JPH02310557A - ハロゲン化銀カラー感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー感光材料の処理方法

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JPH02310557A
JPH02310557A JP13339589A JP13339589A JPH02310557A JP H02310557 A JPH02310557 A JP H02310557A JP 13339589 A JP13339589 A JP 13339589A JP 13339589 A JP13339589 A JP 13339589A JP H02310557 A JPH02310557 A JP H02310557A
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JP
Japan
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processing
liquid
photosensitive material
fixing
bleach
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JP13339589A
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Takashi Nakamura
敬 中村
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ハロゲン化銀カラー感光材料の処理方法に関
する。
〈従来の技術〉 一般に、露光後のハロゲン化銀カラー感光材料(以下、
感光材料)は、その処理工程に従って、例えばカラー画
像を得る場合、現像、漂白定着、水洗等の処理が施され
ている。
このなかで、漂白定着処理は、感光材料の種類等に応じ
て、漂白処理と定着処理とを同時に施したり、別々に施
したりするが、漂白処理はカラー画像を得るための必須
の処理工程である。
そして、このような漂白処理および定着処理は、ともに
、不要な銀画像を除去することを目的とする脱銀処理工
程である。
このような処理に際して用いられる漂白液、漂白定着液
、定着液等の脱銀機能を有する処理液は、他の処理液と
同様に感光材料の処理や経時等により劣化が生じるため
、通常、補充液を補充する方式を採用し、処理液の処理
性能を一定に保っている。
〈発明が解決しようとする課題〉 近年、感光材料の処理に際しても、環境保全、資源節減
が要望されてきており、このような観点から、上記の脱
銀処理工程においても、漂白液、漂白定着液、定着液等
の脱銀機能を有する処理液の使用量、特に補充量を低減
することが望まれている。
また、漂白定着液では、極少量の感光材料を処理するよ
うなときには、液中に存在する漂白剤によって、処理槽
や補充槽内で定着剤として通常使用されるチオ硫酸塩が
酸化されて硫化物が生成し、この硫化物によって補充ポ
ンプや循環ポンプ等が詰まってしまうという問題がある
一方、感光材料を大量に処理するような条件では、復色
不良が発生しやすいという問題もある。
本発明は、主に、脱銀機能を有する処理液の使用量、特
に補充量を低減することができ、しかも写真性に優れた
画像が得られるハロゲン化銀カラー感光材料の処理方法
を提供することを目的としている。
く課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、本発明は下2(1)の構成
を有する。
(’1’)露光後のハロゲン化銀カラー感光材料を発色
現像し、脱銀機能を有する処理液にて脱銀処理を行うに
際し、 処理槽内に連続処理路を設け、この連続処理路内に複数
の区画された処理室を配置し、前記処理液を前記連続処
理路の少なくとも一部に充填し、前記連続処理路の入口
・出口間にて、前記処理液と大気との接触を遮断し、 前記連続処理路の入口側にて少なくとも漂白機能を有す
る処理液を供給し、前記連続処理路の出口側にて少なく
とも定着機能を有する処理液を供給し、前記連続処理路
の中間部に排液口を設けたことを特徴とするハロゲン化
銀カラー感光材料の処理方法。
く作用〉 本発明によれば、ハロゲン化銀カラー感光材料は、露光
後、その処理工程に従って、発色現像処理、脱銀処理、
水洗処理、等が行われる。
この場合、脱銀処理は、連続処理路内での脱銀機能を有
する処理液と大気との接触を遮断しつつ、複数の区画さ
れた処理室内で行う。
そして、このような連続処理路の入口側にて漂白機能を
有する処理液を、一方出口側にて定着機能を有する処理
液を供給し、また中間部に排液口を設けている。
このため、漂白機能を有する処理液は入口側から処理室
間にて漂白剤の濃度が段階的に減少し、しかも処理液の
流れが感光材料の搬送方向と同方向となるように補充さ
れることとなる。
一方、定着機能を有する処理液は出口側から処理室間に
て定着剤の濃度が段階的に減少し、しかも処理液の流れ
が感光材料の搬送方向と反対方向となるように補充され
ることとなる。
そして、連続処理路の中間部では液組成が漂白定着液組
成となる。
この結果、漂白−漂白定着一定着の処理が可能となり、
脱銀処理の効率が向上し、漂白機能を有する処理液およ
び定着機能を有する処理液の補充量を低減することがで
き、その結果廃液量が減少する。 しかも、得られる画
像の写真性も良好である。
また、漂白機能を有する処理液(漂白液)は感光材料の
入口側から供給されることから、カラー現像後低pHの
漂白液でまず漂白されることとなり、漂白刃ブリが出に
(く、しかも漂白初期で漂白活性の強い漂白液で漂白処
理されるために復色不良も発生しにくい。
さらに、感光材料の出口側から定着機能を有する処理液
(定着7(りが供給されることから、着色が太き(、色
像退色に悪影響を及ぼす漂白液中の漂白剤の濃度が次第
に薄まり、例えば1槽で脱銀処理するような場合、感光
材料の最終出口ではほとんど漂白剤は感光材料より除去
されるため、弱い水洗または短い水洗または低補充の水
洗でも着色が少な(色像保存性の良いものが得られる。
本発明においては、さらに上記連続処理路内で、上記の
ような脱銀処理にひき続いて、水洗および/または安定
化処理を施すようにしてもよい。
このようにすることによって、用いる処理装置をさらに
コンパクト化することができ、かつ処理時間を短縮する
ことができる。
く具体的構成〉 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
第1図には、本発明のハロゲン化銀カラー感光材料の処
理方法を実施する際に用いられる処理槽の構成例が示さ
れる。
第1図に示される処理槽は、いわゆるスリット型処理槽
と呼ばれるもので、連続処理路として、横断面がスリッ
ト状の処理路15を有する。 そして、この処理路15
は区画部材141により長手方向に沿って複数の処理室
60に区画され、各処理室内に脱銀機能を有する処理液
lOが入れられた状態で感光材料Sを順次搬送して処理
を行うものである。
このような構成の処理槽を用いることにより、処理液1
0の使用液量を少な(することができる。
第1図に示される処理槽は、くし型の上蓋56を吊下げ
た蓋41をハウジング55の上方開口部に配置した構成
とされている。
上蓋56は、はぼ垂直に配置された例λば樹脂製の複数
の上蓋材12より構成され、これらの上下端部の結合部
に感光材料送り用のリール16〜20が配置されている
ハウジング55の内部には、上蓋材12と組合わさって
処理路15を形成する槽壁材14が配置されている。 
従って、上蓋材12と槽壁材14とにより、波型に連続
するスリット状の処理路15が形成され、その上方およ
び下方の湾曲部に感光材料送り用のリール16〜20が
それぞれ配置されることになる。
本発明において、感光材料Sの通過部分であるスリット
状の処理路15の間隙距離は0.2〜50IIIWa、
好ましくは0.4〜10fflIIlのものとすればよ
い。
また、リール間の長さと、例えばリール16とリール1
7との間の処理路15の長さは5cm以上、好ましくは
1Ocff1以上とするのがよい。
処理槽の外部には、感光材料Sを処理路15の入口部に
搬入するための感光材料搬入側り一ル24と、処理路1
5の出口部から搬出するための感光材料搬出側リール2
6とが設置されている。
処理路15には、処理液10が液面レベルLまで満たさ
れており、感光材料Sの処理時には、処理液10の補充
液が供給される。
上記において、供給する処理液は、漂白機能を有する処
理液として漂白液、定着機能を有する処理液として定着
液である。
漂白補充液の供給は、処理路15の感光材料入口側から
、また定着補充液の供給は感光材料出口側から行われる
のが好ましい。
第1図に示す構成例では、漂白補充液R3の給液口31
が処理路15上部の感光材料入口側(リール24の下方
)に設置され、一方定着補充液R2の給液口37が最終
処理室602に設置されている。
給液口31.37は、処理に先立って、漂白液および定
着液の各母液をそれぞれ供給するところでもある。
