JPH02280149A - ハロゲン化銀カラー感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー感光材料の処理方法

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JPH02280149A
JPH02280149A JP10125989A JP10125989A JPH02280149A JP H02280149 A JPH02280149 A JP H02280149A JP 10125989 A JP10125989 A JP 10125989A JP 10125989 A JP10125989 A JP 10125989A JP H02280149 A JPH02280149 A JP H02280149A
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photosensitive material
liquid
path
color
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JP10125989A
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Takashi Nakamura
敬 中村
Toshio Kurokawa
俊夫 黒川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ハロゲン化銀カラー感光材料の処理方法に関
する。
〈従来の技術〉 ハロゲン化銀カラー感光材料を自動現像装置にて現像す
る場合、まず現像タンク内にて発色現像を行う。 次い
で、漂白および定着、あるいは漂白定着し、その後水洗
される。
このような場合、発色現像後の感光材料には、未反応の
発色現像主薬がとりこまれており、この感光材料中にと
りこまれた発色現像主薬は、ブリーチカブレないしブリ
ーチステインと称される画像欠陥をひきおこす。
このため、現像タンクと、漂白タンクないし漂白定着タ
ンク間に、水洗中間層を設けたり、漂白刃の弱い漂白液
を用いて長時間漂白処理を行っている。
また、特殊なケースとして、現像タンクと漂白ないし漂
白定着タンクの間に水シヤワ一部を設けて、このとりこ
まれた発色現像主薬を洗浄除去している。
しかし、発色現像主薬は、感光材料中に含有される分散
用オイル分にとりこまれているため、その除去効果は十
分ではなく、特に迅速処理を行おうとするようなときに
は問題がある。
あるいは、小型コンパクトな処理機を必要とするときに
は問題がある。
これに対し、感光材料中にとりこまれた発色現像主薬を
除去するために、現像タンクの後段に酸性停止浴を設け
、硫酸等の酸により発色現像主薬を洗い出すことが行わ
れる。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、硫酸等の酸性停止浴を設けるときには、タンク
数が1槽増えてしまい、装置が大型化してしまう。
また、従来の自動現像装置では、大型の現像タンク容量
と、大量の発色現像補充液量を必要とし、これらの低減
が必要とされる。
本発明の目的は、ブリーチカブレの発生が抑えられ、し
かも装置が小型化し、発色現像補充液量の少ないハロゲ
ン化銀カラー感光材料の処理方法を提供することにある
く課題を解決するための手段〉 このような目的は、下記の本発明によって達成される。
(1)露光後のハロゲン化銀カラー感光材料を発色現像
主薬を含む処理液にて発色現像するに際し、 処理槽内に連続処理路を設け、この連続処理路内に複数
の区画された処理室を配置し、前記処理液を前記連続処
理路に充填し、前記連続処理路内にて、前記処理液と大
気との接触を遮断し、 前記連続処理路に前記発色現像主薬を補充供給するとと
もに、前記複数の処理室のうち、少なくとも最終段の処
理室に酸を供給することを特徴とするハロゲン化銀カラ
ー感光材料の処理方法。
〈作用〉 本発明によれは、流路内での発色現像液と大気との接触
を遮断しつつ、複数の区画された処理室内で発色現像処
理を行う。
このとき、処理室間には発色現像主薬の濃度勾配が生じ
ているので、この勾配により発色現像効率が向上し、補
充量が低減する。
しかも、処理室は小容量で、これを連続的に1つの処理
タンク内に配置できるので、装置が小型化する。
同時に最終段の処理室は、酸性停止浴とするので、この
点からも装置はより一層小型化し、しかもブリーチカブ
レが抑制される。
〈具体的構成〉 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
第1図には、本発明のハロゲン化銀カラー感光材料の処
理方法を実施する際に用いられる処理槽の構成例が示さ
れる。
第1図に示、される処理槽は、いわゆるスリット型処理
槽と呼ばれるもので、連続処理路として、横断面がスリ
ット状の処理路15を有する。 そして、この処理路1
5は区画部材141により長平方向に沿って複数の処理
室60Aに区画され、各処理室内に処理液lOが入れら
れた状態で感光材料Sを順次搬送して処理を行うもので
ある。
このような構成の処理槽を用いることにより、発色現像
主薬を含有する処理液10の使用液量を少なくすること
ができる。
第1図に示される処理槽は、くし型の上蓋56を吊下げ
た蓋41をハウジング55の上方開口部に配置した構成
とされている。
上蓋56は、はぼ垂直に配置された例えば樹脂製の複数
の上蓋材12より構成され、これらの上下端部の結合部
に感光材料送り用のリール16〜20が配置されている
ハウジング55の内部には、上蓋材12と組合わさって
処理路15を形成する槽壁材14が配置されている。 
従って、上蓋材12と槽壁材14とにより、波型に連続
するスリット状の処理路15が形成され、その上方およ
び下方の湾曲部に感光材料送り用のリール16〜20が
それぞれ配置されることになる。
