JPH02284334A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

プラズマディスプレイパネル

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JPH02284334A
JPH02284334A JP1104635A JP10463589A JPH02284334A JP H02284334 A JPH02284334 A JP H02284334A JP 1104635 A JP1104635 A JP 1104635A JP 10463589 A JP10463589 A JP 10463589A JP H02284334 A JPH02284334 A JP H02284334A
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Naoatsu Higuchi
樋口 直篤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、プラズマディスプレイパネルに係わり、特に
DC型のプラズマディスプレイパネルに関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、DC型プラズマディスプレイパネルとしては第1
1図に示す構造のものが知られている。
第11図において、ガラスからなる平板状の前面板11
と背面板12とは互いに平行にかつ対向して配設されて
おり、前面板11の背面にはセル障壁13が所定の間隔
で固着されてセル14を形成している。そして前面板1
1と背面板12との間隙はセル障壁13により所定の間
隔に保持されている。また、前面板11の背面側には互
いに平行な複数の陽極15が形成されるとともに、背面
板12の前面側には互いに平行な複数の陰極16がこの
陽極15と直交して形成されている。なお、セル14の
中に所定の放電ガスが封入されていることは言うまでも
ない。
上記従来のDC型プラズマディスプレイパネルにおいて
は、陽極15と陰極16の間に所定の電圧を印加して電
場を形成することにより、前面板11、背面板12およ
びセル障壁13とで形成される各セルI4の内部でガス
放電がおこり、この放電により生じる光が前面板11を
透過し、これを観察者が視認するようになっている。
[発明が解決しようとする課題] 従来、プラズマディスプレイパネルにおいては輝度の向
上が大きな課題の一つとなっており、そのために上述の
ようなプラズマディスプレイパネルでは、発光を視認す
るのに妨げとなる前面板の陽極の幅を極力細くしたり、
あるいは陽極の材料として酸化インジウム錫(ITO)
等の透明導電材料を用いることが一般的に行われている
しかし、陽極の幅を細べすることは電気抵抗の点で問題
があるのに加え、パネルを大型化した場合には陽極の電
流密度が増大することになるため陽極の幅を細くするこ
とには限界があるという問題もある。つまり、−直線上
に配列されたN個のセルがすべて点灯した場合、各セル
の放電電流をiとすれば、最大NXiの電流が陽極の末
端部に集中し、中央部でもNx1X1/2程度の電流が
一流れることになるので、陽極はそれ・だけの大電流に
耐えるものでなければならず、したがって陽極の幅は太
くなり、セル内部の発光を遮るために効率が低下してし
まう。また、細い電極を形成するためには高い精度を要
求されるから、製造も困難であり、製造時の歩留りの低
下を招くことにもなる。
以上のように、陽極の幅を細くすることにより輝度を向
上させることには限界がある。
一方、陽極として透明電極を用いれば、上記の課題は解
決できるが、透明電極を形成するには、現状では透過率
、抵抗の点から薄膜技術を用いる必要があり、コストア
ップに直結するほか、パネルの大型化に対応できるだけ
の導電性が得られないという問題点がある。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、発光効
率がよく、しかも容易に製造可能なプラズマディスプレ
イパネルを提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明のプラズマディス
プレイパネルにおいては、背面板の前面側に設けられた
互いに平行な複数の直線状電極に直交して前面板の背面
側に互いに平行な複数の直線状電極を設け、前面板と背
面板とを所定間隔に保持するセル障壁を前面板の直線状
電極上に設けるとともに、前面板上の直線状電極に一部
重なりかつセル空間に位置する透明電極を設けたもので
ある。
そして、透明電極はスクリーン版を用いて厚膜印刷する
ことができる。
ここで上記透明電極は平行直線状に配置してもよいしセ
ル空間に突き出るように配置してもよい。
また、上記セル障壁は格子状に形成してもよいし、平行
直線状に形成してもよい。
さらに、コントラストを向上させるために直線状電極の
前面板側に黒色層を設けることもできる。
[作用〕 本発明のプラズマディスプレイパネルは、前面板に直線
状電極とこれに電気的に接続された透明電極を有するこ
