JPH0434223B2 - - Google Patents

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JPH0434223B2
JPH0434223B2 JP60011966A JP1196685A JPH0434223B2 JP H0434223 B2 JPH0434223 B2 JP H0434223B2 JP 60011966 A JP60011966 A JP 60011966A JP 1196685 A JP1196685 A JP 1196685A JP H0434223 B2 JPH0434223 B2 JP H0434223B2
Authority
JP
Japan
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tray
disk
turntable
support
swinging
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60011966A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61172258A (ja
Inventor
Juji Ikedo
Masao Ono
Tsukasa Murakami
Kazuhisa Enomoto
Kenju Nakazawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP1196685A priority Critical patent/JPS61172258A/ja
Publication of JPS61172258A publication Critical patent/JPS61172258A/ja
Publication of JPH0434223B2 publication Critical patent/JPH0434223B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るフロントローデイングデ
イスクプレーヤの全体を示す斜視図、第2図ない
し第4図は当該フロントローデイングデイスクプ
レーヤの内部構造の一部を示し且つ一部断面を含
む平面図、側面図および正面図、第5図及び第6
図はトレイとその周辺部材の平面図、第7図は第
6図に関する−断面図、第8図ないし第10
図はメカシヤーシとこれに搭載された機器の各々
平面図、側断面図、底面図、第11図a,b、第
12図、第13図、第14図aないしcは該機器
の一部詳細図、第15図はメカシヤーシとこれに
搭載されたクランプ機構の一部断面を含む平面
図、第16図ないし第20図は当該フロントロー
デイングデイスクプレーヤの動作を説明するため
の図、第21図は従来のクランプ機構を示す図で
ある。 主要部分の符号の説明、2……ハウジング、3
……フロントパネル、3a,11b,35a,3
6a……開口部、5……メインシヤーシ、6c…
…スライド部、6……サブシヤーシ、6a,12
a……V溝、6c……スライド部、6d……第1
凹部、7……押え部材、7a,7b,49a,4
9b……突起、7c……スリツト、9……支持
体、10……トレイ、11……カバー部材、11
a……円筒状凹部、12……スライドベース、1
2b……突出部、12c……前端屈曲部、14…
…リテーナ、14a……第1ベアリング部材、1
4b……第2ベアリング部材、15……スライド
プレート、16……化粧パネル、18……デイス
ク、18a……中心孔、19,20……支え部
材、19a,20a……一部分、19b,20b
……支持部、19c,20c……テーパ状デイス
ク案内部、19d,20d……揺動支持軸、23
……移動部材、23a……ラツク部、23b……
U字状凹部、23d……張出部、23e……第2
凹部、24……歯車、25,47a,47b……
プーリ、26,47……モータ、26a……小プ
ーリ、27……ベルト、30……レバー部材、3
0a,30b……ピン、30d,65……ローラ
部材、31,59……コイルスプリング、33…
…可動駒、35……メカシヤーシ、36……脚
部、37……インシユレータ、38……柱状脚部
材、38a……フランジ部、39……粘弾性部
材、42……キヤリツジ、42a,42b……U
溝、42c……突部、43……ガイドシヤフト、
44……調整用ネジ、44a……スリツト、44
b……ネジ頭部、46……スクリユーシヤフト、
49……アーム部材、49c……舌状部、50
a,50b……ハーフナツト、51……抜け止め
部材、54……ターンテーブル、54a……テー
パ状ガイド部、55……スピンドルモータ、58
……揺動部材、58a……支持軸、58b……爪
部、58d……係合爪、58e……規制部、58
g……直線状カム部、60……押圧部材、60a
……球状ベアリング部材、63……レバー部材、
63a,64a……軸、63b,63c……挾持
部、63d……前端部、63e……係合突起、6
4……ブラケツト部、68,69……検知スイツ
チ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ターンテーブル上に載置されたデイスクを前
    記ターンテーブルと協働してクランプする押圧部
    材と、前記ターンテーブルの回転面と平行に伸長
    する支持軸によつてクランプ位置と非クランプ位
    置との間において揺動自在に支持されて自由端部
    にて前記押圧部材を保持する揺動部材とを含み、
    前記押圧部材は前記揺動部材の揺動支持端部から
    前記自由端部に向う方向において前記押圧部材の
    一部が前記自由端部から突出するように保持さ
    れ、前記揺動部材は前記ターンテーブルに向つて
    伸長し且つその先端部が前記ターンテーブルの回
    転中心部に向つて伸長した複数の爪部を有し、前
    記非クランプ位置にあるときには前記爪部によつ
    て前記押圧部材の少なくとも前記支持軸と平行な
    方向における両端部から前記自由端部側に偏倚し
    た部位の前記ターンテーブルとの対向面を保持
    し、前記クランプ位置にあるときには前記押圧部
    材から離脱するようになされていることを特徴と
    するクランプ機構。 【特許請求の範囲】 技術分野 本発明はデイスクプレーヤにおけるクランプ機
    構に関し、特にオートローデイング形式のデイス
    クプレーヤに用いて好適なクランプ機構に関す
    る。 背景技術 デイスクを演奏位置、即ち、ターンテーブル上
    に自動的に搬送するデイスク搬送機構を設けてデ
    イスクローデイングにかかる手間を省いたいわゆ
    るオートローデイングデイスクプレーヤにおいて
    は、ターンテーブル上に載置されたデイスクのク
    ランプも自動的になされる。かかるクランプ機構
    の従来例が第21図に示されている。 図示されるように、当該クランプ機構は、演奏
    さるべきデイスク150を担持して回転するター
    ンテーブル151と協働してデイスククランプ作
    用をなす円盤上の押圧部材152と、ターンテー
    ブル151の回転面と平行に伸長する支持軸15
    3によつて所定範囲内で揺動自在に支持され且つ