本発明において、感光材料Sの通過部分であるスリット
状の処理路15の間隙距離は0. 2〜50mm、好ま
しくは0.4〜10mmのものとすればよい。
また、リール間の長さと、例えばリール16とリール1
7との間の処理路15の長さは5cm以上、好ましくは
10cm以上とするのがよい。
処理槽の外部には、感光材料Sを処理路15の入口部に
搬入するための感光材料搬入側り−ル24と、処理路1
5の出口部から搬出するための感光材料搬出側リール2
6とが設置されている。
処理路15には、処理液10が液面レベルLまで満たさ
れており、感光材料Sの処理時には、新鮮な発色現像主
薬を含む補充液が供給される。
この補充液の供給は、処理路15の感光材料入側から行
われるのが好ましい。
第1図に示す構成例では、補充液Rの給液口31が処理
路15上部の感光材料入側(リール24の下方)に設置
され、一方、感光材料出側にはオーバーフローにより処
理液10を排出する排液口35が液面レベルLの位置に
設置されている。
これにより、給液口31から供給された補充液RC−I
 U字状の処理路15内を感光材料Sの搬送方向と同方
向に流れ(パラレルフロー)、補充量とほぼ同量の劣化
した処理液オーバーフローOFが排液口35から排出さ
れる。
このように、補充による処理液の流れをパラレルフロー
とすることにより、感光材料Sの感度が向上するという
利点がある。
このような処理路15には、処理路15を複数の処理室
60A、60B、・・・ 6ozに区画する区画部材1
41が設置されている。
第2a図は、第1図に示す区画部材141を拡大して示
す断面正面図である。
同図に示すように、区画部材141は、実質的に変形し
ないフランジ部241と、先端へ向って厚さが漸減し、
感光材料Sの進入によって容易に変形可能な薄肉部24
2とで構成されいる。
このような一対の区画部材141は、それぞれ上蓋材1
2および槽壁材14に対向するように設置される。 即
ち、上蓋材12および槽壁材14のそれぞれ処理路15
側に形成された凹部120および140内に、各区画部
材141のフランジ部241が例えばボルト245等の
固定具により取り付けられている。 薄肉部242の先
端部同士は密着しており、これにより区画部材141の
図中上方および下方の処理路15を複数の処理室60A
に分離している。
このような区画部材141は、感光材料Sの通過を容易
に可能とし、かつ、処理液10の逆流を防止するのに好
適な構成となっている。
区画部材141の構成材料は、例えばNR1IR%SB
R%BR,CR,NBR%NIR1NBIRのようなジ
エン系ゴム、TIRlEPM、EPDM、U、Q、CM
等の非ジエン系ゴム、さらにフッ素ゴム、シリコーンゴ
ム、ウレタンゴム等の各種ゴム、サーモラン、ラバロン
、ハイトレル等のエラストマー、ポリエチレン、シリコ
ーン樹脂、テフロン等の軟質樹脂等、またはこれらのう
ち2以上を組み合せたものが挙げられ、そのなかでも、
特に、耐久性、処理液Qに対する耐薬品性(変形、膨張
、強度低下環を生じない)を有するという点で、ネオブ
レンゴム、シリコーンゴム、ブタジェンゴム、ネオブレ
ン−ブタジェンゴム、またはテフロン、ナイロン、ポリ
エチレン等の軟質樹脂等が好ましい。
区画部材141は、第3図の下部に示すように、感光材
料Sの非通過時(処理液の補充なし)には、薄肉部24
2の先端部同士が密着し、これにより処理路15を遮蔽
し、隣接する処理室間での処理?r!llOの流通を遮
断する。
なお、通常、薄肉部242同士の密着力は、薄肉部の弾
性力により与えられているが、薄肉部242内に磁性材
料を配合しく例えば、ゴム磁石のようなもの) 薄肉品
同士を吸引させて密着力を与え、または高めることも可
能である。
このような区画部材141によれば、感光材料Sの非搬
送時には薄肉部242の先端同士が密着し、搬送時には
感光材料Sの進入によって薄肉部242が押し広げられ
、感光材料Sの通過が可能となる。
このような区画部材141を設けることにより、感光材
料Sの非処理時には、隣接する処理室間での処理液の流
通がほとんどなく、また処理時にては、わずかな流通し
かないため、さらには、処理の間に、感光材料が大気中
に露出せず、空気との接触がないため、処理効率が向上
し、処理液の補充量を低減することができる。
ここで、「流通がほとんどない」とは、処理室間での処
理液の移動量が実質的に無視できるほど小さいことを意
味し、例えば処理液の移動量が2 ml1分以下である
ような場合をいう。
また、[わずかな流通しかない]とは、処理室間の処理
液の移動(好ましくは感光材料の搬送方向と同方向の移
動)量が補充液の供給量と同量程度であることを意味し
、例えば処理液の移動量が1〜20m1!/分であるよ
うにすることが好ましい。
このように処理効率が向上するのは、処理路I5の長平
方向に沿って処理液に、液組成、特に発色現像主薬の濃
度勾配が確実に形成され、持維されるからである。 即
ち、給液口31のある処理室60A内の処理液が最も新
鮮であり、以後の処理室において順次劣化の度合が高ま
り、排液口35のある処理室602内の処理液が最も劣
化したものとなる。
第2b図は、区画部材の他の構成例を示す拡大断面正面
図である。 同図に示すように、区画部材99は、上蓋
材12および槽壁材14の壁面にそれぞれ対向するよう
に固着された一対のローラ載置台93.94と、各ロー
ラ載置台93.94の上部の傾斜面上に転勤可能に載置
された一対のローラ91.92とで構成されたものであ
る。
この区画部材99によれば、第2b図の下部に示すよう
に、感光材料Sの非通過時には、対のローラ91.92
は自重により傾斜面を下り、その外周面同士が当接、密
着する。 これにより、処理路15を遮断し、隣接する
処理室60A、60B−602間テノ処理液10(7)
流通がほとんどな(なる。
第2b図の上部に示すように、処理時において、感光材
料Sが区画部材99を通過する際には、両ローラ91.
