JPH0242989A - クラバラン酸の生合成遺伝子 - Google Patents

クラバラン酸の生合成遺伝子

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JPH0242989A
JPH0242989A JP1142009A JP14200989A JPH0242989A JP H0242989 A JPH0242989 A JP H0242989A JP 1142009 A JP1142009 A JP 1142009A JP 14200989 A JP14200989 A JP 14200989A JP H0242989 A JPH0242989 A JP H0242989A
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    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
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    • C12P17/18Preparation of heterocyclic carbon compounds with only O, N, S, Se or Te as ring hetero atoms containing at least two hetero rings condensed among themselves or condensed with a common carbocyclic ring system, e.g. rifamycin
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、DNA分子、特に組換え体DNA分子に関
し、更に詳しくはクラバラン酸の生合成に関与する酵素
をコードする1つ以上の遺伝子を有する挿入DNA断片
をもつ微生物宿主の形質転換に用いろ組換え体ベクター
に関する。
(ロ)従来の技術及び発明か解決しようとする課題 クラバラン酸は、菌糸型細菌ストレプトミセス・クラブ
リゲルス(Streptomyces clavuli
gerus)によって産生される強いβ−ラクタマーゼ
阻害剤であり[リーディング・シーとコール・エム(R
eading、C,and Co1e、M) 、Ant
imicrolbialAgents and Che
motherapy、11巻、852−857頁、 1
977年参照コ、β−ラクタマーゼに対して不安定なβ
−ラクタム抗生物質の分解を阻止するので、臨床上価値
の高い化合物である。それ故醗酵法でクラバラン酸の収
量(力価)を増大させる方法は、商業上非常に重要であ
る。
クラバラン酸の収量を改善する方法として従来考えられ
てきたのは、エス・クラブリゲルス(Sc Iavu 
l igerus )を宿主細胞として用いる組換えD
NA法である。この方法については、クラバラン酸の生
合成に関与する遺伝子をエス・クラブリゲルスの染色体
DNAから分離すれば有望な出発点になるであろうと示
唆されていた[シー・アール・ベイリーら(C,R,B
a1ley eLal)、BiotechnologY
、2巻、808−811頁、1981年参照]。しかし
、今までのところ、クラバラン酸の力価を増大するのに
価値のあるいかなるDNAも、具体的に同定されていな
い。
いくつもの酵素が、クラバラン酸の生合成に関与してい
ると考えられろが、酵素のクラバラン酸シンターゼは、
これまで特性決定がなされていない。クラバラン酸シン
ターゼ(以下CASと略称する)は、プロクラバミン酸
をクラバラン酸(これらの化合物はクラバラン酸の生合
成経路における中間体である)に変換する、2−オクソ
グルタレートで連結されたオキシゲナーゼである。これ
らの詳細については、ニス・ダブリュ・エルスンら(S
、W、Elson et al)、J、Chem、So
c、Chem、Commun1736、1738および
1739頁、 1987年ならびに欧州特許願公開第0
213914号公報に記載されている。
(ハ)課題を解決するための手段 本願発明を明確にするために、以下の図面を使用する。
第1図はDNAIの制限地図である。
第2図はDNA  IIの制限地図である。
第3図はDNAII[の制限地図である。
第4図は、DNA II[由来の7つの制限断片の制限
地図である。
第5a図は、組換え体プラスミドpBROC 41Aの
制限地図である。
第5b図は、組換え体プラスミドpBROC 41Bの
制限地図である。
第6図は、組換え体プラスミドpBROC31の制限地
図である。
図中の略記号EcoRI、 Pstl?、jどは制限エ
ンドヌクレアーゼの通常の略記号であり、DNAの近似
の長さをキロ塩基(kb)で示したが、アガロースゲル
