JPH06284863A - シート状茶成型物の製造方法 - Google Patents
シート状茶成型物の製造方法Info
- Publication number
- JPH06284863A JPH06284863A JP11202493A JP11202493A JPH06284863A JP H06284863 A JPH06284863 A JP H06284863A JP 11202493 A JP11202493 A JP 11202493A JP 11202493 A JP11202493 A JP 11202493A JP H06284863 A JPH06284863 A JP H06284863A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tea
- sheet
- plastic bag
- shaped
- press
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Tea And Coffee (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 茶に結着液を均一に付着させてから、プレス
機でシート状に加圧成型した後、乾燥する方法並びに茶
を水で湿らせてから粉末状結着剤を混入した後、加温し
て上記粉末状結着剤を溶解させ、次にプレス機でシート
状に加圧成型した後、乾燥する方法、によりシート状茶
成型物を製造する。 【効果】 この発明によれば、従来の茶製品にないファ
ッション性を有する様々な形のシート状成型茶ができ、
長期間おいしく飲食用に使用できる。また、1枚のシー
トあるいはカード状成型茶の重量が決定されているの
で、計量の手間が省け、使用する茶の量が正確に把握で
き、おいしい茶のいれ方がしやすくなる。
機でシート状に加圧成型した後、乾燥する方法並びに茶
を水で湿らせてから粉末状結着剤を混入した後、加温し
て上記粉末状結着剤を溶解させ、次にプレス機でシート
状に加圧成型した後、乾燥する方法、によりシート状茶
成型物を製造する。 【効果】 この発明によれば、従来の茶製品にないファ
ッション性を有する様々な形のシート状成型茶ができ、
長期間おいしく飲食用に使用できる。また、1枚のシー
トあるいはカード状成型茶の重量が決定されているの
で、計量の手間が省け、使用する茶の量が正確に把握で
き、おいしい茶のいれ方がしやすくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は茶成型物の製造におい
て、結着剤で各種茶を被覆、結合、シート状に成型後、
乾燥させて、シート状茶成型物を製造する方法に関す
る。
て、結着剤で各種茶を被覆、結合、シート状に成型後、
乾燥させて、シート状茶成型物を製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来茶を成型したものとしては、中国の
団茶がある。これらの茶は蒸熱処理により生じた茶自身
の粘着力により結着させている為、その形状は板状、球
状、碗状といったやや厚みを有する形状に限られてい
た。
団茶がある。これらの茶は蒸熱処理により生じた茶自身
の粘着力により結着させている為、その形状は板状、球
状、碗状といったやや厚みを有する形状に限られてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、元の茶の
香味を損うことがなく数mmの厚さのシート状に成型し
てもある程度の強度を保有させる茶成型技術を開発する
ために研究を重ねた。
香味を損うことがなく数mmの厚さのシート状に成型し
てもある程度の強度を保有させる茶成型技術を開発する
ために研究を重ねた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、茶に結着液を均一に付着させてから、プレス
機でシート状に加圧成型した後、乾燥する方法、並びに
茶を水で湿らせてから、粉末状結着剤を混入した後、加
温して上記粉末状結着剤を溶解させ、次にプレス機でシ
ート状に加圧成型した後、乾燥する方法、によりシート
状茶成型物を製造するものである。そして、上記粉末状
結着剤又は結着液には、天然多糖類プルラン又はその水
溶液が特に適している。
本発明は、茶に結着液を均一に付着させてから、プレス
機でシート状に加圧成型した後、乾燥する方法、並びに
茶を水で湿らせてから、粉末状結着剤を混入した後、加
温して上記粉末状結着剤を溶解させ、次にプレス機でシ
ート状に加圧成型した後、乾燥する方法、によりシート
状茶成型物を製造するものである。そして、上記粉末状
結着剤又は結着液には、天然多糖類プルラン又はその水
溶液が特に適している。
【0005】
【作用】本発明で使用される上記結着剤プルランは、高
結着性を有し、無味無臭であるため、数mmの厚さでも
ある程度の強度を持たせることができ、茶本来の香味が