92が傾斜面を昇り、感光材料Sが両ローラ間に進入し
、ローラを回転させつつ図中矢印方向に通過する。
感光材料Sが区画部材99を通過した後は、区画部材9
9は第2b図の下部に示す元の状態に復帰し、ローラ9
1.92の外周面同士が当接、密着して、再び処理液1
0の流通を遮断する。
このような区画部材99においても、前述と同様の作用
、効果が生じる。
ローラ91.92の構成材料は、耐久性、処理液lOに
対する耐薬品性を有し、かつ処理液を変質させて現像特
性等に悪影響を及ぼさないものであるのが好ましく、例
えば、ネオブレン、ブタジェン、ネオブレン−ブタジェ
ン等の各種天然ゴム、合成ゴム、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ABS樹脂、ポリアミド、ポリアセタール、
ポリフェニレンオキサイド、ポリエステル、硬質塩化ビ
ニル、フェノール樹脂等の各種樹脂、アルミナ等のセラ
ミックス、ステンレス、チタン、ハステロイ等の耐食性
を有する金属類、またはこれらを組み合わせたものを挙
げることができる。
また、ローラ91.92の外周面に次のような各種処理
を施してもよい。 例えば、ローラの円筒面にテフロン
、ナイロン、弗素樹脂等の表面塗工処理を施すことがで
き、また、ローラの円筒面が金属で構成されている場合
には、電解研磨、電解メツキ等の平滑化処理、円筒面が
セラミックスで構成されている場合には、弗素処理等を
施すことができる。
なお、ローラ91.92同士の接合は、自重による傾斜
面の降下によるものに限られず、バネ等の付勢手段(図
示せず)によりローラ同士を押圧する構成としてもよい
また、図示の例では、ローラ91.92は感光材料Sの
通過により移動する構成となっているが、両ローラを移
動させる駆動手段(図示せず)を設け、その移動により
感光材料の通過部分の開閉を行なう構成としてもよい。
なお、このような区画部材141または99は、処理路
15の長平方向に、例えば10〜80cm間隔で設置す
るのがよい。
また、区画部材の構成は、上述したものに限定されない
ことは言うまでもない。
なお、本発明における処理槽には、補充槽、撹拌手段、
循環手段(いずれも図示せず)等が適宜設置されていて
もよい。
また、ハウジング55内には、処理液の温度を一定に保
つための温水が充填されている。
このような構成の装置において、感光材料Sは、例えば
リーダーテープの索引によりリール24を経て処理液が
満たされた処理路15内に搬入され、各リール16〜2
0を経て処理路に形成された各処理室60Aを順次通過
して処理され、処理路15を出た後、リール26を経て
次工程へ送られてゆく。
この場合、感光材料Sは、処理路を通過している間に大
気、特に開放大気と接触しない。
これにより、次のような利点がある。
l)処理槽間のクロスオーバーにかかる時間が省略され
、実質の処理時間が確保される。
2)漂白・定着槽においてアンモニアガス等の写真にと
って有害なガス(現像カブリの原因となる)が発生する
が、この有害ガスの放散を抑制するとともに、複数の現
像槽を並設する場合に比べ、有害ガスと感光材料とが接
触するチャンスが減少し、現像カブリ等を防止すること
ができる。
3)大気中にある感光材料が現像液中に入るときには、
空気を巻き込み、現像液の酸化を生じる。
特に、複数の現像槽を並設する場合、現像槽間をクロス
オーバーする際に現像液で濡れた感光材料が大気と接触
して表面にCO□ガスを吸着し、このCO2ガスが現像
液中に混入することによりpHを低下させる。 本発明
ではこのようなことが防止されるため、現像液の補充量
を低減することができる。
このような場合において、本発明では、複数の処理室6
0A、60B・・・6ozのうち、少なくとも最終段の
処理室60Zには酸が供給される。
図示例では、最終段の処理室602の入口付近に酸A供
給のための供給口37が設けられている。
なお、酸は、連続処理路としての処理路15の後段1/
30〜l/4程度以降の範囲に供給されればよい。
酸としては、種々の鉱酸ないし有機酸の水溶液であって
よいが、発色現像主薬の洗い出しと、発色現像処理およ
び後段の漂白ないし漂白定着処理への悪影響がないこと
、安価であること等の点で、硫酸が最も好ましい。
硫酸水溶液は0.3〜30%程度の水溶液で用いられる
。 また、硫酸水溶液の供給量は、発色現像補充液補充
量l容量当り、0.1〜1.0容量程度とする。 そし
て、この酸供給によりpHを0.1〜2程度とする。
このような構成にて、供給口37から酸が供給されると
、感光材料中の発色現像主薬は洗い出され、洗浄後の感
光材料Sは、次槽の漂白ないし漂白定着槽に搬入される
。 これにより、酸化力の強い漂白液を用いたときにも
、ブリーチカブレの発生は有効に防止される。
なお、処理路15内に充填される処理液中の発色現像主
薬濃度は、一般に0.2〜2%程度とされる。
そして、その補充液は、母液よりも5〜30%程度高い
発色現像主薬濃度を有し、0.2〜3%程度の発色現像
主薬を含有し、補充量は、感光材料fm”あたり、50
〜500ml/m”程度とされる。
さらに、第1図に示される例においては、処理路15の
ほぼ中央部に、供給口38が設けられている。
この供給口38は、アルカリB供給用のものであって、
このアルカリBの供給によって、活性の低下した発色現
像主薬を再活性化するためのものである。
アルカリとしては、NaOH等の濃度0.5〜5%程度
、pH12〜14程度の水溶液を用いればよい。
そして、その供給量は、補充液補充量1容量あたり、0
.03〜0.5容量程度とすればよい。
なお、用いる発色現像液および補充液としては、公知の
いずれのものであってもよい。 これについては、後述
する。
また、酸水溶液には、キレート剤等を添加してもよい。
第3図には、本発明の実施に用いる処理槽の他の構成例
が示される。
同図に示す処理槽は、ハウジング2内が、主ローラ4、
区画部材5等により複数の処理室6A〜6Kに区画され
、各処理室6A〜6Kが連続して連続処理路が形成され
ている。 そして、この連続処理路を構成する各処理室
内に処理液lOを充填し、感光材料をこれらの処理室6