の電気泳動法による大きさ決定実験で決定した乙のであ
る。なおこれらの図面は、図示されたDNA断片に存在
する可能性があるすべての制限部位を必ずしも示す乙の
ではない。
第1の態様として、この発明は、長さが約60kbで第
1図のDNA断片(I)に示す、制限部位の配置を有す
ることを特徴とする。クラバラン酸の生合成に関与する
少なくとも1つの酵素をコードする配クリを有するDN
Aを提供するものである。
この発明のDNA(I)は、その“天然”の状態(すな
わちエス・クラブリゲルスの染色体DNA内で見いださ
れたままのらの)のらのではなく、精製し単離して、隣
接するDNAから分離したものである。
この発明の利点は、DNA(I)が、クラバラン酸の生
合成に関与し、かつ以下に述べるように利用できる1つ
以上の遺伝子を有し、クラバラン酸産生生物によって産
生されるクラバラン酸の収量を増大することである。特
にこの利点は、野生型のストレプトミセス属の種、例え
ばエス・クラブリゲルスATCC27064内てクラバ
ラン酸の力価を、著しく増大することができることであ
る。そしてこの菌株は、天然のままでは、ごく低レベル
のクラバラン酸しか産生しない。
まr二DNA(I)のある種の制限断片は、クラバラン
酸の生合成に関与する1つ以上の無傷の遺伝子を何する
場合、上記のしかたで利用することもてきる。
したがってこの発明は、第1図に示すDNA(I)のサ
ブ断片(Subrragment)のDNAを提供する
ものであり、但し、このサブ断片が、第2図に示すDN
A([[)のサブ断片である場合は、該サブ断片は、第
3図に示すDNA(lI[)と同一か、または該DNA
([I[)のサブ断片である。
この発明のサブ断片は、DsA(I)を、適当な制限酵
素で公知の方法で切断して誘導することかできる。また
この発明のサブ断片は、大きいDNAサブ断片を適当な
制限酵素で切断するか、または小さいサブ断片を公知の
方法を用いて連結することによって製造することができ
ろ。
好ましいサブ断片は、第3図のDNA(II[)に示す
制御部位の配置をもっており、すなわちD N A(I
II)のサブ断片である。
DNA(III)の特定のサブ断片は、下記のような第
4図に示す断片を有する。
a)  EcoRI −BamHl  断片 (ff)
b)  Bcll −Ball   〃(V)c)  
BclI −BclI   ”   (VI)d ) 
 BqlII−Bql[[〃(■)e )  Bql[
−BqlI[”   (■)f )  BqlII −
Bql[[”   (LK)g) 説す−ジ曳1   
”   (X)以上に述べる適切な実験によって、第1
図に示すDNA(I)がCAS活性をコードする配列を
有することが見いだされた。
したがって、別のglとして、この発明は、クラバミン
酸シンターゼ活性を有するタンパク質をコードする遺伝
子からなるDNAを提供するものである。
CAS活性に関与する遺伝子は、第4図に示すDNA断
片(IX)内に位置しているので、DNA断片(IK)
は、この発明の池の好ましいサブフラグメントである。
前記DNAが、上記のこの発明の9%%のDNAについ
て、ヌクレオチドの欠失、置換、付加および逆位化を行
う標準法によって誘導されたものであれば、第1〜4図
に示す制限部位の正確な配置を持っていないDNAもこ
の発明に含まれる。
この発明の好ましいDNAは、エス・クラブリゲルスA
TCC27064由来のDNAであり、第1〜4図がエ
ス・クラブリゲルスのDNAを示す。
しかし、この発明には、エス・クラブリゲルス以外の適
切なりラバラン酸産生微生物から得られたDNA配列ら
含まれ、その配列は、第1〜4図に示す制限部位の配置
をもっていないが、好ましくは高度のストリンジエンン
イ(Stringency)の条件下で第3図に示すD
NA(III)らしくはそのサブ断片と雑種形成し、ク
ラバラン酸の生合成に関与する酵素をコードする配列で
ある。
その池の公知のクラバラン酸産生微生物としては、ニス
・ジュモニネンンス(S、 jumoninensis
)ATCC29864とエス・カツラハマヌス(S、 
katsurahamanus) T−272が挙げら
れる。
さらに別の態様として、この発明は、上記のこの発明の
いずれかの態様のDNAからなる組換え体DNAを提供
するものである。
この発明の組換え体DNAは、好ましくは、組換え体ベ
クター、さらに好ましくは、クラバラン酸産生生物に形
質転換しかつ該生物内で自律復製が可能なベクター、ま
たは挿入DNAを、相同組換えによってクラバラン酸産
生生物の染色体に組込みうるベクターである。
好ましい態様において、組換え体ベクターは高度の発現
ベクターである。
この発明の態様のDNAは、当該技術分野で公知の方法
、例えば付着端の直接結合法、ホモポリマーテーリング