    自由端部にて押圧部材152を回転自在に保持す
    る揺動部材154とを有している。なお、デイス
    ク押圧力は、押圧部材152内に設けられたマグ
    ネツト(図示せず)や、揺動部材154を上記自
    由端部がターンテーブル151に近づく方向に付
    勢するコイルスプリング(図示せず)などによ
    る。 このクランプ機構は揺動部材154の単純な揺
    動によつてデイスククランプをなすものである
    が、かかる構成においては、クランプ解除時にお
    いて押圧部材152とデイスク150との接触を
    避けるために必要な揺動部材154の自由端部の
    移動ストローク:Hが大きく、デイスクプレーヤ
    全体としての小型化を図る上での問題となつてい
    た。また、この問題を解決せんとして、上記揺動
    部材の自由端部であつて押圧部材を保持する部分
    を該揺動部材の本体部分に対して上記支持軸と平
    行な軸の回りに枢動自在とし、該本体部分の揺動
    角度位置に拘らず押圧部材をターンテーブル回転
    面と常に平行に維持するようにしたクランプ機構
    が開発されているが、この構成は部品点数が多
    く、複雑且つ高価で、コストの増大を招来してい
    た。 発明の概要 本発明は上記した点に鑑みてなされたものであ
    つて、その目的とするところはデイスクプレーヤ
    全体としての小型化、特に薄型化と、構造の簡略
    化及びコストの低減に寄与するクランプ機構を提
    供することである。 本発明によるクランプ機構は、ターンテーブル
    上に載置されたデイスクを前記ターンテーブルと
    協働してクランプする押圧部材と、前記ターンテ
    ーブルの回転面と平行に伸長する支持軸によつて
    クランプ位置と非クランプ位置との間において揺
    動自在に支持されて自由端部にて前記押圧部材を
    保持する揺動部材とを含み、前記押圧部材は前記
    揺動部材の揺動支持端部から前記自由端部に向う
    方向において前記押圧部材の一部が前記自由端部
    から突出するように保持され、前記揺動部材は前
    記ターンテーブルに向かつて伸長し且つその先端
    部が前記ターンテーブルの回転中心部に向つて伸
    長した複数の爪部を有し、前記非クランプ位置に
    あるときには前記爪部によつて前記押圧部材の少
    なくとも前記支持軸と平行な方向における両端部
    から前記自由端部に偏倚した部位の前記ターンテ
    ーブルとの対向面を保持し、前記クランプ位置に
    あるときには前記押圧部材から離脱するようにな
    されていること特徴としている。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例としてのクランプ機構を
    備ム部材49のキヤリツジ42への取り付け端部
    にはスクリユーシヤフト46の軸中心と平行な方
    向において且つ互いに相反方向に突出した1対の
    突起49a,49bが設けられている。突起49
    a及び49bは各々の伸長方向に直角な断面形状
    が略O状となつており、第13図から特に明らか
    なように、キヤリツジ42の右端部上面にスクリ
    ユーシヤフト46の軸中心と平行な方向において
    形成された一対のU溝42a及び42b内に該各
    突起が嵌合することによつてアーム部材49がキ
    ヤリツジ42に取り付けられている。なお、第1
    1図aに示されるように、キヤリえたデイスクプ
    レーヤを添付図面を参照しつつ説明する。 図において、参照符1はフロントローデイング
    デイスクプレーヤの全体を示している。 第1図
    に示されるように、ハウジング2の前面部、すな
    わちフロントパネル3には後述するデイスク担持
    部がハウジング外に突出し得るように、左右方向
    に伸長する長方形の開口部3aが設けられてい
    る。但し、ここで言う左右とは矢印Yにて示され
    る前方に向けてのものであり、矢印X方向が左方
    である。又、矢印Z方向は上方を示す。なお、図
    示されてはいないが、リアパネル3上には当該デ
    イスクプレーヤの操作をなすためのスイツチ群が
    設けられている。 第2図及び第4図に示されるように、ハウジン
    グ2内には支持部材としてのメインシヤーシ5が
    設けられている。第2図ないし第5図から明らか
    なように、メインシヤーシ5の右端部上面には支
    持部材たる長手サブシヤーシ6が前後方向に伸長
    して配置されており、且つ、ネジにてメインシヤ
    ーシ5に固定されている。このサブシヤーシ6の
    上面には前後方向に伸びる案内路としてのV溝6
    aが形成されている。また、サブシヤーシ6上に
    は鋼板等を曲げ加工してなる長手押え部材7がV
    溝6aと対向するようにネジ固定されている。 一方、フロントパネル3に形成されたデイスク
    担持部突出収納のための開口部3aの近傍には樹
    脂などから成る支持体9が配設されており、且
    つ、ネジなどによつてメインシヤーシ5に取り付
    けられている。この支持体9と上記押え部材7と
    の間にはトレイ10が設けられている。トレイ1
    0は樹脂などから成るカバー部材11と、鋼板等
    を加工してなり該カバー部材の右側のサブシヤー
    シ6と対応すべく固設されたスライドベース12
    等とにより形成されている。スライドベース12
    にはサブシヤーシ6に設けられたV溝6aと対向
    するように案内路たるV溝12aが形成されてお
    り、該両V溝間にはリテーナ14により回動自在
    に保持された例えば2つの第1ベアリング部材1
    4aが介装されている。また、V溝6a及び12
    aの近傍には例えば2つの第2ベアリング部材1
    4bが配置され、且つ、スライドベース12のサ
    ブシヤーシ6との反対向面に当接している。該第
    2ベアリング部材もリテーナ14によつて回動自
    在に保持されている。上記した押え部材7は第1
    ベアリング部材14a及び第2ベアリング部材1
    4bをサブシヤーシ6に向けて押圧する作用をな
    す。 上記したサブシヤーシ6と、一対のV溝6a,
    12aと、第1及び第2ベアリング部材14a,
    14bと、リテーナ14と、押え部材7とによつ
    て、カバー部材11及びスライドベース12等か
    ら成るトレイ10(後述するデイスク担持部の一
    部)の右側部を前後方向においてのみ往復動自在
    の且つ少なくとも2箇所にて支持して案内する案
    内手段たるスライドガイド機構が構成されてい
    る。また、フロントパネル3に形成された開口部
    3aの近傍に配置された支持体9は、トレイ10
    (従つて、上記デイスク担持部)の左側部を前後
    方向においてのみ移動自在に且つ少なくとも1箇
    所にて支持するものであつて、カバー部材11
    (トレイ10の一部)の固設されたスライドプレ