A〜6Kに順次通過させて処理を行うものである。
このような構成の処理槽を用いることによっても、処理
液の使用液量を少なくすることができる。
第3図に示されるように、ハウジング2の上方には、感
光材料Sを処理液lOに搬入する搬入ローラ45および
処理後の感光材料Sを搬出する搬出ローラ47が設置さ
れている。
処理槽のハウジング2内には、感光材料Sを搬送するた
めの主ローラ4が、所定の間隔で多段に配置されている
。 これらの主ローラ4の一部または全部は任意の駆動
手段(図示せず)により駆動回転するローラである。
各主ローラ4間には、区画部材5が設置されている。 
この区画部材5は、その両端部がそれぞれ上側および下
側の°主ローラ4に接触し、ハウジング2内の空間を左
右に分割している。
このような主ローラ4、区画部材5およびハウジング2
の内壁により処理室6A〜6Kが規定される。
1つのハウジング2における処理室6の数は、例えば、
3〜19個程度であり、また、1つの処理室6の体積は
、前記と同様とすればよい。
区画部材5は、回転する主ローラ4と摺動しつつ左右の
処理室の境界となるものであるため、その構成材料は、
耐久性、処理液10に対して変形、膨張、強度低下等を
生じることがなく、かつ処理液を変質させて写真特性に
悪影響を及ぼさないものであるのが好ましい。 また、
区画部材5の少なくとも画先端部はシール効果を得るた
めに弾性材料で構成されているのが好ましい。
このような点から、区画部材5は、各種ゴム、各種軟質
樹脂のようなエラストマーで構成されているのがよい。
最下段の主ローラ4の下部には、下降してきた感光材料
Sを反転し、上昇させる反転ガイド43.43が設置さ
れている。 また、両反転ガイド43.43間には、主
ローラ4との間で感光材料Sを挟持するガイドローラ4
4が設置されている。
各処理室6内のハウジング2の内壁には、感光材料Sを
案内するガイド7が設置されている。
このガイド7の上部と主ローラ4との間に、感光材料S
が通過する感材通過ゲート8が形成されている。
また、第4図に示されるように、ガイド7の案内面70
1は、感光材料Sを次の感材通過ゲート7へ導くような
テーパが形成されている。 そして、ガイド7の上端に
は、後述するフリーローラ9を載置する傾斜面702が
形成されている。
感材通過ゲート8には、このゲートを開閉するシャッタ
ー手段としてのフリーローラ9が設置されている。 こ
のフリーローラ9は、感材通過ゲート8の幅より大きい
径を有し、ガイド上端の傾斜面702上を自由に転動す
ることができる。
感光材料Sの非通過時には、フリーローラ9はその自重
により傾斜面702を下り、主ローラ4に当接しつつ回
転しく第4図中の実線)これにより感材通過ゲート8は
閉止状態となる。 一方、感光材料Sの搬送時には、感
光材料Sの進行によりフリーローラ9は傾斜面702を
昇り、主ローラ4との間で感光材料Sを挾持しつつ回転
しく第4図中の点線) これにより感光材料Sの通過が
可能となる。
なお、バネ等の付勢手段(図示せず)によりフリーロー
ラ9を主ローラ4へ押圧する構成としてもよい。
また、フリーローラ9は、感材通過ゲート8を完全に液
密に閉止するものではなく、特に、感光材料Sの通過時
には感材通過ゲート8を処理液10が若干流れる程度の
ものでもよい。
処理時および非処理時の処理室間の連通度については上
記のとおりである。
主ローラ4およびフリーローラ9の構成材料は、耐久性
、処理液10に対して変形、膨張、強度低下等を生じる
ことがなく、かつ処理液lOを変質させて写真特性等に
悪影響を及ぼさないものであるのが好ましく、例えば、
上述した各種ゴム、各種樹脂、セラミックス、耐食性を
有する金属(ステンレス、チタン、ハステロイ等)、ま
たはこれらの組合わせを挙げることができる。
また上記ローラの円筒面には各種表面処理を施してもよ
い。
なお、図示の例では、フリーローラ9は感光材料Sの通
過により移動する構成となっているが、フリーローラ9
を移動させる駆動手段(図示せず)を設け、その移動に
より感材通過ゲート8の開閉を行なう構成としてもよい
本発明におけるシャッター手段は、上記フリーローラ9
によるものに限らず、これに代わる開閉部材(例えば、
可動片、弾性体によるスキージ−等)によるもの、また
はこの開閉部材と上記のようなフリーローラとを組み合
わせたもの等、いかなるものでもよい。 また、シャッ
ター手段は、例えばラビリ・ンスのように、感材通過ゲ
ートを感光材料は通過するが、水洗処理液の通過は抑制
されるような任意の構造のものが可能である。
ハウジング2の上部に位置する処理室6Aおよび6に内
の処理液液面付近には、それぞれ、処理液lOの補充液
Rを供給するための給液口31、およびオーバーフロー
OF2を排出するための排液口35が設置されている。
そして、前記同様、最終段ないしその近傍、この場合は
最終段の処理室6Kには、酸Aの供給用の供給口37が
設けられ、感光材料S中の発色現像主薬を洗浄するため
の配慮がなされている。
一方、連続処理路のほぼ中間部には、処理室6Fにアル
カリBの供給用の供給口38が設けられ、発色現像主薬
の活性を高めるための配慮がなされている。
さらに、第3図に示される例では、連続処理路の後半側
であって、酸Aの供給口37の前方、通常は供給口37
を配置した処理室6にの直前の処理室6Jに、オーバー
フロー口39が設けられている。
このオーバーフロー口39を設けることにより、ここか
ら、処理液がオーバーフローOF。
とじて排出される。 この際、供給口37から供給され
て、連続処理路を感光材料Sの搬送と逆流する酸の一部
も、このオーバーフロー口39から排出されることにな
る。
従って、このオーバーフロー口39を配置した処理室6
Jまでで、パラレルフローの処理液で実質的に発色現像
を完了し、次いで、次室の好ましくは最終段の処理室6
Kにて、カウンターフローの酸Aで洗浄を行うことがで
きる。
すなわち、洗浄効果が向上し、また酸による発色現像の
阻害を防止でき、しかも高い現像効率を得ることができ
るものである。
なお、オーバーフロー口39の排出量は、容量比で、オ
ーバーフロー口39の排出量を補充口31のそれの0.