また、感光材料出口側(リール26の下方)には、オー
バフローにより処理液10を排出する排液口35が液面
レベルLの位置に設置されている。
さらに、処理路15のほぼ中間に位置する処理室60M
にはオーバーフロー038が設置されており、漂白補充
液と定着補充液との混合液がオーバーフローするように
設置されている。
なお、このオーバーフロー038は、実際にはオーバー
フロー口35の液面と同じ位置からオーバーフローする
ように設置されているが、図中にては省略している。
これにより、給液口31から供給された漂白補充液R2
はU字状の処理路15内を感光材料Sの搬送方向と同方
向に流れる(パラレルフロー)。
一方、給液ロ37から供給された定着補充液R2は感光
材料Sの搬送方向と逆方向に流れる(カウンターフロー
)。
そして、処理液オーバーフローOF、、OF、がそれぞ
れ、排液口35およびオーバーフロー038から排出さ
れる。
この場合、排液口35は必ずしも設置する必要はなく、
OF、10F、は1/10以下、より好ましくはl/1
00以下とすることが好ましい。
このように漂白補充液の流れをパラレルフローとするこ
とにより、漂白の処理効率が向上する。
また定着補充液の流れをカウンターフローとしているが
、漂白・定着処理では、未露光未現像部分にて定着のみ
進行し、現像部分にてはまず漂白が進行した後定着が進
行するという過程を経るため、本発明のように処理の前
半にて十分に漂白を行い、処理の後半にて十分に定着を
行うことは処理効率の上から好ましく、むしろ、処理効
率は向上する。
さらには、脱銀処理工程の後期にて漂白成分がほとんど
存在しないため、水洗負荷を大きくする要因がなくなり
、水洗が容易となる。
このような処理路15には、処理路15を複数の処理室
60A、60B、・・・、60M、・・・。
602に区画する区画部材141が設置されている。
第2a図は、第1図に示す区画部材141を拡大して示
す断面正面図である。
同図に示すように、区画部材141は、実質的に変形し
ないフランジ部241と、先端へ向って厚さが漸減し、
感光材料Sの進入によって容易に変形可能な薄肉部24
2とで構成されいる。
このような一対の区画部材141は、それぞれ上蓋材1
2および槽壁材14に対向するように設置される。 即
ち、上蓋材12および槽壁材14のそれぞれ処理路15
側に形成された凹部1208よび140内に、各区画部
材141のフランジ部241が例えばボルト245等の
固定具により取り付けられている。 薄肉部242の先
端部同士は密着しており、これにより区画部材141の
図中上方および下方の処理路15を複数の処理室60A
に分離している。
このような区画部材141は、感光材料Sの通過を容易
に可能とし、かつ、処理液lOの逆流を防止するのに好
適な構成となっている。
区画部材141の構成材料は、例えばNRlIR,5B
R1BR,CR,NBR,NIR。
NBIRのようなジエン系ゴム、IIRlEPM、EP
D!14.0%Q、CM等の非ジエン系ゴム、さらにフ
ッ素ゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム等の各種ゴム
、サーモラン、ラバロン、ハイトレル等のエラストマー
、ポリエチレン、シリコーン樹脂、テフロン等の軟質樹
脂等、またはこれらのうち2以上を組み合せたものが挙
げられ、そのなかでも、特に、耐久性、処理液Qに対す
る耐薬品性(変形、膨張、強度低下等を生じない)を有
するという点で、ネオプレンゴム、シリコーンゴム、ブ
タジェンゴム、ネオプレン−ブタジェンゴム、またはテ
フロン、ナイロン、ポリエチレン等の軟質樹脂等が好ま
しい。
区画部材141は、第3図の下部に示すように、感光材
料Sの非通過時(処理液の補充なし)には、薄肉部24
2の先端部同士が密着し、これにより処理路15を遮蔽
し、隣接する処理室間での処理液lOの流通を遮断する
なお、通常、薄肉部242同士の密着力は、薄肉部の弾
性力により与えられているが、薄肉部242内に磁性材
料を配合しく例えば、ゴム磁石のようなもの)、薄肉部
同士を吸引させて密着力を与え、または高めることも可
能である。
このような区画部材141によれば、感光材料Sの非搬
送時には薄肉部242の先端同士が密着し、搬送時には
感光材料Sの進入によって薄肉部242が押し広げられ
、感光材料Sの通過が可能となる。
このような区画部材141を設けることにより、感光材
料Sの非処理時には、隣接する処理室間での処理液の流
通がほとんどなく、また処理時にては、わずかな流通し
かないため、さらには、処理の間に、感光材料が大気中
に露出せず、空気との接触がないため、処理効率が向上
し、処理液の補充量を低減することができる。
ここで、「流通がほとんどない」とは、処理室間での処
理液の移動量が実質的に無視できるほど小さいことを意
味し1例えば処理液の移動量が2 m17分以下である
ような場合をいう。
また、「わずかな流通しかない」とは、処理室間の処理
液の移動量が補充液の供給量と同量程度またはそれより
も少ないことを意味し、例えば処理液の移動量が1〜2
0mj/分であるようにすることが好ましい。
このとき、漂白補充液の移動は感光材料の搬送方向と同
方向、定着補充液の移動は反対方向の移動である。
本発明において、処理効率が向上するのは、処理路15
の長手方向に沿って処理液に、t&組成の濃度勾配が確
実に形成され、維持されるからである。
すなわち、漂白液成分は、給液口31のある最前段の処
理室60A内にて最も新鮮で、その成分濃度が高(、後
段の処理室にいくに従ってその濃度が低くなり、最後段
の処理室60Zでは最も低くなる。
一方、定着液成分は、給液口37のある最後段の処理室
6oZ内にて最も新鮮で、その成分濃度が高く、最前段
の処理室60Aでは最も低(なる。
従って、処理路15全体を通してみれば、最前段の処理
室60Aから最後段の処理室60Zに至るまでに、処理
工程は漂白→漂白定着であり、漂白定着工程の後期にて
は実質的に定着液による処理となる。 従って、漂白→
漂白定着一定着の処理工程に近いものといえる。
そして、処理室60Mから処理液をオーバーフローさせ
ているために、漂白液と定着液の両成分において劣化し
た状態の液を最も効率よく排出させることができる。
本発明において、漂白補充液および定着補充液をそれぞ
れ、上述のように、感光材料入口側および出口側から供
給し、かつ各液中の成分について濃度勾配を維持するこ
とが可能となるため、漂白剤や定着剤等、薬品の使用量
を減少させることができる。
なかでも、漂白剤の使用量を減少させることによっては
、特に、以下の2つの問題を解決することができる。
(1)感光材料の処理量が極少量であるとき。
従来の漂白定着液を使用した場合には、定着剤であるチ
オ硫酸塩が漂白剤によって酸化されて処理槽や補充槽内
で硫化物が生成し、循環ポンプや補充ポンプが詰まると
いう問題があったが、漂白剤の使用量を減少させること
ができ、本発明の方法では、新しい漂白剤と新しい定着
剤とは分離されており、劣化または不要となった漂白剤
と定着剤とは混合されてすぐ排液されるため、このよう
な問題を解決することができる。 おそらく、劣化し活
性がな(なった漂白剤と定着剤とが混合する部分では滞
留時間が短く、漂白剤の酸化活性が弱まるため、定着液
が酸化されないことによると考えられる。
(2)感光材料の処理量が超大量であるとき、従来の漂
白定着液を使用した場合には例えば鉄キレート化合物を
漂白剤として用いた場合、この還元生成物である鉄(I
I)成分が多くなり、復色不良が生じやすいという問題
があったが、本発明の方法では漂白成分の濃度勾配の維
持によって処理開始時にては漂白剤が十分量存在し、そ
の使用量を全体的に減少させることができ、このような
問題を解決することができる。
従来、l浴で漂白および定着を行おうとするとき漂白定
着液を用いるが、この場合に上2の問題を解決しようと
して漂白剤の使用量を減少させると、定着液の硫化は起
こらないが、漂白が不十分となり、満足できる写真性が
得られなかったが、本発明においては、漂白→漂白定着
→定看の各処理工程を最も効率よ(行うことができ、満
足できる写真性が得られる。
一方、漂白と定着の各工程を別浴で行えば、硫化等の問
題は生じないが、2浴が必要になり装置が大型化する。
まして、漂白浴、漂白定着浴、定着浴に分けると、さら
に、装置が大型化する。
第2b図は、区画部材の他の構成例を示す拡大断面正面
図である。 同図に示すように、区画部材99は、上蓋
材12および槽壁材14の壁面にそれぞれ対向するよう
に固着された一対のローラ載置台93.94と、各ロー
ラ載置台93.94の上部の傾斜面上に転勤可能に載置
′ された一対のローラ91,92とで構成されたもの
である。
この区画部材99によれば、第2b図の下部に示すよう
に、感光材料Sの非通過時には、一対のローラ91.9
2は自重により傾斜面を下り、その外周面同士が当接、
密着する。 これにより、処理路15を遮断し、隣接す
る処理室60A、60B・・・602間での処理液lO
の流通がほとんどなくなる。
第2b図の上部に示すように、処理時において、感光材
料Sが区画部材99を通過する際には、両ローラ91.
