JPH02119764A - シイラの皮付きタタキの製法 - Google Patents

シイラの皮付きタタキの製法

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JPH02119764A
JPH02119764A JP63274690A JP27469088A JPH02119764A JP H02119764 A JPH02119764 A JP H02119764A JP 63274690 A JP63274690 A JP 63274690A JP 27469088 A JP27469088 A JP 27469088A JP H02119764 A JPH02119764 A JP H02119764A
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meat
dolphinfish
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salt
dolphin
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Seiji Sasaki
佐々木 征司
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はシイラの皮付きタタキの製法に係るものであり
、更に詳しくは、最終的に消費者がシイラを刺身として
食へることができるように、シイラの肉質劣化を防いで
一般的な市場流通を=J能とした手段に関するものであ
る。
(従来の技術) 周知の通り、シイラはスズキ口材の海燕であり、その体
長は1メートルに達する美しいアイ色で、鮮やかな斑点
を有する魚である。また、形はカジキに似て側偏する背
ビレは頭頂部に起って尾部に達し、尾ビレは深く分かれ
ており5本州中部以南の外洋の表面を泳いで、他の魚を
追って生育している。
−に記シイラは、特に、夏に美味とされているが、その
肉質は水分を多く含んでいて劣化が早い為、僅かに塩干
品と成されて流通しているものであった。
また、上記シイラの特質として、身が淡白であり、煮魚
や焼き魚として食するにも不適であった。そこで、従来
から、新しい食し方が求められていた。
(発明が解決しようとする課題) 即ち、上記したシイラは、煮魚や焼き魚とじては適さな
いので、刺身として食すること求められる所であるが、
上記した如く、肉質が非常に水分が多い為に、魚肉のタ
ンパク質の変性が早く、短時間のうちに劣化して鮮度や
弾力がなくなり、食味が低下してしまうので、」二記塩
干品としてしか般の市場への流通がなく、一般の最終的
な消費者は、シイラな刺身としては食べ難いものであっ
た。
本発明は、シイラの有するこのような不具合に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、刺身とし
て食べる為のシイラの市場流通を可能として、−・般の
消費者がシイラを刺身として食へられるようにすること
にあり、上記目的を達成するに当たって、特に、早期劣
化を可及的に防止して肉質の劣化速度を落し、風味の良
い、然も刺身としての好適な外観を保たせることのでき
る製法を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を解決するために本発明は、次の技術的手段を
有する。
即ち、実施例に対応する添付図面中の符合を用いてこれ
を説明すると、本発明は、シイラlのウロコを除去する
工程2と、−1テ記ウロコを除去したシイラの頭部、内
臓を除去して三枚におろす工程3と、続いて上記三枚に
おろしたシイラの正内部分の両面に食塩をまぶす工程4
と、−1−記食塩をまぶしたシイラの正肉の反則な、そ
の表面のみ強火でまんべんに焼く工程5と5]二記工程
で正肉の反則の表面のみ焼かれたシイラのiE肉の裏側
も軽く焼く工程6と、上記正肉の反則及びその裏面が焼
かれたシイラをすばやく冷却水の中へ浸漬し、食塩を洗
い流す工程7より成ることを特徴とするシイラの皮付き
タタキの製法である。
(作用) 1−記構成に基ずくと、シイラlのウロコを除去して(
工程2)、頭部、内臓を除去して三枚におろしたシイラ
([程3)の正内部分の両面に食塩をまぶす(工程4)
ことにより、シイラの魚肉組織中に浸透圧が生じ、魚肉
の水分が外部ににじみ出るものである。更に、上記食塩
をまぶしたシイラの正肉の反則からその表面を強火でま
んべんに焼く(工程5)ので、」1記にじみ出た水分が
蒸発するのは勿論、魚肉タンパク質が加熱により変性し
、保水力が低下してタンパク質に結合していた水の一部
が放出されると共に、筋肉が熱収縮して水分を押出する
このように、−上記工程4.5により、シイラの魚肉中
の水分を減少させるものである。
また、上記した如く、シイラな皮付きのままで、しかも
その表面のみを焼くようにし、魚肉の内部まで火を通さ
ずに焼き跡が残らないようにして、刺身として好適に製
したものである。
次に、上記工程で正肉の反則の表面のみ焼いたシイラの
裏面も軽く焼き(工程6)、すばやく冷却水の中へ浸漬
すると共に、表面に付着している食塩を洗い流す(工程
7)。
即ち、急速冷却することにより、皮と肉の間のゼラチン
質を固め、肉と皮を結着させて、上記三枚おろしにした
切り身の形状がくずれないようにするものである。同時
に、上記肉と皮の間のゼラチン質を固め、肉と皮を結着
させて、1記二く枚おろしにした切り身の形状がくずれ
ないようにするものである3、同時に、!”−1j[!