とにより、各セルの放電電流が集中する径路は直線状電
極が分担し、各セルの放電部分は透明電極が分担する。
さらに、前面板上で直線状電極の位置する部分に黒色層
を設けることにより、良好なコントラストを得る。
[実施例] 以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
第1図は本発明に係わるプラズマディスプレイパネルの
電極パターンを示した図、第2図は第1図のA−A断面
図であり、第3図は本発明に係わるプラズマディスプレ
イパネルの別の電極パターンを示した図、第4図は第3
図のA−A断面図、第5図は第3図のB−B断面図であ
る。
本発明のプラズマディスプレイパネルの製造工程を中心
に説明する。
まず、ガラス等の透明部材からなる前面板1に陽極とな
る電極2を形成する。当該電極2は直線状電極2aと透
明電極2bとから成っているが、第1図$よび第3図に
示す実施例では、最初に各セルの放電部分にあたる透明
電極2bを形成する。
ここで第1図は透明電極2bを平行直線状に配置した場
合を示し、第3図は透明電極2bを直線状電極2からセ
ル空間に突き出るように配置した場合を示している。こ
の場合、本発明においてはスクリーン印刷により透明電
極ペーストをそれぞれ第1図、第3図に示すようなパタ
ーンで厚膜印刷して透明電極2bを形成する。一般に、
ITOの粉末をペースト化しこれを印刷ののち焼成して
も導電性の点で十分な性能が得られないとされているが
、本発明のプラズマディスプレイパネルにおいては、透
明電極部分には微小電流しか流れない上、電流の流れる
径路も短いため、スクリーン印刷による方法でも導電性
の点で問題となることはない。もちろん、従来から用い
られている薄膜技術により透明電極を形成することもで
きる。
透明電極ペーストを前面板1にスクリーン版を用いて印
刷し、乾燥後、透明電極2bに一部重なる状態で直線状
電極ペーストをスクリーン印刷する。直線状電極材料と
しては種々のものが考えられるが、例えばアルミニウム
、金、ニッケル等が用いられる。そして直線状電極ペー
ストを乾燥後、透明電極ペーストとともに焼成して前面
板1に電極2として固着させる。前面板1にフロートガ
ラスが用いられる場合には、550〜eoot程度で焼
成する。直線状電極ペーストと透明電極ペーストを同時
に焼成する代わりに別々に2度焼成してもよい。
なお、第9図に示すように直線状電極2aを印刷した後
で透明電極2bを印刷してもよい。
次に、透明電極2bを平行直線状に配置した第1図の場
合について説明すると、電極2を形成したのち、第6図
に示すように、電極2の直線状電極2aの上にセル障壁
を形成する。これは、−船釣にはペーストを複数回積み
重ねることで必要な高さを得ることができる。その後5
50〜600℃程度で焼成すれば、第7図の断面図に示
すように透明電極2b、直線状電極2aおよびセル障壁
3が固着された前面板1が形成される。
セル障壁のパターンとしては、上述の第6図に示すよう
に直線状電極の上に平行直線状に形成してもよいし、第
8図に示すように各セル空間を隔てるような格子状に形
成してもよい。なお、第8図のA−A断面図は第7図と
同様である。第3図の実施例のように透明電極2bを直
線状電極2aからセル空間に突き出るように複数配置し
た場合において、セル障壁3を格子状に形成するときは
、複数の透明電極2bの間に位置するようにする。
その他、セルの配置や駆動方法に対応した様々な形状の
セル障壁に対応できる。
さらに、直線状電極の外光反射によるコントラスト低下
を防止するため、第10図に示すように、電極2を前面
板に固着する前に、直線状電極の下にあらかじめ黒色層
を形成してもよい。この場合、黒色層を焼成したのち電
極を印刷してもよいし、電極と同時に焼成してもよい。
さて、以上は前面板1について述べたが、背面板につい
ては従来例と同様に形成され、背面板に形成された陰極
は、前面板1の直線状電極2aと直交するように配置さ
れる。しかし、ガス放電は陰極と直線状電極2aとの間
で生じるではなく、陰極と透明電極2bとの間で生じる
ようになされる。
以下、これまでに説明した本発明実施例の具体例を挙げ
る。
[具体例1] フロートガラス上に金ペーストを幅100μm1ピッチ
500μmの平行直線状にスクリーン印刷し、これを6
00℃で30分間焼成して固着した。
次に、ITOを含有するペーストを幅350μm1ピッ
チ500μmで前記金電極と50μmの幅で重なる位置
に印刷し、600℃で30分間焼成して固着した。
次に、アルミナ、ガラスフリット、黒色顔料を含有する
ペーストを用いて、幅150μm1ピッチ500μmの
平行直線状パターンで、前記金電極上にスクリーン印刷
により10回積層し、これを600℃で30分間焼成し
てセル障壁を形成した。得られたセル障壁の高さは15
0μmであった。
以上述べたようにして形成した前面板と前面板の電極と
直交する電極をもつ背面板とを組合せ、Ne−Ar混合
ガスを封入して試験したところ良好な発光を得た。
[具体例2] 黒色ペーストを用いてフロートガラス上に幅150μm
