JPH0243438A - ブース用支柱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はトイレブースの如き室内に画成されるブース形
成用の支柱に関するものである。

（従来の技術） オフィスビルの如き建築物ではトイレルームを形成する
にさいし躯体内にブレファブルームを組み立て、かかる
室内に支柱、仕切壁を立設してトイレブースを画成する
。

従来のトイレブースは床と天井間に支柱を立設し、支柱
と壁との間に仕切壁を架設し、正面には戸を開閉自在に
設けて構成されている。

（発明が解決しようとする課題） 以上の従来の仕切壁支持用の支柱は仕切壁一端を取付支
持する構造、機能のみである。

ところでトイレブースで用を足した後、手を洗う場合は
、トイレルーム内に設けられた洗面台化移動して行って
おり、洗面台は用足し後の手洗い以外の洗面等にも用い
られ、洗面器の数も限られていることから満員の場合も
あり、不便である。

そこで各トイレブース内に手洗器を設けることも試みら
れているが各ブース毎に設けるのでは数が多くなってし
まい配管等を含む工事の点、又コストの点でも不利であ
る。

一方、支柱はトイレブースを連設する場合には左右のブ
ース形成にさいし共用され、トイレブースの前方は少く
とも人が通行できるスペースが形成されている。

本発明はブース用支柱とこれの前方に形成されるスペー
スに着目し、上記した不便を解消すべくなされたもので
、その目的とする処はトイレブース専用の手洗器を左右
のブースで共用しつつ得ることができるようにしたこと
にある。

（課題を解決するための手段） 以上の課題を解決するための手段は、室内に支柱を立設
し、該支柱と壁面との間に仕切壁を設けて該室内に画成
されたブースを形成するようにしたブース構造において
、前記支柱のブース外面に凹部を設け、該凹部に手洗器
を収納配設するようにしたことである。

（作用） 上記手段によれば、トイレブースの支柱外面に凹部を設
けて手洗器を設けたので洗面台止定を運ぶことなく手が
洗え、又左右のブースを支柱を境にして設けることによ
り手洗器は共用でき、更に手洗器のブース内に収納され
ているので外方に突出することがない。

（実施例） 次に本発明の好適する一実施例を添付図面を参照しつつ
詳述する。

第１図はトイレブースの前面斜視図、第２図はトイレブ
ースの下半の縦断側面図、第３図、第４図は第３図の３
−３線及び４−４線断面図である。

第５図はトイレルームの説明的平面図で、トイレルーム
１は四周の壁２・・・で建築躯体内に画成され、壁２の
所定のもの２Ａの端には出入口３が形成されている。室
１内の出入口３の奥には間仕切４で仕切られた壁２Ｂ面
に洗面台５が設けられ、洗面台５は実施例では３個の洗
面器６が並設されている。出入口３側の壁２Ａと対向す
る５ｉ２Ｃ間には間仕切７が設けられて洗面ルーム８と
トイレルーム９とに区画し、間仕切７の中間部には出入
口１０が形成され、間仕切７の出入口３側はボックス構
造としてドア付の掃除用流しブース１１を形成した０間
仕切７とこれと対向する壁２Ｄの壁２Ｃ面には配管ユニ
ット１２を介して小便器１３・・・を実施例では４個並
設し、小便器１３・・・の背面で間仕切７と壁２Ａ、２
Ｄで区画されたスペースにトイレブース１４・・・を複
数、実施例では３個形成する。

第１図にはトイレブースの前面斜視図を、第２図はトイ
レブース支柱部の下半の縦断側面図を、第３図、第４図
は第２図３−３線、４−４線断面図を示す。

トイレブース１４・・・は実施例では第５図の如く３個
並設され、小便器１３に近い平面視り型の仕切壁１５、
これと離間して平行する壁２Ｄから間仕切壁７方向に突
設された直線状の仕切壁１６、これと離間して平行する
前端が１字状の仕切壁１７、夫々前面に設けられた開閉
自在なドア１８・・・により３個のブース１４・・・を
画成し、ブース１４の真壁は壁２Ｄで形成されている。

トイレブース１４・・・は手前から１４Ａ、１４Ｂ、１
４Ｃとし、トイレブース１４Ａ、１４Ｂを区画する仕切
壁１６の前端を支柱２０で支持する。

支柱２０は横断平面略半円状をなし、正面板２１はフラ
ットでトイレブース１４Ａ、１４Ｂの閉塞状態のドア１
８正面と同方向を向き、背面板２２は彎曲して弧状をな
して夫々は両端部で連続し、正面板２１、背面板２２は
外側材２１ａ。