肉と皮の間のセラチン質が結合することにより、より一
層その風味が増すことにもなる。
以−11の工程を経て製されたシイラの皮付きタタキ8
は、魚肉中の水分が取り除かれていて劣化しにくいので
、 ・般市場への流通が可能であり、よって、その最終
的な消費者も、シイラを刺身として食べることができる
ものである。然も、上記シイラの皮付きタタキ8は、L
’、 ;+L! L/た如く劣化を防いでその風味が保
たれるのは当然のことながら、皮と肉のセラチン質が結
合した独特の風味があり、同様に、このように皮と肉が
決着している為に、外観的にも美しく切り分けて食する
ことができる。
尚、上記工程5.6にて表面加熱処理を施す−1(によ
り、サル干ネラ菌等、食中IJの起因となる細菌を滅消
させる。ト[つシイラの皮付きタタキを真空包装を行な
う事により、常温、チイルト、冷凍等保イf)J法によ
って長期間品質劣化を防11−できるものである。
(実施例) 次に本発明の実施例を添付図面に従って詳細に説明する
周知の通り、シイラは、スズキ「I科の海燕であり、そ
の肉質が水分を多く含んでいて劣化が早い15、 般山
場には塩1品とされて流通している3、 シイラは、その体調が1メートルに達する美しいデー1
色で、鮮やかな斑点を41する魚である。また、形はカ
ジキに似て側偏する背ビレは頭頂部に起−)て原品に達
し、尾ビレは深く分かれており、本州中部以南の外t′
rの表面を泳いで、他の魚を追って生育している3゜ また、1″記シイラは、特に夏に美味とされ、当然のこ
とながら食用として多々その漁が行なわれているものの
、身が淡白て煮魚や焼き魚として食すには適さないもの
である。
本出願人は、I記シイラの肉質を考慮した十で、上記す
る製/2−によりシイラを皮付きタタキ8と成したもの
である、。
第1図に、I−記シイラの皮付きタタキの製法を小した
図示する如く、先ず、シイラ1のウロコを除去した後(
[稈2)、更に頭部、内臓を除去して枚におるすく工程
:3)。[4記1°稈2に於ては、金属らせんタワシ等
を用いて表面をこすると、ウロコを筒中に取り除ける。
次に、上記シイラの1枚おろしの1F肉部分の両面に、
IF肉血が見えないように食塩をたっぷりまぶすもので
ある(工程4)9.シイラの肉質が水分を多く含んでい
ることは1)11記したが、1.記下稈4でilEl全
肉に食塩をまぶすことにより、シイラの魚肉組織中に浸
透月が生じ、L記魚肉の水分が外部ににじみ出てくる。
史に、上記食塩をまぶしたシイラの1「肉の反則から、
その表面を強火でまんべんに焼く(■゛稈5゜ すると、上記にじみ出た水分が蒸発するのは勿論、魚肉
タンパク質が加熱により変性し、保水力が低ドしてタン
パク質に結合していた水の−・部が放出されると共に、
筋肉が熱収縮して水分を押出する。
次いで、l−’、 j+2−I−、稈5でIF肉の反則
の表面のみ焼いたシイラの丸面も軽く焼き(−1,稈6
)、ずばやく冷却水の中へ浸イーして、表面に付着して
いる余分な食塩を洗い流す(1゛程7)3、 上記1稈7に於ては、[程4で魚肉の水分を除去する1
・1的でまぶしたたっぷりの食塩を洗い流すと共に、急
速冷却することにより、皮と肉の間のゼラチン質を固め
、肉と皮を結着させる効果を生じゼしぬるものである。
即ち、肉と皮が結着している為に1記三枚おろしにした
切り身の形状がくずねることなく保持でき、同時に、上
記肉と皮の間のゼラチン質が結合することにより、より
 −層その風味が増すことにもなる。
以1゜のに稈により、シイラ1を皮付きタタキ8と成し
たものである。
所で、シイラが煮魚や焼き魚として不適であることは前
記した通りである。その為、1−1記した如く塩下品と
したり、あるいは捕れだての新鮮な内にのみ刺身として
食されているものであった。
通常、魚を刺身として食する場合には、当然のことなが
ら、鮮度、弾力、風味の低下のないことが要求される。
而して、シイラはその肉質が非常に水分を多く含んでい
る為、魚肉のタンパク質の変性が早く、1・、記した如
く捕れだての新鮮なうちは良いものの、短時間のうちに
劣化して鮮度や弾力がなくなり、刺身としての食味が低
下してしまうものであった1、その為、そのままの状態
では般の市場への流通が不ii(能であり、最終的な消
費者は、シイラを刺身として食べることはできないのが
実状であった。
そこで、本出願人は、[111記した製法によるシイラ
の皮付きタタキ8を提供することにより、シイラな、鮮
度9弾力、風味の要求を満たす、より好適な刺身として
市場に流通+−iJ能としたものである。
即ち、子連の工程を紅て製されたシイラの皮付きタタキ
8は、−[稈4及び工程5により、魚肉中の水分が取り
除かれているので、当然、市場に流通してもその間に劣
化することはない。
また、上記したように、シイラの魚肉中の水分を減少さ
ゼてその劣化速度を落とす目的で、工程5に於て加熱し
ているものの、皮付きのままでしかもその表面のみを焼
