JP2901208B2 - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

プラズマディスプレイ装置

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JP2901208B2
JP2901208B2 JP15426491A JP15426491A JP2901208B2 JP 2901208 B2 JP2901208 B2 JP 2901208B2 JP 15426491 A JP15426491 A JP 15426491A JP 15426491 A JP15426491 A JP 15426491A JP 2901208 B2 JP2901208 B2 JP 2901208B2
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一昭 平林
浩一 野村
邦夫 稲熊
有信 森本
伸也 藤原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の細長い陰極と多
数の細長い陽極とを交差配列し、その立体交差部にドッ
ト状の放電セルを設定して、各放電セル内に設けた蛍光
体膜を当該放電セル内で生じた紫外線で励起発光させる
プラズマディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のようなプラズマディスプレイ装置
は、特開平2−250236号公報等に開示されてい
る。その放電セルの一つは図5に示すような構成となっ
ており、ガラスからなる透視用前面板1の内面上に、透
明導電膜からなるストライプ状の陽極2および陽極2を
覆う蛍光体膜3が設けられている。また、透視用前面板
1とともにガラスバルブを形成する背面板4の内面上に
は、導電膜からなるプライミング電極5および該電極5
を覆う誘電体層6が設けられている。誘電体層6上に設
けられた多数のストライプ状の陰極7は陽極2と立体交
差しており、放電セル8を仕切る左右の絶縁隔壁9,1
0と透視用前面板1との間に光吸収用黒色膜11が設け
られている。
【0003】放電動作の開始に際しては、まず、すべて
の陽極2とプライミング電極5との間に、前者が正、後
者が負となる極性にトリガパルスが印加される。これに
よって、各放電セル8内の誘電体層6の露出表面に正の
壁電荷が生じるから、かかる状態下で多数の陰極7に負
の電位を順次に与えて順次走査を行なうと、各陰極7と
前記壁電荷との間で微少放電が起こる。この微少放電に
よって主放電の立ち上がりに必要な荷電粒子が放電セル
8内に生じるので、順次走査の過程において、ある陽極
2と陰極7との間に放電電圧を印加して主放電を行なわ
しめると、その立ち上がり特性は良好となる。そして、
この主放電によって生じた紫外線が蛍光体膜3を励起発
光させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の構成によ
ると、陽極2上に蛍光体膜3を付設するにあたり、陽極
2の一部分を陰極7側で露出させねばならず、したがっ
て、蛍光体膜3の占有面積に制約を受ける。また、蛍光
体膜の発光をその励起面とは反対の側から蛍光体膜を透
して眺める透視構成であり、しかも、外光が前面板で少
なからず反射することから、十分な輝度およびコントラ
ストを得難いという課題があった。また、パネルの大型
化および高密度化に伴い陰極7が長大かつ幅狭となるの
で、陰極7の全長にわたって十分な放電電流を供給し難
いという課題、さらには、陰極7に断線を生じやすいと
いう課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプラズマデ
ィスプレイ装置では、透視用前面板とともにガラスバル
ブを形成する背面板の内面上に、プライミング電極およ
び該電極を覆う誘電体層が設けられ、前記誘電体層上に
蛍光体膜が付設される。また、前記前面板の内面上に、
前記蛍光体膜に向き合う透明な多数のストライプ状陽
極、絶縁隔壁膜および多数の陰極が設けられるのであ
り、前記絶縁隔壁膜はマトリクス状に形成される。ただ
し、このマトリクス状絶縁隔壁膜は、一方向に走る多数
の第1平行線領域と、この平行線領域に交差して走る多
数の第2平行線領域とを有し、前記陰極は梯子状に形成
される。そして、この梯子状陰極の一対の長辺部分が、
隣合う2つの前記第2平行線領域上に、そして、多数の
短辺部分が多数の前記第1平行線領域上にそれぞれ設け
られる。
【0006】
【作用】このように構成されたプラズマディスプレイ装
置では、陽極が蛍光体膜によって覆われないので、良好
な主放電を得ることができ、しかも、蛍光体膜の占有面