92が傾斜面を昇り、感光材料Sが両ローラ間に進入し
、ローラを回転させつつ図中矢印方向に通過する。
感光材料Sが区画部材99を通過し・た後は、区画部材
99は第2b図の下部に示す元の状態に復帰し、ローラ
91.92の外周面同士が当接、密着して、再び処理液
lOの流通を遮断する。
このような区画部材99においても、前述と同様の作用
、効果が生じる。
ローラ91.92の構成材料は、耐久性、処理液lOに
対する耐薬品性を有し、かつ処理液を変質させて写真特
性等に悪影響を及ぼさないものであるのが好ましく、例
えば、ネオブレン、ブタジェン、ネオブレン−ブタジェ
ン等の各種天然ゴム、合成ゴム、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ABS樹脂、ポリアミド、ポリアセタール、
ポリフェニレンオキサイド、ポリエステル、硬質塩化ビ
ニル、フェノール樹脂等の各種樹脂、アルます等のセラ
ミックス、ステンレス、チタン、ハステロイ等の耐食性
を有する金属類、またはこれらを組み合わせたものを挙
げることができる。
また、ローラ91.92の外周面に次のような各種処理
を施してもよい、 例えば、ローラの円筒面にテフロン
、ナイロン、弗素樹脂等の表面塗工処理を施すことがで
き、また、ローラの円筒面が金属で構成されている場合
には、電解研磨、電解メッキ等の平滑化処理、円筒面が
セラミックスで構成されている場合には、弗素処理等を
施すことができる。
なお、ローラ91.92同士の接合は、自重による傾斜
面の降下によるものに限られず、バネ等の付勢手段(図
示せず)によりローラ同士を押圧する構成としてもよい
また、図示の例では、ローラ91.92は感光材料Sの
通過により移動する構成となっているが、両ローラを移
動させる駆動手段(図示せず)を設け、その移動により
感光材料の通過部分の開閉を行なう構成としてもよい。
なお、このような区画部材141または99は、処理路
15の長手方向に、例えば10〜80cm間隔で設置す
るのがよい。
また1区画部材の構成は、上述したものに限定されない
ことは言うまでもない。
なお、本発明における処理槽には、補充槽、撹拌手段、
循環手段(いずれも図示せず)等が適宜設置されていて
もよい。
また、ハウジング55内には、処理液の温度を一定に保
つための温水が充填されている。
このような構成の装置において、感光材料Sは、例えば
リーダーテープの索引によりリール24を経て処理液が
満たされた処理路15内に搬入され、各リール16〜2
0を経て処理路に形成された各処理室60Aを順次通過
して処理され、処理路15を出た後、リール26を経て
次工程へ送られてゆ(。
本発明において、感光材料Sは、処理路を通過している
間に大気、特に開放大気と接触しない。
これにより、次のような利点がある。
l)処理槽間のクロスオーバーにかかる時間が省略され
、実゛質の処理時間が確保される。
2)大気中にある感光材料が定着液や漂白定着液中に入
るとき、空気を巻き込み、定着成分の酸化を生じて、液
劣化が起きる。 本発明においては、このようなことが
防止されるため、この点からも、各液の補充量を低減で
きる。
上記l)に関連して、従来、漂白→漂白定着の処理を行
うには、少なくとも漂白槽、漂白定着槽の2槽、また漂
白→漂白定着一定着の処理を行うには、少なくとも漂白
槽、漂白定着槽、′定着槽の3槽を配設する必要があっ
たが、本発明においては、1槽のみで足りるため装置の
コンパクト化を図ることができる。
第3図には、本発明の実施に用いる処理槽の他の構成例
が示される。
同図に示す処理槽は、ハウジング2内が、主ローラ4、
区画部材5等により複数の処理室6A〜6Kに区画され
、各処理室6A〜6Kが連続して連続処理路が形成され
ている。 そして、この連続処理路を構成する各処理室
内に処理液10を充填し、感光材料をこれらの処理室6
A〜6Kに順次通過させて処理を行うものである。
このような構成の処理槽を用いることによっても、処理
液の使用液量を少な(することができる。
第3図に示されるように、ハウジング2の上方には、感
光材料Sを処理液10 iこ搬入する搬入ローラ45お
よび処理後の感光材料Sを搬出する搬出ローラ47が設
置されている。
処理槽のハウジング2内には、感光材料Sを搬送するた
めの主ローラ4が、所定の間隔で多段に配置されている
。 これらの主ローラ4の一部または全部は任意の駆動
手段(図示せず)により駆動回転するローラである。
各主ローラ4間には、区画部材5が設置されている。 
この区画部材5は、その両端部がそれぞれ上側および下
側の主ローラ4に接触し、ハウジング2内の空間を左右
に分割している。
このような主ローラ4、区画部材5およびハウジング2
の内壁により処理室6A〜6Kが規定される。
1つのハウジング2における処理室6の数は、例えば、
3〜19個程度であり、また、1つの処理室6の体積は
、前記と同様とすれば。
よい。
区画部材5は、回転する主ローラ4と摺動しつつ左右の
処理室の境界となるものであるため、その構成材料は、
耐久性、処理液10に対して変形、膨張、強度低下等を
生じることがなく、かつ処理液を変質させて写真特性に
悪影響を及ぼさないものであるのが好ましい。 また、
区画部材5の少なくとも画先端部はシール効果を得るた
めに弾性材料で構成されているのが好ましい。
このような点から、区画部材5は、各種ゴム、各種軟質
樹脂のようなエラストマーで構成されているのがよい。
最下段の主ローラ4の下部には、下降してきた感光材料
Sを反転し、上昇させる反転ガイド43.43が設置さ
れている。 また1両反転ガイド43.43間には、主
ローラ4との間で感光材料Sを挟持するガイドローラ4
4が設置されている。
各処理室6内のハウジング2の内壁には、感光材料Sを
案内するガイド7が設置されている。
このガイド7の上部と主ローラ4との間に、感光材料S
が通過する感材通過ゲート8が形成されている。
また、第4図に示されるように、ガイド7の案内面70
1は、感光材料Sを次の感材通過ゲート7へ導(ような
テーパが形成されている。 そして、ガイド7の上端に
は、後述するフリーローラ9を載置する傾斜面702が
形成されている。
感材通過ゲート8には、このゲートを開閉するシャッタ
一手段としてのフリーローラ9が設置されている。 こ
のフリーローラ9は、感材通過ゲート8の幅より大きい
径を有し、ガイド上端の傾斜面702上を自由に転勤す
ることができる。
感光材料Sの非通過時には、フリーローラ9はその自重
により傾斜面702を下り、主ローラ4に当接しつつ回
転しく第4図中の実線)。
これにより感材通過ゲート8は閉止状態となる。 一方
、感光材料Sの搬送時には、感光材料Sの進行によりフ
リーローラ9は傾斜面702を昇り、主ローラ4との間
で感光材料Sを挟持しつつ回転しく第4図中の点線)、
これにより感光材料Sの通過が可能となる。
なお、バネ等の付勢手段(図示せず)によりフリーロー
ラ9を主ローラ4へ押圧する構成としてもよい。
また、フリーローラ9は、感材通過ゲート8を完全に液
密に閉止するものではなく、特に、感光材料Sの通過時
には感材通過ゲート8を処理液10が若干流れる程度の
ものでもよい。
処理時および非処理時の処理室間の連通度については上
記のとおりである。
主ローラ4およびフリーローラ9の構成材料は、耐久性
、処理液10に対して変形、膨張、強度低下等を生じる
ことがな(、かつ処理液10を変質させて写真特性等に
悪影響を及ぼさないものであるのが好ましく、例えば、
上述した各種ゴム、各種樹脂、セラミックス、耐食性を
有する金属(ステンレス、チタン、ハステロイ等)、ま
たはこれらの組合わせを挙げることができる。
また上記ローラの円筒面には各種表面処理を施してもよ
い。
なお1図示の例では、フリーローラ9は感光材料Sの通
過により移動する構成となっているが、フリーローラ9
を移動させる駆動手段(図示せず)を設け、その移動に
より感材通過ゲート8の開閉を行なう構成としてもよい
本発明におけるシャッタ一手段は、上記フリーローラ9
によるものに限らず、これに代わる開閉部材(例えば、
可動片、弾性体によるスキージ−等)によるもの、また
はこの開閉部材と上記のようなフリーローラとを組み合
わせたもの等、いかなるものでもよい、 また、シャッ
タ一手段は、例えばラビリンスのように、感材通過ゲー
トを感光材料は通過するが、処理液の通過は抑制される
ような任意の構造のものが可能である。
ハウジング2の上部に位置する感光材料入口側の処理室
6Aの処理液液面付近には、漂白補充液R,を供給する
ための給液口31が設置さ′れている。 また感光材料
