JPH0240570Y2 - - Google Patents

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JPH0240570Y2
JPH0240570Y2 JP1989015701U JP1570189U JPH0240570Y2 JP H0240570 Y2 JPH0240570 Y2 JP H0240570Y2 JP 1989015701 U JP1989015701 U JP 1989015701U JP 1570189 U JP1570189 U JP 1570189U JP H0240570 Y2 JPH0240570 Y2 JP H0240570Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、テープを正及び逆方向定速走行状態
に切り換える正逆切換機構を備えてなるリバース
式テープレコーダのための磁気ヘツドの回転装置
に関するものである。
(従来の技術) リバース式テープレコーダでは、フオワード録
音再生モードとリバース録音再生モードとでは録
音再生すべきテープのトラツクが異なるため、磁
気ヘツドの切り換えを行なう必要がある。かかる
磁気ヘツドの切り換え方式としては、往復録音
再生に供する全トラツク(例えば、ステレオカセ
ツト式であれば4トラツク)分のコアを有する磁
気ヘツドを固定にし、フオワード時とリバース時
で電気的にコアを切り換える方式、片がわの録
音再生に要するトラツク(例えば、2トラツク)
分のコアを有する磁気ヘツドを上下にシフトする
方式、同じく片がわの録音再生に要するトラツ
ク分のコアを有する磁気ヘツドを上下反転させる
方式がある。
しかし、記の方式のものは、一つのヘツドに
多くのコアを組み込まなければならないからコス
トの面から不利であり、また、総てのコアの特性
を一致させることは困難なため、フオワード時と
リバース時とで均一な特性が要請される高級なテ
ープレコーダには適していない。また、上記の
方式のものは、ヘツドを上下にシフトするための
駆動機構及び位置決め機構が複雑になると共に、
カセツト式テープレコーダーにおいてはフオワー
ド録音再生モードとリバース録音再生モードとで
はコアを左右のチヤンネル相互間で電気的に切り
換えなければならず、この場合もフオワード時と
リバース時とで性能が異なり、やはり高級なテー
プレコーダには適しない。
その点方式によれば、フオワード時とリバー
ス時とでコアを左右のチヤンネル間で切り換える
必要がないから性能が異なるという不都合はな
く、従つて、高級なテープレコーダには比較的多
く用いられている。また、機構的にも比較的簡単
になるという長所を有している。
第4図は上記の方式による従来の磁気ヘツド
の回転機構の一例を示すものであつて、適宜の保
持体によつて管状の軸受2を保持し、磁気ヘツド
1は、上記軸受2によつて回転自在に支持された
回転軸3のヘツド収納ケース部4によつて保持
し、回転軸3の後端部に嵌合固着した歯車5に、
レバー6の先端部に形成した部分歯車をかみ合わ
せ、レバー6をその支軸7の周りに回動させるこ
とにより、歯車5及びこれと実質一体の回転軸3
を180゜回転させてヘツド1を上下反転させるよう
にしたものである。歯車5は、回転軸3から脱落
しないように、止めねじなどで抜け止めがなされ
る。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の磁気ヘツドの回転装置によれば、回
転軸に対して歯車を止めねじなどで抜け止めをす
る必要があるため、部品点数が多くなるととも
に、組立作業が面倒であり、組立中に磁気ヘツド
表面に傷が付いたり異物が付着したりするという
問題があつた。また、上記回転軸は長さ全体にわ
たり同じ直径になつており、これに歯車を嵌合固
着するため、歯車を所定位置に位置決めするのが
面倒であり、かつ、上記回転軸は比較的直径が小
さく、これを軸受で支持するため、回転軸を安定
に支持するためには回転軸および軸受を長くする
必要があり、磁気ヘツド回転機構が占める空間が
大きくなるという問題があつた。
本考案の目的は、部品点数を少なくするととも
に、組立作業の簡略化を図り、さらに、磁気ヘツ
ド回転軸に対し歯車を容易にかつ精度よく位置決
めすることを可能にすると共に、占有空間を小さ
くしながら磁気ヘツドを安定性よく回転自在に支
持することができるようにしたテープレコーダに
おける磁気ヘツドの回転装置を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、軸孔を有し、進退可能な基台と、磁
気ヘツドを支持するとともに上記基台の軸孔を貫
通する軸を有するヘツド取付部材と、上記基台を
挾んで上記ヘツド取付部材の上記軸に圧入固着さ
れる歯車と、上記歯車を介して上記ヘツド取付部
材を回転させる機構とを具備し、上記軸は大径部
と小径部を有し、上記歯車は上記小径部に圧入固
着されると共に上記大径部で位置規制され、上記
基台は上記ヘツド取付部材と上記歯車とで挾み込
まれていることを特徴とする。
(作用) ヘツド取付部材は、同ヘツド取付部材とその軸
に圧入固着された歯車とが基台を挾んで配置され
ることにより抜け止めがなされる。ヘツド取付部
材を回転させる機構を作動させることにより、基