    ート15と摺動自在に係合している。 これらスライドガイド機構及び支持体9によつ
    て、上記トレイ10(従つて、デイスク担持部)
    の全体をハウジング2に対して移動自在に支える
    案内支持機構が構成されている。なお、トレイ1
    0の前端にはフロントパネル3の開口部3aに嵌
    合してこれを閉塞する化粧パネル16が取り付け
    られている。 ここで、第5図に示されるように、上記スライ
    ドガイド機構の一部をなす押え部材7の前後両端
    部にはリテーナ14(例えば第4図示)と係合可
    能な突起7a及び7bが設けられている。上記ス
    ライドガイド機構においては、サブシヤーシ6上
    をトレイ10が往復動する際の第1及び第2ベア
    リング部材14a,14bの転動に伴つてリテー
    ナ14が移動するのであるが、該リテーナの移動
    ストロークは計算上、トレイ10の移動ストロー
    クの半分となる。上記突起7a及び7bは該リテ
    ーナの移動をその移動ストロークの端、すなわ
    ち、トレイ10の移動ストロークの端に各々対応
    する2つの位置にて規制する規制手段として作用
    する。 第5図に示されるように、押え部材7には、該
    押え部材のうち上記リテーナ14の後方移動規制
    位置に略対応する部分のベアリング押圧力が他の
    部分のベアリング押圧力よりも小さくなるように
    スリツト7cが形成されている。押え部材7の一
    部分のベアリング押圧力を他の部分のベアリング
    押圧力よりも小さくする手段としてはこのための
    特別な機構を設けるなど種々のものが考えられる
    が、このようにスリツト7cによればコストが極
    めて安く押えられる。また、スリツト7cに限ら
    ず、リテーナ14が後方移動規制位置に達したと
    きの第1及び第2ベアリング部材14a,14b
    の位置に対応して、押え部材7に第2ベアリング
    部材14bが嵌入し得る凹部を形成する構成とし
    ても同様の効果が得られる。 第1図、第4図及び第6図から明らかなよう
    に、トレイ10には、該トレイと共にハウジング
    2の外部に突出し得かつ該トレイと協働して演奏
    さるべきデイスク18(例えば第1図示)を担持
    し且つ該デイスクを上下方向(矢印Z方向及びそ
    の反対方向)に移動せしめるための一対の長手支
    え部材19及び20が設けられている。この一対
    の支え部材19,20をコンテナと総称し、該コ
    ンテナはトレイ10と共にデイスク担持部を構成
    している。支え部材19及び20は前後方向にお
    いて互いに平行に伸長しており、その短手方向に
    おける一端部にて各々揺働自在にトレイ10に取
    り付けられている。トレイ10の構成部材である
    カバー部材11にはその軸中心が上下方向と一致
    する円筒状凹部11aが設けられている。円筒状
    凹部11aの4隅には開口部11bが形成されて
    おり、一対の支え部材19,20に自由端部の各
    一部分19a,20aがこの開口部11bから該
    円筒状凹部内に突出している。第7図から特に明
    らかなように、開口部11bから突出した各一部
    分19a,20aのうち一方、例えば19aに
    は、デイスク18の主面を支持する支持部19b
    と、該支持部に連続し且つデイスク18の外周が
    係合可能なテーパ状デイスク案内部19cとが形
    成されている。また、もう一方の支え部材20の
    一部分20aにも、支え部材19の一部分19a
    と対称形状の支持部20b及びテーパ状デイスク
    案内部20cが形成されている。なお、一対の支
    え部材19及び20の揺働支持軸19d及び20
    dは、該各支え部材の自由端部が後述するターン
    テーブルに近づく方向に揺動したときに該自由端
    部がターンテーブルの回転方向に向けて移動する
    ように配置されている。すなわち、デイスク18
    をターンテーブル上に載置するための支え部材1
    9,20の揺動に伴つて、該各支え部材のテーパ
    状デイスク案内部19c,20cがデイスク外周
    から離脱するように揺動支持軸19d及び20d
    が配置されているのである。 ここで、上述した支持部19b,20bは、デ
    イスク18の主面の外周端部、即ち、情報が記録
    されていない部分を支持するようになされてい
    る。上記したことから明らかなように、トレイ1
    0の(うちカバー部材11に形成された)円筒状
    凹部11a内に挿入されるデイスク18はその外
    周に係合するデイスク案内部19c及び20cに
    よつて正確に支持部19b,20b上に案内され
    ることから、このようにデイスク主面のうち情報
    が記録されていない部分のみでのデイスク支持が
    可能となり、故に、デイスク記録面が微粒子等と
    の接触によつて損傷する懸念が全くなくなつてい
    るのである。 第3図ないし第6図に示されるように、トレイ
    10の構成部材であるスライドベース12の右側
    には前後方向に伸長する長手移動部材23が配置
    されており、且つ、該スライドベースに前後方向
    において移動自在に取り付けられている。この移
    動部材23は樹脂などからなり、その下端部に略
    全長に亘つてラツク部23aが形成されている。 第3図及び第4図に示されるように、サブシヤ
    ーシ6の前端部右面には、移動部材23に形成さ
    れたラツク部23aと噛合する歯車24を同軸に
    有するプーリ25が回転自在に取り付けられてい
    る。プーリ25の後方にはその出力軸に小プーリ
    26aが嵌着されたモータ26が配置されてお
    り、この小プーリ26aとプーリ25とにはベル
    ト27が架設されている。上記した歯車24と、
    プーリ25と、小プーリ26aを含むモータ26
    と、ベルト27とによつて、移動部材23に駆動
    力を付与せしめる駆動力付与機構が構成されてい
    る。 第3図及び第6図に示されるように、トレイ1
    0の後端部近傍には左右方向に伸長する長手レバ
    ー部材30が配置されている。このレバー部材3
    0の左右両端部には左右方向に伸びるピン30a
    が突設されており、レバー部材30は該ピンによ
    つてトレイ10(のカバー部材11)に回動自在
    に取り付けられている。レバー部材30の回動一
    端部、この場合は、下端部は移動部材23に枢着
    せられている。詳しくは、レバー部材30の右端
    部下部には右方に向けて伸びるピン30bが設け
    られており、このピン30bが移動部材23の後
    端部に形成されたU字状凹部23bに摺動自在に
    嵌合しているのである。第6図から明らかなよう
    に、レバー部材30はその回動他端部、即ち、ピ
    ン30aに関してピン30bとは反対側の端部に
    おいてコンテナたる支え部材19,20の各自由
    端部下面に当接している。一方、同じく第6図に