損われない。また、本結着剤の造る被膜はガス特に酸素
透過性をほとんど示さないので、茶の酸素による劣化防
止および香味保持が可能となる。
結着性を有し、無味無臭であるため、数mmの厚さでも
ある程度の強度を持たせることができ、茶本来の香味が
損われない。また、本結着剤の造る被膜はガス特に酸素
透過性をほとんど示さないので、茶の酸素による劣化防
止および香味保持が可能となる。
【0006】
1.緑茶30gを10×15平方センチメートルのポリ
袋に秤取し、10.7重量%プルラン水溶液10mlを
均一に茶に塗布後、ヒートシーラーにより開口部を閉じ
る。上記ポリ袋と同じ大きさの金属枠をプレス機に固定
し、その中ヘポリ袋を固定し、加圧成型する。成型後、
ポリ袋から茶を取り出し、反り防止のため乾燥用固定網
に挾み込み、真空乾燥機にて乾燥し、シート状あるいは
図1に示すように一定の大きさずつ割って使用できるよ
うに表面に分割用筋溝1を設けたカード状茶成型物2を
得た。 2.緑茶30gを実施例1のポリ袋に秤取し、水10m
lを均一に噴霧し湿らせる。3gのプルラン粉末を均一
に混合させ、ポリ袋を密封後、約60℃で加温し、プル
ランを溶解させる。溶解後、実施例1と同様に成型、乾
燥し、シート状あるいはカード状茶成型物2を得た。 3.実施例1及び2の工程中の加圧成型後、クッキー用
のステンレス製型抜き器により様々な形で抜き、実施例
1と同様に乾燥し、図2に示すように星型、樹木の型、
花型、鳥型、ハート型等様々な形のシート状茶成型物
2′を得た。 4.荒茶製造工程途中の茶葉(粗揉・揉捻・中揉葉)を
用いて、実施例1と同様に成型、乾燥し、シート状ある
いはカード状茶成型物2を得た。 5.実施例1で得られたカード状茶成型物2を窒素ガス
充填用茶袋により窒素ガス充填包装し、温度30℃の恒
温器中で貯蔵したところ、対照品(無処理茶)は貯蔵7
0日後で茶の水色にやや赤み、香気にやや変質臭(熟練
茶審査員による官能検査)がみられ、ビタミンC含有量
も約75%に減少していた。これに対し処理品(茶成型
物2)は、官能検査による品質及びビタミンC含有量と
もに貯蔵開始当初ほぼ同程度であった。 6.実施例1及び2の工程中の加圧成型後に実施例3と
同様の方法で数mmの穴を、茶成型物の強度を損わない
程度に抜いて得られるシート状あるいはカード状茶成型
物は、湯を注いで浸出させる場合、茶葉の崩壊性に優れ
ていた。
袋に秤取し、10.7重量%プルラン水溶液10mlを
均一に茶に塗布後、ヒートシーラーにより開口部を閉じ
る。上記ポリ袋と同じ大きさの金属枠をプレス機に固定
し、その中ヘポリ袋を固定し、加圧成型する。成型後、
ポリ袋から茶を取り出し、反り防止のため乾燥用固定網
に挾み込み、真空乾燥機にて乾燥し、シート状あるいは
図1に示すように一定の大きさずつ割って使用できるよ
うに表面に分割用筋溝1を設けたカード状茶成型物2を
得た。 2.緑茶30gを実施例1のポリ袋に秤取し、水10m
lを均一に噴霧し湿らせる。3gのプルラン粉末を均一
に混合させ、ポリ袋を密封後、約60℃で加温し、プル
ランを溶解させる。溶解後、実施例1と同様に成型、乾
燥し、シート状あるいはカード状茶成型物2を得た。 3.実施例1及び2の工程中の加圧成型後、クッキー用
のステンレス製型抜き器により様々な形で抜き、実施例
1と同様に乾燥し、図2に示すように星型、樹木の型、
花型、鳥型、ハート型等様々な形のシート状茶成型物
2′を得た。 4.荒茶製造工程途中の茶葉(粗揉・揉捻・中揉葉)を
用いて、実施例1と同様に成型、乾燥し、シート状ある
いはカード状茶成型物2を得た。 5.実施例1で得られたカード状茶成型物2を窒素ガス
充填用茶袋により窒素ガス充填包装し、温度30℃の恒
温器中で貯蔵したところ、対照品(無処理茶)は貯蔵7
0日後で茶の水色にやや赤み、香気にやや変質臭(熟練
茶審査員による官能検査)がみられ、ビタミンC含有量
も約75%に減少していた。これに対し処理品(茶成型
物2)は、官能検査による品質及びビタミンC含有量と
もに貯蔵開始当初ほぼ同程度であった。 6.実施例1及び2の工程中の加圧成型後に実施例3と
同様の方法で数mmの穴を、茶成型物の強度を損わない
程度に抜いて得られるシート状あるいはカード状茶成型
物は、湯を注いで浸出させる場合、茶葉の崩壊性に優れ
ていた。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、従来の茶製品にない
ファッション性を有する様々な形を有するシート状茶成
型物ができ、長期間おいしく飲食用に使用できる。ま
た、1枚のシートあるいはカード状成型茶の重量が決定
されているので、計量の手間が省け、使用する茶の量が
正確に把握でき、おいしい茶のいれ方がしやすくなる。
尚、原料の茶は緑茶を始めとする各種茶に応用すること
ができ、工程途中の茶葉(粗揉・揉捻・中揉葉)からも
成型可能である。
ファッション性を有する様々な形を有するシート状茶成