1ピッチ500μmの平行直線状パターンを印刷し、こ
れを600℃で30分間焼成して黒色層を形成した。
次に、金ペーストを幅100μm1ピッチ500μmの
平行直線状パターンで黒色層上にスクリーン印刷し、6
00℃で30分間焼成して固着した。
以下、ITO電極、セル障壁を[具体例1]と同様に形
成した。
このようにして形成した前面板と前面板の電極と直交す
る電極をもつ背面板とを組合せ、Ne−Ar混合ガスを
封入して試験したところ良好な発光を得た。また、パネ
ルのコントラストも優れていた。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明のプラズマディ
スプレイパネルによれば、各セルの放電電流が集中する
径路は直線状電極が分担し、各セルの放電部分は透明電
極が分担するため、放電による発光が効率よく視認でき
るので、発光効率が高くコントラストに優れたパネルを
提供でき、大型化した場合でも高い輝度が得られる。
さらに、透明電極を厚膜印刷により形成することが可能
なため、製造が容易でコストが低くなり、大型化にも充
分対応できる。
また、前面板の直線状電極の下に黒色層を設けることに
よりコントラストが向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わるプラズマディスプレイパネルの
電極パターンを示した図、第2図は第1図のA−A断面
図、第3図は本発明に係わるプラズマディスプレイパネ
ルの別の電極パターンを示した図、第4図は第3図のA
−A断面図、第5図は第3図のB−B断面図、第6図は
セル障壁を形成した後の前面板を背面側から見た図、第
7図は第6図のA−A断面図、第8図はセル障壁を格子
状に配置した後の前面板を背面側から見た図、第9図は
第1図及び3図に示す実施例とは順序を逆にして直線状
電極と透明電極を印刷する場合を示した図、第10図は
黒色層を設けた場合を示す断面図、第11図は従来のプ
ラズマディスプレイパネルの例を示す図である。 1・・・前面板     2・・・電極2a・・・直線
状電極  2b・・・透明電極3・・・セル障壁   
 4・・・黒色層代理人 弁理士  土 井 育 部 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)互いに平行にかつ対向して配設した前面板と背面
    板との間に複数のセル空間を有するプラズマディスプレ
    イパネルにおいて、背面板の前面側に設けられた互いに
    平行な複数の直線状電極に直交して前面板の背面側に互
    いに平行な複数の直線状電極を設け、前面板と背面板と
    を所定間隔に保持するセル障壁を前面板の直線状電極上
    に設けるとともに、前面板上の直線状電極に一部重なり
    かつセル空間に位置する透明電極を設けたことを特徴と
    するプラズマディスプレイパネル。 (2)透明電極を厚膜印刷により形成したことを特徴と
    する請求項1記載のプラズマディスプレイパネル。 (3)透明電極を平行直線状に配置したことを特徴とす
    る請求項1又は2記載のプラズマディスプレイパネル。 (4)透明電極を前面板上の直線状電極からセル空間に
    突き出るように配置したことを特徴とする請求項1又は
    2記載のプラズマディスプレイパネル。(5)平行直線
    状にセル障壁を形成したことを特徴とする請求項1、2
    、3又は4記載のプラズマディスプレイパネル。 (6)格子状にセル障壁を形成したことを特徴とする請
    求項1、2、3又は4記載のプラズマディスプレイパネ
    ル。 (7)直線状電極の前面板側に黒色層を設けたことを特
    徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載のプラズ
    マディスプレイパネル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990026652A (ko) * 1997-09-25 1999-04-15 구자홍 플라즈마 표시소자의 전극구조
KR19990077963A (ko) * 1998-03-23 1999-10-25 브릭크만 게오르그 향상된플라스마디스플레이패널
KR20000004376A (ko) * 1998-06-30 2000-01-25 김영환 플라즈마 디스플레이 패널의 전면기판 및 그의제조방법

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KR19990026652A (ko) * 1997-09-25 1999-04-15 구자홍 플라즈마 표시소자의 전극구조
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KR20000004376A (ko) * 1998-06-30 2000-01-25 김영환 플라즈마 디스플레이 패널의 전면기판 및 그의제조방법

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