    示されるように、両支え部材19及び20の間に
    はコイルスプリング31が介装されており、該両
    支え部材は該コイルスプリングによつて第4図に
    おける矢印P方向に付勢されている。すなわち、
    移動部材23がトレイ10に対して後方(矢印Y
    方向の反対方向)に駆動されることによつて連動
    手段たるレバー部材30が第3図における矢印Q
    方向に回動せしめられ、これにより各支え部材1
    9及び20がコイルスプリング31の付勢力によ
    つて矢印P方向(第4図示)に揺動するようにな
    されているのである。 次いで、トレイ10がハウジング2内の収納位
    置に達するまではコンテナたる両支え部材19及
    び20をトレイ10に対してロツクし、且つ、ト
    レイ10が該収納位置に達すると支え部材19,
    20の該トレイに対するロツク状態を解除せしめ
    且つトレイ10を支持部材たるサブシヤーシ6に
    対してロツクするロツク・解除手段について説明
    する。 第2図ないし第5図に示されるように、サブシ
    ヤーシ6の上面であつてV溝6aの右方には該V
    溝と平行に伸びるスライド部6cが形成されてい
    る。但し、このスライド部6cは単に平面状の部
    分であつて他の部分に対して形状的に区別される
    ものではない。また、第6図にも示されるよう
    に、移動部材23の左側面には該スライド部6c
    に対応して張出部23dが設けられている。これ
    らスライド部6c及び張出部23dの夫々の対向
    面には、移動部材23、従つてトレイ10がハウ
    ジング2内の収納位置にあるときに対向するよう
    に第1凹部6d及び第2凹部23eが形成されて
    いる。なお、第5図はトレイ10がハウジング2
    内に収納された状態を示し、第1図ないし第4図
    はトレイ10がハウジング2の外部に突出した状
    態を示している。一方、トレイ10の一部である
    スライドベース12の後端部には右方に突出する
    小さな突出部12bが形成されている。この突出
    部12bはスライド部6cと張出部23dの間に
    位置しており、該突出部には上記第1凹部6d及
    び第2凹部23eと対向可能な丸い開口部(参照
    符号なし)が設けられている。該開口部内には第
    1凹部6d及び第2凹部23eに係合し得る球状
    の可動駒33が配置されている。ここで。第3図
    においてdaに示される寸法、即ち、移動部材2
    3の張出部23dとサブシヤーシ6上のスライド
    部6cとの相対移動範囲内における対向面間距離
    は可動駒33の外径寸法より小さくなつている。
    また、同じく第3図においてdbにて示される寸
    法、即ち、張出部23dとスライド部6cの各対
    向面のいずれか一面と第1凹部6d及び第2凹部
    23eのうち該一面に対向する凹部の底面との離
    隔距離が可動駒33の外径寸法よりも僅かに大と
    なつている。 第1凹部6d、第2凹部23e及びスライドベ
    ース12の突出部12bに設けられた開口部(参
    照符号なし)が同軸に対向したときに、トレイ1
    0の構成部材たるスライドベース12の前端屈曲
    部12c(第3図示)がサブシヤーシ6の前端部
    に係合して、トレイ10のサブシヤーシ6に対す
    るトレイ収納方向(後方)への移動が規制される
    ようになされている。また、第1凹部6d、第2
    凹部23e、スライドベース12の突出部12b
    に設けられた上記開口部が対向したときに、移動
    部材23のトレイ10に対するトレイ突出方向
    (前方)への移動が規制されるようになつている。 上述した第1凹部6dと、第2凹部23eと、
    突出部12bに形成された開口部と、可動駒33
    と、第1凹部6d、第2凹部23e及び上記開口
    部が夫々対向したときにトレイ10のサブシヤー
    シ6に対するトレイ収納方向への移動を規制し且
    つ移動部材23のトレイ10に対するトレイ突出
    方向への移動を規制する規制手段とによつて、ト
    レイ10がハウジング2内の収納位置に達するま
    ではコンテナたる支え部材19,20をトレイ1
    0に対してロツクし、且つトレイ10が上記収納
    位置に達すると該両支え部材のトレイ10に対す
    るロツク状態を解除せしめ且つトレイ10を支持
    部材たるサブシヤーシ6に対してロツクするロツ
    ク・解除手段が構成されている。 また、該ロツク・解除手段と、サブシヤーシ6
    等を含む上記案内支持機構と、トレイ10及び支
    え部材19,20等からなる上記デイスク担持部
    と、移動部材23と、モータ26等からなる駆動
    力付与機構と、これらに関連する周辺小部材とに
    よつて、演奏さるべきデイスク18を担持し且つ
    第1所定方向(前後方向:矢印Y方向及びその反
    対方向)及びこれに垂直な第2所定方向(上下方
    向:矢印Z方向及びその反対方向)に該デイスク
    を移動させて演奏位置、すなわち後述するターン
    テーブル上に搬送するデイスク搬送機構が構成さ
    れている。 次に、ハウジング2内に設けられてデイスク演
    奏をなす演奏手段について説明する。 第2図,第4図及び第5図に示されるように、
    サブシヤーシ6と支持体9の間には機器を搭載す
    る搭載板としてのメカシヤーシ35が配設されて
    いる。メカシヤーシ35は4つの脚部36を有
    し、第4図から明らかなように、支持部材たるメ
    インシヤーシ5に防振部材であるインシユレータ
    37を介して該脚部にて取り付けられている。イ
    ンシユレータ37は、支持部材であるメインシヤ
    ーシ5に下端部に形成されたネジ部にて螺合して
    固着する剛性柱状脚部材38と、略円筒状に形成
    されて柱状脚部材38に所定間隔を隔てて外嵌さ
    れ且つ下端部において該脚部材に固着された粘弾
    性部材39とによつて構成されている。粘弾性部
    材39は搭載板たるメカシヤーシ35の脚部36
    の下端部に形成された円形開口部36aにその上
    端部近傍の外周において嵌着せしめられている。
    また、柱状脚部材38は粘弾性部材39の上端部
    から突出せしめられており、該突出部に上記開口
    部36aの縁部と共に該粘弾性部材の上端部を僅
    かな間隙を隔てて挾むフランジ部38aが設けら
    れている。 第8図ないし第10図から明らかなように、メ
    カシヤーシ35にはその中央部から後端部に亘る
    略矩形の開口部35aが形成されており、該開口
    部内にキヤリツジ42が嵌挿せられている。キヤ
    リツジ42はデイスク18から情報を読み取るた
    めの光学式ピツクアツプ手段(図示せず)を内装
    したものである。キヤリツジ42の右方には前後
    方向において伸長する1本のガイドシヤフト43
    が配置されており、且つ、その両端部にてメカシ