出口側の処理室6Kには定着補充液R3を供給するため
の給液口37が設置されている。
そして、前記同様、連続処理路のほぼ中間部の処理室6
Fには、漂白液と定着液とが混合したオーバーフローO
F、を排出するオーバーフロー038が設置されている
。 図中にては省略して示しているが、オーバーローロ
38は給液口31.37と液面レベルが同じになるよう
に設置されている。
このような構成の処理槽においても、第1図に示される
ものと同様の効果が得られる。
第5図および第6図には、本発明の実施に用いる処理槽
のさらに他の構成が示される。
これらの図に示される処理槽は、槽内にラック3が挿入
されており、ラック3の側板32.33間にはブロック
体40.50が設置されている。
ブロック体40は、ブロック体50の内側に挿入するよ
うになっており、この挿入状態で、感光材料Sを処理す
るための空間である5つの処理室65A%65B、65
C,65D、65Eが形成される。 また、隣接する処
理室65Aと65B、65Bと65C165Cと65D
および65Dと65Eとの間には、画処理室を連結する
狭幅の通路71.72.73および74が形成される。
 さらに、処理室65Aおよび処理室65Eの上部には
5それぞれ感光材料Sを搬入および搬出するための同様
の通路75および76が形成される。
ブロック体40.50は、図示の例では中実となってい
るが、これに限定されるものではなく、中空であっても
よく、樹脂等で構成すればよい。
これらの通路71〜76の幅(間隙距離)は、感光材料
Sの厚さの5〜40倍程度とするのが好ましい。
このような通路幅とすることによって、感光材料Sは支
障な(搬送される。
また、搬送性をさらに向上するために、通路71〜76
の内壁面には、撥水化処理等を施してもよい。
処理室65A、65B、65D、65Eの中央部付近に
は、それぞれ1対の搬送ローラ85が設置され、最下部
にある処理室65Cには、3対の搬送ローラ85が設置
されている。
また、通路75の感光材料人口付近には感光材料Sを処
理液lOに搬入する搬入ローラ82が、そして通路76
の感光材料出口付近には感光材料Sを搬出する搬出ロー
ラ83が、それぞれ設置されている。
これらの搬入ローラ82、搬出ローラ83および各搬送
ローラ85は、ブロック体40またはブロック体50に
軸支されており、ローラ対のいずれか一方または双方が
駆動回転し、ローラ間に感光材料を挟持して感光材料S
を搬送するようになっている。
第6図に示されるように、搬送ローラ85の駆動機構は
、図中垂直方向に軸支された主軸802の所定箇所に固
定されたベベルギア803と、各搬送ローラ85の回転
軸801の一端部に固定されたベベルギア804とが噛
合し、モータ等の駆動源(図示せず)の作動で主軸80
2を所定方向に回転することにより、各搬送ローラ85
が回転するようになっている。
この場合、搬入ローラ82の回転軸801aは主軸80
2とずれた位置にあるので、主軸802に固定されたギ
ア805を含む歯車列を介して主軸802と平行に支持
された従動軸806を設け、この従動軸806に固定さ
れたベベルギア803と、回転軸801aの一端部に固
定されたベベルギア804とを噛合させて回転軸801
aを回転させる。 さらに、回転軸801aには、ベベ
ルギア804の内側にギア807が固定され、このギア
807と他方の搬入ローラ82の回転軸801bの一端
部に固定されたギア808とを噛合させることにより両
搬送ローラ8が同時に駆動回転する。
各処理室内の搬送ローラ85では、一方のローラを駆動
回転させ、両ローラの周面同士が接触することによって
他方のローラを従動回転させる構成となっている。 な
お、両ローラをギアで連結し、双方のローラを駆動回転
する構成としてもよい。
このようなローラの構成材料は、耐久性、処理液に対し
て変形、膨張、強度低下等を生じないものであればよ(
、前記のローラと同様のものとすればよい。
処理室65A、65B、65D、65Eの搬送ローラ8
5の上下近傍には、感光材料Sを案内するための対をな
すガイド95が設置されている。 また、処理室65C
の搬送ローラ85間には、円弧状に湾曲し、この湾曲部
に沿って感光材料Sの方向を転換する反転ガイド96が
設置されている。
これらのガイド95.96は、例えば成型プラスチック
や金属の板で構成され、ガイドを貫通する開口90がほ
ぼ均一に形成されている。
この間口90の存在により処理液10が流通し、循環が
促進され、処理効率が高まる。
感光材料入口側の処理室65Aの上部液面付近には、漂
白補充液R+を供給するための給液口31が設置されて
いる。 また感光材料出口側の処理室65Eには、定着
補充液R8を供給するための給液口37が設置されてい
る。
そして、前記同様、連続処理路のほぼ中間部の処理室6
5Cには、漂白液と定着液とが混合したオーバーフロー
OF mを排出するオーバーフロー038が設置されて
いる。
各処理室65A〜65Eの通路71〜76との接続部分
には、感光材料Sの非通過時にこの部分を遮蔽(封止)
しつる遮蔽手段としての弁53a、53bが設置されて
いる。 この弁53a、53bは、第6図に示されるよ
うに、いずれも両端が縮径した(円錐状の)ローラ状と
なっているが、その構成は弁53aと弁53bとで異な
っている。
弁53aは、その比重が処理液lOよりも小さいため、
浮力により浮上1.各処理室65A〜65Eの上部を遮
蔽するものである。 これに対し、弁53bは、その比
重が処理液lOよりも大きいため沈降し、各処理室65
A、65B、65D、65Eの下部を遮蔽するものであ
る。
弁53aおよび弁53bの比重の調整は。
それらの構成材料の選択により行うことができる。 例
えば、弁53aおよび弁53bを中実ローラとする場合
、弁53aの構成材料として、発泡ポリプロピレン、発
泡、ポリフェニレンオキサイド(ppo)、発泡ABS
等を用い、弁13bの構成材料として、硬質塩化ビニル
、ABS樹脂、ppo等を用いればよい。
また、弁53aが、処理液10より比重が大きい材料で
構成されていたとしても、図示のよう辷弁53゛aを中
空ローラとすることにより浮力を与えることができる。
また、弁53bについても、必要により金属等の芯材を
入れる(図示せず)ことにより、−弁53b全体の比重
を増大させることができる。
なお、通路71〜76の遮蔽性を向上するという観点か
らは、弁53aおよび弁53bを、シリコーンゴムやそ
の他の各種エラストマー等の弾性体で構成し、またはこ
れらの材料で弁53a、53bのローラ周面を被覆して
おくのが好ましい。
このような弁53a、53bは、感光材料Sの非通過時
には通路71〜76の出入口を遮蔽しているが、感光材
料Sが通過する際には、感光材料Sに押圧されてブロッ
ク体40.50に形成された傾斜面54a、54bに沿
って転動し、感光材料Sの通過が可能となる。 そして
、感光材料Sが通過した後は、弁53a、53bが元に
もどり、再び通路71〜76の出入口を遮蔽する。
なお、各処理室65A〜65Eにおける遮蔽手段の構成
は、図示のようなものに限定されず、種々の態様であっ
てよい。
このような構成の処理槽において、感光材料Sは、搬入
ローラ82により処理液10中に搬入され、搬送ローラ
85により各処理室65A〜65Eを順次搬送されて処
理された後、搬出ローラ83によって搬出される。 そ
して、感光材料Sが処理室65Aから65Eを通過する
間に、大気との接触はない。
このような構成の処理槽においても、第1図、第3図に
示されるものと同様の効果が得らねる。
この他、処理室内および処理室外を循環する処理液の循
環路および液流形成手段を設置し、これにより各処理室
内の処理液10を感光材料Sの膜面と平行で搬送方向と
直交する方向に流すような構成とすることもできる。
このように液流を形成することによって、処理室間での
処理液の移動量を少なくし、処理室における濃度勾配を
維持し、処理効率を向上することが可能となる。
また、このような液流を形成する処理室は一部であって
もよい。
なお、このような液流の流速は20〜 20.000a+1/分程度とする。
本発明における複数の処理室に区画された処理槽は、図
示のものに限定されず感光材料が大気と接触することな
(処理できるものであれば、いかなるものでもよい。
本発明における脱銀処理工程は、前述のように、処理槽
にて感光材料入口側の処理室から漂白液を、また感光材
料出口側の処理室から定着液を、それぞれ供給して、漂
白−漂白定着(あるいは漂白→漂白定着一定着)の工程
とすることが好ましく、このような工程とするときに、
本発明の効果が特に発揮される。
本発明において、上記の脱銀処理に先立っては、発色現
