JP2004313012A - 容器状食品及びその内部に食材を充填した複合食品 - Google Patents

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巽 坂本
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Abstract

【課題】魚肉練り製品と他の食材を同時に食することを可能としたものである。
【解決手段】魚肉すり身を主原料とし、容器状に形成された製品を得て、その内部に他の食材を充填することで容器ごと手軽に食することができる複合食品を提供する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、魚肉すり身を主原料とし、容器状に形成された食品、及びその内部に他の食材を充填することで、容器ごと手軽に食することができ、食バランスを保ち、健康志向に適応した新規分野の複合食品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
魚肉すり身を主原料とした食品としての竹輪、蒲鉾の歴史は古く、風味はよく、高級食材として好まれて食されていたが、近年は多用な消費者のニーズに対応できず、消費が停滞状態にある。
【0003】
竹輪は生食用に風味はよく美味しいが、煮物料理用としては竹輪本来の味が抜けふやけることで料理に適応できず、特に若い世代に好まれていなかった。また、竹輪の穴にチーズやソーセージなどの食材を詰めた複合食品があるが、食材が棒状で汁を出さないものだけに限定されるため、流通しているものはごく少量にすぎなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
魚肉すり身を主原料とし、上部に開口部を有し、底部が閉じられていて、内部に食材を充填できるように形成された事を特徴とする容器状食品、及びその内部に炊き込みご飯、野菜等の食材を充填し、共に食することができる複合食品を提供すること。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の容器状食品の製造は、目的とする形状に応じて作成した型の内側または外側に魚肉すり身を塗りつけるか、あるいは、凸型と凹型の隙間に魚肉すり身を押し込んで成形し、次いで加熱処理により魚肉すり身をそのままの形状を保ったまま硬化させた後、型と分離することにより行なう。
【0006】
上記加熱処理の方法としては、焼成、油ちょう、蒸煮のいずれであっても良い。この場合、加熱処理の方法によって、例えば、焼成した場合には竹輪のような製品が、油ちょうした場合にはさつま揚げのような製品が、また蒸煮した場合は蒲鉾のような製品が得られる。本食品は、その内部に食材を充填して、通常、手で持って食することから、手が油や水分で汚れないようにするためには、焼成による加熱が好ましい。また、加熱処理による日持ち改善の観点からも焼成による加熱が衛生上好ましい。
【0007】
本発明において使用する魚肉すり身は通常の魚肉練製品に用いられているものを使用することができる。すなわち、例えば、スケソウダラ、グチ、サメ、ホッケ、鯛、ハモ等の原料魚から採肉し、水晒しし、脱水した魚肉や、この魚肉から調整した冷凍すり身に食塩を添加し、必要に応じて水や各種の副原料を添加し、撹拌して練成することによって、調整することができる。
【0008】
上記副原料としては、例えば、砂糖、みりん、化学調味料等の調味料、植物油、香辛料、卵白、卵黄、山芋、澱粉、植物性蛋白質、増粘剤、ゲル補強剤等を用いることができる。また、これらの他に例えば、イカ、タコ、紅生姜、ごぼう、にんじん等の具材を添加してもよい。
【0009】
本発明の魚肉すり身を原料とした容器状食品の形状は、内部に食材を充填できるように上部に開口部を有し、底部が閉じられていれば任意の形状で良いが、店頭の陳列棚や食卓に並べる際に座りが良いので、底部が平面状に閉じられているのが都合が良い。
さらに、その形状は効率的に内部に食材が充填でき、手で持ち易いように円筒状にすることができる。容器状食品の開口部は、中に充填してある食材を見せることが販売促進につながるので、開口部を斜めに楕円形として、開口部の面積を広くするのが好ましい。この場合、予め開口部が楕円形になるように型へ魚肉すり身を塗布しておくか、後で斜めにカットして楕円形にすることもできる。
【0010】
本発明の容器状食品の大きさは、本食品の内部に食材を充填して得た複合食品を箸または手で持って食することから、例えば円柱状であるとした場合には、その外径が1cmから15cmで円筒部の長さが2cmから20cmのものが好ましい。さらに、本複合食品を主食として利用する場合には、外径が3cm〜10cmで円筒部の長さが5〜15cmのものが特に好ましい。
