JPH0984558A - 寿司蒲鉾食品およびその製造方法 - Google Patents

寿司蒲鉾食品およびその製造方法

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JPH0984558A
JPH0984558A JP7243128A JP24312895A JPH0984558A JP H0984558 A JPH0984558 A JP H0984558A JP 7243128 A JP7243128 A JP 7243128A JP 24312895 A JP24312895 A JP 24312895A JP H0984558 A JPH0984558 A JP H0984558A
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JP
Japan
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sushi
fish meat
food
kamaboko
paste
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Pending
Application number
JP7243128A
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English (en)
Inventor
Keiji Sasaki
圭司 佐々木
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SASAKEI KK
Original Assignee
SASAKEI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の寿司蒲鉾食品の欠点を改良し、寿司と
蒲鉾の食感を同時に楽しむこのでできる、寿司蒲鉾食品
を提供する。 【解決手段】 魚肉すり身1で密着包接した巻き寿司2
を蒸したことを特徴とする寿司蒲鉾食品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、巻き寿司を魚肉練
り製品で包み、蒸しあげた寿司蒲鉾に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】従来、寿司と蒲鉾を組合せた食品として
は、にぎり寿司の形状に蒲鉾を成形し、その上に寿司種
を接合した寿司状蒲鉾(実開昭63−187882
号)、魚のすり身状にすし種を圧着して一体化させ、次
いで調味酢に数十時間浸漬して固形化させたすし風味蒲
鉾食品(特開昭61−192268号)、酢御飯に魚肉
すり身を混ぜ合わせて混合し、表面に鮨種をのせ蒸しあ
げた鮨蒲鉾(特開昭63−230053号)が知られて
いる。
【0003】また、プラスチックフィルムで包装された
厚さが3mm以下のかまぼこ薄片体の応用例として、寿
司をかまぼこ薄片体で包んだものが、実開昭60−11
6889号の第2図に例示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
63−187882号および特開昭61−192268
号に開示された食品は、いずれも蒲鉾の上に魚介類の鮨
種を乗せたものであり、喫食した時の食感はあくまで蒲
鉾そのものであり、鮨御飯の食味を楽しむことができな
い。また、これらの鮨蒲鉾食品は、鮨種と蒲鉾が一体で
はないため、鮨種と蒲鉾が分離しやすく食べにくいもの
であった。
【0005】特開昭63−230053号の食品は、酢
御飯の一粒一粒が、魚肉すり身中に分散したものであ
り、酢御飯と蒲鉾の食感が渾然一体となりすぎて、やは
り酢御飯の食感を楽しむことができなかった。
【0006】また、かまぼこの薄片体で寿司を包んだ実
開昭60−116889号に例示された食品は、寿司御
飯の食感を楽しむことができるが、かまぼこが3mm以
下の薄片体であるため、逆にかまぼこの食感を楽しむこ
とができず、さらにこの食品はただ単に寿司をかまぼこ
薄片体で包んだだけなので、寿司とかまぼこが分離しや
すく食べにくい欠点がある。
【0007】従って、本発明が解決しようとする課題
は、従来の寿司蒲鉾食品の欠点を改良し、寿司と蒲鉾の
食感を同時に楽しむこのでできる、寿司蒲鉾食品を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意研究を重
ねたところ、巻き寿司を魚肉すり身で包み上げて加工す
ることにより上記課題が解決できることを見いだし、本
発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、(1)魚肉すり身で
密着包接した巻き寿司を蒸したことを特徴とする寿司蒲
鉾食品、(2)表面に具材が露出した魚肉すり身で密着
包接した巻き寿司を蒸したことを特徴とする寿司蒲鉾食
品、(3)簀子の上にプラスチックフィルムを載置し、
その上に抜型を乗せ抜型内に魚肉すり身を練り込んだ後
抜型を外して魚肉すり身シートを形成し、巻き寿司を魚
肉すり身シートの上に置き、巻き寿司をプラスチックフ
ィルムと魚肉すり身シートともに簀子で巻き、プラスチ
ックフィルムの両端を金具で封止して蒸すことを特徴と
する(1)項記載の寿司蒲鉾食品の製造方法、(4)簀
子の上にプラスチックフィルムを載置し、その上に抜型
を乗せ、抜型内に具材を置いた後魚肉すり身を練り込
み、抜型を外して魚肉すり身シートを形成し、巻き寿司
を魚肉すり身シートの上に置き、巻き寿司をプラスチッ
クフィルムと魚肉すり身シートともに簀子で巻き、プラ
スチックフィルムの両端を金具で封止して蒸すことを特
