JPH0518956Y2 - - Google Patents

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JPH0518956Y2
JPH0518956Y2 JP1987081721U JP8172187U JPH0518956Y2 JP H0518956 Y2 JPH0518956 Y2 JP H0518956Y2 JP 1987081721 U JP1987081721 U JP 1987081721U JP 8172187 U JP8172187 U JP 8172187U JP H0518956 Y2 JPH0518956 Y2 JP H0518956Y2
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JP
Japan
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kamaboko
sushi
shaped
ingredients
mold
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JP1987081721U
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JPS63187882U (ja
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  • Fish Paste Products (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、丸みのある江戸前にぎり寿司状のか
まぼこに関する。
【従来の技術】
従来、かまぼこを寿司形状に形成したものとし
ては、本件出願人の所有に係る実用新案登録第
1525102号(実公昭58−17433号)がある。 又、実開昭53−3991号、実開昭49−19085号、
実開昭60−62286号がある。
【解決しようとする問題点】
前記従来の実用新案製品(登録第1525102号)
は、新規な風味と舌ざわりの製品を提供するもの
であり、おつまみ・オードブルとしてたいへん優
れているが、食卓に出すときに、切つて適当な大
きさの寿司状にすることが必要である。 この切つて出すときに切口が直角になり、どう
しても直方体になつてしまう。 また前記実開昭53−3991号等も、寿司状を模索
したものではあるが、上面は平坦であり、周縁に
も角部がある。 丸みのある寿司形状にすることはたいへん重要
であり、商品開発上の課題であつた。 また、切つて出すものは、具が動いてしまうこ
とがあり、具と白色かまぼこをよりしつかりと張
り付けることも要請されている。
【問題点を解決するための手段】
この考案では、にぎり寿司状のかまぼこを提供
するにあたり、切口がなく、より写実的であると
同時に寿司種=具とかまぼこがしつかりと接合し
たものを課題とする。 ここに本考案は、略江戸前にぎり寿司形状で上
面を丸みをもつて形成したかまぼこの上面に具を
接合してなる寿司状かまぼこであつて、前記接合
が、略江戸前にぎり寿司形状の丸みを有する凹部
を形成した型の底部に具を敷きそのうえに魚肉ス
リ身を注入して蒸し上げて接合するかまたは前記
型に魚肉スリ身を注入して蒸し上げたのちに具を
接合し、ついで粒状かまぼこを全側周面に貼着し
たことを特徴とする寿司状かまぼこである。 なお、前記型は、金属製、合成樹脂製、木製な
どがある。 上面の丸みとは、上面が平坦ではなく盛り上
り、又周縁部も丸く隅丸状である意味である。
【実施例】
ここで本考案に係る寿司状かまぼこの一実施例
を加工工程とともに説明する。 加工工程の概略は、魚肉を低温下で荒ずりし、
少量の塩を添加して撹拌混練してスリ身を作り、
丸みを形成した特殊な型容器で具1=寿司種と一
緒に、又は別途にかまぼこ2の上面に丸み4をも
つて寿司状に蒸気で蒸し上げ、粒状かまぼこを貼
つて成型するものである。 寿司種=具1の種類によつては加熱に適さない
ので、その場合はかまぼこ2だけを前もつて成型
して、あとから具1=寿司種をかまぼこ2の上面
に卵白3で接合する。
【工程例】
第一工程 スリ身を作成する。 魚肉、でんぷん、乾燥卵白、甘味料、天然保存
料、氷水を適当分量投入し、ステフアンカツター
で低速数分、高速数分の順で、ライカイ速度を変
えて荒ずりをする。 精製塩を少量添加し、低速数分、高速数分で混
合し、さらに低速で数分良く撹拌する。 第二工程 このスリ身を次の構成の特殊型を利用して成型
する。 型11は、金属製であり、略江戸前にぎり寿司
形状(大きさ・形)の一個分の凹部12を多数個
形成したものである。 凹部12は、底部13が湾曲し隅丸形状に丸み
を有し、かつ抜けやすいように、若干口広のかた
ちになつている。 底部13の周囲を隅丸部14(角落し)に成型
したのでより寿司に似て、かつ寿司種=具の付着
性が一段と向上した。 この隅丸部14に係るように具1を載せると均
一に付着してずれることがない。 また凹部12の内側部には、凹凸や網目を形成
するのが好ましい。 後述する粒状かまぼこの付着性が大幅に向上
し、万一剥れても目立たない効果がある。 最終工程では、別途かまぼこを米粒状に多量に
成型しておき、米粒状かまぼこ5を蒸し上げたか
まぼこの周囲に付着させる。 型11の凹部12には、最初に具1をその底部
13に入れ、つぎに前記混練したスリ身を注入す
る。 注入は、型11の凹部12にノズルが下降して
連続的に注入する充填機で行なう。 具1を入れないときは、ただちに所定量だけ充