    ヤーシ35に取り付けられている。キヤリツジ4
    2の右端部は該ガイドシヤフト43に摺動自在に
    外嵌している。一方、第11図a及びbから明ら
    かなように、キヤリツジ42の左端部には例えば
    ナイロンなどの樹脂から成る調整用ネジ44が螺
    合せしめられており、該調整用ネジのネジ部先端
    がメカシヤーシ35の上面に摺動自在に当接して
    いる。キヤリツジ42はこれらガイドシヤフト4
    3及び調整用ネジ44から成る案内手段によつて
    案内されるのである。 ここで、調整用ネジ44について詳述してお
    く。 この調整用ネジ44はキヤリツジ42を案内す
    る上記案内手段の一部としてのみでなく、キヤリ
    ツジ42に内装された光学式ピツクアツプ手段の
    例えばタンジエンシヤル方向における調整をなす
    ために設けられたものである。従つて、調整後に
    該調整用ネジ44が緩まぬようにネジ固定が施さ
    れている。第14図aないしcに示されるよう
    に、当該調整用ネジにはネジ部外周にネジの軸方
    向に沿つてスリツト44aが形成されており、該
    調整用ネジが螺合する雌ネジと該スリツトとの間
    に接着剤が充填されている。 スリツト44aはネジ頭部44bに達してお
    り、且つ、該ネジ頭部をネジの軸方向において貫
    通している。このように、スリツト44aをして
    ネジ頭部を貫通せしめることによつて、調整作業
    終了後にネジ頭部44b上に開いたスリツト44
    aの開口部から接着材を充填することが可能とな
    り、ネジ固定作業が簡単となる。スリツト44a
    がネジ頭部44を貫通していないと、あらかじめ
    スリツト44a内に接着剤を付着させた状態で調
    整用ネジ44をキヤリツジ42に螺合せしめるこ
    ととなり、この場合、螺合につれて接着剤が外方
    に溢れ出てくる懸念があり、作業が非常に煩雑と
    なる。 また、調整用ネジ44のねじ部の外径はこれが
    螺合すべき雌ネジの谷径よりも僅かに大となつて
    いる。ネジ部の外径をこのように設定したことと
    上記スリツト44aを設けたこととが相まつて、
    調整用ネジ44は所定の弾発力を以て上記雌ネジ
    に螺合することになる。故に、調整作業と接着剤
    充填作業に間に多少の外力が加わることがあつて
    も該調整用ネジが緩んで調整状態が変動するとい
    うことは起こらない。なお、調整用ネジ44のネ
    ジ部の谷径を上記雌ネジの内径よりも僅かに大と
    してもこれと同様の効果が得られる。 説明を元に戻す。第9図及び第10図並びに第
    11図a,bに示されるように、キヤリツジ42
    を往復動自在に担持したメカシヤーシ35には、
    ガイドシヤフト43の近傍に且つ該ガイドシヤフ
    トと平行に配置されたスクリユーシヤフト46が
    両端部において回転自在に取り付けられている。
    スクリユーシヤフト46の前方には駆動源として
    のモータ47が設けられており、スクリユーシヤ
    フト46はこのモータ47によつてプーリ47
    a,47b及びベルト47cを介して回転駆動さ
    れる。 第10図,第11図a及びbに示されるよう
    に、キヤリツジ42の右端部にアーム部材49が
    その一端部において取り付けられている。アーム
    部材49の他端部には一対のハーフナツト50
    a,50bが一体的にもうけられており、且つ、
    スクリユーシヤフト46に螺合している。各ハー
    フナツト50a,50bは、互いにスクリユーシ
    ヤフト46を挾むように配置されており、且つ、
    スクリユーシヤフト46の軸中心と平行な方向に
    おいて所定距離だけ離隔せしめられている。 上記したアーム部材49と、該アーム部材と一
    体的に設けられた雌ネジ部材としてのハーフナツ
    ト50a,50bとによつて、スクリユーシヤフ
    ト46の回転力をキヤリツジ移動力に変換するた
    めの変換機構が構成されている。また、該変換機
    構と、スクリユーシヤフト46と、モータ47等
    によつて、キヤリツジ42に駆動力を付与せしめ
    る駆動力付与手段が構成されている。 ここで、上記変換機構について詳しく説明す
    る。 第12図から特に明らかな如く、アーツジ42
    には、各U溝42a及び42bから突起49a,
    49bが離脱せぬように、抜け止め部材51が設
    けられている。 上記の如く、U溝42a,42b内に断面略O
    状の突起49a及び49bを嵌合せしめることに
    よつて、アーム部材49が、キヤリツジ42への
    取り付け端部を中心としてスクリユーシヤフト4
    6の軸中心に直角な面内において回動可能となつ
    ているのである。このようにキヤリツジ42に対
    してアーム部材49を回動可能とする構成は他に
    も種々考えられるが、U溝42a,42bと突起
    49a,49bとによつてこれをなすことによ
    り、構造が極めて簡単となつているのである。 また、一対のU溝42a及び42bの離隔距
    離:Sa(第13図示)は、アーム部材49の幅寸
    法:Sb(第12図示)よりも大となつてなり、こ
    れによつて、アーム部材49がスクリユーシヤフ
    ト46の軸中心と平行な方向においてSa−Sbの
    範囲で移動可能となつている。但し、アーム部材
    49に突設された舌状部49cと該アーム部材と
    の間に、キヤリツジ42に形成された突部42c
    が弾性的に挾まれるようになつており、アーム部
    材49がスクリユーシヤフト46の軸中心と平行
    な方向においてがたつくことはない。 例えば第8図及び第9図に示されるように、キ
    ヤリツジ42の移動方向上であつて前方にはデイ
    スク18を担持するターンテーブル54が配置さ
    れている。ターンテーブル54はメカシヤーシ3
    5に固設されたスピンドルモータ55によつて直
    接回転駆動される。第9図から明らかなように、
    ターンテーブル54にはデイスク18の中心孔1
    8a(第1図示)に嵌合してデイスク中心を該タ
    ーンテーブルの回転中心と一致せしめるためのテ
    ーパ状ガイド部54aが形成されている。 上述したターンテーブル54と、スピンドルモ
    ータ55と、キヤリツジ42と、スクリユーシヤ
    フト46を含みキヤリツジ42に駆動力を付与せ
    しめる駆動力付与手段と、ガイドシヤフト43等
    から成る案内手段と、これらに関連する周辺小部
    材とによつて、デイスク演奏をなす演奏手段が構
    成されている。 上記したことから明らかなように、当該演奏手
    段は搭載板たるメカシヤーシ35上に設けられて
    おり、前述したデイスク搬送機構とは分離され且
    つハウジング2に対して該デイスク搬送機構と個
    別に取り付けられている。なお、後の説明で詳述
    するが、少なくともデイスク演奏中は上記演奏手
    段とデイスク搬送機構の機械的連結状態が解除さ
