加
えたシート状とろろ昆布を重ね合わせると共に、
該重合体にシート状ののりを貼着し、且つ、これ
を巻回形成した後に所要大きさに切断形成して乾
燥させたものが提案されている(実開昭13−
15377号公報)。
(考案が解決しようとする問題点)
しかし、従来における上記の如き積層、固形化
したとろろ昆布は、いずれも、その表裏面はもと
より、中間層もとろろ混布で構成されて、全体が
昆布のみから成るものであり、従つて、単にうど
んや吸い物等への添加用昆布としてしか利用し得
ないものである。
したとろろ昆布は、いずれも、その表裏面はもと
より、中間層もとろろ混布で構成されて、全体が
昆布のみから成るものであり、従つて、単にうど
んや吸い物等への添加用昆布としてしか利用し得
ないものである。
また、上記したような従来の即席汁物食品にお
いては、その形成手段が複雑で且つ面倒であると
共に、該製品の構成素材間の接着が不十分である
ために製品が容易に形くずれするといつた問題が
ある。
いては、その形成手段が複雑で且つ面倒であると
共に、該製品の構成素材間の接着が不十分である
ために製品が容易に形くずれするといつた問題が
ある。
本考案は従来における上記のような実情に鑑み
てなされたもので、製品の保形性を更に向上させ
ると共に、その構成素材間の接着を確実にして、
製品の取扱い時における形くずれを確実に防止す
ることができる、特に、吸い物用に適した固形と
ろろ昆布を提供することを目的とするものであ
る。
てなされたもので、製品の保形性を更に向上させ
ると共に、その構成素材間の接着を確実にして、
製品の取扱い時における形くずれを確実に防止す
ることができる、特に、吸い物用に適した固形と
ろろ昆布を提供することを目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段)
即ち、本考案に係る固形とろろ昆布は、細小形
状の昆布もしくはとろろ昆布と、乾燥ネギ、かつ
おぶし及び調味料を混合して形成した食用中間物
と、該食用中間物の表裏両面に食用接着剤にて接
着したシート状とろろ昆布とから成る積層構造を
有すると共に、該積層構造体を加熱且つ加圧して
所要の保形性を有する固形積層体を形成し、更
に、該固形積層体を一定の形状、大きさにて截断
して小片に形成したことを特徴とするものであ
る。
状の昆布もしくはとろろ昆布と、乾燥ネギ、かつ
おぶし及び調味料を混合して形成した食用中間物
と、該食用中間物の表裏両面に食用接着剤にて接
着したシート状とろろ昆布とから成る積層構造を
有すると共に、該積層構造体を加熱且つ加圧して
所要の保形性を有する固形積層体を形成し、更
に、該固形積層体を一定の形状、大きさにて截断
して小片に形成したことを特徴とするものであ
る。
(作用)
本考案に係る固形とろろ昆布は上記のような構
成であるから、取扱い時における形くずれを確実
に防止することができる。
成であるから、取扱い時における形くずれを確実
に防止することができる。
また、特に、食用中間物として細小形状の昆布
もしくはとろろ昆布と、乾燥ネジ、かつおぶし及
び調味料が含有されているから、この固形とろろ
昆布に白湯を注ぐことによつて、具として細小形
状の昆布及びとろろ昆布とネギとが添えられ、し
かもかつおぶしと調味料によつて所要の味付けが
なされたいわば「とろろ汁」なる吸い物が得られ
ることになる。
もしくはとろろ昆布と、乾燥ネジ、かつおぶし及
び調味料が含有されているから、この固形とろろ
昆布に白湯を注ぐことによつて、具として細小形
状の昆布及びとろろ昆布とネギとが添えられ、し
かもかつおぶしと調味料によつて所要の味付けが
なされたいわば「とろろ汁」なる吸い物が得られ
ることになる。
(実施例)
以下、本考案に係る固形とろろ昆布の実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
先ず、第1図によりこの固形とろろ昆布の製法
について説明すると、同図1は酢に湿潤させた多
数の昆布片を圧縮成形した直方体状の昆布素材1
からシート状のとろろ昆布2を形成するスライス
工程を示しており、また同図2は上記昆布2の少
なくとも一枚をホツトプレート3の受台31の上
面に載置する工程を示しており、また同図3は受
台31に載置されたとろろ昆布21の上面に食用中
間物4を載置供給する工程を示しており、また同
図4は上記食用中間物4に食用接着剤5を付与供
給する工程を示しており、また同図5は上記食用
中間物4の上面に上述したとろろ昆布21と同じ
シート状のとろろ昆布22を少なくとも一枚載置
供給する工程を示しており、また同図6は上記食
用中間物4とその表裏両面に夫々少なくとも各一
枚配置したシート状とろろ昆布22,21との積層
体をホツトプレート3の受台31と押圧体3aと
の間においてその表裏両面側から所要の圧力及び
熱を加えて固形積層体を形成する工程を示してお
り、また同図7は上記した食用接着剤5の接着力
と加圧及び加熱作用によつて食用中間物4とその
表裏両面にシート状とろろ昆布22,21を夫々少
なくとも各一枚接着して形成された固形積層体A