台に対して歯車と軸とヘツド取付部材と磁気ヘツ
ドとが一体に回転する。
(実施例) 以下、第1図ないし第3図を参照しながら本考
案にかかるテープレコーダにおける磁気ヘツドの
回転装置の実施例について説明する。
第1図ないし第3図において、磁気ヘツド11
は、ヘツド取付部材13の前端(第1図において
右端)部に固着されている。ヘツド取付部材13
は後端面に略円形の当接部12を有している。ヘ
ツド取付部材13の後端側にはヘツド11の軸線
上に回転軸14が一体に形成されている。回転軸
14は、第1図のように側方から見てL字状をな
すヘツド基台18の立上り部に穿たれた軸孔16
に回転自在に嵌められている。基台18の立上り
部にはヘツド取付部材13の当接部12に当接す
る円形の突堤状の当接部17が形成されている。
当接部17は磁気ヘツド11の位置を決定する基
準面となつている。上記孔16と、当接部17が
沿う円の中心は、テープを収納したカセツト20
の上下の中心線と一致するように加工されてい
る。ヘツド基台18は、その水平部が、録音再生
モードで第1図において右方に進出し他のモード
で左方に後退するヘツドベース15の上に固着さ
れることにより、ヘツドベース15とともに進退
可能に設けられている。上記基台18の立上り部
の軸孔16を貫通したヘツド取付部材13の軸1
4にはさらに歯車19が圧入固着されてヘツド取
付部材13の抜け止めがなされている。これによ
つてヘツド取付部材13と歯車19が上記基台1
8を挾んで配置されることになる。上記基台18
には軸29を中心として回動自在にレバー21が
支持されており、レバー21の上端に形成された
扇形の部分歯車30が前記歯車19に噛み合つて
いる。従つて、レバー21を回動させると歯車3
0が歯車19を回転させ、もつて、ヘツド取付部
材13と磁気ヘツド11を回転させる。レバー2
1にはピン31が固植され、このピン31とテー
プレコーダの基板27に固着されたアングル32
との間には思案ばね22が掛けられている。レバ
ー21の下側の腕はフオワード・リバース切換部
材23の二つの突部28,28間に進入してい
て、切換部材23が第2図において左右方向に移
動するとレバー21が軸29を中心に回動する。
このとき思案ばね22の作用により、思案点を越
すとレバー21が迅速に回動するとともに右方又
は左方への傾動態位を維持する。前記ヘツド取付
部材13の軸14の端部にはフランジ35が形成
され、このフランジ35と前記歯車19との間の
軸14部には、基部が基板27に固定された板ば
ね26の先端部の叉状部36が嵌まつている。板
ばね26は、磁気ヘツド11が後退した状態で
は、第3図に鎖線で示すように外部から何らの力
も作用しない自然状態にあるが、第3図に実線で
示すように磁気ヘツド11が前進した状態ではヘ
ツド取付部材13のフランジ部35によつて板ば
ね26が反曲させられ、ばね26の弾力がヘツド
取付部材13を後方(第1図において左方)に引
つ張るように作用してヘツド取付部材13の当接
部12が基準面たるヘツド基台18の当接部17
に当接する。ヘツド取付部材13の当接部12に
はその一部が側方に突出した形の位置決め突起2
4が形成されている。この突起24の回転通路上
には二つのアジマス調整ねじ25,25が位置し
ていて、これらのねじ25,25の先端に上記突
起24を当接させることにより、ヘツド11、ヘ
ツド取付部材13等が一体に形成されてなるヘツ
ドブロツクの回転範囲を180゜に制限するととも
に、回転したヘツド11の姿勢が所定の姿勢とな
るように調整することができる。各ねじ25,2
5の頭部は緩み止め用の板ばね33によつて押し
上げられている。
次に、上記実施例の作用を説明する。いま、録
音再生操作釦が操作されたとする。ヘツドベース
15は図示されないモータ又はソレノイドのプラ
ンジヤ等の駆動源により第1図に示すような位置
まで移動し、これとともにヘツド基台18、ヘツ
ドブロツク及びレバー21も移動させられてヘツ
ド11がカセツト20内のテープに接する。ま
た、このときばね26の弾力が作用して前述のと
おりヘツド取付部材13の当接部12が位置決め
基準面たるヘツド基台18の当接部17に押し当
てられてヘツド11のがたつきが防止されるとと
もにヘツド11の姿勢が精度よく安定に保持さ
れ、この状態で録音再生が行われる。こうしてテ
ープが終端まで輸送されると、この終端検知信号
により、またはテープ走行中であつても手動的な
リバース信号を入力することにより、一旦、ヘツ
ドベース15がストツプ位置まで復帰してヘツド
11がカセツト20から離間した状態で切換レバ
ー23が第2図において左方に移動させられ、レ
バー21が第2図において時計方向に回動させら
れる。レバー21の回動は思案ばね22の作用に
よつて思案点を越すと迅速に行われ、かつ、回動
後の姿勢が安定に保持されることは前述のとおり
である。レバー21の回動により歯車19が回転
させられ、歯車19と実質一体のヘツド取付部材
13及びヘツド11が一体に回転する。このヘツ
ド11の回転は前述のとおりアジマス調整ねじ2
5によつて180゜の範囲に規制されているから、ヘ
ツド11は上下反転することになる。こうしてヘ
ツド11の反転が終了すると再びヘツドベース1
5が移動し、録音再生態位をとる。このときはカ