２２ａ、内側材２１ｂ、２２ｂの二重構造体をなし、内
部は第３図、第４図の如く正面を閉じた半円状をなす空
間が形成されている。支柱２０は第２図の如く下枠２３
を床１９上にボルト等を介して支持して立設し、下枠２
３の周りには化粧用幅木２４が設けられている。かかる
支柱２０の背面板２２の後方に弯曲膨出した幅方向中心
部に既述の仕切壁１６の先端１６ａが当接し、支柱背面
と仕切壁１６とを連結する。

かかる支柱２０の中間部乃至上半部には正面側に開口す
る縦長の凹部２５を形成し、凹部２５の幅は正面板２１
の左右が板厚相当分残る程度とし、縦寸法は使用者が手
洗いし易い高さから正面板２１が目線に入って圧迫感を
受けない身長相当分より高くすることが望ましい、凹部
２５は横断平面半円状をなして前方に開放し、凹部２５
の弯曲した内部背壁は既述の部材２２ｂで構成し、従っ
て凹部２５の部分では部材２２ｂが露出するので表面を
化粧して外観性を高め、又凹部２５の上端には天井部材
２６を設け、実施例ではこの部分に照明２７を設けて手
暗がりを防止する。

第３図はかかる凹部２５を備える支柱２０の下半を示し
、凹部２５の下端は半円形のまま開口２８し、ここに該
開口２８形状をなす洗面器３０を正面板２１、背面板２
２の内・外部材２１８゜２１ｂ、２２ａ、２２ｂ間に介
装した受部材２９を介して据付設置する。洗面器３０は
周円のリム部３１を開口２８上に露出させ、凹状ボール
部３２を開口２８内に垂下させ、ボール部３２の底には
排水口３３を、又後部にはオーバーフロー孔３４及び排
水口３３と連通する通路３５が一体に設けられ、凹部２
５の底に洗面器３０が臨む。

支柱２０の背面板２２の前記洗面器３０の下半乃至下方
の左右方向中心部から一側の部分にはメンテナンス口３
６が形成され、メンテナンス口３６は閉蓋状態で背面板
２２の一部をなす如く弯曲させた弧状の蓋体３７で開閉
自在に閉塞され、具体的には第３図の如く一端をヒンジ
３８で枢着され、ノブ３９で第３図中左方向へ枢動して
開き、後述する如く洗面器３０の底やこの部分に臨む配
管をメンテナンスする。支柱２０の前記メンテナンス口
３６の下方の下部内には背板４０ａ１上下板４０ｂ、４
０ｃ、中央の区画板４０ｄからなる左右の物入れボック
ス４０Ａ、４０Ｂを形成し、物入れボックス４０Ａ、４
０Ｂは支柱２０の背面板２２の左右に開口４１，４１Ｌ
／、ヒンジ４２．４２で左右に枢動して開閉する蓋体４
３゜４３で開閉自在とし、蓋体４３．４３の開閉操作用
ノブ４４．４４は背面板２２の中央部寄りに対称的に設
けられている。蓋体４３．４３を備える左右の物入れボ
ックス４０Ａ、４０Ｂはブース内前部の仕切壁１６前方
の左右に設けられ、左右のブース１４Ａ、１４Ｂ夫々か
ら開閉でき、中間の区画板４０ｄで隣接するブースを遮
蔽し、メンテナンス口３６は左右のブースの一側にのみ
設けられている。

支柱２０の凹部２５の下部に配設された手洗器３０のリ
ム部３１後部３１ａには給水栓４５を設け、給水栓４５
は吐出口４６上に給水制御用レバー４７を借えるタイプ
を実施例では採用し、給水栓４５は支柱下部内の空間Ｓ
内に設けられた給水、給湯管４８．４８に接続され、又
洗面器３゜の排水口３３はトラップ４９を備える排水管
５゜に接続される。給水、給湯管４８．４Ｂ、排水管５
０は下部に既述の物入れボックス４０Ａ。

