JP3051127B2 - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

プラズマディスプレイパネル

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JP3051127B2
JP3051127B2 JP1104635A JP10463589A JP3051127B2 JP 3051127 B2 JP3051127 B2 JP 3051127B2 JP 1104635 A JP1104635 A JP 1104635A JP 10463589 A JP10463589 A JP 10463589A JP 3051127 B2 JP3051127 B2 JP 3051127B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、プラズマディスプレイパネルに係わり、特
にDC型のプラズマディスプレイパネルに関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、DC型プラズマディスプレイパネルとしては第11
図に示す構造のものが知られている。
第11図において、ガラスからなる平板状の前面板11と
背面板12とは互いに平行にかつ対向して配設されてお
り、前面板11の背面側にはセル障壁13が所定の間隔で固
着されてセル14を形成している。そして前面板11と背面
板12との間隙はセル障壁13により所定の間隔に保持され
ている。また、前面板11の背面側には互いに平行な複数
の陽極15が形成されるとともに、背面板12の前面側には
互いに平行な複数の陰極16がこの陽極15と直交して形成
されている。なお、セル14の中に所定の放電ガスが封入
されていることは言うまでもない。
上記従来のDC型プラズマディスプレイパネルにおいて
は、陽極15と陰極16の間に所定の電圧を印加して電場を
形成することにより、前面板11、背面板12およびセル障
壁13とで形成される各セル14の内部でガス放電がおこ
り、この放電により生じる光が前面板11を透過し、これ
を観察者が視認するようになっている。
[発明が解決しようとする課題] 従来、プラズマディスプレイパネルにおいては輝度の
向上が大きな課題の一つとなっており、そのために上述
のようなプラズマディスプレイパネルでは、発光を視認
するのに妨げとなる前面板の陽極の幅を極力細くした
り、あるいは陽極の材料として酸化インジウム錫(IT
O)等の透明導電材料を用いることが一般的に行われて
いる。
しかし、陽極の幅を細くすることは電気抵抗の点で問
題があるのに加え、パネルを大型化した場合には陽極の
電流密度が増大することになるため陽極の幅を細くする
ことには限界があるという問題もある。つまり、一直線
上に配列されたN個のセルがすべて点灯した場合、各セ
ルの放電電流をiとすれば、最大N×iの電流が陽極の
末端部に集中し、中央部でもN×i×1/2程度の電流が
流れることになるので、陽極はそれだけの大電流に耐え
るものでなければならず、したがって陽極の幅は太くな
り、セル内部の発光を遮るために効率が低下してしま
う。また、細い電極を形成するためには高い精度を要求
されるから、製造も困難であり、製造時の歩留りの低下
を招くことにもなる。
以上のように、陽極の幅を細くすることにより輝度を
向上させることには限界がある。
一方、陽極として透明電極を用いれば、上記の課題は
解決できるが、透明電極を形成するには、現状では透過
率、抵抗の点から薄膜技術を用いる必要があり、コスト
アップに直結するほか、パネルの大型化に対応できるだ
けの導電性が得られないという問題点がある。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、発光
効率がよく、しかも容易に製造可能なプラズマディスプ
レイパネルを提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明のプラズマディ
スプレイパネルにおいては、背面板の前面側に設けられ
た互いに平行な複数の第1の直線状電極に直交して前面
板の背面側に互いに平行な複数の第2の直線状電極を設
け、この第2の直線状電極と電気的に接続された透明電
極を厚膜印刷により設け、当該透明電極が第2の直線状
電極に少なくとも一部重なりかつセル空間に位置するよ
うにしたものである。
ここで、上記透明電極は平行直線状に配置してもよい
し、前面板上の第2の直線状電極から当該電極の方向に
複数配列した小さな矩形状のものとして配置してもよ
い。
そして、前面板の第2の直線状電極の上にセル障壁を
設けるようにするが、このセル障壁は平行直線状に形成
してもよいし格子状に形成してもよい。
また、コントラストを向上させるために、前面板上の
第2の直線状電極の下に黒色層を設けることもできる。
[作用] 本発明のプラズマディスプレイパネルは、前面板に直
線状電極とこれに電気的に接続された透明電極を有する
ことにより、各セルの放電電流が集中する径路と各セル