法(homopolymer tailing)または
リンカ−らしくはアダプターの分子によって適切なベク
ターに導入することができる。好ましい態様のベクター
は放線菌科の菌株(Streptomycete)由来
のらのである。
上記ベクターの具体例は次のとおりである。
(I) I)IJ913 (分子量15.7メガダルト
ン):低コピー数のベクター[リンエイト。デイ・ジエ
イら(Lydiate D、J、et at)、Gen
e、35巻、223−235頁、 1985年に記載さ
れている]。
(2) plJ702 (分子量3.7メガダルトン)
:高コピー数のベクター[カッツ、エフら(Katz、
F、et al)J、Gen、Microbiol、1
29巻、2703−2714頁、 1983年に記載さ
れている]。
(3) plJ680 [ホップウッドら(Hopwo
od et at)。
Genetic Manipulation of S
treptomyces、1985年に記載されている
。実験室のマニュアル。The Johnlnnes 
Foundation]。
またはベクターは、非放線菌科(non−Strepl
omycete)由来のベクター、例えばニスミドpT
CF [グロスベルトら(Grosveld eLal
) 、Nucleic Ac1dsResearch、
 10巻、6715−6732頁、 1982年]また
はプラスミドpAT153[フィッグ。エイ・ジエイと
シエラツト、デイ(Twigg、A、J、and 5h
erraLt、D、) 、Nature。
283巻、216〜218頁、1980年]であっても
よい。
上記の方法で作製された組換え・ベクターは、とりうる
2つの配向の1つの配向の挿入DNAを持っていること
は理解されるであろう。両方の配向を有する組換え体ベ
クターはこの発明の範囲に含まれる。従って例えば、挿
入D N A断片が(I”/)に示す制限部位の配置(
第4図)をもち、該DNA断片が導入されるプラスミド
ベクターがplJ913の場合に得られた組換え体プラ
スミド(pBROC 41AとpBROC41Bと呼称
する)制限地図を第5(a)図と5(b)図に示す。こ
れらのプラスミドのうち、pBROC41B(第5(b
)図)が好ましい。
第3図のDNA(II[)をpAT153に挿入するこ
とによって作製された好ましい組換え体ベクターを第6
図に示し、これをpBROC31と命名した。
この発明によるその外の好ましい組換え体ベクターとし
ては次のように命名されたベクターがあり、すなわちp
WORlO(上記のDNA断片(IX)をplJ680
のRam旧部位に連結することによって構築した)と、
I)BROC44(同じDNA断片(IX)をPIJ7
02のBgln部位に連結することによって構築した)
である。pWORlOにおいて、断片IXのユニークB
cl1部はplJ680ベクターのユニークXho1部
位から2.45kbのところにある。またpBROC 
44において、断片■のBa11部位は、plJ 70
2ベクターのユニークBam81部位から3kbのとこ
ろにある。
1つのベクターへの挿入DNAは、標準の方法で池のベ
クターにサブクローン化することができる。例えば第5
(b)図に示すように特性決定された組換え体プラスミ
ドpBROC 41Bは次のようにして得られる。
a ) EcoRlで切断することによって、pBRO
C31(第6図)から大きなEcoRI −EcoRI
セグメント(I4,35kb)を分離し、次いで b)上記のEcoRI −EcoR[セグメントを、E
coRIで切断することによって直線化されたpfJ9
13に連結する方法である。
この発明のDNAと組換え体ベクターとを製造するため
に、ランダムアレイの染色体DNAフラグメントか、エ
ス・クラブリゲルス(ATCC27084)のDNAを
通常の制限酵素で部分消化することによって作製される
。エンドヌクレアーゼMboIとそのアイソシゾマーが
この目的のために特に適切である。
次いでDNA断片を塩勾配法でサイズ分画を行い約35
〜45kbの長さの断片を含有する画分を採取する[グ
ロスベルトら(Grosveld  et al)Nu
cleic Ac1ds Re5earch、10巻、
6715〜6732頁。
L982年]。次いで得られたD N A断片を、切断
されたベクターに通常の7ヨツトガン法によって連結し
て、“クローンバンク”を作製する。
所望により、例えば長さが10kb以上のような小さな
断片が、電気泳動溶出法を用いてアガロースゲル以上で
サイズ分画することによって得ることができる。次にこ
れらの小さなりNA断片は上記のクローンバンクを作製
するのに用いられる。
クローンバンクを作製するために用いるベクターはニス
ミドであり(大きなりNA片を持つことができる)、こ
の目的のためには、ニスミドpTCF(グロスベルトら