    れるようになされている。また、前述したよう
    に、上記演奏手段を搭載したメカシヤーシ35は
    防振部材としてのインシユレータ37を介してメ
    インシヤーシ5、従つてハウジング2に対して固
    定されている。このようになされていることによ
    つて、光学式ピツクアツプ手段等を含む演奏手段
    には外部振動がほとんど伝わらず、円滑な演奏が
    行われ得るのである。 次いで、演奏位置、即ち、ターンテーブル54
    上に搬送されたデイスク18をクランプするクラ
    ンプ機構について説明する。 第2図、第3図及び第15図に示されるよう
    に、メカシヤーシ35上にはトレイ10の移動方
    向、即ち前後方向(矢印Y方向及び反対方向)に
    延在する揺動部材58が配置されており、且つ、
    そのトレイ収納方向側の端部(後端部)にて支持
    軸58aを介してメカシヤーシ35に揺動自在に
    取り付けられている。支持軸58aはターンテー
    ブル54の回転面と平行に、この場合、左右方向
    (矢印X方向及び反対方向)に伸長している。こ
    こで、第3図に示される揺動部材58の位置を非
    クランプ位置と称し、該揺動部材が下方に所定角
    度だけ揺動した位置を該揺動部材のクランプ位置
    と称する。揺動部材58はこのクランプ位置と非
    クランプ位置の間で揺動するのである。なお、揺
    動部材58は支持軸58aの後方に配置されたコ
    イルスプリング59によつて上記クランプ位置に
    向けて付勢されている。 揺動部材58の前端部、すなわち自由端部には
    円盤状の押圧部材60が球状ベアリング部材60
    aを介してその軸中心を中心として回転自在に取
    り付けられている。この押圧部材60は、ターン
    テーブル54と協働してデイスククランプ作用を
    なすものである。第15図から特に明らかなよう
    に、押圧部材60は、揺動部材58の揺働支持端
    部から自由端部に向う方向において該押圧部材の
    一部が該自由端部から突出するように保持されて
    いる。なお、この場合、押圧部材60はその直径
    の約3分の1が上記自由端部から突出せしめられ
    ている。また、同じく第15図に示されるよう
    に、揺動部材58は押圧部材60を、支持軸58
    aと平行な方向、即ち、左右方向における両端部
    において一対の爪部58bによつて保持してい
    る。これによつて、押圧部材60は支持軸58a
    に対して直角な面内(第3図にて矢印Rで示され
    る)において所定範囲内で回動可能になつてい
    る。 ところで、前にも触れたように、上記の揺動部
    材58は、ターンテーブル54に向つて伸長し且
    つ先端部がターンテーブル54の回転中心部に向
    つて伸長した複数の爪部58bを有し、非クラン
    プ位置にあるときには該爪部によつて押圧部材6
    0の少なくとも上記支持軸58bと平行な方向に
    おける両端部から上記自由端部側に偏倚した部位
    のターンテーブル54との対向面を保持し、クラ
    ンプ位置にあるときには押圧部材60から離脱す
    るようになされている。 このように、揺動部材58にL字状の爪部58
    bを複数形成してこれらによつて押圧部材60の
    側部を抱え込むが如く保持した構成の故、揺動部
    材58及び押圧部材60から成る可動部分全体が
    薄型となり、デイスクプレーヤ全体としての更な
    る薄型化が可能となつている。 また、上述の如く、各爪部58bは押圧部材6
    0を、上記支持軸58aと平行な方向における両
    端部から上記自由端部側に偏倚した位置にて保持
    した構成となつている。円盤状の押圧部材60を
    かかる位置にて保持することにより、押圧部材6
    0の上記自由端部方向への抜け止めがなされてい
    るのである。このように、押圧部材60を支える
    爪部をして抜け止め部材としても活用した構成の
    故、抜け止め専用の部材を設ける必要がなく、構
    造の簡略化及びコストの低減が達成されている。 第3図及び第15図に示されるように、揺動部
    材58の揺動部には該揺動部材と平行に伸びるレ
    バー部材63が設けられている。レバー部材63
    には該レバー部材の後端部からその全長の約4分
    の1の位置に揺動部材58の支持軸58aと平行
    な方向に伸びる軸63aが突設されており、揺動
    部材58に形成された係合爪58dにこの軸63
    aが係合することによつてレバー部材63が揺動
    部材58に取り付けられている。従つて、レバー
    部材63は軸63aを中心として回動自在となつ
    ている。レバー部材63の回動一端部、この場
    合、後端部は支持軸58aに対して枢着せしめら
    れている。詳述すると、第8図ないし第10図に
    も示されるように、メカシヤーシ35の後端部に
    略上方に伸び且つその先端部が前方に向けて屈曲
    したブラケツト部64が設けられており、該ブラ
    ケツト部の先端に支持軸58aと平行に伸長すべ
    く形成された軸64aにレバー部材63の後端部
    が枢動自在に係合しているのである。更に詳しく
    は、レバー部材63の後端部にはブラケツト部6
    4の軸64aを上下方向において挾む挾持部63
    b及び63cが形成されているのである。一方、
    レバー部材63の回動他端部、即ち、前端部63
    dは、押圧部材60のターンテーブル54との対
    向面周縁部に当接している。 上記レバー部材63を設けたことによつて、揺
    動部材58が上記非クランプ位置にあるときに押
    圧部材60がターンテーブル54の回転面に対し
    て平行に保持されるものである。 第3図に示されるように、揺動部材58には、
    該揺動部材が上記クランプ位置に達したときにレ
    バー部材63の前端部に形成された係合突起63
    eに係合して該レバー部材の回動を規制する規制
    部58eが設けられている。また、話は前後する
    が揺動部材58に形成されてレバー部材63の軸
    63aと係合する係合爪58dは可撓性を有して
    いる。また、レバー部材63に形成されてブラケ
    ツト部64の軸64aに係合する挾持部63b,
    63cも可撓性を有している。すなわち、レバー
    部材63の回動中心部及び後端部は、揺動部材5
    8及びブラケツト部64(従つて、支持軸58a
    に対して)に対して弾性的に取り付けられている
    のである。 揺動部材58が上記クランプ位置に達するとレ
    バー部材63の前端部63dは押圧部材60の外
    周縁部から離脱するのであるが、同時に、レバー
    部材63も自由に動き得る状態となる。上記した
    ように規制部58eを設け、更にレバー部材63
    を弾性的に支持することによつて、該レバー部材
    は所定の弾発力を以て拘束され、該レバー部材の
    各部振動に対する共振等が抑えられるのである。