の放電部分を直線状電極と透明電極とで分担する。
さらに、前面板上で直線状電極の位置する部分に黒色
層を設けることにより良好なコントラストを得る。
[実施例] 以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
第1図は本発明に係わるプラズマディスプレイパネル
の電極パターンを示した図、第2図は第1図のA−A断
面図であり、第3図は本発明に係わるプラズマディスプ
レイパネルの別の電極パターンを示した図、第4図は第
3図のA−A断面図、第5図は第3図のB−B断面図で
ある。
本発明のプラズマディスプレイパネルの製造工程を中
心に説明する。
まず、ガラス等の透明部材からなる前面板1に陽極と
なる電極2を形成する。当該電極2は直線状電極2aと透
明電極26とから成っているが、第1図および第3図に示
す実施例では、最初に各セルの放電部分にあたる透明電
極2bを形成する。ここで第1図は透明電極2bを平行直線
状に配置した場合を示し、第3図は透明電極2bを直線状
電極2から当該電極の方向に複数配列した小さな矩形状
のものとして配置した場合を示している。この場合、本
発明においてはスクリーン印刷により透明電極ペースト
をそれぞれ第1図、第3図に示すようなパターンで厚膜
印刷して透明電極2bを形成する。一般に、ITOの粉末を
ペースト化しこれを印刷ののち焼成しても導電性の点で
十分な性能が得られないとされているが、本発明のプラ
ズマディスプレイパネルにおいては、透明電極部分には
微小電流しか流れない上、電流の流れる径路も短いた
め、スクリーン印刷による方法でも導電性の点で問題と
なることはない。
透明電極ペーストを前面板1にスクリーン版を用いて
印刷し、乾燥後、透明電極2bに一部重なる状態で直線状
電極ペーストをスクリーン印刷する。直線状電極材料と
しては種々のものが考えられるが、例えばアルミニウ
ム、金、ニッケル等が用いられる。そして直線状電極ペ
ーストを乾燥後、透明電極ペーストとともに焼成して前
面板1に電極2として固着させる。前面板1にフロート
ガラスが用いられる場合には、550〜600℃程度で焼成す
る。直線状電極ペーストと透明電極ペーストを同時に焼
成する代わりに別々に2度焼成してもよい。
なお、第9図に示すように直線状電極2aを印刷した後
で透明電極2bを印刷してもよい。
次に、透明電極2bを平行直線状に配置した第1図の場
合について説明すると、電極2を形成したのち、第6図
に示すように、電極2の直線状電極2aの上にセル障壁を
形成する。これは、一般的にはペーストを複数回積み重
ねることで必要な高さを得ることができる。その後550
〜600℃程度で焼成すれば、第7図の断面図に示すよう
に透明電極2b、直線状電極2aおよびセル障壁3が固着さ
れた前面板1が形成される。
セル障壁のパターンとしては、上述の第6図に示すよ
うに直線状電極の上に平行直線状に形成してもよいし、
第8図に示すように各セル空間を隔てるような格子状に
形成してもよい。なお、第8図のA−A断面図は第7図
と同様である。第3図の実施例のように透明電極2bを直
線状電極2aからセル空間に突き出るように複数配置した
場合において、セル障壁3を格子状に形成するときは、
複数の透明電極2bの間に位置するようにする。その他、
セルの配置や駆動方法に対応した様々な形状のセル障壁
に対応できる。
さらに、直線状電極の外光反射によるコントラスト低
下を防止するため、第10図に示すように、電極2を前面
板に固着する前に、直線状電極の下にあらかじめ黒色層
を形成してもよい。この場合、黒色層を焼成したのち電
極を印刷してもよいし、電極と同時に焼成してもよい。
さて、以上は前面板1について述べたが、背面板につ
いては従来例と同様に形成され、背面板に形成された陰
極は、前面板1の直線状電極2aと直交するように配置さ
れる。しかし、ガス放電は陰極と直線状電極2aとの間で
生じるのではなく、陰極と透明電極2bとの間で生じるよ
うになされる。
以下、これまでに説明した本発明実施例の具体例を挙
げる。
[具体例1] フロートガラス上に金ペーストを幅100μm、ピッチ5
00μmの平行直線状にスクリーン印刷し、これを600℃
で30分間焼成して固着した。
次に、ITOを含有するペーストを幅350μm、ピッチ50
0μmで前記金電極と50μmの幅で重なる位置に印刷
し、600℃で30分間焼成して固着した。
次に、アルミナ、ガラスフリット、黒色顔料を含有す
るペーストを用いて、幅150μm、ピッチ500μmの平行
直線状パターンで、前記金電極上にスクリーン印刷によ
り10回積層し、これを600℃で30分間焼成してセル障壁
を形成した。得られたセル障壁の高さは150μmであっ
た。
以上述べたようにして形成した前面板と前面板の電極
と直交する電極をもつ背面板とを組合せ、Ne−Ar混合ガ
スを封入して試験したところ良好な発光を得た。
[具体例2] 黒色ペーストを用いてフロートガラス上に幅150μ
m、ピッチ500μmの平行直線状パターンを印刷し、こ