3〜0.9程度とすることが好ましい。
また、用いる処理液、補充液、酸、アルカリの供給量、
排出量、材料等については前記と同じである。
第5図および第6図には、本発明の実施に用いる処理槽
のさらに他の構成が示される。
これらの図に示される処理槽は、槽内にラック3が挿入
されており、ラック3の側板32.33間にはブロック
体40,50が設置されている。
ブロック体40は、ブロック体50の内側に挿入するよ
うになっており、この挿入状態で、感光材料Sを処理す
るための空間である5つの処理室65A、65B、65
C,65D、65Eが形成される。 また、隣接する処
理室65Aと65B、65Bと65C165Cと65D
および65Dと65Eとの間には、両処理室を連結する
狭幅の通路71.72.73および74が形成される。
 さらに、処理室65Aおよび処理室65Eの上部には
、それぞれ感光材料Sを搬入および搬出するための同様
の通路75および76が形成される。
ブロック体40.50は、図示の例では中実となってい
るが、これに限定されるものではな(、中空であっても
よく、樹脂等で構成すればよい。
これらの通路71〜76の幅(間隙距離)は、感光材料
Sの厚さの5〜40倍程度とするのが好ましい。
このような通路幅とすることによって、感光材料Sは支
障なく搬送される。
また、搬送性をさらに向上するために、通路71〜76
の内壁面には、撥水化処理等を施しでもよい。
処理室65A、65B、65D、65Eの中央部付近に
は、それぞれ1対の搬送ローラ85が設置され、最下部
にある処理室65Cには、3対の搬送ローラ85が設置
されている。
また、通路75の感光材料入口付近には感光材料Sを処
理液10に搬入する搬入ローラ82が、そして通路76
の感光材料出口付近には感光材料Sを搬出する搬出ロー
ラ83が、それぞれ設置されている。
これらの搬入ローラ82、搬出ローラ83および各搬送
ローラ85は、ブロック体40またはブロック体50に
軸支されており、ローラ対のいずれか一方または双方が
駆動回転し、ローラ間に感光材料を挟持して感光材料S
を搬送するようになっている。
第6図に示されるように、搬送ローラ85の駆動機構は
、図中垂直方向に軸支された主軸802の所定箇所に固
定されたベベルギア803と、各搬送ローラ85の回転
軸801の一端部に固定されたベベルギア804とが噛
合し、モータ等の駆動源(図示せず)の作動で主軸80
2を所定方向に回転することにより、各搬送ローラ85
が回転するようになっている。
この場合、搬入ローラ82の回転軸801aは主軸80
2とずれた位置にあるので、主軸802に固定されたギ
ア805を含む歯車列を介して主軸802と平行に支持
された従動軸806を設け、この従動軸806に固定さ
れたベベルギア803と、回転軸801aの一端部に固
定されたベベルギア804とを噛合させて回転軸801
aを回転させる。 さらに、回転軸801aには、ベベ
ルギア804の内側にギア807が固定され、このギア
807と他方の搬入ローラ82の回転軸801bの一端
部に固定されたギア808とを噛合させることにより両
搬送ローラ8が同時に駆動回転する。
各処理室内の搬送ローラ85では、一方のローラを駆動
回転させ、両ローラの周面同士が接触することによって
他方のローラを従動回転させる構成となっている。 な
お、両ローラをギアで連結し、双方のローラを駆動回転
する構成としてもよい。
このようなローラの構成材料は、耐久性、水洗処理液に
対して変形、膨張、強度低下等を生じないものであれば
よ(、前記のローラと同様のものとすればよい。
処理室65A、65B、65D、65Eの搬送ローラ8
5の上下近傍には、感光材料Sを案内するための対をな
すガイド95が設置されている。 また、処理室65C
の搬送ローラ85間には、円弧状に湾曲し、この湾曲部
に沿って感光材料Sの方向を転換する反転ガイド96が
設置されている。
これらのガイド95.96は、例えば成型プラスチック
や金属の板で構成され、ガイドを貫通する開口90がほ
ぼ均一に形成されている。
コノ間口90の存在により処理液10が流通し、循環が
促進され、処理効率が高まる。
入口側処理室65Aおよび出口側処理室65Eの上部液
面付近には、処理液の補充液Rを供給するための給液口
13、およびオーバーフローOF、を排出するための排
液口11がそれぞれ設置されている。
さらに、第3図に示される例と同様に、連続処理路の後
半、特に最終段の処理室65Eには酸Aの供給口37が
設けられ、またその前方、特に前終段の前室の処理室6
5Dにはオーバーフロー口39が設けられる前記と同様
に排液口35とオーバーフロー口39からオーバーフロ
ーOF、、OF2を排出している。
また、処理室65Cには、アルカリBの供給口38が設
けられている。
各処理室65A〜65Eの通路71〜76との接続部分
には、感光材料Sの非通過時にこの部分を遮蔽(封止)
しつる遮蔽手段としての弁53a、53bが設置されて
いる。 この弁53a、53bは、第6図に示されるよ
うに、いずれも両端が縮径した(円錐状の)ローラ状と
なっているが、その構成は弁53aと弁53bとで異な
っている。
弁53aは、その比重が処理液10よりも小さいため、
浮力により浮上し、各処理室65A〜65Eの上部を遮
蔽するものである。 これに対し、弁53bは、その比
重が処理液10よりも大きいため沈降し、各処理室65
A、65B、65D、65Eの下部を遮蔽するものであ
る。
弁53aおよび弁53bの比重の調整は、それらの構成
材料の選択により行うことができる。 例えば、弁53
aおよび弁53bを中実ローラとする場合、弁53aの
構成材料として、発泡ポリプロピレン、発泡ポリフェニ
レンオキサイド(PPO)  発泡ABS等を用い、弁
13bの構成材料として、硬質塩化ビニル、ABS樹脂
、PPO等を用いればよい。
また、弁53aが、処理液10より比重が大きい材料で
構成されていたとしても、図示のように弁53aを中空
ローラとすることにより浮力を与えることができる。
また、弁53bについても、必要により金属等の芯材を
入れる(図示せず)ことにより、弁53b全体の比重を
増大させることができる。
なお、通路71〜76の遮蔽性を向上するという観点か
らは、弁53aおよび弁53bを、シリコーンゴムやそ
の他の各種エラストマー等の弾性体で構成し、またはこ