像処理が、また脱銀処理の後には水洗および/または安
定化処理が行われる。
その他、必要に応じて前硬膜浴、中和塔、第一現像(黒
白現像)、画像安定浴等の諸工程が組合わされる。
本発明においては、上記の連続処理路内で上記のような
脱銀処理を行った後、それに引き続いて水洗および/ま
たは安定化処理を連続的に行うものとしてもよい。
このような方法を実施する処理槽としては、第7図に示
すものが挙げられる。
第7図に示す処理槽は、第3図に示すものと本質的に同
じ構成である。
このものでは、感光材料入口側の処理室6Aに漂白補充
液R1を供給するための給液口31、処理室6Fに定着
補充′ti、R,を供給するための給液口36、感光材
料出口側の処理室6Kには水洗補充液R3を供給するた
めの給液口37がそれぞれ設置されている。
また、処理室6Cには、漂白液と定@液、さらには水洗
水とが混合したオーバーフローOF、を排出するオーバ
ーフロー038が設置されている。
従って、この処理槽にては、漂白→漂白定着(一定着)
→水洗の処理が行われる。
このような処理槽にては、脱銀→水洗な一部のみで行う
ことができ、さらに装置のコンパクト化を図ることがで
き、かつ処理時間を短縮することができる。
また、脱銀処理にては、前記と同様の効果が得られ、さ
らに水洗水まで含めて処理液の補充量を低減でき、その
結果廃液量も減少する。
上記において、別に水洗槽を設けて水洗処理を行う場合
は、上記の水洗処理の工程は予備水洗の工程としてもよ
い。
この予備水洗の工程とする場合は、漂白→漂白定着(一
定着)−予備水洗となり、予備水洗をすることにより次
工程の水洗負荷が小さくなると同時に定着液が次工程へ
と持出されることがないために定着補充液の補充量を低
減できる。
なお、水洗水は、このとき、カウンターフローとなり、
水洗効率が向上する。
このような処理槽としては、第8図または第9図に示す
構成であってもよい。
第8図または第9図に示す処理槽は、第5図および第6
図で示される処理槽と本質的に同じ構成であり、第8図
または第9図は、処理室および通路等の輪郭のみを模式
的に示すものである。
第8図に示す処理槽は、第1処理室から漂白補充液BI
2を、第2および第6処理室から定着補充液Fを、第9
処理室から水洗補充液Wをそれぞれ供給し、第4処理室
と第5処理室との間の通路381に設置されたオーバー
フロー管380から排液するように構成されている。
第9図に示す処理槽は、第8図に示す処理槽とは、第8
処理室から水洗補充液Wを、第9処理室から安定補充液
SBをそれぞれ供給する点で異なり、その他の点では同
じ構成のものである。
このような処理槽にても、第7図に示すものと同様の効
果が得られる。
そして、さらには、供給された定着補充液Fにより乳剤
層中の現像主薬や酸化剤の洗出し効果が大となり、処理
後のサーモスティンの発生が抑制される。
本発明において、連続処理路の入口とは、連続処理路に
て感光材料が処理液中に搬入される箇所をいい、一方出
口とは、連続処理路にて感光材料が処理液中から搬出さ
れる箇所をいう。
また、連続処理路の入口側とは、連続処理路の中間部に
設けた排液口(オーバーフロー口)より上流側の処理路
をいい、通常、この箇所から供給された漂白機能を有す
る処理液はパラレルフローとなる。
一方、連続処理路の出口側とは、排液口(オーバーフロ
ー口)より下流側の処理路をいい、通常、この箇所から
供給された定着機能を有する処理液はカウンターフロー
となる。
なお、本発明において、連続処理路の入口側にては少な
くとも漂白液等の漂白機能を有する処理液を供給すれば
よく、さらに第8図、第9図に示すように、定着液等の
他の脱銀機能を有する処理液を供給してもよい。
一方、出口側にては、少なくとも定着液等の定着機能を
有する処理液を供給すればよく、さらに、この処理液の
供給箇所の下流側にて水洗水等の水洗機能を有する処理
液や安定液等の安定化機能を有する処理液を供給しても
よい。
本発明における脱銀機能を有する処理液として、漂白液
、漂白定着液、定着液について説明する。
本発明に用いられる漂白液または漂白定着液において用
いられる漂白剤としては、第2鉄イオン錯体または第2
鉄イオンとアミノポリカルボン酸、アミノポリホスホン
酸あるいはそれらの塩などのキレート剤との錯体である
。 アミノポリカルボン酸塩あるいはアミノポリホスホ
ン酸塩はアミノポリカルボン酸あるいはアミノポリホス
ホン酸のアルカリ金属、アンモニウム、水溶性アミンと
の塩である。 アルカリ金属としてはナトリウム、カリ
ウム、リチウムなどであり、水溶性アミンとしてはメチ
ルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ブチル
アミンのようなアルキルアミン、シクロヘキシルアミン
のような指環式アミン、アニリン、m−トルイジンのよ
うなアリールアミン、およびピリジン、モルホリン、ピ
ペラジンのような複素環アミンである。
これらのアミノポリカルボン酸、アミノポリホスホン酸
あるいはそれらの塩などのキレート剤の代表例としては
、エチレンジアミンテトラ酢酸、エチレンジアミンテト
ラ酢酸ジナトリウム塩、エチレンジアミンテトラ酢酸ジ
アンモニウム塩、エチレンジアミンテトラ酢酸テトラ(
トリメチルアンモニウム)塩、エチレンジアミンテトラ
酢酸テトラカリウム塩、エチレンジアミンテトラ酢酸テ
トラナトリウム塩、エチレンジアミンテトラ酢酸トリナ
トリウム塩、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、ジエチ
レントリアミンペンタ酢酸ペンタナトリウム塩、エチレ
ンジアミン−N−(β−オキシエチル)−N。
N’ 、N’−)り酢酸、エチレンジアミンーN−(β
−オキシエチル)−N、N’ 、N” −トリ酢酸トリ
ナトリウム塩、エチレンジアミン−N−(β−オキシエ
チル)−N、N’ 。
No−トリ酢酸トリアンモニウム塩、1.2−ジアミノ
プロパンテトラ酢酸、1.2−ジアミノプロパンテトラ
酢酸ジナトリウム塩、1゜3−ジアミノプロパンテトラ
酢酸、1.3−ジアミノプロパンテトラ酢酸ジアンモニ
ウム塩、ニトリロトリ酢酸、ニトリロトリ酢酸トリナト
リウム塩、シクロヘキサンジアミンテトラ酢酸、シクロ
ヘキサンジアミンテトラ酢酸ジナトリウム塩、イミノジ
酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、エチルエーテルジ
アミンテトラ酢酸、グリコールエーテルジアミンテトラ
酢酸、エチレンジアミンテトラプロピオン酸、フェニレ
ンジアミンテトラ酢酸、1,3−ジアミノプロパノ−ル
ーN、N、N’ 、N’ −テトラメチレンホスホン酸
、エチレンジアミン−N、N。
N’ 、N’−テトラメチレンホスホン酸、1゜3−プ
ロピレンジアミン−N、N、N’ 、N’−テトラメチ
レンホスホン酸などを挙げることができるが、もちろん
これらの例示化合物に限定されない。
鉄イオン錯塩は錯塩の形で使用してもよいし、第二鉄塩
、例えば硫酸第二鉄塩、塩化銀第二鉄塩、硝酸第二鉄塩
、硫酸第二鉄塩、硫酸第二鉄アンモニウム、燐酸第二鉄
などとアミノポリカルボン酸、ホスホノカルボン酸など
のキレート剤とを用いて溶液中で第二鉄イオン錯塩を形
成させてもよい、 錯塩の形で使用する場合は、1種類
の錯塩を用いてもよいし、2種類以上の錯塩を用いても
よい。 一方、第二鉄塩とキレート剤を用いて溶液中で
錯塩を形成する場合は第二鉄塩を1種類または2種類以
上使用してもよい。 また、いずれの場合にも、キレー
ト剤を第二鉄イオン錯塩を形成する以上に過剰に用いて
もよい。 鉄錯体の中でもアミノポリカルボン酸鉄錯体
が好ましい。
その添加量は、通常、0.02〜1そル/リットル、好
ましくは0.06〜0.6モル/リットルである。
また、漂白液または漂白定着液には、必要に応じて漂白
促進剤を使用することができる。
有用な漂白促進剤に具体例としては、なかでもメルカプ
ト基またはジスルフィド基を有する化合物が、促進効果
が大きい点で好ましく、特に米国特許第3,893.8
58号、西独特許第1.290,812号、特開昭53
−95630号に記載の化合物が好ましい。
その他、本発明の漂白液または漂白定着液は、臭化物(
例えば、臭化カリウム、臭化ナトリウム、臭化−アンモ
ニウム)または塩化物(例えば塩化カリウム、塩化ナト
リウム、塩化アンモニウム)または沃化物(例えば沃化
アンモニウム)の再ハロゲン化剤を含むことができる。
必要に応じ、硼酸、硼砂、メタ硼酸ナトリウム、酢酸、
酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、亜燐
