JPH11346675A - 食用容器 - Google Patents

食用容器

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Publication number
JPH11346675A
JPH11346675A JP10157782A JP15778298A JPH11346675A JP H11346675 A JPH11346675 A JP H11346675A JP 10157782 A JP10157782 A JP 10157782A JP 15778298 A JP15778298 A JP 15778298A JP H11346675 A JPH11346675 A JP H11346675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glutinous rice
edible container
rice
rice cake
edible
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10157782A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenori Tsuchida
茂則 土田
Takahiro Tanaka
隆博 田中
Hitoshi Maehashi
均 前橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOKURIKU SEIKA KK
Original Assignee
HOKURIKU SEIKA KK
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Publication date
Application filed by HOKURIKU SEIKA KK filed Critical HOKURIKU SEIKA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄処理が不要であり、食用可能な食用容器
を得る。 【解決手段】 糯米75〜90%、残部を粳米とする餅
材1を薄板状に切断し、雌雄の型により成形しながら焼
成して食用容器を形成する。食用容器は、レオメータに
よる硬度が530〜900gであり、良好な食感を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、糯米、粳米を原
料とする餅材を使用して形成する食用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】屋外において飲食するとき等において、
使捨て用の容器を使用することがある。
【0003】すなわち、従来の容器は、発泡ポリスチレ
ン(いわゆる発泡ポリスチロール)や、ポリエチレン等
の合成樹脂材料から形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、合成樹脂材料から形成する容器は、焼却処理を
すると、有害ガスを排出することがあり、公害源になり
かねない上、埋立処理をするとしても、減容し難く、輸
送コストを含む全体の処理コストが嵩み、土中において
長期に残留するという問題があった。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、餅材を使用することによって、使用
後、そのまま食用にすることができ、何ら格別な廃棄処
理を必要としない食用容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、糯米75〜90%、残部を粳米
とする餅材を薄板状に切断し、雌雄の型により成形しな
がら焼成してなり、レオメータによる硬度が530〜9
00gであることをその要旨とする。
【0007】なお、餅材には、固形の副材料を混入する
ことができる。
【0008】また、餅材には、食物繊維を添加してもよ
く、油脂を添加してもよい。
【0009】
【作用】かかる発明の構成によるときは、餅材は、糯
米、粳米を使用しているから、雌雄の型により成形して
焼成することにより任意の形状の容器となり、使用後、
そのまま食用することができ、その風味も極めて良好で
ある。ただし、雌雄の型には、一対の平型を含むものと
する。
【0010】餅材中の糯米、粳米の比率は、後者を大き
くする程、原料コストを低く抑えることができるが、餅
材の柔軟性を改善して型入れ時のワーカビリティを高め
るとともに、焼成時における膨化を十分に実現させるた
めに、糯米75〜90%(重量比)、残部を粳米とする
ことが好ましい。すなわち、餅材は、粳米の比率を大き
くすると、レオメータによる硬度が大きくなるが、糯米
の比率を75%より小さくすると、薄板状に切断して焼
成するときの膨化が不十分となり、型により所定形状に
成形して焼成することが難しくなる。
【0011】なお、餅材は、糯米、粳米を蒸して搗いた
上、型入れして約1〜2℃において2日間程度冷蔵し、
厚さ約2〜5mm程度の薄板状にスライス切断して水分率
が約40〜45%になるまで乾燥させ、雌雄の型に搬入
して約170〜185℃前後の焼成温度において2.5
〜3分間焼成して膨化させ、食用容器に成形する。ただ
し、餅材は、厚さ約2〜5mm程度にまで展延して常温に
まで自然放冷し、所定の大きさの短冊状に切断して乾燥
させてもよい。
【0012】餅材に固形の副材料を混入すれば、餅材
は、薄板状に切断したとき、切断面に副材料を露出させ
ることができ、外観を良好にするとともに、風味を向上
させることができる。なお、副材料としては、黒豆、ご
ま、昆布、茶葉、小エビ等を使用することができ、その
混入量は、最大10%(重量比)程度とするのがよい。
また、味付けのために、最大2%(重量比)程度の塩を
添加してもよい。
【0013】餅材に食物繊維を添加するときは、食物繊
維は、乾燥時、焼成時における餅材のヒビ割れを有効に
防止し、製品歩留りを向上させることができる。なお、