の上記文献参照)が特に適切である。
プラスミドpAT153は、小さなり N A片を有す
るクローンバンクを形成するのに用いるのに有利である
上記のようにして作製されたクローンバンクは、適切な
ベクターに挿入され次いでクラバラン酸産生宿主の非産
生突然変異菌株(遮断された突然変異体)に形質された
ときに、宿主がクラバラン酸を合成する能力を復活する
ことができるDNA片を、雑種形成プローブとして用い
て通常の方法でプローブすることができる。このプロー
ブは、放射能で例えばfftPで標識され、前記DNA
NA片、または該DNAを含有するベクターで構成され
ていることが分かる。但し、前記ベクターは、プローブ
されるクローンバンクを形成するのに用いたベクターに
対して明確な相同性がない。
適切なプローブはノー・アール・ベイツーら(C,R,
Ba1ley et al)、Biotechnolo
gy、2巻、808−811頁、1984年に記載の方
法で分離できる。
好ましいプローブは、ノー・アール・ベイツーら上記文
献に記載のプラスミドpWORlである。
Biotechnology、2巻、80g−811頁
、 1984年に記載の方法を実施するには、クラバラ
ン酸を産生ずる能力を欠いたエス・クラブリゲルスの突
然変異菌株のエス・クラブリゲルスdale 8を入手
する必要がある。エス・クラブリゲルスdclc 8の
寄託、誘導および特性に関する詳細は次のとおりである
寄託 エス・クラブリゲルスdclc 8の菌株は、theN
ational Co11ection of Ind
ustrial and MarineBacteri
a(英国、スコツトランド・アバディーン)に1986
年2月19日に寄託され、その寄託(受は入れ番号: 
NCIB 12209号)は、特許手続上の微生物の寄
託の国際的承認に関するブタペスト条約に基づく規則に
よって行われた。
エス・クラブリゲルスMCl812209の誘導エス・
クラブリゲルスATCC27064の試料を取出したと
ころ、種々の形態を示した。14種のタイプが確認され
た。これらのうちの1つを分離してエス・クラブリゲル
ス5C−2と命名しfこ。
エス・クラブリゲルス5C−2を、ペトリ皿上で、11
0Alのエチジウムプロミドで処理し、そのプレートを
10日間培養した。生存菌を、クラバラン酸産生につい
て検定した。HPLCで検定した際に(230mmで検
出)、検出可能なりラバラン酸を全く産生しなかった1
つの分離物をdciC8菌株と命名し、上記の受は入れ
番号NC[812209号で寄託した。
エス・クラブリゲルスMCl812209は、この発明
の別の態様を形成する。
エス・クラブリゲルスMCl812209の分類エス・
クラブリゲルス1fcI812209の分類学上および
形態学上の特性は、エス・クラブリゲルスATCC27
064の上記特性と本質的に類似していることが見出さ
れたが、後者の菌陳の特性は、米国特許第3,862.
008号公報とヒギンズ、シー・イーとキャストナー、
アール・イー(Higgins、C,E、andKas
tner、R,E、)、Int、J、Systemat
ic Bacterol 21巻、326−331頁、
1971年に記載されている。上記のようにして作製し
たクローンバンクを、適切な雑種形成プローブ、例えば
pWORlを用いて雑種形成試験をすることによって、
前記クローンバンク中に存在し前記プローブと雑種形成
するエス・クラブリゲルスの染色体D N A断片を同
定して地図を作成する。これらの断片は、この発明のD
NAより長いかまたは短かいDNAである。この発明D
NAは、上記のDNAを、標準の方法を用いて、連結し
たりまたは制限酵素で切断することによって得ることが
できる。
不適当なまたは短すぎるDNA片がプロービング工程で
得られた場合は、新しく分離したDNA断片自体を、雑
種形成プローブとして用い(通常の方法例えばニックト
ランスレーンコン法で放射能標識した後)、クローンバ
ンク中の別の正のコロニーを同定することができ、その
挿入DNAは制限マツプによって分叶でき、必要に応じ
て、適当な制限酵素で切断することによって修飾するこ
とができる。
上記の工程は、この発明に必要なりNAが分離されるま
で反復される。
さらにこの発明は、この発明の組換え体ベクターによっ
て形質転換される宿主を堤供するものである。
宿主は標準的な方法で形質転換することができる。
1つの態様として、宿主はクラバラン酸を産生しないも
のであってもよく、例えば、イー・コリ(E、Co11
)もしくはニス・リビダンス(S、1ividans)
が挙げられる。これらの宿主は、遺伝子操作技術上価値
のあるもので、クラバラン酸の生合成に関与する酵素、
例えばCAS活性を有する酵素を大玉に発現するのに有
利に使用することができる。
しかし、宿主として好ましいのは、適切な培地内で培養