積を格段に大きく設定でき、蛍光体膜の発光を励起面側
から眺める構成でもあるので、輝度を高めることができ
る。また、陰極が梯子状となされて絶縁隔壁部材上に設
けられるので、その実質的な断面積および表面積を比較
的大きくでき、低抵抗ならしめ得るのみならず、一か所
ないし複数か所で断線しても、それが致命的障害につな
がらないという利点がある。そのうえ、蛍光体膜上の発
光を梯子状陰極を介して眺める構成となるので、コント
ラストも良好となる。
【0007】
【実施例】つぎに本発明を図面に示した実施例とともに
説明する。
【0008】図1に示すように、透視用前面板1ととも
にガラスバルブを形成する背面板4は、プライミング電
極5および該電極5を覆う誘電体層6を内面上に有し、
前面板1の内面上に、透明な多数のストライプ状陽極1
2を有している。かかる構成は従来どおりであるが、多
数の線状絶縁隔壁13および多数の蛍光体膜14が、誘
電体層6上に設けられている。ただし、多数の線状絶縁
隔壁13は一方向に平行配列されており、その相互間に
ストライプ状の蛍光体膜14が敷設されている。そし
て、多数のストライプ状蛍光体膜14は図2に示すよう
に、多数のストライプ状陽極12と向き合っている。な
お、前記ガラスバルブ内には、キセノンを含む放電ガス
が封入されている。
【0009】陽極12と一部分が重なり合うように前面
板1の内面上に設けられた絶縁隔壁膜15は、線状絶縁
隔壁13に向き合って走る多数の第1平行線領域15a
と、この平行線領域15aに交差して走る多数の第2平
行線領域15bとを有するマトリクス状に形成されてい
る。そして、この絶縁隔壁膜15の内面上に多数の陰極
16が設けられている。ただし、各陰極16は梯子状に
形成されていて、図3および図4にも示すように、その
一対の長辺部分16a,16bが、隣合う2つの第2平
行線領域15b上に、そして、多数の短辺部分16cが
多数の第1平行線領域15a上にそれぞれ位置してい
る。
【0010】絶縁隔壁膜15の第2平行線領域15b
は、凸字状の断面形状を有しており、突出したセンター
部分が符号15cで示されている。そして、一つの梯子
状陰極16の一方の長辺部分16aと、これに隣接する
梯子状陰極16の他方の長辺部分16bとが、センター
部分15cを挟んで並び、これによって陰極が相互に絶
縁隔離されている。絶縁隔壁膜15は、ペースト状の誘
電体材料をスクリーン印刷することによって得られ、セ
ンター部分15cは該部への印刷回数を他部分に対する
印刷回数よりも増すことによって得られるが、センター
部分15cは後述するように、梯子状陰極16を形成し
たのちに誘電体物質を充填する要領で形成するのが好ま
しい。
【0011】絶縁隔壁膜15は、PbOを主材料とする
フリットガラス質のものからなり、多数の第1平行線領
域15aおよび多数の第2平行線領域15bの各配列ピ
ッチは0.2mm〜2.0mmに、各幅は40μm〜150
μmに、各厚み(センター部分を除く)は100μm〜
300μmとなすことができる。この場合、前記スクリ
ーン印刷におけるスクリーンとして、400メッシュ、
インク溝幅50μmのものを用いることができる。ペー
スト状誘電体材料としてはコントラストをより一層高め
るために、酸化コバルト等からなる黒色物質を添加した
ものを用いるのがよい。また、梯子状陰極16も前述の
ようなスクリーン印刷を3〜5回繰り返すことによって
積層形成する。陰極16の主たる素材としては、たとえ
ばNiの微細粒子(平均粒径約2μm)が用いられる。
センター部分15cを除く絶縁隔壁膜15の厚さは陰極
16の厚さの50%以下であることが好ましく、前者が
50μmの場合、後者は60μm〜80μmに選ぶこと
ができる。
【0012】梯子状陰極16の形成後に、絶縁隔壁膜1
5のセンター部分15cを形成する。センター部分15
cは相隣接する梯子状陰極16の相互間に絶縁物を詰め
込むことによって得られ、得られたセンター部分15c
は、先に形成した部分とともに同質一体の絶縁隔壁膜と
なり、凸字状の断面形状領域を備えたものとなる。な
お、スクリーン印刷が一回終わる都度、約200℃での
乾燥を行ない、絶縁隔壁膜15および陰極16の積層体
が完成した時点において、約550℃での焼成処理を施
す。センター部分15cは最初の膜形成時に完全な空白
部分としておくことができる。この場合、陰極形成後の
スクリーン印刷で前記空白部分を埋め尽くし、その上に
印刷を重ねていくことになる。
【0013】本発明の他の実施例によると、線状絶縁隔
壁13が断続的に形成される。また、線状絶縁隔壁13
を背面板側に形成せずに、梯子状陰極16の長辺部分1
6cの下面に断続的に形成してもよい。この場合、排気
