JPH023960Y2 - - Google Patents

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JPH023960Y2
JPH023960Y2 JP13906984U JP13906984U JPH023960Y2 JP H023960 Y2 JPH023960 Y2 JP H023960Y2 JP 13906984 U JP13906984 U JP 13906984U JP 13906984 U JP13906984 U JP 13906984U JP H023960 Y2 JPH023960 Y2 JP H023960Y2
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JP
Japan
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panel
rope hook
hook
outer panel
reinforcing member
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JP13906984U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はトラツク等の荷箱の側壁に設けられる
アウターロープフツクの取付構造に関する。
(従来技術) トラツク等の自動車の車体後部には荷物積載用
の荷箱が備えられているが、該荷箱の側壁には、
例えば実開昭55−43930号公報に掲載されている
ように荷箱内の積載物を保持するロープ等を掛止
するためのアウターロープフツクが設けられる。
その場合、従来においては該ロープフツクが上記
荷箱の側壁の外板つまりアウターパネルにボルト
等によつて取付けられた構成とされている。しか
し、このような構成によれば、ロープの張力によ
つてアウターロープフツクに作用する荷重が該ロ
ープフツクが取付けられているアウターパネルに
集中することとなるため、該ロープフツクに大き
な荷重が作用した時に、該アウターパネルのロー
プフツク取付部が局所的に変形するという問題が
生じる。
(考案の目的) 本考案はトラツク等の荷箱に関する上記のよう
な問題に対処するもので、該荷箱のアウターパネ
ルに設けられるアウターロープフツクの取付部を
補強部材によつて補強すると共に、該ロープフツ
クに作用する荷重を該荷箱の側壁を構成するイン
ナーパネルにも分担させるようにし、もつて該ロ
ープフツクに作用する荷重によるアウターパネル
の変形を防止することを目的とする。
(考案の構成) 即ち本考案に係るアウターロープフツク取付構
造は、アウターパネルとインナーパネルとで形成
された荷箱の側壁における上記アウターパネルに
フツク部と取付座部とからなるアウターロープフ
ツクが取付けられる構造において、上記アウター
パネルをアウターロープフツクの取付座部と該ア
ウターパネルの内側に配置された補強部材とによ
つて挾すると共に、該補強部材をアウターパネル
からイナーパネルに橋渡しして該インナーパネル
に結合したことを特徴とする。
このような構成によれば、荷箱のアウターパネ
ルにおけるアウターロープフツクの取付部が上記
補強部材によつて補強されると共に、該ロープフ
ツクに作用する荷重が該補強部材を介して荷箱の
インナーパネルに分担されるようになり、その結
果、アウターパネルに作用する荷重が相対的に軽
減されて、該荷重によるアウターパネルの変形が
防止されることになる。
尚、上記側壁は、荷箱の両側の側壁だけでな
く、後部側の側壁(ゲート)を含むものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例について説明する。
第1図に示すように、自動車1の後部に設けら
れた荷箱2には、その側壁2aの外面上部に複数
のアウターロープフツク3…3が所定間隔を有し
て配設されている。このアウターロープフツク3
は、第2,3図に示すように取付座部4と、該取
付座部4の中央部において車外側に突設されて先
端部が下方に折り曲げられたフツク部5とから構
成され、該取付座部4の両側部に挿通された取付
用ボルト6,6によつて上記側壁2aの外面上部
に取付けられている。ここで、該ロープフツク3
のフツク部5は取付座部4に溶接或いはカシメ等
によつて固定されている。また、該フツク部5の
折曲部5aの外側には、上記側壁2aに沿つて車
体前後方向に延びるロープガイド用パイプ7が溶
接等によつて固着され、該パイプ7の外側からロ
ープフツク3にロープaを引掛けることにより該
ロープaが側壁2aの上部外面に当らないように
なつており、これにより該側壁外面の塗装等の傷
みを防止し、或いは該ロープフツク3に作用する
荷重の方向が側壁2aに直交する方向として、該
側壁2aに作用する回転モーメントを軽減するよ
うに図られている。
一方、第3図に示すように荷箱2の側壁2a
は、その面板を形成するアウターパネル8と該パ
ネル8の内側に配置されたインナーパネル9とで
構成され、これら両パネル8,9間には、上記ロ
ープフツク3の取付箇所を補強する補強部材10
が配設されている。この補強部材10は上部10