    また、揺動部材58にレバー部材63を取り付け
    る場合、上記した係合爪58dを撓ませつつ該レ
    バー部材を差し込むだけでよいので、取付作業が
    簡単となつている。また、レバー部材63の後端
    部とブラケツト部64の軸64aとを連結する場
    合も、挾持部63b,63cを撓ませてこれらの
    間に軸64aを挾み込むだけで該連結が完了す
    る。 第3図から明らかなように、移動部材23の往
    復動に応じてコンテナたる一対の支え部材19及
    び20を揺動せしめるためのレバー部材30は、
    その回動他端部、即ち、上端部において揺動部材
    58に係合している。詳しくは、揺動部材58の
    下面にトレイ移動方向(前後方向)に沿つて直線
    状カム部58gが形成されており、レバー部材3
    0の上端部は該直線状カム部に摺動自在に係合し
    ている。すなわち、トレイ10がハウジング2内
    の収納位置に達した後の移動部材23に後方移動
    によつてレバー部材30が矢印Q方向に回動し
    て、揺動部材58が上記クランプ位置に向けて揺
    動するようになされているのである。 ここで、レバー部材30の上端部、すなわち揺
    動部材58の直線状カム部58gとの係合部はロ
    ーラ部材30dとなつている。このように、ロー
    ラ部材30dを設けたことによつて、レバー部材
    30の上端部と直線状カム部58gとの相互摺動
    は円滑なものとなるのである。 また、揺動部材58が上記クランプ位置に達し
    た後もレバー部材30は矢印Q方向に所定角度だ
    け回動して、レバー部材30のローラ部材30d
    が直線状カム部58gから離隔するようになされ
    ている。このように構成されていることによつ
    て、揺動部材58と共にメカシヤーシ35上に搭
    載された演奏手段(前述)とデイスク搬送機構の
    一部である移動部材23との機械的連結状態はデ
    イスク演奏中は完全に解除されることとなる。従
    つて、上記デイスク搬送機構から上記演奏手段に
    外部振動が伝達する懸念は全くなく、円滑なる演
    奏が行われるのである。 上記したレバー部材30と、揺動部材58と、
    コイルスプリング59と、押圧部材60と、揺動
    部材58に設けられたレバー部材63と、これら
    に関連する周辺小部材とによつて、演奏位置、す
    なわちターンテーブル54上に搬送されたデイス
    ク18をクランプするクランプ機構が構成されて
    いる。 第3図,第5図及び第6図に示されるように、
    トレイ10の構成部材であるカバー部材11の右
    後端部上面には、上記クランプ機構の揺動部材5
    8に形成された直線状カム部58gに該トレイが
    ハウジング外に突出しているときに係合するロー
    ラ部材65が設けられている。このローラ部材6
    5は揺動部材58を非クランプ位置にて保持する
    保持手段として作用する。 第3図に示されるように、サブシヤーシ6の前
    端部下方には検知スイツチ68が固設されてい
    る。この検知スイツチ68は移動部材23の所定
    位置に突設された突起(参照符号なし)が係合す
    ることによつて、トレイ10のハウジング2内へ
    の収納完了、デイスククランプ完了、トレイ10
    のハウジング外への突出完了を検知するための信
    号を発する。また、第10図に示されるように、
    メカシヤーシ35の下面には光学式ピツクアツプ
    手段を担持したキヤリツジ42の一部が係合する
    ことによつて該キヤリツジが移動限界位置に達し
    たことを検知するための検知スイツチ69が設け
    られている。 尚、上記した各検知スイツチ68及び69から
    発せられる検知信号はハウジング2内に設けられ
    た制御部(図示せず)に伝達される。また、これ
    ら各検知信号に応じて該制御部から送られる動作
    信号によつて、モータ26及び47並びにスピン
    ドルモータ55が後述する所定のタイミングにて
    動作するのである。 次に、上記した構成のフロントローデイングデ
    イスクプレーヤの動作を、第18図ないし第20
    図をも参照しつつ演奏手段に沿つて簡単に説明す
    る。 まず、第1図に示されているようにデイスク1
    8をハウジング2外に突出したトレイ10の円筒
    状凹部11a内に嵌挿させ、且つ、コンテナたる
    支え部材19及び20(第6図参照)上に載置す
    る。なお、トレイ10及び支え部材19,20等
    からなるデイスク担持部のハウジング外への突出
    動作は以下に述べる収納動作の全く逆の過程を辿
    つてなされるので詳述しない。 デイスク18を載置せしめたら、ハウジング2
    のフロントパネル3上に設けられたスイツチ群
    (図示せず)のうちローデイングスイツチを押す。
    すると、モータ26が回転を始めて歯車24が回
    動し、移動部材23が後方に駆動される。但し、
    例えば第3図に示されるように、スライドベース
    12の突出部12bに形成された開口部(参照符
    号なし)に嵌挿された可動駒33が、移動部材2
    3の張出部23dに形成された第2凹部23eに
    係合していることによつて、移動部材23はスラ
    イドベース12を含むトレイ10に対して移動し
    得ず、従つて、支え部材19及び20はトレイ1
    0に対してロツクされている。故に、歯車24の
    回動によつて、移動部材23とトレイ10の後方
    への移動のみがなされる。なお、可動駒33はト
    レイ10の後方移動に伴つて、第2凹部23eに
    係合したままサブシヤーシ6のスライド部6c上
    を転動する。 トレイ10がハウジング2内の収納位置に達す
    ると、トレイ10の構成部材であるスライドベー
    ス12の前端屈曲部12cがサブシヤーシ6の前
    端部に当接し、第16図に示される状態となる。
    なお、第17図はこの状態の平面図である。第1
    6図から明らかなように、このとき第1凹部6
    d、第2凹部23e及び突出部12bの開口部
    (参照符号なし)が同軸に対向する。移動部材2
    3には後方への駆動力がなおも与えられているの
    で、スライドベース12の前端屈曲部12cがサ
    ブシヤーシ6の前端部に当接して該スライドベー
    スの後方移動が停止せしめられたことと相まつ
    て、可動駒33は第2凹部23eを離脱して第1
    凹部6d内に入り込む。これにより、スライドベ
    ース12を含むトレイ10はサブシヤーシ6に対
    してロツクされ、同時に移動部材23のトレイ1
    0に対するロツク状態、従つて、コンテナたる支
    え部材19,20のトレイ10に対するロツク状
    態は解除せしめられる。かくして移動部材23の
    みの後方移動が続けられて第18図及び第19図
    の状態に至る。すなわち、移動部材23のみの後
    方移動に伴つてレバー部材30がピン30aを中