４０Ｂが設けられているのでこれを避けるように前方に
屈曲し、且つ垂下させて該ボックスの背板４０ａと前面
板２０の間の隙間Ｓ１を通して床１９に臨ませ、床１９
の凹部１９ａに通した連管５１．５２に接続して壁２Ｄ
方向に導く。各ブース１４の壁２Ｄ手前には配管ユニッ
ト５３を設け、配管ユニット５３は矩形立方枠状フレー
ム５４を囲む前面板５５、カウンタ５６、内装された排
水管５７、給水管５８、通気管５９等を備え、排水管５
０を連管５２を介して排水管５７に、又給水、給湯管４
８．４８の一方を一方の連管５１を介して給水管５８に
接続し、給水、給湯管４８．４８の他方を他方の連管を
介して配管ユニット５３に内装した給湯管６０と接続す
る。配管ユニット５３の前面板５５の前方には大便器６
１を配設し、これの給水部や排水部を給水管５８、排水
管５７に接続する。

以上においてトイレブースを出てブース間の支柱２０前
面に臨み、この部分の手洗器３０で給水栓４５により手
を洗い、手洗器３０は支柱２０前面に設けた凹部２５の
底に設けられているので前方に突出せず、従って支柱２
０と前方の壁７、或は出入口１０との間で立って手洗を
行っても人の出入りや壁で邪魔されることはない、又メ
ンテナンスは蓋体３７を開いて行え、メンテナンスロ用
蓋体３７は施錠することが好ましい、そして支柱２０の
下部左右には物入れボックスが形成され、仕切壁１６及
び支柱２０で区画された左右のブース１４Ａ、１４Ｂの
パーソナル物入れボックスとして使用でき、汚物ボック
ス入れやトイレットペーパーの収納等が行える。

以上の手洗器３０は左右のブース１４Ａ。

１４Ｂを区画する仕切壁１６前端の支柱２０の前面（外
面）に設けられるので左右のブース共用のパーソナル手
洗器として用いることができる。

ところで第５図に示す如く本実施例では壁２Ａ側のトイ
レブース１４Ｃには壁２Ａに沿う如く配管内装式の手洗
器ユニット６２を設け、該トイレブース１４Ｃのパーソ
ナル手洗器を構成した。

第６図及び第７図は仕切壁内に配管して配管ユニット１
５３と支柱２０の凹部２５に設けた洗面器３０の配管と
を接続した構造を示す。

仕切壁１１６の左右の側板１１６ａ、１１６ｂ間に隙間
Ｓ２を形成し、隙間Ｓ２の下部に排水連管１５２を、又
中間下部に上下に給水、給湯連管１５１．１５１を夫々
内装支持せしめ、側板１１６ａ、１１６ｂ内にはこれら
配管の支持スティ１６３．１６４を設けてバンド金具１
６５・・・等で配管１５２，１５１，１５１を支持する
。

支柱２０の既述の洗面器３０の排水管５０はエルボジヨ
イント１６７を介して後下傾する如く後方に延出し、既
述の連管１５２と接続し、一方、給水栓４５の給水、給
湯管４８．４８はエルボジヨイント１６８を介して既述
の連管１５１゜１５１と接続する。

仕切壁１１６は壁２Ｄに設けた配管ユニット１５３間に
後端を連結し、これの左右に前面板！５５，１５５を臨
ませ、配管ユニット１５３内の排水管１５７に連管１５
２を介して手洗器３０の排水管５０を接続し、又給水、
給湯管４８゜４８を連管１５１，１５１を介して配管ケ
ース１５３内の給水管１５８、給湯管１６０に接続し、
図中１５９は通気管である。尚図面中前記と同一部分に
は同一符号を付し、詳細な説明は省略した。

以上によれば床下を掘下げて凹部を形成して配管する必
要がなく、仕切壁を構成するパネルに配管したので支柱
、パネルを立設し、これら配管を接続して配管ユニット
の配管に接続すれば足り、施工が容易である。

第８図乃至第１０図は本発明の他の構造を示す。

支柱２２０は第１０図の如く正面２２１がフラットで後
面２２２が台形五角形状をなし、凹部２２５も正面が開
放された台形五角形状をなす。

凹部２２５の下部に給水栓２４５を備える手洗器２３０
を設け、又天井２２６に照明２２７を備えるとともに、
凹部２２５の背面２２５ａには鏡２７０を設け、鏡２７
０は実施例では細幅で凹部２２５の上下寸法−杯に設け
た。