aが上記アウターパネル8におけるロープフツク
3の取付箇所の裏面側に配置され、且つ下部10
bがインナーパネル9の外側面に溶接によつて結
合されていることにより、両パネル8,9間に橋
渡しされた構成とされている。そして、上記ロー
プフツク3の取付用ボルト6,6がアウターパネ
ル8及び補強部材10の上部10aを貫通して、
該上部10aの内側に固着されたナツト11に螺
合されており、この状態で該ボルト6,6が締付
けられていることにより、ロープフツク3の取付
座部4と補強部材10とでアウターパネル8を挾
むようにされている。
このような構成によれば、荷箱2のアウターパ
ネル8における各アウターロープフツク3の取付
箇所が、その裏側のアウターパネル8の内側に配
置された各補強部材10によつて補強されると共
に、該補強部材10の下部10bがインナーパネ
ル9に橋渡しされて該パネル9に結合されている
から、上記ロープフツク3に作用する荷重が該補
強部材10を介してインナーパネル9にも分担さ
れることになる。つまり、アウターロープフツク
3に作用する荷重が両パネル8,9に分散され
て、アウターパネル8にのみ集中するといつたこ
とがなくなり、その結果、該パネル8に作用する
荷重が相対的に軽減されることになる。これによ
り、アウターロープフツク3に作用する荷重でア
ウターパネル8が変形するといつた事態を回避す
ることが出来るようになる。
尚、この実施例においては、上記補強部材10
の上部10aはアウターパネル8を挾んでアウタ
ーロープフツク3の取付座部4の裏面側に対応位
置されているが、該上部10aを更に上方に延長
することにより、第4図に示す補強部材10′の
ように、その上端部10a′を荷箱側壁2a′内の上
端部におけるアウターパネル8′とインナーパネ
ル9′との間に挾持させるようにしてもよい。ま
た、この場合において、該補強部材10′の下端
部10b′のみならず上端部10a′もインナーパネ
ル9′に溶接によつて結合してもよく、或いは該
上端部10a′をアウターパネル8′側に溶接する
構成としてもよい。更に、上記補強部材10,1
0′の下端部10b,10b′とインナーパネル9,
9′との結合部においては、必要に応じてボルト
等を用いて行つてもよく、要するに補強部材をア
ウターパネル及びインナーパネル間に橋渡しして
両端部を両パネルに夫々結合すればよい。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、トラツク等の自
動車の荷箱において、該荷箱の側壁を構成するア
ウターパネルにおけるアウターロープフツクの取
付部が補強されると共に、該ロープフツクに作用
する荷重がインナーパネルにも分散され、その結
果、該荷重がアウターパネルにのみ集中すること
による該アウターパネルの変形を防止することが
出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
該実施例が適用された荷箱の側面図、第2図はア
ウターロープフツクの拡大図、第3図は第1図
−線で切断した要部拡大縦断面図、第4図は他
の実施例を示す同じく要部拡大縦断面図である。 2……荷箱、2a,2a′……側壁、3……アウ
ターロープフツク、4……取付座部、5……フツ
ク部、8,8′……アウターパネル、9,9′……
インナーパネル、10,10′……補強部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側壁がアウターパネルとインナーパネルとで形
    成された荷箱のアウターロープフツク取付構造で
    あつて、上記アウターロープフツクはフツク部と
    取付座部とから構成されていると共に、該アウタ
    ーロープフツクの取付座部と上記アウターパネル
    の内側に配置された補強部材とが該アウターパネ
    ルを挟んでおり、且つ該補強部材がアウターパネ
    ルから上記インナーパネルに橋渡しされて該イン
    ナーパネルに結合されていることを特徴とする荷
    箱のアウターロープフツク取付構造。
JP13906984U 1984-09-12 1984-09-12 Expired JPH023960Y2 (ja)

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JP13906984U JPH023960Y2 (ja) 1984-09-12 1984-09-12

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JP13906984U JPH023960Y2 (ja) 1984-09-12 1984-09-12

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Publication Number Publication Date
JPS6152531U JPS6152531U (ja) 1986-04-09
JPH023960Y2 true JPH023960Y2 (ja) 1990-01-30

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