された場合にクラバラン酸を自然に産生ずる宿主か、ま
たはクラバラン酸の生合成性を阻止された上記宿主のク
ラバラン酸非産生突然変異体であって、この発明のDN
Aで修復することができ、その結果クラバラン酸の合成
が回復し、好ましくは強化された宿主である。このタイ
プの好ましい宿主は、エス・クラブリゲルスATCC2
7064、ニス・ニーモニネンンスATCC29864
およびエス・カツラハマヌスT−272、またはこれら
由来の宿主である。
これらの宿主を用いる利点は、この発明の組換え体ベク
ターで形質転換した後に、適当な条件下で、力価が増大
したクラバラン酸が得られることである。
したがってこの発明は、天然でクラバラン酸を産生ずる
宿主か、または該宿主の阻止されたクラバラン酸非産生
突然変異体由来の宿主にクラバラン酸を産生させろ方法
であって、 (a)前記の宿主またはその非産生突然変異体を、この
発明の組換え体ベクターで形質転換し、(b)適当な条
件下で形成された形質転換体を培養し、クラバラン酸を
産生させる工程からなるクラバラン酸の製造法を堤供す
るものである。
クラバラン酸を得るように、クラバラン酸産生生物を培
養する一般的な方法は、英国特許第1.508,977
号明細書に記載されている。
上記の方法において、好ましい宿主は、エス・クラブリ
ゲルスATCC27064らしくはこれから誘導された
宿主である。
上記の方法に用いられる好ましい組換え体ベクターは、
上言己のpWORloである。
次いでこの発明を実施例で説明するがこの発明を限定す
るものではない。
(ニ)実施例 内での構築 エス・クラブリゲルスATCC27064の染色体DN
Aをヨーロッパ特許願公開第0233715号公報に記
載しであるのと同様にして分離した。20Mgの染色体
DNAを含有する3つのアリコートを、Mbol (0
,5単位/μg DNA)を用いて、標準条件下、5分
、10分および15分間、部分的に消化した。
3つのアリコートを合して、塩(I,25M−5MNa
C1)/トリスEDTA勾配液で分画し、5N40.1
ベツクマンローターを用い39000rpmで3時間遠
心分離した。
121の両分が収集され、5〜9の画分からD N A
を分離して、大きさが約35〜45kbのMb。
I DNA断片104gを得た。
pTCFベクターアームの製造は、グロスベルト。
エフ・ジー、ルント、ティ、マレイ、イー・ジェイ、メ
ラー、エイ・エル、ダール、エイチ・エイチ、フラベル
、アール・エイ(Grosveld F、G、Lund
T、、Murray、E、J、、Mellor A、L
、、Dahl、H,H,、Flavell。
R1八、)Nucleic Ac1ds Re5ear
ch、10巻、6715−6732頁、1982年に記
載の方法に基づいて行った。
エス・クラブリゲルスのDNA断片とベクターアームを
5+3:3の比率で連結し、混合物をパッケージし、グ
ロスベルトらの上記文献に記載されているのと同様にし
て、イー・コリ ED8767の形質導入に用いた。こ
の方法によって、パッケージされたDNA1μg当り4
X10”のコロニーを得た。
実施例2DNAIの製造 エス・クラブリゲルスATCC27064D N Aの
挿入物を有するpTCFを含有するイー・コリE D 
8767の5000@のコロニーを、ニトロセルロース
フィルターに固定して溶解した。プラスミドpWOR1
(ベイ9−、シー・アールら前記文献)を単離し、切断
修復で標識し、標準のコロニー雑種形成法によって前記
フィルターをプローブするのに用いた。両者を合したと
ころ、第1図に示す60kbのDNA!セグメントを有
する2つの′J4&種形成コロニーを得た。
エス・クラブリゲルスATCC27064の染色体D 
N Aを、ヨーロッパ特許願公開第0233715号に
記載されているのと同様にして分離した。
60μ9のエス・クラブリゲルスATCC27064D
NAをMbolで部分的に消化し、アガロースゲルで分
画した。マニアナイス、ティ、フリッチ、イー・エフ、
サムブルーク、ジェイ・(ManiatisT、、Fr
1tsch、 E、F、、 Sambrook、 J、
 ) MolecularC1oning+実験室マニ
ュアル(コールド・スプリング・ハーバ−研究所) 、
1982年に記載の電気泳動溶出法で10kbより大き
い大きさの断片を含有する画分からDNAを分離した。
10μ9のpAT153 (ライラグとシエラットの前
記文献)をBam旧で消化し、子ウシ腸アルカリホスフ
ァターゼで処理し、末端のリン酸基を除いて画循環(r
ecircularisation)を防止した。この
ベクターと、エス・クラブリゲルスATCC27084
D N Aのlokb以上の断片を連結し、イー・コリ
ーDH1を形質転換するのに用いた。
実施例4  DNAHの製造 エス・クラブリゲルスATCC27064の挿入物を有