支柱２２０の手洗器２３０下には空間Ｓを形成し、空間
Ｓは前面に開放され、前面の開口２７１を一側にヒンジ
２フ２，２７２を介して開閉自在に設けた縦長の蓋板２
７３で閉塞する。蓋板２７３上部にはペーパータオルの
取出口２７４を形成し、取出口２７４の裏側にはペーパ
ータオル２７５のホルダ２７６を蓋板２７３側に一体化
する如く配設し、空間Ｓの底２７７にはダストボックス
２７８を配設した蓋板２７３で閉塞される空間Ｓ内に脱
着自在に収納する。そして蓋板２７３の裏側のダストボ
ックス２７８上に臨む部分に上ヒンジ２７９．２７９で
開閉される蓋片２８０で覆われたペーパータオル排出口
２８１を設ける。

以上においては、支柱２２０の洗面器２３０で手洗後直
下のペーパータオル取出口２７４からペーパータオル２
７５を取り出して手をぬぐい、爾後ペーパータオルを排
出口２８１から蓋片２８０を押し開いて内部のダストボ
ックス２７８に投入廃棄する。ペーパータオル２７５の
補充とダストボックス２７８内のペーパータオルの廃棄
は蓋板２７３を開いて行う。

尚、実施例ではダストボックスを表側に設けるが裏側に
設けても良く、この場合は裏側に蓋片付の排出口を設け
、更にダストボックスを前後方向−杯に設けて表裏両面
に蓋片付の排出口を設けても良い。

（発明の効果） 以上詳述した如き本発明によれば、トイレ等のブース間
を区画する仕切壁の先端に設けられる支柱外面に手洗器
を設けたので、トイレブース専用のパーソナル手洗器が
該ブースに接近して設けられ、手洗に甚だ便利であり、
左右のブース間の支柱に設けるので両ブースのパーソナ
ル手洗器が共用して得ることができること、支柱の手洗
器は支柱外面（前面）に設けた凹部に収納設置したので
外面（前面）に突出することがなく、狭いトイレルーム
内でスペースをとることなく設置することができること
、手洗器の配管類は支柱内に収納で包、配管上有利であ
ること、更には支柱の手洗器下部にメンテナンス口や物
入れボックスを設けるのでトイレブース内を美麗体裁良
くしてメンテナンスに供し、物入れを行うことができる
こと、そして鏡やペーパータオルの供給、廃棄をも支柱
内で行えるので使い易い等多大の利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は斜視図
、第２図は支柱下半の縦断側面図、第３図及び第４図は
第２図３−３線、４−４線の断面図、第５図はトイレル
ーム−例の模式的平面図、第６図は配管を仕切壁に内装
した例の縦断側面図、第７図は第６図の７−７線断面図
、第８図は支柱の他の構造の正面図、第９図は同説明的
縦断側面図、第１０図は同横断平面図である。 尚図面中２は壁面、１６は仕切壁、１４はブース、２０
は支柱、２５は凹部、３０は手洗器、３６はメンテナン
ス口、３７は蓋体、４０Ａ。 部、 Ｂは物入れ部、４３．４３は蓋体、４８゜は配管、５１
．５２は床配管、１５１゜２は仕切壁１６１内の配管、
２７０は鏡、４．２７６はペーパータオル２７５の収納
２７８はダストボックスである。 第３図 特　許　出　願　人　東陶機器株式会社代　理　人　弁
理士　　　下　　１）容一部間　　　　弁理士　　　　
大　　橋　　邦　　店開　　　弁理士　　　小　　山　
　　　有第９図 第８図

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）室内に支柱を立設し、該支柱と壁面との間に仕切
   壁を設けて該室内に画成されたブースを形成するように
   したブース構造において、前記支柱のブース外面に凹部
   を設け、該凹部に手洗器を収納配設するようにしたこと
   を特徴とするブース用支柱。
2. （２）前記手洗器の給・排水管はブース内を縦通して床
   の給・排水管と接続するようにした請求項１のブース用
   支柱。
3. （３）前記手洗器の給・排水管はブースに連結する仕切
   壁内に内装した給・排水管に接続した請求項１のブース
   用支柱。
4. （４）前記支柱の下部には開閉自在な蓋体で覆われたメ
   ンテナンス口を設けた請求項１のブース用支柱。
5. （５）前記支柱の後面下部で仕切壁で区画される左右の
   部分には開閉自在な蓋体で覆われ、且つ内部で左右に区
   画された物入れ部を設けた請求項１のブース用支柱。
6. （６）前記支柱の外面で前記手洗器の下にはペーパータ
   オル収納部とダストボックスを設けた前記請求項１のブ
   ース用支柱。
7. （７）前記支柱の凹部には鏡を設けた前記請求項１のブ
   ース用支柱。