型物ができ、長期間おいしく飲食用に使用できる。ま
た、1枚のシートあるいはカード状成型茶の重量が決定
されているので、計量の手間が省け、使用する茶の量が
正確に把握でき、おいしい茶のいれ方がしやすくなる。
尚、原料の茶は緑茶を始めとする各種茶に応用すること
ができ、工程途中の茶葉(粗揉・揉捻・中揉葉)からも
成型可能である。
【図1】本発明に係る方法により製造したシート状茶成
型物の一例を示す斜視図である。
型物の一例を示す斜視図である。
【図2】同上の他の例を示す平面図である。
2、2′ シート状茶成型物
Claims (2)
- 【請求項1】 茶に結着液を均一に付着させてから、プ
レス機でシート状に加圧成型した後、乾燥することを特
徴とする、シート状茶成型物の製造方法。 - 【請求項2】 茶を水で湿らせてから、粉末状結着剤を
混入した後、加温して上記粉末状結着剤を溶解させ、次
にプレス機でシート状に加圧成型した後、乾燥すること
を特徴とする、シート状茶成型物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11202493A JPH06284863A (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | シート状茶成型物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11202493A JPH06284863A (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | シート状茶成型物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06284863A true JPH06284863A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=14576091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11202493A Pending JPH06284863A (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | シート状茶成型物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06284863A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010067520A (ko) * | 2001-02-05 | 2001-07-13 | 김수현 | 동백 떡차 제조 방법 |
WO2015088221A1 (en) * | 2013-12-11 | 2015-06-18 | Cl Pharm Co., Ltd. | A novel film-type herb tea preparation comprising a water-soluble polymer and herb extract as an effective ingredient and the preparation method thereof |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05244868A (ja) * | 1992-03-04 | 1993-09-24 | Fukujiyuen:Kk | 固形茶及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-04-02 JP JP11202493A patent/JPH06284863A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05244868A (ja) * | 1992-03-04 | 1993-09-24 | Fukujiyuen:Kk | 固形茶及びその製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010067520A (ko) * | 2001-02-05 | 2001-07-13 | 김수현 | 동백 떡차 제조 방법 |
WO2015088221A1 (en) * | 2013-12-11 | 2015-06-18 | Cl Pharm Co., Ltd. | A novel film-type herb tea preparation comprising a water-soluble polymer and herb extract as an effective ingredient and the preparation method thereof |
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