するpAT153を含有するイー・コリーDHIの60
00個のコロニーをニトロセルロースフィルターに固定
して溶解した。pWORlから、2.2kbのSph 
I −Bgl[[挿入断片[ベイ9−ら(前記文献)の
第3図の部位3〜4]を分離し、切断修復で標識し、標
準コロニー雑種形成法で前記フィルターをプローブする
のに用いた。
第3図に示すH,lkbのDNAIII断片を有する1
つの雑種形成コロニーを得た。
実施例5 ニス・グラブリゲルス菌昧SC2内り大 Bgl II −Bgl [[断片IX(第4図)を、
plJ680[ホップウッドら(Hopwood et
 al)、Genetic Manipulation
or Streptomyces、実験室マニュアル、
The Johnlnnes Foundation]
のBam旧部位に連結することによってプラスミドpW
OR1oを構築した。
プラスミドpWOR10を、シー・アール・ベイ9−ら
の前記文献に記載されているのと類似の方法で、エス・
クラブリゲルスSC2(野生型の再分離物)に形質転換
した。形質転換体を採取して5μ9/ mQのチオスト
レプトン含有のM5D培地[デキストリン1.0%: 
K、HPO,,0,1%; Mg5O+O,1%; N
aCltOol%;(NH−)yso−、Q、1%; 
CaCO30,4%:@跡の元素(FeS0,0.00
01%: MnC1tO,0001%; ZnS0,0
.00Q1%):寒天2.0%コに再び画線接種した。
各形質転換体の細胞を、5MD培地に穿刺接種を行い6
日間26℃で培養した。
次いでバイオアッセイプレートに、リーディング、ノイ
とコール、エム(Reading、 C,and co
leM、) 、Antimicrob、 Agents
 Chemother、、 11巻、852−857頁
、1977年に記載されているようにして、クレブシエ
ラ−エロゲネス(Klebsiella aeroge
nes)菌株、4%テトラゾリウム塩および5μ9/R
(IペニンリンGを含む血液軟寒天(oxoid)をそ
そいだ。26°Cで一夜培養した後、阻止域を尉定した
。対象の培養物より大きい阻止域を示す形質転換体を、
正確な力価を評価するために振盪フラスコ培養に付した
。細胞を、英国特許第1,508,977号の明細書に
記載の適切な種培地25RCに接種し、i盪しながら2
6°Cで3日間培養する。Lx(lの種培養物を、英国
特許1.508.977号明細書に記載の最終段階の場
合に接種し、4日間26°Cで培養する。
培養ブロスの試料を、3〜4日間の培養後に取出し、バ
ード、ニー・イーら(Bird、 A、E、 et a
l)、Analyst、107巻、1241−1245
頁、1982年およびホールストン、エムとリーディン
グ、シー(FoulstonM、 and Readi
ng C,) 、Antimicrob Agents
Chemother、 22巻、753−762頁、1
982年に記載されているのと同様にしてクラバラン酸
の生産性を検定した。
試験結果 試験した211の分離物中1個が、ニス・タラブリゲル
スSC2に比べて、チオストレプトンなしで培養した培
養物では53%力価が増大し、チオストレプトンありで
培養した培養物では39%力価が増大した。すべての場
合、自律性pWOR10が存在することが見出された。
実施例6 ニス・リビダンスの、pBROC44による
形質転換 Bgl II −Bgl [[断片■(第4図)をpl
J702のBgl■部位に連結することによって、pB
ROC44を作製した(ホップウッドらの前記文献参照
)。
ニス・リビダンスの胞子を、25h+Qの振盪フラスコ
に入った25xQのプロトプラスト種培地(トリプトン
・大豆ブロス+1%マルトース)に接種し、振盪しなが
ら30℃で3日間培養した。l峠の種培養物を、コイル
ばね付きの2501!12振盪フラスコに入っている2
5RQの最終段階のプロトブラスティング培地[1%マ
ルトース+l 0212TsB+ 0.5%グリンン+
1%マルトース含有のYEME (ホップウッドら前記
文献参照) 15i!(jで構成されている]に移した
。30℃で一夜(I6時間)培養した。培養物を滅菌遠
心分離管で収穫し、10.3%ショ糖溶液で菌糸を洗浄
した。細胞ペレットを1 、5μQのリゾチーム混合物
中に再′8濁させ、時々ll会合なから25°Cで1時
間培養した。プロトプラスが形成するのを顕微鏡を用い
て監視した。プロトプラスト緩衝液(PB)(4xQ)
(ホップウッドら前記文献参照)を添加して混合し、次
いで細胞懸濁物を滅菌木綿わたフィルターで濾過した。
プロトプラスト@濁液を遠心分離し、PB中でかんたん
に洗浄し、最終的に2ayePB中に再懸濁した。プロ
トプラストの濃度は、トーマカウンティングチャンバー