れらの材料で弁53a、53bのローラ周面を被覆して
おくのが好ましい。
このような弁53a、53bは、感光材料Sの非通過時
には通路71〜76の出入口を遮蔽しているが、感光材
料Sが通過する際には、感光材料Sに押圧されてブロッ
ク体40.50に形成された傾斜面54a、54bに沿
って転動し、感光材料Sの通過が可能となる。 そして
、感光材料Sが通過した後は、弁53a、53bが元に
もどり、再び通路71〜76の出入口を遮蔽する。
なお、各処理室65A〜65Hにおける遮蔽手段の構成
は、図示のようなものに限定されず、種々の態様であっ
てよい。
このような構成の装置において、感光材料Sは、搬入ロ
ーラ82により処理槽の処理液10中に搬入され、搬送
ローラ85により各処理室65A〜65Eを順次搬送さ
れて処理された後、搬出ローラ83によって搬出される
。 そして、感光材料Sが処理室65Aから65Eを通
過する間に、大気との接触はない。
この他、処理室内および処理室外を循環する処理液の循
環路および液流形成手段を設置し、これにより各処理室
内の処理液10を感光材料Sの膜面と平行で搬送方向と
直交する方向に流すような構成とすることもできる。
このように液流を形成することによって、処理室間での
処理液の移動量を少な(し、処理室における濃度勾配を
維持し、処理効率を向上することが可能となる。
また、このような液流を形成する処理室は一部であって
もよい。
なお、このような液流の流速は20〜 20、OOOmj/分程度とする。
本発明における複数の処理室に区画された処理槽は、図
示のものに限定されず感光材料が大気と接触することな
く処理できるものであれば、いかなるものでもよい。
本発明の感光材料の処理方法により処理される感光材料
は、いずれのカラー感光材料であってもよい。 例えば
カラーネガフィルム、カラー反転フィルム、カラー印画
紙、カラーポジフィルム、カラー反転印画紙等の各種ハ
ロゲン化銀カラー感光材料等が挙げられる。
また、処理液の具体例としては、次のようなものが挙げ
られる。
本発明の処理液は、発色現像主薬を含むアルカリ性水溶
液から構成される。
発色現像主薬としては、芳香族アミン現像剤、例えばフ
ェニレンジアミン類(例えば4−アミノ−N、N−ジエ
チルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N、N−ジエ
チルアニリン、4−アミノ−N−エチル−N−β−ヒド
ロキシエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−
エチル−N−β−ヒドロキシエチルアニリン、3−メチ
ル−4−アミノ−N−エチル−N−β−メタンスルホン
アミドエチルアニリン、4−アミノ−3−メチル−N−
エチル−N−β−メトキシエチルアニリン等)を用いる
ことができる。
発色現像液としては、上記のほか、pH緩衝剤、現像抑
制剤ないしカブリ防止剤等を含むことができる。
また必要に応じて、硬水軟化剤、保恒剤、有機溶剤、現
像促進剤、色素形成カプラー、競争カプラー かぶらせ
剤、補助現像薬、粘性付与剤、ポリカルボン酸系キレー
ト剤、酸化防止剤、アルカリ剤、溶解助剤、界面活性剤
、消泡剤等を含んでいてもよい。
本発明の発色現像処理終了後は、漂白および定着、ある
いは漂白定着処理を行い、その後水洗、乾燥される。
定着剤としては、チオ硫酸アンモニウム、チオ硫酸ナト
リウム(ハイポ) ハロゲン化アンモニウム、チオ尿素
、チオエーテル等いずれであってもよい。
漂白剤としては、ポリカルボン酸の鉄塩、赤血塩、ブロ
メート化合物、コバルトへキサジン等が挙げられるが、
これらのうちフェリシアン化カリ、エチレンジアミン四
酢酸鉄(Ill )ナトリウムおよびエチレンジアミン
四酢酸鉄(III )アンモニウムは特に好適である。
定着液(漂白定着液)には、定着剤の他に、通常、亜硫
酸ナトリウム等の保恒剤、酸剤、緩衝剤、硬膜剤などの
定着助剤を含有させることができる。
また、漂白液(漂白定着液)には、米国特許第3,04
2,520号、同第3,241,966号、特公昭45
−8506号、特公昭45−8636号などに記載の漂
白促進剤、特開昭53−65732号に記載のチオール
化合物の他、種々の添加剤を加えることもできる。
この他、各処理の条件等にいては公知の条件はいずれも
適用できる。
〈実施例〉 以下、本発明を具体的実施例について説明する。
[実施例1] ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体上に、以下
に示す層構成の多層印画紙を作製した。 塗布液は下記
のようにして調製した。
(第−層塗布液調製) イエローカプラー(ExY−1)および(ExY−2)
各々10.2g、9.1gおよび色像安定剤(Cpd−
1)4.4gに酢酸エチル27.2ccおよび高沸点溶
媒(Solv−1)7.7cc (8,0g)を加え溶
解し、この溶液を10%ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム8ccを含む10%ゼラチン水溶液185cc
に乳化分散させた。 この乳化分散物と乳剤EMIおよ
びEM2とを混合溶解し、以下の組成になるようゼラチ
ン濃度を調節し第−層塗布液を調製した。 第二層から
第七履用の塗布液も第−層塗布液と同様の方法で調製し
た。 各層のゼラチン硬化剤としては1−オキシ−3,
5−ジクロロ−8−トリアジンナトリウム塩を用いた。
また、増粘剤としては(Cpd−2)を用いた。
(層構成) 以下に各層の組成を示す。 数字は塗布量(g / r
rl’ )を表わす。 ハロゲン化銀乳剤は銀換算塗布
量を表わす。
支持体 ポリエチレンラミネート紙 [第一層側のポリエチレンに白色顔料 (TiO2)と青味染料を含む。] 第−層(青感層) 増感色素(ExS−1)で分光増感された単分散塩臭化
銀乳剤(EM 1 )  ・・・0゜13増感色素(E
xS−1)で分光増感された単分散塩臭化乳剤(EM2
)   ・・・0.13ゼラチン          
  ・・・1.86イエローカブラー(E x Y −
1)  ・−・0.44イエローカプラー(ExY−2
)  ・・・0.39色像安定剤(Cpd−1)   
  ・・・0.19溶媒(So l v −1)   
