JPS635497Y2 - - Google Patents

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JPS635497Y2
JPS635497Y2 JP1985050440U JP5044085U JPS635497Y2 JP S635497 Y2 JPS635497 Y2 JP S635497Y2 JP 1985050440 U JP1985050440 U JP 1985050440U JP 5044085 U JP5044085 U JP 5044085U JP S635497 Y2 JPS635497 Y2 JP S635497Y2
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JP
Japan
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seaweed
mixed
food
sheet
film
Prior art date
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JP1985050440U
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English (en)
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JPS61165190U (ja
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  • Edible Seaweed (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈考案の目的〉 産業上の利用分野 本考案は混合海苔に係り、詳しくは、海苔を他
の食品類と混合させて多彩な食感、風味ならびに
外観を付与した食品シートに澱粉性フイルムを積
層一体化し、しかも、これらの間に食用油膜を介
在させ、密着性ならびに強度を向上させた混合海
苔に係る。
従来の技術 海苔は我国において古くから嗜好食品として愛
され、日本人の食卓になくてはならぬ食品であ
る。
海苔は海藻中最も蛋白質が多く含まれ、また、
ビタミンAが多く栄養価の高い食品であり特有な
香りや光沢のある青味を帯びた漆黒の外観で日本
料理には欠くことのできない食品である。通常、
生海苔、乾海苔およびつくだ煮として用いられ、
生海苔は、さしみ、あらいのつまみにしたり、わ
さびじよう油で食べられ、つくだ煮は、海苔単独
あるいは他の食品、例えば葺などと一緒につくだ
煮とされている。また、乾海苔は、あぶつて食べ
たり、海苔巻きか海苔茶づけ等に用いられてい
る。
乾海苔にはくろのり、まぜのり、あおのりの3
種類があるが、普通乾海苔といえばくろのりとま
ぜのりを指し、くろのりはアマノリ属のアサクサ
ノリあるいはスサビノリを薄く抄いて乾燥した製
品で現在ではほとんど養殖スサビノリを原料とし
て生産されている。
最近では、以上の通り海苔単独で使用されるほ
か、新規な味や風味を求めるため、海苔と他の食
品と複合化したシート状のものが求められてい
る。しかしながら、海苔と他の食品とを混合して
シート状に形成することがきわめてむづかしく、
シート状に形成してもばらけ易く扱いにくいた
め、このような食品は市販されていない。
考案が解決しようとする問題点 本考案は以上の問題点を解決することを目的と
し、具体的には、海苔と他の食品とを混合し凍結
した食品ブロツク体をシート状に切削すると、こ
れら混合食品から成る食品シートが容易に得られ
ることに着目し、この混合食品のシートであるに
も拘らず、強度が大きく、水と接触しても破れな
い混合海苔を提供することを目的とする。
〈考案の構成〉 問題点を解決するための手段ならびにその作用 すなわち、本考案は、海苔を主成分とした食品
混合物をシート状に形成してなる食品シートを澱
粉性フイルムの片面若しくは両面に積層させ、加
圧一体化させてなる混合海苔において、この澱粉
性フイルムと食品シートとの間に食用油膜を介在
させて成ることを特徴とする。
そこで、これら手段たる構成ならびにその作用
について図面により詳細に説明すると、次の通り
である。
なお、第1図aは本考案の一つの実施例に係る
混合海苔のうちの食品シートを示す斜視図であ
り、第1図bは本考案の一つの実施例に係る混合
海苔の一部の拡大断面図であり、第2図は他の実
施例に係る混合海苔の一部の拡大断面図であり、
第3図は本考案による混合海苔の製造方法を示す
一例の製造工程図である。
まず、第1図および第2図において符号1は食
品シートを示し、この食品シート1は主成分の海
苔2に対して紅鮭等の他の食品を加えてシート状
に形成したものである。この食品シート1は例え
ば特願昭57−229115号、57−229116号、60−2524
号、60−2663号の各公報に開示された方法によつ
て製造される。
すなわち、海から採取した海苔を洗滌し、カツ
ターで切断し、その中にサイの目状にカツトした
魚肉、例えば、鮭、ししやもの卵等の他の食品と
して混合し、この混合物を容器に入れて凍結して
円盤状ブロツク凍結体を得る。この凍結体をその
中心軸を中心として回転させ、その間に円周面に
沿つて切削すると、帯状の食品シートが得られ
る。このようにして得られる食品シート1は、第
1図aに示す如く、主成分の海苔2をベースと
し、このベースの中に紅鮭等の他の食品3が混在
して、これらが一体として極めて薄いシート状に
成型されたものである。
次に、ポリシート(図示せず)の表面に食用油
膜を形成し、このポリシートの上に澱粉性フイル
ム5、例えばオブラートを重ね、更に、この澱粉
性フイルム5の上に食用油膜4を形成し、その上
に食品シート1を重ねて一体化し、これを100〜
150℃で乾熱乾燥し、必要に応じて熱ローラーに
かける。その後、ポリシートを剥すことにより第
1図bに示す混合海苔が得られる。
また、他の例として、表面に食用油膜を形成さ
せたポリシート上に食品シート1を重ね、その上
に食用油膜4を介して澱粉性フイルム5を重ね、
更に、その上に食用油膜4を介して食品シート1
を重ねて一体化し、これを100〜150℃で乾熱乾燥
し、熱ローラーにかけてから、ポリシートを剥す
と、第2図に示す混合海苔が得られる。
すなわち、ポリシートの上に食用油膜を形成さ
せ、その上に澱粉性フイルムを重ねると、ポリシ
ートの剥れが良くなる。これに対し、澱粉性フイ
ルムと食品シートとの間にも食用油膜を介在させ
ると、両者の剥離性とは逆に密着性が良好とな
り、強度が一段と向上する。このところが本考案
のポイントであつて、食品シートが上記の如く海
