JP3123921U - イカの胴に練り物を詰め込み加熱処理したイカ加工食品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】イカの胴内に魚肉もしくは畜肉もしくは魚肉と畜肉の混合物に食塩等の塩類や色々な副材料を加え粘り気を出した練り物を詰め込み加熱処理する。
【選択図】図1
Description
本考案においては畜肉を使用した練り物の場合、亜硝酸塩等の発色剤を使用し加熱処理ことにより豚肉や牛肉にふくまれている色素タンパク質であるミオグロビンがニトロソミオグロビンに変化し美しい色を呈するようにしてあるため輪切りにした場合に詰め込まれている練り物の見栄えがよく美味しく見え商品価値の高い製品を提供する事ができるのである。また本考案においてはイカの胴と詰め込まれた練り物の接着は魚肉や畜肉の塩溶性タンパク質である筋原線維タンパク質が食塩等の塩類と混合されペースト状の粘り気が出たのち加熱処理されることにより独特の弾力のある凝固物となること更にデンプンの作用等により極めて良好なものとすることが出来、接着にイカの足のコラーゲンは不要とすることができた。更に、タンパク性のものを結合する酵素であるトランスグルタミナーゼを使用することによりイカの胴と詰物が分離するのを防ぐ工夫をしてあることからイカの足を使用することに伴う桎梏から解放され多種多様なイカの胴に練り物を詰め込み加熱処理したイカ加工食品が製品展開できるのである。
なお加圧加熱処理とレトルト処理は法令上若干の違いがあるが本考案おいては大体同じ意味である。
本考案に使用するイカは生のものでも冷凍したイカを解凍したものでもよいのであるがイカは加熱すると縮む性質があるため練り物を詰め込む前にボイル等の加熱処理をしておくことが望ましい。またイカは練り物を詰め込む前に調味料の液に漬けたもの、調味料の液に漬けた後加熱処理したもの、焼き処理したものなどであってもよいのである。イカの胴に詰め込む練り物とは、スケソウダラなどの冷凍すり身、グチ、鯛、鰯その他の魚のミンチやすり身等、もしくは豚、羊、山羊、牛、鳥類等畜肉のミンチ等、もしくは魚肉のすり身やミンチ等と畜肉のミンチ等との混合物に食塩等の塩類を加え望ましくは低温でよく攪拌混合し未変性の塩溶性タンパク質である筋原線維タンパク質たるアクトミオシンと食塩等の塩類の作用で粘り気を出しペースト状とし、香辛料、香辛料抽出物、小麦粉、各種のでんぷんや山芋などの穀類、しょうゆ、みりん、グルタミン酸ナトリウム、アラニン、コハク酸ナトリウム、ソルビトール、還元水飴、砂糖などの調味料、にんじん、ごぼうなどの具材、カゼイン、卵白その他の副材料を加え混合して調製したものをいい、食塩以外の副材料については特に制限はない。畜肉を含む練り物の場合には畜肉が褐色に変化し見た目に美しくなくなるため発色剤として亜硝酸塩を添加しておくことが望ましい。発色剤としては亜硝酸塩と硝酸塩を併用してもよい。亜硝酸塩は多くの野菜類や人の唾液に含まれている。これらの練り物をイカの胴内に詰め込んだ後、蒸す・燻す・ボイル・レトルト等の方法で加熱処理することにより練り物はイカの胴内において独特の弾力性を有する凝固物となりイカの胴に接着する。トランスグルタミナーゼを使用した練り物をイカの胴に詰め込んだ場合には酵素を良く働かせるため5分以上経過してから加熱処理する必要がある。燻す場合を除き加熱処理の前に耐熱性の包材によりパックしておいてもよいし、また例えば、加熱処理しイカの胴内に詰め込んだ練り物が凝固した後で耐熱性の包材に入れそのままもしくは減圧包装,真空包装しレトルト処理すれば常温で長期間保存可能となる。レトルト処理の場合耐熱性菌や耐熱性の芽胞・胞子を完全に死滅させるため本イカ加工食品の中心温度が大体120℃で15分もしくは中心のF値が4以上である加熱条件が望ましい。本考案のイカ加工食品はトランスグルタミナーゼを使用しない場合でもイカの胴と詰め込まれた練り物の接着は極めて良好であるが輪切りにして食されたり、輪切りにしてオデンのネタとして煮込まれたりするとその場合取り扱い方によってはイカと詰め込まれた練り物が分離するこがあるため楊子などの串を刺すことによりこの問題を解決した。また楊子などの串を刺した輪切り物はそのまま食する場合においても手を汚すことなく食べ易い形態である。