酸、燐酸、燐酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリ
ウム、酒石酸などのpI(緩衝能を有する1種類以上の
無機酸、有機酸およびこれらのアルカリ金属またはアン
モニウム塩または、硝酸アンモニウム、グアニジンなど
の腐食防止剤などを添加することができる。
本発明における漂白定着液または定着液に使用される定
着剤は、公知の定着剤、すなわちチオ硫酸ナトリウム、
チオ硫酸アンモニウムなどのチオ硫酸塩;エチレンビス
チオグリコール酸、3.6−シチアーt、S−オクタン
ジオール等のチオエーテル化合物およびチオ尿素類など
の水溶性のハロゲン化銀溶解剤であり、これらを1種あ
るいは2種以上混合し°て使用することができる。 ま
た、特開昭51−155354号に記載された定着剤と
多量の沃化カリウムのようなハロゲン化物などの組合せ
からなる特殊な漂白定着液等も用いることができる。 
本発明においては、チオ硫酸塩、特にチオ硫酸アンモニ
ウム塩の使用が好ましい。  1リットル当りの定着剤
の量は0.3〜2モルが好ましい。
本発明における漂白定着液または定着液のp)l領域は
、3〜10が好ましく、さらには5〜9が特に好ましい
。 pHがこれより低いと脱銀性は向上するが、液の疲
労およびシアン色素のロイコ化が促進される。 逆にp
Hがこれより高いと脱銀が遅れかつスティンが発生し易
(なる。 poを調節するためには、必要に応じて塩酸
、硫酸、硝酸、酢酸、重炭酸塩、アンモニア、苛性カリ
、苛性ソーダ、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等を添加
することができる。
また、漂白定着液には、その他各種の蛍光増白剤や消泡
剤あるいは界面活性剤、ポリビニルピロリドン、メタノ
ール等の有機溶媒を含有することができる。
本発明における漂白定着液や定着液は、保恒剤として亜
硫酸塩(例えば、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、
亜硫酸アンモニウムなど)1重亜硫酸塩(例えば、重亜
硫酸ナトリウム、重亜硫酸カリウム、重亜硫酸アンモニ
ウムなど)、メタ重亜硫酸塩(例えば、メタ重亜硫酸ナ
トリウム、メタ重亜硫酸カリウム、メタ重亜硫酸アンモ
ニウムなど)等の亜硫酸イオン放出化合物を含有する。
 これらの化合物は亜硫酸イオンに換算して、約0.0
2〜0.50モル/リットル含有させることが好ましく
、さらに好ましくは、0.04〜0.40モル/リット
ルである。 保恒剤としては、亜硫酸塩の添加が一般的
であるが、その他アスコルビン酸やカルボニル重亜硫酸
付加物、あるいはカルボニル化合物等を添加してもよい
さらには、緩衝剤、蛍光増白剤、キレート剤、防カビ剤
等を必要に応じて添加してもよい。
本発明において、現像処理に用いられるカラー現像液は
、一般に発色現像主薬を含むアルカリ性水溶液から構成
される。
発色現像主薬は公知の一級芳香族アミン現像剤、例えば
フェニレンジアミン類(例えば4−アミノ−N、N−ジ
エチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N、N−ジ
エチルアニリン、4−アミノ−N−エチル−N−β−ヒ
ドロキシエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N
−エチルーN−β−ヒドロキシエチルアニリン、3−メ
チル−4−アミノ−N−エチル−N−β−メタンスルホ
ンアミドエチルアニリン、4−アミン−3−メチル−N
−エチル−N−β−メトキシエチルアニリン等)を用い
ることができる。
発色現像液はそのほかpH緩衝剤、現像抑制剤ないしカ
ブリ防止剤等を含むことができる。
また必要に応じて、硬水軟化剤、保恒剤、有機溶剤、現
像促進剤、色素形成カプラー、競争カプラー、かぶらせ
剤、補助現像薬、粘性付与剤、ポリカルボン酸系キレー
ト剤、酸化防止剤、アルカリ剤、溶解助剤、界面活性剤
、消泡剤等を含んでいてもよい。
本発明におけるカラー(発色)現像液の処理温度は、3
0℃〜50℃が好ましく、さらに好ましくは33℃〜4
2℃である。
また、本発明における現像処理は現像液を補充する補充
方式であっても、また無補充方式であってもよい。
水洗工程に用いられる水洗水には、必要に応じて公知の
添加剤を含有させることができる。
例えば、無機リン酸、アミノポリカルボン酸、有機リン
酸等のキレート剤、各種バクテリアや藻の増殖を防止す
る殺菌剤、防ばい剤、マグネシウム塩、アルミニウム塩
等の硬膜剤、乾燥負荷、ムラを防止するための界面活性
剤などを用いることができる。 または、L、 E、 
West。
−Water Quality Cr1teria”P
hot、Sci、and Eng、。
vol、9 No、6 P344−359(1965)
等に記載の化合物を用いることもできる。。
安定化工程に用いる安定液としては、色素画像を安定化
する処理液が用いられる。 例えば、pH3〜6の緩衝
能を有する液、アルデヒド(例えば、ホルマリン)を含
有した液などを用いることができる。 安定液には、必
要に応じて蛍光増白剤、キレート剤、殺菌剤、防げい剤
、硬膜剤、界面活性剤等を用いることができる。
本発明において処理されるカラー感光材料は種々のもの
であってよく、例えば、カラーネガフィルム、カラー反
転フィルム、カラー印画紙、カラーポジフィルム、カラ
ー反転印画紙、さらに場合によっては製版用写真感光材
料、マイクロ用感光材料等が挙げられる。
特に、カラーネガフィルムの処理に用いて好適である。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
実施例1 下塗りを施した三酢酸セルロースフィルム支持体上に、
下記に示すような組成の各層を重層塗布して多層カラー
感光材料を作製した。
(感光層組成) 各成分に対応する数字は、g/Cm”単位で表わした塗
布量を示し、ハロゲン化銀については、銀換算の塗布量
を示す。 ただし増感色素については、同一層のハロゲ
ン化銀1モルに対する塗布量をモル単位で示す。
第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀      ・・・ 銀0,18ゼラチ
ン         ・・・  0.40第2層:中間
層 2.5−ジ−t−ペンタデシル ハイドロキノン     ・・・  0.18EX−1
・0.07 EX−3・0.02 EX−12−0,002 U−1・・・  0.06 0−2           ・・・  0.08U−
3・・・  0.10 8BS−1・・・  0.1O HBS−2・・・  0,02 ゼラチン         ・・・  1.04第3層
(第1赤感乳剤層) 単分散ヨウ臭化銀乳剤 (ヨウ化銀6モル%、平均粒 径0.6戸、粒径に関する変 動体数0.15)     ・・・ 銀0.55増感色
素工        ・・・ 6.9X 10−’増感
色素11         ・1.8X 10−’増感
色素III         −3,lx 10−’増
感色素IV         ・・・ 4、OX 10
−’EX−2・・・  0.350 HBS−1・0.00S EX−10・0.020 ゼラチン         ・・・  1.20第4層
(第2赤感乳剤層) 平板状ヨウ臭化銀乳剤 (ヨウ化銀ioモル%、平均 粒径0.7−1平均アスペク ト比5.5、平均厚み0,7 μ)          ・・・ 銀1.0増感色素I
        ・・・ 5.lX 10−6増感色素
II         ・・・ 1.4X 10−’増
感色素III         ・・・ 2.3X 1
0−’増感色素IV         ・3.口X 1
0−’EX−2・0.40Q EX−3−0,050 EX−1o         ・・・  0.015ゼ
ラチン         ・・・  1.30第5層(
第3赤感乳剤層) ヨウ臭化銀乳剤 (ヨウ化銀16モル%、平均 粒径1.IQ)      ・・・ 銀1.60増感色
素■        ・・・ 5.4X 10−’増感
色素II         ・・・ 1.4X 10−
%増感色素II         ・・・ 2.4X 
10−’増感色素IV         −3,l X
 10−’EX−3−0,240 EX−4・・・  0.120 HBS−1・・・  0.22 8BS−2・・・  0、lO ゼラチン         ・・・  1,63第6層
(中間層) EX−5−0,040 HBS−1・・・  0.020 ゼラチン         ・・・  0.80第7層