    =−0,35第二層(混色防止層) ゼラチン            ・・・0.99混色
防止剤(Cpd−3)     ・・・0.08第三層
(緑感層) 増感色素(ExS−2,3)で分光 増感された単分散塩臭化銀乳剤 (EM3)            ・・・0.05増
感色素(ExS−2,3)で分光 増感された単分散塩臭化銀乳剤 (EM4)           ・・・0.11ゼラ
チン            ・・・1.80マゼンタ
カプラー(ExM −1)  ・・−0,39色像安定
剤(Cpd−4)     ・・・0.20色像安定剤
(Cpd−5)     ・・・0.02色像安定剤(
Cpd−6)     ・・・0.03溶媒(Solv
−2)       ・・・0.12溶媒(S o l
 v −3>・=・O’、25第四層(紫外線吸収層) ゼラチン            ・・・1.60紫外
線吸収剤 (Cpd−7/Cpd−8/Cpd−9=3/2/6 
:重量比)・・・0.70 混色防止剤(Cpd−IQ)    ・・・0.05溶
媒(S o l v−4)       −0,27第
五層(赤感層) 増感色素(ExS−4,5)で分光 増感された単分散塩臭化銀乳剤 (EMS)           ・・・0.07増感
色素(ExS−4,5)で分光 増感された単分散塩臭化銀乳剤 (EMS)           ・・・0.16ゼラ
チン            ・・・0.92シアンカ
プラー(E x C−1)   =−0,32色像安定
剤 (Cpd−8/Cpd−9/Cpd−12;3/4/2
:重量比)・・・0.17 分散用ポリマー(Cpa−xt) ・・・0.28 溶媒(So l v−2)       =・0.20
第六層(紫外線吸収層) ゼラチン             ・・・0.54紫
外線吸収剤 (Cpd−7/Cpd−9/Cpd−12=115/3
:重量比)・・・0.21 溶媒(So l v−2)       −・・0.0
8第七層(保護層) ゼラチン            ・・・1.33ポリ
ビニルアルコールのアクリル 変性共重合体(変性度17%) ・・・0.17流動パ
ラフイン         ・・・0.03また、この
時、イラジェーション防止用染料としては、(Cpd−
13、cpct−14)を用いた。
さらに各層には、乳化分散剤、塗布助剤として、アルカ
ノールB (Dupont社製) アルキルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム、コハク酸エステルおよびMage
facx F−120(大日本インキ社製)を用いた。
 ハロゲン化銀の安定化剤として、(Cpd−15,1
6)を用いた。
使用した乳剤の詳細は以下の通りである。
使用した化合物の構造式を次に示す。
xY−1 C# 乳剤名 形 状 粒子径 (μ) Br含量 変動係数 (mo1%) MI M2 M3 M4 EMS EMS 立方体 立方体 立方体 立方体 立方体 立方体 1.0 0.75 0.5 0.4 0.5 0.4 0.08 0.07 0.09 0.10 0.09 0.10 xY−2 xM−1 xC−1 ExS−1 ExS−2 ExS−3 ExS−4 pd−4 pd−5 2Hg pd−6 pd−7 ExS−5 pd−1 pd−2 pd−a pa−s pd−9 pa−10 IJ pd−11 pd−12 cpct−13 v−1 ジブチルフタレート トリクレジルホスフェート トリオクチルホスフェート トリノニルホスフェート pa−14 上記の感光材料を像様露光後、下記処理工程にてカラー
現像の連続処理(ランニングテスト)を行った。
pd−15 H pd−16 矩野1  温度  時間  想° l個1カラー現像 
 38℃  1分40秒  290m1   60g漂
白定着   35℃    60秒  180mg  
  2倶リンス■  33〜35℃   20秒   
−202リンス0 33〜35℃   20秒   −
201リンス■  33−35℃   20秒  36
4mg     2ON乾燥 70〜80℃ 50秒 *感光材料1m2あたり (リンス■→■→■への3タンク向流方式各処理液の組
成は、以下の通りである。
之]二と掖 800mg ン五酢酸 1.0g 2.0g 左シし=」コ1腋 水 ジエチレントリアミ ニトリロ三酢酸 l−ヒドロキシエチリデン −1,l−ジホスホン酸 ベンジルアルコール ジエチレングリコール 亜硫酸ナトリウム 臭化カリウム 炭酸カリウム N−エチル−N−(βメタン スルホンミドエチル)−3 −メチルー4−アミノアニ リン硫酸塩 ヒドロキシルアミン硫酸塩型 2.0g 6mj 0mj 2.0g 0.5g 0g 5.5g 2.0g 光増白剤 (WHITEX4.住人化学製) 1.5g 水を加えて pH(25℃) 000mj 10.20 補2液 00m1 1.0g 2.0g 2.0g 2m1 0m6 2.5g 0g 7.5g 2.5g 2.0g 000mg 10.60 濃迫n丞          タユニと放水     
                400mff1チオ
硫酸アンモニウム(70%)  80mj亜硫酸亜硫酸
ナトリウム  24g エチレンジアミン 四酢酸鉄(III ) アンモニウム 0g エチレンジアミン 四酢酸二ナトリウム     5g 通i液 00m1 5m2 2g 0g 0g 水を加えて       looomj  1000m
ffip100O℃)            6.5
0    6.00ユ]二瓦戒 イオン交換水(カルシウム、マグネシウム各々3 pp
m以下) (処理方法A) 富士写真フィルム社製カラーペーパー自現機であるガイ
ド付ロールプロセッサーFPPP−115の改造機(現
像槽内の液量:60ρ)を用いてランニング現像処理を
行った。
ランニング条件は、1日10時間温調し、1日1回感光
材料0.2m”の処理を行い、これを2ケ月間続行した
なお、現像液の補充量は290 mg/m”とした。
(処理方法B) 処理方法Aにおいて、カラー現像液の補充量を25%増
加(363m!/m”) して同様に2ケ月間ランニン
グを続行した。
(処理方法C) 上記FPRP−115改造機をさらに改造し、現像槽の
みを第5図および第6図に示す構造としたものを用いた
現像槽における処理室の数は5室であり、各処理室の容