填機でスリ身を注入する。 具1は、魚貝類、野菜、卵焼き等の伝統的な寿
司種のほかに肉や果実などでもよい。加熱に適さ
ない例えばマグロ等の具1と、加熱しても差つか
えない具1があるので、具1の種類に応じて具1
を入れるか後から載せるかを選定する。具1は調
理済のもの、未調理のものがある。 スリ身素材は、スケソウダラ等の白身魚であ
り、白色かまぼこ2になる。 なお、スリ身素材は白身魚に限定されるもので
はなく、またこれにレーズン、レモン、ホーレン
草、ニンジン、パンプキン、ウニ等の異素材を単
一に又はブレンドして混合したもの等も除外する
ものではない。 第三工程 スリ身を注入した型ごと92℃以下の蒸気で、品
温があまり高くならない85〜90℃程度で蒸し上げ
る。 もちろんこの段階で、一旦型からスリ身を出し
て、粒状かまぼこを付着させてから蒸すことも出
来るが、作業性は不経済になる。 蒸し上げたものは静置して常温に戻される。 第四工程 成型したかまぼこ2を、型から取り出す。 具1が載つていないものには、その上面に卵白
3を塗布して、具1を丸み4に係るように圧着し
て接合する。 第五工程 あらかじめ同じ材料で作成しておいた米粒風な
どの粒状かまぼこを、前記工程で得たかまぼこの
全側周面に貼着し、そのまま或いは真空パツクし
て商品化される。 真空パツクは1個又は数個で比較的少数の詰あ
わせである。 このような加工工程により、略江戸前にぎり寿
司形状で、上面の少なくとも周囲を丸み4をもつ
て形成したかまぼこ2と寿司種=具1とが接合さ
れ、丸みのある寿司状かまぼこができる。 前記のように接合は、丸みを有する凹部12を
形成した前記型11の底部13に寿司種1を敷
き、そのうえに魚肉スリ身を注入して蒸し上げて
接合しており、しつかりと付着し剥離することは
ない。 また前記接合は、具1の種類によつては予め魚
肉スリ身を、金型11で寿司形状に蒸し上げ、蒸
し上げたかまぼこ2の上面に卵白3で接合するも
のもある。
【効果】
本考案に係る寿司状かまぼこは、寿司形態を追
及しかつ具の付着具合をしつかりと工夫したもの
であり、次のような効果があり、高い有用性およ
び実用的商品価値がある。 上部が丸みを帯び、きわめてにぎり寿司に似
ている。 具が湾曲したまるい面にのり隅丸部にかかる
ように載つており、かつよく付着しているので
剥離することがない。 食卓において切つて出されるのではないの
で、鋭利な切り角がない。 したがつて口さわりに違和感がない。 具とスリ身の接合は、蒸し上げと同時にまた
は蒸し上げてから卵白で接合するのでよく付着
している。 かまぼこの側面に米粒状凹凸や米粒状えかま
ぼこを形成しているので寿司の感じがよく表現
できる。 丸みを形成してあるものに粒状かまぼこを貼
るので、形状が一定化でき、仮にはがれても商
品価値には大きな影響はない。 また全部を粒状かまぼこで作るの比較して廉
価であり、分離や剥離、型くずれがない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る寿司状かまぼこの一実施例
を示すもので第1図は完成した一個の斜視図、第
2図は寿司状かまぼこの断面図、第3図は本考案
の寿司状かまぼこの作成に使用する金属製の型の
一部断面斜視図である。 符号の簡単な説明、1……具(寿司種)、2…
…かまぼこ、3……卵白、4……丸み、5……粒
状かまぼこ、11……型、12……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略江戸前にぎり寿司形状で上面を丸みをもつて
    形成したかまぼこの上面に具を接合してなる寿司
    状かまぼこであつて、前記上面への具の接合が、
    略江戸前にぎり寿司形状の丸みを有する凹部を形
    成した型の底部に具を敷きそのうえに魚肉スリ身
    を注入して蒸し上げて接合するかまたは前記型に
    魚肉スリ身を注入して蒸し上げたのち具を接合
    し、ついで粒状かまぼこを全側周面に貼着したこ
    とを特徴とする寿司状かまぼこ。
JP1987081721U 1987-05-27 1987-05-27 Expired - Lifetime JPH0518956Y2 (ja)

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JP1987081721U JPH0518956Y2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27

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JPS63187882U JPS63187882U (ja) 1988-12-01
JPH0518956Y2 true JPH0518956Y2 (ja) 1993-05-19

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ID=30933712

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS533991B2 (ja) * 1974-08-27 1978-02-13
JPS61146167A (ja) * 1984-12-17 1986-07-03 Seiji Nojima 蒲鉾

Family Cites Families (3)

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