能率を高め得るのみならず、荷電粒子の拡散効果を高め
ることができる。また、蛍光体膜14を一様に付設する
ことも可能となる。
【0014】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されるので、
良好な主放電を得ることができるのみならず輝度および
コントラストを高め得、しかも、陰極が梯子状となるの
で電流密度を高め得るほか、陰極にたとえ断線を生じて
も、これが致命的障害につながらないという利点があ
る。また、使用する蛍光体を複数種とすることにより、
モノクロームのみならず多色カラーで発光表示させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したプラズマディスプレイ装置の
要部の分解斜視図
【図2】同装置の側断面図
【図3】同装置のいま一つの側断面図
【図4】同装置の絶縁隔壁膜と梯子状陰極との関係を示
す分解斜視図
【図5】従来のプラズマディスプレイ装置の側断面図
【符号の説明】
1 前面板 4 背面板 5 プライミング電極 6 誘電体層 12 ストライプ状陽極 13 線状絶縁隔壁 14 蛍光体膜 15 絶縁隔壁膜 15a 第1平行線領域 15b 第2平行線領域 15c センター部分 16 梯子状陰極 16a,16b 長辺部分 16c 短辺部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 有信 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 子工業株式会社内 (72)発明者 藤原 伸也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−319231(JP,A) 特開 平3−233832(JP,A) 特開 平4−129131(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 17/49 H01J 17/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透視用前面板とともにガラスバルブを形成
    する背面板の内面上に、プライミング電極および該電極
    を覆う誘電体層を設け、前記誘電体層上に蛍光体膜を設
    ける一方、前記前面板の内面上には、前記蛍光体膜に向
    き合う透明な多数のストライプ状陽極、絶縁隔壁膜およ
    び多数の陰極を設けてなり、前記絶縁隔壁膜は一方向に
    走る多数の第1平行線領域と、この平行線領域に交差し
    て走る多数の第2平行線領域とを有するマトリクス状に
    形成され、前記陰極は梯子状にして、その一対の長辺部
    分が隣合う2つの前記第2平行線領域上に、そして、多
    数の短辺部分が多数の前記第1平行線領域上にそれぞれ
    位置してなることを特徴とするプラズマディスプレイ装
    置。
  2. 【請求項2】透視用前面板とともにガラスバルブを形成
    する背面板の内面上に、プライミング電極および該電極
    を覆う誘電体層を設け、前記誘電体層上に一方向に配列
    された多数の線状絶縁隔壁の相互間に蛍光体膜を設ける
    一方、前記前面板の内面上には、前記蛍光体膜に向き合
    う透明な多数のストライプ状陽極、絶縁隔壁膜および多
    数の陰極を設けてなり、前記絶縁隔壁膜は前記線状絶縁
    隔壁に向き合って走る多数の第1平行線領域と、この平
    行線領域に交差して走る多数の第2平行線領域とを有す
    るマトリクス状に形成され、前記陰極は梯子状にして、
    その一対の長辺部分が隣合う2つの前記第2平行線領域
    上に、そして、多数の短辺部分が多数の前記第1平行線
    領域上にそれぞれ位置してなることを特徴とするプラズ
    マディスプレイ装置。
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JP4179138B2 (ja) * 2003-02-20 2008-11-12 松下電器産業株式会社 プラズマディスプレイパネル
KR100744325B1 (ko) 2003-06-05 2007-07-30 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 플라즈마 디스플레이 패널
KR100667941B1 (ko) * 2004-12-10 2007-01-11 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널

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