を示しており、また同図8は該固形積層体Aを所
望の形状・大きさに截断して小片の固形とろろ昆
布A1…A1を形成する工程を示している。
について説明すると、同図1は酢に湿潤させた多
数の昆布片を圧縮成形した直方体状の昆布素材1
からシート状のとろろ昆布2を形成するスライス
工程を示しており、また同図2は上記昆布2の少
なくとも一枚をホツトプレート3の受台31の上
面に載置する工程を示しており、また同図3は受
台31に載置されたとろろ昆布21の上面に食用中
間物4を載置供給する工程を示しており、また同
図4は上記食用中間物4に食用接着剤5を付与供
給する工程を示しており、また同図5は上記食用
中間物4の上面に上述したとろろ昆布21と同じ
シート状のとろろ昆布22を少なくとも一枚載置
供給する工程を示しており、また同図6は上記食
用中間物4とその表裏両面に夫々少なくとも各一
枚配置したシート状とろろ昆布22,21との積層
体をホツトプレート3の受台31と押圧体3aと
の間においてその表裏両面側から所要の圧力及び
熱を加えて固形積層体を形成する工程を示してお
り、また同図7は上記した食用接着剤5の接着力
と加圧及び加熱作用によつて食用中間物4とその
表裏両面にシート状とろろ昆布22,21を夫々少
なくとも各一枚接着して形成された固形積層体A
を示しており、また同図8は該固形積層体Aを所
望の形状・大きさに截断して小片の固形とろろ昆
布A1…A1を形成する工程を示している。
ここで、上記食用中間物4に対する食用接着剤
5の付与供給は、該食用中間物4と上記シート状
とろろ昆布21,22との確実な接着を図ることを
目的としているが、該食用接着剤5の供給態様と
しては、食用のりの粉末をそのまま振りかけるよ
うにしてもよく、或いは、該粉末食用のりの水溶
液もしくは液状のりを、第1図4に示すように、
直接吹きかける(噴射する)ようにしてもよく、
更には該液状のりを食用中間物に含浸させるよう
にしてもよいが、同図1に示す昆布素材1の圧縮
形成時に予め該素材中に含浸させておくようにし
てもよい。
5の付与供給は、該食用中間物4と上記シート状
とろろ昆布21,22との確実な接着を図ることを
目的としているが、該食用接着剤5の供給態様と
しては、食用のりの粉末をそのまま振りかけるよ
うにしてもよく、或いは、該粉末食用のりの水溶
液もしくは液状のりを、第1図4に示すように、
直接吹きかける(噴射する)ようにしてもよく、
更には該液状のりを食用中間物に含浸させるよう
にしてもよいが、同図1に示す昆布素材1の圧縮
形成時に予め該素材中に含浸させておくようにし
てもよい。
また、シート状昆布等の上記積層体に対する加
圧力は、手動の押圧体32を手で押し付ける程度
の圧力が良く、また加熱温度は接着剤5の接着力
及び乾燥時間を考慮した場合、60〜80℃程度であ
ることが好ましい。この場合、加熱時間は幕1分
程度でよい。更に固形積層体Aの截断は必要に応
じて所望の形状・大きさに切断するものである
が、例えば3cm×3cm程度が適している。
圧力は、手動の押圧体32を手で押し付ける程度
の圧力が良く、また加熱温度は接着剤5の接着力
及び乾燥時間を考慮した場合、60〜80℃程度であ
ることが好ましい。この場合、加熱時間は幕1分
程度でよい。更に固形積層体Aの截断は必要に応
じて所望の形状・大きさに切断するものである
が、例えば3cm×3cm程度が適している。
このようにして得られる固形とろろ昆布A1は、
第2図に示すように食用中間物4の表裏両面に
夫々少なくとも一枚のシート状とろろ昆布21,
22を接着してこれらを一体化させた積層体構造
を有している。
第2図に示すように食用中間物4の表裏両面に
夫々少なくとも一枚のシート状とろろ昆布21,
22を接着してこれらを一体化させた積層体構造
を有している。
然して、この固形とろろ昆布A1における上記
食用中間物4は、予め細小形状に形成した昆布も
しくは形くずれして細小形状となつたとろろ昆布
と、乾燥ネギと、かつおぶしと、粉末醤油その他
の調味料との混合物で構成されている。
食用中間物4は、予め細小形状に形成した昆布も
しくは形くずれして細小形状となつたとろろ昆布
と、乾燥ネギと、かつおぶしと、粉末醤油その他
の調味料との混合物で構成されている。
従つて、この固形とろろ昆布A1の1つもしく
は2つ以上を椀その他の容器に投入し、これに白
湯を注げば、細小形状の昆布やとろろ昆布とネギ
とが具として含まれ、且つかつおぶしと調味料に
よつて所望の味付けがなされた「とろろ汁」が得
られることになる。その場合、この固形とろろ昆
布A1は、それ自体に保形性を有し且つ一定形状
に截断されているものであるから、使用時におけ
る取扱いが容易で且つ使用量が一定することにな
る。
は2つ以上を椀その他の容器に投入し、これに白
湯を注げば、細小形状の昆布やとろろ昆布とネギ
とが具として含まれ、且つかつおぶしと調味料に
よつて所望の味付けがなされた「とろろ汁」が得
られることになる。その場合、この固形とろろ昆
布A1は、それ自体に保形性を有し且つ一定形状