(第1緑感乳剤層) 平板状ヨウ臭化銀乳剤 (ヨウ化銀6モル%、平均粒 径0.6−%平均アスペクト 比6.0、平均厚み0.15 μ)          ・・・ 銀0.40増感色素
V         ・3.OX 10−’増感色素M
l         −1,Ox 10−4増感色素■
        ・・・ 3.8x 10−’EX−6
・0.260 EX−1・・・  0.021 EX−7−0,030 EX−8・0.025 HBS−1・・・  0.100 HBS−4・・・  0.010 ゼラチン         ・・・  0.75第8層
(第2縁感乳剤層) 単分散ヨウ臭化銀乳剤 (ヨウ化銀9モル%、平均粒 径0.7g、粒径に関する変 動係数0.18)     ・・・ 銀0.80増感色
素V         −2,1xlO−’増感色素V
l         ・?、0XlO°5増感色素■ 
       ・・・ 2.6X 10−’EX−6−
0,180 EX−8・・・  0.010 EX−1・・・  0.008 EX−7・0.012 8BS−1・・・  0.160 HBS−4・・・  o、 ooa ゼラチン         ・・・  1.10第9層
(第3緑感乳剤層) ヨウ臭化銀乳剤    。
(ヨウ化銀12モル%、平均 粒径1.OM)      ・・・ 銀1.2増感色素
V         ・3.5XIO−’増感色素Vl
         ・8.OX 10−’増感色素■ 
       ・・・ 3.OX 10−’EX−6・
0.06S EX−11・・・  0.030 EX−1・0.025 HBS−1・・・  0.25 8BS−2・・・  0゜lO ゼラチン         ・・・  1.74第1O
層(イエローフィルタ一層) 黄色コロイド銀      ・・・ 銀0.0SEX−
5・0.08 8BS−3・・・  0.03 ゼラチン         ・・・  0.95第11
層(第1青感乳剤層) 平板状ヨウ臭化銀乳剤 (ヨウ化銀6モル%、平均粒 径0.6IIJI、平均アスペクト 比5.7、平均厚み0.15 −)          ・・・ 銀0.24増感色素
Vll         −3,5XIO−’EX−9
−0,8S EX−8・・・  0.12 HBS−1・・・  0.28 ゼラチン         ・・・  1.28第12
層(第2青感乳剤層) 単分散ヨウ臭化銀乳剤 (ヨウ化銀10モル%、平均 粒径0.8−1粒径に関する 変動係数0.16)    ・・・ 銀0.45増感色
素■        ・・・ 2.1XlO−’EX−
9・・・  0.20 EX−10川    0.015 8BS−1・・・  0,03 ゼラチン         ・・・  0.46第13
層(第3青感乳剤層) ヨウ臭化銀乳剤 (ヨウ化銀14モル%、平均 粒径1.3p)      ・・・ 銀0.77増感色
素■        ・・・ 2.2X 10−’EX
−9・・・  0.20 8BS−1・・・  0.07 ゼラチン         ・・・  0.69第14
層(第1保護層) ヨウ臭化銀乳剤 (ヨウ化銀1モル%、平均粒 径0.07%)      ・・・ 銀0.5U−4・
・・  0.11 Ll−5・・・  0.17 HBS−1・・・  0.90 ゼラチン         ・・・  1.00第15
層(第2保護層) ポリメチルアクリレート粒子 (直径約1.54)    ・・・  0.54S−1
・・・  0.15 S−2・・・  0.05 ゼラチン         ・・・  0.72各層に
は上記の成分の他に、ゼラチン硬化剤H−1や界面活性
剤を添加した。
J−3 U−5 EX−1 し番 EX−2 I EX−3 l 5JsNa        aυallaX−4 tt EX−5 tt EX−6 EX−7 し思 EX−8 EX−9 EX−10 I 〇Cs EX−11 EX−12 SIS−2 HBS−1トリクレジルフォスフェートHBS−2ジブ
チルフタレート HBS−3ビス(2−エチルヘキシル)フタレートB5
−4 しHz”L;H−:1Lh−Uth−Uυ貨h−uta
増感色素工 増感色素II 増感色素III 増感色素IV C,=Ht= (i2Ha 増感色素V 増感色素Vl 増感色素■ 増感色素■ 増感色素■ 上記感光材料を露光後、下記処理工程に従って、従来の
自動現像機(富士写真フィルム(株)製ミニラボチャン
ピオン23用カラーネガ自動現像機FP−350)を用
い、発色現像液の累積補充量がその母液タンク容量の3
倍になるまで6ケ月かけて処理した。
当たり) 発色現像  3分15秒   38℃    41a1
    101漂  白   1分00秒   38℃
    18m1     41漂白定着  3分15
秒   38℃    21cal      8 j
水洗(2)1分00秒   35℃    271+j
      4 j安  定    40秒   38
℃    18m1     41乾  燥  1分1
5秒   55℃ 次に処理液の組成を記す。
(発色現像液)    母液(g)  補充液(g)ジ
エチレントリアミン 五酢酸       1.0    1.11−ヒドロ
キシエチリ ダン−1,l−ジホ スホン酸      3.6    3.2亜硫酸ナト
リウム   4.0    4;4炭酸カリウム   
  30.0   37.0臭化カリウム      
1.4    0.7ヨウ化カリウム     1.5
B    −ヒドロキシルアミン硫 酸塩        2.4    2.84−【N−
エチル−N −(β−ヒドロキシ エチル)アミノ1− 2−メチルアニリン 硫酸塩       4.5    5.5水を加、t
テ1.Oj    1.0j9)1         
 10.05   10.10(漂白液)母液、補充液
共通(単位g)エチレンジアミン四酢酸第二 鉄アンモニウムニ水塩    120.0エチレンジア
ミン四酢酸二ナ トリウム塩          10.0臭化アンモニ
ウム       100.0硝駿アンモニウム   
    10.0漂白促進剤         0.0
05モルアンモニア水(27%)      15.0
■C水を加えて           1.01pH6
,3 (漂白定着液)    母液   補充液(単位g) エチレンジアミン四酢 酸第二鉄アンモニウ ムニ水塩      50.0   −エチレンジアミ
ン四酢 酸二ナトリウム塩   5.0− 亜硫酸ナトリウム    12.0   18.0チオ
硫酸アンモニウム 水溶液(70%)   240+al   360mj
アンモニア水 (27%)       6.0ml   −水を加え
て       i、og   l!pi      
      7.2   7゜9(水洗液)母液、補充
液共通 水道水をH型強酸性カチオン交換樹脂(ロームアンドハ
ース社製アンバーライトIR−120B)とOH型アニ
オン交換樹脂(同アンバーライトIR−400)を充填
した混床式カラムに通水してカルシウムおよびマグネシ
ウムイオン濃度を3 a+g71以下に処理し、続いて
二塩化イソシアヌール酸ナトリウム20mg/jと硫酸
ナトリウム1.5g/lを添加した。 この液のpi(
は6.5〜7.5の範囲にあった。
(安定液°)母液、補充液共通(単位g)ホルマリン(
37%) 、      2.0 mlポリオキシエチ
レン−p−モ ノノニルフェニルエーテル (平均重合度10)      0.3エチレンジアミ
ン四酢酸二ナ トリウム塩           0,05水を加えて
           11p8          
    5.0〜8,0これを処理Aとする。 この場
合の漂白槽と漂白定着槽との間のクロスオーバ時間は1
5秒であった。
なお、漂白定着液の補充は、漂白液のオーバーフローを
漂白定着槽に流入させ、定着液(漂白定着液の項の補充
液で示している)のみを漂白定着槽に補充するようにし
て行っており、オーバーフローは漂白定着槽から行う構
成としている。
処理Aにおいて、漂白および漂白定着工程を第5図およ
び第6図に示される処理槽を用い、以下のように処理す
る他は同様に処理した。
これを処理Bとする。
この処理槽において、−室あたりの処理室の体積は26
0m1であり、処理室の数は5室とした。
この場合、処理液の移動は、非処理時において、0.1
mj/分程度、処理時において20謳t/分程度であっ
た。
処理に先立って、第1室から漂白液を供給し、第5室か
ら定着液(前記漂白定着液の項の補充液を使用)を、そ
れぞれ、供給し、第3室からオーバーフローするように
して全処理室に一処理液を収納した。