徴とする(2)項記載の寿司蒲鉾食品の製造方法に関す
るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の寿司蒲鉾食品は、図1に
示したように、具材3が略中心にある巻き寿司2と巻き
寿司2を密着包接した蒸した魚肉すり身1からなるもの
である。
【0011】本発明の寿司蒲鉾食品における、魚肉すり
身とは、例えば、タイ、ハモ、サメ、エソおよびタラ等
の白身魚のすり身に、食塩、グルタミン酸ソーダ、卵白
等の調味料を加えたものである。また、白身魚の代わり
に、サバ、イワシ等の赤身の魚肉すり身を用いてもよ
い。本発明における魚肉すり身は、食感を考慮すると、
4〜5mm程度の厚さが好ましい。
【0012】本発明の寿司蒲鉾食品の中心部を構成する
巻き寿司は、海苔の上に寿司飯を乗せ、各種の具材を中
心に置いて簀子で巻いた巻き寿司であれば特に限定され
ない。巻き寿司に用いる具材としては、例えば、アナ
ゴ、練り梅、鮭そぼろ等を挙げることができる。
【0013】本発明の寿司蒲鉾食品の第2の実施形態と
して、図2に示したように、具材4が魚肉すり身の表面
に露出したものである。この第2の実施形態の寿司蒲鉾
食品は、具材4が寿司蒲鉾食品の表面に模様となって現
れるため、外観が美しく、食欲をそそることができる。
表面に露出する具材4としては、巻き寿司に用いた具材
2と食味を調整することが好ましく、例えば、巻き寿司
の具材3がアナゴ、練り梅、鮭そぼろであれば、表面に
露出する具材4は、それぞれに対応して、アナゴ切身、
青紫蘇葉、鮭切身とすることが好ましい。
【0014】本発明の寿司蒲鉾食品は、巻き寿司2と魚
肉すり身1が密着していることが必要である。このよう
な本発明の寿司蒲鉾食品を製造する方法としては、以下
のような方法を挙げることができる。
【0015】図3に示したように、簀子5の上にナイロ
ン等のプラスチックフィルム6を載置し、厚さ3mm程
度のプラスチックの抜型7を置く。次いで、抜型の空隙
部8に、表面に現れる具材4をのせ、抜型の空隙部8
に、均一な厚みとなるように、魚肉すり身1を充填した
後、抜型7を外し、魚肉すり身シートを調製する。次い
で、簀子5により、プラスチックフィルムごと、魚肉す
り身1で巻き寿司を巻き、プラスチックフィルムの両端
を金具で封止する。再び、簀子できっちりと巻き、10
〜20分間蒸し上げる。蒸し上げた後、冷水で冷却し、
プラスチックフィルムを外し、真空包装し、熱湯で殺菌
し、冷却することにより、本発明の寿司蒲鉾食品ができ
あがる。
【0016】
【発明の効果】本発明の、寿司蒲鉾食品は、寿司御飯の
食感と、弾力性のある蒲鉾の食感を同時に楽しむことが
できる。
【0017】また、本発明の寿司蒲鉾食品においては、
巻き寿司と魚肉すり身は、密着しているので、喫食のさ
いに分離することがなく食べやすい。
【0018】さらに、本発明の寿司蒲鉾食品は、主食と
してもよく、また、酒の肴や、間食として喫食してもよ
く、応用範囲が広い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示した寿司蒲鉾食品
の斜視図
【図2】本発明の第2の実施形態を示した寿司蒲鉾食品
の斜視図
【図3】本発明の製造方法の一実施態様の説明図。
【符号の説明】
1 魚肉すり身 2 巻き寿司 3 具材 4 具材 5 簀子 6 プラスチックフィルム 7 抜型 8 空隙部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚肉すり身で密着包接した巻き寿司を蒸
    したことを特徴とする寿司蒲鉾食品。
  2. 【請求項2】 表面に具材が露出した魚肉すり身で密着
    包接した巻き寿司を蒸したことを特徴とする寿司蒲鉾食
    品。
  3. 【請求項3】 魚肉すり身が、タイ、ハモ、サメ、エソ
    およびタラから選ばれる白身魚のすり身と調味料を含む
    ことを特徴とする請求項1または2記載の寿司蒲鉾食
    品。
  4. 【請求項4】 巻き寿司が、アナゴ、練り梅または鮭そ
    ぼろを具材とすることを特徴とする請求項1または2記
    載の寿司蒲鉾食品。
  5. 【請求項5】 表面の具材が、巻き寿司の具材がアナ
    ゴ、練り梅、鮭そぼろに対応して、それぞれアナゴ切
    身、青紫蘇葉、鮭切身であることを特徴とする請求項2
    記載の寿司蒲鉾食品。
  6. 【請求項6】 簀子の上にプラスチックフィルムを載置
    し、その上に抜型を乗せ抜型内に魚肉すり身を練り込ん
    だ後抜型を外して魚肉すり身シートを形成し、巻き寿司
    を魚肉すり身シートの上に置き、巻き寿司をプラスチッ
    クフィルムと魚肉すり身シートともに簀子で巻き、プラ
    スチックフィルムの両端を金具で封止して蒸すことを特
    徴とする請求項1記載の寿司蒲鉾食品の製造方法。
  7. 【請求項7】 簀子の上にプラスチックフィルムを載置
    し、その上に抜型を乗せ、抜型内に具材を置いた後魚肉
    すり身を練り込み、抜型を外して魚肉すり身シートを形
    成し、巻き寿司を魚肉すり身シートの上に置き、巻き寿
    司をプラスチックフィルムと魚肉すり身シートともに簀
    子で巻き、プラスチックフィルムの両端を金具で封止し
    て蒸すことを特徴とする請求項2記載の寿司蒲鉾食品の
    製造方法。
JP7243128A 1995-09-21 1995-09-21 寿司蒲鉾食品およびその製造方法 Pending JPH0984558A (ja)

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