に截断されているものであるから、使用時におけ
る取扱いが容易で且つ使用量が一定することにな
る。
(考案の効果)
以上のように本考案によれば、従来の即席汁物
食品と同様に、白湯を注ぐだけで他に何等の調理
を要することなく、それ自体で所要の具を含んだ
吸い物を得ることができる。
食品と同様に、白湯を注ぐだけで他に何等の調理
を要することなく、それ自体で所要の具を含んだ
吸い物を得ることができる。
そして、特に本考案によるときは、製品におけ
る構成素材間の接着が十分で且つ確実となるか
ら、製品の保形性を従来のものと較べて更に向上
させ得てその取扱い時における形くずれを確実に
防止することができる効果がある。
る構成素材間の接着が十分で且つ確実となるか
ら、製品の保形性を従来のものと較べて更に向上
させ得てその取扱い時における形くずれを確実に
防止することができる効果がある。
また、本考案によれば、その取扱いが容易であ
ること及び使用量が一定すること等と相俟つて、
極めて便利な吸い物用の固形とろろ昆布が得られ
る効果がある。
ること及び使用量が一定すること等と相俟つて、
極めて便利な吸い物用の固形とろろ昆布が得られ
る効果がある。
第1図の1ないし8は本考案に係る固形とろろ
昆布の製法の一例を示す工程図、第2図は本考案
の実施例に係る固形とろろ昆布を示す一部切欠斜
視図である。 A……固形積層体、A1……固形とろろ昆布、
21,22……シート状とろろ昆布、4……食用中
間物、5……食用接着剤。
昆布の製法の一例を示す工程図、第2図は本考案
の実施例に係る固形とろろ昆布を示す一部切欠斜
視図である。 A……固形積層体、A1……固形とろろ昆布、
21,22……シート状とろろ昆布、4……食用中
間物、5……食用接着剤。
Claims (1)
- 細小形状の昆布もしくはとろろ昆布と、乾燥ネ
ギ、かつおぶし及び調味料を混合して形成した食
用中間物と、該食用中間物の表裏両面に食用接着
剤にて接着したシート状とろろ昆布とから成る積
層構造を有すると共に、該積層構造体を加熱且つ
加圧して所要の保形性を有する固形積層体を形成
し、更に、該固形積層体を一定の形状、大きさに
て截断して小片に形成したことを特徴とする固形
とろろ昆布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986161002U JPH0125595Y2 (ja) | 1986-10-20 | 1986-10-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986161002U JPH0125595Y2 (ja) | 1986-10-20 | 1986-10-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62122590U JPS62122590U (ja) | 1987-08-04 |
JPH0125595Y2 true JPH0125595Y2 (ja) | 1989-07-31 |
Family
ID=31086916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986161002U Expired JPH0125595Y2 (ja) | 1986-10-20 | 1986-10-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0125595Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2779847B2 (ja) * | 1989-09-26 | 1998-07-23 | 株式会社ほんぽ | とろろ昆布の製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56127073A (en) * | 1980-03-13 | 1981-10-05 | Toru Tanaka | Making method of sheet food including sea tangle, wakame seaweed and bonito shavings |
-
1986
- 1986-10-20 JP JP1986161002U patent/JPH0125595Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56127073A (en) * | 1980-03-13 | 1981-10-05 | Toru Tanaka | Making method of sheet food including sea tangle, wakame seaweed and bonito shavings |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62122590U (ja) | 1987-08-04 |
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