(Thoma counting chamber)を
用いて測定した。
4XIO’fllのプロトプラストを清浄な遠心分離管
内に入れ、5峠のPBを加えて遠心分離してベレット化
した。プロトプラストを約400μ2のPB中に再懸濁
させた。このプロトプラスト懸濁液に5μQの連結混合
物を加え、30秒以内に0,5μQの形質転換培地(ホ
ップウッドらの前記文献246頁)を加えた。10秒後
に5mf7のPBを添加して、プロトプラストを遠心分
離した。
プロトプラストを1mf2のPBに再懸濁させて、PB
でto−’まで希釈した。各希釈液の試料0.1iQを
再生培地R2YE[l−リプソン、シー・ジエイ。
ワード、ジェイ・エムおよびホップウッド、デイ・ニー
(Thompson、 C,J、、Ward、 J、M
、 and HopwoodD、A、) 、Natur
e、 286巻、525−527頁、1980年参照]
にプレートした。寒天プレートを30℃で培養した。2
0時間後に、プレートに、500μ9/1tQのチオス
トレプトン含有の栄養軟寒天2xQをそそいだ。寒天プ
レートをさらに3日間培養した。チオストレプトン耐性
の形質転換体を再生プレートから採取し、清浄なR2Y
E寒天に再び画線接種した。
3〜4日間の培養後、形質転換体を50μ9/MQのチ
オストレプトン含有の種培地に接種し、itしながら2
日間30℃で培養した。プラスミドをホップウッドらの
前記文献の方法によって分離した。
pBROC44と命名されたプラスミドの正しい構造を
、マニアナイスらの前記文献(I982年)に記載の制
限エンドヌクレアーゼ消化法で確認した。
下記実験は、pBROC44で形質転換されたニス・リ
ビダンス(実施例6)内に、クラバミン酸シンターゼ(
CAS)活性か存在すことを証明している。
下記3つの培養物を試験した。
(I)ニス・リビダンス宿主 (ii )plJ702を含有するニス・リビダンス(
iii )I)BROC44を含有するニス・リビダン
ス(実施例6) 培養物(i)と(ii)は、(iii)に対して負の対
象として作用した。
ベクターplJ702はチオストレプトン耐性の部位を
乙っているので、このベクターを含有する上記の2つの
培毘物はチオストレプトンの存在下(50μ9/zf2
)で培養した。宿主自体はチオストレプトンなしで培養
した。
用いた培地は次のとおりである。
デイフコ(Dirco)酵母エキス   39デイフコ
バクトペプトン     39オキソイド(oxoid
)麦芽エキス  39 112水グルコース     
       10gショ糖            
  340g次いで、加圧滅菌後、MgC1tとグリシ
ンを最終濃度がそれぞれ5mMと50mMになるように
加えて補充した。
上記の培地に胞子プレートからの単寒天フラグを接種し
、培養物を、250zQらしくは5002I2のスプリ
ング付き振盪フラスコ中、31’Cで培養した。
48時間の培養後、菌糸体を遠心分離で収穫し、音波処
理をして(3x5秒処理)、同容積の、50mMトリス
塩酸/ l Otn’A MgC1,/ l OmM 
KCI/ l O%グリセロール/ l mM PMS
E (フェニルメチルスルホニルフルオリド)/pH7
,5中で細胞内酵素を放出させた。
CAS活性を検定するために、前記の遠心分離・音波処
理物(I15μi2)を、F e ”(I15μf2.
10mM)、α−ケトグルタレート(I5μQ、 lO
mM)およびCASの基質[5−アミノ−3−ヒドロキ
シ−2−(2−オキソアゼチジン−■−イル)バレレー
ト:ブロクラバミン酸:ヨーロッパ特許公開(EP−A
−0)第0213914号明細書に記載](5μQ。
5my/mQ)ととも室温で5分間培養し、次いでイミ
ダゾール(37,5μQ、20%、 pH6,8)とと
もに10分間培養し、Q、1M NaHzPO4/ 6
%MeOH/ pH3,2で飽和させた3 0 am 
Waters C18カラムを用いろHPL:C(高速
液体クロマトグラフィ)で2m(!/分で溶出し、31
2nmで検出することによって、誘導生成物を検出した
。ソフトゲルパーミェーションクロマトグラフィを、前
記の音波処理緩衝液で飽和さけたウルトロゲル^CA3
4 (Ultrogel ACA 54)の2.6x 
45cmカラムを用い、20mQ/hrで4℃にて実施
した。画分のCAS活性を上記のようにして検定した。
タンパク質の検定は、プラトホード(Bradford
)、Analityical Biochem、 72
巻、24g −254頁、1976年の方法で行った。
試験結果 ニス・リビダンスのみ、ベクターplJ7Q2を含有す
るニス・リビダンンス、およびpBROC44で形質転
換したニス・リビダンンスを48時間培養して不透明の
ブロスを得た。各培養物の菌糸体を収穫し、音波処理し
、遠心分離して音波処理した乙のについてCAS活性を