【0011】
本発明で、原料の魚肉すり身を成形するために用いる型は、繰り返し利用できるように加熱温度で変質しないものであれば特に限定されないが、加工性及び衛生の面から金属材質が好ましい。また、型離れがし易いように、金属の表面を鏡面仕上げやフッ素樹脂コーティングすることもでき、さらに、食品を型から円滑に分離するために離型材として、油脂、食品用パラフィン、可食性界面活性剤を型に塗布することが通常行なわれている。
【0012】
塗布する魚肉すり身の厚みは、最低限、製品が容器としての強度を保つ必要があるが、3mmから10mm程度が好ましい。
3mm未満では、容器としての強度が不足し、10mmを超えると焼成加熱時に中まで火が通り難くなる。
【0013】
容器状食品の内部に充填する食材としては、容器に収納出来る大きさに切断してある食材であれば、生あるいは調理済みの食材が使用できるが、例えば、胡瓜、アスパラガス、大根、人参、レタス等の野菜類、牛肉、豚肉、鶏肉等の肉類、海老、蟹、鮪、鯛、鮭、帆立、蛤等の魚介類。ベーコン、ハム、ソーセージ、スモークサーモン、納豆等の加工食品類、白飯、焼き飯、五目御飯、酢飯、混ぜご飯、散らし寿司等の米飯、スパゲティ、マカロニ等のパスタ類、ポテトサラダ、マカロニサラダ、コールスローサラダ、海藻サラダ等のサラダ類が使用できる。所望により、マヨネーズ、ケチャップ、ドレッシング、各種ソース類等の調味料を添加することもできる。
本発明の複合食品は主食またはおかずとして利用できるが、主食として利用する場合は米飯が好ましい。
【0014】
以下に実施例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらのみに限定されるものではない。
【0015】
【実施例】
実施例1
スケソウダラの無塩すり身1500g、食塩50g、みりん20g、馬鈴薯澱粉100g、グルタミン酸ナトリウム10g、水1350gを配合し、混合して魚肉すり身を調整した。
この魚肉すり身を、一端の中心に軸棒を有する直径5cmの円柱形の金型の他端を含む外表面に厚さ5mm、長さ13cmに均一に塗りつけた。軸棒を回転しながら炭火で焼成し、表面に焦げ目がついたら、金型から製品を引抜いて容器状食品を得た。
実施例2
実施例1で得た容器状食品の内部に散らし寿司をスプーンで詰め込み複合食品を得た。
【0016】
【発明の効果】
魚肉すり身を主原料とし、容器状の製品に形成することで、内部に米飯等の様々な食材を充填することが可能となり、消費者のニーズに対応することが出来る。また、容器状に形成されているために、外部に汁がこぼれ出ることも無いし、また内部の食材で手を汚すこともなく、手づかみで容器ごと食べることができる。また、例えば、竹輪の様に表面が狐色に焼成された魚肉練り製品の容器ごと手軽に、かつ衛生的に食することができ、最小限の包装で済ませることができる。
本発明の容器状食品は、例えば、スーパーやコンビニで販売される弁当、地方の特産食材弁当などに利用でき、さらに各家庭では、好みに応じて炊き込みご飯、野菜等を詰めて、食卓で、家族ハイキング、アウトドア時になどでも利用できる新鮮味に満ちた新規複合食品を活性化社会へ提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】容器状食品の正面図
【図2】容器状食品の断面図
【図3】複合食品の正面図

Claims (6)

  1. 魚肉すり身を主原料とし、上部に開口部を有し、底部が閉じられていて、内部に食材を充填できるように形成された事を特徴とする容器状食品
  2. 請求項1記載の容器状食品の内部に食材を充填した複合食品
  3. 食材収納部が円筒形で、開口部が楕円形で、底部が円板状であることを特徴とする請求項1記載の容器状食品
  4. 焼成により加熱されたことを特徴とする請求項1または請求項3記載の容器状食品
  5. 請求項3または請求項4記載の容器状食品の内部に食材を充填した複合食品
  6. 内部に充填した食材が米飯であることを特徴とする請求項2または請求項5記載の複合食品
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013220837A (ja) * 2012-04-18 2013-10-28 Fuji Seiki Co Ltd 巻き寿司包装体
KR101760702B1 (ko) 2015-02-23 2017-07-25 주식회사 대광에프앤씨 볶음밥 속을 함유한 어묵 반죽 제조 방법
KR101760700B1 (ko) 2015-02-23 2017-08-07 주식회사 대광에프앤씨 볶음밥 속을 함유한 어묵 반죽

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