く為、魚肉の内部まで火が通らず焼き跡が残らないので
、刺身としての食味を失わず、その外観士も々r適であ
る。
このように、本発明の製法によるシイラの皮付きタタキ
8は、 般市場への流通が可能であり、よって、その最
終的な消費者も、シイラな刺身として食べることができ
るものである。
然も、上記シイラの皮付きタタキ8は、上記した如く劣
化を防いでその風味が保たれるのは当然のことながら、
皮と肉のセラチン質が結合した独特の風味があり、同様
に、このように皮と肉が決着している為に、外観的にも
美しく切り分けて食することができる5゜ 尚、ト1;ヒ皮付きタタキ8は、醤油とワサビで食する
他、大葉(青しぞ)またはゆずをすりつぶして、みそ、
酢を加えた、人菓酢みそ、ゆず酢みそをかけて食へても
美味である1゜ (発明の効果) 本発明は、I−述の通り構成されているのて、次に記載
する効果を奏する。。
即ち、三枚におろしたシイラの正肉部分の両面に食塩を
まぶすことにより、魚肉の水分を外部に湿潤させ、更に
、l=、記食塩をまぶしたシイラの11:。
肉の反則の表面を強火でまんへんに焼くことにより、魚
肉タンパク質をその加熱により変性して、保水力を低ド
せしめ、タンパク質に結合していた水の−・部を放出さ
せると共に、筋肉の熱収縮で水分を押出させるので、シ
イラの魚肉中の水分が減少し、その劣化速度が落ちる利
点がある。
また、この時、加熱しているものの、皮(=Jきのまま
でしかもその表面のみを焼く為、魚肉の内部まで火が通
らず焼き跡が残らないので、刺身としての食味を失わず
、その外観トも好適であると共に、その後、すばやく冷
却水の中へ浸漬するので、急速冷却されて、皮と肉の間
のセラチン質が固められ、肉と皮が結着して、」1記三
枚おろしにした切り身の形状がくずれない。加えて、1
−配向と皮の間のゼラチン質が結合することにより、よ
り 層その風味が増すことにもなる。
従って、本発明の製法によるシイラの皮付きタタキは、
魚肉中の水分が取り除かれていて劣化しにくいので、 
般市場への流通がi」J能であり、よって、その最終的
な消費者も、シイラを刺身として食べることができる。
然も、]−記シイラの皮付きタタキは、上記した如く劣
化を防いでその風味が保たれるのは当然のことながら、
皮と肉のゼラチン質が結合した独特の風味があり、同様
に、このように皮と肉が決着している為に、外観的にも
美しく切り分けて食することができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明の実施例を示し、第1図はシイラの皮
付きタタキの製法I−稈図である。 尚、図中 1・・・シイラ 2・・・ウロコの除去工程 3・・・頭部、内臓を除去して三枚におろす工程 4・・・三枚おろしの正肉部分の両面に食塩をまぶす1
−程 5・・・正肉の反則を、表面のみ強火でまんべんに焼く
工程 6・・・IF肉の裏側も軽く焼< I’稈7・・・ずば
やく冷却水中へ浸漬し、食塩を洗い流す1−程 8・・・シイラの皮付きタタキ を示している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、シイラ1のウロコを除去する工程2と、上記ウロコ
    を除去したシイラの頭部、内臓を除去して三枚におろす
    工程3と、続いて上記三枚におろしたシイラの正肉部分
    の両面に食塩をまぶす工程4と、上記食塩をまぶしたシ
    イラの正肉の皮側をその表面のみ強火でまんべんに焼く
    工程5と、上記工程で正肉の皮側を表面のみ焼かれたシ
    イラの正肉の裏側も軽く焼く工程6と、上記正肉の皮側
    及びその裏面が焼かれたシイラをすばやく冷却水の中へ
    浸漬し、食塩を洗い流す工程7より成ることを特徴とす
    るシイラの皮付きタタキの製法
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5690433B1 (ja) * 2014-07-17 2015-03-25 株式会社極洋 可食表皮を備えた生鮮魚、その製造方法およびその製造装置
CN105105210A (zh) * 2013-12-05 2015-12-02 株式会社极洋 表皮蒸除生鲜鱼或具备可食表皮的生鲜鱼、其制造方法及其制造装置

Cited By (3)

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CN105105210A (zh) * 2013-12-05 2015-12-02 株式会社极洋 表皮蒸除生鲜鱼或具备可食表皮的生鲜鱼、其制造方法及其制造装置
CN105105210B (zh) * 2013-12-05 2019-10-25 株式会社极洋 表皮蒸除生鲜鱼或具备可食表皮的生鲜鱼、其制造方法及其制造装置
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