れを600℃で30分間焼成して黒色層を形成した。
次に、金ペーストを幅100μm、ピッチ500μmの平行
直線状パターンで黒色層上にスクリーン印刷し、600℃
で30分間焼成して固着した。
以下、ITO電極、セル障壁を[具体例1]と同様に形
成した。
このようにして形成した前面板と前面板の電極と直交
する電極をもつ背面板とを組合せ、Ne−Ar混合ガスを封
入して試験したところ良好な発光を得た。また、パネル
のコントラストも優れていた。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明のプラズマデ
ィスプレイパネルによれば、各セルの放電電流が集中す
る径路と各セルの放電部分を直線状電極と透明電極とで
分担するため、放電による発光が効率よく視認できるの
で、発光効率が高くコントラストに優れたパネルを提供
でき、大型化した場合でも導電性が良好で高い輝度が得
られる。しかも、透明電極を厚膜印刷により形成するよ
うにしたにもかかわらず、導電性の点で問題となること
がなく、大型化にも十分対応できる上に、厚膜印刷を採
用したことで製造が容易になりコストが低くなる。
また、前面板の直線状電極の下に黒色層を設けること
によりコントラストが向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わるプラズマディスプレイパネル
の電極パターンを示した図、第2図は第1図のA−A断
面図、第3図は本発明に係わるプラズマディスプレイパ
ネルの別の電極パターンを示した図、第4図は第3図の
A−A断面図、第5図は第3図のB−B断面図、第6図
はセル障壁を形成した後の前面板を背面側から見た図、
第7図は第6図のA−A断面図、第8図はセル障壁を格
子状に配置した後の前面板を背面側から見た図、第9図
は第1図及び3図に示す実施例とは順序を逆にして直線
状電極と透明電極を印刷する場合を示した図、第10図は
黒色層を設けた場合を示す断面図、第11図は従来のプラ
ズマディスプレイパネルの例を示す図である。 1……前面板、2……電極、2a……直線状電極、2b……
透明電極、3……セル障壁、4……黒色層

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに平行にかつ対向して配設した前面板
    と背面板との間に複数のセル空間を有するプラズマディ
    スプレイパネルにおいて、背面板の前面側に設けられた
    互いに平行な複数の第1の直線状電極に直交して前面板
    の背面側に互いに平行な複数の第2の直線状電極を設
    け、この第2の直線状電極と電気的に接続された透明電
    極を厚膜印刷により設け、当該透明電極が第2の直線状
    電極に少なくとも一部重なりかつセル空間に位置するよ
    うにしたことを特徴とするプラズマディスプレイパネ
    ル。
  2. 【請求項2】透明電極を平行直線状に配置したことを特
    徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネ
    ル。
  3. 【請求項3】透明電極を前面板上の第2の直線状電極か
    ら当該電極の方向に複数配列した小さな矩形状のものと
    して配置したことを特徴とする請求項1に記載のプラズ
    マディスプレイパネル。
  4. 【請求項4】前面板上の第2の直線状電極の上にセル障
    壁を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載のプラズマディスプレイパネル。
  5. 【請求項5】セル障壁を平行直線状に形成したことを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプラズマディ
    スプレイパネル。
  6. 【請求項6】セル障壁を格子状に形成したことを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載のプラズマディスプ
    レイパネル。
  7. 【請求項7】前面板上の第2の直線状電極の下に黒色層
    を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載のプラズマディスプレイパネル。」
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KR19990026652A (ko) * 1997-09-25 1999-04-15 구자홍 플라즈마 표시소자의 전극구조
EP0945889A1 (en) * 1998-03-23 1999-09-29 THOMSON multimedia Plasma display panels
KR20000004376A (ko) * 1998-06-30 2000-01-25 김영환 플라즈마 디스플레이 패널의 전면기판 및 그의제조방법

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