食物繊維は、添加量を多くすることにより餅材のヒビ割
れを抑えることができるが、過大に混入すると膨化が不
足し、型による成形焼成が困難となるため、餅材に対し
て約2〜3%(重量比)とすることが好ましい。なお、
食物繊維は、食用セルロース等が好適である。
【0014】餅材に油脂を添加するときは、油脂は、焼
成時に餅材が型に付着することを抑え、型開き時に製品
が破損することを有効に防止することができる。なお、
油脂は、餅材の型への付着を防止するために、約1〜5
%(重量比)程度とすればよい。また、油脂は、食用の
粉末油脂、粒状油脂等を使用することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】食用容器は、糯米、粳米を原料と
する餅材1に対し、副材料としての黒豆2、2…を混入
し、成形、焼成して形成されている(図1)。
【0016】食用容器の製作手順を図2に示す。
【0017】すなわち、糯米、粳米を混合し、蒸して適
量の塩、食物繊維、油脂を添加して搗き、餅材1を形成
する。なお、搗く過程において副材料を混入してもよ
い。餅材1は、たとえば筒状の型に入れ、1〜2℃にお
いて2日間程度冷蔵して硬化させ、薄板状にスライス切
断する。その後、餅材1の水分率が40〜45%になる
まで自然乾燥させた上、雌雄の型に搬入して成形しなが
ら焼成して膨化させ、径D≒7cm、深さd≒3cm、厚さ
t≒4mmの容器状の製品を形成した。なお、食用容器の
表面には、副材料としての黒豆2、2…の切断面が露出
している。
【0018】食用容器の硬度(g)を図3に例示する。
【0019】食用容器は、糯米80%、残部を粳米とす
る餅材1を原料とするとき、レオメータによる設計硬度
600gを十分に満足することができ、食感も極めて良
好であった。なお、同図の比較例は、糯米100%の餅
材を原料とする最中である。ただし、レオメータは、径
3mm、先端の円錐形の頂角約32°の針を使用し、食用
容器を載せたテーブルの移動速度を12cm/min とし
た。
【0020】糯米、粳米の配合比による製品の硬度変化
の一例を図4に示す。同図によれば、糯米75〜90%
にすることにより、レオメータによる硬度530〜90
0gを満たすことができる。
【0021】なお、このようにして製造する食用容器の
内面に食用可能なコーティング材、たとえば高融点の油
脂などによる表面処理を施し、製品の耐水性を向上させ
ることができる。また、この発明に係る食用容器は、や
きそば、お好み焼き、餃子、ハンバーグ等の液体成分が
多くないあらゆる調理済みの食料品の他、アイスクリー
ム、ゼリー等を含む固形または半固形の菓子類などを飲
食前に収容する用途に対し、広く好適に使用することが
できる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、糯米75〜90%、残部を粳米とする餅材を使用す
ることによって、任意の形状の容器に形成することがで
き、使用後、そのまま食用にすることができるから、何
ら格別な廃棄処理をすることも必要でなく、併せて良好
な風味を実現することができるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体斜視説明図
【図2】 製造工程図
【図3】 硬度データを示す図表
【図4】 硬度データを示す線図
【符号の説明】
1…餅材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糯米75〜90%、残部を粳米とする餅
    材を薄板状に切断し、雌雄の型により成形しながら焼成
    してなり、レオメータによる硬度が530〜900gで
    あることを特徴とする食用容器。
  2. 【請求項2】 前記餅材には、固形の副材料を混入する
    ことを特徴とする請求項1記載の食用容器。
  3. 【請求項3】 前記餅材には、食物繊維を添加すること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の食用容器。
  4. 【請求項4】 前記餅材には、油脂を添加することを特
    徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載の食用
    容器。
JP10157782A 1998-06-05 1998-06-05 食用容器 Pending JPH11346675A (ja)

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JP10157782A JPH11346675A (ja) 1998-06-05 1998-06-05 食用容器

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ID=15657188

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006180838A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Yusuke Hatano 即席スープ
KR100766261B1 (ko) 2007-03-12 2007-10-15 정원영 떡그릇밥피자의 제조방법 및 그 제조 방법에 의해 제조된 떡그릇밥피자
KR200449258Y1 (ko) * 2008-05-30 2010-06-25 김우영 패스트푸드 수납용 케이스
KR101061728B1 (ko) 2009-12-16 2011-09-07 김영록 식용가능한 일회용 용기
KR101254203B1 (ko) * 2011-03-31 2013-04-18 라장원 식용접시가 수용되는 케이크 상자
WO2020100103A1 (en) * 2018-11-16 2020-05-22 Maritz Rudolph Johan Food moulding

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