苔と他の食品との混合状態でシート状に構成して
きわめてぜい弱で強度の低いものであるにも拘ら
ず、強度が大きく水と接触しても破れない混合海
苔が得られる。
本考案に使用される食品シートは前記製造方法
によつて容易に製造できるが、海苔に混合する他
の食品としては魚肉、貝肉、いかたこ、えび、か
に、魚卵等の魚介類、わかめ、こんぶ等の海藻
類、野菜、食肉、卵等の農畜産類のうちの1種若
しくは2種以上の混合物の何れでも使用可能であ
る。
また、澱粉性フイルムとしては例えばオブラー
トで十分であるが、澱粉性フイルムを食品シート
に積層させると、食品シート単独では、ばらけ易
く扱いにくい食品シートの強度を向上し、手で支
持可能な程度のシートとなり、また、乾熱乾燥時
には食品シートの収縮を防止するので加工性は大
巾に向上する。更に、澱粉性フイルムは油と接触
すると、その強度は一段と向上し水分と接しても
破れないので一層有利となる。
また、食用油としては常温若しくは常温付近で
液状の食用油であれば何れでも良い。
また、ポリシートはセロフアン、プラスチツク
フイルム、紙等、可食シートを一時的に強化し保
持しうる無害フイルムで100〜150℃の乾燥に耐え
るものであれば何れでも使用できる。
以上のようにして製造された本考案による混合
海苔は次のような多くの特徴を有している。
すなわち、海苔を主成分とし、これに魚介類、
海藻類、農畜産類のうちから1種若しくは2種以
上を混合した乾海苔製品であつて、混合食品の食
感、風味ならびに外観を生かした多彩な乾海苔製
品である。
また、通常の乾海苔と同等の厚み、強度を有す
るので従来の乾海苔と同様に扱うことができ、加
工性に優れ、また、各種食品を層状に組合した混
合海苔を容易に供給できる。
従つて、従来の乾海苔のバラエテイーを増し、
ユーザーの多様な嗜好に対応することができる。
実施例 以下、実施例により更に説明する。
実施例 1 第3図に示す製造工程により海苔と紅鮭の食品
シートをつくり、これを使用し、澱粉性フイルム
との間に食用油膜を介在させて混合海苔を製造し
た。この中で、表面の食品シート1は第1図aの
ように青味を帯びた漆黒の海苔2をベースとし、
その中に他の食品3の紅鮭の紅色が斑状に混在す
る極めて美しい海苔シートであり、適当な大きさ
に切断し、通常の乾海苔と同様に火にあぶり、し
よう油をつけて食べると極めて美味であつた。ま
た、このシートを使用して巻きものをつくつたと
ころ、混合海苔は破れることがなく、極めて美し
く、また、美味であつた。
実施例 2 実施例1と同様にして海苔とししやもの卵より
なる混合海苔を得た。この海苔はししやもの卵が
点在する混合海苔で、ししやもの卵の特有な食感
を有し、極めて美味であり、また、酒の肴として
極めて優れていた。
〈考案の効果〉 以上詳しく説明した通り、本考案は、主成分の
海苔と他の食品とを混合した食品シートと、澱粉
性フイルムとの間に食用油膜を介在させて積層一
体化させて成るものである。従つて、通常の海苔
と同様の厚さおよび強度を持つ混合海苔であつ
て、混合食品の特有の食感、風味および外観を兼
ね備え、強度が大きく水分と接しても破れないも
のであるため、通常の乾海苔と全く同様に扱うこ
とができる。
従つて、従来市場に全く見ることのできない新
しい海苔応用製品であつて、乾海苔のバラエテイ
ーを増し、ユーザーの多様な嗜好に対応すること
ができるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の一つの実施例に係る混合海
苔のうちの食品シートを示す斜視図、第1図bは
本考案の一つの実施例に係る混合海苔の一部の拡
大断面図、第2図は他の実施例に係る混合海苔の
一部の拡大断面図、第3図は本考案による混合海
苔の製造方法を示す一例の製造工程図である。 符号1……食品シート、2……海苔、3……紅
鮭、4……油膜、5……澱粉性フイルム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 海苔を主成分とした食品混合物をシート状に形
    成してなる食品シートを澱粉性フイルムの片面若
    しくは両面に積層させ、加圧一体化させてなる混
    合海苔において、この澱粉性フイルムと食品シー
    トとの間に食用油膜を介在させて成ることを特徴
    とする混合海苔。
JP1985050440U 1985-04-03 1985-04-03 Expired JPS635497Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985050440U JPS635497Y2 (ja) 1985-04-03 1985-04-03

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JP1985050440U JPS635497Y2 (ja) 1985-04-03 1985-04-03

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Publication Number Publication Date
JPS61165190U JPS61165190U (ja) 1986-10-14
JPS635497Y2 true JPS635497Y2 (ja) 1988-02-15

Family

ID=30568573

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JP1985050440U Expired JPS635497Y2 (ja) 1985-04-03 1985-04-03

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5444062A (en) * 1977-09-13 1979-04-07 Urashima Nori Kk Laver sheet

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5152076U (ja) * 1974-10-18 1976-04-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5444062A (en) * 1977-09-13 1979-04-07 Urashima Nori Kk Laver sheet

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JPS61165190U (ja) 1986-10-14

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