    心として回動し、これによつて、第19図に示さ
    れるようにデイスク18を担持した支え部材10
    及び20が揺動する。よつて、デイスク18の中
    心孔18a(第1図示)がターンテーブル54の
    テーパ状ガイド部54aに嵌合し、デイスク18
    は該ターンテーブル上に載置される。また、第2
    0図に示されるように、このとき支え部材19
    (及び20)の支持部19b(及び20)はデイス
    ク18から離れ、デイスク18はターンテーブル
    54と共に回転可能となる。 一方、第18図に示されるように、上記支え部
    材19及び20の下方への揺動に伴つて、レバー
    部材30のローラ部材30dに直線状カム部58
    gにて係合している揺動部材58がコイルスプリ
    ング59による付勢力により下方に揺動し、該揺
    動部材の自由端部に設けられた押圧部材60がデ
    イスク18の上面に押し付けられてデイスク18
    はクランプされる。 移動部材23が後方移動限界位置に達すると、
    該移動部材の前端部所定位置に突設された突起
    (図示せず)が検知スイツチ68に係合して該検
    知スイツチが動作する。前述した制御部(図示せ
    ず)は、検知スイツチ68が動作して検知信号が
    発せられたことと、トレイ10が収納方向に駆動
    されていることとを合わせて、該トレイを含むデ
    イスク担持部がハウジング2内の収納位置に達し
    たと、また、デイスククランプが完了したものと
    判断してモータ26を停止せしめる。この状態で
    デイスク演奏が可能となる。 ここで、聴取者がデイスク18の入れ間違い等
    に気づき、手等によりトレイ10の収納動作を止
    めた場合、またはその他の原因によりトレイ10
    のハウジング2内への収納を阻止する異常負荷が
    加えられた場合について説明する。 トレイ10、従つて、上記デイスク担持部の収
    納動作が途中で阻止された場合、上記した検知ス
    イツチ68はいつまでも動作することはない。収
    納動作にはほぼ一定の時間を要するのであるが、
    上記制御部はモータ26が回転を開始した時点か
    らこの一定時間を経た後も検知スイツチ68が動
    作しないことを上記異常負荷が加えられたものと
    判断する。そして、この場合、モータ26を反転
    動作せしめてトレイ10を突出方向に駆動する。 上記異常負荷が加えられることなく、デイスク
    18のローデイングが完了すると、スピンドルモ
    ータ55が回転し、同時にモータ47が回転して
    キヤリツジ42(例えば第10図参照)が動作し
    始めてデイスク演奏が開始される。 演奏が終了してキヤリツジ42が移動限界位置
    に達したことが検知スイツチ69により検知され
    ると、キヤリツジ42及びターンテーブル54は
    停止せしめられ、同時にモータ26が反転動作を
    始める。従つて、前にも述べたように、トレイ1
    0及び支え部材19,20を含むデイスク担持部
    は上記と全く逆の過程を辿つてハウジング2外に
    突出する。トレイ10がハウジング2外の突出位
    置に達すると、移動部材23の後端部所定位置に
    突設された突起(図示せず)が検知スイツチ68
    に係合して該検知スイツチが動作する。制御部
    (前述)は、検知スイツチ68が動作して検知信
    号が発せられたことと、トレイ10が突出方向に
    駆動されていることとを合わせて、これを該トレ
    イを含むデイスク担持部がハウジング2外の突出
    位置に達したものと判断してモータ26を停止せ
    しめるのである。 かくしてデイスクは回収されるのである。 発明の効果 以上詳述した如く、本発明によるクランプ機構
    においては、ターンテーブル54上に載置された
    デイスク18を該ターンテーブルと協働してクラ
    ンプする押圧部材60と、ターンテーブル回転面
    と平行に伸びる支持軸58aによつてクランプ位
    置と非クランプ位置との間において揺動自在に支
    持されて自由端部にて上記押圧部材を保持する揺
    動部材58とを有し、該押圧部材は該揺動部材の
    揺動支持端部から自由端部に向う方向において該
    押圧部材の一部が該自由端部から突出するように
    保持されている。 上記のように構成することによつて、押圧部材
    の移動ストロークを一定とした場合、上記揺動部
    材の全長を従来のクランプ機構における揺動部材
    の全長よりも短くし得るのである。従つて、デイ
    スククランプ解除時においてターンテーブル上の
    デイスクと上記押圧部材との接触を避けるために
    必要な上記揺動部材の自由端部の移動量が少なく
    て済み、デイスクプレーヤ全体としての薄型化が
    図り易くなつているのである。また、従来のクラ
    ンプ機構に比して構成部材の増加も全くないの
    で、コストも低いのである。 また、本発明によるクランプ機構においては、
    上記揺動部材はターンテーブルに向つて伸長し且
    つその先端部がターンテーブルの回転中心部に向
    つて伸長した複数の爪部を有し、上記非クランプ
    位置にあるときには該爪部によつて上記押圧部材
    の少なくとも上記支持軸と平行な方向における両
    端部から上記自由端部側に偏倚した部位のターン
    テーブルとの対向面を保持し、上記クランプ位置
    にあるときには前記押圧部材から離脱するように
    なされている。 このように、揺動部材にL字状の爪部を複数形
    成してこれらによつて押圧部材の側部を抱え込む
    が如く保持した構成の故、揺動部材及び押圧部材
    から成る可動部分全体が薄型となり、デイスクプ
    レーヤ全体としての更なる薄型化が可能となつて
    いるのである。 また、上述の如く、各爪部は押圧部材を、上記
    支持軸と平行な方向における両端部から上記自由
    端部側に偏倚した位置にて保持した構成となつて
    いる。円盤状の押圧部材をかかる位置にて保持す
    ることにより、押圧部材の上記自由端部方向への
    抜け止めがなされているのである。このように、
    押圧部材を支える爪部をして抜け止め部材として
    も活用した構成の故、抜け止め専用の部材を設け
    る必要がなく、構造の簡略化及びコストの低減が
    達成されているのである。
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JPS5877081A (ja) * 1981-10-30 1983-05-10 Teac Co 記録媒体デイスク駆動装置

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JPS5877081A (ja) * 1981-10-30 1983-05-10 Teac Co 記録媒体デイスク駆動装置

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