JPH02270797A - ワイヤーホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）産業上の利用分野 本発明は、鋼材等長尺物を吊り上げる際に使用するワイ
ヤーホルダーに関する。

（２）従来の技術 従来、建築現場等で使用する鋼材その他長尺物の吊り上
げには簡易な玉掛ワイヤ等が知られている。

（３）発明が解決しようとする問題点 しかし、上記従来の玉掛ワイヤによれば被吊り下げ部材
との結着部が徐々に移動したり結着部間が狭小のためバ
ランスを失い落下する危険性があり且つ吊り下げ部がも
つれる等の問題点があった。

本発明は上記の問題点を解消し、安全な吊り下げ角度を
保持させると共に、ワイヤのもつれ等をなくし、簡易に
して廉価なワイヤーホルダーを提供しクレーンのフック
による災害を未然に防止することを目的とする。

（４）問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するため、本発明はリングをその中間
部において連結杆により連結し、該連結杆に、上端部に
吊下げ部を有するロープを結着し、該吊下げ部の吊下げ
支点と前記リングの両端部とにより形成される角度を所
定の角度となしたことを特徴とする。

（５）作用 ワイヤーにより長尺物を玉掛けする場合、ワイヤーの端
部を、ホルダーの両端部のリングの空隙内に挿通した後
に長尺物の両端部に結着し、玉掛はワイヤーとホルダー
のロープの吊下げ部を吊り上げ機のフックに掛けて引き
揚げる。

このとき玉掛はワイヤーがホルダーの両端部の内側に接
する状態となれば該ワイヤーの吊り角度が所定の角度と
なり安全な吊り上げ規準角度を満足することになる。

（６）実施例 以下本発明の１実施例を第１図乃至第３図により説明す
る。

（１）はワイヤーホルダーを示し、該ホルダー（１）は
金属製或いは高強度の合成樹脂製の棒又はパイプからな
る長円形のリング（２）と、該リング（２）の中間部即
ち平行な長辺部（２ａ）（２ａ）の端部近傍間を連結し
た連結杆（２ｂ）　　（２ｂ）とからなり、これら連結
杆（２ｂ）　　（２ｂ）の中央部には半円形のつり金具
（２Ｃ）　　（２ｃ）が心許内方に傾斜して互に対向し
て突設されている。（３）はワイヤーロープを示し、該
ワイヤーロープ（３）は両端部が前記つり金具（２ｃ）
　　（２Ｃ）に結着され、その中央の上端部を環状の吊
下げ部（３ａ）に形成して前記ワイヤーホルダー（１）
を吊り下げたとき、吊下げ支点（Ａ）と該ワイヤーホル
ダー（１）のリング（２）の両端部（Ｂ）（Ｃ）により
形成される乙ＢＡＣが約６０度になるように形成されて
いる。

尚、前記ワイヤーロープ（３）と前記つり金具（２ｃ）
　　（２ｃ）との結着部り、Ｅと、前記吊下げ支点（Ａ
）とにより形成される乙ＤＡＥが約３０度になるように
形成されている。

次に上記構成からなるワイヤーホルダーの使用方法を説
明する。

例えば丸鋼、形鋼等の長尺鋼材を吊り上げる場合、該鋼
材を吊り上げるワイヤー（４）を前記リング（２）の両
端湾曲部と連結杆（２ｂ）（２ｂ）とにより形成された
空間（Ｆ）（Ｇ）に挿通し、ワイヤーの両端部を被吊り
上げ部材（例えば丸鋼、形鋼等）の両端から同距離の点
（Ｘ）、（Ｙ）に玉掛は結着する。そして該ワイヤー（
４）及びワイヤーホルダー（１）の吊下げ部（３ａ）を
吊り上げ機（図示せず）のフックに懸けた後、該フック
を徐々に上昇させ前記ワイヤー（４）が拡張したとき該
ワイヤー（４）の両辺が前記ワイヤーホルダー（１）の
両端部（Ｂ）、（Ｃ）に当接し三角形を画くように吊り
」＝げ部材の結着点（Ｘ）、（Ｙ）を内方又は外方に移
動して該ワイヤー（４）を吊り」−げ部材に固く結着す
る。

かくて被吊り上げ部材は安全な吊り上げ規準角度である
約６０度が確保できると共に、上端部のフック部分はワ
イヤーホルダーの両端部空間（Ｆ）（Ｇ）内に挿通され
ているので、もつれることもなく安全に被吊り」−げ部
材を移動することができる。

又、吊−ヒげ部材に何かが当ってこれに伴い該吊−にげ
部材へのワイヤー（４）の結着個所が内方に移動しても
該ワイヤー（４）の両辺が連結杆（２ｂ）　　（２ｂ）
に当って前記結着個所が更に内方に移動することがなく
、ワイヤー（４）の吊下げ支点（Ａ）に対する拡張角が
約３０度に確保されて吊上げ部材が落下することなく安
全である。

尚、前記実施例では長円形状のリングの場合を示したが
、該リングが円形状或いは長方形状等本発明の趣旨を逸
脱しない範囲において変更修正等を実施し得ることは言
うまでもない。

又、連結杆の本数についても１本或いは３木以」−等必
要に応じて増減することは任意である。

（７）発明の効果 上記のように、本発明はリングの中間部に連結杆を連結
し、該連結杆にロープを結着すると共に、該ロープの吊
下げ部で前記リングを吊り上げたとき、吊り上げ支点と
該リングの長辺端部とにより形成される角度を所定角度
としたので、長尺の部材を玉掛けして吊り上げるとき規
準角度を容易に設定することができ、且つ吊り上げワイ
ヤーがもつれることもなく簡易にして廉価に得られ、ク
レーンによる吊上げ時の災害を未然に防止できる効果を
有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を示すワイヤーホルダーの平
面図、第２図は第１図の正面図、第３図は使用状態を示
す部分断面正面図である。 （１）・・・ワイヤーホルダー （２）・・・リング （２ｂ）　　（２ｂ）・・・連結杆 （３）・・・ロープ （３ａ）・・・吊下げ部 （Ａ）・・・吊下げ支点 特許出願人　　　三井建設株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. リングをその中間部において連結杆により連結し、該連
   結杆に、上端部に吊下げ部を有するロープを結着し、該
   吊下げ部の吊下げ支点と前記リングの両端部とにより形
   成される角度を所定の角度となしたことを特徴とするワ
   イヤーホルダー。