セツト内のテープがリバース方向に輸送され、リ
バースによる録音再生が行われる。また、この場
合もばね26の弾力が作用して当接部12が位置
決め基準面たる当接部17に圧接させられてヘツ
ド11のがたつきが防止されるとともにヘツド1
1の姿勢が精度よく安定に保持される。
上記実施例によれば、基台18の軸孔16を貫
通させたヘツド取付部材13の軸14にヘツド回
転用の歯車19を圧入固着するという極めて簡単
な組立作業だけでヘツド取付部材13の抜け止め
がなされるし、止めねじなどは不要なため、部品
点数が少なくなるという効果を奏する。そして、
組立作業が簡単なため、磁気ヘツド11の表面に
傷が付いたり、異物が付着したりすることを防止
することができる。また、当接部12を基準面に
押し当ててヘツド11の姿勢を安定に保持するた
めのばね26は、録音再生位置において初めて作
用し、ストツプ状態では何ら作用しないから、当
接部の摩耗がなく、また、ヘツドの転換速度が速
くなるという長所がある。
なお、板ばね26の代わりに引つ張りコイルば
ねを用いてもよいし、歯車19とヘツド基台18
との間にコイルばねを介装してもよい。また、板
ばね26はヘツド取付部材13を前方から押すよ
うに設けてもよい。
なお、本考案にかかる磁気ヘツドの回転装置を
適用することができるテープレコーダはリバース
式のテープレコーダであればよく、オートリバー
ス式はもちろん、手動的なリバース装置を有する
テープレコーダにも適用可能である。また、図示
の実施例では、別体に作られたヘツドベースとヘ
ツド基台とが一体に結合されていたが、ヘツドベ
ースとヘツド基台は当初から一体のものとして成
形等によつて作つてもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、基台の軸孔を貫通させたヘツ
ド取付部材の軸にヘツド回転用の歯車を圧入固着
するという極めて簡単な組立作業だけでヘツド取
付部材の抜け止めがなされるし、止めねじなどは
不要なため、部品点数が少なくなるという効果を
奏する。そして、組立作業が簡単なため、磁気ヘ
ツドの表面に傷が付いたり、異物が付着したりす
ることを防止することができる。また、磁気ヘツ
ドと一体の軸に小径部と大径部を形成し、小径部
に歯車を圧入固着すると共にこの歯車を上記大径
部で位置規制したため、歯車の位置決めを極めて
容易かつ精度よく行うことができる。さらに、上
記軸の大径部を基台の軸孔で回転自在に支持した
ため、軸および基台の軸孔部分を長くしなくても
軸を安定に支持することができ、もつて、磁気ヘ
ツド回転機構の占める空間を小さくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるテープレコーダにおけ
る磁気ヘツドの回転装置の一実施例を示す一部断
面側面図、第2図は同上背面図、第3図は同上実
施例を一部簡略化して示す平面図、第4図は従来
のテープレコーダにおける磁気ヘツドの回転装置
の例を示す側面断面図である。 11……磁気ヘツド、13……ヘツド取付部
材、14……軸、16……軸孔、18……基台、
19……歯車。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 テープを正及び逆方向定速走行状態に切り換え
    る正逆切換機構を備えてなるテープレコーダにお
    いて、 軸孔を有し、進退可能な基台と、 大径部と小径部を有し、大径部が上記軸孔を貫
    通することによりこの軸孔で回転自在に支持され
    る軸と、 磁気ヘツドを支持するとともに上記軸を有する
    磁気ヘツド取付部材と、 上記軸の小径部に圧入固着され、かつ、上記軸
    の大径部によつて位置規制される歯車と、 上記歯車を介して上記ヘツド取付部材を回転さ
    せる機構とを具備し、 上記磁気ヘツド取付部材と上記歯車とで上記基
    台を挾み込み、 上記磁気ヘツドのテープ摺接面をテープに対向
    させた状態で上記磁気ヘツドをテープの正及び逆
    方向定速走行にそれぞれ対応した二つの位置に回
    転移動させることを特徴とするテープレコーダに
    おける磁気ヘツドの回転装置。
JP1989015701U 1989-02-13 1989-02-13 Expired JPH0240570Y2 (ja)

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JP1989015701U JPH0240570Y2 (ja) 1989-02-13 1989-02-13

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JPH01138207U JPH01138207U (ja) 1989-09-21
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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4924412U (ja) * 1972-06-01 1974-03-01
JPS5418181U (ja) * 1977-07-07 1979-02-06

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