本考案請求項12、請求項13、における輪切り済みイカ加工食品はオデンのネタとして高い商品価値が期待され、さらに容器もしくは包装から取り出してそのまますぐ食べることができるため利用時における利便性が高く珍味食品として酒の肴やおつまみに、お惣菜、弁当のおかずなどに最適であり且つ視覚的に商品価値を消費者に宣伝することができる。
他方において、スケソウダラの冷凍すり身240部を6〜11分擂潰し、これに食塩10部を加え魚肉のタンパク質を溶出させた後、グルタミン酸ナトリウムを主成分とする複合調味料8部、馬鈴薯でんぷん24部、砂糖12部、氷水55部を加えよく混合したものを調製し魚肉を含む練り物とした。この練り物を上記のイカの胴内に詰め込み胴の口の部分をアルミホイルで覆い口の方を上にして蒸し器に入れ約20分間蒸気により加熱処理した。
2…イカ胴
3…練り物
4…口
5…イカの足
6…輪切り物
7…楊子
Claims (15)
- 魚肉に食塩等の塩類その他の副材料を加えて混合し粘り気を出した練り物を内臓が取り除かれたイカの胴内に詰め込み必要に応じて口を止める処理を行った後、加熱処理することを主な特徴とするイカ加工食品。
- 畜肉に食塩等の塩類、その他の副材料及び発色剤として亜硝酸塩等を加えて混合し粘り気を出した練り物を内臓が取り除かれたイカの胴内に詰め込み、必要に応じて口を止める処理を行った後、加熱処理することを主な特徴とするイカ加工食品。
- 魚肉と畜肉の混合物に食塩等の塩類その他の副材料を加えて混合し粘り気を出した練り物を内臓が取り除かれたイカの胴内に詰め込み、必要に応じて口を止める処理を行った後、加熱処理することを主な特徴とするイカ加工食品。
- 魚肉及び畜肉に食塩等の塩類その他の副材料及び発色剤として亜硝酸塩を加えて混合し粘り気を出した練り物を内臓が取り除かれたイカの胴内に詰め込み、必要に応じて口を止める処理を行った後、加熱処理することを主な特徴とするイカ加工食品。
- 請求項1から4に記載のそれぞれの練り物を内臓が取り除かれたイカの胴内に詰め込み、必要に応じて口を止める処理を行った後、耐熱性のパックに入れ加圧加熱処理することを主な特徴とするイカ加工食品。
- 請求項1から4に記載の練り物が詰め込まれたイカの胴を耐熱性のパックに入れて加熱処理することを主な特徴とするイカ加工食品。
- 請求項1から4に記載のイカ加工食品が真空パックに入れ減圧包装されていることを主な特徴とするイカ加工食品。
- 請求項1から4に記載のイカ加工食品が耐熱性パックに入れられ減圧包装後加圧加熱処理されていることを主な特徴とするイカ加工食品。
- 請求項1から8に記載のイカが加熱処理されたイカであることを特徴とするイカ加工食品。
- 請求項1から9に記載のイカが味付けされていることを特徴とするイカ加工食品。
- 請求項1から10に記載のイカが焼き処理されていることを特徴とするイカ加工食品。
- 請求項1から11に記載のイカ加工食品が輪切りされた輪切り物で、内部に詰め込まれた練り物が露呈した状態で容器に収容されまたは包装された輪切り済みイカ加工食品。
- 請求項1から11に記載のイカ加工食品が輪切りされイカの胴から内部の練り物に楊子などの串を刺してある輪切り物で、内部に詰め込まれた練り物が露呈した状態で容器に収容されまたは包装された、輪切り済みイカ加工食品。
- 請求項1から13に記載のイカ加工食品においてイカの胴の口にイカの足を接続したことを特徴とするイカ加工食品。
- 請求項1から14に記載のイカ加工食品において製造時に酵素であるトランスグルタミナ−ゼを使用することを特徴とするイカ加工食品。
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JP2006003065U JP3123921U (ja) | 2006-03-27 | 2006-03-27 | イカの胴に練り物を詰め込み加熱処理したイカ加工食品 |
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