そして、第1室から漂白液5第5室から上記定着液をそ
れぞれ補充して感光材料を処理した。 補充量は、漂白
液、上記定着液において、処理Aよりともに20%減少
させた。 処理時間は4分15秒とした。
この場合、漂白液の流入方向はパラレル70−、一方定
着液はカウンターフローとした。
ランニングは6ケ月、累積補充量がタンク容量の3倍ま
で行った。
処理A、Bについて、135サイズ1ffi当たりの漂
白液、(漂白)定着液の補充量等について比較した。 
結果を表1に示す。
表1に示すように、処理Bでは、処理Aに比べて補充量
を低減することができるにもかかわらず、脱銀不良等の
発生もなく、写真性においては満足できるレベルにあっ
た。 一方、処理Aでは、脱銀不良、定着成分の硫化が
発生し、期待できる写真性が得られなかった。 また、
処理Bでは処理時間にて漂臼槽と漂白定着槽との間のク
ロスオーバ時間分を節約でき、処理液量を節減できるこ
とがわかる。
さらに、処理A、Bに右いて感光材料の処理量を2日間
で発色現像液の累積補充量が30ffになる程度の超大
量の処理を行ったところ、処理Aでは復色不良が生じた
が、処理Bでは、漂白剤の含有量が少ないため復色不良
が生じなかった。
また、処理Bでは、脱銀処理工程の後期にては、実質的
に定着液のみによる処理となるため、次工程の水洗処理
の負荷が著しく軽減した。 実際、処理Bにおける水洗
水の補充□量を、処−理Aに比べて、25%程度減少さ
せることができた。
実施例2 実施例1の処理Aにおいて、第7図に示す処理槽を用い
、以下のように処理する他は同様に処理した。
これを処理Cとする。
この処理槽において、−室あたりの処理室の体積は18
0mjであり、処理室の数は11室とした。
処理に先立って、第1室から漂白液を供給し、第6室か
ら定着液(実施例1の漂白定着液の項の補充液を使用)
、第11室から水洗液を。
それぞれ、供給し、第3室からオーバーフローするよう
にして全処理室に処理液を収納した。
そして、第1室から漂白液、第6室から上記定着液、第
11室から水洗液をそれぞれ補充して感光材料を処理し
た。
処理A%Cについて、135サイズ1m当たりの漂白液
、(漂白)定着液、水洗液の補充量等について比較した
。 結果を表2に示す。
表2に示されるように、処理Cでは、処理Aに比べて、
補充量を総量で35%低減することができるが、これに
かかわらず、写真性においては、脱銀不良やスティン等
の発生もな(満足できるレベルであった。 また、クロ
スオーバ時間を節約でき、処理が迅速となる。 また、
廃液量も減少する。
実施例3 実施例1の処理Aにおいて、第8図に示す処理槽を用い
、図示のように、所定の処理室から漂白液、定着液(実
施例1の漂白定着液の項の補充液を使用)、水洗液を、
それぞれ、供給し、かつ所定の通路に設けたオーバーフ
ロー管からオーバーフローするようにして処理した。
これを処理りとする。
処理A、Dについて、脱銀処理および水洗処理に要する
処理時間と、135サイズ1m当たりの脱銀機能を有す
る処理液および水洗液の補充量を比較した。
結果を表3に示す。
表3に示されるように、処理りは処理Aに比べて処理時
間そのものを短縮することができ、かつ補充量も低減で
きることがわかる。
また、脱銀不良やスティン等の発生もな(、写真性も良
好であった。
〈発明の効果〉 本発明によれば、脱銀機能を有する処理液の使用量、特
に補充量を低減することができる。
しかも、脱銀不良等の発生もな(、写真性に優れた画像
が得られる。
特に、漂白液と定着液とを用い、感光材料人口側と出口
側からそれぞれ供給するときには、水沈工程の直前の工
程が実質的に定着液による処理となり、水洗負荷が軽減
できる。
また、適用される処理装置のコンパクト化を図ることが
できる。
さらに、脱銀処理の次工程の水洗および/または安定化
の処理を連続的に行うこともでき、この場合は、処理装
置がより一層コンパクトとなり、かつ処理時間を短縮す
ることができる。
このように処理してもスティン等の発生がなく、廃液量
も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施に用いられる処理槽の構成例を
示す断面正面図である。 第2a図および第2b図は、それぞれ第1図中に示され
る区画部材の構成を拡大して示す断面正面図である。 
 。 第3図は、本発明の実施に用いられる処理槽の他の構成
例を示す断面正面図である。 第4図は、第3図に示される処理槽の感光材料通過ゲー
ト付近を拡大して示す断面正面図である。 第5図は、本発明の実施に用いられる処理槽のさらに他
の構成例を示す断面正面図である。 第6図は、第5図中のII −II線での断面図である
。 第7図は、本発明の実施に用いられる処理槽のさらに他
の構成例を示す断面正面図である。 第8図および第9図は、それぞれ本発明の実施に用いら
れる処理槽を模式的に示す説明図である。 符号の説明 2.55・・・ハウジウング 3・・・ラック 31.36.37・・・給液口 35・・・排液口 38・・・オーバーフロー口 4・・・主ローラ 5.99.141・・・区画部材 41・・・蓋 56・・・上蓋 6A〜6に、60A、65A〜65E・・・処理室7・
・・ガイド 701・・・案内面 702・・・傾斜面 8・・・感材通過ゲート 9・・・フリーローラ lO・・・処理液 12・・・上蓋材 14・・・槽壁材 15・・・処理路 16〜20.24.26・・・リール 43・・・反転ガイド 44・・・ガイドローラ 40.50・・・ブロック体 53a、53b・−・弁 71〜76・−・通路 45.82・・・搬入ローラ 47.83・・・搬出ローラ 85・・・搬送ローラ 90・・・開口 95.96・・・ガイド 801.801 a、 80 l b・・−回転軸80
2・・・主軸 803.804・・・ベベルギア 805.807・・・ギア 806・・・従動軸 91% 92・・・ローラ 93.94・・・ローラ載置台 120.140・・・凹部 241・・・フランジ部 242・・・薄肉部 245・・・ボルト 380・・・オーバーフロー管 381・・・通路 S・・・感光材料 R+ 、Rs 、Rs・・・補充液 OF + 、OF m・・・オーバーフローF I G
、2G F I G 、2b 、;、    +5   12 FIG、4 FIG、8 F I G、9 S 手続ネ甫正書(自発) 平成元年8月28日 平成 1年特許願第133395号 ゛ 20発明の名称 ハロゲン化銀カラー感光材料の処理方法3、補正をする
者 事件との関係   特許出願人 名  称  富士写真フィルム株式会社4、代理人 住  所  〒113 東京都文京区湯島3丁目23番1号 天神弥栄興産ビル3階 6、補正の内容 (1)明細書の第79頁第3行のrl、5g/lをrO
,15g/IIと補正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)露光後のハロゲン化銀カラー感光材料を発色現像
    し、脱銀機能を有する処理液にて脱銀処理を行うに際し
    、 処理槽内に連続処理路を設け、この連続処理路内に複数
    の区画された処理室を配置し、前記処理液を前記連続処
    理路の少なくとも一部に充填し、前記連続処理路の入口
    ・出口間にて、前記処理液と大気との接触を遮断し、 前記連続処理路の入口側にて少なくとも漂白機能を有す
    る処理液を供給し、前記連続処理路の出口側にて少なく
    とも定着機能を有する処理液を供給し、前記連続処理路
    の中間部に排液口を設けたことを特徴とするハロゲン化
    銀カラー感光材料の処理方法。
JP13339589A 1989-05-26 1989-05-26 ハロゲン化銀カラー感光材料の処理方法 Pending JPH02310557A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04243257A (ja) * 1991-01-18 1992-08-31 Fuji Photo Film Co Ltd ブレード組立体および感光材料処理装置
JP2005309170A (ja) * 2004-04-23 2005-11-04 Fuji Photo Film Co Ltd 自動現像処理機およびこれを用いる画像形成方法
JP2013131686A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 長尺導電性基板の電解めっき方法および銅張積層板の製造方法

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