積は300mjとした。
また、現像液の補充液は、感材入側の処理室65Aにて
給液口31から行い、感材出側の排液口35から排出し
た。
補充量は処理方法Aより20%(232mj/m2)減
少させた。
この場合、酸およびアルカリ用の供給口37.38、オ
ーバーフロー口39は閉塞した。
(処理方法D〕 処理方法Cにおいて補充量をさらに50%減少させて1
16 m17m”とした。 そして、供給口37から酸
Aを供給し、供給口38からアルカリBを供給した。
酸Aは、硫酸10%水溶液とし、供給量は、50 m1
7m”とした。
またアルカリBは、NaOH10%水溶液とし、供給量
は、20mゑ/m”とした。
さらに、排液口35およびオーバーフロー口39からオ
ーバーフローOFI 、OF2を排出し、OF、10F
、=0.5とした。
これら各処理方法A〜Dにつき、2ケ月ランニングな行
い、ランニング後の写真性能の劣化と、ブリーデカブレ
を評価した。
写真性能は、緑感層(GL)の感度Δjog Eの新液
時との差を測定した。
また、ブリーデカブレは、最小濃度のコントロールスト
リップのレファランス濃度に対する1度上昇(代表値と
してGLの最小濃度差)で評価した。
結果を表1に示す。
表    1 実施例2 実施例1において、漂白定着液の漂白剤を1.3−ジア
ミノプロパン四酢酸にかえ、このタンク液量および補充
液量を、それぞれ45gおよび60gにした。 また、
漂白定着時間を45秒にした。
このときのブリーデカブレを表2に示す。
表     2 方 法 I2) 室数 (mj/m”) カブレ 処理方法   ブリーデカブレ A(比 較) B(比較) C(比 較) D(本発明) −0,59 −0,14 −0,02 −0,01 0,02 G、02 0.03 0.00 A(比 較) B(比 較) C(比 較) D(本発明) 0 、04 0 、05 0 、07 0 、00 表1に示される結果から、 きらかである。
本発明の効果かあ 表2に示される結果から、本発明によれば、酸化力の強
い漂白定着液を用いたときにも、ブリーデカブレが有効
に防止されることがわかる。
実施例3 特開昭63−70857号公報実施例2に記載の高塩化
銀含量のハロゲン化銀を乳剤層中に含有するカラーペー
パーを用い、同公報実施例1゛の処理処方を用いて本発
明の現像を行ったところ、ブリーチカブレのない低補充
量の処理を前記同様良好に行うことができた。
実施例4 特開昭63−195767号公報実施例1に記載の試料
103のカラーネガフィルムを用い、同公報実施例1の
処理にて、漂白液イを用いた処理処方を用いて本発明の
現像を行ったところ、ブリーチカブレのない低補充量の
処理を前記同様良好に行うことができた。
なお、このような効果は、第3図や第1図に示される装
置でも同等に実現し、さらには、上記以外の他のカラー
感光材料および処理処方でも同様に実現することが確認
された。
〈発明の効果〉 以上述べたように、本発明の処理方法番こよれば、現像
効率の向上が図れ、処理液の補充量の大巾な低減が可能
となり、しかもブリーチカブレがきわめて少な(なり、
また、この処理力?去の実施に用いられる処理装置の小
型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施に用いられる処理槽の構成例を
示す断面正面図である。 第2a図および第2b図は、それぞれ第1図中に示され
る区画部材の構成を拡大して示す断面正面図である。 第3図は、本発明の実施に用いられる処理槽の他の構成
例を示す断面正面図である。 第4図は、第3図に示される処理槽の感光材料通過ゲー
ト付近を拡大して示す断面正面図であるO 第5図は、本発明の実施に用いられる処理槽のさらに他
の構成例を示す断面正面図である。 第6図は、第5図中のII −II線での断面図である
。 符号の説明 2.55・・・ハウジウング 3・・・ラック 31・・・糸合ン夜口 35・・・排液口 37.38・・・供給口 39・・・オーバーフロー口 4・・・主ローラ 5.99.141・・・区画部材 41・・・蓋 56・・・上蓋 6A〜6K、60A、65A〜65E・・・処理室7・
・・ガイド 701・・・案内面 702・・・傾斜面 8・・・感材通過ゲート 9・・・フリーローラ lO・・・処理液 12・・・上蓋材 14・・・槽壁材 15・・・処理路 16〜20.24.26・−リール 22.35.11・・・排液口 23.36.13・・・給液口 43・・・反転ガイド 44・・・ガイドローラ 40.50・・・ブロック体 53a、53 b ・・・弁 71〜76・・・通路 45.82・・・搬入ローラ 47.83・・・搬出ローラ 85・・・搬送ローラ 90・・・開口 95.96・・・ガイド 801.801a、80 l b ・・・回転軸802
・・・主軸 803.804・・・ベベルギア 805.807・・・ギア 806・・・従動軸 91.92・・・ローラ 93.94・・・ローラ載置台 120.140・・・凹部 241・・・フランジ部 242・・・薄肉部 245・・・ボルト S・・・感光材料 R・・・補充液 OF、OF、、OF、・・・オーバーフローA・・・酸 B・・・アルカリ IG b 1コ G・4

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)露光後のハロゲン化銀カラー感光材料を発色現像
    主薬を含む処理液にて発色現像するに際し、 処理槽内に連続処理路を設け、この連続処理路内に複数
    の区画された処理室を配置し、 前記処理液を前記連続処理路に充填し、前記連続処理路
    内にて、前記処理液と大気との接触を遮断し、 前記連続処理路に前記発色現像主薬を補充供給するとと
    もに、前記複数の処理室のうち、少なくとも最終段の処
    理室に酸を供給することを特徴とするハロゲン化銀カラ
    ー感光材料の処理方法。
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JP10125989A Pending JPH02280149A (ja) 1989-04-20 1989-04-20 ハロゲン化銀カラー感光材料の処理方法

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