検定した。HPLCデータによれば、pBROC44で
形質転換したニス・リビダンスが、下記の特性を有する
1(PLCのピーク部分を生成することが分かった。
(i)上記のピーク部分は、標準のクラバミン酸ととも
に共溶比する(2.5分)。
(ii)上記ピーク部分は、2つの対照(ニス・リビダ
ンンスのみと、挿入部なしのplJ702を含有するニ
ス・リビダンンス)の培養物には生成しなかった。
(iii )l)BROC44で形質転換された培養物
を、Fe”、α−ケトグルタレートもしくは基質なしで
検定したところ、上記ピーク部はなかった。
上記の結果は、pBROC44で形質転換された培養物
かCAS活性を発生するというとを示している。
ニス・リビダンス/pBROC44から精製されたCA
Sの比活性は、0.0036μmole/min/m9
/タンパク質であることか見出された。この値は、ニス
・グラブリゲルスATCC27064(再分離物5C2
)由来のCASの(直、0.008〜0.06μmol
e/min/miFタンパク質に匹敵するものである。
このクローン化されたCASの比活性は、天然のCAS
の比活性よりわずかに低いけれども、このデータは、酵
素が完全に翻訳され、pBROC44が完全なCAS遺
伝子を含有することを示している。
【図面の簡単な説明】
第1図はDNAIの制限地図、第2図はD N A■の
制限地図:第3図はDNAII[の制限地図;第4図は
、D N A m由来の7つの制限断片の制限地図;第
5a図は、組換え体プラスミドpBROC 41Aの制
限地図:第5b図は、組換え体プラスミドpBROC 
41Bの制限地図:第6図は、組換え体プラスミドpB
ROC31の制限地図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、クラバラン酸の生合成に関与する少なくともひとっ
    の酵素をコードする配列からなるDNAであって、該D
    NAが、約60kbの長さを有し、第1図のDNA断片
    ( I )に示す制限部位の配置を有することを特徴とす
    るDNA。 2、DNAのサブ断片が第2図に示すDNA断片(II)
    のサブ断片である場合、そのサブ断片が、第3図に示す
    DNA断片(III)と同一か、または第3図に示すDN
    A断片(III)のサブ断片である請求項1記載のDNA
    のサブ断片。 3、クラバラン酸シンターゼ活性を有するタンパク質を
    コードする遺伝子からなるDNA。 4、DNAが、第4図のDNA断片(IX)に示す制限部
    位の配置を有する請求項2または3に記載のDNA。 5、第3図に示す制限部位の配置を有する DNA断片(III)もしくはそのサブ断片と雑種形成し
    、かつクラバラン酸の生合成に関与する酵素をコードす
    るDNA配列。 6、請求項1〜5のいずれか1っに記載の DNA配列から、ヌクレオチドの欠失、置換、挿入もし
    くは逆位によって誘導されたDNA。 7、エス・クラブリゲリス由来の請求項1〜6のいずれ
    か1つに記載のDNA。 8、請求項1〜7のいずれか1つに記載の DNAからなる組換え体DNA。 9、請求項8の組換え体DNAを有する組換え体ベクタ
    ー。 10、pWOR10、pBROC44、pBROC31
    、pBROC41AまたはpBROC41Bと命名され
    ている請求項9記載のベクター。 11、高発現ベクターである請求項9記載のベクター。 12、請求項9〜11のいずれか1つに記載のベクター
    で形質転換された宿主。 13、放線菌科の菌株またはイー・コリである請求項1
    2に記載の宿主。 14、天然で、クラバラン酸を産生する請求項13記載
    の放射菌科の菌株の宿主。 15、エス・クラブリゲルスATCC27064、エス
    ・ジユーモニネンシスATCC29864もしくはエス
    ・カツラハマヌスT−272またはこれらの突然変異体
    である請求項13または14に記載の宿主。 16、天然にクラバラン酸を産生する宿主か、または/
    この宿主の、阻止されたクラバラン酸非産生突然変異体
    由来の宿主にクラバラン酸を産生させる方法であって、
    下記工程: (a)前記宿主もしくはこの宿主のクラバラン酸非産生
    突然変異体を、請求項9〜11のいずれか1つに記載の
    ベクターで形質転換させ、ついで(b)得られた形質転
    換体を適当な条件下で培養し、クラバラン酸を産生させ
    る、 ことからなる方法。 17、形質転換体が請求項15に記載の宿主からなる請
    求項16に記載の方法。 18、菌株NCIB12209。
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